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発明の名称 車両用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−77806
公開日 平成8年(1996)3月22日
出願番号 特願平7−183257
出願日 平成7年(1995)6月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】前田 和男
発明者 大石 武志 / 岩崎 政人 / 福島 善之 / 森下 信司
要約 目的
部品点数が少なく組立が簡単にできるだけでなく、組付位置が確実に決定付けられ、組立後は、ずれることがない灯体組付構造を構成する。

構成
隣接するヘッドランプとサイドランプ等の車両用灯具の灯具ボディ1,2の相対向する側壁5,8に、相互に係合し合う係合雄構造4と係合雌構造9を各灯具ボディ1,2と一体成形して構成する。係合雄構造4と係合雌構造9が係合した状態で同軸に相重なる軸孔14,18を穿設して成る第一,第二係止片11,16を上壁12,15に一体形成して突設する。第一,第二係止片11,16において同軸に相重なった軸孔14,18にファスナーボルト19を貫通して一体的に係合する構造とから成る組付構造3を構成したものである。
特許請求の範囲
【請求項1】 隣接する複数の灯体を一体化する構造に成る車両用灯具において、隣接する灯具ボディの相対向する側壁に各灯具ボディと一体成形し、相互に係合し合う雌雄の係合構造と、前記隣接する灯具ボディの上壁に各灯具ボディと一体成形し、前記雌雄の係合構造が係合した状態で同軸上に重合するような配置に成る軸孔をそれぞれ穿設してなる第一及び第二の係止片と、前記第一及び第二の係止片において同軸上に重合した両軸孔を貫通するファスナーボルト、とから成る組付構造を構成したことを特徴とする複合型の車両用灯具。
【請求項2】 前記各灯具ボディの側壁に構成した雌雄の係合構造の係合方向と、前記ファスナーボルトによる灯具ボディの上壁に構成した第一及び第二の係止片の係合方向が直交するように組付構造を構成したことを特徴とする請求項1の車両用灯具。
【請求項3】 前記雌雄の係合構造が一方の灯具ボディの側壁に形成した係合雄構造と、隣接した他方の灯具ボディの相対向する側壁に形成した係合雌構造であることを特徴とする請求項2の車両用灯具。
【請求項4】 前記係合雄構造の挿入部先端に戻り止め係止端を形成したことを特徴とする請求項3の車両用灯具。
【請求項5】 前記係合雌構造の軸孔係合縁の一部に撓み縁を形成したことを特徴とする請求項3の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接する複数の車両用灯具の灯具ボディを接合し、一個の灯具構造に成るように構成した複合型の車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の車両用灯具を相互に接合一体化して車体に装着するように構成した複合型の車両用灯具が使用されている。即ち、この種の複合型の車両用灯具は、両者の灯具ボディを相互に一体化する構造として、灯具ボディの側壁からインサート成形等によって突出した接合用ブラケット相互を当接させ、該両ブラケットをボルト・ナットによって緊締するものが一般的に使用されていたが、部品点数が多く、製造コストが高騰するばかりでなく、組付作業が煩雑で作業性が悪くなると共に、組付位置の微調整不良から組立後の外観不良等が発生する等の問題を有していた。
【0003】このため、従来から隣接する車両用灯具の灯具ボディ間をワンタッチで、而も確実に位置決めをして組付作業をすることが可能と成る複合型の車両用灯具の組付構造として、種々のものが提案されている。
【0004】例えば、図11に示す従来構造のものは、一方の車両用灯具の灯具ボディ50の側壁に、ファスナー51を備えた固定片52とボス孔53を備えた固定片54を突設すると共に、他方の車両用灯具の灯具ボディ55の側壁に、上記ファスナー51に対して挿入して係合する係止ピン56と、ボス孔53に挿入して位置決めするボス57を、その対向する位置に平行と成るように突設した構造に成っている。
【0005】従って、両灯具ボディ50,55の組み付けに際しては、ボス孔53にボス57を挿入し、また係止ピン56をファスナー51に挿入することにより、ファスナー51の弾性力によって一体化し、複合型の車両用灯具として構成するように成っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように構成した従来の車両用灯具の構成によれば、ファスナー51に対する係止ピン56のワンタッチ挿入によって組立作業が容易に成る反面、係止ピン56がファスナー51に対して完全に挿入されていない場合でも一応の組立品の状態が形成されるため、両灯具ボディ50,55の前面レンズ面のレベルがずれていたり、組付時にはそのレベルが一致していても、使用時に係止ピン56がファスナー51から抜け出すといった不具合を生じることがあった。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みて創案されたものであり、部品点数が少なく組立作業がワンタッチで簡単にできるだけでなく、組付位置が確実に決定され、組立後に両灯具ボディの組付位置がずれることがなく、隣接する灯具ボディ間の新規組付構造を持った複合型の車両用灯具を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係る車両用灯具は、隣接する複数の灯具ボディを一体化する構造に成る車両用灯具において、上記両灯具ボディの相対向する側壁に各灯具ボディと一体成形し、相互に係合し合う雌雄の係合構造と、上記隣接する灯具ボディの上壁に各灯具ボディと一体成形し、前記雌雄の係合構造が係合した状態で同軸上に重合するような配置に成る軸孔をそれぞれ穿設して成る第一及び第二の係止片と、上記第一及び第二の係止片において同軸上に重合した両軸孔を貫通するファスナーボルトとから成る組付構造を構成したことを要旨とするものである。
【0009】上記組付構造は、灯具ボディの側壁に構成した雌雄の係合構造の係合方向と、ファスナーボルトによる灯具ボディの上壁に構成した第一及び第二の係止片の係合方向が直交する構成とすることが好ましい。
【0010】また、前記雌雄の係合構造を構成する一方の灯具ボディの側壁に形成した係合雄構造の挿入部先端に戻り止め係止端を形成し、かつ隣接した他方の灯具ボディの相対向する側壁に形成した係合雌構造の軸孔係合縁の一部に撓み縁を形成した構造にすることもできる。
【0011】
【作用】上記のような構成によれば、両車両用灯具の灯具ボディと一体成形した雌雄の係合構造を挿入して係合し、この操作によって一致した第一及び第二の係止片に穿設した軸孔にファスナーボルトを圧挿することによって両灯具ボディの前面レンズが面一になるように組付作業を完了し、複合型の車両用灯具を構成することができる。
【0012】また、両灯具ボディの組付作業に際して、組付位置が不完全で雌雄の係合構造が所定の位置で係合していない場合には、第一及び第二係止片の相対位置が水平方向にずれて両軸孔が鉛直方向に一致しないため、このような状態からファスナーボルトを圧挿することは不可能と成る。
【0013】しかも、雌雄の係合構造の嵌合性を向上し、隣接した灯具ボディを確実に一体化することができるため、車体に対する複合型の車両用灯具の組付精度を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る車両用灯具の実施例を図面に従って説明する。図1及び図2は本発明の第一の実施例を示すものであり、符号1はヘッドランプ、符号2はサイドランプ等に成る各車両用灯具の灯具ボディであり、両灯具ボディ1,2を横に並列して密着一体化して複合型の車両用灯具を形成するものである。両車両用灯具の組付構造3は両灯具ボディ1,2が対向する側の側壁と上壁に構成してある。
【0015】符号4は、一方の車両用灯具を構成する灯具ボディ1の側壁5に該灯具ボディ1と一体に成形した係合雄構造であり、側壁5から水平方向に突出した基部6の先端に、挿入部7を後方に向かって直交屈折し、舌状を成すように形成したものである。また、他方の車両用灯具を構成する灯具ボディ2の側壁8には、後方に向かって上記挿入部7が自在に挿抜することができるように成る矩形断面の軸孔10を穿設した係合雌構造9を灯具ボディ2と一体に成形してある。
【0016】また、符号11は一方の灯具ボディ1の上壁12に該灯具ボディ1と一体に成形した第一係止片であり、該第一係止片11の水平部13には後述するファスナーボルト19と係着する軸孔14を穿設したものである。他方の灯具ボディ2の上壁15から該灯具ボディ2と一体に成形され、側方に伸びる第二係止片16は、その水平部17が、前記係合雌構造9の軸孔10に係合雄構造4の挿入部7を完全に、且つ所定の挿入位置に挿入した所で、上記第一係止片11の水平部13と同軸上に重なり、該水平部17に穿設した軸孔18が軸孔14と鉛直方向に一致するように配設してある。
【0017】上記両軸孔14,18には、例えば軸方向に四つ半割りした軸端部を周方向に膨出させて弾性係止端20を形成したファスナーボルト19が、軸方向に該ファスナーボルト19自体の弾性力によって係止する構造に成っており、他に特別な治具を要することなく圧挿して両係止片11,16をワンタッチで止着することができる。
【0018】上記のように構成した車両用灯具の組付構造3は、単にヘッドランプとサイドランプの各灯具ボディ1,2と一体成形した係合雌構造9の軸孔10に対して、係合雄構造4の挿入部7を挿入し、この操作によって一致した第一係止片11と第二係止片16の軸孔14,18にファスナーボルト19を圧挿することにより両車両用灯具の前面レンズ21,22が面一に成るように組付作業を完了し、複合型の車両用灯具を構成することができるものである。このとき、隣接する両車両用灯具の各灯具ボディ1,2の側壁5,8に一体に形成した上記雌雄の係合構造4と9が面状に接触するように成っている。
【0019】上記両灯具ボディ1,2の組付作業に際しては、組付位置が不完全で係合雌構造9の軸孔10に対して係合雄構造4の挿入部7が所定の位置まで挿入されていない場合には、第一係止片11と第二係止片16の相対位置が水平方向にずれて両軸孔14,18が鉛直方向に一致することがないため、このような状態においてファスナーボルト19を圧挿することは不可能となる。従って、隣接する車両用灯具の組付位置が完全な相対位置に配置されていないと両灯具ボディ1,2の組付を行うことができないだけでなく、組付後にファスナーボルト19を故意に抜出しない限り両灯具ボディ1,2の相対位置を変更することができない。
【0020】次に、図3乃至図5は本発明の第二の実施例を示すものである。即ち、上記第一の実施例と異なる構成について説明すると、本実施例では係合雄構造4の挿入部7の先端に下向きの戻り止め係止端23を構成すると共に、係合雌構造9の矩形断面の軸孔10を、孔壁が上記戻り止め係止端23を孔の後端で係止することができるように狭小する方向に傾斜させて構成したものである。
【0021】また、符号24は上記係合雄構造4の挿入部7と平行になるように灯具ボディ1と一体に成形したガイド板であり、該ガイド板24は係合雌構造9の軸孔10に係合雄構造4の挿入部7を挿入するに際して、該係合雌構造9の上縁に沿って滑り込む構造に成っている。尚、この操作によって一致した第一係止片11と第二係止片16の軸孔14,18に挿通するファスナーボルト19は、軸孔14,18に対して比較的堅い軸嵌め状態になる円柱軸のピン軸25に代えることもできる。
【0022】更に、図6乃至図10は本発明の第三の実施例を示すものである。即ち、上記第一及び第二の実施例と異なる構成について説明すると、本実施例では係合雌構造9の軸孔10には、上記係合雄構造4側の戻り止め係止端23が係合する係合縁26の一部に撓み縁27を構成し、その内側に1又2以上の突起部28,28を突設し、係合雌構造9の軸孔10に係合雄構造4の挿入部7を挿入させた場合に、上記撓み縁27が突起部28,28を介して弾力的に挿入部7の側面に当接し、両者の嵌合一体性を向上するように構成したものである。なお、上記突起部28,28は、ゴムその他の弾性体によって形成し、挿入部7に対する弾性押圧力又は嵌合力を向上するように構成することもできる。
【0023】本発明に係る車両用灯具の上記各組付構造3では、係合雌構造9の軸孔10に対して係合雄構造4の挿入部7を挿入し、軸孔10の後端で係止端23が「カチッ」と係合する位置まで押し込み操作することにより、これだけでも確実に両灯具ボディ1,2を一体化することができる。また、両灯具ボディ1,2の側壁5,8に一体に設けられた雌雄の係合構造、即ち係合雄構造4と係合雌構造9が、上記の如く互いに面状に接触するように取り付けられる為、水平方向に対して隣接する両灯体が安定的に係合保持され、各灯具ボディ1,2の上壁に設けた係止片11,16へのファスナーボルト19又はピン軸25の取付作業が容易になる。そして、灯体の組付後は、ガイド板24の保持作用と相俟って、両灯具ボディ1,2を強固に一体化した複合型の車両用灯具を構成することができる。
【0024】尚、上記各実施例の説明では、ヘッドランプとサイドランプの組み合わせからなる車両用灯具について説明したが、車両用灯具が有する機能については、必ずしも上記組合せに限定されるものではなく、種々の機能ランプの組み合わせが可能であることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る車両用灯具は、以上のように構成したから、複数の隣接する車両用灯具を組付構造によって一体化し、複合型の車両用灯具を構成するに際して該組付構造が、単に両車両用灯具の各灯具ボディと一体成形した係合雌構造の軸孔に対して、係合雄構造の挿入部を挿入し、この操作によって一致した第一係止片と第二係止片の軸孔にファスナーボルトを圧挿することによって両車両用灯具の前面レンズが面一になるように組付を完了することができるものであるから、部品点数を減少し、組立作業をワンタッチで確実かつ簡単に実施することができるだけでなく、隣接一体化する灯具ボディ間の組付位置が確実に決定され、組立後は、複合構成した車両用灯具の相対位置がずれることがない等の特徴を有するものであり、本発明の実施により得られる効果は極めて大きい。




 

 


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