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発明の名称 H形鋼の圧延機出曲り矯正装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−52718
公開日 平成10年(1998)2月24日
出願番号 特願平8−209448
出願日 平成8年(1996)8月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 宗治 (外3名)
発明者 片岡 直樹 / 渡辺 誠 / 森坂 久志 / 宇田川 辰郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 仕上ユニバーサル圧延機の出側至近に設置された被圧延材の先後端部の出曲り矯正装置において、上下および左右に移動可能に支持され、被圧延材のウエブ両側の各々を独立して上下から拘束する複数の圧延材巻き付き防止ガイドと、前記圧延材巻き付き防止ガイドの各々に上下動可能に設けられて前記被圧延材の各フランジ端面を押圧する回転自在な端面ローラーとを有することを特徴とするH形鋼の圧延機出曲り矯正装置。
【請求項2】 前記圧延材巻付き防止ガイドが圧延方向移動機構を有することを特徴とする請求項1記載のH形鋼の圧延機出曲り矯正装置。
【請求項3】 前記被圧延材の各フランジ端面を押圧する回転自在な端面ローラーが端面ローラー上下機構を有することを特徴とする請求項1記載のH形鋼の圧延機出曲り矯正装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形鋼圧延機における出曲り矯正装置、特にH形綱の仕上げ圧延における上下出曲りを軽減する矯正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】H形鋼は一般に形鋼類を圧延するユニバーサル圧延機で製造するが、仕上げ圧延の際に、図8および図9に示すように、被圧延材3の先後端部が上側または下側に変形する。このような変形を出曲りと称し、H形鋼の先後端部の上下フランジの厚み差による圧下バランスの不適正なことが主たる発生原因で、一般に不可避とされている。この上下出曲りは、H形鋼の形状の代表的な欠陥であり、距離の短い部分は矯正できず、切下げるため歩留悪化の一因となっており、未矯正部分の減少による歩留まりの向上が要求されている。
【0003】被圧延材の曲りの改善を図る技術として、例えば特開昭51−110474号公報および実公平7−31845号公報に記載されたH形鋼用の曲り矯正装置は、H形鋼のフランジを内外面からローラーにより拘束し、被圧延材に塑性伸びを与えて曲りを矯正するものである。また、特開平4−157011号公報、特開平4−210811号公報および特開平5−7911号公報に記載された形材圧延用誘導装置は、圧延機入側でウェブまたはフランジ先端をローラーで拘束し、曲りを矯正して圧延機に咬込ますことによりウェブ中心の偏りを軽減するようにしている。また、実開平7−37405号公報に記載されたH形鋼の圧延用ガイド装置は、圧延機出側に設置した捻れ防止装置で仕上げ圧延されたH形鋼の捻れを矯正すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記特開昭51−110474号公報および実公平7−31845号公報に記載されたH形鋼用の曲り矯正装置では、被圧延材の全長曲りには有効であるが、先後端部の出曲り矯正には効果を充分発揮できない。また、特開平4−157011号公報、特開平4−210811号公報および特開平5−7911号公報に記載された形材圧延用誘導装置では、圧延のための誘導装置であり、出曲りの矯正効果が得られない。さらに、実開平7−37405号公報に記載されたH形鋼の圧延用ガイド装置では、圧延材全長に渡りガイドローラーの設定値が一定であるためフランジ足先が潰れるということから改良の余地がある。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、ロール毎の圧延材巻付き防止ガイドの取替えを不要とし、H形鋼の先後端部の上下出曲りの軽減に特に効果のある矯正装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る仕上ユニバーサル圧延機の出側至近に設置されて、被圧延材の先後端部の上下出曲りを矯正するH形鋼の圧延機出曲り矯正装置は、上下および左右に移動可能に支持され、被圧延材のウエブ両側の各々を独立して上下から拘束する複数の圧延材巻き付き防止ガイドと、前記圧延材巻き付き防止ガイドの各々に上下動可能に設けられて前記被圧延材の各フランジ端面を押圧する回転自在な端面ローラーとを有するものである。従って、前記各圧延材巻付き防止ガイドが上下および左右方向に独立に移動可能であり、被圧延材の全サイズに対応可能である。
【0007】また、前記圧延材巻付き防止ガイドが圧延方向移動機構を有するものであり、ロール毎の圧延材巻付き防止ガイドの取替えを不要としている。また、前記被圧延材の各フランジ端面を押圧する回転自在な端面ローラーが端面ローラー上下機構を有するものであり、被圧延材全長に端面ローラーの接触による影響を与えることなく、先後端部の出曲り部分のみを矯正することが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1に係るH形鋼の上下出曲り矯正装置の要部構成を示す正面図、図2は側面図である。図において、1は圧延機ハウジングで、仕上ユニバーサル圧延機本体を構成する。2は上下一対の水平ロールで、仕上げ圧延されるH形鋼のウエブを圧下する。3は被圧延材で、前記水平ロール2および図示しない竪ロールで仕上げ圧延される。4は上下出曲り矯正装置を構成する圧延材巻付き防止ガイドで、水平ロール2の外周に沿うように向かって外周に接するように圧延機出側へ設置される楔状をなし、被圧延材3のウエブ31の両側の各々を独立して上下から拘束できるるようになっている。5は端面ローラーで、前記圧延材巻付き防止ガイド4の側面から水平に突出した状態で上下動可能に配設され、フランジ32の端面を拘束する非駆動のフラットローラーである。
【0009】上記のように仕上ユニバーサル圧延機の出側で、被圧延材3のウエブ31の左右を上下から拘束し、かつフランジ32の端面を圧下するように構成された本H形鋼の上下出曲り矯正装置の圧延材巻き付き防止ガイド4は、圧延機ハウジング1の後面を横行移動するユニット6に設けたシリンダーで上下する上下移動機構7に支持されている。前記ユニット6の横方向位置は、設けたシリンダーで駆動される横行移動機構8によって所定の位置に設定される。また、前記端面ローラー5は、前記圧延材巻付き防止ガイド4に設けたシリンダーで駆動される端面ローラー上下機構9で側面に沿って上下するように支持されている。さらに、前記圧延材巻付き防止ガイド4は、シリンダーで駆動される圧延方向移動機構10により、水平ロール2に接離するようになっている。
【0010】上記実施形態1による仕上げ圧延されるH形鋼の上下出曲りの矯正は、先ず仕上げ圧延後の被圧延材3のウエブ31の両側を上下から拘束するように、圧延材巻付き防止ガイド4を被圧延材3のウエブ31の厚さおよび幅に応じた所定の位置で拘束するように、図1中に水平な破線で示すパスラインを挟んで対照な位置に設定する。また、端面ローラー5は、仕上げ圧延後の被圧延材3のフランジ32の幅に等しい間隔に設定する。図3に示すように、被圧延材3の出曲りが上出曲りの場合であれば、その上出曲り度合いを検知して、所定の圧下量を下向きに付加して塑性変形させ、真直に矯正するように端面ローラー5を下降させ、その後直ちに端面ローラー5を上昇させる。なお、被圧延材3の出曲りが下出曲りであれば、端面ローラー5を上昇させて真直に矯正する塑性変形を行い、その後直ちに端面ローラー5を下降させる。図4は先後端部の上出曲り矯正後の製品断面を示したもので、(a)は被圧延材の出曲りを矯正後、圧延材巻付き防止ガイド4に設けた端面ローラー5を即座に上昇させたものであり、(b)は被圧延材の出曲りを矯正後、圧延材巻付き防止ガイド4の端面ローラー5を設定位置のままにして圧延したものである。出曲り矯正後、端面ローラー5の挟み込みを開放することにより、製品中央部における端面ローラー5による潰れを回避することができる。
【0011】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態2に係るH形鋼の圧延機出曲り矯正装置の正面図、図6は側面図であり、圧延機ハウジング1の後面を横行移動するユニット6に設けた上下移動機構71をモーターおよびスクリューねじで作動させるようにしている。また、前記ユニット6の横方向位置は、モーターおよびスクリューねじで作動する横行移動機構81によって所定の位置に設定するようにし、さらに前記端面ローラー5は、前記圧延材巻付き防止ガイド4に設けたモーターおよびスクリューねじにより作動する端面ローラー上下機構91で側面に沿って上下するようにし、前記圧延材巻付き防止ガイド4は、モーターおよびスクリューねじにより作動する圧延方向移動機構101で圧延方向の位置を調整するようになっている。
【0012】図7は圧延ロール2の交換時に、圧延ロール2との干渉を避けるために出曲り矯正装置を構成する圧延材巻付き防止ガイド4の退避状態を示す側面図である。圧延方向移動機構10(101)により圧延材巻付き防止ガイド4を圧延ロール2から離間する方向に退避させ、ロール交換時に圧延ロールとの干渉を回避させることができる。
【0013】
【実施例】表1は本発明の効果を示す出曲り量の統計データーである。H形鋼の寸法サイズがH200xB200,H500xB200,H900xB300のものについて、この矯正装置の使用時と不使用時の試験データを整理したものであり、どのサイズのH形鋼についても、出曲り量は、矯正装置を使用したことにより格段に減少し寸法精度の優れた製品が得られる。
【0014】
【表1】

【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、仕上ユニバーサル圧延機の出側至近に設置された圧延材巻付き防止ガイドに設けた端面ローラーを有する出曲り矯正装置により被圧延材先後端部のフランジ端面を拘束しながら被圧延材を仕上げ圧延することにより、出曲り量を良好に軽減することできる。また、出曲り矯正装置の各圧延材巻付き防止ガイドは個々に上下左右に移動可能であり、被圧延材のフリーサイズに対応可能である。そして、該圧延材巻付き防止ガイドを圧延ロール至近まで送り込む横行移動機構を有しており、ロール毎の圧延材巻付き防止ガイドの取替えを不要としている。さらに、前記圧延材巻付き防止ガイドは被圧延材の出曲り部を矯正後に即座に該端面ローラーを昇降する端面ローラー移動機構を有しており、被圧延材全長に端面ローラーが接触して中央部に悪影響を及ぼすことはなく、先後端部の出曲り部分を良好に矯正することができる。




 

 


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