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発明の名称 熱可塑性樹脂組成物の生産方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−52819
公開日 平成10年(1998)2月24日
出願番号 特願平8−213509
出願日 平成8年(1996)8月13日
代理人
発明者 山内 繁 / 堀 勝巳
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 1台の押出機を用いて繊維状強化材及び/又は着色剤の配合割合の異なる熱可塑性樹脂組成物を生産する方法において、供給口を2か所以上有する押出機を用い、最初の供給口からベースポリマーを供給し、シリンダーの途中の供給口から最終組成となるように繊維状強化材及び/又は着色剤を供給することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の生産方法。
【請求項2】 請求項1において、下記式(1)〜(2)を満足する押出機を用いて熱可塑性樹脂を生産する方法。
A≧18 (1)
A/N≧8 (2)
ただし、A=L/D(L:押出機スクリュー長さ、D:スクリュー径)
N=供給口数
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強化材や着色剤の配合組成の異なる2種以上の熱可塑性樹脂組成物を1台の押出機を用いて生産するに際して、銘柄の変更に要する時間ロス及びポリマーロスを減少させることができる熱可塑性樹脂組成物の生産方法に関するものである。
【0002】従来、強化材や着色剤の配合組成の異なる2種以上の熱可塑性樹脂組成物を生産する場合、押出機の同一の供給口から、それぞれ最終組成比の混合物を供給する方法が用いられているが、配合組成の異なる銘柄に変更する際、押出機中に存在する全てのポリマー組成物を置き換えなければならず多くの時間ロスやポリマーロスを伴うという問題があった。また、特に繊維状強化材を配合する場合、押出機中での混練によって強化材が破損し、得られる強化熱可塑性樹脂組成物の強度の向上が不十分であるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、配合組成の異なる熱可塑性樹脂組成物を1台の押出機を用いて生産するに際して、組成変更に伴う時間ロスやポリマーロスを減少させて生産性を向上させることを主たる課題とし、併せて押出機中での混練による強化材の破損を防止し、得られる強化樹脂組成物の強度を向上させようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような課題を解決するために鋭意検討した結果、ポリマーの供給口を2か所以上有する押出機を用いて工夫することにより、上記の課題が解決されることを見出し本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、1台の押出機を用いて繊維状強化材及び/又は着色剤の配合割合の異なる熱可塑性樹脂組成物を生産する方法において、供給口を2か所以上有する押出機を用い、最初の供給口からベースポリマーを供給し、シリンダーの途中の供給口から最終組成となるように繊維状強化材及び/又は着色剤を供給することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の生産方法にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる押出機は、供給口を2か所以上有するものであればよく、混練性の点から二軸スクリュータイプの押出機が好ましい。
【0007】また、本発明において、下記式(1)〜(2)を満足する押出機を用いることにより、本発明における熱可塑性樹脂組成物の混練性及び生産性が良くなり、また、本発明の効果が顕著に現れる。
A≧18 (1)
A/N≧8 (2)
ただし、A=L/D(L:押出機スクリュー長さ、D:スクリュー径)
N=供給口数【0008】本発明において用いられるポリマーとしては特に制限はなく、たとえば、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET )、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン46、ポリフェニレンエーテル、ポリオキシメチレン、ポリサルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂等が挙げられる。
【0009】本発明において用いられる強化材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、有機繊維、天然鉱物繊維、タルク、ワラストナイト、マイカ等が挙げられるが、特にガラス繊維やカーボン繊維等の繊維状強化材を用いる場合に本発明の方法を用いることにより、押出機中での混練による繊維の切断の程度が比較的軽度となり、得られる強化樹脂組成物の強度が向上するという物性の面からも、本発明の方法は極めて有効である。また、本発明において用いられる着色剤としてはカーボンブラック、酸化チタン、有機顔料、無機顔料、染料あるいはこれらの着色剤を高濃度に含有するカラーマスターチップ等が挙げられる。
【0010】また、本発明の方法は、耐光剤、耐候剤、耐熱剤、酸化防止剤、滑剤、離型剤等を配合する場合にも適用することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
【0012】実施例1ポリマーの供給口を2か所有する二軸押出機(東芝機械社製、シリンダー内径50mmφ、L/D=25)を用いて、供給口1からPET を、供給口2からガラス繊維を、PET /ガラス繊維=70/30 (重量比)の組成比となるように各供給口から投入し、ガラス繊維強化PET を製造した。次に、供給口1からPET を引き続き投入しながら、供給口2のガラス繊維の投入量を減少させ、PET /ガラス繊維=80/20 (重量比)の組成比のガラス繊維強化PET を製造した。第1の組成から、第2の組成に切り替えるために要した時間は5分、切替時に発生した樹脂のロス量は13.0kgであった。また、上記の第1及び第2の各組成物の物性を表1に示した。
【0013】比較例1供給口1からPET /ガラス繊維=70/30 (重量比)の組成のチップ混合物を投入し、ガラス繊維30重量%入りガラス繊維強化PET を生産した。次に、同一の供給口(供給口1)から、PET /ガラス繊維=80/20 (重量比)のチップ混合物に切り替え投入し、ガラス繊維20重量%入りガラス繊維強化PETを生産した。第1の組成の強化PET から、第2の組成の強化PET に切り替えるために要した時間は12分、切替時に発生した樹脂のロス量は30kgであった。また、上記の第1及び第2の各組成物の物性を表1に示した。
【0014】
【表1】

【0015】実施例2ポリマーの供給口を2か所有する二軸押出機(東芝機械社製、シリンダー内径50mmφ、L/D=25)を用いて、供給口1からPET を、供給口2から赤色着色剤を1重量%含有するカラーマスターチップを、最終組成として着色剤含有量が 0.1重量%となるように各供給口から投入し、着色PET を製造した。次に、供給口1からPET を引き続き投入しながら、供給口2のカラーマスターチップの投入を停止し、未着色PET に切り替えた。第1の組成から、第2の組成に切り替えるために要した時間は8分、切替時に発生した樹脂のロス量は21.0kgであった。
【0016】比較例2供給口1からPET と赤色着色剤を1重量%含有するカラーマスターチップを、最終組成として着色剤含有量が 0.1重量%となるようにチップ混合したものを投入し、着色PET を製造した。次に、同一の供給口(供給口1)から、カラーマスターチップの投入を停止し、PET 単体に切り替え投入し、シリンダー内の着色剤を洗浄した。シリンダー内の樹脂がPET 単体に完全に切り替わるまでに要した時間は20分、樹脂のロス量は50kgであった。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、強化材や着色剤の配合組成の異なる2種以上の熱可塑性樹脂組成物を連続的に生産するに際して、銘柄の変更に要する時間ロス及びポリマーロスを減少することができ生産性が著しく向上し、また、押出機中での混練による強化材の破損が少なくなり、得られる強化樹脂組成物の強度が向上する。




 

 


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