米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 発電 -> 日新電機株式会社

発明の名称 ガス絶縁開閉装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−79921
公開日 平成8年(1996)3月22日
出願番号 特願平6−213617
出願日 平成6年(1994)9月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】松本 英俊 (外1名)
発明者 寺田 冨士男
要約 目的
操作器の保守点検を容易に行うことができ、設置面積の縮小を図ることができるガス絶縁開閉装置を提供する。

構成
断路器DS11、DS12、遮断器CB、断路器DS2 、ケーブルヘッドCHd等の機器をSF6 ガスが封入された複数の容器13,14,10,17,22に振り分けて収納してユニットU1 を構成する。ユニットU1 の長手方向の端部に配置する操作器41,42は、その操作面41a,42aを斜め下方に向けた状態で取り付ける。ユニットの中間部に位置する容器17の円筒部17aの側面に配置する操作器45は、ユニットの長手方向に直角をなして容器17の円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面45aをユニットの長手方向に対して傾斜させた状態で取り付ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 1組の開閉回路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニットを複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそれぞれの長手方向を平行させた状態で配置し、各開閉装置ユニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を垂直方向に向けた円筒部を有していて、開閉器用操作機構を箱体内に収納した構成を有する操作器を各ユニットの少なくとも一部の容器の円筒部の側面及び各ユニットの最端部に配置された容器の側面にそれぞれ取り付けたガス絶縁開閉装置において、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられた操作器は、各ユニットの長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を前記長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器の該円筒部からの最大突出長を、前記ユニットの長手方向と直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と交差する位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くするように、前記操作器の取り付け位置と前記傾斜角θとが設定され、各ユニットの最端部に配置された容器に取り付けられた操作器は、その操作面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾斜させた状態で取り付けられていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所などの電気所に設置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガス絶縁開閉装置は、1組の開閉回路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニットを複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそれぞれの長手方向を平行させた状態で配置した構成を有する。多くの場合、各開閉装置ユニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を垂直方向に向けた円筒部を有していて、開閉器用操作機構を箱体内に収納した構成を有する操作器を、各ユニットの少なくとも一部の容器の円筒部の側面や、各ユニットの最端部に配置された容器の側面に取り付けている。
【0003】図5(A)ないし(C)はそれぞれ従来のガス絶縁開閉装置で用いられていた開閉装置ユニットの一部を示した正面図、左側面図及び平面図で、これらの図において、1は軸線を垂直方向に向けた状態で配置された円筒部1aと円筒部の側面から互いに反対方向に突出した第1及び第2の管台部1b及び1cとを有する金属容器である。容器1内には断路器や接地開閉器などの開閉器が収納され、該開閉器を操作する操作器2が容器1の側面に取り付けられている。容器1の管台部1b及び1cはそれぞれ絶縁スペーサ3及び4を介して他の容器に接続され、円筒部1aの上端及び下端はそれぞれ蓋板5及びカップ状のカバー6により閉じられている。
【0004】操作器2は、容器1内に収納された開閉器を操作するための操作機構を箱体内に収納して、該箱体の一面を操作面2aとしたものである。操作機構は開閉器に操作力を伝達するための操作軸2bを有し、該操作軸は容器1の円筒部の周壁に設けられた気密保持構造の軸受を貫通して該容器内に導入されて、開閉器の可動接触子にレバーやリンクなどの適宜の連結機構と絶縁部材とを介して連結されている。操作器2の操作面2aには、操作器を動作させるための押ボタンスイッチ、手動操作軸、開閉器の状態を表示する表示器などが設けられている。
【0005】図5に示した例では、操作器2がその操作面2aを装置の長手方向(図5Aの左右方向)と平行させた状態で取り付けられているが、該操作面2aを装置の長手方向と直角な方向に向けた状態で取り付ける場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装置においては、操作器2の操作面2aをユニットの長手方向に対して直角な方向に向けた状態で取り付けるか、またはユニットの長手方向と平行させた状態で取り付けていたため、操作器2の容器1からの突出長Lが長くなって装置の幅寸法が増大し、複数の開閉装置ユニットを並べて配置してガス絶縁開閉装置を構成する場合に、ユニット間の間隔を広くとることが必要になってガス絶縁開閉装置の設置面積が増大するという問題があった。
【0007】また従来のガス絶縁開閉装置では、全ての操作器の操作面を垂直方向に沿わせて配置していたため、操作器が高所に取り付けられる場合に、地上から該操作器の操作面を容易に視認することができなかった。そのため、日常の保守点検の際に各操作器の操作面の状態を確認する場合には、高所にある全ての操作器の近傍に作業台を置いて、作業者がその作業台の上に乗った状態で操作器の操作面を確認する必要があり、作業性が悪くなるのを避けられなかった。
【0008】本発明の目的は、ユニット間の間隔を縮小して設置面積の縮小を図るとともに、操作器の保守点検の際の作業性を改善し得るようにしたガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、1組の開閉回路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニットを複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそれぞれの長手方向を平行させた状態で配置した構成を有するガス絶縁開閉装置に係わるものである。ここで、各開閉装置ユニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を垂直方向に向けた円筒部を有していて、開閉器用操作機構を箱体内に収納した構成を有する操作器を各ユニットの少なくとも一部の容器の円筒部の側面及び各ユニットの最端部に配置された容器の側面にそれぞれ取り付けるものとする。
【0010】本発明において、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付ける操作器は、各ユニットの長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面をユニットの長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付け、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器の該円筒部からの最大突出長を、ユニットの長手方向と直角をなして円筒部の径方向に伸びる直線と交差する位置に操作面をユニットの長手方向と平行させた状態で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くするように、操作器の取り付け位置と傾斜角θとを設定する。また、各ユニットの最端部に配置された容器に取り付ける操作器は、その操作面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾斜させた状態で配置する。
【0011】
【作用】上記のように、ユニットの長手方向の最端部に配置される操作器の操作面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾けた状態で取り付けると、該操作器が高所に配置されていても、その操作面を地上から容易に視認できるため、日常の保守点検の際の作業性を向上させることができる。
【0012】また上記のように、操作器を、ユニットの長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けると、操作器の円筒部からの突出長を短くすることができるため、ユニットの幅寸法を小さくしてユニット間の間隔を狭くすることができ、設置面積の縮小を図ることができる。
【0013】
【実施例】図1ないし図3は、それぞれ、線路と電気所の母線との間を接続する開閉回路を構成するガス絶縁開閉装置に本発明を適用した実施例を示した平面図、正面図及び左側面図である。なおこれらの図は装置の外観を示したものであるが、内部構造の理解を容易にするため、内部に収納される機器の構成を示す単線結線図を図2に併記した。これらの図において、10は軸線を垂直方向に向けた状態で配置された円筒状の遮断器容器で、この遮断器容器は、操作器箱を兼ねる箱形の架台11を介して設置ベース12上に支持されている。遮断器容器10の側面には、同じ方向に突出して上下に所定の間隔を隔てて並ぶ第1及び第2の母線接続用管台部10a及び10bと、上方に位置する第1の母線接続用管台部10aと反対の方向に突出した線路側機器接続用管台部10cとが設けられ、第1及び第2の母線接続用管台部10a及び10bにはそれぞれ第1及び第2の母線容器13及び14が絶縁スペーサ15及び16を介して接続されている。
【0014】第1及び第2の母線容器13及び14は、それぞれ、縦管路部13a及び14aと、横管路部13b及び14bとを交差させた十字管状の容器からなり、それぞれの容器の縦管路部13a及び14aの一端が絶縁スペーサ15及び16を介して遮断器用の第1及び第2の母線接続用管台部10a及び10bに接続されている。
【0015】遮断器容器10の線路側機器接続用管台部10cには線路側開閉器収納容器17が接続されている。線路側開閉器収納容器17は、図5に示した容器1と同様の構造を有するもので、その正面図、左側面図及び平面図をそれぞれ図4(A)、(B)及び(C)に示した。線路側開閉器収納容器17は軸線を垂直方向に向けた円筒部17aと、該円筒部17aの側面から互いに反対の方向に突出した第1及び第2の管台部17b及び17cとを有し、第1の管台部17bが絶縁スペーサ18を介して遮断器容器の管台部10cに接続されている。円筒部17aの上端は蓋板19により気密に閉じられ、下端はカップ状に形成されたカバー20により閉じられている。
【0016】線路側開閉器収納容器17の第2の管台部17cの側方には、架台21の上に支持されたケーブルヘッド容器22が配置されている。ケーブルヘッド容器22は軸線を垂直方向に向けた円筒状の容器からなっていて、その側面に互いに反対方向に突出した対の管台部22a及び22bを有し、一方の管台部22aは絶縁スペーサ23を介して線路側開閉器収納容器17の管台部17cに接続されている。ケーブルヘッド容器22の他方の管台部22bは作業用の開口部として用いられるもので、常時は着脱可能な蓋板24により閉じられている。
【0017】上記の容器13(14),10,17及び22は、一方向に並ぶように配置されていて、これらの容器内に開閉回路を構成する3相の機器が適宜に振り分けて収納される。図示の例では、遮断器容器10内に遮断器CBと該遮断器の両端を接地する接地開閉器ES11及びES12とが収納され、母線容器13及び14内にそれぞれ母線BUS1 及びBUS2 を構成する母線導体と、母線と遮断器との間を開閉する母線側断路器DS11及びDS12とが収納されている。母線BUS1 及びBUS2 をそれぞれ構成する母線導体は、断路器DS11及びDS12と、絶縁スペーサ15及び16にそれぞれ埋め込まれた貫通導体と、遮断器容器内に配置された接続導体25及び26とを通して遮断器CBの一端に接続されている。
【0018】線路側機器収納容器17内には、線路側断路器DS2 と、接地開閉器ES2 とが収納され、断路器DS2 の一端は絶縁スペーサ18に埋め込まれた貫通導体と遮断器容器内に配置された接続導体27とを通して遮断器CBの他端に接続されている。接地開閉器ES2 は、断路器DS2 の他端側につながる導体と接地間に設けられている。
【0019】ケーブルヘッド容器22内にはケーブルヘッドCHdが収納され、該ケーブルヘッドの端子は接続導体28と絶縁スペーサ23に埋め込まれた貫通導体とを通して断路器DS2 の他端に接続されている。
【0020】容器10,13,14,17及び22にはSF6 ガスが所定の圧力で封入されている。本実施例では、容器10,13,14,17及び22と、それぞれの容器内に収納された機器とにより1台の開閉装置ユニットが構成され、容器10,13,14,17及び22が並ぶ方向がユニットの長手方向となっている。図示の例では、同様に構成された2つの開閉装置ユニットU1 及びU2 が設けられて、該2つのユニットU1 及びU2 がそれぞれの長手方向を平行させた状態で並べて配置されている。そして、両ユニットの母線容器13の横管路部13bどうしが接続管30と伸縮継手管31と絶縁スペーサ32及び33とを介して相互に接続され、隣合う母線容器13,13の横管路部13b,13b内にそれぞれ配置された母線導体が接続管30及び伸縮継手管31内に設けられた母線導体を介して相互に接続されて母線BUS1 が構成されている。同様に、母線容器14の横管路部14bどうしが接続管34と伸縮継手管35と絶縁スペーサ36及び37とを介して相互に接続され、母線容器14,14の横管路部14b,14b内にそれぞれ配置された母線導体が接続管34及び伸縮継手管35内に設けられた母線導体を介して相互に接続されて母線BUS2 が構成されている。
【0021】操作器箱11内には、遮断器容器10内に収納された遮断器CBの操作器と、接地開閉器ES11及びES12の操作器とが収納されている。また各ユニットの長手方向の最端部に位置する母線容器13及び14の側面にはそれぞれ母線側断路器DS11及びDS12を操作するための母線側断路器用操作器41及び42が取り付けられている。これらの操作器は、開閉器用操作機構を箱体内に収納してそれぞれの箱体の一面を操作面41a及び42aとしたもので、それぞれの操作機構からそれぞれ操作軸41b及び42bが導出されている。これらの操作軸41b及び42bは、それぞれ、母線容器13及び14の縦管路部13a及び14aに設けられた気密保持構造の軸受を通して容器13及び14内に導入されて適宜の連結機構を介して断路器DS11及びDS12の可動接触子に連結されている。操作器41及び42は、それぞれの操作面41aび42aを斜め下方に向けた状態で取り付けられ、日常の保守点検時に操作器41及び42の操作面を視認するのに都合がよい仰角α(図2参照)が得られるように、操作面41a及び42aの傾斜角が設定されている。
【0022】線路側機器収納容器17の円筒部17aの側面には、断路器DS2 及び接地開閉器DS2 を操作するための操作器45が取り付けられている。この操作器も開閉器用操作機構を箱体内に収納して該箱体の一面を操作面45aとしたもので、その操作機構からは断路器DS2 を操作する操作軸と接地開閉器ES2 を操作する操作軸(図示せず)とが設けられ、これらの操作軸は、容器17の円筒部17aに設けられた気密保持構造の軸受を通して容器17内に導入されて、断路器DS2 及び接地開閉器ES2 の可動接触子にそれぞれ適宜の連結機構を介して連結されている。
【0023】本発明においては、上記操作器45が、ユニットの長手方向と直角をなして容器17の円筒部17aの径方向に延びる直線A−A(図1参照)と交差しない位置に、その操作面45aをユニットの長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられている。
【0024】本実施例では、遮断器容器10と該容器内に収納された遮断器CB及び接地開閉器ES11及びES12とにより遮断器エレメントが構成されている。また母線容器13とその内部に収納された母線導体及び母線側断路器とにより第1の母線エレメントが構成され、母線容器14とその内部に収納された母線導体及び母線側断路器とにより第2の母線エレメントが構成されている。更に線路側機器収納容器17と該容器17内に収納された断路器及び接地開閉器とにより線路側断路器エレメントが構成され、ケーブルヘッド容器22と該容器22内に収納されたケーブルヘッドとによりケーブルヘッドエレメントが構成されている。
【0025】図1ないし図3に示した例では、2つのユニットU1 及びU2 が設けられているが、実際には、これらのユニットU1 及びU2 の外に変圧器接続用のユニット等の更に他のユニットが設けられ、該他のユニットの長手方向の端部に設けられた母線エレメントどうしが相互に接続されてガス絶縁開閉装置GISが構成される。
【0026】上記実施例と同様の構成を有する従来のガス絶縁開閉装置においては、図2に鎖線で示したように、ユニットの最端部に配置する操作器41´及び42´の操作面を垂直方向に沿うように配置していた。これらの操作器は、架台11の上に支持された遮断器容器10の側面に接続された母線容器13及び14に取り付けられるため、地上から相当に高い位置に配置されることになるのを避けられない。そのため、これらの操作器の操作面が垂直方向に沿っていると、該操作器の操作面を地上から容易に見ることができず、保守点検等の際に操作面の状態の確認(押ボタンスイッチ等の状態の確認)を容易に行うことができないという問題があった。この場合、高所にある操作器の操作面を見易くするために、ユニットU1 ,U2 の最端部にそれぞれ作業者が乗る作業台を常設することも考えられるが、ユニットの端部に架台を常設するとユニットの長さが長くなるため、設置面積が増大し、好ましくない。そのため従来のガス絶縁開閉装置において、日常の点検作業を行なう際に操作器の確認を確実に行なうためには、ユニットの最端部位置に作業台を設置することが必要になり、点検作業の作業性が悪くなるのを避けられなかった。
【0027】これに対し、上記実施例のように、操作器41及び42のそれぞれの操作面を斜め下方に向けるように取り付けておくと、それぞれの操作器の操作面を地上から容易に視認できるため、ユニットの長手方向寸法の増大を招くことなく、保守点検を容易にすることができる。
【0028】また従来のガス絶縁開閉装置では、図1及び図4(C)に破線で示したように、線路側断路器の操作器45´を、ユニットの長手方向と直角をなして容器17の円筒部17aの径方向に延びる直線A−Aと交差する位置に、その操作面をユニットの長手方向に向けた状態で配置していたため、該操作器45´の容器17からの最大突出長Lが長くなり、ユニットの幅寸法が大きくなるという問題があった。これに対し、本発明においては、操作器45を、上記直線A−Aと交差しない位置に、その操作面45aをユニットの長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾けた状態で配置したため、該操作器45の容器17からの最大突出長L´を従来よりもΔLだけ短くすることができ、ユニットの幅寸法の縮小を図ることができる。
【0029】なお図1ないし図3に示した例はあくまでも本発明を適用し得るガス絶縁開閉装置の構成の一例を示したもので、他の構成を有するガス絶縁開閉装置にも本発明を適用することができるのはもちろんである。例えば、上記の実施例では、遮断器容器の側面に2つの母線容器13,14が接続されているが、母線容器が1つだけ設けられる単母線構成のガス絶縁開閉装置にも本発明を適用できる。また上記の例では、線路と母線との間を接続する開閉回路を構成する受電ユニットを例にとったが、母線と変圧器との間を接続する開閉回路を構成する変圧器接続ユニット等の他のユニットにも本発明を適用することができる。
【0030】また上記の実施例においては、線路側機器収納容器内に断路器DS2 とともに接地開閉器ES2 を収納しているが、接地開閉器ES2 をケーブルヘッド容器22内に収納することもできる。
【0031】以上、本発明の好ましいと思われる実施例を説明したが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙げると以下に示す通りである。
【0032】(1) 開閉回路の構成機器を絶縁ガスが封入された複数の容器内に振り分けて収納した構成を有し、少なくとも一部の構成機器を収納する容器は架台上に支持されていて、該架台上に支持された容器の側面に設けられた管台部に更に他の容器が支持され、前記他の容器内に収納された開閉器を操作する操作機構を箱体内に収納して該箱体の一側面を操作面とした操作器を前記他の容器の側面に取り付けてなるガス絶縁開閉装置において、前記操作器は、その操作面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾けた状態で取り付けられていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0033】(2) 開閉回路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並ぶ方向を装置の長手方向とした構成を有し、前記複数の容器の少くとも一部は中心軸線が垂直方向に向いた円筒部を有していて、該円筒部を有する容器内に収納された開閉器を操作する操作機構を箱体内に収納して該箱体の一側面を操作面とした操作器を該円筒部の側面に取り付けてなるガス絶縁開閉装置において、前記容器の円筒部の側面に取り付けられた操作器は、前記長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を前記長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、前記容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器の該円筒部からの最大突出長を、前記装置の長手方向と直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と交差する位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くするように、前記操作器の取り付け位置と前記傾斜角θとが設定されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0034】(3) 1組の開閉回路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニットを複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそれぞれの長手方向を平行させた状態で配置し、各開閉装置ユニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を垂直方向に向けた円筒部を有していて、該円筒部を有する容器内の開閉器を操作するための操作機構を箱体内に収納した構成を有する操作器を該円筒部の側面に取り付けたガス絶縁開閉装置において、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられた操作器は、前記ユニットの長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を前記長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器の該円筒部からの最大突出長を、前記ユニットの長手方向と直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と交差する位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くするように、前記操作器の取り付け位置と前記傾斜角θとが設定されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0035】(4) 1組の開閉回路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニットを複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそれぞれの長手方向を平行させた状態で配置し、各開閉装置ユニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を垂直方向に向けた円筒部を有していて、開閉器用操作機構を箱体内に収納した構成を有する操作器を各ユニットの少なくとも一部の容器の円筒部の側面及び各ユニットの最端部に配置された容器の側面にそれぞれ取り付けたガス絶縁開閉装置において、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられた操作器は、各ユニットの長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を前記長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器の該円筒部からの最大突出長を、前記ユニットの長手方向と直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と交差する位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くするように、前記操作器の取り付け位置と前記傾斜角θとが設定され、各ユニットの最端部に配置された容器に取り付けられた操作器は、その操作面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾斜させた状態で取り付けられていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0036】(5) 少くとも1つの母線接続用管台部と線路側機器接続用管台部とを側面から互いに反対方向に突出させた構造を有して架台を兼ねる箱形の操作器箱上に支持された遮断器容器内に少くとも遮断器を収納して構成した遮断器エレメントと、前記遮断器容器の母線接続用管台部に絶縁スペーサを介して接続された母線容器内に母線導体と母線側断路器とを収納して構成した母線エレメントと、軸線が垂直方向に向いた円筒部と該円筒部の側面から互いに反対方向に突出した第1及び第2の管台部とを有して第1の管台部が前記線路側機器接続用管台部に絶縁スペーサを介して接続された線路側開閉器収納容器内に少くとも線路側断路器を収納して構成した線路側断路器エレメントと、前記線路側機器収納容器の第2の管台部に絶縁スペーサを介して接続されたケーブルヘッド容器内に少くともケーブルヘッドを収納して構成したケーブルヘッドエレメントとを備えて母線容器と遮断器容器と線路側機器収納容器とケーブルヘッドとが並ぶ方向を装置の長手方向とし、前記線路側断路器の操作機構を箱体内に収納して該箱体の一面を操作面とした線路側断路器用操作器を前記線路側機器収納容器の円筒部の側面に取り付け、前記母線側断路器の操作機構を箱体内に収納して該箱体の一面を操作面とした母線側断路器用操作器を前記母線容器の側面に取り付け、各エレメントの容器内にSF6 ガスを封入してなるガス絶縁開閉装置において、前記線路側断路器用操作器は前記長手方向に対して直角をなして前記円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を前記長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、前記線路側断路器用操作器の前記円筒部からの最大突出長を、前記長手方向と直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と交差する位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くするように、前記線路側断路器用操作器の取り付け位置と前記傾斜角θとが設定され、前記母線容器の側面に取り付けられた母線側断路用操作器は、その操作面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾斜させた状態で取り付けられていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ユニットの最端部に配置される操作器の操作面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾けた状態で取り付けたので、ユニットの長手方向の寸法の増大を招くことなく、高所に配置される操作器の操作面の視認を容易にして、日常の保守点検の際の作業性を向上させることができる。
【0038】また本発明によれば、容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器を、ユニットの長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けたので、操作器の円筒部からの突出長を短くしてユニットの幅寸法を小さくすることができ、ユニット間の間隔を縮小してガス絶縁開閉装置の設置面積の縮小を図ることができる利点がある。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013