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発明の名称 車両用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−195107
公開日 平成8年(1996)7月30日
出願番号 特願平7−6895
出願日 平成7年(1995)1月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】八木 秀人
発明者 佐藤 修 / 新海 博茂 / 内田 喜八郎
要約 目的
簡潔な構造で、ランプボディへの熱の影響が少なく、しかもランプの背面側における防水性に優れた車両用灯具の提供。

構成
接触端子20がランプボディ10に一体成形されて端子挿通孔がない。ランプボディ10の前面に突出する接触挟持片を剛性強度の高い箱型に形成することで、ランプボディの壁面で接触挟持片をバックアップしなくともリード線34aの導出するウェッジベースバルブ30の基端部31を箱型ターミナルで挟持できるようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】 リード線の導出するウェッジベースバルブの基端部が、ランプボディに固定保持されてランプボディを前後に貫通する接触端子の接触挟持片に挟持されることで、ランプボディの前面にウェッジベースバルブが装着された車両用灯具において、前記接触端子がランプボディに一体成形されたことを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】 前記ウェッジベースバルブの基端部を挟持する接触挟持片は剛性強度の高い箱型に成形されて、ランプボディの前面に突出することを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源としてウェッジベースバルブを装着した車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、実開昭56−135682号がある。これは図11に示されるように、ランプボディ1にソケット部1aが一体に形成され、このソケット部1aに設けられた端子係合孔2に接触端子3が係止されており、ソケット部1a内に突出する接触端子3の板ばね状の接触挟持片3a,3bによってウェッジベースバルブ4の基端部4aが挟持されることで、ウェッジベースバルブ4がソケット部1aに装着保持される構造となっている。
【0003】この構造では、接触端子3を収容するソケットをランプボディ1とは別に設けることなく、接触端子3を直接ランプボディの一部(ソケット部1a)に係止させるので、灯具構造が簡潔となるというものである。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかし、前記した従来の灯具構造では、接触端子3を係合孔2に係止させるべく、孔2には段差を形成し、端子3には孔2側の段差に係止される切り起こし部を形成する等の手段が採用されている。即ち、接触端子3と係合孔2間に接触端子を位置決めしかつ抜け止めするための手段を設けねばならず、それだけ灯具構造が複雑であった。
【0005】また従来の構造では、バルブ4を支持する接触端子3は係合孔2に緩く係止されているにすぎず、バルブ4の基端部4aを確実に挟持するためには、接触挟持片3a,3bをランプボディ(のソケット部1a)でバックアップさせる構造とすることが不可欠となっていた。このためランプボディ(のソケット部1a)内壁がどうしてもバルブ4に接近し、ランプボディが熱変形し易いとか、ランプボディの材料が耐熱性に優れた素材に限定されるという問題もあった。
【0006】さらに接触端子3がランプボディ1に設けられた端子係合孔2に係止されているため、この端子係合孔2から灯室内に水が侵入するという問題もあった。本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、簡潔な構造で、ランプボディへの熱の影響が少なく、しかもランプの背面側における防水性に優れた車両用灯具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明に係わる車両用灯具においては、リード線の導出するウェッジベースバルブの基端部が、ランプボディに固定保持されてランプボディを前後に貫通する接触端子の接触挟持片に挟持されることで、ランプボディの前面にウェッジベースバルブが装着された車両用灯具において、前記接触端子をランプボディに一体成形するようにしたものである。請求項2においては、請求項1記載の車両用灯具において、ウェッジベースバルブの基端部を挟持する接触挟持片を剛性強度の高い箱型に成形して、ランプボディの前面に突出させるようにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1では、ウェッジベースバルブを装着支持する接触端子は、ランプボディに一体成形されているため、接触端子とランプボディとの間に位置決めや抜け止め手段を構ずるまでもなく、接触端子はランプボディに確実に固定される。接触端子のランプボディへの固定が確実であるため、接触端子の接触挟持片だけでバルブを確実に挟持でき、従来構造の様に接触端子をランプボディの内壁でバックアップする必要がない。さらにランプボディの接触端子貫通部に隙間がないことから灯室内に水が侵入するおそれが全くない。請求項2では、バルブ基端部を挟持する接触挟持片は剛性強度の高い箱型ターミナル構造に成形されており、ランプボディの壁面で接触挟持片をバックアップしなくともバルブを確実に支持できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図10は本発明の一実施例である自動車用フロントターンシグナルランプを示すもので、図1は同ランプの正面図、図2は同ランプの水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は同ランプの縦断面図(図1に示す線III−III に沿う断面図)、図4は接触端子の拡大平面図、図5は同接触端子の拡大縦断面図(図4に示す線V−Vに沿う断面図)、図6は接触端子の接触挟持片によるウェッジベースバルブの挟持作用を説明する斜視図、図7はランプボディに一体に形成されたバルブ側コネクターの斜視図、図8は同コネクターの正面図、図9は同コネクターの平面図、図10は同コネクターの底面図である。
【0010】これらの図において、符号10は、容器状の合成樹脂製ランプボディで、ランプボディ10の背面壁の前面には、2個の接触端子20,20の一部であるバルブ挿着用の箱型ターミナル21,21が、その開口側を互いに向き合わせた状態で上下に並行に配設されている。接触端子20は、ランプボディ10に一体成形されることで、ランプボディ背面壁に固定一体化されており、ランプボディ背面壁から前方に突出する一対のターミナル21,21間にウェッジベースバルブ30が挿着されている。
【0011】必要に応じて銀色塗装の施された内周面10aをもつランプボディ10の背面壁は、略放物面形状に形成されているが、ランプボディ背面壁の後頂部には、背面側に膨出する平面領域11が形成され、この平面領域11からランプボディ内周面10aの平面領域11側の周縁位置10a1 を超えて大きく前方に延出する接触挟持片であるターミナル21にウェッジベースバルブ30の基端部31が挿着されている。即ち、バルブ30は、従来構造のようにランプボディの内壁にバックアップされることなく、接触端子20のターミナル21だけによって支持されており、このため発熱源となるバルブ30とランプボディ10の内壁とは十分に離間した位置となって、ランプボディ10がバルブの熱の影響を受けにくい構造となっている。
【0012】またランプボディ10の背面側には、ランプボディの平面領域11から矩形筒型の端子収容部12が延出するとともに、この端子収容部12内に接触端子20,20の一部である雄型接触片29,29が上下に並行に突出して、給電側コネクターC1 (図3参照)の挿着できるバルブ側コネクターC2 が形成されている。なお符号13は、給電側コネクターC1 に設けられているフックに係合して、コネクターC1 を抜け止めするための係止部である。
【0013】符号15は、アンバー色を帯びた合成樹脂製の前面レンズで、裏面にはフレネルステップが形成されるとともに、表面には凸型魚眼ステップが形成されている。即ち、バルブ30の発光は、レンズ裏面のフレネルステップによって平行な光に調整され、レンズ前面の魚眼ステップによって上下左右方向に拡散されて前方に配光される。
【0014】また前面レンズ15の外周縁の裏面にはシール脚16が周設されており、このシール脚16をランプボディ10の前面開口部に周設されているシール溝10bに係合させることで、前面レンズ15がランプボディ10に組付けられている。符号16aは、シール溝10bとシール脚16間に介装されたシール剤で、シール脚16とシール溝10b間係合部をシールするためのものである。なおシール脚16とシール溝10b間には、必ずシール剤16aが装填されるものではなく、シール剤16aを装填せずにシール脚16とシール溝10b間をシールするようにしてもよい。符号17は、前面レンズのシール脚16に設けられた突起17aとシール溝10bの外壁に設けられた係合孔17bとから構成された前面レンズ右側部固定用の凹凸ランス係合部である。符号18は、前面レンズ左側部をランプボディ10に固定するための固定ねじで、固定ねじ18は、凹凸ランス係合部17と協働して前面レンズ15とランプボディ10とを固定するとともに、フロントバンパー19に設けられた所定のランプ取付用開口部19aにこのフロントターンシグナルランプを固定する働きもある。
【0015】ウェッジベースバルブ30は、図6に拡大して示すように、ガラス球32内においてフィラメント33を両端支持する一対のリード線34,34が、ピンチシールされた横断面矩形状のバルブ基端部31から導出するとともに、この基端部31の左右の側面31a,31bに沿って折り返されて露出した状態となっている。そしてバルブ基端部31が接触端子20のターミナル21に挿着されると、この露出リード線34aがターミナル21と接触状態となって、接触端子20とリード線34間の導通が確保されるようになっている。バルブ基端部31の左右の側面31a,31bには、後に詳しく説明するターミナル21側の爪27a,25cとそれぞれ係合する抜け止め用のリブ36,位置決め用のリブ38がそれぞれ突設されている。
【0016】接触端子20は、図4〜図6に拡大して示されるように、所定形状に切断された金属製の薄板を折曲成形することにより形成されたもので、バルブ基端部31が挿着される箱型ターミナル21と、ランプボディ10の背面側に突出して、給電側コネクターC1 の接続されるバルブ側コネクターC2 の一部を構成する雄型接触片29と、両者21,29間にあって、ランプボディ10に固定一体化される部位であるランプボディ固定部28とから構成されている。
【0017】そして接触端子20はランプボディ10に一体成形されることで、即ち、ランプボディ成形用の金型内に接触端子20がインサートされた状態でランプボディ10が成形されることで、ランプボディ固定部28がランプボディ10の背面壁に固定一体化されて、ランプボディ10の前面側には、ウェッジベースバルブ挿着用の箱型ターミナル21が設けられ、ランプボディ10の背面側には、筒型の端子収容部12内に雄型接触片29を突出させたバルブ側コネクターC2 が設けられた構造となっている。
【0018】本実施例では、所定形状の接触挟持片を成形して剛性強度の高い箱型のターミナル21を形成し、この箱型ターミナル21によってバルブ基端部31を挟持した構造であるため、バルブ基端部31の挟持が確実で、従来の灯具構造の様に、接触挟持片がランプボディ内壁によってバックアップされなくてもバルブ30を支持することができる。またターミナル21が箱型であることから、ランプボディ成形用金型の加工(金型内に接触端子20を密着させて収容するための凹部の形成)も容易である。
【0019】ターミナル21は、ランプボディ固定部28に連なり、縦断面L字型の底背面プレート22と、この底背面プレート22の左右から垂直に延びて、バルブ基端部31の左右の側面31a,31bを挟持する平板状の左右の側面プレート23,24とによって箱型に形成され、左右の側面プレート23,24の後端側は折曲されて底背面プレート22に沿って重合し、ターミナル21の剛性強度を高めている。また底背面プレート22と側面プレート23,24との間にはスリット22aが形成され、底背面プレート22の前端側領域22bはわずかに内側に迫り出した形態で延出するとともに、側面プレート23,24の前端側はそれぞれ内側に折り返されて、ターミナル21内にバルブ挿着室Sが形成されている。そして底背面プレート22の板ばね状の前端側領域22bは、バルブ挿着室Sに挿入されたバルブ基端部31の上下の側面31c,31dを挟持する。
【0020】また一方の側面プレート23の内側への折り返し領域25の先端25aはさらに折曲されて側面プレート23に当接しており、これによってバルブ基端部31がバルブ挿着室Sに挿入された際に、折り返し領域25は弾性変形することなくバルブ基端部31の一側面31aを挟持できる。符号25bは、折り返し領域25に設けられた前後方向に延びるリブで、折り返し領域25の剛性を高めてバルブ基端部31の側面31aをしっかりと支持するための補強部であり、このリブ25aはバルブ挿着室S側に突出し、バルブ基端部31の挿入用のガイドとしての働きもある。
【0021】またこの折り返し領域25の先端側(バルブ挿着室Sの奥の方)には、折曲されてバルブ挿着室S側に突出するバルブ挿入量設定用の爪25cが形成されている。即ち、ウェッジベースバルブ30の基端部31には、ターミナル21への挿入量設定用のリブ38が突設されているが、ターミナル21のバルブ挿着室Sにバルブ基端部31が挿入されると、このリブ38が爪25cに当接係合して、バルブ基端部31のターミナル21への挿入量が自動的に定まるように設定されている。
【0022】また他方の側面プレート24の先端は、前後に延びるスリット24aによって二つに分割されるとともに、それぞれ内側に折り返されて、折り返し部先端側程、対向する側面プレート23側に接近するように傾斜して延びている。そして底背面プレート22に近い側の折り返し領域26の折り返し先端部には、バルブ挿着室S側に凸となる円弧型の押圧部26aが形成されており、バルブ基端部31がバルブ挿着室Sに挿入されると、この押圧部26aがバルブ挿着室Sに挿入されたバルブ基端部31の側面31bを押圧付勢して、対向する側面プレート23の折り返し領域25と協働してバルブ基端部31を挟持するとともに、バルブ基端部31に露出しているリード線34aと接触して導通が確保される。また底背面プレート22から遠い側の折り返し領域27の折り返し先端部には、折曲された爪27aが形成されている。この折り返し領域27は、バルブ基端部31がバルブ挿着室Sに挿入される際には、弾性変形してバルブ基端部31に突設された抜け止め用のリブ36の通過を許容するとともに、リブ36と係合して、バルブ基端部31を抜け止めする。なお折り返し領域27の爪27aには、折り返し領域26の押圧部26aと同様に、側面プレート23の折り返し領域25と協働してバルブ基端部31を挟持する働きもある。
【0023】この様に、バルブ挿着室Sを形成する左右の側面プレート23,24は、いずれも内側に折り返され、さらにバルブ挿着室S内において折り返し部の先端縁がバルブ挿着室Sの外側(図4の上下方向)に向いているので、バルブ挿着室Sへのバルブ基端部31のスムーズな挿脱着が可能となっている。また底背面プレート25の前端縁22cもバルブ挿着室Sの外側に向けて折曲されており、バルブ基端部31の挿脱着の一層の円滑化が図られている。
【0024】ランプボディ固定部28は、符号28aで示されるように、左右の外側縁がそれぞれ二か所において切り欠かれるとともに、固定部28の巾方向中央には、ランプボディ10の成形時(ランプボディ10と一体成形する際)に樹脂の入り込む孔28bが形成されており、これによってランプボディ固定部28はランプボディ背面壁に確実に固定一体化されている。
【0025】雄型接触片29は、雄型接触片形成領域の巾方向外側が内側に折り返された表裏二重構造とされており、給電側コネクターC1 を挿脱着する際の剛性強度が高められている。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る車両用灯具によれば、ウェッジベースバルブを支持する接触端子は、ランプボディに一体成形されているため、ランプボディに確実に固定されており、従来の様に、ランプボディに接触端子係合用の孔を形成したり、接触端子と係合用の孔との間に接触端子の位置決めや抜け止めのための手段を設ける必要がないので、灯具構造が非常に簡潔となる。また接触端子はランプボディに固定されているため、接触端子の接触挟持片だけで、ウェッジベースバルブを確実に挟持できる。このため、ランプボディの内壁からウェッジベースバルブが十分に離間した位置となるように接触端子を配置することで、ランプボディへのバルブの熱の影響を回避でき、これによってランプボディ使用材料の選択の範囲が広くなる。またランプボディの接触端子貫通部から灯室内に水が侵入するおそれが全くないので、ランプの背面側における確実な防水を達成できる。請求項2によれば、バルブ基端部を挟持する接触挟持片は剛性強度の高い箱型に形成されているため、バルブの支持が確実である。さらに箱型の接触挟持片はランプボディの前面に突出するので、ランプボディ内壁がバルブから離間した形態となり、ランプボディへのバルブの熱の影響を考慮しなくてもよい。また接触挟持片が単純な箱型であるため、接触端子のインサート成形用の金型に形成する接触端子インサート用の凹部の形成も容易である。




 

 


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