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発明の名称 モータの水抜き装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−126242
公開日 平成8年(1996)5月17日
出願番号 特願平6−255688
出願日 平成6年(1994)10月20日
代理人
発明者 河合 裕司 / 成田 憲治 / 鈴木 孝史 / 奥寺 浩之 / 森 幸司 / 相馬 裕治
要約 目的
水抜き用貫通孔の底部外側に浸透性部材を設け、水滴を吸い取り、外部に排水する。

構成
シャフト5を備えた回転子11を内部空間に収納し、固定子コイル12を巻装した固定子10の外部周囲に下側部の空隙4の下部に水抜き用貫通孔3を有するフレーム1を設けた。また、前記水抜き用貫通孔3の底部外側に浸透性部材21を当てがい、同浸透性部材21の下方外側に周縁部に接着剤23を塗布した透過孔を設けたカバー20を、前記浸透性部材21を覆うように貼り着ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 シャフトを備えた回転子を内部空間に収納し、固定子コイルを巻装した固定子の外周に下側部に水抜き孔を有するフレームを設け、同フレームの開口端に前記シャフトを軸支する軸受けを備えたブラケットを固定し、前記貫通孔を浸透性部材で閉塞したモータの水抜き装置において、前記貫通孔の外側に浸透性部材を配設するとともに、同浸透性部材の外側に透過孔を設けたカバーを取り付けてなるモータの水抜き装置。
【請求項2】 上記貫通孔の位置と、カバーに備えた透過孔の位置とを重ならない状態に設けたことを特徴とする請求項1記載のモータの水抜き装置。
【請求項3】 上記浸透性部材をフェルトとしたことを特徴とする請求項1記載のモータの水抜き装置。
【請求項4】 上記浸透性部材を不織布としたことを特徴とする請求項1記載のモータの水抜き装置。
【請求項5】 上記浸透性部材をスポンジとしたことを特徴とする請求項1記載のモータの水抜き装置。
【請求項6】 上記カバーを防水性部材で構成することを特徴とした請求項1記載のモータの水抜き装置。
【請求項7】 上記カバーを金属薄板で構成することを特徴とした請求項6記載のモータの水抜き装置。
【請求項8】 上記カバーを防水性かつ水蒸気透過性部材で構成することを特徴とした請求項1記載のモータの水抜き装置。
【請求項9】 上記カバーをプラスチックフィルムとすることを特徴とした請求項6および請求項8記載のモータの水抜き装置。
【請求項10】 上記カバーを耐水性接着剤でフレームに接着することを特徴とした請求項1記載のモータの水抜き装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアコンの室外機など屋外環境で使用するモータの水抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウインド型エアコンに使用するモータ並びに、スプリット型エアコンの室外機に使用するモータは、屋外環境若しくはそれに近い環境で運転される。従って、モータに雨水や霧がかかり内部に水が染み込んだり、モータが寒暖の温度変化ならびに湿度変化に直接曝されるので、フレームやブラケットの内壁に結露することがある。従来より、それらの対策としてモータに内部排水のための水抜き装置が設けられている。即ち、図2に示すように、アルミなどのダイカスト製で充分な肉厚の円筒形のフレーム1の下部に水抜き用貫通孔3を設け、同フレーム1の両端部を、モータのシャフト5を軸支する軸受けを備えたブラケット2で挟みボルトで締め付け固定している。更に詳細に説明する。フレーム1の内側には固定子コイル12を巻き着けた所要極数からなる固定子10を収納し、前記フレーム1とこの固定子10との間に空隙4を形成している。前記水抜き用貫通孔3の上部はこの空隙4に開口し、水抜き用貫通孔3の下部からはフェルトなどの栓30を嵌入しフレーム1を閉塞している。また、前記固定子10の内部空間には中心にシャフト5を備えた、回転磁界によって生じた誘導電流に基づき回転する回転子11を備えている。
【0003】例えば、モータにかかった雨水が、フレーム1とブラケット2との取付けの僅かな隙間から染み込んだ場合、モータ内部の水滴はフレーム1及びブラケット2の内壁を伝わり下部の空隙4に流れ落ち、水抜き用貫通孔3へ到達する。そして、毛管現象によりフェルトなどの栓30に浸透し、外部に染み出すように排水される。尚、この栓30は水抜き用貫通孔3を閉塞し、外部から埃などの侵入を防ぐ用途にも利用されるため、必須のもので、取り除くことはできない。
【0004】しかし、モータのフレーム1を肉厚の薄い板金で作成する場合は、水抜き用貫通孔3に栓30を嵌合し固定する従来の方法では、栓30が確実に固定出来ず、取れ易い問題があった。また、従来は栓の直径を大きくすると、栓の固定が困難になることから小径の栓を使用するので、排水能力が小さい問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、低廉で簡易に取付けられ、かつ排水能力が大きいモータの水抜き装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、シャフトを備えた回転子を内部空間に収納し、固定子コイルを巻装した固定子の外周に下側部に水抜き孔を有するフレームを設け、同フレームの開口端に前記シャフトを軸支する軸受けを備えたブラケットを固定し、前記貫通孔を浸透性部材で閉塞したモータの水抜き装置において、前記貫通孔の外側に浸透性部材を配設するとともに、同浸透性部材の外側に透過孔を設けたカバーを取り付けてなる。
【0007】
【作用】以上のように構成したので、モータ内部に発生した水滴はフレームあるいはブラケットの内壁を伝わり下部の空隙に流れ落ち、さらに水抜き用貫通孔に流れ込みその底部に到達する。そして、毛管現象により底部に設けられた浸透性部材に吸い取られ、浸透性部材全体に滲み渡るとともに、逐次カバーに設けた透過孔から外部空中へ蒸散する。
【0008】
【実施例】以下、本発明によるモータの水抜き装置について、図を用いて詳細に説明する。本発明によるモータの水抜き装置の一実施例の要部断面を図1(イ)に示す。尚、従来例と同じ個所は同一の番号を付し、説明を省略する。フレーム1の下部の空隙4に設けた水抜き用貫通孔3の下方外側に、例えば、フェルト製で正方形などの形状をした浸透性部材21を当てがい、更に、同浸透性部材21の下方外側に、透過孔22を備えたカバー20を覆うように貼り付ける。
【0009】例えば、モータにかかった雨水等がフレーム1とブラケット2との取付けの僅かな隙間から染み込んだ等の場合(図2(イ)参照)、染み込んだ水滴はフレーム1或いはブラケット2の内壁を伝わり下部の空隙4に流れ落ち、水抜き用貫通孔3へ到達する。そして、毛管現象により浸透性部材21全体に浸透し、染み渡り、カバー20の透過孔22から逐次、外部空中は蒸散し、排水される。この時、図1(ロ)に示すように浸透性部材21は大面積であるので、染み込んだ水滴を直ちに吸い取ることができる。つまり、排水能力が大きい。そして、カバー20に設けた、例えば4個の透過孔22の合計面積が大きいので、吸い取られた水分はモータの付近を流れる空気中に蒸散する。尚、図1(ロ)に示すように水抜き用貫通孔3の位置と、カバーに備えた透過孔22の位置とを重ならない状態に設けたことにより、雨水等がモータの下側にかかったとき、水抜き用貫通孔3から内部への浸水を防止する。また、雨水等が大量にかからない使用条件下では、フレーム1の下部に備えた水抜き用貫通孔3の下方外側に、浸透性部材で形成したカバーを直接取付けるようにしても良い。
【0010】また、浸透性部材21は、不織布製あるいは、スポンジ製であっても良い。更に、カバー20は透過孔22を設けた防水性部材であっても良い、具体的一例として、金属の薄い板に透過孔22を設けた構造である。また、カバー20は防水性かつ水蒸気透過性部材であっても、また、透過孔22を設けたプラスチックフィルムであっても、同様の効果が期待できる。尚、カバー20をフレーム1に取り付ける方法は、耐水性接着剤を用いてフレーム1に接着する。また、カバー20の周縁部に予め接着剤23(図1(ロ)参照)を塗布してある、接着付きシート状のカバー20(粘着シート)を利用しても良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は低廉で簡易に取付けられ、かつ排水速度が大きいモータの水抜き装置を提供する。従って、屋外環境で使用される、例えば、ウインド型エアコン等の板金製フレームを備えたモータの水抜きが確実に行えるので、モータの寿命及び動作の信頼性が向上するメリットがある。また、簡易な装置であるので製品のコストダウンにも貢献する。




 

 


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