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発明の名称 自動車用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−339702
公開日 平成8年(1996)12月24日
出願番号 特願平7−144426
出願日 平成7年(1995)6月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】八木 秀人
発明者 西ケ谷 守
要約 目的
リフレクターの前方に設けるエクステンションリフレクターを所定形状に形成して、非点灯時の灯具の見栄えが良く、点灯時の前面レンズの側壁からの漏光の生じない自動車用灯具の提供。

構成
エクステンションリフレクター60を、縦断面V字型に形成し、V字断面外側縦棒状部62を前面レンズ16の側壁17付根近傍位置から側壁17に沿ってランプボディ10の前面開口部の内側まで延出し、一方、V字断面内側縦棒状部62を前面レンズ16の側壁17付根近傍位置からリフレクター20の周縁部の前方まで延出した形状とすることで、灯室内を従来より大きく見せるとともに、このエクステンションリフレクター60で前面レンズ16の側壁17からの漏光も防止する。
特許請求の範囲
【請求項1】 前面の開口する容器状のランプボディと、前記ランプボディ内に傾動可能に設けられ、光源光を前方に反射するリフレクターと、前記ランプボディの前面開口部に組付けられた前面レンズと、前記リフレクターの前方に配置され、外形がランプボディの前面開口部に、内形がリフレクターにそれぞれ略整合する筒型帯状枠体構造のエクステンションリフレクターとを備えた自動車用灯具において、前記エクステンションリフレクターは縦断面V字型に形成されるとともに、V字断面外側縦棒状部が前面レンズの側壁付根近傍位置から側壁に沿ってランプボディの前面開口部の内側まで延出され、V字断面内側縦棒状部が前面レンズの側壁付根近傍位置からリフレクターの周縁部の前方まで延出されたことを特徴とする自動車用灯具。
【請求項2】 前記V字断面外側縦棒状部の延出先端部の外側には、ランプボディとの干渉を避けるための凹部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用灯具。
【請求項3】 前記V字断面外側縦棒状部の延出先端部は、ランプボディとの干渉を避けるために灯室側に折曲されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフレクターの前方に、リフレクターの周辺領域を隠すとともに、灯室内を明るくかつ大きく見せるためのエクステンションリフレクターが配設された自動車用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、この種の従来技術の一例であるヘッドランプ(特開平4−368702号)を示しており、容器状のランプボディ1内には、バルブ3を装着した放物面リフレクター2が図示しないエイミング機構によって傾動可能に支持されている。符号8は、リフレクター2の前方に配設され、リフレクター2の外形と略整合する大きさの筒型帯状枠体構造で、表面アルミ蒸着処理の施されたエクステンションリフレクターである。このエクステンションリフレクター8は、ランプボディ1の前面開口部に組付けられた前面レンズ4の近傍位置からリフレクター2の前縁2a,2bの前方位置まで延出し、リフレクター2の周辺領域を隠すとともに、灯室内全体をリフレクター2と同一の鏡面色に見せて、非点灯時のランプ内を明るくかつ大きく見せる機能がある。またエクステンションリフレクター8には、前面レンズ4の側壁4aに向かう直射光を遮って、前面レンズ4の側壁4aからの漏光を防止する働きもある。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし、前記した従来の灯具構造では、リフレクター2の前方に配設されているエクステンションリフレクター8は、主として非点灯時のランプの見栄えを良くするためのもので、所定巾の帯状部を、リフレクター2の前縁と略面一となるように、リフレクター2の周縁に沿って延在させた構造で、前面レンズの側壁4aからの漏光を確実に防止するという機能までは求められていない。従って、従来の灯具において、前面レンズ4の側壁4aからの漏光を確実に防止するためには、前面レンズ4の側壁4aの内側に、反射テープや反射塗装等の他部材を設けるという他の遮光手段を採用する必要があった。
【0004】またエクステンションリフレクター8を前面レンズ4に接近させて配設すれば、前面レンズの側壁4aからの漏光を積極的に防ぐ上で有効であるが、リフレクター2との一体感が損なわれたり、リフレクターの周辺が露呈し易くなって、エクステンションリフレクター本来の機能が不十分となるという問題がある。本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、リフレクターの前方に配設されるエクステンションリフレクターを所定の形状に形成することで、非点灯時の灯具の見栄えが良好で、かつ別遮光装手段を設けることなく、点灯時の前面レンズの側壁からの漏光の生じない自動車用灯具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明に係わる自動車用灯具においては、前面の開口する容器状のランプボディと、前記ランプボディ内に傾動可能に設けられ、光源光を前方に反射するリフレクターと、前記ランプボディの前面開口部に組付けられた前面レンズと、前記リフレクターの前方に配置され、外形がランプボディの前面開口部に、内形がリフレクターにそれぞれ略整合する筒型帯状枠体構造のエクステンションリフレクターとを備えた自動車用灯具において、前記エクステンションリフレクターを縦断面V字型に形成するとともに、V字断面外側縦棒状部を前面レンズの側壁付根近傍位置から側壁に沿ってランプボディの前面開口部の内側まで延出し、V字断面内側縦棒状部を前面レンズの側壁付根近傍位置からリフレクターの周縁部の前方まで延出するようにしたものである。請求項2においては、請求項1記載の自動車用灯具において、前記V字断面外側縦棒状部の延出先端部の外側に、ランプボディとの干渉を避けるための凹部を形成するようにしたものである。請求項3においては、請求項1記載の自動車用灯具において、前記V字断面外側縦棒状部の延出先端部を、ランプボディとの干渉を避けるために灯室側に折曲するようにしたものである。
【0006】
【作用】エクステンションリフレクターのV字断面外側縦棒状部は、前面レンズの側壁付根近傍位置から側壁に沿ってランプボディの前面開口部の内側まで延出し、前面レンズの側壁を透して灯室内を金属色に見せるとともに、光源から前面レンズの側壁に向かう直射光を確実に遮る。エクステンションリフレクターのV字断面内側縦棒状部は、前面レンズの側壁近傍位置からリフレクターの周縁部前方まで延出し、リフレクターの前縁部とV字断面内側縦棒状部とを略面一に連続させる。縦断面V字型は、表面積を大きくして、放熱性を高めるとともに、エクステンションリフレクターの縦断面の断面係数を大きくして、剛性強度を高めるべく作用する。請求項2では、V字断面外側縦棒状部の延出先端部の外側に形成された凹部は、エクステンションリフレクター(V字断面外側縦棒状部)を前面レンズの側壁に接近させて配設することを可能とする。請求項3では、V字断面外側縦棒状部の延出先端部に形成された灯室側への折曲部は、エクステンションリフレクター(V字断面外側縦棒状部)を前面レンズの側壁に接近させて配設することを可能とする。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図7は、本発明の一実施例である自動車用ヘッドランプを示すもので、図1は同ヘッドランプの正面図、図2および図3は同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II−IIおよび線III −III に沿う断面図)、図4および図5は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−IVおよび線V−Vに沿う断面図)、図6は背面側から見たエクステンションリフレクターの斜視図、図7は前面レンズおよびエクステンションリフレクターを外した状態のヘッドランプの正面図である。
【0008】これらの図において、符号10は合成樹脂製の容器形状のランプボディで、ランプボディ10の内部には、光源であるバルブ28を挿着し、表面アルミ蒸着処理の施された放物面形状の合成樹脂製のリフレクター20が、エイミング機構30によって傾動可能に支持されるとともに、ランプボディ10の前面開口部には、前面レンズ16が組付けられて、ヘッドランプとして一体化されている。符号12は、ランプボディの前面開口部に、この前面開口部を周回するように形成されているシール溝で、シール剤13を装填したシール溝12にレンズ側のシール脚19を係合させるとともに、前面レンズ16とシール溝12間を挟持するクリップ15を、上下それぞれに2ヶ所、計4ヶ所装着することで、前面レンズ16がランプボディ10に固定されている。
【0009】なお符号11a,11b,11cは、ランプボディ10に一体的に形成され、ヘッドランプを車体に取付固定するためのブラケットである。図2における符号70は、ヘッドランプの車体巾方向外側に隣接して設けられたコーナリングランプで、符号72はコーナリングランプのランプボディ、符号74はランプボディ72の前面開口部に組付けられたコーナリングランプの前面レンズである。図4,5における符号80は、フロントバンパーである。
【0010】エイミング機構30は、図1,3,5に示されるように、1個の玉継手32とこの玉継手32に対し正面視して直交する位置(図1参照)に配設された2本のエイミングスクリュー34,36の3点によって構成されている。玉継手32は、リフレクター20の背面側に固設された玉部32aがランプボディ10の背面壁に嵌着された玉受け部32bに支承された構造で、リフレクター20はこの玉継手32を中心に揺動できる。またエイミングスクリュー34,36は、いずれもランプボディ10の背面壁に回動自在に支承されて前方に延出するとともに、このスクリュー34,36の前端部がリフレクター20の背面側に固定されたナット35,37にそれぞれ螺合し、エイミングスクリュー34,36を回動させることによって、ナット35,37がエイミングスクリュー34,36に沿って前後に進退し、これによってリフレクター20(ヘッドランプの光軸L)の傾きが変わるようになっている。
【0011】即ち、エイミングスクリュー34の回動により、リフレクター20は、垂直軸(玉継手32とナット37を通る軸)Ly周りに傾動し、リフレクター20を左右方向に傾動調整(ヘッドランプの光軸Lを左右方向に傾動調整)することができる。一方、エイミングスクリュー36の回動により、リフレクター20は、垂直軸Lyと直交する水平軸(玉継手32とナット35を通る軸)Lx回りに傾動し、リフレクター20を上下方向に傾動調整(ヘッドランプの光軸Lを上下方向に傾動調整)することができる。
【0012】図1,3における符号40は、ランプボディ10の背面壁とリフレクター20の前方への膨出部の立壁21との間に介装され、ヘッドランプの光軸Lの左右方向の傾きを検出するための傾斜検出器である。この傾斜検出器40は、ランプボディ10の背面壁を貫通するように固定された円筒型の固定ホルダー42と、固定ホルダー42の内側に螺着された透明な円筒型の可動ホルダー43と、可動ホルダー43内に収容され、圧縮コイルスプリング44によって前方に付勢された摺動子45と、可動ホルダー43の外周に設けられた指標46と、摺動子45の外周に形成された前記指標46に対応する直線目盛47とから構成されている。
【0013】そしてリフレクター20の左右方向の傾動に連係して、摺動子45が可動ホルダー43内を進退するので、指標46の指し示す目盛47を読み取ることで、リフレクター20の左右方向の傾動量(光軸Lの左右方向の傾斜)がわかるというものである。なお摺動子45の目盛47と指標46間の零点調整は、治具を可動ホルダー43の後端部43aに係合させ、可動ホルダー43を回動させて固定ホルダー42に対し進退調整することによって行う。
【0014】また図1,3における符号50は、ヘッドランプの光軸Lの上下方向の傾きを測定するための気泡管式水準器で、リフレクター20の上面壁に形成された内側への膨出部22上に固定されている。水準器50は、ケース52内に、直線型気泡管53が光軸Lと平行となるように配設された構造で、リフレクター20の上下方向の傾動に連係して気泡管53内の気泡54が気泡管53の表面に形成されている直線目盛55に沿って移動し、気泡54の位置する目盛55を読み取ることで、リフレクター20の上下方向の傾動量(光軸Lの上下方向の傾斜)がわかるというものである。符号56は、ケース52に対する気泡管53の傾斜を調節して、気泡54の目盛55に対する位置を調節する零点調整ねじである。
【0015】なお、ランプボディ10における傾斜検出器40および水準器50の真上位置には、ランプボディ10に設けられた開口部に透明キャップが取着された構造ののぞき窓48,58(図3参照)が設けられており、これらののぞき窓48,58から傾斜検出器40および水準器50の目盛の読取や水準器50の零点調整を行うようになっている。
【0016】符号60は、リフレクター20の前方に配設された筒型帯状枠体構造のエクステンションリフレクターで、その外形はランプボディ10の前面開口部に略整合し、その内形はリフレクター20の外形に略整合する矩形状に形成されている。エクステンションリフレクター60(リフレクター20の周縁に沿って上下方向および左右方向に延びるエクステンションリフレクターの帯状部60a,60b,60c,60d)は縦断面V字型の合成樹脂の一体成形体で、その表面には、リフレクター20と同様のアルミ蒸着処理が施されている。
【0017】そしてエクステンションリフレクター60のV字断面における外側縦棒状部62a,62cには、図6に示されるように、係合脚63が延出形成され、一方、シール溝12の上下方向に延びる領域の内側には、図3,7に示されるように、所定距離離間した位置にエクステンションリフレクター装着溝14が形成されている。そしてこの係合脚63は装着溝14と係合し、係合脚63と装着溝14間に板ばね状ストッパ14a(図3参照)が介装されて、係合脚63が装着溝14に固定保持されている。ストッパ14aは、縦断面U字形状に折曲成形された板ばね本体の内外両側に、係合脚63および装着溝14内側壁の双方に突き刺さって係合脚63を抜け止めするフックが切り起こされた構造となっており、係合脚63の先端にこのストッパ14aを被着させたまま、係合脚63をストッパ14aともども装着溝14に挿入させることで、簡単にエクステンションリフレクター60をリフレクター20の前方所定位置に抜け止め固定することができる。
【0018】またエクステンションリフレクター60のV字断面内側縦棒状部61(61a〜61d)は、前面レンズ16の側壁17(17a〜17d)付根近傍位置から、リフレクター20の周縁部の前方のリフレクター20の上下左右方向の傾動による変位を考慮した所定位置まで延出して、ランプを正面から見たときに、この内側縦棒状部61によってリフレクター20とランプボディ10間の隙間が確実に隠されるようになっている。またこの内側縦棒状部61(61a〜61d)はリフレクター20の前縁20a〜20dと略面一となって、ランプを正面から見たときに、灯室内全体が鏡面色に見えて、外観体裁が良好となっている。またこの内側縦棒状部61は、バルブ28から前面レンズ16の側壁17に向かう直射光の光路上に延在して、前面レンズ16の側壁17に向かう直射光を遮り、側壁17からの漏光を防止するべく作用する。
【0019】一方、V字断面外側縦棒状部62(62a,62b,62c,62d)は、それぞれ前面レンズ16の側壁17(17a〜17d)に接近して側壁17の付根位置から側壁17に沿ってランプボディ10の前面開口部の前縁部10a〜10d近傍位置まで延出している。さらに車体巾方向内側(ランプを正面視して左側)の外側縦棒状部62aおよび上側の外側縦棒状部62bは、符号62a1 ,62b1 に示すように、ランプボディ10の前面開口部の内側であってランプボディ10の前縁(シール溝12の内壁上端部)10a,10bと交差する位置まで延出している。このためV字断面内側縦棒状部61a,61bで遮光されずに前面レンズの側壁17(17a,17b)に向かう直射光があったとしても、この光はV字断面外側縦棒状部62a,62bとランプボディ10とによって遮光されるため、前面レンズ16の側壁17(17a,17b)からの漏光はほとんどない。
【0020】またたとえV字断面外側縦棒状部62a,62bとランプボディ10間の微小隙間を通って光が前面レンズ16の側壁17a,17bに導かれたとしても、前面レンズ16の側壁17の内側には拡散ステップ18が形成されており、この拡散ステップ18によって側壁17a,17bからの出射光は拡散されて弱められるため、前面レンズ16の側壁17a,17bからの漏光が問題となるおそれは全くない。
【0021】また外側縦棒状部62bの延出先端部62b1 の外側には、ランプボディ10の前縁部(シール溝12の内壁上端部)10cと干渉しないための凹部64が形成され、この凹部64の深さ相当だけエクステンションリフレクター60(外側縦棒状部62b)が前面レンズ16の側壁17bに接近した位置に配設されて、バルブ28からの直射光を遮光する作用および灯室内を明るくかつ大きく見せる作用に優れた構造となっている。即ち、前面レンズ16の側壁17bと外側縦棒状部62b間の隙間が非常に狭いため、さらに凹部64表面で反射し側壁17bに向かう光が凹部64の段差65によって遮光されるため、側壁17bに導かれる光の量は少なく、従って側壁17bからの漏光が非常に少ない構造となっている。
【0022】また前面レンズ16の側壁17aに対応するV字断面外側縦棒状部62aの延出先端部62a1 は、ランプボディ10の前縁部(シール溝13の内壁上端部)10aとの干渉を避けるべく、図2,3に示されるように、符号66で示す位置において灯室側に折曲された形状に形成されるとともに、この延出先端部62a1 の折曲量相当だけエクステンションリフレクター60(外側縦棒状部62a)が前面レンズ16の側壁17aに接近した位置に配設されて、バルブ28からの直射光を遮光する作用および灯室内を明るくかつ大きく見せる作用に優れた構造となっている。
【0023】また前記した様に、外側棒状部の延出先端部62a1 に凹部64を形成したり、延出先端部62b1 を折曲させたりすることで、エクステンションリフレクター60(外側縦棒状部62a,62b)を前面レンズ16の側壁17a,17bに接近させた構造となっていることから、それだけエクステンションリフレクター60の外形が大きく、非点灯時のランプの灯室内がそれだけ明るく見え、さらに前面レンズ16の側壁17a,17bを透して側壁17に接近するエクステンションリフレクター60の鏡面色が非常に明るく見えることから、ランプの外観体裁が非常に良好なものとなっている。
【0024】なおエクステンションリフレクター60の車体巾方向外側におけるV字断面外側縦棒状部62cや下側のV字断面外側縦棒状部62dは、車体巾方向内側におけるV字断面外側縦棒状部62aや上側のV字断面外側縦棒状部62bのように、ランプボディ10の前面開口部の前縁と交差する位置までは延びておらず、このため外側縦棒状部62c,62dとリフレクター20の前縁20c,20d間に形成された隙間を介してバルブ28の直射光が前面レンズ16の側壁17c,17dに導かれることになるが、側壁17c,17d内側に形成されている拡散ステップ18によって出射光は拡散されて弱められるとともに、隣接するコーナリングランプ70のランプボディ72やフロントバンパー80によって遮光されるめ、前面レンズ16の側壁17c,17dからの漏光が問題となることはない。
【0025】またエクステンションリフレクター60は縦断面V字型に形成されているため、その縦断面が矩形状薄型に形成された従来のエクステンションリフレクターに比べて、その表面積が大きくかつその断面係数も大きいことから、放熱性および剛性強度に優れ、耐熱性および耐久性が確保された構造であるともいえる。なお前記実施例は、自動車用ヘッドランプを例にとって本発明を説明したが、本発明は、ヘッドランプに限られるものではなく、フォグランプやスポットランプ等の他のランプであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項1に係る自動車用灯具によれば、エクステンションリフレクターのV字断面外側縦棒状部が、前面レンズの側壁付根近傍位置から側壁に接近してランプボディの前面開口部の内側まで延出し、一方、エクステンションリフレクターのV字断面内側縦棒状部が、前面レンズの側壁近傍位置からリフレクターの周縁部前方まで延出して、リフレクターとV字断面内側縦棒状部とが略面一に連続するので、非点灯時の灯室内が大きくかつ明るく見え、外観体裁がよい上に、光源から前面レンズの側壁に向かう直射光がエクステンションリフレクターによって確実に遮られるので、別途遮光手段を設けなくても前面レンズの側壁からの漏光のおそれがない。またエクステンションリフレクターは、表面積が大きいため、放熱性に優れるとともに、断面係数も大きいため、剛性強度にも優れ、エクステンションリフレクターの耐熱性および耐久性が向上する。請求項2では、V字断面外側縦棒状部の延出先端部の外側にランプボディの前縁部と係合できる凹部が形成されているため、エクステンションリフレクターを前面レンズの側壁に接近させて配設でき、これによって灯室内をさらに大きく明るく見せるとともに、前面レンズの側壁からの漏光の防止を一層図ることができる。請求項3では、V字断面外側縦棒状部の延出先端部を灯室側に折曲部させたので、エクステンションリフレクターを前面レンズの側壁に接近させて配設でき、これによって灯室内をさらに大きく明るく見せるとともに、前面レンズの側壁からの漏光の防止を一層図ることができる。




 

 


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