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発明の名称 液体吹き付け装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−24315
公開日 平成10年(1998)1月27日
出願番号 特願平8−182173
出願日 平成8年(1996)7月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也 (外2名)
発明者 芦立 明 / 鈴木 真
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 多数のノズルヘッダを箱体内に備え、この箱体内を通過する帯状材に、前記ノズルヘッダのノズルから液体を吹き付ける液体吹き付け装置において、全てのノズルヘッダを箱体とは独立の一つまたは複数の支持部材に固定し、全てのノズルヘッダへの液体供給配管を箱体内に配置し、複数のノズルヘッダおよび当該ノズルヘッダへの液体供給配管を支持部材毎に一括的に箱体内から取り外すことができるようにしたことを特徴とする液体吹き付け装置。
【請求項2】 多数のノズルヘッダを箱体内に備え、この箱体内を通過する帯状材に、前記ノズルヘッダのノズルから液体を吹き付ける液体吹き付け装置において、箱体内の所定位置に付け外し可能に形成された一つまたは複数の支持部材に全てのノズルヘッダを固定し、全てのノズルヘッダへの液体供給配管を箱体内に配置し、支持部材毎に固定された複数のノズルヘッダへの液体供給配管を、箱体内の液体導入口に付け外し自在に形成された接続口を有する主管と、この主管から分岐して各ノズルヘッダに向かう枝管とで一体に構成したことを特徴とする液体吹き付け装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、鋼板の連続処理ラインで冷却や洗浄を目的として用いられる、多数のノズルヘッダを備えた液体吹き付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板の連続処理ラインで使用されている従来の液体吹き付け装置では、図3および4に示すように、水回収用パン11と上部カバー12とで構成される箱体1内の鋼帯Sの上下各面側に、多数のノズルヘッダ4(円筒体のヘッダに長さ方向に沿って液体吹き付けノズル4aを多数備えたもの)が、長さ方向を板幅方向に合わせてラインに沿って配置されている。なお、図3は箱体の正面板を外した状態を示す液体吹き付け装置の正面図であり、図4は図3のB−B線断面図であって図3の左側の側面板を外した状態を示している。
【0003】各ノズルヘッダ4は、ノズル形成側を鋼帯S面に向けて配置され、長さ方向両端を箱体1の側面板に設けた取付穴13から外部に出し、取付金具14により一本一本箱体1に直接取り付けられている。また、ノズルヘッダ4と同数の給水口81を有する給水ヘッダ8を箱体の外部に配置し、その各給水口81と各ノズルヘッダ4の長さ方向一端(箱体1の外部に配置されている)とがホース70で接続してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような液体吹き付け装置では、ノズルヘッダのノズルが詰まることを防止するために定期的にノズルヘッダを掃除する必要がある。ノズルヘッダの清掃は、箱体に取り付けたままか箱体から取り外してから行うが、箱体に取り付けた状態で行うと、十分な洗浄が行われない恐れがあったり、洗浄状態が確認し難いとい問題がある。また、これらの問題点は箱体から全てのノズルヘッダを取り外して清掃を行うことにより解決されるが、前述の液体吹き付け装置では、一本一本のノズルヘッダを箱体から取り外すのに手間がかかり、さらに各ノズルヘッダから給水用のホースも外す必要もあって、ノズルヘッダの清掃のために長時間ラインを停止しなければならない。
【0005】このような問題点を解決するために、実開平3−24306号公報には、ノズルヘッダを二重管構造とし、一方の管のノズルが詰まったら他方の管に給水を切り換え、他方の管を使用中に一方の管のノズルの詰まりをエアの導入によって解消することが提案されている。これによるとノズルヘッダを箱体から取り外す必要はなくなるが、いずれの管を使用しているかによってノズル位置が変わることや、多数のノズルヘッダを二重管構造とするのに多大なコストがかかるという問題が生じる。
【0006】この発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたものであり、多数のノズルヘッダを箱体内に備え、この箱体内を通過する帯状材にノズルから液体を吹き付ける液体吹き付け装置において、ノズルヘッダの清掃のために必要なラインの停止時間を短くすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、多数のノズルヘッダを箱体内に備え、この箱体内を通過する帯状材に、前記ノズルヘッダのノズルから液体を吹き付ける液体吹き付け装置において、全てのノズルヘッダを箱体とは独立の一つまたは複数の支持部材に固定し、全てのノズルヘッダへの液体供給配管を箱体内に配置し、複数のノズルヘッダおよび当該ノズルヘッダへの液体供給配管を支持部材毎に一括的に箱体内から取り外すことができるようにしたことを特徴とする液体吹き付け装置を提供する。
【0008】請求項2に係る発明は、多数のノズルヘッダを箱体内に備え、この箱体内を通過する帯状材に、前記ノズルヘッダのノズルから液体を吹き付ける液体吹き付け装置において、箱体内の所定位置に付け外し可能に形成された一つまたは複数の支持部材に全てのノズルヘッダを固定し、全てのノズルヘッダへの液体供給配管を箱体内に配置し、支持部材毎に固定された複数のノズルヘッダへの液体供給配管を、箱体内の液体導入口に付け外し自在に形成された接続口を有する主管と、この主管から分岐して各ノズルヘッダに向かう枝管とで一体に構成したことを特徴とする液体吹き付け装置を提供する。
【0009】請求項2の液体吹き付け装置では、主管の接続口を箱体内の液体導入口から外した状態で、支持部材を箱体内の所定位置から取り外すことにより、複数のノズルヘッダおよび当該ノズルヘッダへの液体供給配管を、支持部材毎に一括的に箱体内から取り外すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態について図面に基づき説明する。図1は、この発明の一実施形態に相当する液体吹き付け装置の内部を示す正面図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。
【0011】この装置の箱体1は、水回収用パン11と上部カバー12とで構成され、鋼帯(帯状材)Sの出側(正面側)および入側(背面側)に配置される板材11a,12a,11b,12bには、鋼帯Sの通過口2を構成する切欠21が形成されている。また、水回収用パン11の底部11cは、入側から出側に向けて低くなる斜面に形成され、最も低くなる出側の底部11cに、排水管Hに接続される排水口31が形成されている。
【0012】底部11cの板材(水回収用パン11の背面板部分)11bより少し手前となる位置に、後述される支持フレーム5の背面側の脚部52cが挿入される二つの位置決め部材32が、鋼帯Sの幅方向に所定間隔を開けて固定されている。底部11cの排水口31より少し後ろ側(入側)には、鋼帯Sの幅方向に両位置決め部材32間と同じ間隔を開けて、支持フレーム5の正面側の脚部51cを受ける二つの位置決め部材33が、台33aを介して固定されている。
【0013】位置決め部材32,33は、脚部51c,52cを収める箱状の収納部3aの上部に、外側に開いたガイドプレート3bが設けられたものであり、ガイドプレート3bによって脚部51c,52cが収納部3aに挿入されやすくなっている。また、台33aは、底部11cの低い側に設置される位置決め部材33を、高い側に配置された位置決め部材32と同じ高さに配置するためのものである。
【0014】また、ラインに沿った方向における底部11cの排水口31と台33aとの間となり図1の左側となる位置には、給水配管KにバルブBを介して接続された導水管35が貫通設置され、その上端の導水口(液体導入口)36が箱体1内の下部に配置されている。
【0015】ノズルヘッダ4の支持フレーム(支持部材)5は、箱体1内の正面側と背面側とに所定間隔を開けて対向配置される門形材51,52と、箱体1の側面(鋼帯Sの幅方向両端側となる面)側で両門形材51,52を連結する四本のアングル材53とで構成されている。門形材51,52は、対をなす縦材51a,52aの上端を上材51b,52bで連結し、下端を脚部51c,52cとする部分を残した高さで下材51d,52dにより連結したものであり、各アングル材53は、縦材51a,52a間の上下二箇所(上材51b,52bの少し下側と下材51d,52dの少し上側)で両者を連結し、縦材51a,52aの内側面にアングル材53の一方の側面53aを合わせ、上側のアングル材53は他方の側面53bを下側に配置し、下側のアングル材53は他方の側面53bを上側に配置している。
【0016】そして、支持フレーム5の同じ高さに対向配置されたアングル材53間に、長さ方向が上下材51b,51dと平行になり、且つノズル4aが形成された側が側面53bの反対側に向くように七本のノズルヘッダ4が配置され、その両端部が、アングル材53の側面53bにU字状の取付金具6で固定されている。ノズルヘッダ4の両端面にはフランジ41が形成されていて、これを蓋材42で塞いであり、清掃時にはこの蓋材42を外して内部の洗浄を行うことができる。なお、図2ではこのフランジ41および蓋材42が省略されている。
【0017】このようにして、支持フレーム5に固定されたノズルヘッダ4は、ラインに設置された箱体1内に、脚部51c,52cを各位置決め部材33,32で受けることによって支持フレーム5を配置した時に、鋼帯Sを挟んでその上下各面側から所定距離だけ離れた位置に、長さ方向を板幅方向に合わせてラインに沿って配置されるようになっている。
【0018】一方、各ノズルヘッダ4への給水配管(液体供給配管)7は、ノズルヘッダ4の長さ方向中心部でアングル材53と平行に延びる上下の長管71,72と、上側の各ノズルヘッダ4の長さ方向中心部から上側に延びて上側の長管71に接続された短管73と、下側の各ノズルヘッダ4の長さ方向中心部から下側に延びて上側の長管71に接続された短管74と、上下の長管71,72の長手方向一端から図1の左側に直角に曲がって連続する横管75,76と、上側の横管75から直角に下側に曲がって連続し、下側で横管76が接続された縦管77とで構成され、縦管77の下端には、箱体1側の導水口36にワンタッチで接続される接続口78が形成されている。
【0019】なお、縦管77とこれに連続している横管75および長管71とがこの発明の主管に相当し、縦管77から分岐された横管76およびこれに連続する長管72と、長管71から分岐された短管73と、長管72から分岐された短管74とが、この発明の枝管に相当する。
【0020】このように、箱体1内に配置される全てのノズルヘッダ4への給水配管7は一体に形成され、上側の長管71の両端部が長管71が支持フレーム5の上材51b,52bに、下側の長管72の両端部が支持フレーム5の下材51b,52dに、それぞれ図示されない固定金具で支持されている。
【0021】したがって、この液体吹き付け装置は、箱体1の上部カバー12を外し、給水配管7の接続口78を箱体1側の導水口36から外して、支持フレーム5を上側に吊り上げれば、全てのノズルヘッダ4およびこれに接続された給水配管7を支持フレーム5と一緒に箱体1から取り出すことができる。そのため、ノズルの清掃時に、ノズルヘッダ4を一本一本外す必要がなく、給水配管7の取り外しも接続口78を導水口36から外すことで簡単に行うことができる。また、取り付けも、支持フレーム5の脚部51c,52cを箱体1の対応する位置決め部材33,32へ挿入し、給水配管7の接続口78を箱体1の導水口36に取り付けることで簡単に行うことができる。
【0022】そして、箱体1内に配置される全てのノズルヘッダ4が支持フレーム5に固定され、全ノズルヘッダ4への給水配管が一体化されて一つの接続口78を有するユニットを複数個用意しておけば、ノズルの清掃時には箱体1内のユニットを外して新たなユニットを箱体1内に取り付けることで、すぐにラインを稼働することができる。また、この実施形態のユニットは、支持フレーム5の脚部51c,52cで自立する構造となっているため、所定の場所に移動して自立させ、ノズルヘッダ4のフランジ41に取り付けられた蓋材42を開けて、ブラシや洗浄液などによる入念な清掃を行うことができる。このように入念な清掃が可能になれば、ノズルヘッダの清掃を定期的に行う周期を長くすることができるため、より一層ラインの稼働率を高くすることができる。
【0023】なお、前記実施形態の装置は、箱体1の上部カバー12を外して上側にユニットを取り出すように構成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば支持フレームの下端部をレールに沿って移動可能に構成し、箱体内の一側面板を外してそこから支持フレームをレールに沿って横方向に出し入れできるようにしてもよい。このように横方向に出し入れできると、鋼帯の移動方向が上下方向であるライン用の液体吹き付け装置で、上下方向に多数のノズルヘッダを備えたものの場合は、移動距離が短くできるため特に好適である。
【0024】また、前記実施形態では、箱体1内に一つのユニットが取り付けてあるが、ノズルヘッダの数が特に多い時などには、一つの箱体内を複数のブロックに分け、各ブロック毎にユニットを形成し、複数のユニットを一つの箱体内に取り付けてもよい。すなわち、箱体内に支持部材を複数個配置し、各支持部材に複数のノズルヘッダを固定して、各ユニット毎に液体供給配管を一体化してもよい。その際には、箱体内に設ける液体導入口と支持部材の位置決め部材をユニット数に対応させる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2に係る発明によれば、複数のノズルヘッダおよび当該ノズルヘッダへの液体供給配管を一括的に箱体内から取り外すことができるため、ノズルヘッダの清掃の際にノズルヘッダの箱体からの取り外しおよび箱体への取り付けが容易になり、ラインの停止時間を短くすることができる。




 

 


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