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発明の名称 X線制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−138883
公開日 平成8年(1996)5月31日
出願番号 特願平6−305433
出願日 平成6年(1994)11月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 祐介
発明者 藤井 英樹
要約 目的
透視モードをいちいちマニュアルで設定する煩雑さを解消する。

構成
透視モード選択器24で透視モードを選択し、これをプリセットメモリ44に記憶させておいて、後に、撮影方式・焦点・プリセット選択器22を操作することによってプリセットメモリ44に記憶しておいた透視モードを読み出し、術式メモリ42に格納し、さらにバスライン32を経て出力・表示回路35に送られて、その透視モードの設定および表示が行なわれる。
特許請求の範囲
【請求項1】 透視モードを設定する手段と、透視モードのプリセット値を記憶する記憶手段と、該記憶手段より、透視モードのプリセット値を読み出して設定する手段とを備えることを特徴とするX線制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線透視撮影装置と組み合わせるのに好適なX線高電圧装置のX線制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線高電圧装置のX線制御装置は、X線一般撮影装置や、透視撮影装置あるいはブッキ撮影装置などの各種のX線撮影装置と組み合わせて使用されるのが普通である。そこで、X線透視撮影装置と組み合わせる場合に備えて、透視条件や透視モードを設定できるように構成されている。ここで、透視モードとは、X線の連続曝射による連続透視モードや、X線のパルス状曝射によるパルス透視モードなどであり、これらが選択できるとともに、パルス透視モードでは、さらにパルスレイトを任意に設定できるようになっている。
【0003】従来では、実際の被検者の透視・撮影部位に応じて、術者が、その部位が動きのある部位であるか否かを判断し、それにしたがって透視モードをマニュアル設定している(連続透視かパルス透視かの設定およびパルスレイトの設定を行なう)。つまり、連続透視あるいはパルス透視でパルスレイトを速くした場合には速い動きに追従することができるが被曝線量が多くなり、パルス透視でパルスレイトを遅くした場合には被曝線量は少ないが速い動きをとらえることができなくなるので、これらを勘案して、術者が透視モードを決定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のように、術者が透視モードをいちいち決定し、マニュアル設定を行なうのでは、非常にわずらわしいという問題がある。すなわち、透視モードは検査部位や検査目的などに応じて、それに適切なモードがあらかじめわかっている場合が多いにもかかわらず、いちいちマニュアルで設定するのは煩雑である。
【0005】この発明は、上記に鑑み、透視モードをあらかじめプリセット設定することにより、透視モードをいちいちマニュアルで設定する煩雑さを解消し、操作性を向上させた、X線制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、この発明によるX線制御装置においては、透視モードを設定する手段と、透視モードのプリセット値を記憶する記憶手段と、該記憶手段より、透視モードのプリセット値を読み出して設定する手段とが備えられることが特徴となっている。
【0007】
【作用】記憶手段には、透視モードのプリセット値が記憶されており、これがキーの操作などによって、読み出されてただちにそのプリセット値通りの透視モードに設定される。そこで、たとえば検査部位ごとに、それにふさわしい透視モードをプリセットしておけば、検査部位が決まったらその部位に対応するキー操作などを行なうだけで、適切な透視モードがただちに設定されることになり、操作性が向上し、術者の操作のわずらわしさが解消される。また、適切な透視モードが設定されるため、被検者に対する余分なX線被曝を避けることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例にかかるX線制御装置を示すもので、この図に示すように、術式選択器21、撮影方式・焦点・プリセット選択器22、透視・撮影条件設定器23および透視モード選択器24の入力装置が入力回路34を経てCPU31のバスライン32に接続されている。また、このバスライン32には、術式表示器25、撮影方式・焦点・プリセット表示器26、透視・撮影条件表示器27および透視モード表示器28の出力装置が出力・表示回路35を経て接続されている。さらにこのバスライン32にはプログラムメモリ33が接続され、プログラムメモリ33に格納されているプログラムがバスライン32を経てCPU31に読み込まれ、そのプログラムにしたがった動作が行なわれるようになっている。また、バスライン32には、術式選択メモリ41、術式メモリ42およびプリセットメモリ44が接続されている。術式選択メモリ41と術式メモリ42にはバッテリー43が接続されていて電源のオフ時にもその内容が保持されるようになっている。また、プリセットメモリ44は電気的に書き込み可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)により構成されていて、電源がオフにされてもその記憶が保持される。
【0009】図2はこのX線制御装置の操作パネル面を示すものである。この操作パネル面には、図2に示すように、電源スイッチ51、術式選択キー52、オート撮影選択キー53、フォトタイマ撮影選択キー54、撮影条件設定方式選択キー55、焦点選択キー56、管電圧設定キー57、管電流設定キー58、撮影時間設定キー59、濃度設定キー60およびプリセット選択キー50などの撮影用の入力装置の操作部が備えられている。また撮影条件表示器61が設けられている。この撮影条件表示器61には、撮影時の管電圧(kV)と管電流(mAまたは管電流時間積mAs)と撮影時間(ms、sec)とを表示する表示部に加え、管球番号表示器62、63、Ready表示器64、曝射表示器65、異常表示器66、条件オーバー表示器67、フォトタイマ表示器68および濃度表示器69が備えられている。
【0010】さらに、この操作パネル面には、上記の撮影用の入力装置の操作部および表示装置の他に、透視用の入力装置の操作部および透視条件表示器81、透視モード表示器82が備えられている。透視用の入力装置の操作部として、透視管電圧設定キー71と、IBSキー72と、リセットキー73と、ブザー停止キー74と、透視モード選択キー75と、透視パルスレイト選択キー76とが備えられる。透視条件表示器81には、透視時の管電圧(kV)と管電流(mA)と時間(min)とが表示される。透視モード表示器82には、選択された透視モードが表示される。
【0011】これら多数のキーのうち、キー50、51、52、53、54、55、56、72、74、75には、左上に表示ランプ(図2では○で示されている)が備えられており、押されるとその表示ランプが点灯してその押された状態になっていることの表示がなされる。
【0012】さらに詳しく説明すると、電源スイッチ51を押して電源をオンにするとX線管のフィラメントに電流が流れて加熱され、所定時間経過後に撮影可能な状態になり、Ready表示器64が点灯する。術式選択キー52は術式選択器21の操作部を構成するもので、この実施例では、6つのキーが備えられていて、その一つが押されることにより、X線一般撮影、立位ブッキ撮影、水平ブッキ撮影、断層撮影、透視直接速写撮影、透視間接速写撮影の6つの術式の一つが選択されるようになっている。オート撮影選択キー53は、これを押すことにより透視条件から自動的に撮影条件が設定されて自動的に撮影が行なわれる撮影方式を選択するものである。また、フォトタイマ撮影選択キー54は、フォトタイマ撮影を選択するためののものである。これらを押さない場合に、マニュアル撮影が行なわれることになる。これらのキー53、54により、オート撮影かフォトタイマ撮影かマニュアル撮影を選択できる。フォトタイマ撮影選択キー54が押されている場合に、フォトタイマ表示器68が点灯する。
【0013】撮影条件設定方式選択キー55は、2コントロール方式(管電圧および管電流時間積で撮影条件を設定する方式)か3コントロール方式(管電圧、管電流および撮影時間で撮影条件を設定する方式)を選択するためのもので、このキー55を押すと、3コントロール方式が選択でき、押さなければ2コントロール方式となる。焦点選択キー56は、これを押すと小焦点を選択でき、押さなければ通常の焦点となる。管電圧設定キー57は管電圧(kV)を増減させるものであり、管電流設定キー58は管電流(mAまたは管電流時間積mAs)を増減させるもので、撮影時間設定キー59は撮影時間を長くしたり短くしたりするものである。設定された管電圧、管電流(または管電流時間積)は撮影条件表示器61において表示される。濃度設定キー60は濃度を7段階程度の中から選択して設定するもので、主にフォトタイマ撮影のときに用いられる。設定された濃度は濃度表示器69で表示される。
【0014】透視管電圧設定キー71により透視時の管電圧(kV)を増減でき、こうして設定された管電圧が透視条件表示器81により表示される。IBSキー72を押すと、IBS(透視輝度自動調整装置)が動作させられる。リセットキー73は透視時間を0にリセットするものである。またキー74は透視を始めて4分30秒経過すると鳴るブザーをリセットして停止させて透視を継続させるためのものである。
【0015】さらに、透視モードについては、キー75を押すことにより点灯してパルス透視モードが選択され、もう一度押すと連続透視モードが選択されるようになっている。キー76はパルス透視モードについての、パルスレイトを選択するものである。パルス透視モードは図3に示すようにX線をパルス状に曝射して透視を行なうモードであり、連続透視モードはX線を連続的に曝射して透視を行なうモードである。この実施例では、パルス透視モードは、X線のパルス状曝射のパルスレイトに応じてモード1、モード2、モード3の3つから選択できるようになっている。キー76を押すごとに、このモード1、モード2、モード3が順次選択され、その選択状態が透視モード表示器82で表示される。
【0016】ここで、パルス透視モードのモード1では、図3の(a)に示すようなテレビのフレーム同期信号(1秒に30回)に同期して、図3の(b)に示すように1秒間に30回のレイトでX線がパルス状に曝射される。またモード2は、図3の(c)に示すように、テレビのフレーム同期信号の1/2回に同期して、1秒間に15回のレイトでX線がパルス状に曝射されるモードである。モード3は、さらにその半分つまりテレビのフレーム同期信号の1/4回に同期して、1秒間に7.5回のレイトでX線がパルス状に曝射されるモードである。これらのパルス状曝射のパルス幅は4ミリ秒程であり、X線のパルス状曝射によって撮像管の撮像面に形成された電荷像をテレビフィールドにしたがって読み出して表示し、あるいは電荷像を高速に読み出してメモリに蓄え、このメモリからテレビフィールドにしたがった読み出しを行なって表示する。
【0017】このX線制御装置において、術式選択キー52のいずれかを押して6つの術式の一つを選択すると、その選択された術式が術式選択メモリ41に記憶される。そして、キー53、54により撮影方式を、キー55によって撮影条件設定方式を、キー56によって焦点を、それぞれ選択した上で、キー57、58、59(あるいはキー60)により撮影条件を設定する。また透視条件の設定もキー71〜74等によって行ない、キー75、76の操作により透視モードを選択する。こうして透視・撮影を行なうが、このときの撮影方式(撮影条件の設定方式を含む)、焦点、透視・撮影条件、透視モードを後で用いたい場合には、プリセット選択キー50の1番〜6番のいずれかを押して書き込み操作を行なうことにより、上記の術式のプリセット番号N(Nは1〜6)に関連付けて、プリセットメモリ44に上記の撮影方式、焦点等の各種設定、透視・撮影条件、透視モードの設定値を書き込む。
【0018】この場合、一つの術式につき6つの異なるプリセットが可能であり、したがって6つの術式については合計36通りのプリセットができることになる。このプリセットされた各種設定、条件等を後で読み出して使用したい場合は、術式選択キー52で術式を選択した後、プリセット選択キー50のいずれかを押す。すると、その押された術式選択キー52およびプリセット選択キー50に対応する情報が入力回路34およびバスライン32を経てプリセットメモリ44に送られ、このプリセットメモリ44からその術式およびプリセット番号に対応する各種設定、条件等の読み出しが行なわれ、術式メモリ42に転送される。そして、この術式メモリ42に格納された術式、撮影方式、焦点、透視・撮影条件、透視モードがバスライン32を経ていったんCPU31に読み込まれた後、バスライン32を経て出力・表示回路35に送られ、術式表示器25(術式選択キー52の各々に備えられた表示ランプ)で術式が表示されるとともに、撮影方式・焦点・プリセット表示器26のよる表示、つまりキー53、54、55、56、50の各々の表示ランプの点灯により撮影方式、焦点、プリセット番号の表示がなされ、さらに透視・撮影条件表示器27(操作パネル面での撮影条件表示器61および透視条件表示器81)で管電圧、管電流、時間等の表示がなされるとともに、透視モード表示器28(操作パネル面ではキー75の表示ランプおよび透視モード表示器82)で透視モードの表示がなされる。
【0019】そこで、透視モードに関しては、モード1のように速いレイトの場合、速い動きに追従した透視像を得ることができるが反面被曝線量が多く、逆に、モード3のように遅いレイトでは速い動きに追従できないが被曝線量を少なくできることを考慮して、たとえば、動きの速い心臓を撮像部位とする場合モード1を選択し、透視直接速写撮影や透視間接速写撮影の術式のたとえばプリセット番号1番としてプリセットしておく。また、たとえば動きのない部位である手を撮像部位とする場合には、モード3を選択して、透視直接速写撮影や透視間接速写撮影の術式のたとえばプリセット番号2番としてプリセットしておく。すると、後に、心臓を検査部位として透視直接速写撮影や透視間接速写撮影の術式で透視・撮影を行なう場合、それらの術式を術式選択キー52で選択し、さらにプリセットキー50の1番を押せば、ただちにそのモード1が設定された状態となる。また、手を検査部位として透視直接速写撮影や透視間接速写撮影の術式で透視・撮影を行なう場合、それらの術式を術式選択キー52で選択した後、プリセットキー50の2番を押せば、ただちにそのモード1が設定された状態となる。
【0020】プリセットされていない各種設定、条件等を用いたい場合は、術式選択キー52を押した後、撮影方式選択用のキー53、54を操作し、さらに撮影条件設定方式選択キー55、焦点選択キー56を操作した後、キー57、58、59を操作して撮影条件を入力する。また、透視条件、透視モードもキー71〜76によって入力する。こうして入力された情報は入力回路34およびバスライン32を経ていったん術式選択メモリ41および術式メモリ42に格納された後、出力・表示回路35に転送されて表示等が行なわれる。
【0021】術式メモリ42には、このようにプリセットメモリ44から読み出した条件等やマニュアル設定した条件等が格納されるが、この条件等が術式選択キー52のそれぞれごとに保持させられる。つまり、この術式メモリ42は、6つの術式の各々について、各種設定、条件等を保持することになる。そこで、術式選択キー52の一つを押せば、それに対応した各種設定、条件等がこの術式メモリ42から読み出されて出力・表示回路35に送られる。そして、このような術式メモリ42の記憶内容はバッテリー43により電源オフ時にも保持されている。また術式選択メモリ41の記憶内容もバッテリー43により電源オフ時にも保持されているので、電源をオフし再度投入した場合に、オフする直前に選択されていた術式が再度選択されるとともに、その術式で使用されていた各種設定、条件等が術式メモリ42から読み出されて出力・表示されることになる。そして、この場合、他の術式を選択すれば、その術式について術式メモリ42に記憶されていた各種設定、条件等がこの術式メモリ42から読み出されて出力・表示される。
【0022】なお、上記では、術式選択キー52で術式を選択した後、その術式に対応したプリセットキー50を押すという構成となっていて、いわば術式優先型となっている。しかし、これに限られるわけではなく、プリセット優先型ともいうべき方式を採用することもできる。この場合、プリセット番号1〜6の各々に対応して、上記のような撮影方式、焦点、透視・撮影条件、透視モードに加えて、術式をも、プリセットメモリ44に記憶させる。そして、プリセットキー50の1番〜6番のいずれかを押せば、その各番号に応じて記憶させられた、術式、撮影方式、焦点、透視・撮影条件、透視モードがただちに設定できることになる。したがって、上記の例でいえば、プリセットキー50の1番と2番に、心臓と手の透視直接速写撮影(透視間接速写撮影)の術式で透視・撮影を行なう条件等をそれぞれプリセットしておくことにより、プリセットキー50の1番を押すだけで心臓を透視モード1で透視・撮影するようにただちに設定でき、2番を押すと手を透視モード3で透視・撮影するようにただちに設定できる。
【0023】その他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更可能である。たとえば検査部位に応じたプリセット設定ではなく、検査目的などに応じたプリセット設定もできる。
【0024】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、この発明のX線制御装置によれば、透視モードをあらかじめプリセット設定し後でこれを読み出すことができるため、術者がいちいちマニュアル設定する煩雑さが軽減されて操作性が向上する。また、検査部位や検査目的に最適な透視モードのプリセット設定ができるので、不適切な透視モードを選択して被検者に余分な被曝を与えることを解消できる。




 

 


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