米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 川崎製鉄株式会社

発明の名称 可逆圧延機デフレクタロール用ワイパー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−58016
公開日 平成10年(1998)3月3日
出願番号 特願平8−224106
出願日 平成8年(1996)8月26日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小林 英一
発明者 永原 光彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 可逆圧延機のデフレクタロールに装着するワイパーであって、該ワイパーは、Y字状に形成された2本のアームと1本のレバーとからなり、かつ該アームと該レバーの交叉部で回転自在に支持され、該2本のアームは該デフレクタロールを挟むように所定の角度を形成して配設され、さらに、該アームの先端部には前記デフレクタロール表面に当接し該ロール表面に付着する異物を除去するバイトがそれぞれ1個配設され、該レバーには、前記可逆圧延機の圧延方向の切換に合わせ自動的に駆動し該ワイパーを正または逆回転させ、前記バイトの一方を前記デフレクタロールに押し当てるレバー駆動装置が連結されてなることを特徴とする可逆圧延機デフレクタロール用ワイパー。
【請求項2】 前記バイトが、ワイピング部材およびワイピング部材を交換可能に装着するブラケットとからなることを特徴とする請求項1記載の可逆圧延機デフレクタロール用ワイパー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆圧延機のデフレクタロールに適用して好適な異物除去装置に関し、とくにデフレクタロール表面に付着する異物を除去するワイパーに関する。
【0002】
【従来の技術】冷間圧延等圧延の最終段階で、圧延板表面あるいはロール表面に摩耗粉、塵、鉄粉、酸化スケール等の異物が付着したまま搬送されたり圧延されたりすると、これら異物は圧延板を擦ったり、ロールと圧延板の間に巻き込まれたりして、押し込み疵、擦り疵等の表面欠陥となり、製品価値を著しく低下させる。このため、ロール等に付着する異物はワイピング装置を用いて除去している。
【0003】デフレクタロール表面に付着する異物を除去する場合には、ロール周上の1か所でゴム、スポンジ等のワイピング用材をロール表面に押付ける方法が行われ、ワイピング用材をロールに押し付ける圧力を調整したり、あるいはワイピング用材を取り替えてロール表面に付着する異物を除去している。しかし、可逆圧延機の場合、このようなロール周上の1か所でワイピング用材5をデフレクタロール7表面に押付ける方法では、図3に示すように、圧延方向の逆転(点線の矢印方向16から実線の矢印方向17に)に伴い、デフレクタロール7の回転方向も逆転(例えば点線の矢印方向16’から実線の矢印方向17’に)するため、デフレクタロール7表面と押しつけたワイピング部材5との間に溜まった異物13がデフレクタロール7に付着したまま圧延帯11と接触し、圧延帯11とデフレクタロール7間あるいはコイルに巻き取られる時に圧延帯間に巻き込まれ表面疵を発生させるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点を有利に解決し、可逆圧延機のデフレクタロールに付着する異物を、圧延方向が変化しても効率よく除去できる可逆圧延機のデフレクタロール用ワイパーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、可逆圧延機のデフレクタロールに装着するワイパーであって、該ワイパーは、Y字状に形成された2本のアームと1本のレバーとからなり、かつ該アームと該レバーの交叉部で回転自在に支持され、該2本のアームは該デフレクタロールを挟むように所定の角度を形成して配設され、さらに、該アームの先端部には前記デフレクタロール表面に当接し該ロール表面に付着する異物を除去するバイトがそれぞれ1個配設され、該レバーには、前記可逆圧延機の圧延方向の切換に合わせ自動的に駆動し該ワイパーを正または逆回転させ、前記バイトの一方を前記デフレクタロールに押し当てるレバー駆動装置が連結されてなることを特徴とする可逆圧延機デフレクタロール用ワイパーである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のワイパーについて、本発明の1実施例である図2をもとに説明する。ワイパー1は、2本のアーム2a、2bと1本のレバー3を有する。2本のアーム2a、2bと1本のレバー3は、Y字状に配設され、2本のアーム2a、2bとレバー3との交叉部4で回転自在に支持される。ワイパー1の支持の方法は、ピン留めでも、回転軸を取付けても、他の公知の方法いずれでもよく、要するに、交叉部を中心として回転可能に設置されればその支持の方法は限定しない。図2には、回転軸4aに取りつけられ支持された例を示している。
【0007】本発明のワイパー1は、可逆圧延機のデフレクタロール7に装着する。したがって、アーム2a、2bは、デフレクタロール7を挟むことができれば、いかなる形状でもよい。本発明のワイパー1では、アーム2a、2bの先端部には正回転用と逆回転用の2個の異物除去用バイト6a、6bがそれぞれ配設される。可逆圧延機のデフレクタロール7は、圧延方向の切換により、回転方向が変更され、正逆両方向に回転する。このため、本発明のワイパー1では、正回転用と逆回転用の2個の異物除去用バイト6a、6bを有する。
【0008】2本のアーム2a、2bはデフレクタロール7を挟むことができるように、所定の角度を形成して配設される。所定の角度とは、バイト6a、6bをデフレクタロール7を挟み反対側に設置でき、かつバイト6aがデフレクタロール7に当接しているときは、バイト6bがデフレクタロール7に当接しない位置にあることができる角度以上であればよい。
【0009】バイト6a、6bは、デフレクタロール表面に当接し、ロール表面に付着する異物を除去する。バイト6a、6bは、ワイピング部材5とブラケット14とからなり、ワイピング部材5は交換可能に装着されるのが好ましい。本発明では、ワイピング部材5として使用する材質はとくに限定しないが、ゴム、樹脂、スポンジ、フェルト等がとくに好ましい。ワイピング部材5の形状は、角状でもブレード状でもよく、とくに限定する必要はない。
【0010】レバー3には、レバー駆動装置12を連結するために、例えば、連結用穴3aを設ける。レバー駆動装置の連結方法は、取り付ける駆動装置により異なり、一つに限定する必要はなく、駆動装置に最適な方法で連結すればよい。レバー3に連結されたレバー駆動装置12は、可逆圧延機の圧延方向の切換に合わせ自動的に駆動し、ワイパー1を正回転あるいは逆回転させ、バイト6a、6bの一方をデフレクタロール7に押し当てる。
【0011】レバー駆動装置12は、エアーシリンダ、油圧シリンダ等いずれも好適に適用できる。レバー駆動装置12は、レバー駆動装置用制御器15からの信号により駆動する。レバー駆動装置用制御器15には、可逆圧延機の圧延方向の切換信号を入力し、デフレクタロールの回転方向とのレバー駆動装置12の動作を同期化する。これにより、デフレクタロールの回転方向に合わせワイパー1が回転できる。なお、デフレクタロール7の回転方向が切換わるタイミングで、レバー駆動装置用制御器15を動作させるようにしてもよいが、デフレクタロールの回転方向が切換わってからレバー駆動装置を切換えるまでには応答遅れがあること、特に無駆動方式のデフレクタロールの場合には、この応答遅れが大きいことから、上記のように、圧延方向の切換信号に基づいてワイパーを切換えるのが好ましい。
【0012】
【実施例】本発明のワイパーを、図1に示すように、バックアップロール9、ワークロール10を有する4重式可逆圧延機のデフレクタロール7に装着した。圧延帯を矢印16の方向にワークロール10により圧延した。このとき、デフレクタロール7は矢印16’の方向に回転し、デフレクタロール7には、バイト6aが当接し押し当てられて、異物を除去した。
【0013】バイト6a、6bのブラケット14には、ワイピング部材として角ゴムを装着した。矢印16の方向の圧延が終了したら、ワークロール、バックアップロールの回転方向を逆転し、再度圧延した。圧延帯の移動方向は矢印17の方向となり、それと同時にデフレクタロール7の回転方向も、逆転し、矢印17’の方向となる。この圧延機の圧延方向を逆にするという信号をレバー駆動装置用制御器15に入力し、このレバー駆動装置用制御器15からの信号によりレバー駆動装置を作動させ、ワイパー1を回転させた。今度は、これによりデフレクタロール7には、バイト6bが当接、押し当てられ、異物を除去した。この際、バイト6aはデフレクタロール7から離れる。
【0014】レバー駆動装置12には、エアーシリンダを用いた。このような方法で、デフレクタロール7表面の異物を除去した結果、バイトに付着した異物は、再びロールに付着することはなくなり、これに起因した疵の発生は全くなくなった。レバー駆動装置は、デフレクタロール7の回転方向の切換に合わせて、自動的に作動するので、切換は確実で、しかも駆動動力は最小となった。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、可逆圧延機のデフレクタロールの回転方向の切換によっても、バイトに付着した異物が再びロールに付着することはなく、デフレクタロールに付着する異物を効率よく除去でき、疵発生を防止できるという効果を奏する。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013