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発明の名称 自動四面式木工用プレーナ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−264103
公開日 平成10年(1998)10月6日
出願番号 特願平9−72182
出願日 平成9年(1997)3月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
発明者 丸山 吉郎 / 片川 利彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】加工台上を送られるワークに対し上下左右の周囲四面をそれぞれ切削加工するカッタを備える自動四面式木工用プレーナであって、前記加工台上において、前記ワークの下面を切削加工する下面切削用カッタの位置に対応して前記ワークの上面を押圧する上面押圧部材を備えたこと、を特徴とする自動四面式木工用プレーナ。
【請求項2】前記加工台上において、前記ワークの左右側面のうちの一側面を位置決めして案内するための案内部材を備えたこと、を特徴とする請求項1記載の自動四面式木工用プレーナ。
【請求項3】前記加工台上において、上下方向の位置が調整可能で前記ワークの上面を切削加工する上面切削用カッタを、前記下面切削用カッタの位置よりも前記ワーク送り方向に離間させて配置したこと、を特徴とする請求項1または2記載の自動四面式木工用プレーナ。
【請求項4】前記加工台上において、前記ワークの前記案内部材側の一側面を切削加工する位置固定式側面切削用カッタと、この位置固定式側面切削用カッタの位置に対応して対をなし左右方向の位置が調整可能で前記ワークの他側面を切削加工する位置調整式側面切削用カッタとを、前記案内部材及び前記上面切削用カッタの位置よりも前記ワーク送り方向に離間させて配置したこと、を特徴とする請求項3記載の自動四面式木工用プレーナ。
【請求項5】前記対をなす前記位置固定式側面切削用カッタ及び前記位置調整式側面切削用カッタの間で前記ワークの上面を押圧する第2上面押圧部材を備えたこと、を特徴とする請求項4記載の自動四面式木工用プレーナ。
【請求項6】前記加工台上において、前記案内部材により前記一側面を位置決めして案内される前記ワークの上面を前記上面押圧部材により押圧した状態で前記ワークの下面を前記下面切削用カッタにより切削加工する第1加工位置と、この第1加工位置で下面を切削加工された前記ワークの上面を前記上面切削用カッタにより切削加工する第2加工位置と、この第2加工位置で切削加工された前記上面を前記第2上面押圧部材により押圧した状態で前記ワークの左右両側面を前記対をなす前記位置固定式側面切削用カッタ及び前記位置調整式側面切削用カッタによりそれぞれ切削加工する第3加工位置と、を有することを特徴とする請求項5記載の自動四面式木工用プレーナ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材や角材等の被加工体であるワークの周囲四面を切削する自動四面式木工用プレーナに関するものである。
【0002】
【背景の技術】木工機械の代表的なものとして、例えば、表面を切削するかんな盤である木工用プレーナがあり、板材を加工するものとして、その板材の周囲四面を切削する自動四面式木工用プレーナがある。そして、従来は、板材の左右両側面を同時切削してから続いて上下両面を同時切削するようにしていた。また、ワーク送り方向と直交方向に配置したスライドレールに摺動自在に装着した縦軸カッタコラムを有する自動四面式木工用プレーナにおいて、縦軸カッタコラムに対して、ワーク送り方向に直交するワーク幅中心に向かうストロークの調整機構を付属してスライドレール側に配置した複動型シリンダのスピンドルを連結した構造の位置決め装置を備えたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、住宅の工業化に伴って、住宅の床や壁や屋根を予めパネルとして工場で製造し、このようなパネルを、建築現場において組み立てて行くことにより、住宅の施工を行うようにしたパネル工法が近年盛んとなっている。そして、工業化をさらに進めるために、複数のパネルを、予めある程度工場で組み立てておく(これをサブアッシーまたはサブアッセンブリーと呼ぶ)。このような複数のパネルのサブアッシー品を建築現場で組み立てて行って、現場での工期を一層短縮するようにした技術もさらに盛んになってきている。なお、木質パネルの場合、角材を用いて上下左右の方形枠をなす芯材及び内方に設ける縦横の芯材を組み付けて骨組を作り、壁パネルなら骨組の両面、床パネル及び屋根パネルなら骨組の片面に、合板等による板材を接合して面材としている。
【0004】このような木質パネルの芯材に用いる角材を四面切削する場合、前述した従来の自動四面式木工用プレーナのように、角材の左右両側面を同時切削してから続いて上下両面を同時切削するものでは、以下のような問題がある。即ち、角材の四面切削加工の際に基準となる面が必ずしも明確でないことから、木質パネルの芯材として用いる角材の直線精度が出難いものとなっていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、角材の直線精度を高めた四面切削加工を可能とする等、板材を含むワークの四面切削の加工精度を高められる自動四面式木工用プレーナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、加工台1の上を送られるワーク3に対し上下左右の周囲四面をそれぞれ切削加工するカッタ4,8,(18,19)を備える自動四面式木工用プレーナであって、前記加工台1の上において、前記ワーク3の下面を切削加工する下面切削用カッタ4の位置に対応して前記ワーク3の上面を押圧する、例えば、前後一対のローラ等による上面押圧部材6を備えた構成、を特徴としている。
【0007】ここで、加工台としては、ワークが送られる上面を有して、そのワークの上下左右の周囲四面をそれぞれ切削加工するカッタを備えるものであれば良く、形状等は問わない。また、ワークとしては、例えば、木質パネルの芯材に用いる角材が挙げられるが、他の板材であっても良い。そして、下面切削用カッタとしては、軸線が水平で円周方向に沿って切削歯を有するディスクタイプのものが挙げられるが、軸線方向に幅広のものでも良い。さらに、上面押圧部材としては、例えば、前後一対のローラが代表的であるが、他にパッド等、ワークの上面を押圧した状態でワークの送りが行えるものであれば何でも良い。
【0008】以上のように、請求項1記載の発明によれば、ワーク3が送られてくる加工台1の上において、下面切削用カッタ4の位置に対応して上面押圧部材6を備えた自動四面式木工用プレーナなので、加工台1の上にワーク3を上面押圧部材6により押圧した状態にして、ワーク3の下面を下面切削用カッタ4により切削できることから、その切削したワーク3の下面を四面切削加工の際の基準面にできる。
【0009】そして、請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動四面式木工用プレーナであって、例えば、図1に示すように、前記加工台1の上において、前記ワーク3の左右側面のうちの一側面を位置決めして案内するための案内部材2、例えば、サイドガイドプレートを備えた構成、を特徴としている。例えば、案内部材としては、サイドガイドプレートが挙げられるが、ブロック状のものでも良い。
【0010】このように、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の加工台1の上において、ワーク3の一側面を位置決めして案内する案内部材2を備えた自動四面式木工用プレーナなので、請求項1記載の発明による上面押圧部材6により加工台1の上に押圧した状態で下面切削用カッタ4によりワーク3の下面を切削する際において、案内部材2によりワーク3の一側面を位置決めできる。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の自動四面式木工用プレーナであって、例えば、図1に示すように、前記加工台1の上において、上下方向の位置が調整可能で前記ワーク3の上面を切削加工する上面切削用カッタ8を、前記下面切削用カッタ4の位置よりも前記ワーク3の送り方向に離間させて配置した構成、を特徴としている。例えば、上面切削用カッタとしては、軸線が水平で円周方向に沿って切削歯を有するディスクタイプのものが挙げられるが、軸線方向に幅広のものでも良い。さらに、そのようなカッタの上下方向の位置を調整可能とする手段としては、例えば、軸線が垂直でエアシリンダユニットと段付き形状の寸法調整用ブロックによる組み合わせが挙げられるが、ワークの加工寸法に合わせて上下方向の位置が調整可能なものであればどのような構成のものでも良い。
【0012】このように、請求項3記載の発明によれば、加工台1上において、上下方向位置調整可能な上面切削用カッタ8を、請求項1記載の下面切削用カッタ4の位置よりも前記ワーク3の送り方向に離間させて配置した自動四面式木工用プレーナなので、請求項1記載の発明による上面押圧部材6により加工台1の上に押圧した状態で下面切削用カッタ4によりワーク3の下面を切削した後において、さらには、請求項2記載の発明による案内部材2によりワーク3の一側面を位置決めした状態にして、既に切削した下面を基準面としてワーク3の上面を上面切削用カッタ8により切削できる。しかも、上面切削用カッタ8がその上下方向位置調整可能であることから、請求項1記載の発明のように、ワーク3の下面を基準面とした状態で、上面切削用カッタ8によりワーク3の上面を寸法精度良く切削できる。
【0013】そして、請求項4記載の発明は、請求項3記載の自動四面式木工用プレーナであって、例えば、図1及び図2に示すように、前記加工台1の上において、前記ワーク3の前記案内部材2の側の一側面を切削加工する位置固定式側面切削用カッタ18と、この位置固定式側面切削用カッタ18の位置に対応して対をなし左右方向の位置が調整可能で前記ワーク3の他側面を切削加工する位置調整式側面切削用カッタ19とを、前記案内部材2及び前記上面切削用カッタ8の位置よりも前記ワーク3の送り方向に離間させて配置した構成、を特徴としている。例えば、位置固定式及び位置調整式の各側面切削用カッタとしては、何れも軸線が垂直で円周方向に沿って切削歯を有するディスクタイプのものが挙げられるが、軸線方向に幅広のものでも良い。さらに、そのようなカッタの左右方向の位置を調整可能とする手段としては、例えば、軸線が水平なエアシリンダユニットと段付き形状の寸法調整用ブロックによる組み合わせが挙げられるが、ワークの加工寸法に合わせて左右方向の位置が調整可能なものであればどのような構成のものでも良い。
【0014】このように、請求項4記載の発明によれば、加工台1の上において、位置固定式側面切削用カッタ18と、この位置固定式側面切削用カッタ18の位置に対応して対をなし左右方向位置調整可能な位置調整式側面切削用カッタ19とを、請求項2記載の案内部材2及び請求項3記載の上面切削用カッタ8の位置よりもワーク3の送り方向に離間させて配置した自動四面式木工用プレーナなので、請求項1記載の発明のように、ワーク3の下面を基準面とした状態で、請求項2記載の発明による案内部材2により位置決めした状態のワーク3の一側面を位置固定式側面切削用カッタ18により切削できると同時に、ワーク3の他側面を位置調整式側面切削用カッタ19により切削できる。しかも、ワーク3の他側面を切削する側面切削用カッタ19が左右方向位置調整可能であることから、請求項2記載の発明のように、ワーク3の一側面を位置決めした状態で、位置調整式側面切削用カッタ19によりワーク3の他側面を寸法精度良く切削できる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の自動四面式木工用プレーナであって、例えば、図2に示すように、前記対をなす前記位置固定式側面切削用カッタ18及び前記位置調整式側面切削用カッタ19の間で前記ワーク3の上面を押圧する、例えば、前後一対のローラ等による第2上面押圧部材17を備えた構成、を特徴としている。例えば、第2上面押圧部材としては、例えば、前後一対のローラが代表的であるが、他にパッド等、ワークの上面を押圧した状態でワークの送りが行えるものであれば何でも良い。
【0016】このように、請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の対をなす位置固定式側面切削用カッタ18及び位置調整式側面切削用カッタ19間に第2上面押圧部材17を備えた自動四面式木工用プレーナなので、請求項4記載の発明による対をなす位置固定式及び位置調整式の各側面切削用カッタ18,19によりワーク3の両側面を切削する際に、加工台1の上にワーク3を第2上面押圧部材17により押圧した状態にしてその両側面を切削できることから、ワーク3の両側面を寸法精度良く切削できる。従って、ワーク3の四面切削の直線精度が向上する。
【0017】そして、請求項6記載の発明は、請求項5記載の自動四面式木工用プレーナであって、例えば、図1及び図2に示すように、前記加工台1の上において、前記案内部材2により前記一側面を位置決めして案内される前記ワーク3の上面を前記上面押圧部材6により押圧した状態で前記ワーク3の下面を前記下面切削用カッタ4により切削加工する第1加工位置と、この第1加工位置で下面を切削加工された前記ワーク3の上面を前記上面切削用カッタ8により切削加工する第2加工位置と、この第2加工位置で切削加工された前記上面を前記第2上面押圧部材17により押圧した状態で前記ワーク3の左右両側面を前記対をなす前記位置固定式側面切削用カッタ18及び前記位置調整式側面切削用カッタ19によりそれぞれ切削加工する第3加工位置と、を有する構成を特徴としている。
【0018】このように、請求項6記載の発明によれば、加工台1の上において、第1加工位置で、請求項2記載の案内部材2により一側面を位置決めして案内されるワーク3の上面を請求項1記載の上面押圧部材6による押圧状態として、ワーク3の下面を請求項1記載の下面切削用カッタ4により切削加工してから、続く第2加工位置で、既に下面を切削加工されたワーク3の上面を請求項3記載の上面切削用カッタ8により切削加工した後、最後の第3加工位置で、既に切削加工された上面を請求項5記載の第2上面押圧部材17による押圧状態として、ワーク3の左右両側面を請求項4記載の対をなす位置固定式及び位置調整式の各側面切削用カッタ18,19によりそれぞれ切削加工する自動四面式木工用プレーナなので、先ず、ワーク3の一側面を位置決めして上面を押圧した状態でワーク3の下面を切削して、その切削したワーク3の下面を四面切削加工の際の基準面にでき、続いて、その下面を基準面としてワーク3の上面を寸法精度良く切削でき、次に、上面を押圧した状態でワーク3の両側面寸法精度良く切削できる。従って、ワーク3の四面切削の加工精度が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る自動四面式木工用プレーナの実施の形態例を図1から図3に基づいて説明する。先ず、図1は、本発明を適用した一例としての自動四面式木工用プレーナを示すもので、加工台と上下面切削用カッタと第1上面押圧部材と側面案内部材及びワークを示した概略側面図である。そして、図2は、図1の加工台上にさらに備えられる側面切削用カッタと第2上面押圧部材及びワークを示した概略平面図である。また、図3は、図1及び図2の位置調整式カッタの位置調整装置の一例を示した概略斜視図である。
【0020】始めに、図1及び図2において、1は加工台、2はサイドガイドプレート(側面案内部材)、3は角材(ワーク)、4は下面切削用カッタ、6は第1押さえローラ(第1上面押圧部材)、8は上面切削用カッタ、11は複動型シリンダユニット(位置調整用駆動源)、15は上下方向寸法調整用ブロック(上下方向位置調整部材)、17は第2押さえローラ(第2上面押圧部材)、18は位置固定式側面切削用カッタ、19は位置調整式側面切削用カッタ、21は複動型シリンダユニット(位置調整用駆動源)、25は左右方向寸法調整用ブロック(左右方向位置調整部材)である。本発明を適用した自動四面式木工用プレーナは、図示のように実施の形態例では、加工台1の上面に、ワーク(角材)3に対する送り方向に沿った側面案内部材であるサイドガイドプレート2が、その板面を垂直面として、ワークとしての角材3の長さにほぼ沿うようにして固設されている。
【0021】そして、図1に示すように、加工台1の内部には、サイドガイドプレート2の前部が側方に臨む位置において、加工台1の上面に露出する下面切削用カッタ4が内蔵されている。この下面切削用カッタ4は、その回転軸4aを水平横向きにして、ディスク部の外周に円周方向に沿って多数の切削歯4b,4b,…を有するもので、図示しない電動モータ及び減速歯車機構を介して回転駆動される。また、加工台1の上方であって、この下面切削用カッタ4の位置と対応する部分に揺動可能で昇降可能なアーム5が配設されており、このアーム5の先端部に、加工台1の上面において、サイドガイドプレート2に一側面を位置決めガイドして送られる角材3に対する第1上面押圧部材である前後一対の第1押さえローラ6,6が軸受緩衝部材7,7をそれぞれ介して備えられている。
【0022】さらに、加工台1の上方であって、サイドガイドプレート2の後部が側方に臨む位置には、上面切削用カッタ8が配設されている。この上面切削用カッタ8は、前記下面切削用カッタ4と同様に、その回転軸8aを水平横向きにして、ディスク部の外周に円周方向に沿って多数の切削歯8b,8b,…を有するもので、図示しない電動モータ及び減速歯車機構を介して回転駆動される。なお、この上面切削用カッタ8は、加工台1の上に起設されたポスト9に摺動自在に組み付けた昇降自在(図1中の上下方向の矢印参照)なカッタハウジング10に回転軸8aが軸受支持されるとともに、その回転軸8aには、位置調整用駆動源としての軸線を垂直とした複動型シリンダユニット11の下方のスピンドル12が連結されている。この複動型シリンダユニット11は、エアまたはオイル等の動作流体とするものである。また、この複動型シリンダユニット11の上方のスピンドル13の先端部には、ストッパ14が設けられており、このストッパ14は、上下方向位置調整部材である階段形状の上下方向寸法調整用ブロック15の上方に係止されるものである。
【0023】ここで、上面切削用カッタ8の上下方向位置調整装置の構成について、図3を参照して説明する。即ち、図1に示したように、上面が多数段の階段状プレート15a,15b,…,15n(但し、nは任意の整数、以下同じ)を、図3に示すように、2組備えて、その間にスピンドル挿入空間を有する上下方向寸法調整用ブロック15が、水平面とした長方形フレーム30の内部に固定されている。なお、階段状プレート15a,15b,…,15nの各段差は、予め想定される加工幅に合致するように形成してある。この長方形フレーム30の一方の長辺部に沿ってチェーン31が取り付けられており、このチェーン31に噛み合う図示しないスプロケット及び減速歯車機構を内蔵した歯車ケース32に、その内蔵されたスプロケットを駆動する電動モータ33が備えられている。この電動モータ33を備えた歯車ケース32は、加工台1に対して固定に設置されている。また、長方形フレーム30の他方の長辺部に沿っては、階段状プレート15a,15b,…,15nの段数に対応した位置並びに数のリミットスイッチ34a,34b,…,34nが取り付けられており、そのスイッチレバー35a,35b,…,35nに接触可能なロッド26が、前記スピンドル13先端部のストッパ14に備えられている。
【0024】そして、前記加工台1の上方であって、前記サイドガイドプレート2及び前記上面切削用カッタ8よりも後方には、図2に示すように、揺動可能で昇降可能な支持部材16が配設されており、この支持部材16には、加工台1の上面において、サイドガイドプレート2に一側面を位置決めガイドして送られてきた角材3に対する第2上面押圧部材である前後一対の第2押さえローラ17,17が、前記第1押さえローラ6と同様に、軸受緩衝部材(図示せず)をそれぞれ介して備えられている。さらに、この第2押さえローラ17,17の側方であって、サイドガイドプレート2の後方には、そのガイド面に沿って位置する位置固定式側面切削用カッタ18が配設されている。この位置固定式側面切削用カッタ18は、その回転軸18aを垂直向きにして、ディスク部の外周に円周方向に沿って多数の切削歯18b,18b,…を有するもので、図示しない電動モータ及び減速歯車機構を介して回転駆動される。
【0025】また、この位置固定式側面切削用カッタ18と前記第2押さえローラ17,17を挟んで位置が対応するようにして、加工台1上には、位置調整式側面切削用カッタ19が配設されている。この位置調整式側面切削用カッタ19は、位置固定式側面切削用カッタ18と同様に、その回転軸19aを垂直向きにして、ディスク部の外周に円周方向に沿って多数の切削歯19b,19b,…を有するもので、図示しない電動モータ及び減速歯車機構を介して回転駆動される。なお、この位置調整式側面切削用カッタ19は、加工台1の上に横方向移動自在(図2中の上下方向の矢印参照)に組み付けたカッタハウジング20に回転軸19aが軸受支持されるとともに、その回転軸19aには、位置調整用駆動源としての軸線を垂直とした複動型シリンダユニット21の内側のスピンドル22が連結されている。この複動型シリンダユニット21は、エアまたはオイル等の動作流体とするものである。また、この複動型シリンダユニット21の外側のスピンドル23の先端部には、ストッパ24が設けられており、このストッパ24は、左右方向位置調整部材である階段形状の左右方向寸法調整用ブロック25の外側に係止されるものである。
【0026】そして、以上の位置調整式側面切削用カッタ19の上下方向位置調整装置は、前記上面切削用カッタ8の場合と同様に、外面が多数段の階段状プレート25a,25b,…,25nを2組備えて、その間にスピンドル挿入空間を有する上下方向寸法調整用ブロック25が長方形フレーム30の内部に固定されている。なお、階段状プレート25a,25b,…,25nの各段差は、前記階段状プレート15a,15b,…,15nの場合と同様、予め想定される加工幅に合致するように形成してある。さらに、長方形フレーム30の一方の長辺部に沿って取り付けたチェーン31に噛み合うスプロケット及び減速歯車機構(ともに図示せず)を内蔵した歯車ケース32に、その内蔵されたスプロケットを駆動する電動モータ33が備えられている。この電動モータ33を備えた歯車ケース32が加工台1に固定設置されている。また、前記スピンドル23先端部のストッパ24には、長方形フレーム30の他方の長辺部に沿って、階段状プレート15a,15b,…,15nの段数に対応した位置並びに数で取り付けたリミットスイッチ34a,34b,…,34nのスイッチレバー35a,35b,…,35nに接触可能なロッド26が備えられている。
【0027】次に、以上の構成に基づく自動四面式木工用プレーナによる角材3の周囲四面切削加工について説明する。先ず、四面切削加工すべき角材3の上下幅及び左右幅の仕上げ寸法に基づいて、例えば、各々のリミットスイッチ35e,35eに信号をそれぞれ送っておいて、各々の複動型シリンダユニット11,21の上方または外側のスピンドル13,23をそれぞれ伸ばしておく。そして、図3に示されるように、電動モータ33の駆動によるスプロケットの回転でチェーン31を介して長方形フレーム30をワーク送り方向に沿った前後方向(図3では左右方向)に移動させ、各々のスピンドル13,23のストッパ14,24のロッド26,26がスイッチレバー35e,35eをそれぞれ押した時点で、電動モータ33を停止する。続いて、各々の複動型シリンダユニット11,21の上方または外側のスピンドル13,23をそれぞれ縮めることにより、その先端部のストッパ14,24が各々階段状プレート15e,25eにそれぞれ突き当たった係合状態となる。この結果、上面切削用カッタ8及び位置調整式側面切削用カッタ19の各々の位置が決定される。
【0028】このように、予め上面切削用カッタ8及び位置調整式側面切削用カッタ19の位置決定を行ってから、角材3の四面切削加工を行う。即ち、加工台1の上面において、サイドガイドプレート2に角材3の一側面を位置決めガイドさせながら、加工すべき角材3を送り込む。そして、先ず、第1加工位置としては、図1に示したように、角材3の上面を前後一対の第1押さえローラ6,6により押さえて、加工台1に角材3を押圧状態として、その角材3の下面を下面切削用カッタ4の回転駆動により切削加工する。さらに、この状態で角材3を送ることで、続く第2加工位置として、既に下面が切削加工された角材3の上面を上面切削用カッタ8の回転駆動により切削加工する。その後、最後の第3加工位置としては、図2に示したように、既に切削加工された角材3の上面を前後一対の第2押さえローラ17,17により押さえて、再び加工台1に角材3を押圧状態として、その角材3の押圧部分の左右両側面を、左右一対の位置固定式及び位置調整式の各側面切削用カッタ18,19の回転駆動によりそれぞれ切削加工する。
【0029】以上の通り、実施の形態例の自動四面式木工用プレーナによれば、加工台1の上面において、サイドガイドプレート2により側面で位置決めした角材3の第1押さえローラ6,6による上面押圧状態下で、その下面を下面切削用カッタ4により切削して四面切削加工の際の基準面にした後、その角材3の上面を上面切削用カッタ8により寸法精度良く切削できる。次に、角材3の第2押さえローラ17,17による再度の上面押圧状態下で、その角材3の両側面を左右一対の側面切削用カッタ18,19により寸法精度良く切削できる。従って、角材3の四面切削の加工精度を高めて、四面切削加工後の直線精度に優れた角材3を提供できるものとなる。
【0030】なお、以上の実施の形態例においては、木質パネルの芯材として用いる角材の四面切削加工としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の用途の角材や板材の四面切削加工であってもよい。また、寸法調整用ブロックの形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係る自動四面式木工用プレーナによれば、上面押圧部材によって、加工台上にワークを押圧した状態にして、そのワークの下面を切削できるため、その切削したワーク下面を四面切削加工の際の基準面にすることができる。
【0032】そして、請求項2記載の発明に係る自動四面式木工用プレーナによれば、請求項1記載の発明により加工台上に押圧した状態でワーク下面を切削する際、案内部材によって、ワークの一側面も同時に位置決めしておくことができる。
【0033】さらに、請求項3記載の発明に係る自動四面式木工用プレーナによれば、既に請求項1記載の発明により加工台上に押圧した状態でワーク下面を切削した後において、さらには、請求項2記載の発明によりワーク一側面を位置決めした状態にして、上下方向位置調整可能な上面切削用カッタによって、既に切削した下面を基準面としたワークの上面を寸法精度良く切削することができる。
【0034】そして、請求項4記載の発明に係る自動四面式木工用プレーナによれば、請求項1記載の発明のように、下面を基準面とした状態で、位置固定式及び位置調整式の各側面切削用カッタによって、既に請求項2記載の発明により位置決めした状態のワークの両側面を寸法精度良く切削することができる。
【0035】また、請求項5記載の発明に係る自動四面式木工用プレーナによれば、請求項4記載の発明のように、ワーク両側面を切削する際において、第2上面押圧部材によって、加工台上にワークを押圧した状態にして、そのワークの両側面を切削できるため、ワーク両側面を寸法精度良く切削することができ、従って、ワークの四面切削の直線精度を向上することができる。
【0036】そして、請求項6記載の発明に係る自動四面式木工用プレーナによれば、一側面を位置決めして上面を押圧した状態で切削した下面をワークの四面切削加工の際の基準面にすることができるため、そのワークの上面を寸法精度良く切削することができる上、上面を押圧した状態でワークの両側面を寸法精度良く切削することができるため、ワークの四面切削の直線精度を向上することができる。従って、ワークの四面切削の加工精度の向上を達成することができる。




 

 


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