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発明の名称 金属管の搬送装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−76562
公開日 平成10年(1998)3月24日
出願番号 特願平8−233247
出願日 平成8年(1996)9月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】潮谷 奈津夫
発明者 和田 英之 / 長坂 秀也 / 足立 武夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 一端に接続治具が取り付けられた接続すべき金属管を搬送しそして先行の長尺金属管の後端に接続する金属管の搬送装置であって、先行の長尺金属管の後端が通過した時間を、搬送ライン中の特定位置において検知するための、前記搬送ライン中の前記特定位置に設けられたセンサーと、前記先行の長尺金属管の後端が前記特定位置を通過した時間と、前記特定位置を通過したときの搬送速度とから、接続すべき金属管を搬送ラインに装入する間隔を、前記先行の長尺金属管との接続位置が一定になるように演算する演算手段と、前記演算手段からの信号により、後続の接続すべき金属管を搬送ラインに装入する間隔を制御する制御手段とからなることを特徴とする金属管の搬送装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、金属管の外表面にポリオレフィン被膜等を形成するラインにおいて、所定長さの短尺金属管が、先行の長尺金属管にライン中の所定位置において接続されるように、これを搬送するための、金属管の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属管の外表面に対するポリオレフィン被膜等の形成は、一般に、Tダイ方式や丸ダイ方式によって行われている。図2に、金属管の外表面に、丸ダイ方式によって連続的にポリオレフィン被膜を形成する、ポリオレフィン被覆ラインの一例を工程図によって示す。
【0003】図面に示すように、被覆すべき金属管の搬送ラインに沿って、キャタピラー式の押込み機6、プライマー塗布装置7、加熱装置8、クロスヘッドダイ9、水冷装置10、ピンホール検出器11および走行切断機12が、この順序で配置されている。
【0004】搬送された所定長さの短尺金属管15aの先端部に、例えば実開昭60-116412号公報に開示されているような接続治具16を取り付け、このような接続治具16が取り付けられた短尺金属管15aを、既に接続が完了している先行の長尺金属管15の後端に、接続治具16を介して接続する。
【0005】このようにして、接続治具16により複数本の金属管15aが接続された長尺金属管15は、押込み機6によってプライマー塗布装置7に送り込まれ、プライマー塗布装置7において、その外表面にプライマーが塗布された後、加熱装置8において所定温度に加熱され、塗布されたプライマーを硬化させる。
【0006】このようにして、外表面上に硬化プライマー層が形成された長尺金属管15は、クロスヘッドダイ9に送り込まれ、クロスヘッドダイ9において、変性ポリオレフィン13が内層に、ポリオレフィン14が外層になるように押し出された樹脂によって、硬化プライマー層上にポリオレフィン被膜が形成される。
【0007】ポリオレフィン被膜が形成された長尺金属管15は、水冷装置10において水冷された後、ピンホール検出器11においてピンホールの有無が検査され、走行切断機12によって、接続前の所定長さの短尺金属管に切断される。
【0008】上述したポリオレフィン被覆ラインにおいて、長尺金属管15を前進させる押込み機6は、上下1対のキャタピラーによって構成されている。そのために、先端に接続治具16が取り付けられた、接続すべき短尺金属管15aと、先行の長尺金属管15との間で未接続となった場合には、両者が接続されるまで、押込み機6による押込み力がなくなり、金属管15の前進が中断されることになる。
【0009】また、接続治具16が取り付けられた短尺金属管15aは、必ずしも真っ直ぐではなく、若干の曲がりが存在する場合がある。更に、金属管の寸法によってその搬送速度が約5m/分の低速から約50m/分の高速まで異なるので、長尺金属管に接続する際に、トラブルの発生を防止するため、上下両側からガイドロールなどでガイドして接続するようにしている。
【0010】このようなことから、接続治具16が取り付けられた短尺金属管15aの長尺金属管15に対する接続は、押込み機6の前方であってガイドロール等が設置されている、ライン中の所定位置で行うことが必要とされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したポリオレフィン被覆ラインにおいて、所定長さの短尺金属管を、先行の長尺金属管に接続する場合に、次のような問題がある。
【0012】ポリオレフィン被覆ラインにおいて操業を開始する場合には、金属管の品種や寸法によって予め定められている標準搬送速度よりも遅い速度で長尺金属管を押し込み、各工程における生産能力のバランスや、被覆されたポリオレフィン被膜の品質を確認した上で徐々に増速し、所定の標準搬送速度にしている。
【0013】また、被覆が完了した後の長尺金属管の管端処理や管体へのマーキング処理等のような後工程の作業能率が、ポリオレフィン被覆に要する作業能率よりも下回った場合には、搬送速度を、標準速度よりも減速させる必要がある。
【0014】このように、ポリオレフィン被覆ラインにおける金属管の搬送速度は必ずしも一定ではない。これに対して、従来の実開昭60-116412 号公報に開示されているような接続治具を使用し、所定長さの短尺金属管を長尺金属管に接続する際における、短尺金属管の搬送速度およびその装入間隔は一定であるために、金属管の搬送速度の増減に従って、短尺金属管が長尺金属管に接続される位置が変化する。その結果、金属管がガイドロール等でガイドされずに接続される場合が生じ、接続が不安定になる問題がある。
【0015】従って、この発明の目的は、上述した問題を解決し、所定長さの単尺金属管を先行の長尺金属管に安定して接続することができ、これによって、例えば、金属管に対するポリオレフィン被覆を効率的に行うことができる、金属管の搬送装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、一端に接続治具が取り付けられた接続すべき金属管を搬送しそして先行の長尺金属管の後端に接続する金属管の搬送装置であって、先行の長尺金属管の後端が通過した時間を、搬送ライン中の特定位置において検知するための、前記搬送ライン中の前記特定位置に設けられたセンサーと、前記先行の長尺金属管の後端が前記特定位置を通過した時間と、前記特定位置を通過したときの搬送速度とから、接続すべき金属管を搬送ラインに装入する間隔を、前記先行の長尺金属管との接続位置が一定になるように演算する演算手段と、前記演算手段からの信号により、後続の接続すべき金属管を搬送ラインに装入する間隔を制御する制御手段とからなることに特徴を有するものである。
【0017】即ち、この発明においては、接続すべき所定長さの短尺金属管が、先行の接続済みの長尺金属管の後端に所定位置で接続されるように、先行の接続済み長尺金属管の後端が通過した時間を、搬送ライン中の特定位置に設けられたセンサーによって検知する。そして、長尺金属管の後端が、特定位置を通過した時間とそのときの搬送速度とから、接続すべき所定長さの短尺金属管を搬送ラインに装入する間隔を、搬送速度とは関係なく、先行の長尺金属管との接続位置が一定になるように演算機によって演算し、接続すべき短尺金属管を搬送ラインに装入する間隔を制御する。
【0018】その結果、先行の長尺金属管と、接続すべき後続の短尺金属管とを、所定位置において安定して確実に接続することができる。従って、このような搬送装置を、ポリオレフィン被覆ラインに適用することにより、金属管の外表面にポリオレフィン被膜を安定して形成することができ、その作業能率を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明を図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の装置の一実施態様を示す概略工程図である。図面に示すように、予め一端に接続治具16が取り付けられた所定長さの短尺金属管15aは、搬送ローラ4によって管軸方向に搬送され、上下両側からガイドロールでガイドされる所定の接続位置Aにおいて、先行の金属管15の後端に接続される。
【0020】上述した金属管搬送ライン中の所定位置に近接センサー1が設けられており、先行する接続済みの長尺金属管15の後端が通過した時間を測定し、その測定結果を演算機2に送る。演算機2は、上記測定結果に基づいて、先行の長尺金属管15に接続される短尺金属管15aの装入間隔を調整するため、短尺金属管15aをラインに装入するウオ−キングア−ム5の起動間隔を演算し、これを制御器3に送る。制御器3は、演算機2からの信号によりウオ−キングア−ム5の起動間隔を制御する。
【0021】近接センサー1から接続位置Aまでの距離をd1 とし、短尺金属管15aの先端から接続位置Aまでの距離をd2 とする。長尺金属管15の後端が近接センサー1を通過してから、ウオ−キングア−ム5が作動し、後続の接続すべき短尺金属管15aが先行の長尺金属管15に接続されるまでの時間をt1 とし、接続すべき短尺金属管15aが搬送ラインに到達するまでにウオ−キングア−ム5が作動する時間をt2 とする。
【0022】そして、長尺金属管15の後端が近接センサー1を通過してからウオ−キングア−ム5が作動するまでの時間をt、そのときの搬送速度をva とし、搬送ローラ4の速度係数をkとすると、近接センサー1から接続位置Aまでの距離d1 、および、接続すべき短尺金属管15aの先端から接続位置Aまでの距離d2 は、下記(1) 、(2) 式によって求められる。
【0023】
1 =va ×t1 ・・・・・・・・・・・・・・・(1)d2 =k・va ×{t1 −(t+t2 )}・・・・(2)(1) 式および(2) 式より、長尺金属管21の後端が近接センサー1を通過し、ウオ−キングア−ム5が作動するまでの時間tは、下記(3) 式によって求められる。
【0024】
t=(k・d1 −d2 )/k・va −t2 ・・・・(3)前述したように、ポリオレフィン被覆ラインにおいて操業を開始する場合には、金属管の品種や寸法によって予め定められている標準搬送速度よりも遅い速度で長尺金属管を押し込み、各工程における生産能力のバランスや、被覆されたポリオレフィン被膜の品質を確認した上で徐々に増速し、所定の標準搬送速度にしている。その際、この発明によれば、先行の接続済の長尺金属管15の後端と、後続の接続すべき短尺金属管15aの先端とが、所定位置Aにおいて接続されるように、ウオ−キングア−ム5が作動する間隔tは、搬送速度が増加するに従って徐々に短くなるように制御される。
【0025】また、ポリオレフィン被覆が完了した後の長尺の金属管の管端処理や管体へのマーキング処理等のような後工程の作業能率が、ポリオレフィン被覆に要する作業能率よりも下回った場合には、搬送速度を、標準速度よりも減速させる必要がある。その際、この発明によれば、ウオ−キングア−ム5が作動する間隔tは、搬送速度が減速するに従って徐々に長くなるように制御される。
【0026】この結果、ライン中の所定位置において金属管を接続することができるので、金属管を接続しながらポリオレフィンを被覆するライン等にこの搬送装置を適用することにより、被覆能率の向上を図ることができる。
【0027】
【実施例】JIS G3542に規定する配管用炭素鋼金属管(SGP)の呼び径20Aの金属管を、この発明の装置により、40m/分の搬送速度で52300本搬送し、先行金属管との接続を行った結果、その接続位置にずれは生じなかった。
【0028】JIS G3542に規定する配管用炭素鋼金属管(SGP)の呼び径50Aの金属管を、この発明の装置により、34m/分の搬送速度で40320本搬送し、先行金属管との接続を行った結果、その接続位置にずれは生じなかった。
【0029】JIS G3542に規定する配管用炭素鋼金属管(SGP)の呼び径150Aの金属管を、この発明の装置により、13m/分の搬送速度で17000本搬送し、先行金属管との接続を行った結果、その接続位置にずれは生じなかった。
【0030】これに対し、JIS G3542に規定する配管用炭素鋼金属管(SGP)の呼び径20Aの金属管を、従来の装置により、34m/分の速度で搬送し、先行金属管と接続したところ、100本搬送した時点で接続位置にずれが生じ、接続不能になった。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、所定長さの単尺金属管を先行の長尺金属管に安定して接続することができ、従って、例えば、金属管に対するポリオレフィン被覆が効率的に行われ、被覆樹脂の原単位の向上および作業能率の向上が図られ、生産性を高めることができる等、多くの工業上有用な効果がもたらされる。




 

 


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