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発明の名称 車輌用前照灯
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−96601
公開日 平成8年(1996)4月12日
出願番号 特願平6−257260
出願日 平成6年(1994)9月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小松 祐治
発明者 永縄 祐仁 / 唐沢 晋自
要約 目的
ランプユニットに前面からかかる力に対する対抗力を高める。

構成
リフレクタ18と該リフレクタの前面開口を覆うレンズ23とリフレクタ及びレンズで形成された外郭内に配置された光源バルブ20とを有するランプユニットをランプボデイ2内に支持して成る車輌用前照灯1において、ランプボデイにその内部に突出する突部9を一体に形成し、上記ランプユニットはリフレクタの前端部に形成された据付縁21の後面が上記突部に当接した状態でランプボデイに取付ネジ25によって支持された。
特許請求の範囲
【請求項1】 リフレクタと該リフレクタの前面開口を覆うレンズとリフレクタ及びレンズで形成された外郭内に配置された光源バルブとを有するランプユニットをランプボデイ内に支持して成る車輌用前照灯において、ランプボデイにその内部に突出する突部を一体に形成し、上記ランプユニットは上記突部に当接した状態でランプボデイに支持されたことを特徴とする車輌用前照灯。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な車輌用前照灯に関する。詳しくは、ランプユニットをランプボデイ内に支持して成る車輌用前照灯において、ランプユニットに前面からかかる力に対する対抗力を高めた新規な車輌用前照灯を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の車輌用前照灯の一例aを示す。
【0003】bはランプボデイであり、前面に開口を有する容器状をしている。そして、該ランプボデイbは車体に取り付けられている。
【0004】cは上記ランプボデイb内に支持されたランプユニットであり、前面が開口したリフレクタdと該リフレクタdにその前面開口を覆うように取着されたレンズeとリフレクタd及びレンズeから成る外郭内に配置された光源バルブfとから成る。g、gはリフレクタdの左右両側部に形成された取付ステーである。
【0005】ランプボデイbの側面部の左右両側部にその外側から挿通された取付ネジh、hがランプユニットcの取付ステーg、gに螺合され、これによって、ランプユニットcがランプボデイb内に固定的に支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の車輌用前照灯aにあっては、ランプユニットcは取付ネジh、hによってランプボデイbに支持されているため、ランプユニットcに前方から力が加わると、該力が取付ネジg、gに集中し、該取付ネジg、gが折損してしまう惧がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、ランプボデイにその内部に突出する突部を一体に形成し、上記ランプユニットは上記突部に当接した状態でランプボデイに支持されたものである。
【0008】
【作用】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、ランプユニットに前方から力が加わった場合、該力はランプユニットにその内部に突設された突部によって受けられるため、ランプユニットをランプボデイに固定している部材、例えば、取付ネジの破損を防止することができる。また、ランプボデイにはその内部に突出する突部が形成されるため、ランプボデイの剛性が高まり、その耐久性が向上する。
【0009】
【実施例】以下に、本発明車輌用前照灯の詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0010】図中1が車輌用補助前照灯、例えば、スポットランプである。
【0011】2はランプボデイであり、前面に開口を有する容器状をしている。該ランプボデイ2の開口縁部の外周面は下端部3を除いて浅く切り欠かれて前方及び外方に開口した切欠部4が形成され、該切欠部4の外方を向いた面4aは前方へ行くに従って内方へ変位する緩やかな傾斜面とされている。
【0012】また、ランプボデイ2の左右両側部の外側面には前端から中程まで達する凹部5、5が形成されている。そして、該凹部5、5の後端寄りの中央部には挿通孔6、6が形成されている。また、該挿通孔6、6が形成された部分のやや前方に前端に開口した切欠7、7が形成されている。更に、該凹部5、5の上下の部分に係合突起8、8、・・・が形成され、該係合突起8、8、・・・の前面8a、8a、・・・は前方へ行くに従って内方へ変位する緩やかな傾斜面とされており、また、係合突起8、8、・・・の後面8b、8b、・・・は後方を向いた係合面とされている。
【0013】9、9、・・・はランプボデイ2の前端寄りの部分で上記凹部5、5の上方及び下方に隔たった位置に内方に突出するように形成された突部であり、該突部9、9、・・・の前面は前方を向いた着座面9a、9a、・・・とされている。そして、これら着座面9a、9a、・・・は全て単一の平面内に位置している。
【0014】ランプボデイ2の下面の後端寄りの位置にはマウントベース10が固定されている。該マウントベース10は金属板で形成され、半球状に突出している。そして、該マウントベース10には大き目の挿通孔10aが形成されている。11は金属板で半球状に形成されたアタッチプレートであり、その外周面の曲率はマウントベース10の内周面の曲率と同じに形成され、中心部に挿通孔11aが形成されている。そして、該アタッチプレート11はマウントベース10の内面に重ねられている。
【0015】12は車体13に固定されたブラケットであり、その上面には半球状の凹部12aが形成され、また、上下に貫通した挿通孔12bが形成されている。
【0016】14はセットボルトであり、マウントベース10の内側からアタッチプレート11の挿通孔11a、マウントベース10の挿通孔10a、ブラケット12の挿通孔12bの順に挿通され、そして、車体13の裏側に突出した部分にナット15が締結され、これによってランプボデイ2が車体13に取り付けられる。そして、マウントベース10はブラケット12の凹部12aの凹球面上に着座され、その挿通孔10aがセットボルト14の軸部より十分に大きくされているので、ナット15を緩めることによって、マウントベース10の外面がブラケット12の凹部12aの凹球面に沿って摺動することによってランプボデイ2の角度が調整されるようになっている。
【0017】16は補強環であり、金属板によってほゞ環状に形成され、ランプボデイ2の内面に沿って配置され、ネジ止めによってランプボデイ2に固定されている。
【0018】17はランプユニットである。
【0019】18はリフレクタであり、前方に向かって開口した放物面状の凹部19を有しており、後部中央に光源バルブ20が取着されている。該リフレクタ18の開口縁には外方に張り出した据付縁21が形成され、該据付縁21の外端部は前方へ突出している。22、22は金属製のブラケットであり、その前端部が据付縁21の後面の左右両側部に溶接等により固定され、後方へ向かって延び、そのほぼ中間部に螺孔22a、22aが形成されている。
【0020】23はレンズであり、リフレクタ17の前面開口を覆う前面部23aと該前面部23aの周縁から後方へ突出した取付縁23bとがガラスによって一体に形成されており、取付縁23bの後端部がリフレクタ18の上記据付縁21に接着剤24によって固定されている。
【0021】上記のようなランプユニット17はランプボデイ2内に挿入され、その据付縁21の後面がランプボデイ2の上記突部9、9、・・・の着座面9a、9a、・・・に着座されると共に、外側からランプボデイ2の挿通孔6、6に挿通された取付ネジ25、25がブラケット22、22の螺孔22a、22aに螺合され、これによって、ランプユニット17がランプボデイ2内に固定される。
【0022】26はゴム等の弾性材料で環状に形成されたシートパッキングであり、ランプユニット17のリフレクタ18の据付縁21に外嵌された状態で瞬間接着剤により固定されている。そして、上記したようにランプユニット17がランプボデイ2に支持されると、該シートパッキング26がランプユニット17の据付縁21とランプボデイ2の内面との間に介在されて、ランプボデイ2に伝わってくる走行振動を吸収してランプユニット17に伝わらないようにする。
【0023】27はストーンガードであり、環状をしたリム部28と複数のガード部29、29、・・・とが一体に形成されて成り、リム部28はほゞ横倒U字状を為し、その外側部28aが内側部28bより長く、内側部28bより僅かに後方へ突出している。そして、外側部28aの後端部内面は後方へ行くに従って外方へ変位する緩やかな傾斜面28cに形成されている。
【0024】更に、リム部28の外側部28aの左右両側部後端からは後方へ向けて取付片30、30が形成され、該取付片30、30の内面の中央部を除く部分の後端部には係合爪31、31、・・・が突設されている。そして、該係合爪31、31、・・・の後面31a、31a、・・・は後方に行くに従って外方へ変位する緩やかな傾斜面に形成され、前面は前方を向いた係合面31b、31b、・・・とされている。
【0025】しかして、上記ストーンガード27はそのリム部28がランプボデイ2の前端部に外嵌状に取り付けられる。即ち、リム部28の外側部28aの後端部がランプボデイ2の切欠部4に係合し、その後端が切欠部4の後端に突き合わされてその位置が決まる。そして、取付片30、30の係合爪31、31、・・・の傾斜面31a、31a、・・・がランプボデイ2の係合突起8、8、・・・の傾斜面8a、8a、・・・を迫りながら後方へ進み、上記したように、リム部28の外側部28aの後端部がランプボデイ2の切欠部4に係合し、その後端が切欠部4の後端に突き合わされてその位置が決まった時点で係合爪31、31、・・・の係合面31b、31b、・・・が係合突起8、8、・・・の係合面8b、8b、・・・と係合し、これによって、ストーンガード27がランプボデイ2の前端部に取着される。
【0026】上記した、スポットランプ1にあっては、ランプユニット17の据付縁21の後面がランプボデイ2にその内面に突出するように形成された突部9、9、・・・の着座面9a、9a、・・・に着座されているため、ランプユニット17がその前方から力を受けた場合、該力は上記突部9、9、・・・によって受けられるため、ランプユニット17をランプボデイ2に固定している取付ネジ25、25に無理な力がかかることがなく、該取付ネジ25、25の折損事故を回避することができる。
【0027】また、このような突部9、9、・・・が形成されていることはランプボデイ2自体の剛性を高めることになり、その耐久性を向上させることになる。
【0028】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用前照灯は、リフレクタと該リフレクタの前面開口を覆うレンズとリフレクタ及びレンズで形成された外郭内に配置された光源バルブとを有するランプユニットをランプボデイ内に支持して成る車輌用前照灯において、ランプボデイにその内部に突出する突部を一体に形成し、上記ランプユニットは上記突部に当接した状態でランプボデイに支持されたことを特徴とする従って、本発明車輌用前照灯にあっては、ランプユニットに前方から力が加わった場合、該力はランプユニットにその内部に突設された突部によって受けられるため、ランプユニットをランプボデイに固定している部材、例えば、取付ネジの破損を防止することができる。また、ランプボデイにはその内部に突出する突部が形成されるため、ランプボデイの剛性が高まり、その耐久性が向上する。尚、上記した実施例に示した各部の具体的形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。




 

 


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