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発明の名称 車輌用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−222015
公開日 平成8年(1996)8月30日
出願番号 特願平7−23924
出願日 平成7年(1995)2月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
発明者 時田 主
要約 目的
別部材からなるコードクランプを一切使用することなく給電コードを確実に保持することができ、外力によって半田接続部が外れたり、給電コードが弛んでLEDの照射光を遮断したり、あるいはまた外部からレンズを通してコードが視認されたりしないようにする。

構成
発光ダイオード用給電コード8を保持するコードクランプ部36を配線基板7の端縁部に開放させて形成する。給電コード8は、コードクランプ部36に差し込まれて保持される。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数個の発光ダイオードが実装された配線基板を灯具ハウジング内に収納し、前記配線基板に発光ダイオード用給電コードの一端を接続した車輌用灯具において、前記発光ダイオード用給電コードを保持するコードクランプ部を前記配線基板の端縁に開放した溝によって形成したことを特徴とする車輌用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体後部に取り付けられるリアサイドマーカーランプ、ハイマウントストップランプ等の各種灯具に適用して好適な車輌用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車に装着される車輌用灯具、例えばリアサイドマーカーランプ、ハイマウントストップランプ等においては、実開昭62−15707号公報、特開平1−233130号公報、特開平2−207403号公報等に開示されているように光源として一般のバルブ(白熱電球)に比べて輝度が高い発光ダイオード(以下「LED」という)を使用したものが知られている。
【0003】図12および図13は光源としてLEDを用いた車輌用灯具の従来例を示すものである。これらの図において車輌用灯具1は、灯具ボデイ2とレンズ3とで構成される灯具ハウジング4内に複数個のLED5および電流制御用抵抗6を実装してなる配線基板7を収納し、配線基板7に印刷形成された電気回路を発光ダイオード用給電コード8によって電源(バッテリー)に接続したものである。LED5は配線基板7の前面に所定の間隔をおいて、例えば横6列、縦2列ずつマトリックス状に配列されており、バッテリーに対して前記電流制御用抵抗6を介して直列に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来の車輌用灯具においては、給電コード8の芯線9の一端を配線基板7の電気回路に半田10によって単に接続しているだけであるため、灯具ハウジング4内において給電コード8がふらつき易いという問題があった。特に、配線基板7の前方側に給電コード8を引き回す構造では、その弛み部分がレンズ3の有効照射面内に突出してくると、LED5の照射光を遮断するため暗部ができ、良好な照明が得られなくなる。また、給電コード8に外力が作用すると、半田接続部に張力が加わるため、半田10が剥離したり、芯線9が断線して照明ができなくなる。
【0005】したがって、本発明は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、別部材からなるコードクランプを一切使用することなく給電コードを確実に保持することができ、外力によって半田接続部が外れたり、給電コードが弛んでLEDの照射光を遮断したり、あるいはまた外部からレンズを通してコードが視認されたりしないようにした車輌用灯具を提供することにある。
【0006】上記目的を達成するため、本発明は、複数個の発光ダイオードが実装された配線基板を灯具ハウジング内に収納した車輌用灯具において、前記発光ダイオード用給電コードを保持するコードクランプ部を前記配線基板の端縁に開放した溝によって形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明において、給電コードは配線基板の端縁に開放する溝内に係入し保持される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明をリアサイドマーカーランプに適用した場合の一実施例を示す正面図、図2は同ランプの底面図、図3は図1のIII −III 線断面図、図4は図1のIV−IV線断面図、図5は配線基板の斜視図である。なお、図中従来技術の欄で説明したものと同一構成部材等については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。これらの図において、リアサイドマーカーランプ20は、平板状に形成された灯具ボデイ2と、灯具ボデイ2の前面に2つの止めねじ21によって固定されるレンズ3とからなる灯具ハウジング4を備え、その内部に複数個のLED5および電流制御用抵抗6を実装してなる配線基板7が収納されている。
【0009】前記灯具ボデイ2は合成樹脂製で、前面周縁部寄りには基板取付部22が一体に突設され、また4つの隅角部のうち1つの対角線上に位置する2つの隅角部には前記止めねじ21が挿通されるねじ取付孔23を有するねじ取付部24がそれぞれ一体に延設されている。また、灯具ボデイ2の中央部には給電コード8を外部に導出するコード導出口25が開設され、さらにこのコード導出口25を取り巻くように裏面側には筒状の補強リブ26が一体に突設されている。なお、灯具ハウジング4は車体固定部にねじ等の適宜な固定手段(図示せず)によって固定される。
【0010】前記レンズ3は、白色透明な合成樹脂もしくはガラスによって背面側が開放する横長直方体に形成されたレンズ本体3Aと、レンズ本体3Aの外周面後端部に連設された枠体部3Bとを一体に有し、また枠体部3Bの2つの隅角部には前記止めねじ21がねじ込まれる固定部3Cが前記灯具ボデイ2の各ねじ取付部24に対応してそれぞれ一体に突設されている。レンズ本体3Aは、車体30に形成されたランプ取付孔31より外部に突出して前面が有効発光面を形成しており、またその内面側には多数の小さな凸レンズ32aからなるレンズステップ32が一体に形成されている。凸レンズ32aは、図6に示すように断面形状が通常のものよりも長軸方向に長い楕円形で、隣接する凸レンズ32aとの間には微小な隙間33が設けられている。前記枠体部3Bの前面は前記車体30の裏面に密接されている。
【0011】前記LED5は発光色が赤色で、配線基板7の前面に例えば横5列、縦3列に実装されている。配線基板7は、前記灯具ボデイ2の前面に突設された基板取付部22にねじ込まれる止めねじ34と、灯具ボデイ2に一体に突設された弾性係合片35によって固定されている。配線基板7の両端部には給電コード8を保持するコードクランプ部36がそれぞれ形成されている。コードクランプ部36は、図5に示すように配線基板7の上端縁に開放する端部が円形の溝によって形成され、その開口部幅dが給電コード8の外皮外径Dより若干小さく設定されている。給電コード8は配線基板7の前面側に導かれてその外皮の弾力性により前記コードクランプ部36に押し込まれ、芯線9が配線基板7の端部に形成された小さな挿通孔38に挿通されて裏面側に導出され、その導出端が配線基板7の裏面側に形成された電気回路に半田によって接続される。配線基板7と給電コード8との接続に際しては、芯線9を挿通孔38に前方側から挿通してその先端を配線基板7の裏面側電気回路に半田付け接続し、しかる後給電コード8をピンと張った状態でコードクランプ部36に押し込めばよい。このようにするとコードクランプ部36と挿通孔28間のコードの弛みを防止することができる。前記コードクランプ部36と挿通孔38は、外部からの視認を防止するためレンズ3の有効発光面より外側に位置するように配線基板7の両端部にそれぞれ形成されている。また、配線基板7の端部には前記止めねじ34が挿通されるねじ取付孔39と、前記弾性係合片34が係合する係合凹部41が形成されている。
【0012】図4において、37は前記基板取付部22とともに配線基板7を受け止めるピンで、このピン37は灯具ボデイ2の前面に一体に突設されている。
【0013】このような構成からなるサイドマーカーランプ20にあっては、配線基板7の端縁部に溝からなるコードクランプ部36を形成し、これによって給電コード8の基板側端部を保持するように構成したので、配線基板7と給電コード8との接続強度を高めることができる。したがって、給電コード8が弛んでLED5の照射光を遮断したり、レンズ3を通して外部から視認されたりするおそれがなく、また外力が作用した場合でも芯線9と配線基板7との接続部に張力が直接加わったりせず、芯線9の断線、半田の剥離等を防止することができる。
【0014】なお、コードクランプ部36の形成位置としては、図7に示すように配線基板7の長手方向の両端縁に形成されるものであってもよい。この場合は、配線基板7にLED5を長手方向に一列に実装すれば配線基板7をより細幅に形成することができ、したがってより細幅でかつ小型の灯具を提供することができる。
【0015】ここで、サイドマーカーランプの配光規格は左右45°まであり広い配光特性を必要としている(図8)。それに対してLED5の配光は左右30°程度までしかない狭いもので、中心光度が高く山形の配光パターンとなっている(図8)。しかし、図9に示す長軸方向が短い通常の楕円形凸レンズ42からなる広拡散レンズステップにおいては、凸レンズの中心部の曲率が少ないため中心部に入射する光があまり拡散しない。その結果、得られる配光パターンは中心の光度が高く、逆に45°付近の光度は低く、角度余裕が少ないものとなる(図10)。したがって、規格を満足させ、製品のバラツキを考えたある程度の角度余裕を得るためにはLED5の数を増やさなければならない。
【0016】これに対して、レンズ3の裏面側に突設される凸レンズ32aを通常のものより断面形状が長軸方向に長い楕円形に形成すると(図6)、図9に示した長軸方向が短い通常の楕円形凸レンズ42に比べて凸レンズ32aの中心部に入射する光の拡散が大きくなる。したがって、中心光度が低下し、図11に示すようにフラットな配光パターンを得ることができる。その結果として、左右方向の角度余裕が増大するので、少ない数のLED5でリアサイドマーカーランプの配光規格を満足させることができる。
【0017】この場合、凸レンズ32aを通常のものより長軸方向に長い楕円形に形成すると、隣接するレンズ同士の間が狭くなる。そのため、凸レンズ32a間の谷部を形成する金型部分は体積が小さくなり、鋭角に尖ったピンのような形状となる。したがって、楕円形状が長くなりすぎると凸レンズ32a間の金型加工が困難になる。そこで、凸レンズ32a同士の間に隙間33を形成してその底部を曲面に形成しておくと、金型製作が容易である。
【0018】なお、本発明はリアサイドマーカーランプ20に適用した場合について説明したが、本発明はこれに何等特定されるものではなく、ハイマウントストップランプ等の車輌用灯具に適用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車輌用灯具は、複数個の発光ダイオードが実装された配線基板を灯具ハウジング内に収納し、前記配線基板に発光ダイオード用給電コードの一端を接続した車輌用灯具において、前記発光ダイオード用給電コードを保持するコードクランプ部を前記配線基板の端縁の溝によって形成したので、別部材からなるコードクランプを用いることなく給電コードを確実に保持することができ、給電コードと配線基板との接続強度を増大させることができる。また、給電コードの弛みを防止することができるので、コードが弛んでLEDの照射光を遮断したり、レンズを通して給電コードが視認されたりすることがなく、また外力が作用しても給電コードと配線基板との接続部に張力が直接作用せず、コードの断線、半田の剥離等を防止することができる。




 

 


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