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発明の名称 自動車用灯具、自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法及び自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−203302
公開日 平成8年(1996)8月9日
出願番号 特願平7−27737
出願日 平成7年(1995)1月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小松 祐治
発明者 竹沢 史郎
要約 目的
自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型の構造を簡単にすること、特に、スライド金型を必要としないようにしようとするものである。また、見栄えのよい自動車用灯具を提供しようとするものである。

構成
自動車用灯具1の合成樹脂製ランプボデイ2にはその後面から車体取付用の弾性係合部9が突設され、該弾性係合部の先端部には係合突起11が突設されており、該弾性係合部を成形する金型部分を係合突起が形成された面側を成形する第1ブロック22と係合突起が形成されていない側の面を成形する第2ブロック14とで構成し、先ず第2ブロックを型抜きした後、第1ブロックを固定したまま合成樹脂製ランプボデイを離型させることによって弾性係合部を係合突起が無い側へ撓ませながら第1ブロックから離型させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 合成樹脂製ランプボデイの後面から車体取付用の弾性係合部が突設された自動車用灯具であって、上記弾性係合部にはその先端部に係合突起が突設され、また、ランプボデイ後面の上記弾性係合部の係合突起が突設された側の近傍に壁部が突設され、ランプボデイ後面のうち上記弾性係合部と壁部との間には開口部が形成されていないことを特徴とする自動車用灯具。
【請求項2】 自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法であって、合成樹脂製ランプボデイにはその後面から車体取付用の弾性係合部が突設され、該弾性係合部の先端部には係合突起が突設されており、該弾性係合部を成形する金型部分を係合突起が形成された面側を成形する第1ブロックと係合突起が形成されていない側の面を成形する第2ブロックとで構成し、先ず第2ブロックを型抜きした後弾性係合部を係合突起が無い側へ撓ませながら第1ブロックを型抜きするようにしたことを特徴とする自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法。
【請求項3】 第2ブロックを型抜きした後、第1ブロックを固定したまま合成樹脂製ランプボデイを離型させることによって弾性係合部を係合突起が無い側へ撓ませながら第1ブロックから離型させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法。
【請求項4】 後面から車体取付用の弾性係合部が突設され、該弾性係合部の先端部に係合突起が突設された自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイを成形するための成形用金型であって、係合突起が形成された面側を成形する第1ブロックと係合突起が形成されていない側の面を成形する第2ブロックとを備え、第1ブロックを可動金型ブロックに対して摺動可能とし、第2ブロックを可動金型ブロックに対して固定的としたことを特徴とする自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型。
【請求項5】 可動金型ブロックに成形品を可動金型から離型させる突出しピンが設けられ、第1ブロックの摺動ストロークが突出しピンの摺動ストロークより短くされたことを特徴とする請求項4に記載の自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な自動車用灯具、自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法及び自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型に関する。詳しくは、自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型の構造を簡単にすること、特に、スライド金型を必要としないようにしようとするものである。また、見栄えのよい自動車用灯具を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製ランプボデイの後面から車体取付用の弾性係合部が突設された自動車用灯具がある。図6にそのような自動車用灯具の一例を示す。
【0003】aは自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイであり、その後面から後方へ向けて車体取付用の弾性係合部bが突設されている。該弾性係合部bの後端部には係合突起cが突設されている。そして、ランプボデイaの後面の弾性係合部bに近接した位置からは弾性係合部bの係合突起cが形成された面に対向した立壁dが突設されている。
【0004】eはランプボデイaの後面壁fのうち弾性係合部bの基部の係合突起cに対応した位置に形成された開口部である。かかる開口部eは係合突起cの形成に伴ういわゆるアンダーカット部の形成のために成形上必要なものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動車用灯具にあっては、前面の図示しないレンズを透して弾性係合部bの根本部に形成された開口部eが見えてしまい、見栄えが悪いという問題があった。
【0006】また、かかる開口部eを形成せずに係合突起cを形成するには金型の基本的抜き方向に直交する方向にスライドするスライドコアを用いる方法があるが、スライドコアを用いると金型が高価になると共に、上記したもののように、弾性係合部bの係合突起c形成面側に近接して立壁dが形成されている場合は、スライドコアを配置するための空間的余裕が無いという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を解決するために為されたものであり、その自動車用灯具は、合成樹脂製ランプボデイの後面から車体取付用の弾性係合部が突設された自動車用灯具であって、上記弾性係合部にはその先端部に係合突起が突設され、また、ランプボデイ後面の上記弾性係合部の係合突起が突設された側の近傍に壁部が突設され、ランプボデイ後面のうち上記弾性係合部と壁部との間には開口部が形成されていないものである。
【0008】また、本発明自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法は、合成樹脂製ランプボデイにはその後面から車体取付用の弾性係合部が突設され、該弾性係合部の先端部には係合突起が突設されており、該弾性係合部を成形する金型部分を係合突起が形成された面側を成形する第1ブロックと係合突起が形成されていない側の面を成形する第2ブロックとで構成し、先ず第2ブロックを型抜きした後弾性係合部を係合突起が無い側へ撓ませながら第1ブロックを型抜きするようにしたものである。
【0009】更に、本発明自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型は、後面から車体取付用の弾性係合部が突設され、該弾性係合部の先端部に係合突起が突設された自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイを成形するための成形用金型であって、係合突起が形成された面側を成形する第1ブロックと係合突起が形成されていない側の面を成形する第2ブロックとを備え、第1ブロックを可動金型ブロックに対して摺動可能とし、第2ブロックを可動金型ブロックに対して固定的としたものである。
【0010】
【作用】従って、本発明によれば、ランプボデイに前方からレンズを透して見えてしまうような開口部を形成することなしにいわゆるアンダーカット部を形成することができる。しかも、金型の基本的抜き方向に直交する方向にスライドするスライドコアを必要としないので、金型構造も複雑化することがない。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0012】1は自動車用灯具であり、2はその合成樹脂製のランプボデイである。
【0013】該ランプボデイ2には前方に開口した2つの灯室部3、4が稍間隔を置いて一体に形成されている。そして、該2つの灯室部3、4にはそれぞれ光源バルブ5、6が各別に取着されている。また、7、8は上記灯室部3、4の各前面開口を各別に覆うようにランプボデイ2に取着されたレンズである。
【0014】9はランプボデイ2のうち上記灯室部3と4との間の中間部10に後方へ突出するように形成された板状をした弾性係合部であり、該弾性係合部9の先端部の灯室部3の側面に対向した側の面に係合突起11が突設されている。そして、上記中間部10のうち該弾性係合部9に近接した位置には後方へ向かって板状をした立壁12が突設されている。
【0015】そして、上記中間部10のうち弾性係合部9の基端部に接した位置で上記係合突起11に対応した位置には開口部は形成されていない。
【0016】次に、上記自動車用灯具1のランプボデイ2の成形について、特に、弾性係合部9周辺の成形について説明する。
【0017】13は固定金型、14は可動金型であり、これら2つの金型13、14が型締めされることによってランプボデイ2成形用のキャビティ15が形成される。
【0018】可動金型14は取付板16に支持ピン17、17、・・・を介して固定されており、該取付板16は図示しない駆動手段によって上記固定金型13に離接する方向に移動されるようになっている。
【0019】18は上記支持ピン17、17、・・・に対して摺動自在に支持された突出板であり、同じく支持ピン17、17、・・・に摺動自在に支持された突出板押え板19に支持されている。そして、突出板押え板19はシリンダ20によって可動金型14の移動方向と同じ方向に移動されるようになっている。
【0020】21、21、・・・(図では1つのみ示す。)は上記突出板18に支持された突出ピンであり、上記可動金型14に摺動自在に挿通されている。
【0021】22はスライド金型であり、可動金型14に形成された摺動孔23に摺動自在に挿通され、上記キャビティ15側の面には係合突起11を形成するための凹条24が形成されている。また、スライド金型22の基端部は上記突出板18に形成された挿通孔25に摺動自在に挿通され、その基端に形成された大径部26が突出板押え板19に形成された収納孔27内に摺動可能に位置されている。また、スライド金型22の可動金型14の後面に近接した位置には肩部28が形成されている。
【0022】29は圧縮コイルバネであり、スライド金型22の大径部26の後面と上記取付板16との間で圧縮されている。従って、スライド金型22は通常はその大径部26の前面が突出板18の挿通孔25の後側開口縁に当接した状態になっている。
【0023】しかして、図2に示すように、固定金型13と可動金型14とが型締めされた状態で、キャビティ15に溶融樹脂が射出され、ランプボデイ2の型成形が為される。
【0024】そして、冷却後、図示しない駆動機構によって可動金型14を含む可動ブロック30全体が固定金型13に対して後退する(図3参照)。
【0025】それから、シリンダ20が駆動され、突出板18及び突出板押え板19が取付板16に対して前進され、これによって、突出しピン21、21、・・・の前端部が可動金型14から前方へ突き出され、成形済みのランプボデイ2が可動金型14から離型される。このとき、スライド金型22はその凹条24がランプボデイ2の係合突起11と係合した状態となっているので、ランプボデイ2と共に可動金型14に対して移動する(図4参照)。
【0026】そして、弾性係合部9が可動金型14の反スライド金型22側に位置していた部分31から完全に離れたところでスライド金型22の肩部28が可動金型14の摺動孔23の後側開口縁に当接し、それ以上前方へは移動できない状態となる(図4参照)。
【0027】そこから、更に、突出しピン21、21、・・・が突き出され、ランプボデイ2はスライド金型22から離れるように移動される。そして、この時点では、弾性係合部9の反スライド金型22側には可動金型14の部分31が位置していないので、弾性係合部9はスライド金型22から離れる側に撓みながらスライド金型22から離型される(図5参照)。
【0028】このような成形方法によると、金型の基本的抜き方向に倣わない方向に移動させるスライドコアが必要でないので、構造体が込み合っている狭い部分でもいわゆるアンダーカット部を形成することが可能となる。そして、該アンダーカット部に対応した開口部を形成する必要が無くなる。
【0029】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明自動車用灯具は、合成樹脂製ランプボデイの後面から車体取付用の弾性係合部が突設された自動車用灯具であって、上記弾性係合部にはその先端部に係合突起が突設され、また、ランプボデイ後面の上記弾性係合部の係合突起が突設された側の近傍に壁部が突設され、ランプボデイ後面のうち上記弾性係合部と壁部との間には開口部が形成されていないものである。
【0030】また、本発明自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法は、合成樹脂製ランプボデイにはその後面から車体取付用の弾性係合部が突設され、該弾性係合部の先端部には係合突起が突設されており、該弾性係合部を成形する金型部分を係合突起が形成された面側を成形する第1ブロックと係合突起が形成されていない側の面を成形する第2ブロックとで構成し、先ず第2ブロックを型抜きした後弾性係合部を係合突起が無い側へ撓ませながら第1ブロックを型抜きするようにしたものである。
【0031】更に、本発明自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型は、後面から車体取付用の弾性係合部が突設され、該弾性係合部の先端部に係合突起が突設された自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイを成形するための成形用金型であって、係合突起が形成された面側を成形する第1ブロックと係合突起が形成されていない側の面を成形する第2ブロックとを備え、第1ブロックを可動金型ブロックに対して摺動可能とし、第2ブロックを可動金型ブロックに対して固定的としたものである。
【0032】従って、本発明によれば、ランプボデイに前方からレンズを透して見えてしまうような開口部を形成することなしにいわゆるアンダーカット部を形成することができる。しかも、金型の基本的抜き方向に直交する方向にスライドするスライドコアを必要としないので、金型構造も複雑化することがない。
【0033】尚、上記実施例に示した各部の具体的形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。




 

 


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