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発明の名称 ガラス封止型ダイオード
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−97440
公開日 平成8年(1996)4月12日
出願番号 特願平6−228293
出願日 平成6年(1994)9月22日
代理人
発明者 辻 謙二 / 四カ浦 守
要約 目的
ガラス管の変形が略生じないガラス封止型ダイオードを提供することを目的とする。

構成
本発明は、対向する電極間に電気的に接続されたダイオード素子と、該ダイオード素子を密封するガラス管とを備えてなるガラス封止型ダイオードにおいて、前記電極の対向面の少なくとも一方側の略中央に、前記ダイオード素子の位置決め用の凹部を設けたことを特徴とするガラス封止型ダイオードである。
特許請求の範囲
【請求項1】 対向する電極間に電気的に接続されたダイオード素子と、該ダイオード素子を密封するガラス管とを備えてなるガラス封止型ダイオードにおいて、前記電極の対向面の少なくとも一方側の略中央に、前記ダイオード素子の位置決め用の凹部を設けたことを特徴とするガラス封止型ダイオード。
【請求項2】 前記ダイオード素子は、カソード電極およびアノード電極を有しており、前記凹部が前記アノード電極を収納する程度の大きさであることを特徴とする請求項1に記載のガラス封止型ダイオード。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス封止型ダイオードに関し、特に電極の形状に特徴を有するガラス封止型ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス封止型ダイオードは、例えば、図4に示すように、ダイオード素子23を、対向するように配置されたAg等からなる略円柱形状の電極21および22間に挟持するようにして電気的に接続した状態で、SiO2等からなるガラス管24を、電極21、22の外周面に融着することにより、ダイオード素子23を密封するといった構造を有している。
【0003】上記ダイオード素子23は、シリコン等のチップ状基板25のP型層表面にAg等からなる電極26をバンプ形成してなるものである。このような構造を有するガラス封止型ダイオードは、ここでは図示を省略するが、従来、例えば上面に複数の円筒状の溝が格子状に形成されたタングステン等からなる略長方形状の組立治具を用いて、上記溝内において各々組立製造されている。
【0004】即ち、電極21を、上記溝内に投入し、次いで、ガラス管24をこの電極21に遊嵌させ、さらに、ダイオード素子23をガラス管24内に投入した後に、予め組立治具に接続固定されたバイブレータ等を作動させて、ガラス管24内のダイオード素子23を振動させることにより、そのアノード電極25(もしくはカソード電極26)が対向する電極21と接触した状態にする。その後に、電極22を、一定の荷重を付加した状態でガラス管24に遊嵌させて、ダイオード素子23を電極21および22に挟持させて電気的に接続状態を保ち、この状態で組立治具を、ヒータ炉内に挿入することにより、各溝内のガラス管24を電極21、22の外周面に融着させて、ダイオード素子23を密封している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のガラス封止型ダイオードは、ダイオード素子23が振動を付加された後に、図5に示すように、ガラス管24の内壁周辺に位置した状態となりやすく、この状態でガラス管24が電極21、22の外周面に融着され、これが冷却により収縮するので、ガラス管24には、その軸心方向に対して略直角方向に曲げモーメントが加わり、M方向へ曲げ力が付加されて、略円弧状に変形するといった外観不良が発生しやすいという問題があった。
【0006】本発明は以上のような状況下で考え出されたもので、ガラス管の変形が略生じないガラス封止型ダイオードを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明は、対向する電極間に電気的に接続されたダイオード素子と、該ダイオード素子を密封するガラス管とを備えてなるガラス封止型ダイオードにおいて、電極の対向面の少なくとも一方側の略中央に、ダイオード素子の位置決め用の凹部を設けたことを特徴とするガラス封止型ダイオードを提供するものである。
【0008】また、本発明は、更に、ダイオード素子は、カソード電極およびアノード電極を有しており、凹部がアノード電極を収納する程度の大きさであることを特徴とする上記のガラス封止型ダイオードを提供するものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】この構成において、ダイオード素子は電極上において仮にガラス管近傍に位置していても例えば振動が加えるられることにより位置決め用の凹部により略中央に移動して位置決めされる。従って、ガラス管は電極の対向面を略平行に保ちつつ挟持された状態で電極と融着することが可能となるので、曲げモーメントが付加されることなく融着されるため、曲げ変形等の外観不良が略無いガラス封止型ダイオードが提供できるのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参照しつつ説明するが、本発明はこれに限定されるものでない。図1はガラス封止型のダイオードを示す要部断面図である。このダイオードは、略直方体状のダイオード素子1を、対向するように配置されたAgからなる略円柱形状の電極2および3間に挟持するようにして電気的に接続した状態で、SiO2からなる円筒形状のガラス管4を、電極2および3の外周面に融着することにより、ダイオード素子1を密封するといった構造を有している。
【0011】上記電極2および3は、その対向面側に円柱小径部5および6が形成されており、また、電極2の円柱小径部5には、その略中央にダイオード素子1の位置決め用の凹部7が形成されている。この凹部7は、平面視矩形状であり、且つ、その内壁断面にて電極3に向かって幅広となるテーパ形状となっている。また、ガラス管4は、その内径寸法が円柱小径部5および6の直径よりも僅かに大きく、且つ、電極2および3の最大直径よりも僅かに小さいものである。
【0012】さらに、ダイオード素子1は、シリコン等のチップ状基板9のP型層表面にAgからなる電極8をバンプ形成してなるものである。このような構造を有するダイオードを組立製造する方法としては、図2に示すように、上面に複数の溝10が格子状に形成されたタングステンからなる略長方形状の組立治具11を用いて、上記溝10内においてダイオードを各々組立製造するといった従来の方法が用いることができる。
【0013】即ち、電極2をその円柱小径部5が上方に向くように、上記溝10内に投入し、次いで、ガラス管4を円柱小径部5に遊嵌させ、さらに、ダイオード素子1をガラス管4内に投入した後に、予め組立治具11に接続固定された図示しないバイブレータ等を作動させて、ガラス管4内のダイオード素子1を振動させる。この時、ダイオード素子1は、円柱小径部5面上で振動して、凹部7内にはまり込むようにして略中央の位置に位置決めされる。
【0014】その後に、電極3を、その円柱小径部6側の面を下向きにして、載置板12を各電極3上に載置して一定の荷重を付加した状態でガラス管4に遊嵌させることにより、ダイオード素子1を電極2および3に挟持させて電気的に接続状態を保ち、この状態で組立治具11を、図示しない約650度のヒータ炉内に約 分間挿入することにより、各溝10内のガラス管4を電極2および3の外周面に融着させて、ダイオード素子1を密封する。
【0015】このようにダイオード素子1は、凹部7により円柱小径部6面上の略中央に位置決めされて、電極2の対向面を略平行に保ちつつ挟持された状態でガラス管4と電極2および3の円柱小径部6外周面とを融着させることが可能となるので、ガラス管4には曲げモーメントがほとんど付加されることなく融着されるため、曲げ変形等の外観不良が略無いガラス封止型ダイオードが提供できるのである。
【0016】本実施例においては、ダイオード素子1の位置決め用の凹部7を、図1に示すような形状としているが、これに限定するものでなく、図3(a)に示す円弧形状や図3(b)に示すVの字形状にしてもよく、凹部7をアノード電極8が収納される程度の断面視円弧形状もしくは矩形状にすれば、よりダイオード素子1の位置決め精度が向上する。この際の電極は、上下成形型を用いたプレス加工でパンチングすることにより所望形状に加工することができる。
【0017】また、本実施例においては、凹部7を電極2のみに設けているが、これに限定するものでなく、電極2および3の両方に設けてもよい。さらに、本実施例においては、ダイオード素子1のカソード電極9を凹部7面に接触させているが、これに限定するものでなく、アノード電極8を凹部7面に接触させてもよい。
【0018】加えて、本実施例においては、リードレスタイプのガラス封止型ダイオードを用いているが、これに限定するものでなく、電極2および3よりリード線を導出させたリード付きガラス封止型ダイオードにも適用可能である。




 

 


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