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発明の名称 X線高電圧装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−315994
公開日 平成8年(1996)11月29日
出願番号 特願平7−148073
出願日 平成7年(1995)5月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 祐介
発明者 森 達弘
要約 目的
撮影台の機械的設定を変更したときにそれに応じてX線条件を自動的に変更する。

構成
撮影台11の機械的動きに対応した最適X線条件データをあらかじめメモリ16に記憶させておいて、撮影台11の機械的動きに関する情報がインターフェイス回路14を経てCPU15に取り込まれたとき、上記メモリ16をアクセスして、その機械的動きに対応する最適X線条件データを読み出して、CPU15がX線条件を決定し、そのX線条件をインターフェイス回路17を経て電源装置18に送ってX線条件の自動設定を行なう。
特許請求の範囲
【請求項1】 撮影台における機械的動きに関する情報を入力する手段と、上記の機械的動きに関する情報に関連して最適X線条件データが記憶させられている記憶手段と、入力された機械的動きに関する情報に応じて上記記憶手段から最適X線条件を読み出してX線条件を定める手段とからなることを特徴とするX線高電圧装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療用のX線撮影を行なうためのX線高電圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医学的診断のためのX線撮影は、X線一般撮影、立位ブッキ撮影、水平ブッキ撮影、断層撮影、透視直接速写撮影、透視間接速写撮影などの種々の術式で行なわれており、その各術式ごとに専用のX線撮影台が用いられる。そして、X線高電圧装置は、これら各術式ごとの撮影台のいずれかと組み合わせて使用されるため、各術式ごとに複数のプリセットが設定できるプリセット機能が備えられているのが普通である。すなわち、X線高電圧装置には、通常、操作パネル面に、それらの術式を選択するための術式選択キー、オート撮影かフォトタイマ撮影かマニュアル撮影かの撮影方式を選択するための撮影方式選択キー、管電圧、管電流、撮影時間等の撮影条件を設定するためのキーなどが備えられているとともに、各術式ごとに複数のプリセットが設定できるようになっていて、各術式ごとに、上記の各種設定や管電圧等の撮影条件を複数個プリセットし、後でそれに対応したキーを押せばその各種設定や撮影条件等を読み出してそのままあるいは多少修正した上で使用できるような機能が備えられている。
【0003】そこで、実際に被検者に対するX線撮影を行なうときは、特定のX線撮影台に被検者を位置決めし、さらに撮影台あるいはX線管を必要な角度、位置にセットした後、X線高電圧装置にプリセットされているX線条件を選択してX線撮影を行なうという手順をとることになる。そして、撮影が進んできて撮影台の角度や位置を変更することがあり、その場合には、それに合わせてX線条件を変更しなければならないことが多い。従来では、このような撮影台の角度や位置などの変更に伴うX線条件の変更は、現場で撮影台の角度や位置などとX線条件との対応表などを作ってこれを壁などに貼り付けておき、それを参照して行なっている。
【0004】たとえば、消化器の造影剤(バリウム)を用いたX線検査では、被検者がバリウムを飲み込むタイミングを捉えて喉部を撮影し食道の画像を得たり、バリウムが胃に溜まっている状態で圧迫筒により圧迫し、圧迫によって変化する画像をX線撮影することなどが行なわれる。この場合、同じ消化器のX線撮影といっても、食道を検査するための喉部の撮影では、バリウムは細い食道を流れており、また喉の部分は細いため直接線が多くなるのに対して、圧迫筒により圧迫しながら行なう胃部の撮影では、バリウムが厚く充満していて透過X線量は少ないものとなる。そこで、自動露出では前者の場合露光時間が短くなり、後者の場合露光時間が長くなるが、そうすると、とくに後者の場合には圧迫状態に応じて変化する様子を捉えるような画像が得られないことになる。そのため、食道を撮影するときと胃部を撮影するときとではX線条件を変更しなければならない。このような細かなX線条件の変更は、撮影によって類型化されているため、対応表などにまとめることができるので、そのような対応表を参照することにより容易にX線条件の適切な変更ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来では、X線条件の変更をいちいち対応表を参照しながら行なわなければならず、手間がかかり、検査の効率が悪いという問題がある。
【0006】この発明は、上記に鑑み、撮影台のメカニカルな動きとX線条件とには対応関係があることに着目して、そのメカニカルな動きに応じてX線条件を自動設定することができるようにし、これにより手間を省いて検査効率を向上することができるようにする、X線高電圧装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、この発明によるX線高電圧装置においては、撮影台における機械的動きに関する情報を入力する手段と、上記の機械的動きに関する情報に関連して最適X線条件データが記憶させられている記憶手段と、入力された機械的動きに関する情報に応じて上記記憶手段から最適X線条件を読み出してX線条件を定める手段とが備えられることが特徴となっている。
【0008】
【作用】撮影台における機械的動きは撮影方向、撮影部位と密接に関連しており、その機械的動きにより撮影方向、撮影部位を定めて、その撮影方向、撮影部位に最適なX線条件を想定することが可能である。そこで、あらかじめ記憶手段に、これら機械的動きに対応する最適X線条件データを記憶させておく。そして、撮影台における機械的動きに関する情報を入力し、これに応じて記憶手段に記憶されている最適X線条件データを検索するなら、その機械的動きに対応した最適なX線条件を自動設定することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、被検者10がたとえばX線透視撮影台などの撮影台11に配置されており、X線管12からのX線の照射を受けるようにされている。このX線管12には、X線高電圧装置13から高電圧が所定の条件で供給されている。このX線高電圧装置13は、X線管12への高電圧(kV)を所定の電流(mA)で所定時間(sec)供給する電源装置18と、この電圧・電流・時間を制御するための制御部をなす、インターフェイス回路14、17とCPU15とメモリ16とから構成される。インターフェイス回路14は撮影台11からの位置・角度情報を入力するためのものであり、メモリ16は撮影台11の位置・角度に対応したX線条件を記憶保持するものである。またインターフェイス回路17はCPU15が決定したX線条件を電源装置18に出力するためのものである。
【0010】撮影台11に被検者10をセットして撮影台11やX線管12の位置・角度を調整すると、その位置・角度が読み取られてインターフェイス回路14を経てCPU15に取り込まれる。この位置・角度の読み取り装置はたとえばメカニカルな部分に取り付けられたポテンショメータなどから構成される。この位置・角度情報をもとに、CPU15はメモリ16内のデータを検索する。このメモリ16には、図2に示すような情報が記憶されている。この記憶情報は、撮影台11やX線管12の角度・位置のそれぞれに対して、管電圧(kV)や電流・時間積(mAs)などの適切なX線条件を定めたもので、メモリ16の検索によって、その角度・位置情報に対応する適切なX線条件が読み出される。
【0011】これによりCPU15はその角度・位置に最適なX線条件を決定し、そのX線条件をインターフェイス回路17を経て電源装置18に出力する。したがって、X線管12にはこのようにして定められたX線条件通りに高電圧が与えられ、適切なX線撮影を自動的に行なうことができる。
【0012】たとえば、上記の造影剤(バリウム)を用いた消化器のX線撮影の場合、食道部分の撮影を行なうときは被検者10は立った状態とする必要があり、撮影台11は垂直な状態になっている。これに対して胃部の撮影は、被検者10が横たわった状態で行なわれるので、撮影台11は水平にされる。したがって、たとえば撮影台11が垂直になっているときは食道を撮影するのに最適なX線条件を定め、撮影台11が水平になっているときは胃部を撮影するのに最適なX線条件を定めれば、大抵の場合は適切なものとなる。そこで、これらの角度情報に対応してX線条件をメモリ16に記憶させておけば、その角度情報がCPU15に入力されたときに撮影台11の垂直、水平に応じて、食道または胃部に最適なX線条件を定めることができる。
【0013】また、圧迫筒により胃部を圧迫しながらX線撮影するときは、その圧迫筒のメカニカルな動きを(ポテンショメータなどで)捉えてインターフェイス回路14を通じてCPU15に入力すれば、そのX線撮影に最適なX線条件をメモリ16から読み出して適切なX線条件設定を行なうことができる。
【0014】したがって、術者は、撮影台11、X線管12等の位置・角度の変更のための操作を行なうだけで、それに最適なX線条件が自動設定されることになり、操作が非常に簡単になって手間が省け、効率が上がる。
【0015】なお、上記では、撮影台11の角度・位置に関する情報、X線管12の角度・位置に関する情報、あるいは圧迫筒の動きについての情報がX線高電圧装置13に入力されて、それに最適なX線条件が自動設定されることとしているが、X線高電圧装置13に入力される撮影台11等のメカニカルな動きに関する情報はこれらに限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】以上、実施例について説明したように、この発明のX線高電圧装置によれば、撮影台やX線管の位置・角度等のメカニカルな動きに関する情報に応じて最適なX線条件が自動設定されるので、操作が極めて簡単になり、手間がかかることがなくなって、X線検査の効率が向上する。




 

 


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