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発明の名称 ワーク加工装置およびワーク加工方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−264101
公開日 平成10年(1998)10月6日
出願番号 特願平9−74072
出願日 平成9年(1997)3月26日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
発明者 丸山 吉郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 左右一対のワークのそれぞれの被加工部分を、左右対称の形状に同時に加工するワーク加工装置であって、前記一対のワークが載置されるテーブル上に設けられて、該一対のワークが当接されることで、該一対のワークを左右対称な位置に位置決めするガイド部と、このガイド部によって、左右対称な位置に位置決めされた前記一対のワークのそれぞれの被加工部分を左右対称な形状に加工する加工手段とを備えたことを特徴とするワーク加工装置。
【請求項2】 請求項1記載のワーク加工装置において、前記加工手段が、左側のワークの被加工部分を加工する左側刃物と、右側のワークの被加工部分を加工する右側刃物とを有していることを特徴とするワーク加工装置。
【請求項3】 請求項1または2記載のワーク加工装置において、前記加工手段が、左側のワークの被加工部分の一部と右側のワークの被加工部分の一部を同形状に加工する共通刃物を有していることを特徴とするワーク加工装置。
【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のワーク加工装置において、前記一対のワークが載置されるテーブルの前方に、該テーブルに載置された一対のワークの先端面が当接されることで、該一対のワークの前後方向の位置決めを行う位置決め部が設けられていることを特徴とするワーク加工装置。
【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のワーク加工装置において、前記テーブルに載置された一対のワークを固定するワーク固定手段を有することを特徴とするワーク加工装置。
【請求項6】 少なくとも二つ以上のワークのそれぞれの被加工部分を加工するワーク加工方法であって、前記少なくとも二つ以上のワークのそれぞれ被加工部分を、同一工程において、同一形状または対称形状に加工することを特徴とするワーク加工方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右一対のワークのそれぞれの被加工部分を、左右対称の形状に同時に加工するワーク加工装置および二つ以上のワークの被加工部分を加工するワーク加工方法に関するものである。
【0002】
【背景の技術】窓枠を構成する化粧枠等の枠は、長尺な枠材を矩形枠状に組み付けることによって形成するのが一般的である。前記枠材を矩形枠状に組み付ける場合、例えば図6に示すように、縦枠1a(1b)と横枠2a(2b)との接合部に所定の仕口形状を加工し、これら仕口部を嵌め合わせるようにしている。ところで、このような枠において、例えば、互に対向するそれぞれの縦枠1a,1bの仕口形状は、左右対称に形成するが、従来、このような縦枠1a,1bのそれぞれの端部に、左右対称な仕口形状を形成する場合、それぞれ別の加工装置で、枠材の端部を仕口形状に加工している。また、横枠2a,2bにおいても、それぞれの端部を、それぞれ別の加工装置で、左右対称な仕口形状に加工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、例えば、一対の縦枠1a,1bどうしは端部が左右対称であり、形状が似ているので、縦枠1aと1bとを間違って、縦枠1a,1aどうしあるいは縦枠1b,1bどうしを一つのセットとする場合があり、このような間違ったセットを現場に搬送すると、現場で枠を形成することができないので、正しいセットを再搬送するか、あるいは、片方の縦枠1bあるいは縦枠1aのみを再搬送する等の手間がかかることになる。
【0004】また、一対の縦枠1a,1bをそれぞれ別の加工装置で加工しているので、縦枠1a,1bのセット数が多くなると、縦枠1aと縦枠1bの本数を間違えてしまう場合があり、このような場合、足りない縦枠1aあるいは縦枠1bを再び加工しなけらばならず、非効率的な加工となっていた。なお、前記一対の横枠2a,2bにおいても、縦枠1a,1bと同様のことが言える。また、上記の課題を解決する技術を、日本特許情報機構(JAPIO)の先行技術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和55年以降の特許出願、実用新案登録出願を調査した。
検索式:B23Q15/00Fその結果、特許出願61件、実用新案登録出願5件を抽出した。しかし、上記課題を解決するための技術は発見できなかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、枠材左右一対のワーク(例えば枠材)のそれぞれの被加工部分を、左右対称の形状に同時に加工することができるワーク加工装置および二つ以上のワークを間違えることなく、一つのセットとしてそれらの被加工部分を加工することができるワーク加工方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1のワーク加工装置は、例えば図1および図2に示すように、一対のワーク1a,1bが載置されるテーブル11上に設けられて、該一対のワーク1a,1bが当接されることで、該一対のワーク1a,1bを左右対称な位置に位置決めするガイド部12と、このガイド部12によって、左右対称な位置に位置決めされた前記一対のワーク1a,1bのそれぞれの被加工部分を左右対称な形状に加工する加工手段13とを備えてなるものである。
【0007】前記ワーク1a,1bとしては、例えば、窓枠等の枠を構成する長尺な枠材が使用される。前記ワーク1a,1bの非加工部分としては、例えば、前記枠材の先端部であり、この先端部が仕口形状に加工される。前記ガイド部12は、例えばテーブル11に載置される一対のワーク1a,1bの間に位置するようにしてテーブル11上に設けられたもので、該ガイド部12に前記ワーク(枠材)1a,1bの長手方向に沿う側面が当接されることで、ワーク1a,1bの左右方向の位置決めがなされる。また、このガイド部12は、その幅を前記ワーク1a,1bの幅に応じて調整可能に設けてもよい。
【0008】前記加工手段13としては、切断、切削、穴明け、研削等の加工を行う刃物を有していれば何でもよいが、例えばワーク(枠材)1a,1bの端部に仕口形状を加工する場合には、回転する丸鋸を有しているものであればよい。また、加工手段13の刃物は、左右一対のワーク1a,1bをそれぞれ加工するように一対設けてもよいし、左右一対のワーク1a,1bを共通の刃物で加工するように構成してもよい。
【0009】請求項1のワーク加工装置にあっては、テーブル11上に一対のワーク1a,1bをそれぞれガイド部12に当接させて載置することで、該一対のワーク1a,1bがテーブル12上の左右対称な位置に位置決めされ、次いで、該一対のワーク1a,1bの非加工部分が加工手段13によって、左右対称な形状に加工される。したがって、一対のワーク1a,1bはその被加工部分が、左右対称の形状に同時に加工されるので、被加工部分が左右対称の形状に加工された一対のワーク1a,1bを間違えることなく、一つのセットとすることができる。
【0010】請求項2のワーク加工装置は、請求項1において、前記加工手段13を、左側のワーク1aの被加工部分を加工する左側刃物16a,17aと、右側のワーク1bの被加工部分を加工する右側刃物16b,17bとを有した構成としたものである。前記左側刃物16a,17aと右側刃物16b,17bは、前記ガイド部12またはガイド部12の延長線を境として左右対称な位置に配置し、また、一体的に動いて前記一対のワーク1a,1bの被加工部分を同時に加工するように構成する。
【0011】請求項2のワーク加工装置にあっては、左側のワーク1aの被加工部分が左側刃物16a,17aで加工される一方で、右側のワーク1bの被加工部分が右側刃物16b,17bで加工されるので、左右一対のワーク1a,1bのそれぞれの被加工部分を左右対称に同時に加工することができる。
【0012】請求項3のワーク加工装置は、請求項1または2において、前記加工手段13が、左側のワーク1aの被加工部分の一部と右側のワーク1bの被加工部分の一部を同形状に加工する共通刃物20を有しているものである。前記共通刃物20は、左右一対のワーク1a,1bの被加工部分の一部を同形状に加工するものであるので、左右方向に移動可能に設けるか、あるいは、左右一対のワーク1a,1bにおける加工幅を有する大きさの刃物とする。
【0013】請求項3のワーク加工装置にあっては、左右一対のワーク1a,1bのそれぞれの被加工部分を加工手段13によって左右対称な形状に加工する際に、該左右対称な形状のうち同形状の部分を、共通刃物20によって加工することができ、よって加工に必要な刃物を数を極力少なくすることができる。
【0014】請求項4のワーク加工装置は、請求項1において、前記一対のワーク1a,1bが載置されるテーブル11の前方に、該テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bの先端面が当接されることで、該一対のワーク1a,1bの前後方向の位置決めを行う位置決め部21,21を設けたものである。
【0015】前記位置決め部21,21は、前記一対のワーク1a,1bの先端面が当接される位置から退避可能に構成するのが望ましい。位置決め部21をこのように構成するには、例えば、該位置決め部21を、シリンダ装置によって構成し、該シリンダ装置のピストンロッド21aの先端部に、前記ワーク1a(1b)の先端面が当接するようにすればよい。位置決め部21,21を上記のように構成すれば、該位置決め部21,21に、一対のワーク1a,1bが当接されて、位置決めがなされた後、該位置決め部21,21を退避させることで、ワーク1a,1bの先端の被加工部分を前記加工手段13によって加工する際に、該加工手段13が前記位置決め部21,21に干渉することがない。
【0016】請求項4のワーク加工装置にあっては、テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bの先端面が位置決め部21,21に当接されることで、一対のワーク1a,1bのそれぞれの被加工部分が前後方向に揃って、前後方向の位置決めがなされるので、一対のワーク1a,1bのそれぞれの被加工部分に加工手段13によって、確実に左右対称な形状を加工することができる。
【0017】請求項5のワーク加工装置は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bを固定するワーク固定手段22を有するものである。
【0018】前記ワーク固定手段22は、例えば、前記テーブル11上に載置された一対のワーク1a,1bをその側面側から前記ガイド部12に押し付ける側面押圧部23,23と、前記一対のワーク1a,1bをその上面側から前記テーブル11に押し付ける上面押圧部24,24とから構成する。前記側面押圧部23と上面押圧部24は、例えば、シリンダ装置によって構成し、該シリンダ装置のピストンロッド23a,24aで前記ワーク1a,1bの側面および上面を押圧するように構成すればよい。
【0019】請求項5のワーク加工装置にあっては、前記テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bをワーク固定手段22で固定することで、該ワーク1a,1bの被加工部分を前記加工手段13によって加工する際に、ワーク1a,1bを作業者が持って固定しなくても、被加工部分を確実に加工することができる。
【0020】請求項6のワーク加工方法は、例えば図3〜図6に示すように、少なくとも二つ以上のワーク1a,1bのそれぞれの被加工部分を加工するワーク加工方法であって、前記少なくとも二つ以上のワーク1a,1bのそれぞれ被加工部分を、同一工程において、同一形状または対称形状に加工することを特徴としている。
【0021】請求項6のワーク加工方法にあっては、少なくとも二つ以上のワーク1a,1bのそれぞれ被加工部分を、同一工程において、同一形状または対称形状に加工するので、被加工部分が同形状または左右対称の形状に加工された二つ以上のワーク1a,1bを間違えることなく、一つのセットとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照して本発明のワーク加工装置の実施の形態の一例を説明する。図1および図2に示すワーク加工装置は、左右一対のワーク1a,1bが載置されるテーブル11と、このテーブル11上に設けられたガイド部12と、前記テーブル11上に載置されたワーク1a,1bの先端部(被加工部分)を左右対称な形状に加工する加工手段13とから概略構成されている。前記ワーク1a,1bは、具体的には図6に示すように、窓の化粧枠を構成する一対の縦枠1a,1bであり、この縦枠1a,1bの先端部に、仕口部を加工するようになっている。この縦枠1aの仕口部の形状と、縦枠1bの仕口部の形状は本例のワーク加工装置によって、左右対称になるように形成されるものである。
【0023】前記テーブル11は水平に設けられたものであり、その上面に前記ガイド部12が該テーブル11より若干手前側に突出するようにして固定されている。前記ガイド部12は、テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bのそれぞれの側面が当接されることで、該一対のワーク1a,1bを左右対称な位置に位置決めするものであり、左側のワーク1aが当接される左ガイド12aと、右側のワーク1bが当接される右ガイド12bとを有している。これら左右のガイド12a,12bは、それぞれ直方体状に形成されたもので、互に平行に配置され、それらの基端部どうしおよび先端部どうしが連結材14によって連結されている。また、前記ガイド部12の先端部には、左右一対のガイドローラ15,15が軸回りに回転自在に設けられている。これらガイドローラ15,15は前記ガイド部12の側方に突出しており、前記テーブル11に載置されたワーク1a,1bの先端部を前記加工手段13に挿入する際に、該ワーク1a,1bの上面に回転しながら当接して、該ワーク1a,1bの挿入をガイドするようになっている。
【0024】前記加工手段13は前記テーブル11の前方に設けられており、図2に示すように、左側のワーク1aの被加工部分(先端部)を加工する左側刃物16a,17aと、右側のワーク1bの被加工部分(先端部)を加工する右側刃物16b,17bとを有している。前記左側刃物16aと右側刃物16bは、それぞれ同形状の丸鋸であり、その回転軸を前記ガイド部12の長手方向と平行にして設けられている。また、左側刃物16aと右側刃物16bとは、前記ガイド部12の延長線を境として左右対称な位置に設けられている。さらに、前記左側刃物16aと右側刃物16bはそれぞれ取付台18a,18bに取付けられている。これら取付台18a,18bは図示しない駆動手段によって同期して一体的に昇降するようになっており、これによって左側刃物16aと右側刃物16bは同期して一体的に昇降するようになっている。
【0025】前記左側刃物17aと右側刃物17bは、それぞれ同形状の丸鋸であり、その回転軸を前記ガイド部12の長手方向と直交する方向に向けて、かつ前記左側刃物16aおよび右側刃物16bより若干下方位置に設けられている。また、左側刃物17aと右側刃物17bとは、前記ガイド部12の延長線を境として左右対称な位置に設けられている。さらに、前記左側刃物17aと右側刃物17bはそれぞれ前記取付台18a,18bに取付けられており、これら取付台18a,18bが同期して一体的に昇降することで互に同期して一体的に、しかも左側刃物16aおよび右側刃物16とも同期して一体的に昇降するようになっている。
【0026】また、前記加工手段13は、左側のワーク1aの被加工部分の一部と右側のワーク1bの被加工部分の一部を同形状に加工する共通刃物20を有している。この共通刃物20は、具体的には丸鋸であり、該丸鋸は、その回転軸を水平面に対して傾斜させて設けられている。つまり該共通刃物20は、前記テーブル11に対して鋭角を形成するようにして傾斜されている。また、共通刃物20は図示しない駆動手段によって左右に移動可能に設けられており、軸回りに回転しつつ右から左にあるいは左から右に移動することで、前記一対のワーク1a,1bの先端部(被加工部分)に傾斜面を形成できるようになっている。
【0027】このような共通刃物20では、前記左右一対のワーク1a,1bのそれぞれの被加工部分を前記加工手段13の左側刃物16a,17aと、右側刃物16b,17bによって左右対称な形状に加工する場合に、該左右対称な形状のうち同形状の部分を、1枚の共通刃物20で加工することができ、よって加工に必要な刃物を数を1枚少なくすることができる。
【0028】また、前記テーブル11の前方には、左右一対の位置決め部21,21が、それぞれ前記取付台18a,18bに固定された状態で設けられている。これら位置決め部21,21は、テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bの先端面が当接されることで、該一対のワーク1a,1bの前後方向の位置決めを行うもので、各位置決め部21は、シリンダ装置21によって構成されている。そして、このシリンダ装置21では、そのピストンロッド21aを伸ばした状態で、その先端部に前記ワーク1a(1b)の先端面が当接されることで、該ワーク1a(1b)の位置決めがなされ、この位置決めがなされた後は、ピストンロッド21aを縮めることで、ワーク1a(1b)から退避するようになっている。
【0029】そして、このような位置決め部21,21では、ワーク1a,1bの先端面が当接されることで、該ワーク1a,1bのそれぞれの先端部が面一に揃うので、前記加工手段13によって、ワーク1a,1bの先端部(被加工部分)に確実に左右対称な形状を加工することができる。また、上記のようにして位置決めがなされた後、該位置決め部21のピストンロッド21aを縮めて退避させることで、ワーク1a,1bの先端部を前記加工手段13によって加工する際に、該加工手段13が前記位置決め部21に干渉することを防止することができ、確実な加工を実行することができる。
【0030】さらに、本例のワーク加工装置には、前記テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bをそれぞれ固定するワーク固定手段22が設けられている。すなわち、前記ワーク固定手段22は、テーブル上に載置された一対のワーク1a,1bをそれらの側面側から前記ガイド部12にそれぞれ押し付ける一対の側面押圧部23,23と、前記一対のワーク1a,1bをそれらの上面側からそれぞれ前記テーブル11に押し付ける一対の上面押圧部24,24とから構成されている。
【0031】前記側面押圧部23,23は、一対のシリンダ装置によって構成されており、前記ガイド部12の左右側に、該ガイド部12を境として左右対称に配置され、テーブル11に固定されている。そして、この側面押圧部23,23では、そのピストンロッド23a,23aをガイド部12側に向けて伸ばすことで、その先端部でワーク1a,1bの側面を押圧して、該側面と対向する側面を前記ガイド部12のそれぞれの側面に押圧することにより、ワーク1a,1bを左右方向に移動不能に固定するようになっている。
【0032】また、前記上面押圧部24,24は、一対のシリンダ装置によって構成されており、前記ガイド部12の上方に、該ガイド部12を境として左右対称に配置され、ワーク加工装置のフレーム25に固定されている。そして、この上面押圧部24,24では、そのピストンロッド24a,24aをガイド部12側に向けて下方に伸ばすことで、その先端部でワーク1a,1bの上面を押圧して、下面を前記テーブル11に押圧することにより、ワーク1a,1bを上下方向に移動不能に固定するようになっている。
【0033】そして、このような構成のワーク固定手段22では、前記テーブル11に載置された一対のワーク1a,1bを固定することで、該ワーク1a,1bの被加工部分(先端部)を前記加工手段13によって加工する際に、ワーク1a,1bを作業者が持って固定しなくても、被加工部分を確実に加工することができるようになっている。
【0034】次に、上記構成のワーク加工装置によって、一対のワーク1a,1bのそれぞれの先端部(被加工部分)を、左右対称の形状に加工する方法について説明する。まず、前記ワーク固定手段22を構成する、一対の側面押圧部23,23および一対の上面押圧部24,24のそれぞれのピストンロッド23a,23a,24a,24aを縮めた状態で、前記テーブル上に一対のワーク1a,1bを載置して、該ワーク1a,1bのそれぞれの先端部(被加工部分)を前記加工手段13側に向けて挿入し、テーブル11の前方に突出させる。
【0035】この挿入の際は、ワーク1a,1bをそれぞれ前記ガイド部12のそれぞれの側面に沿わせるとともに、前記ガイドローラ15,15がワーク1a,1bの上面に接触して回転するようにして挿入する。また、前記位置決め部21,21のピストンロッド21a,21aを伸ばした状態としておき、その先端部に前記ワーク1a,1bの先端面を当接することで、該ワーク1a,1bの先端面を面一に揃えて、該ワーク1a,1bの前後方向の位置決めを行う。
【0036】次いで、前記ワーク固定手段22の側面押圧部23,23のピストンロッド23a,23aを伸ばし、それらの先端部でワーク1a,1bをその側面側から前記ガイド部12に押し付けて固定するとともに、上面押圧部24,24のピストンロッド24a,24aを伸ばし、それらの先端部でワーク1a,1bをその上面側から前記テーブル11に押し付けて固定することで、ワーク1a,1bを左右方向および上下方向に移動不能に固定する。このようにして、前記ワーク1a,1bをガイド部12を境として左右対称な位置に位置決め固定する。そして、該ワーク1a,1bの位置決め固定の後、前記位置決め部21,21のピストンロッド21a,21aを縮めて退避させることで、ワーク1a,1bの先端部から位置決め部21,21を離す。
【0037】上記のようにして、ワークを位置決め固定したならば、前記加工手段13の取付台18a,18bを図示しない駆動手段によって下降させる。なお、加工手段13の左側刃物16a,17aおよび右側刃物16b,17bは回転させておく。前記取付台18a,18bが下降すると、まず、前記左側刃物17aと右側刃物17bが一体的に下降し、左側刃物17aと右側刃物17bによって、図3に示すように、前記ワーク1a,1bにそれぞれ切り込み30a,30bが入れられる。
【0038】さらに、取付台18a,18bが下降すると、左側刃物16aと右側刃物16bが一体的に下降し、該左側刃物16aと右側刃物16bによって、図4に示すように、前記ワーク1a,1bにそれぞれ切り込み31a,31bが入れられて、該ワーク1a,1bから切り出し片32a,32bが切り出され、ワーク1a,1bの先端部にそれぞれ突部33a,33bが形成される。
【0039】次に、前記取付台18a,18bを上昇させて、左側刃物16a,16bおよび右側刃物17a,17bをワーク1a,1bから引き離した後、前記共通刃物20を回転させながら右側から左側に移動させることで、前記ワーク1a,1bの突部33a,33bの上部側を斜めに切断することで、図5に示すように、前記突部33a,33bに傾斜面34a,34bを形成する。このようにして、先端部が切断加工されたワーク1a,1bは、前記ガイド部12の延長線Tを境として左右対称な形状となり、左右一対の枠材1a,1bとなる。
【0040】なお、ワーク1a,1bの先端部の加工が終了したならば、前記共通刃物20を右側あるいは左側に寄せて、ワーク1a,1bから離し、その後、前記ワーク固定手段22による固定を解除したうえで、該ワーク1a,1bを加工手段13から抜き取ってテーブル11から取り去る。また、ワーク1a,1bの他方の端部に上記と同様の形状を加工する場合、ワーク1a,1bの向きを反転させて前記テーブル11に載置するともに、他方の端部を上記と同様にして、加工手段13側に挿入して、同様の加工を施す。
【0041】上述したように、本例のワーク加工装置では、テーブル11上に一対のワーク1a,1bをそれぞれガイド部12に当接させて載置することで、該一対のワーク1a,1bがテーブル11上の左右対称な位置に位置決めされ、次いで、該一対のワーク1a,1bの非加工部分(先端部)が加工手段13によって、左右対称な形状に同時に加工されるので、被加工部分が左右対称の形状に加工された一対のワーク(枠材)1a,1bを間違えることなく、一つのセットとすることができる。したがって、間違ったセットを建築現場等に搬送するのを防止することができるとともに、セット数が多くなっても、枠材1a,1bの本数を間違えることがなく、効率的な加工を行うことができる。
【0042】なお、本例のワーク加工装置では、その加工手段13としての、切断を行う左側刃物16a,17a、右側刃物16b,17b、共通刃物20を丸鋸で構成したが、本発明のワーク加工装置の加工手段は、これに限ることなく、帯鋸やその他の切断刃物でもよいし、切断以外の切削、穴明け、研削等の加工を行う刃物であってもよい。要は左右対称な位置に位置決めされた一対のワークのそれぞれの被加工部分を左右対称な形状に加工可能な刃物であれば、どのようなものでもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1のワーク加工装置は、テーブルに載置された一対のワークが当接されることで、該一対のワークを左右対称な位置に位置決めするガイド部と、左右対称な位置に位置決めされた一対のワークのそれぞれの被加工部分を左右対称な形状に加工する加工手段とを備えたものであるから、ワークの被加工部分を左右対称な形状に同時に加工することでき、よって、被加工部分が左右対称の形状に加工された一対のワークを間違えることなく、一つのセットとすることができる。したがって、間違ったセットを建築現場等に搬送するのを防止することができるとともに、セット数が多くなっても、それぞれのワークの本数を間違えることがなく、効率的な加工を行うことができる。
【0044】請求項2のワーク加工装置は、請求項1において、前記加工手段を、左側のワークの被加工部分を加工する左側刃物と、右側のワークの被加工部分を加工する右側刃物とを有したものであるから、左側のワークの被加工部分が左側刃物で加工される一方で、右側のワークの被加工部分が右側刃物で加工されるので、左右一対のワークのそれぞれの被加工部分を左右対称に同時に加工することができ、よって、より効率的な加工を行うことができる。
【0045】請求項3のワーク加工装置は、請求項1または2において、前記加工手段が、左側のワークの被加工部分の一部と右側のワークの被加工部分の一部を同形状に加工する共通刃物を有しているものであるから、左右一対のワークのそれぞれの被加工部分を加工手段によって左右対称な形状に加工する際に、該左右対称な形状のうち同形状の部分を、共通刃物によって加工することができ、よって加工に必要な刃物を数を極力少なくすることができる。
【0046】請求項4のワーク加工装置は、請求項1において、前記ワークが載置されるテーブルの前方に、該テーブルに載置された一対のワークの先端面が当接されることで、該一対のワークの前後方向の位置決めを行う位置決め部を設けたものであるから、テーブルに載置された一対のワークの先端面が位置決め部に当接されることで、該一対のワークのそれぞれの被加工部分が前後方向に揃い、よって、それぞれの被加工部分に加工手段によって、確実に左右対称な形状を加工することができる。
【0047】請求項5のワーク加工装置は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記テーブルに載置された一対のワークを固定するワーク固定手段を有するものであるから、前記テーブルに載置された一対のワークをワーク固定手段で固定することで、該ワークの被加工部分を前記加工手段によって加工する際に、ワークを作業者が持って固定しなくても、被加工部分を確実に加工することができる。
【0048】請求項6のワーク加工方法は、少なくとも二つ以上ののそれぞれ被加工部分を、同一工程において、同一形状または対称形状に加工するので、被加工部分が同形状または左右対称の形状に加工された二つ以上のワークを間違えることなく、一つのセットとすることができる。したがって、間違ったセットを建築現場等に搬送するのを防止することができるとともに、セット数が多くなっても、それぞれのワークの本数を間違えることがなく、効率的な加工を行うことができる。




 

 


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