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発明の名称 車両用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−55502
公開日 平成8年(1996)2月27日
出願番号 特願平6−209349
出願日 平成6年(1994)8月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 章夫
発明者 上半 浩之
要約 目的
同一規格の灯具ボディに異なる規格の放物面リフレクタを配設した場合でも、要求される配光特性を満たすことが可能な車両用灯具を得る。

構成
灯具ボディ1内に内装される放物面リフレクタ3の少なくとも一側部に、サブリフレクタ6を外側に張り出すように一体的に設け、かつ放物面リフレクタ3には光源5からの光をサブリフレクタ6にまで到達させる窓8(9)を開設する。光源5からの光は放物面リフレクタ3の窓8を通してサブリフレクタ6において反射されるため、放物面リフレクタ3の一側部をレンズ2側に向けて延出させた場合でも、その外側領域において光量低下が生じることはなく、かつ一方では放物面リフレクタ3の一側部の延出によって灯具全体としての光量低下が防止され、配光特性が改善される。
特許請求の範囲
【請求項1】 灯具ボディと、この灯具ボディ内に内装される放物面リフレクタと、この放物面リフレクタの焦点位置に配置される光源とを備える車両用灯具において、前記放物面リフレクタの少なくとも一側部には、その焦点距離よりも大きな焦点距離の放物面リフレクタの一部分と等価な曲面形状のサブリフレクタを外側に張り出すように一体的に設け、かつ前記放物面リフレクタの一側部には前記光源からの光を前記サブリフレクタにまで到達させる窓を開設したことを特徴とする車両用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放物面リフレクタを有する車両用灯具に関し、特に異なる焦点距離の放物面リフレクタを同一規格の灯具ボディ内に組み込み可能とした車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における自動車の部品の共用化により、例えば自動車の灯具においても灯具ボディ、レンズ、電球等の共用化が進められている。例えば、放物面リフレクタを有する前照灯の場合、自動車の車種によって前照灯の配光特性に多少の相違が要求されるが、この場合にも放物面リフレクタと電球を変更するのみで、灯具ボディやレンズ等の共用化を実現することが行われている。図5及び図6はその一例であり、同一規格の灯具ボディ11及びレンズ12で構成される灯具ハウジング内に焦点距離の異なる放物面リフレクタ13A,13Bを配設し、かつその焦点位置にソケット14で電球15を保持し、この電球15の発光源が位置されるようにそれぞれ構成した例である。
【0003】この場合、図5に示すように、F40規格と称される、焦点距離が40mmの放物面リフレクタ13Aの場合には、その曲率が緩やかであるために、放物面リフレクタ13Aを灯具ボディ11の内部の略全域にわたって配設することで、電球15から射出されて放物面リフレクタ13Aで反射され、かつレンズ12を通して照明される光の有効角度、即ちここでは平面方向の立体角度である角度θ1を確保することが可能となる。
【0004】そこで、図6に示すように、この同一規格の灯具ボディ11にF30規格と称される焦点距離が30mmの放物面リフレクタ13Bを配設し、かつ前記した有効角度θ1を確保しようとすると、その曲率がF40規格の放物面リフレクタよりも強いために、灯具ボディ11の一側部にまで放物面リフレクタ13Bを配置することができなくなり、レンズ12の一側部の領域Xでは放物面リフレクタ13Bが対向配置されない状態となる。このため、この一側部では電球15からの光が全く到達されなくなり、点灯時及び非点灯時においてこの部分が暗くなり、灯具の見栄えが極めて悪いものとなる。
【0005】このため、従来では、図7に示すように、F30規格の放物面リフレクタ13Bの一側部をレンズ12から後退させた上で、この部分に実際には光反射に寄与しないダミーリフレクタ16を配設し、このダミーリフレクタ16により外光や洩光を反射させ、前記したレンズ12の一側部が暗く見えることによる見栄えの低下を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構成では、F30規格の放物面リフレクタ13Bが有効に機能する領域はダミーリフレタ16を除いて考慮しなければならないため、電球15からの光を有効に反射させる有効角度は放物面リフレクタ13Bの一側部が後退された分だけ減少された角度θ2となり、この有効角度θ2は前記F40規格の放物面リフレクタ13Aの有効角度θ1よりも小さくなる。このため、前照灯全体としての光量が低下されて照射輝度が低下される等、前照灯に要求される配光特性を満たすことができなくなるという問題がある。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、同一規格の灯具ボディに異なる規格の放物面リフレクタを配設した場合でも、要求される配光特性を満たすことが可能な車両用灯具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用灯具は、灯具ボディ内に内装される放物面リフレクタの少なくとも一側部には、その焦点距離よりも大きな焦点距離の放物面リフレクタの一部分と等価な曲面形状のサブリフレクタを外側に張り出すように一体的に設け、かつこの放物面リフレクタの一側部には放物面リフレクタの焦点位置に設けた光源からの光をサブリフレクタにまで到達させる窓を開設した構成とする。
【0009】
【作用】光源からの光は放物面リフレクタの窓を通してサブリフレクタにおいて反射されるため、放物面リフレクタの一側部を前方に向けて延出させた場合でも、その外側領域において光量低下が生じて見栄えが低下されることはなく、その一方で灯具全体としての光量低下を防止し、要求される配光特性を満たすことが可能となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明の車両用灯具を自動車の前照灯に適用した一実施例の部分分解斜視図であり、図2はその組立状態の正面図、図3はその横断面図である。灯具ボディ1は樹脂成形により形成され、その前側開口にはレンズ2が取着され、レンズの周縁に設けたシール脚部2aを灯具ボディ1の開口周縁に設けたシール溝1a内に嵌入させ、シール剤により封止している。また、灯具ボディ1内には放物面リフレクタ3が配設されると共に、灯具ボディ1と放物面リフレクタ3の各背面に開設された電球挿通穴1b,3aを通して電球ソケット4を挿入支持し、前記放物面リフレクタ3の焦点位置に光源としての電球5を支持している。
【0011】前記灯具ボディ1は焦点距離が長いF40の放物面リフレクタを内装する規格(図5参照)で構成されており、これに対し放物面リフレクタ3は、焦点距離が短いF30の規格のものが用いられている。したがって、この放物面リフレクタ3の一側部は灯具ボディ1の一側部にまで到達されておらず、両者の間にリフレクタが存在しない領域が生じる状態となっている。そこで、本実施例では、前記放物面リフレクタ3の一側部をレンズ2に近接される位置まで延出配置すると共に、この一側部にサブリフレクタ6を一体に形成し、このサブリフレクタ6を放物面リフレクタ3の一側部の外側に張り出させ、灯具ボディ1の一側部にまで達するように構成している。
【0012】前記サブリフレクタ6は、F40規格の放物面リフレクタを灯具ボディ内に内装したときに、その一側部で構成されるリフレクタと等価となるように、F40規格の放物面リフレクタの一部をそのまま取り出し、これを連結面部7を介してF30規格の放物面リフレクタに一体化させた構成とされている。そして、このサブリフレタ6と電球5とを結ぶ領域の前記放物面リフレクタ3と連結面部7にはそれぞれ光を透過させる窓8,9を開設している。
【0013】したがって、この構成によれば、図3に示されるように、電球5から射出された光は放物面リフレクタ3により反射され、レンズ2を透過して外部に射出される。このとき、放物面リフレクタ3はその一側部をレンズ2に対して近接配置しているため、F30規格の放物面リフレクタ3の反射面を有効に利用でき、その有効角度をθ1′とすることができる。このとき、放物面リフレクタ3の一側部に向けられた光の一部は、窓8,9を透過してサブリフレクタ6に投射され、ここで反射されてレンズ2を透過して外部に射出されることになる。したがって、F30規格の放物面リフレクタ3の一側部をレンズに近接する位置まで延出させていても、その外側領域ではサブリフレクタ6によって光反射が行われるため、外側領域が暗くなることはない。また、これにより放物面リフレクタ3の一側部をレンズ2側に向けて延出させた分だけ反射面積を増大させることが可能となり、その有効角度θ1′をF40規格の放物面リフレクタの有効角度θ1と同程度にまで増大できる。
【0014】したがって、F40規格に設定した灯具ボディ1にF30規格の放物面リフレクタ30を内装した場合でも、レンズ2の一側部において光量の低下が原因とされて暗くなることが回避でき、レンズ2の一側部が暗くなることによる灯具の見栄えの低下が改善されることになる。また、放物面リフレクタ3における有効角度を拡大することが可能となり、前照灯の全体光量を増大させ、その配光特性を改善することが実現できる。
【0015】ここで、図4に示すように、前記放物面リフレクタ3に設けた窓8にハーフミラー10を貼り付ける等して一体化してもよい。このようなハーフミラー10を設けることで、特に放物面リフレクタ3の窓8によってその部分での反射光量が低下されることによる部分的な輝度低下を抑制し、前照灯全体の光量を増大して配光特性を更に改善することができる。なお、このハーフミラー10を設けることでサブリフレクタ6に到達される光量が若干低下されるが、その場合でも光が全く到達されない場合に比較すれば、十分な輝度が確保されるため、この部分における光量低下による前照灯の見栄えの低下を生じることは殆どない。
【0016】なお、前記実施例は放物面リフレクタの一側部にのみサブリフレクタを設けた例を示しているが、灯具ボディと放物面リフレクタの配置関係によっては、放物面リフレクタの両側部、或いは周辺部の全てにそれぞれサブリフレクタを設けるように構成してもよい。また、前記実施例では、F40規格の灯具ボディにF30規格の放物面リフレクタを配設した例を示しているが、大型規格の灯具ボディに小型規格の放物面リフレクタを配設する場合には本発明を同様に適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、灯具ボディ内に内装される放物面リフレクタの少なくとも一側部にサブリフレクタを外側に張り出すように一体的に設け、かつこの放物面リフレクタの一側部には光源からの光をサブリフレクタにまで到達させる窓を開設しているので、光源からの光は放物面リフレクタの窓を通してサブリフレクタにおいて反射されるため、放物面リフレクタの一側部を前方に向けて延出させた場合でも、その外側領域において光量低下が生じて見栄えが低下されることはなく、かつ一方では放物面リフレクタの一側部の延出によりリフレクタ面積が増加されて灯具全体としての光量低下が防止され、灯具に要求される配光特性を満たすことができる効果がある。




 

 


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