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発明の名称 自動車用灯具のソケットカバー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−212804
公開日 平成8年(1996)8月20日
出願番号 特願平7−288190
出願日 平成7年(1995)10月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小松 祐治
発明者 牧田 博之 / 草谷 雅弘 / 小澤 康夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ランプボデイと該ランプボデイの前面開口を覆うレンズとランプボデイに取り付けられた光源バルブとを備えた自動車用灯具のランプボデイに設けられた電球取付孔を覆うソケットカバーであって、弾性材料によって各部が一体に形成され、ランプボデイの背面の電球取付孔を囲む位置に突設された囲繞壁に外嵌されるボデイ嵌合部と光源バルブの口金に外嵌される電球嵌合部とが背面壁によって連結され、背面壁の上部及び下部に通気孔が形成され、該通気孔と各別に連通し外部への開口が下方を向いた通気パイプが形成され、下部に設けられた通気パイプの外部開口に連通し外部の空気を導入する導風路を形成する導風部材を設けたことを特徴とする自動車用灯具のソケットカバー。
【請求項2】 上記ボデイ嵌合部は後端で連結された外周壁と内側壁とから成り、その間に前方に開口した嵌合溝が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用灯具のソケットカバー。
【請求項3】 導風部材は背面壁のうち下部通気パイプの外部開口が形成された位置から後方へ向けて突設された板状を為し、該板状の導風部材を側方から見て略コ字状に折り曲げ、その先端部をボデイ嵌合部に連結して左右に開口する導風路を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用灯具のソケットカバー。
【請求項4】 導風部材は先端に行くに従い幅が狭くなるように形成されたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の自動車用灯具のソケットカバー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な自動車用灯具のソケットカバーに関する。詳しくは、ランプボデイとレンズとで囲まれた灯具空間の内外を連通させてランプボデイ内の通気性を高めランプボデイ内に位置した反射面やレンズの曇りを防止するようにした自動車用灯具のソケットカバーであって、部品点数の削減によるコストの低減と自動車用灯具を配置する空間の狭小化を図る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用灯具には、点灯時にランプボデイ内の反射面やレンズの曇りを防止し、或はかかる曇りを速やかに解消するために、ランプボデイ内を外気と連通させ、点灯時にボデイ内に空気の流れを助長するようにしたものがある。
【0003】かかる自動車用灯具の一に、図16に示すように、ランプボデイaの後面にランプボデイaの内外を連通する通気パイプb、bを突設し、該通気パイプb、bに側面形状でL字状をしたベントチューブc、cを被着したものがある。
【0004】尚、ベントチューブc、cは雨水等の水が通気パイプb、bからランプボデイa内に侵入しないようにするためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従来の自動車用灯具にあっては、ベントチューブc、cのような別部材が必要であり、その分コストがかかるという問題があった。
【0006】また、ベントチューブc、cが設けられた箇所では奥行が大きくなり、その分当該自動車用灯具の配置空間が大きくなってしまうという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明自動車用灯具のソケットカバーは、上記した課題を解決するために、弾性材料によって各部が一体に形成され、ランプボデイの背面の電球取付孔を囲む位置に突設された囲繞壁に外嵌されるボデイ嵌合部と光源バルブの口金に外嵌される電球嵌合部とが背面壁によって連結され、背面壁の上部及び下部に通気孔が形成され、該通気孔と各別に連通し外部への開口が下方を向いた通気パイプが形成され、下部に設けられた通気パイプの外部開口に連通し外部の空気を導入する導風路を形成する導風部材を設けたものである。
【0008】従って、本発明自動車用灯具のソケットカバーにあっては、元々電球取付孔の形成位置における防水のために必要であったソケットカバーに通気孔及び通気パイプを形成して、これらを通じてランプボデイの内外を連通させたので、通気のための専用の別部材を必要とせず、コストの低減を図ることができる。
【0009】また、ランプボデイの背面に通気のために特別に突出する部分が無いので、当該自動車用灯具の配置空間を狭小化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明自動車用灯具のソケットカバーの詳細を図示した各実施の形態に従って説明する。
【0011】図1乃至図8は自動車用灯具のソケットカバーの第1の実施の形態を示すものである。
【0012】1は自動車用灯具、例えば、自動車用ヘッドランプである。
【0013】2はそのランプボデイであり、前方に向かって開口した凹部3を有し、該凹部3の内面が反射処理を施されて反射面にされている。
【0014】4はランプボデイ2にその前面開口を覆うように取着されたレンズである。
【0015】5はランプボデイ2の後部略中央に形成された電球取付孔であり、該電球取付孔5に光源バルブ6が着脱自在に取り付けられている。7は光源バルブ6の口金部である。
【0016】ランプボデイ2の背面の上記電球取付孔5を囲む位置には短い円筒状の囲繞壁8が後方へ向けて突設されている。
【0017】また、ランプボデイ2の後面部のうち電球取付孔5と囲繞壁8形成部との間の部分に周方向に間隔を置いて周方向に長いスリット9、9、9が形成されている。尚、一のスリット9は略真上に位置し、残りの2つのスリット9、9は斜め下方に位置している。
【0018】10はゴム、合成ゴム等の弾性材料から成るソケットカバーである。
【0019】該ソケットカバー10は短い円筒状をした電球嵌合部11と同じく短い円筒状を為し、電球嵌合部11より大径のボデイ嵌合部12とが背面壁13によって一体に連結されて成る。
【0020】電球嵌合部11は上述のように短い円筒状を為し、その内周面には環状の突条14、14、・・・が多数全長に亘って形成されている。
【0021】ボデイ嵌合部12も上述したように短い円筒状を為し、後端で連結された円筒状の外周壁15と円筒状の内側壁16とから成り、内側壁16はその長さが外周壁15の長さの半分弱であり、そして、外周壁15と内側壁16との間に前方に開口した嵌合溝17が形成されている。
【0022】尚、外周壁15の後端部を除く内周面には環状の突条18、18、・・・が多数形成されている。
【0023】背面壁13は横断面形状で前方に開口したコ字状を為し、その外端がボデイ嵌合部12の後端の内縁に連結し、内端が電球嵌合部11の後端の外縁に連結している。
【0024】19は背面壁13のうち電球嵌合部11の真上の位置の上半分の部分に形成された通気孔であり、これが排気孔となる。また、20は軸方向断面で見て略L字状を為し、外側開口20aが下方を向いた通気パイプであり、その内端は上記排気孔19に連通している。
【0025】21は背面壁13のうち電球嵌合部11の真下の位置の上半分の部分に形成された通気孔であり、これが吸気孔となる。また、22は軸方向断面で見て略L字状を為し、外側開口22aが下方を向いた通気パイプであり、その内端は上記吸気孔21に連通している。
【0026】23は導風部材であり、前後方向に長い板状をしている。該導風部材23は、ボデイ嵌合部12の後面のうち上記通気パイプ22の外側開口22aが位置した部分に対応した位置から後方へ向かって一体に突出され、その幅は通気パイプ22の幅の略3倍になっている。また、該導風部材23には通気パイプ22の後面に接した位置と該位置から後方へ隔たった位置との2ヶ所に幅方向に横断する薄肉部24、24が形成されている。そして、該薄肉部24と24との間の間隔はボデイ嵌合部12の幅と略等しくされている。更に、導風部材23の後端部中央には係合孔25が形成されている。
【0027】26はボデイ嵌合部12の真下の部分の外周壁15の外面のうち後端寄りの位置に突設された係止突起であり、その下端部に稍大径にされた頭部26aを有している。
【0028】そして、上記導風部材23はその薄肉部24、24の箇所で略直角に順次折り曲げられ、その後端部がボデイ嵌合部12の外周壁15の下端面に重ねられ、その係合孔25に係止突起26が嵌合され、その状態に固定される。これによって、通気パイプ22の外側開口22aに連通し、左右に延びかつ左右に開口した略角筒状の導風路27が形成される。
【0029】尚、28は背面壁13の通気パイプ20形成部の直上から後方へ突設された庇壁である。
【0030】上記した、ソケットカバー10がランプボデイ2に取り付けられる。即ち、ボデイ嵌合部12を囲繞壁8に外嵌し、また、電球嵌合部11を光源バルブ6の口金部7に外嵌する。この時、囲繞壁8の後端部はボデイ嵌合部12の嵌合溝17に嵌合される。
【0031】また、電球嵌合部11の突条14、14、・・・は光源バルブ6の口金部7に弾接してその先端が潰れた状態となり、ボデイ嵌合部12の突条18、18、・・・は囲繞壁8の外周面に弾接してその先端が潰れた状態となり、これによって、これらの部分における防水が十分に図れる。
【0032】そして、ランプボデイ2とレンズ4とによって画成された灯具空間29はランプボデイ2に形成されたスリット9、9、9、ソケットカバー10の通気孔19、21、通気パイプ20、22及び導風路27を介して外部と連通される。
【0033】従って、光源バルブ6が点灯されて、灯具空間29内の空気が温まると、灯具空間29内で空気の対流が生じ、これによって、導風路27、通気パイプ22、吸気孔21を通して外部から灯具空間29内へ外気が入り、排気孔19、通気パイプ20を通して灯具空間29内の空気が外部へ排出される。このようにして、灯具空間29内を空気が流れることになり、点灯時における反射面やレンズの曇りが防止され、或はかかる曇りが速やかに解消される。
【0034】尚、上記実施例に示したように、吸気孔21と連通した通気パイプ22の外側開口22aを左右に開口した導風路27に連通されると、外気の吸気が十分に為される。即ち、ランプボデイ2の後面に回って来た風はソケットカバー10の外周壁15や背面壁13に沿って這うように流れるため、その経路に導風路27の左右端が開口していることによってかかる外気が導風路27の左右の開口から流入し、これによって、外気が吸気孔21から灯具空間29内に押し込まれ、これが灯具空間29内の空気の流れを助長することになるからである。
【0035】また、導風路27を形成している導風部材23は吸気孔21に連通する通気パイプ22の外側開口22aに対する後方及び下方からの水の直撃を防ぎ、通気パイプ22への水の侵入を防止する機能を有する。
【0036】図9乃至図11は自動車用灯具のソケットカバーの変形例10Aを示すものである。
【0037】この変形例10Aは、上記ソケットカバー10と比較して導風部材の形状が異なるだけで、その外の部分は上記ソケットカバー10におけると同様であるので、導風部材及びそれによって形成される導風路についてのみ詳細に説明をし、その外の部分については上記ソケットカバー10における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0038】導風部材23Aは後端に行くに従って幅が狭くなるように形成されている。従って、この導風部材23Aによって形成される導風路27Aはその左右の開口が下方に行くに従って互いに近づくように傾斜されている。
【0039】図12乃至図15は自動車用灯具のソケットカバーの第2の実施の形態を示すものである。
【0040】この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態と比較して内側壁の形状が異なること及び位置決め部材が設けられていること等が異なるだけで、その外の部分は上記第1の実施の形態におけると同様であるので、異なる部分のみ詳細に説明をし、その外の部分については上記第1の実施の形態における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0041】ランプボデイ2の背面に設けられた囲繞壁8のうち略真上の位置と斜め下方の位置には、その後端部に内方へ突出した係合突起30、30、30が形成されており(図にはひとつのもののみ示す。)、該係合突起30、30、30はそれぞれ後側に位置し前方に行くに従って囲繞壁8の中心側へ変位していく傾斜面30aと該傾斜面30aの前端に連続し囲繞壁8の軸に対して略垂直を為す係止面30bとを有している。
【0042】ソケットカバー10Bのボデイ嵌合部31は後端で連結された円弧状の内側壁32、32、32とその外側に位置する外周壁15とから成り、内側壁32、32、32は上記係合突起30、30、30が形成された位置に対応する位置に形成されている。内側壁32、32、32は前後方向の長さが外周壁15のそれの半分弱であり、外周壁15と内側壁32、32、32との間に前方に開口した嵌合溝33、33、33が形成される。
【0043】内側壁32、32、32の前端部に外側に突出した係合突起34、34、34が形成され、該係合突起34、34、34はそれぞれ前側に位置し後方に行くに従って外周壁15側へ変位していく傾斜面34aと該傾斜面34aの後端に連続しソケットカバー10Bの軸に略垂直を為す係止面34bとを有している。
【0044】導風部材35は前後方向に長い板状を為し、通気パイプ22の後面に接した位置と該位置から後方へ隔たった位置に形成された薄肉部36、36で横断面形状コ字状に折り曲げられ、先端部が外周壁15の外面のうち真下に位置する部分に接着されて導風路37が形成されている。従って、ソケットカバー10Bには上記ソケットカバー10、10Aに設けられていた導風部材を固定するための係止突起は設けられていない。尚、導風部材35のうちソケットカバー10Bに固定された状態で下方に位置する部分は先端に行くに従って幅が狭くなるように形成されている。
【0045】上記外周壁15の外面のうち斜め上方に位置する部分からは位置決め突起38、38が外方に向けて突設されている。
【0046】ランプボデイ2の背面には囲繞壁8のうちその下方に位置する部分を除く部分を囲むようにして略円弧状の保護壁39が後方へ向けて突設されている。そして、保護壁39の後方への突出量は囲繞壁8のそれの略半分とされており、上記位置決め突起38、38に対応する保護壁39の部分39a、39aは位置決め突起38、38の外形状に対応するようにソケットカバー10Bの中心方向に開口する凹状に形成されている。
【0047】ソケットカバー10Bのランプボデイ2への取り付けは以下のようにして為される。
【0048】ボデイ嵌合部31が囲繞壁8に外嵌されるように、かつ、電球嵌合部11が光源バルブ6の口金部7に外嵌されるようにしてソケットカバー10Bを後側から押し込んでいく。尚、この時、位置決め突起38、38を保護壁39の部分39a、39aに対応させることで、簡単に位置決めが為される。
【0049】すると、先ず、それぞれの内側壁32の係合突起34の傾斜面34aと囲繞壁8のそれぞれの係合突起30の傾斜面30aとが当接する。更に、ソケットカバー10Bを押し込んでいくと係合突起34が内方へ撓み、係合突起30を越えたところで内方に撓んでいた係合突起34が元の位置に戻って、その係止面34bと係合突起30の係止面30bとが係合する。そして、囲繞壁8の後端部はボデイ嵌合部31の嵌合溝33に嵌合される。これによりソケットカバー10Bがランプボデイ2の囲繞壁8に取り付けられる。
【0050】しかして、ソケットカバー10Bのランプボデイ2への取り付けは、上記のようにボデイ嵌合部31が囲繞壁8に、電球嵌合部11が光源バルブ6の口金部7に外嵌されるようにしてソケットカバー10Bを後側から押し込むだけで非常に簡単に行うことができる。
【0051】また、ソケットカバー10Bがランプボデイ2に取り付けられた状態においては、囲繞壁8が外周壁15と内側壁32、32、32とによって挟持され、さらに、内側壁32、32、32の係合突起34、34、34の係止面34a、34a、34aと係合突起30、30、30の係止面30b、30b、30bとが係合するため、取付状態が安定しソケットカバー10Bがランプボデイ2から脱落してしまうようなことがない。
【0052】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明自動車用灯具のソケットカバーは、ランプボデイと該ランプボデイの前面開口を覆うレンズとランプボデイに取り付けられた光源バルブとを備えた自動車用灯具のランプボデイに設けられた電球取付孔を覆うソケットカバーであって、弾性材料によって各部が一体に形成され、ランプボデイの背面の電球取付孔を囲む位置に突設された囲繞壁に外嵌されるボデイ嵌合部と光源バルブの口金に外嵌される電球嵌合部とが背面壁によって連結され、背面壁の上部及び下部に通気孔が形成され、該通気孔と各別に連通し外部への開口が下方を向いた通気パイプが形成され、下部に設けられた通気パイプの外部開口に連通し外部の空気を導入する導風路を形成する導風部材を設けたことを特徴とする。
【0053】従って、本発明自動車用灯具のソケットカバーにあっては、元々電球取付孔の形成位置における防水のために必要であったソケットカバーに通気孔及び通気パイプを形成して、これらを通じてランプボデイの内外を連通させたので、通気のための専用の別部材を必要とせず、コストの低減をすることができる。
【0054】また、ランプボデイの背面に通気のために特別に突出する部分が無いので、当該自動車用灯具の配置空間を狭小化することができる。
【0055】尚、上記した実施例に示した各部の具体的形状及び構造は、何れも、本発明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものであってはならない。




 

 


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