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発明の名称 連続熱間圧延のエンドレスユニット作成方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−5830
公開日 平成10年(1998)1月13日
出願番号 特願平8−159905
出願日 平成8年(1996)6月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】高矢 諭 (外2名)
発明者 北島 洋明 / 竹本 茂男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】先行材と後行材を接合した後、連続的に圧延する連続熱間圧延で、圧延材の接合順序を決定してエンドレスユニットを作成する際に、エンドレスユニットを構成すべき圧延材を、仕上げ厚みと幅をキーとしたメッシュにより分類してグループ化し、各グループから順に圧延材を選択することにより、相互に接合される圧延材が厚みと幅の接合基準を満足し、且つ、薄物がユニットの中央付近となるように、圧延材の接合順序を決定することを特徴とする連続熱間圧延のエンドレスユニット作成方法。
【請求項2】請求項1において、前記メッシュの区分の大きさを、接合が許容される先行材と後行材の仕上厚の差の半分以下及び幅の差の半分以下としたことを特徴とする連続熱間圧延のエンドレスユニット作成方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先行材と後行材を接合した後、連続的に圧延する連続熱間圧延で、圧延材の接合順序を決定してエンドレスユニットを作成するための連続熱間圧延のエンドレスユニット作成方法に係り、特に、ロールスケジュール決定時に、安定した通板を達成可能なエンドレスユニットを容易に作成できる、連続熱間圧延のエンドレスユニット作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼等の圧延作業計画には、大別して、月・旬・日間圧延計画と、仕上圧延機ワークロール組替え間のスラブ圧延順序を定める単位圧延計画(ロールスケジュール)がある。後者の単位圧延計画は、能率、歩留りや品質(ストリップのクラウン、プロフィール、表面肌や厚さ精度)等に影響するので、種々の制約がある。従って、例えば厚みに関しては、できるだけ厚い物から薄い物へと圧延順序を定めて厚さ精度を確保すると共に、仕上板厚が薄いほど、絞りが発生し易く、仕上圧延も難しいので、薄物は、ロールスケジュールの後半で圧延されるようにしていた。又、幅に関しては、スケジュールフリー圧延ができない仕上圧延機では、図1に例示する如く、ワークロールの熱膨張によるサーマルクラウンが安定するまでの間、比較的圧延の容易なサイズの板をならし材として数本組込み、幅広材→中間幅材→幅狭材へと圧延されるようにしていたが、スケジュールフリー圧延ができる仕上圧延機では、特に制限がなく、例えば狭幅と広幅が交互に圧延されるようにしている。
【0003】一方近年、先行材と後行材を接合した後、連続的に圧延することによって、圧延材先端部の仕上ミル噛み込み時のつっかかりや圧延材後端部の尻抜け時の絞り等のトラブル発生を回避して、圧延能率を向上した連続熱間圧延(エンドレス圧延と称する)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロールスケジュールのうちの一部又は全部において、エンドレス圧延を行う際に、薄物を後半で圧延すると、例えば絞りが発生して問題であった。又、シートバーを仕上圧延前に接合し、仕上圧延するので、先行材と後行材の接合を確実とするために厚み変化を制限する厚み接続基準や幅変化を制限する幅接続基準があるため、エンドレスユニットの作成が困難であった。
【0005】本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、安定した通板が可能なエンドレスユニットを容易に作成可能とすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、先行材と後行材を接合した後、連続的に圧延する連続熱間圧延で、圧延材の接合順序を決定してエンドレスユニットを作成する際に、エンドレスユニットを構成すべき圧延材を、仕上げ厚みと幅をキーとしたメッシュにより分類してグループ化し、各グループから順に圧延材を選択することにより、相互に接合される圧延材が厚みと幅の接合基準を満足し、且つ、薄物がユニットの中央付近となるように、圧延材の接合順序を決定するようにして、前記課題を解決したものである。
【0007】又、前記メッシュの区分の大きさを、接合が許容される先行材と後行材の仕上厚の差の半分以下及び幅の差の半分以下とすることによって、厚みと幅の接合基準を容易に満足できるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0009】本発明の実施に際しては、まず、エンドレス対象材を、図2に示す如く、圧延寸法の仕上厚み(命令厚)と仕上幅(命令幅)を縦横のキーとした検索テーブルに分類してグループ化する。このときメッシュの区分Δt、ΔWは、それぞれ、接合が許容される先行材と後行材との命令厚の差Δt0 の半分以下、接合が許容される先行材と後行材との命令幅の差ΔW0 の半分以下とする。
【0010】図2は、鋼種毎に作成された検索テーブルの一例であり、符号1、2、3・・・は幅の各メッシュ、A、B、C・・・は厚みの各メッシュ、空欄はエンドレス圧延に該当する材料なし、a〜zは、エンドレス圧延の該当材(スラブ)を示す。
【0011】次いで、図2に示したような厚み・幅グループ検索テーブル内の材料a〜zの中から、エンドレスユニットを構成するのに必要な本数(例えばN=20本)を選択する。
【0012】具体的には、先頭材は、圧延が容易に行えるグループ、例えば厚みtが最小値tmin と最大値tmax の範囲内にあり、幅Wが最大値Wmin と最小値Wmax の範囲内にある材料を選ぶ。この基準を満すグループが、例えば(C、3)であったとすると、先頭材は、このグループ(C、3)内の材料、例えばeとする。
【0013】本実施形態においては、厚・幅グループ検索テーブルのメッシュの区分を、接合が許容される先行材と後行材との命令厚の差Δt0 及び命令幅の差ΔW0 の半分以下としているので、隣り合うグループの材料は、必ず接続基準を満たしている。従って、図2から明らかな如く、先頭材eを含むグループ(C、3)に対して、その8近傍のグループから次の材料を選択することが可能であり、互いに接するグループを選びながら、対象材をピックアップしていけば良い。図2の例では、グループ(C、3)中の先頭材e→グループ(C、2)中の材料h→グループ(B、2)中の材料j→・・・→グループ(D、5)中の材料z→グループ(D、4)中の材料a→グループ(D、3)中の最終材cの順で選択している。このとき、同一グループから続けて複数本の材料を選択することも可能である。
【0014】更に、圧延操業の困難な薄物(図2では厚み区分がA及びBのグループ)は、ユニット中央のN/2本目前後に組込む。例えばユニットの本数Nが、図3に示す如く20本である場合には、10本目の前後に組込み、その後、厚物へと戻っていく。
【0015】ユニットの最終材は、圧延し易く、且つ尻抜け時に絞ることのない寸法、例えば先頭材と同じ厚み基準(厚みtがtmin とtmax の範囲内、且つ、幅WがWmin とWmax の範囲内)を選ぶこととすることができる。
【0016】図3は、ロールスケジュールのスラブの圧延本数が100本であるときに、接合が許容される先行材と後行材との命令厚の差Δt0 =0.5mm、接合が許容される先行材と後行材との命令幅の差ΔW0 =3×300mmとして、本発明により構成した、N=20本のエンドレスユニットの一例を示したものである。このエンドレスユニットは、例えば図4に示すような検索テーブルを用いて、組まれたものである。なお、この例におけるΔW=299mm、Δt=0.199mmとしている。
【0017】このようにして、圧延の困難な薄物をユニットの中央付近に組込むことが可能となり、尻抜け時の絞り発生が抑えられる。又、図2に示した如く、各メッシュの区分を、Δt0 の半分以下、ΔW0 の半分以下とした厚みと幅の寸法グループに分類することによって、厚みと幅の接続基準を満足するユニットを容易に決定可能となる。
【0018】なお、エンドレスユニット以外のロールスケジュールは、従来と同様の方法で決定することができる。
【0019】又、幅については、幅接続基準を満足して接続すれば良い。
【0020】なお、前記説明においては、本発明が幅を自由に選択できるスケジュールフリーの圧延機に適用されていたが、本発明の適用範囲は、これに限定されず、幅変化が原則として一方向にしか許容されない圧延機にも、同様に適用可能である。このような圧延機に適用した、ロール替直後から接合する場合(図1の範囲A)の例を図5に、同じく、幅広材から接合する場合(図1の範囲B)の例を図6に、同じく、中間幅〜幅狭材から接合する場合(図1の範囲C)の例を図7に示す。いずれも、各図の範囲Dの厚みから開始し、該範囲D内で終了するようにしており、矢印αのコース又は矢印βのコースが選択できる。
【0021】
【実施例】図8に、エンドレスユニット圧延時の絞り発生率の推移を示す。本発明実施前は、3%〜6%の絞りが発生していたのが、本発明実施後は、ユニット最終の材料が薄物となることがなかったため、絞り発生率を0%とすることができた。
【0022】なお前記説明においては、本発明が鋼の圧延に適用されていたが、本発明の適用対象はこれに限定されない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、メッシュの隣接するグループから順に圧延材を選択していくだけで、厚みと幅の接合基準を満足した圧延材を容易に選択することができる。又、薄物はユニットの中央付近となるようにしたので、尻抜け時や仕上ミル噛み込み時のトラブル発生がなくなり、安定した通板を達成することができる。




 

 


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