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発明の名称 画像形成装置における電源制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−172720
公開日 平成8年(1996)7月2日
出願番号 特願平6−313460
出願日 平成6年(1994)12月16日
代理人
発明者 石垣 好司 / 矢野 耕司
要約 目的
簡単な構成で、複数の制御部に対する電源出力を制御し、各種障害の発生を未然に防止する。

構成
マスタ制御部1に複数のスレーブ制御部2,3を接続した構成において、スレーブ制御部2,3の異常発生をウォッチドッグ・タイマ(WDT)で検出し、マスタ制御部1は、異常発生時にスレーブ制御部2,3に対する電源供給部5からの電源出力を禁止あるいは停止させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記複数の制御部をマスタ−スレーブ構成にし、スレーブ制御部の少なくとも1つが異常状態にあることを検出する手段と、異常検出時にスレーブ制御部に対して電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置における電源制御装置。
【請求項2】 画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記複数の制御部をマスタ−スレーブ構成にし、マスタ制御部が異常状態にあることを検出する手段と、前記異常状態が検出されたときに前記複数の電源出力部のすべてからの電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置における電源制御装置。
【請求項3】 画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記複数の制御部を制御ロジック系と負荷駆動系とし、負荷駆動系の制御部への電源出力を発生させる手段と、負荷駆動系の制御部への電源出力を停止させる手段と、前記制御ロジック系の制御部による装置状態検出の結果、外部からの入力情報によって前記両手段のいずれかを選択実行させる手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置における電源制御装置。
【請求項4】 画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出数を計数する手段と、計数値が予め定められた設定数を超えたときに制御部への電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置における電源制御装置。
【請求項5】 画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出信号を出力する手段と、異常検出信号が出力されたときに制御部の各制御対象に応じて前記電源出力部の電源出力状態を変更する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置における電源制御装置。
【請求項6】 画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出信号を出力する手段と、各種操作モード,設定モード等を入力する外部入力部に係る制御部が異常であることの異常検出信号が出力されたときに、前記複数の電源出力部からのすべての電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置における電源制御装置。
【請求項7】 画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出信号を出力する手段と、各種操作モード,設定モード等を入力する外部入力部以外に係る制御部が異常であることの異常検出信号が出力されたときに、制御ロジック系の制御部への電源出力は有効とし、異常検出された負荷駆動系の制御部への電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置における電源制御装置。
【請求項8】 前記制御部の少なくとも1つが自己の異常状態を判断する手段を有し、その判断結果を表示部に表示可能にしたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の画像形成装置における電源制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ等に適用され、複数の制御部,電源出力部を有する画像形成装置における電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置の多機能化,高機能化が進んでおり、それに比例して制御ロジックの数が増大している。
【0003】そのため、特開平5−49158号公報に示されているように、CPUの暴走等が生じた場合、負荷に対して電力が連続して供給されて危険な状態にならないようにする工夫が必要となり、前記公報の装置では、負荷への電力供給量に対応するPWM信号を直流レベル信号に変換し、所定のレベルで所定時間異常状態が継続すると、PWM制御信号を遮断する回路を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の回路構成を検討すると、それは装置内の所定の負荷にのみ対応できる構成であり、その負荷としては、電子写真方式の画像形成装置の場合では、感光体回りの高圧電源出力等が該当すると思われる。
【0005】そして前記従来の回路では、復帰不可能な異常が発生した状態での電源オン/オフを繰り返すと、その度に負荷に電源供給を行い、所定時間異常状態が継続すると、PWM制御信号を遮断するという動作を繰り返すことになる。このため、不要な電力消費が発生し、二次的故障が発生しやすいという問題があった。
【0006】本発明の目的は、簡単な構成で、複数の制御部に対する電源出力を制御し、各種障害の発生を未然に防止できる画像形成装置における電源制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、画像形成装置の各機能,各モジュールごとに制御部を分割し、少なくとも1つ以上の制御部に複数の電源出力部を介してそれぞれ電源を供給する画像形成装置における電源制御装置において、前記複数の制御部をマスタ−スレーブ構成にし、スレーブ制御部の少なくとも1つが異常状態にあることを検出する手段と、異常検出時にスレーブ制御部に対して電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また前記画像形成装置における電源制御装置において、複数の制御部をマスタ−スレーブ構成にし、マスタ制御部が異常状態にあることを検出する手段と、前記異常状態が検出されたときに複数の電源出力部のすべてからの電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また前記画像形成装置における電源制御装置において、複数の制御部を制御ロジック系と負荷駆動系とし、負荷駆動系の制御部への電源出力を発生させる手段と、負荷駆動系の制御部への電源出力を停止させる手段と、前記制御ロジック系の制御部による装置状態検出の結果、外部からの入力情報によって前記両手段のいずれかを選択実行させる手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また前記画像形成装置における電源制御装置において、制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出数を計数する手段と、計数値が予め定められた設定数を超えたときに制御部への電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また前記画像形成装置における電源制御装置において、制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出信号を出力する手段と、異常検出信号が出力されたときに制御部の各制御対象に応じて電源出力部の電源出力状態を変更する手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また前記画像形成装置における電源制御装置において、制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出信号を出力する手段と、各種操作モード,設定モード等を入力する外部入力部に係る制御部が異常であることの異常検出信号が出力されたときに、複数の電源出力部からのすべての電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】また前記画像形成装置における電源制御装置において、制御部の異常状態を検出する手段と、異常検出信号を出力する手段と、各種操作モード,設定モード等を入力する外部入力部以外に係る制御部が異常であることの異常検出信号が出力されたときに、制御ロジック系の制御部への電源出力は有効とし、異常検出された負荷駆動系の制御部への電源出力を禁止あるいは停止する手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また前記制御部の少なくとも1つが自己の異常状態を判断する手段を有し、その判断結果を表示部に表示可能にしたことを特徴とする。
【0015】
【作用】前記構成の本発明に係る電源制御装置によれば、通常、画像形成装置の各機能ごとに制御用のスレーブCPUと、各機能の実行の可否,各機能間の調停をマスタCPUとからなるマスタ−スレーブ構成においては、異常の発生した機能の詳細な異常箇所をマスタCPUでは特定できないので、異常が発生した機能に対応するスレーブCPUに対して電源出力を禁止あるいは停止することで、画像形成装置全体の安全性の低下と二次的故障の発生を防止する。
【0016】しかしマスタCPUに異常が発生すると、処理の実行の可否,調停は期待できず、すべての機能に支障をきたすので、すべての電源出力を禁止あるいは停止する。
【0017】また異常が発生している負荷駆動系の制御部に対してのみ電源出力をさせないようにすることで、異常修復時には制御ロジック系の制御部は機能しているので、外部入力にて速やかに通常待機状態への復帰が可能になる。
【0018】また異常が発生しても即座に電源遮断状態にならず、異常検出数が所定数になるまで電源遮断を遅延することで、その間に復帰可能な異常に対しての修復が可能になる。
【0019】ある機能を制御する制御部において復帰不可能な異常が発生した場合でも、異常の発生した機能部分に対してのみ電源遮断することで、他の独立した機能は通常通りに機能させることが可能になる。
【0020】また外部入力部に係る制御部に異常が発生した場合には、画像形成の各機能は実質的に無効のものであるので、すべての電源出力を禁止あるいは停止する。
【0021】しかし外部入力部に係る制御部以外に異常が発生した場合には、制御ロジック系の制御部への電源出力と、異常が発生していない機能に対応する制御部への電源出力とを有効とすることで、異常が発生していない機能を通常通りに機能させることが可能になる。
【0022】前記制御部に自己異常判断機能を持たせ、その判断結果を表示させることで、故障箇所,修理箇所が明確になる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0024】図1は本発明の第1実施例の全体構成を示すブロック図であり、1は装置の操作モードの制御,全体制御を行うマスタ制御部、2は、例えば装置のセンサ等からの入力、および負荷,モータ,クラッチ,ソレノイド等の出力の状態、さらにシーケンス制御を行う第1のスレーブ制御部、3は、例えば動作,モードおよび自己の異常状態を判断した結果の表示処理、さらに各種キー入力処理を行う第2のスレーブ制御部、4,5は後で詳述する電源出力部である電源供給部(PSU:Power Supply Unit)、6は両電源供給部4,5に接続された交流(AC)電源、7は、両スレーブ制御部2,3用の電源供給部5と、交流電源6との電気的接続をマスタ制御部1のコントロールにてオン/オフさせるリレーである。
【0025】図2は前記電源供給部の回路図であり、10は入力フィルタ、11は交流電源6の電圧を整流するダイオード・ブリッジ、12は制御ロジック系の出力を制御するスイッチングトランジスタ、13は負荷駆動系の出力を制御するスイッチングトランジスタ、14は制御ロジック用電圧を出力するトランス、15は負荷駆動用電圧を出力するトランス、16は前記スイッチングトランジスタ12,13を制御,駆動するハイブリットICからなる出力制御ICである。
【0026】また前記構成からなる両電源供給部4,5の出力制御IC16は、それぞれ前記制御部1〜3からの異常信号を受けるラッチ回路17と、このラッチ回路17からの信号を受けて出力制御IC16の動作を停止させる動作禁止信号入力ポートとが設けられている。なお、図中のCはコンデンサ、Rは抵抗、Dはダイオード、Lはコイルを示す。
【0027】図3は前記制御部と電源供給部との関連構成を示すブロック図であり、20は装置の構成各部をコントロールするCPU、21はCPU20のプログラムデータを格納するROM、22は各種データを一時保存するRAM、23,24,25は各種機能に係る処理プログラムを格納するLSI、26はCPU20の動作を監視する異常検出部であるウォッチドッグ・タイマ(WDT)、27は画像形成のための各種入出力データ用のI/Oポート、28はインバータである。
【0028】前記構成の第1実施例では、各機能,各モジュールごとに複数(本実施例では2個を示している)のスレーブ制御部2,3と、各機能の実行の可否,各機能間の調停を行う機能を有するマスタ制御部1とからなっており、装置の立上げ時および動作中に、スレーブ制御部2,3のCPU20が異常状態になったとき、CPU20を監視しているウォッチドッグ・タイマ26が異常を検知してリセット信号を出力する。
【0029】前記リセット信号を電源供給部5のラッチ回路17が受け、出力制御IC16へ動作禁止信号を出力する。動作禁止信号を受けた出力制御IC16は、スイッチングトランジスタ12,13とトランス14,15の発振動作を止めさせ、二次側出力を停止させることで、スレーブ制御部2,3の動作を停止させる。
【0030】このようにすることで、マスタ制御部1では異常の発生した機能における詳細な異常箇所を特定することができないものの、異常の発生した機能に対応するスレーブ制御部2,3に電源を供給している電源供給部5の出力を禁止(または停止)することで、装置全体の安全性の低下の防止と、二次的な故障の発生を未然に防ぐことができる。
【0031】前記二次的な故障としては、様々考えられ、例えばスレーブ制御部2,3側に異常があれば、マスタ制御部1側の処理(実行の可否,調停)が有効でなくなり、データバス,ビデオバスのバッテングによる故障が発生し、また電源供給部5側に異常があれば、異常出力や他の電源供給部4における電流の回り込みによる過負荷による故障等があげられる。
【0032】前記電源供給部5の出力制御IC16へ動作禁止信号を出力する以外にも、マスタ制御部1からの信号によりリレー7を動作させて交流電源6と電源供給部5との電気的接続を切るようにすることでも同様の効果を奏し得る。
【0033】なお、前記ウォッチドッグ・タイマ26を使用する構成以外で、バスエラー等のソフトウェアでサポートしていないCPU20以外の例外処理が発生した場合に、その信号を電源供給部5で処理する構成にすることも可能である。
【0034】またマスタ制御部1に異常が発生すると、ウォッチドッグ・タイマ26が異常を検知してリセット信号を発生するようになっている。
【0035】前記リセット信号は、両電源供給部4,5へ出力され、それぞれのラッチ回路17が受けて出力制御IC16へ動作禁止信号を出力する。動作禁止信号を受けた出力制御IC16は、両電源供給部4,5の発振動作を止めさせ、二次側出力を停止させる。
【0036】マスタ制御部1に異常が発生すれば処理の実行,調停が期待できないため、すべての機能に支障をきたすことから、マスタ制御部1が正常に立上がらない等の異常が発生したときには、すべての電源供給部4,5の出力を禁止(または停止)することにより、装置全体の安全性の低下の防止と、二次的な故障を未然に防いでいる。
【0037】なお、マスタ制御部1とスレーブ制御部2,3とのいずれの異常であるかを検出する場合に、複数設けられた各スレーブ制御部2,3の多数決により判定することも考えられる。
【0038】図4は本発明の第2実施例の全体構成を示すブロック図、図5は第2実施例の電源供給部の回路図、図6は第2実施例の制御部と電源供給部との関連構成を示すブロック図であり、図1〜図3にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0039】図4において、交流電源6に接続された電源供給部(PSU)30は、装置の操作モードの制御,全体制御を行うマスタ制御部であるシステム制御部31と、装置のセンサ等からの入力、および負荷,モータ,クラッチ,ソレノイド等の出力の状態、さらにシーケンス制御を行うスレーブ制御部であるI/O制御部32と、動作状態,設定されたモードおよび自己の異常状態を判断した結果を操作部34上に設けられたLCD,LED等の表示部35に表示させる処理、および操作部34のキー入力部36からの各種キー入力処理を行う表示制御部33とに電源を供給している。
【0040】図5,図6において、前記電源供給部30および制御部31〜33は、基本的構成が図2,図3にて説明した電源供給部4,5および制御部1〜3と同様であって、異なる点は、制御部31〜33に設けられたウォッチドッグ・タイマ26からのCPU20の異常に係る信号をカウントするカウンタ37を設け、また2つのトランス14,15のそれぞれの二次側出力線に一対のリレー38,39を設けた構成にある。
【0041】前記一対のリレー38,39のうち、一方のリレー38は前記I/O制御部32への電源出力部41をオン/オフするものであり、他方のリレー39は前記表示制御部33への電源出力部42をオン/オフするものであり、さらに電源出力部40は前記システム制御部31へ電源供給するものである。
【0042】前記構成の第2実施例において、操作部34のキー入力部36からの入力等により予熱モードが設定された場合、システム制御部31のCPU20は出力制御IC16に対して負荷駆動系の電源出力を制御するスイッチングトランジスタ13の動作を停止させるコントロール信号を出力する。この信号を受けた出力制御IC16は、スイッチングトランジスタ13をオフ状態に固定し、それによって負荷駆動系への電源出力が停止する。このため、スイッチング動作の停止による省電力状態(スイッチング動作に伴う銅損,鉄損等の削減を含む)となる。
【0043】前記状態でもスイッチングトランジスタ12の動作による制御ロジック系用の電源出力は行われているので、キー入力部36にて予熱状態解除信号が入力された場合、システム制御部31のCPU20のコントロール信号により出力制御IC16がスイッチングトランジスタ13を動作させ、負荷駆動系の電源出力をし、速やかに通常状態への復帰が可能になる。
【0044】またシステム制御部31のCPU20に、他の制御部32,33から異常発生を示す信号が入力された場合、CPU20は負荷駆動系の電源出力を禁止(または停止)する信号を出力制御IC16へ出力し、スイッチング動作の停止,負荷駆動を停止させることにより、装置全体の安全を確保するとともに、使用不可状態にある装置の消費電力を低減させることができる。
【0045】またCPU20での異常発生時、CPU20を監視しているウォッチドッグ・タイマ26がリセット信号を発生すると、それをカウンタ37が検出してカウントアップする。そしてカウンタ37の積算値が所定値に達すると、カウンタ37からラッチ回路17を介して出力制御IC16へ動作禁止信号が出力され、すべての電源出力部40〜42からの電源出力を停止させて、装置全体の動作を停止させ、異常動作が継続されることを防ぐ。
【0046】前記カウンタ37を用いたことで、復帰不可能な異常が発生した場合は、所定動作後(極めて短い時間)に電源出力がすべて停止されて、各種駆動部,発熱部の動作を完全に停止できるため安全性の向上が図れ、また復帰可能な異常(外乱,ノイズ)が発生した場合、制御部にハードリセット信号が出力されるため、制御ロジック系は確実に復帰できる。
【0047】また異常発生が所定数に達するまでの間、電源出力の遮断動作を遅延させているので、その間で復帰可能な異常に対しての復帰処理が可能になる。したがって、各種駆動部,発熱部の動作を完全に停止する安全回路としての誤動作防止が図れる。
【0048】前記ウォッチドッグ・タイマ26はI/O制御部32と表示制御部33にも設けられ、各制御部31〜33のウォッチドッグ・タイマ26のリセット信号を検知するカウンタ37を設けることで、例えばI/O制御部32に異常が発生した場合、I/O制御部32を監視しているウォッチドッグ・タイマ26がリセット信号を発生し、発生回数をカウンタ37で積算することになる。そして、積算値が設定値に達すると、カウンタ37がシステム制御部31にI/O制御部32の故障信号を出力し、故障信号を受けたシステム制御部31のCPU20が、I/O制御部32の制御を受けているユニットにおける制御系および負荷駆動系に対応する電源出力部41に設けられたリレー38をオフさせる。このオフ動作と同時に操作部34へ表示信号を出力し、操作部34の表示部35にてユニットの故障を表示して使用禁止とする。
【0049】また表示制御部33に異常が発生した場合には、装置全体の機能が停止してしまうため、表示制御部33を監視しているカウンタ37は電源供給部30の出力制御IC16に動作禁止信号を直接送り、装置全体の動作を停止させる。
【0050】このようにI/O制御部32において、復帰不可能な異常が発生した場合でも、I/O制御部32とは独立した機能を有する表示制御部33は通常動作が行えるようにすることで、多数の独立した機能を有するマルチCPU構成のものにおいて、異常の発生したCPUの制御部のみ電源出力を停止し、何ら支障のない他の機能は動作させることが可能になる。
【0051】例えば、コピーとファクシミリの両機能を有する装置で、スキャナ制御部が復帰不可能な異常,故障となった場合でも、ファクシミリとしての受信機能は有効とし、スキャナ駆動電源系は遮断するようにすることが考えられる。
【0052】また本実施例では、表示制御部33において復帰不可能な異常が発生したときのように装置の動作が不可能である場合には、すべての電源出力を停止することもできるので、装置の各種機能に対して各制御部の制御範囲に応じた適切な電源制御が可能になる。
【0053】また少なくともI/O制御部32に自己の異常状態を判断できる自己診断機能を備え、この機能にて異常が発生したときに故障信号を出力するようにする。この故障信号を受けたシステム制御部31は、I/O制御部32が制御するユニットにおける負荷駆動系に対応する電源出力部41に設けられたリレー38をオフさせ、同時に操作部34へ表示信号を出力し、操作部34の表示部35にてユニットの故障を表示して使用禁止とする。
【0054】このように制御部が自己診断機能を有することで、故障箇所,修理必要箇所が明確になる。自己診断結果を表示する手段としては、前記操作部34の表示部35を利用することが、構成の簡略化,低コスト化から一般的であって、このように表示部35で自己診断結果を表示する構成を採用した場合、異常発生部分が操作部34であるときには前記機能は無効のものとなるので、すべての電源出力を停止するようにする。
【0055】すなわち、操作部34を制御する表示制御部33を監視しているウォッチドッグ・タイマ26が表示制御部33の異常を検知し、その検知回数がカウンタ37の設定値に達した場合、もしくは表示制御部33の自己診断の結果、異常を検知した場合、表示制御部33が電源供給部30の出力制御IC16へ動作禁止信号を出力し、両スイッチングトランジスタ12,13の動作を停止させ、すべての電源出力を停止する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成装置における電源制御装置は、請求項1記載の構成によれば、異常が発生した機能の詳細な箇所をマスタ制御部で特定できなくても、異常が発生した機能に対応するスレーブ制御部に対して電源出力を禁止または停止することで、装置全体の安全性の低下と二次的故障の発生を未然に防止できる。
【0057】請求項2記載の構成によれば、マスタ制御部に異常が発生した場合には、装置に対する処理の実行の可否,調停ができず、すべての機能に支障をきたすので、すべての制御部への電源出力を禁止または停止することで、装置全体の安全性の低下と二次的故障の発生を未然に防止できる。
【0058】請求項3記載の構成によれば、異常が発生している負荷駆動系の制御部に対してのみ電源出力をさせないことで、装置全体の安全性の低下と二次的故障の発生を未然に防止できるとともに、異常修復時には制御ロジック系の制御部は機能しているので外部入力にて速やかに通常待機状態へ戻すことができる。
【0059】請求項4記載の構成によれば、異常が発生しても即座に電源遮断状態にならないので、その間に、外乱,ノイズ等の復帰可能な異常に対しての修復が可能になり、復帰不可能な異常に対しては、所定動作後に、異常が発生した制御部への電源出力を禁止または停止することで、装置全体の安全性の低下と二次的故障の発生を未然に防止できる。
【0060】請求項5記載の構成によれば、異常が発生した機能とは独立した他の機能は通常通り機能させることができ、装置の各種機能に対して各制御部の制御範囲に応じた適切な処理が可能になる。
【0061】請求項6記載の構成によれば、外部入力部に係る制御部に異常が発生した場合には、装置の各機能は実質的に無効のものになるので、すべての制御部への電源出力を禁止または停止することで、装置全体の安全性の低下と二次的故障の発生を未然に防止できる。
【0062】請求項7記載の構成によれば、外部入力部に係る制御部の異常発生でない場合には、制御ロジック系の制御部と、異常が発生していない機能に対応する制御部へは電源出力することで、異常が発生していない機能を正常に機能させることができ、異常を発生した機能に対応する制御部に対して電源出力を禁止または停止することで、ダウンタイムの低減が図られるとともに、装置全体の安全性の低下と二次的故障の発生を未然に防止できる。
【0063】請求項8記載の構成によれば、制御部の異常箇所を表示部によって明確に確認でき、しかも自己の異常判断結果に基づいて前記電源出力の制御も可能になる。




 

 


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