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発明の名称 電源トランス装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−126318
公開日 平成8年(1996)5月17日
出願番号 特願平6−255671
出願日 平成6年(1994)10月20日
代理人
発明者 信太 英嗣
要約 目的
電源トランスの二次巻線に誘起された電圧を半波整流するものにおいて、二次巻線電流によるコアの磁気飽和を抑え、より大きい二次出力を得られるようにする。

構成
一次巻線1、二次巻線2および三次巻線3はコア4に捲回されている。一次巻線1に電源5よりの交流電圧を印加し、二次巻線2に誘起される電圧をダイオード6で半波整流し直流電圧を出力する。二次巻線2には一方向の電流7が流れ、コア4に一方向の磁界8が発生する。そこで、三次巻線3に塞流線輪12を介して直流電圧を印加して電流13を流し、磁界8を打ち消す向きの磁界14を発生させ、コア4が磁界8で磁気飽和しないようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】 電源トランスの一次巻線に交流電圧を印加し、二次巻線に誘起される電圧を半波整流して直流電圧を出力するものにおいて、前記電源トランスに三次巻線を設け、直流電源より前記二次巻線の電流とは逆向きの電流を印加するようにした電源トランス装置。
【請求項2】 前記直流電源の電圧は、前記三次巻線で発生する磁界により前記二次巻線の電流によるコアの偏磁を打消す値に設定してなる請求項1記載の電源トランス装置。
【請求項3】 前記三次巻線に中間タップを設け、前記二次巻線の電流に応じてタップを切換えるようにした請求項1または請求項2記載の電源トランス装置。
【請求項4】 前記三次巻線に、前記二次巻線を介して取出した直流の一部を塞流線輪を介して印加するようにした請求項1、請求項2または請求項3記載の電源トランス装置。
【請求項5】 前記三次巻線に、一次巻線に印加される交流電圧を整流し、所要の塞流線輪を介して印加するようにした請求項1、請求項2または請求項3記載の電源トランス装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2次巻線の電圧を半波整流して直流電圧を出力する電源トランス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二次巻線に誘起された電圧を半波整流し直流電圧を出力する電源トランスは、二次巻線に一方向にのみ電流が流れるため、二次巻線の電圧を両波整流する場合に比べてコアが磁気飽和状態になりやすく、取出せる直流電圧が制限される。この磁気飽和を生じないようにするにはコアの磁気容量を大きくする、すなわち、同じコア材料を使用する場合はコアサイズを大きくしなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点に鑑み、コアサイズを大きくせずに磁気飽和を生じないようにし、より大きい直流電圧を取出せるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解決するため、電源トランスの一次巻線に交流電圧を印加し、二次巻線に誘起される電圧を半波整流して直流電圧を出力するものにおいて、前記電源トランスに三次巻線を設け、直流電源より前記二次巻線の電流とは逆向きの電流を印加するようにした電源トランス装置を提供するものである。
【0005】
【作用】以上のように構成したので、本発明による電源トランス装置においては、電源トランスの二次巻線の電圧を半波整流することによるコアの偏磁を、三次巻線に印加する直流電流によって打消すので、コアが磁気飽和せず、より大きい直流電圧を取出すことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による電源トランス装置の実施例を詳細に説明する。図1は本発明による電源トランス装置の一実施例の要部構成図である。図において、1は電源トランスの一次巻線、2は二次巻線、3は三次巻線で、これらの巻線はコア4に捲回されている。一次巻線1には電源5よりの交流電圧が印加され、二次巻線2に誘起される二次電圧をダイオード6で半波整流し、直流電圧を出力する。この半波整流により、二次巻線2には矢印7の向きにのみ電流が流れ、これにより、コア4に矢印の向きの磁界8が発生する。
【0007】三次巻線3がない、あるいは三次巻線3に電圧が印加されない場合、磁界8は一方向のものであり、その平均値は、例えば、図2(イ)に示す+aである。二次巻線2より取出す直流に対するコア4の磁気容量が不足する(コアが小さい)場合、コア4は図に点線で示すように磁気飽和状態となり、これ以上の出力を取ることができない。
【0008】そこで、例えば、交流電源9(電源5と同じでもよい)よりの電圧をダイオード10で整流し、コンデンサ11で平滑し、この直流を塞流線輪12を介して三次巻線3に矢印13の向きに流すように印加し、二次巻線2による磁界8とは逆向きの磁界14をコア4に発生させるようにする。磁界14の大きさは、三次巻線3の巻数および電流値を適宜に設定し、磁界14の大きさをこの磁界14で磁界8を打消すようにする。上記塞流線輪12は、三次巻線3に誘起される交流電圧をコンデンサ11等で短絡しないようにするために直流電源との間に介挿する。
【0009】これにより、図2(ロ)の如く、コア4に生ずる磁界は+方向と−方向の強さがバランス状態に近づき、磁気飽和を起こしにくくなり、より大きい二次出力を取ることができるようになる。なお、上記では、三次巻線3に印加する直流電源は交流電源9の電圧を整流して用いるもので説明したが、ダイオード6で整流された直流出力の一部、あるいは他の直流電源を用いるようにしてもよい。また、三次巻線3の巻数を大きくすることにより、小さい直流電流で必要な磁界14を生成するようにする。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による電源トランス装置によれば、電源トランスの二次巻線の電圧を半波整流することによるコアの偏磁を三次巻線の電流による磁界で打消すので、コアが磁気飽和せず、大きい直流電圧を取出すことができ、同じ出力であればコアサイズを小さくできるので材料費を低減できる。




 

 


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