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発明の名称 工作機械走行部の防塵装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−244436
公開日 平成10年(1998)9月14日
出願番号 特願平9−47887
出願日 平成9年(1997)3月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 英彦 (外1名)
発明者 鈴木 正己 / 松野 芳廣 / 藤田 晃 / 壁谷 長次郎 / 小川 功一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 工作機械の主要な座標軸に沿って直線運動を与える走行部に配設されるボールネジ軸において、該ボールネジ軸のボールナット部を螺着したネジ軸を回転可能に支承した軸受部と前記ボールナット部との間に前記ネジ軸回りを覆う伸縮可能な防塵用ジャバラを取付けるとともに、前記ボールナット部に設けた噴射孔にはオイルミスト発生手段を配設した圧縮エア配管路を接続する構成としたことを特徴とする工作機械走行部の防塵装置。
【請求項2】 前記噴射孔はボールナット部のボールナットを接続するリテーナあるいはボールナット部の左右に取付けたフランジ部材に形成する構成とした請求項1の工作機械走行部の防塵装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械の主要な座標軸に沿って直線運動を与える走行部であって、例えば多くの微粉塵を発生する車両等のシリンダヘッドを研削する研削機の研削ユニット部の走行部の防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多くの微粉塵を発生する車両等のシリンダヘッドを研削する箇所に配設される研削機の研削ユニット部は、例えばシリンダヘッドの長手方向の両端面を把持して回転可能に設けられた研削ローダ部に対し、X軸およびZ軸方向に移動する走行手段としてボールナットとネジ軸とからなる一般市販のボールネジ軸が採用され、サーボモータにより駆動するように設けられるとともに、粉塵に対する防塵手段として、例えばネジ軸を覆う円筒形状のジャバラ部材が附設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このボールネジ軸を介して研削ユニットを作動した場合、ジャバラ部材が伸縮作動されることでジャバラ部材内が負圧となり、このため乾式のグラインダー作業による多量の研削粉塵、とくに、微粉塵を吸引する現象が発生する。このため、ネジ軸とボールナットには潤滑剤としてグリースが塗布されていることから、吸引された微粉塵がグリースに付着混入されて、摩耗を早める問題があり、このため、ボールナット内への粉塵侵入防止対策としてボールナットにシール材を付して対処したが、ネジ軸に対しては完全なものではなく、逆に粉塵との接触でシール破損のトラブルを生ずる問題を生じた。このように、従来においては多量の粉塵、とくに微粉塵の発生箇所ではボールネジ軸の採用は多くの問題を生じ、採用したとしても、交換頻度が高いものであった。本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、多量の粉塵、とくに、微粉塵の発生する作業環境の箇所においても、採用を可能とするボールネジ軸を主体とする研削ユニットの走行部の防塵装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題を解決するため、請求項1の発明は、工作機械の主要な座標軸に沿って直線運動を与える走行部に配設されるボールネジ軸において、該ボールネジ軸のボールナット部を螺着したネジ軸を回転可能に支承した軸受部と前記ボールナット部との間に前記ネジ軸回りを覆う伸縮可能な防塵用ジャバラを取付けるとともに、前記ボールナット部に設けた噴射孔にはオイルミスト発生手段を配設した圧縮エア配管路を接続する構成としたことであり、請求項2の発明は、前記噴射孔はボールナット部のボールナットを接続するリテーナあるいはボールナット部の左右に取付けたフランジ部材に形成する構成とした工作機械走行部の防塵装置である。
【0005】
【発明の効果】本発明は上記構成としたことにより、オイルミスト発生手段を配設した圧縮エア配管路からのオイルミストを含む圧縮エアがボールナット部に取付けられたフランジ部材あるいはリテーナの噴射孔よりネジ軸に噴射されることで、ネジ軸に付着した微粉塵の洗浄とボールナット部内への微粉塵の侵入を防止する役務を有する。また、噴射されたオイルミストを含む圧縮エアの一部はボールナット部内を潤滑するとともに、大半は左右の防塵用ジャバラ側に導出される。この防塵用ジャバラはボールナット部が移動する過程で伸縮され、この伸長過程でジャバラ内に負圧現象を生じて微粉塵を含む外側空気を吸引しようとするが、この防塵用ジャバラ内は圧縮エアによりほぼ一定圧に保持することができて負圧現象を解消して防塵用ジャバラ内への微粉塵の侵入を著減することができる。この微粉塵の防塵用ジャバラ内への侵入を著減できることで、ボールネジ軸の耐用度が向上され、その交換頻度が減少されて生産能率を高めることができ、また、ボールナット部の潤滑はグリースではなくオイルミストによるため、回転抵抗が減少されるのでサーボモータの容量を小さくすることができる経済性を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明すると、図1は車両用シリンダヘッド(以下、ワークWという)の研削機1の平面図、図2は同じく側面図を示すもので、この研削機1は研削ローダ装置2と研削ユニット装置61とより構成されている。先ず、この研削ローダ装置2の概略を説明すると、この研削ローダ装置2は図2ないし図4に示すように研削ユニット装置61に向けて対をなす研削ローダ部20が搬送装置3により同調して移動可能に設けられている。この移動装置3は所定の高さで立設された複数本の支柱4の上端部に略長方形状の案内枠5が架設され、この案内枠5の対応する横桁部材6間には所定の間隔でガイドバー7が横架され、この両ガイドバー7にはスライド部材8がスライド可能に取付けられている。
【0007】また、このガイドバー7に近接してほぼ平行状に駆動部9が配設されて、スライド部材8はこの駆動部9と連結部材10を介して連結されてガイドバー7に沿って同調作動するように設けられている。このように設けられた左右のスライド部材8間には研削ローダ機構11が配設されている。
【0008】この研削ローダ機構11は、左右のスライド部材8の対応して垂下された吊持部材12間に横架された取付けプレート13の下面側に配設される左右対をなす研削ローダ部20を主体としている。この取付けプレート13の中央部には中央支持枠部材14が形成され、この支持枠部材14の4隅部分には支持部15が形成されている。また、取付けプレート13の左右の端部には支持部15と対応して支持部16が支持部材17を介して垂設され、この支持部15,16間には研削ローダ部20をスライドガイドするガイドバー18が横架され、この支持枠部材14を中心とする左右対をなして並設されるガイドバー18にはそれぞれ研削ローダ部20が対向移動可能に設けられている。
【0009】次に、研削ローダ部20を図5ないし図8にしたがって説明すると、この研削ローダ部20はほぼ同じ構成に形成されているので、図示左側の研削ローダ部20について説明すると、上記ガイドバー18にスライド可能に嵌合されたスライドメタル21a,21bはその所定の位置が連結プレート22により一連に連結されている。また、この連結プレート22より所定の距離を隔てた位置には取付けプレート13より支持ブラケット23が垂設され、この支持ブラケット23にはエアパージ可能にジャバラ(図示せず)を取付けた作動シリンダ24が水平状に取付けられ、この作動シリンダ24のピストンロッド25は連結プレート22に連結され、左右の作動シリンダ24は同調して伸縮作動するように設けられている。そして、この左右のスライドメタル21a,21b間には吊持ブラケット26が取付けられ、この吊持ブラケット26にはボックス本体31が一体に形成されて、このボックス本体31には図8に示すようにクランプ回転機構30が設けられている。
【0010】このクランプ回転機構30を装備するボックス本体31は図示のように略長方形状の密封箱形状に形成され、このボックス本体31の対設する側板32a,32bの所定の位置には対応して軸受部33a,33bが形成されて、この軸受部33a,33b間にはワークWを挾持保持するための回転保持軸34が回転可能に支承されている。また、この軸受部33a,33bより所定の距離隔てた位置には軸受部35a,35bが対応して設けられ、同軸受部35a,35b間には伝達軸36が回転可能に支承されている。このように支承された伝達軸36と回転保持軸34には歯車37,38が取付けられて噛合い連繋されている。また、この伝達軸36は側板32bに取付けられたサーボモータ39の減速機40の出力軸41に連結されてサーボモータ39の回転を歯車37,38を介して回転保持軸34に伝達するようになっている。
【0011】また、回転保持軸34の側板32bの端部側には、例えば従来公知のスプリング式の無励磁作動電磁ブレーキ42(以下、電磁ブレーキという)が取付けられている。この電磁ブレーキ42の軸受部33bに取付けられるヨーク43にはコイル44と所定のばね圧を有する複数のコイルばね45が内装され、このヨーク43にはアマチュア46とプレート47とが設けられるとともに、このアマチュア46とプレート47間には複数枚のアウタディスクとインナディスク48とが交互に設けられて、アウタディスク48はアマチュア46とプレート47とともに複数本の取付ボルト49に挿通されてヨーク43に取付けられ、また、インナディスクはその内径部に形成されたスプライン歯型が、回転保持軸34の端部に取付けられたスプラインハブ50のスプライン部と嵌合係合されている。このように設けられた電磁ブレーキ42はコイルばね45のばね力で回転保持軸34をロック固定し、電磁力でロック解除するようになっている。
【0012】また、回転保持軸34の他端部の中心にはワークWの長手方向の端面を対向して挾持する挾持治具52のテーパーシャンク部53を着脱可能に取付けるタング孔を有するテーパー孔51が穿設されている。また、この挾持治具52の挾持部54の把持面形状はほぼ同じ形状の凹凸面に形成されているが、数種類の機種あるいは鋳造上からワークWの長手方向の端面形状が異なっており、したがって、数種類のワークWの端面を把持するためこの挾持治具52を回転保持軸34に取付けた状態で、少なくとも一方の回転保持軸34を所定に角度回転することで数種類のワークWの端面に対処する把持面形状の挾持部54に設けられている。また、この左右の回転保持軸34により挾持治具52を介して挾持したワークWを所定の研削位置に位置割出しする位置決め手段55を構成するドッグ56が回転保持軸34の電磁ブレーキ42側の端部に取付けられるとともに、軸受部33b側に取付けられたステー57を介してセンサー58がドッグ56と対設するように臨まれ、このセンサー58はサーボモータ39に継電されている。このように設けられた電磁ブレーキ42と位置決め手段55は防塵カバー59により囲繞されている。また、この研削ローダ装置2のほぼ全体が防塵フードFA により覆われている。
【0013】このように設けられた研削ローダ装置2は図2に示すように移動装置3の駆動部9により、例えば軌道走行のリフター等の搬入手段により搬入位置Aに位置保持されたワークWの位置まで移動される。そして、左右の研削ローダ部20の作動シリンダ24が伸長作動されてワークWの長手方向の左右の端面を挾持治具52により挾着した後、同ワークWは研削位置Bに移動停止される。
【0014】この研削位置Bで、先ず、左右の研削ローダ部20の電磁ブレーキ42は励磁されて回転可能な状態にあり、サーボモータ39が回転され、歯車37,38を介して回転保持軸34が回転され、位置決め手段55により第1の研削箇所が割出される。この割出しが完了するとサーボモータ39が停止され同時に、電磁ブレーキ42の励磁が解かれて、コイルばね45のばね力がアウタディスク、インナディスク48に作用することで回転保持軸34はロックされる。この状態で研削ユニット装置61が移動して至り、第1の研削箇所のバリ取りグラインダー作業がなされる。
【0015】この第1の研削位置のバリ取りグラインダー作業が完了すると、この完了信号で研削ユニット装置61が後退され、同時に電磁ブレーキ42が励磁されて回転保持軸34のロックが解除される。このロック状態が解除されると、サーボモータ39が回転され、回転保持軸34が回転されて位置決め手段55により第2の研削箇所が割出され、この割出しが完了するとサーボモータ39が停止されると同時に、電磁ブレーキ42の励磁が解かれて、コイルばね45のばね力がアウタディスク、インナディスク48に作用することで回転保持軸34はロックされる。この状態で研削ユニット装置61が移動して至り、第2の研削箇所のバリ取りグラインダー作業がなされる。以下、同様に第3、第4の研削位置が割出されて順次バリ取りグラインダー作業が行われる。
【0016】そして、ワークWのバリ取りグラインダー作業が完了すると、研削ローダ機構11は移動装置3の作動により搬出位置Cに移動され、同位置に待機された搬出手段上で左右の研削ローダ部20の作動シリンダ24が短縮作動されてワークWは移載されて搬出される。以下、研削ローダ機構11は搬入位置Aに移動されてワークWを挾持し、研削位置Bで回転保持軸34の電磁ブレーキ42のロック解除、研削位置の割出し、電磁ブレーキ42のロック、バリ取りグラインダー作業を行い、順次ワークWのバリ取りグラインダー作業を行う。
【0017】このように研削ローダ装置2の左右の研削ローダ部20においては、ワークWを挾持する回転保持軸34には位置決め手段を設け、サーボモータ39との協働により研削位置の割出しを行い、この研削位置で回転保持軸34をロック、アンロックする電磁ブレーキ42を附設する構成としたものである。したがって、ワークWの研削位置の割出しを任意に設定することができ、また、サーボモータ39は研削位置の割出し専用としたので、モータ容量を小容量に抑えることが可能となり、研削ローダ部20をコンパクトに構成することが可能となる。また、バリ取りグラインダー時の研削反力を回転支持軸34と電磁ブレーキ42のみで受ける構成としたのでサーボモータ39への影響を無くすことが可能となる等の作用効果を奏する。
【0018】次に、上記のように構成された研削ローダ装置2により挾持されたワークWのバリを研削する研削ユニット装置61を図9ないし図14にしたがって説明すると、この研削ユニット装置61は研削ユニット部62と、この研削ユニット部62をX軸およびZ軸方向へ移動する研削ユニット走行部82とより構成されている。
【0019】この研削ユニット部62の基板63上には所定の間隔で対設する左右の支柱65と、この支柱65の上端部間に横架される桁部材66とにより略門型支持枠64が立設され、この左右の支柱65の上下方向には対応してガイドバー67が縦設されるとともに、このガイドバー67間にはスライド部材69を介してユニット支持部材68が上下のY軸方向へ移動可能に設けられ、このユニット支持部材68には砥石ユニット70が取付けられている。
【0020】この砥石ユニット70は、ユニット支持部材68の前面側には砥石軸72を回転可能に内装した軸筒体71が所定の長さで水平状に延出形成され、また、ユニット支持部材68の後面側には支持ブラケット73を介して砥石モータ74が取付けられ、この砥石モータ74の出力軸は砥石軸72に連結され、また、この砥石軸72の先端側には砥石75が着脱可能に取付けられている。
【0021】また、門型支持枠64の桁部材66のほぼ中央部には取付部材76を介して作動シリンダ77(位置検出器付)がピストンロッド78を下向きにして立設され、ピストンロッド78の先端はユニット支持部材68に枢着連結されている。この作動シリンダ77を伸縮作動することで軸筒体71は水平を維持した状態でY軸方向へ移動可能に設けられている。このように形成された研削ユニット部62は、フロア80上に設置されたベース基板81の配設された研削ユニット走行部82に連結されている。
【0022】この研削ユニット走行部82はベース基板81のX軸方向に配設される下部走行部83と、この下部走行部83の上部側に階層状に設けられてX軸方向と直交状のZ軸方向に配設される上部走行部84とより構成されている。この下部走行部83はベース基板81のX軸方向には所定の間隔でガイドバー85が固定支台86を介して平行に配設され、このガイドバー85にはそれぞれ対をなすリニアボールベアリング88を内装した支持台87がスライド可能に設けられるとともに、この対をなす支持台87は所定の長さでガイドバー85に所定の隙間を有して外嵌する連結管89により連結されて、この支持台87間には上部基板90が水平状に取付けられている。
【0023】また、このガイドバー85a,85b間のほぼ中央部には所定の間隔で配設された軸受部91,92を介してネジ軸94とボールナット部95とからなるボールネジ軸93が回転可能に支承されている。また、この一方の軸受部92は空間部92aを有するボックス状に形成され、軸受の反対側の壁板92bにはサーボモータ96が取付けられ、このサーボモータ96の出力軸97はカップリング98を介してネジ軸94に連結されている。また、ボールナット部95には連結ブラケット99が取付けられ、この連結ブラケット99は上部基板90の下面側の所定の位置に連結されている。また、ボールナット部95と両側の軸受部91,92との間にはネジ軸94を伸縮可能に覆う例えば円筒形状の防塵用シャバラ100,101 が取付けられている。
【0024】また、上部基板90上の下部走行部83のX軸方向と直交するZ軸方向には上部走行部84が配設されている。この上部走行部84は上記下部走行部83とほぼ同様に配設されている。すなわち、この上部基板90のZ軸方向には所定の間隔でガイドバー102 が固定支台103 を介して平行に配設され、このガイドバー102 にはそれぞれ対をなすリニアボールベアリングを内装した支持台104 がスライド可能に設けられるとともに、この対をなす支持台104 は所定の長さでガイドバー102 に所定の隙間を有して外嵌する連結管105 により連結されて、この支持台104 間には研削ユニット部62を取付ける載置基板106 が水平状に取付けられている。
【0025】また、このガイドバー102a,102b 間のほぼ中央部には下部走行部83と同様(図12参照)に所定の間隔で配設された軸受部107,108 を介してネジ軸110 とボールナット部111 とからなるボールネジ軸109 が回転可能に支承されている。また、この一方の軸受部108 は上記軸受部92と同様に空間部を有するボックス状に形成され、軸受の反対側の壁板にはサーボモータ112 が取付けられ、このサーボモータ112 の出力軸はカップリングを介してネジ軸110 に連結されている。また、ボールナット部111 には連結ブラケット113 が取付けられ、この連結ブラケット113 は載置基板106 の下面側の所定の位置に連結されている。また、ボールナット部111 と両側の軸受部107,108 との間にはネジ軸110 を伸縮可能に覆う例えば円筒形状の防塵用シャバラ100,101 が取付けられている。
【0026】このように設けられた研削ユニット走行部82の載置基板106 上には研削ユニット部62がその砥石ユニット70に取付けた砥石75を、研削ローダ装置2の挾持したワークWの指向して取付けられて研削ユニット装置61が形成されている。このように形成された研削ユニット装置61は下部走行部83のサーボモータ96を駆動することで研削ユニット部62はX軸方向に移動され、また、上部走行部84のサーボモータ112 を駆動することで研削ユニット部62はZ軸方向に移動され、また、研削ユニット部62の作動シリンダ77を伸縮作動することで研削ユニット70はY軸方向に移動するように設けられている。なお、この研削ユニット装置61は研削ローダ装置2を覆った防塵フードFA と連続する防塵フードFB によりほぼ全体が覆われている。
【0027】ここで下部走行部83および上部走行部84にボールネジ軸93,109 について詳述する。この両ボールネジ軸93,109 はほぼ同様に構成されているので、ボールネジ軸93について図13および図14にしたがって説明すると、ネジ軸94は通常のねじ部94aが螺設され、同ねじ部94aにはボールナット部95が螺合されている。
【0028】このボールナット部95は例えばグリースを塗布しない2個のボールナット115,116 がリテーナ117 により連結され、このボールナット115,116 の他側にはフランジ部材118 がそれぞれ取付けられている。このフランジ部材118 は所定の幅と外径を有し、その中心部にはネジ軸94のネジ部94と所定の間隔tを有する内径部119 が貫設されて略リング状に形成され、このフランジ部材118 の外周の所定の位置には後述するオイルミストを中心方向へ噴出する噴射孔120aを有する接続孔120 が貫設されている。また、フランジ部材118 の所定の半径上の所定の角度位置には複数の取付孔121a,121b が貫設されている。このように設けられた例えばボールナット115 のフランジ部材118 の取付孔121aには連結ブラケット99が取付けられて上部基板90の下面側の所定の位置に連結されるとともに、軸受部92との間に防塵用ジャバラ101 が取付けられ、また、ボールナット116 のフランジ部材118 の取付孔121bには軸受部91との間に防塵用ジャバラ100 が取付けられている。このボールナット部95の左右のフランジ部118 の接続孔120にはオイルミスト配管路125 が接続されている。
【0029】このオイルミスト配管路125 は図14に示すように、主配管126 は圧縮エア供給源127 側に接続され、この主配管126 上にはルブリケータ128 が配設されている。また、この主配管126 のルーブリケータ128 の下流側では例えば二股状に分岐する分岐管129,130 が形成され、この両分岐管129,130 にはそれぞれ絞り弁131 が配設されるとともに、分岐管129 の先端はボールナット115 のフランジ部材118 の接続孔120 に、また、分岐管130 の先端はボールナット116 のフランジ部材118 の接続孔120 にそれぞれ接続されている。なお、上部走行部84のボールネジ軸109 のボールナット部111 にも同様にオイルミスト配管路125 が接続されている。このように設けられたオイルミスト配管路125 においては、圧縮エア供給源127 からの所定の圧力の圧縮エアがルブリケータ128 内に導入されると、同ルブリケータ128 内に滴下される例えば安定性のよい低粘度の潤滑用オイルがミスト化されて、このオイルミストは圧縮エアに混入され、分岐管129,130 に分岐され、絞り弁131 を経て左右のフランジ部材118 の接続孔120 の噴出孔120aよりネジ軸94,110 に向けて噴出される。
【0030】このように設けられたボールネジ軸93,109 を配設した下部走行部83および上部走行部84を介して研削ユニット70をX軸方向あるいはZ軸方向へ移動する過程で、オイルミスト配管路125 よりボールナット部95,111 へオイルミストを噴出するようになっている。
【0031】このように本実施形態の研削ユニット装置61の研削ユニット70をX軸方向あるいはZ軸方向へ移動する下部走行部83および上部走行部84に配設されるボールネジ軸93,109 を支承する軸受部91,92とボールネジ軸93,109のボールナット部95,111 に取付けたフランジ部材118 との間にネジ軸94,110 を覆う防塵用ジャバラ100 を取付けた構成において、上記ボールナット部95,111 に取付けたフランジ部材118 に形成した接続孔120 にオイルミスト配管路125 を接続して、オイルミストを含む圧縮エアを接続孔120aより噴射する構成としたものである。
【0032】したがって、オイルミスト配管路125 のルブリケータ128 内で圧縮エアによりミスト化された潤滑用オイルが圧縮エアに含まれて分岐管129,130 を経てボールナット部95,111の左右のフランジ部材118 の噴射孔120aよりネジ軸93,110に噴射される。この噴射されるオイルミストを含む圧縮エアは研削ユニット70のグラインダー作業により発生して、ネジ軸94,110に付着した微粉塵の洗浄とボールナット部95,111内への微粉塵の侵入を遮断する役務を有する。また、噴射されたオイルミストを含む圧縮エアの一部はボールナット部95,111の内方に向ってグリースを塗布しないボールナット115,116 内を潤滑するとともに、その大半は左右の防塵用ジャバラ100,101 側に向う。この圧縮エアが防塵用ジャバラ100 側に向うことにより、この防塵用ジャバラ100,101 は研削ユニット70がX,Z軸方向に移動する過程で伸縮され、この伸長過程で負圧現象を生じて外側空気を吸引しようとするが、この防塵用ジャバラ100,101 内は圧縮エアによりほぼ一定に保持することができて負圧現象を解消して防塵用ジャバラ100,101 内への微粉塵の侵入を著減することができる。
【0033】このようにグラインダー作業により発生した微粉塵の防塵用ジャバラ100,101内への侵入を著減することができるので、ボールネジ軸93,109の耐用度が長くなるので、交換頻度が減少されて生産能率を高めることができ、また、ボールナット部95,111の潤滑はグリースではなくオイルミストによるため、回転抵抗が減少されるのでサーボモータ96,112の容量を小さくすることができる。
【0034】上記実施形態の研削ユニット装置61における上下部の走行部83,84に配設したボールネジ軸93,109において、ボールナット部95,111の両側に噴射孔120 を有するフランジ部材118 を取付けて、同噴射孔120 にオイルミスト配管路125 を接続するように例示したが、これに限定するものではなく、例えばボールナット部95,111を接続したリテーナ117 に噴射孔120 を設け、同噴射孔120 にオイルミスト配管路125 を接続して、オイルミストを含む圧縮エアを噴射して、リテーナ117 より左右の防塵用ジャバラ100,101 側の方向へ導出する構成としてもよい。また、上記実施形態では研削機の走行部に配設したボールネジ軸に防塵装置を附設して例示したが、これに限定するものではなく、他の粉塵を発生する機械装置あるいは塵埃を嫌う工作機械等の走行部のボールネジ軸にも適用し得るものである。




 

 


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