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発明の名称 密閉容器の放圧装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−130808
公開日 平成8年(1996)5月21日
出願番号 特願平6−291982
出願日 平成6年(1994)11月2日
代理人
発明者 増尾 雄二
要約 目的
放圧装置の放圧板がアークにより溶損しないようにする。

構成
電気機器を収納した密閉容器2には、内部短絡時等により内部ガス上昇が上昇した際、密閉容器2を破壊させないように放圧口2aが設けてある。放圧口2aには、ある値以上で破断する放圧板4とアークホーン7が密閉容器2に設けてある。内部短絡時に発生したアークは電磁力や放出ガス流により放圧口2aに移行することがあるが、アークホーン7が放圧板4の保護電極となり、放圧板4を溶損させることはない。
特許請求の範囲
【請求項1】 金属製の放圧板を放圧口に設け、その放圧板の周囲の一部もしくは全周を固定し、圧力上昇時に前記放圧板の固定箇所を支点とし放圧板が変形して、放圧口より圧力を放出する電気機器を収納した密閉容器において、密閉容器内の放圧板の固定箇所の近傍にアークホーンを設けたことを特徴とする密閉容器の放圧装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器を収納した密閉容器の放圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように開閉器1を収納した密閉容器2には、内部圧力が異常に上昇した時に圧力を放出する放圧口2aが設けてある。図2(A)に示すように押え板5で放圧板4を押え、放圧口2aを塞ぎ、密閉容器2を密閉構造としている。放圧板4は金属板で成形されており、ある値以上の圧力が放圧板4に加わると、図3(A)に示す破断部4aで破断する。その後、放圧板4は押え板5で押えられている固定箇所4bを支点とし、密閉容器2の外側に変形する。このような構造とすることにより、密閉容器2の内部圧力上昇したとき密閉容器2の放出口2aより圧力を放出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内部圧力上昇は、密閉容器に収納した電気機器の絶縁材料の絶縁低下により、内部短絡等でのアークにより発生するものである。密閉容器内で発生したアークは、アーク発生時の電流による電磁力や内部圧力を放出する際のガス流により、金属製の放圧板に移行することがある。放圧板に移行したアークは放圧板の固定箇所を溶損させてしまう。溶損した放圧板は放出するガス流とともに飛散する。このことにより、周囲の作業者や設備に危害や損傷を与えたりするという欠点がある。そこで本発明は、アークにより放圧板が溶損しない放圧装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、密閉容器の内側の放圧口の放圧板の固定箇所の近傍にアークホーンを設けるものである。
【0005】
【作用】内部短絡等により密閉容器内で発生したアークは、アーク発生時の電流による電磁力や放圧時の放圧口から放出するガス流の影響により、放圧口へと移行する。この時、密閉容器の放圧口に設けたアークホーンが電極になり、移行したアークはアークホーンに飛び、放圧板までアークは至らない。従って、放圧板はアークにより溶損することも飛散することもない。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて詳細を説明する。
【0007】図1において、密閉容器2は開閉器1を収納しており、密閉容器2にはSF6ガスが封入されている。また、密閉容器2には、内部短絡等により内部ガス圧力が上昇したときに、密閉容器2が破壊しないよう内部ガスを安全に放出するための放圧口2aが設けてある。放圧口2aの詳細図を図2(B)に示す。ボルト6は押え板5を密閉容器2に固定している。押え板5は放圧板4の固定箇所4bを押え、放圧口2aを塞いでいる。密閉容器2と放圧板4との間に設けたパッキング3で密閉容器2を密閉した構造としている。
【0008】密閉容器2の放圧口2aの内側には、図2(B)および(C)に示す金属製のアークホーン7を設ける。アークホーン7は、放圧板4にアークが移行しないための保護電極となる。放圧板4は金属製の板を成形したもので、ある値以上の圧力が放圧板4に加わると、図3(A)に示す破断部4aで破断する。放圧板4の固定箇所4bは上述した押え板5で押えられているため、図3(B)に示すように変形して放圧口2aより圧力を放出する。
【0009】密閉容器2の開閉器1において、SF6ガスの圧力低下や充電部を支えている絶縁物の絶縁低下により、内部短絡等の事故が発生すると、アークエネルギーにより密閉容器2の内部圧力が上昇する。その時、密閉容器2に設けてある放圧板4は破断し、密閉容器2を破壊させることなく放圧口2aより内部ガスを安全に放出する。
【0010】内部で発生したアークは、アークによる電流の電磁力や放出するガス流により放圧口2aに導かれることがある。放圧口2aに導かれたアークは密閉容器2と同電位であるアークホーンへと移る。従って、放圧板4はアークホーン7で電気的に遮へいされた状態となるため、放圧板4がアークにより溶損し飛散することがない。
【0011】放圧板4は図3(A)に示す丸形状のもので説明したが、図4に示す角形状のものでも対応できる。また、放圧板4は板を成形したもので説明したが、図5に示すような蓋形状としたものでも適用できる。一方、固定箇所4bも放圧板4全周とせず、ボルト5で数箇所を固定しても対応できる。更にアークホーン7は放圧板4にアークを移行させないために、格子状の金網やパンチングメタルとすることができる。
【0012】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、内部短絡等で発生したアークが放圧板を溶損させることや密閉容器を破壊することなく、内部圧力を安全に放出する。そのため、周囲の作業者や設備に危害を与えることはない。また、放圧口へと移行してきたアークはアークホーンにつながるため、アークが密閉容器の外部に飛び出すこともない。更に、アークホーンは密閉容器内部で溶損・破損した部品の飛散防止の役割を果たす。とりわけ、アークホーンが金網やパンチングメタル等の場合はこの効果が大きい。




 

 


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