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自動車用前照灯 - 株式会社小糸製作所
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発明の名称 自動車用前照灯
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−36905
公開日 平成8年(1996)2月6日
出願番号 特願平7−93250
出願日 平成6年(1994)7月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小松 祐治
発明者 草谷 雅弘
要約 目的
ギヤシャフトの非回転時はギヤシャフトが回転しにくい状態で支持され、逆に回転時には回転がスムースに為されるようにした。

構成
ランプハウジング1の支持壁2のシャフト挿通孔の開口縁が突設されると共に、その端面に凹条11又は突条21が形成されたギヤシャフト支持壁10と、その端面に対向した面にギヤ歯20が形成されたギヤ部を有すると共に他端寄りの部分の外周面に係合凹溝22を有するギヤシャフト15とギヤシャフトが支持壁10及びシャフト挿通孔に挿通された状態で係合溝に係合されてギヤシャフトの抜け止めを為すファスナー23とを備え、ファスナーはその外周縁から外方に向かって突設されかつ支持壁10側へ向かって傾斜した弾接片27を有し、弾接片が支持壁10に弾接され、操作時においては弾接片が撓んでギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の凹条又は突条との係合が解除されるギヤ装置。
特許請求の範囲
【請求項1】 ランプハウジングの支持壁に形成されたシャフト挿通孔の開口縁から突設されると共にその端面に凹条又は突条が形成された円筒状のギヤシャフト支持壁と、ギヤシャフト支持壁の端面に対向した面に上記凹条又は突条と係合する突条又は凹条を有し、一端部に上記支持壁に対向した面にギヤ歯が形成されたギヤ部を有すると共に他端寄りの部分の外周面に係合凹溝を有するギヤシャフトと、該ギヤシャフトが上記ギヤシャフト支持壁及びシャフト挿通孔に挿通された状態で上記係合凹溝に係合されてギヤシャフトの抜け止めを為すファスナーとを備え、該ファスナーはその外周縁から外方に向かって突設されかつ上記支持壁側へ向かって傾斜した弾接片を有し、該弾接片が上記支持壁に弾接され、操作時においては弾接片が撓んでギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の凹条又は突条との係合が解除されるようにしたギヤ装置を備えることを特徴とする自動車用前照灯。
【請求項2】 上記ギヤ部のギヤ歯より内側の部分に上記突条又は凹条が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用前照灯。
【請求項3】 ギヤシャフトのギヤ歯がクラウンギヤ歯であって、該ギヤ歯にプラスドライバーの先端部を係合させかつプラスドライバーを回転させることによってギヤシャフトを軸方向に移動させてギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の凹条又は突条との係合が解除されるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用前照灯。
【請求項4】 上記ファスナーにおいて、内周面に開口し放射方向に延びるスリットが形成されたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の自動車用前照灯。
【請求項5】 上記ファスナーのスリットが形成された部位に対応する外周面にその外方に向かって突片が突設されたことを特徴とする請求項4に記載の自動車用前照灯。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な自動車用前照灯に関する。詳しくは、例えば、エーミング機構等にギヤ装置が用いられる自動車用前照灯であって、そのギヤ装置においてギヤシャフトの非回転時にはギヤシャフト支持壁に対してギヤシャフトが回転されにくい状態で支持され、逆にギヤシャフトの回転時にはギヤシャフトの回転がスムーズに為されるようにした新規なギヤ装置を備える自動車用前照灯を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来のギヤ装置を備える自動車用前照灯には、例えば、そのギヤ装置が自動車のエーミング機構の一部に用いられ、エーミングスクリューの先端部が受体を介しヘッドランプユニットに回転不能に連結され、エーミングスクリューの螺軸部に外嵌状に螺合された第一のギヤと、操作軸が連結された第二のギヤとが噛合されているものがある。
【0003】しかして、操作軸の操作により上記第二のギヤが回転され該第二のギヤに噛合された第一のギヤが回転し、エーミングスクリューが回転不能とされているためその螺軸部が第一のギヤによって送られ、エーミングスクリューが軸方向に移動されることになる。これによって、ヘッドランプユニットの上記受体を支持した部分の位置が変化し、ヘッドランプユニットが傾動されることになる。
【0004】そして、操作軸の非操作時において外部からの振動、例えば、自動車の走行中の振動によりギヤが回転してしまわないようにするために、ギヤの回転力に対する負荷が加えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従来のギヤ装置を備える自動車用前照灯にあっては、ギヤの回転力に対する負荷が加えられていることにより操作軸の操作にはある程度以上の力が必要とされ操作性が悪いという問題があった。しかし、前記操作性の向上を図るためにはギヤの回転力に対する負荷を小さくする必要があり、負荷を小さくすると外部からの振動によりギヤが回転してしまい易くなるという不都合を生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明自動車用前照灯は、上記した課題を解決するため、ランプハウジングの支持壁に形成されたシャフト挿通孔の開口縁から突設されると共にその端面に凹条又は突条が形成された円筒状のギヤシャフト支持壁と、ギヤシャフト支持壁の端面に対向した面に上記凹条又は突条と係合する突条又は凹条を有し、一端部に上記支持壁に対向した面にギヤ歯が形成されたギヤ部を有すると共に他端寄りの部分の外周面に係合凹溝を有するギヤシャフトと、該ギヤシャフトが上記ギヤシャフト支持壁及びシャフト挿通孔に挿通された状態で上記係合凹溝に係合されてギヤシャフトの抜け止めを為すファスナーとを備え、該ファスナーはその外周縁から外方に向かって突設されかつ上記支持壁側へ向かって傾斜した弾接片を有し、該弾接片が上記支持壁に弾接され、操作時においては弾接片が撓んでギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の凹条又は突条との係合が解除されるようにしたギヤ装置を備えるものである。
【0007】
【作用】従って、本発明自動車用前照灯にあっては、ギヤシャフトの非回転時においては、ファスナーに設けられた弾接片の支持壁への弾接によりギヤシャフトに形成された突条又は凹条にギヤシャフト支持壁の端面方向への移動力が付与され、ギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の端面に形成された凹条又は突条とが係合しギヤシャフトの回転を抑制する力が働くためギヤシャフト支持壁に対してギヤシャフトが回転しにくい状態で支持され、逆にギヤシャフトの回転時においては、弾接片が撓むようにされているためギヤシャフトに形成された突条又は凹条をギヤシャフト支持壁の反端面方向へ移動させることが出来、これによりギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の凹条又は突条との係合が容易に解除されギヤシャフトの回転がスムーズに為される。
【0008】尚、ファスナーの内径よりギヤシャフトの軸の径が稍大きくされているが、ギヤシャフトの係合凹溝にファスナーを係合させる場合においては、請求項4の発明によればファスナーの内周面に開口した放射方向に延びるスリットが形成されているためファスナーの内径が実質的に拡大して係合が容易に為され、係合された状態においては内径が元の状態に復帰するため安定した係合状態が得られる。
【0009】また、請求項5の発明によればファスナーのスリットが形成された部位に対応する外周面にその外方に向かって突設された突片によりスリットの外端とファスナーの外縁との間の間隔を十分に確保することができ、これによりファスナーの強度が保たれることになる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明自動車用前照灯の詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0011】図中1は自動車の図示しない車体に固定されるランプハウジングであり、2はその背面壁である。
【0012】3はヘッドランプユニットであり、ランプボデイ4と該ランプボデイ4の前面開口を覆うレンズ5とによって形成された空間6内に図示しない光源バルブが配置されて成り、該ヘッドランプユニット3は上記ランプハウジング1内に1の図示しない回動支点部と2つの間隔調整部とによって傾動可能に支持されている。
【0013】しかして、間隔調整部の一方におけるランプハウジング1とヘッドランプユニット3との間の間隔を変化させることによって、ヘッドランプユニット3は残りの間隔調整部と回動支点部とを結ぶ線を回動軸として回動することになる。
【0014】そして、上記間隔調整部の一部に本発明が適用されている。
【0015】7が一の間隔調整部である。
【0016】8はランプハウジング1の背面壁2に形成されたシャフト挿通孔であり、後述するギヤシャフトが挿通されるものである。
【0017】そして、シャフト挿通孔8の開口縁から後方へ向けてシャフト保持壁9が、また、前方へ向けて円筒状のギヤシャフト支持壁10がそれぞれ突設されている。
【0018】ギヤシャフト支持壁10の前端面には放射方向に延びる浅い凹条11、11、・・・が形成されている。また、該ギヤシャフト支持壁10の外周面の上端部には後方から見てほぼ底が平らなV字状をした凹部12が形成されている。
【0019】背面壁2前面のギヤシャフト支持壁10に上方から近接した位置に上下方向に延びるドライバー支持壁13、13が互いにほぼ平行になるように突設されている。そして、これらドライバー支持壁13と13との間の空間はギヤシャフト支持壁10の上端部、特に、凹部12を目指すように形成されている。更に、該ドライバー支持壁13、13の上端からはドライバー案内壁14、14が上方へ行くに従って互いに離間して行くように傾斜して突設されている。
【0020】15はギヤシャフトであり、ほぼ円筒状を為し螺孔16を有する主部17と該主部17の前端から外方へ一体に突出したクラウンギヤ部18が一体に形成されて成る。
【0021】クラウンギヤ部18はランプハウジング1の背面壁2に対向した面の周縁から後方へ突出したギヤ形成縁19を有し、該ギヤ形成縁19の後面にギヤ歯20、20、・・・が形成されている。そして、クラウンギヤ部18の後面のうちギヤ形成縁19より内側の部分には放射方向に延びる突条21、21、・・・が形成されている。
【0022】また、ギヤシャフト15の主部17の外周面の後端部には周方向に環状に延びる係合凹溝22が形成されている。
【0023】23はファスナーであり、合成樹脂、例えば、ナイロン66で形成されほぼ環状を為している。ファスナー23の中心部には嵌挿孔24が形成されており、該嵌挿孔24は径が一様な後半部24aと前端に行くに従い拡径した前半部24bとから成り、後半部24aの内径は上記ギヤシャフト15の係合凹溝22の外径とほぼ同じに形成され、前半部24bの最も径が大きい部分の内径はギヤシャフト15の主部17の外径とほぼ同じか僅かに大きく形成されている。
【0024】ファスナー23の外周の等間隔に離間した4つの箇所には突片25、25、・・・が外方へ向かって突設されている。そして、ファスナー23の内周面のうち上記突片25、25、・・・の周方向における中央に対応した箇所には半径方向に延びるスリット26、26、・・・が形成されており、そして、これらスリット26、26、・・・の奥端は軸方向から見て半円形を為すように形成されている。
【0025】更に、ファスナー23の外周の突片25、25、・・・の各間の位置から外方へ向かって突出しかつ先端に行くに従ってやや前方へ向かって傾斜した弾接片27、27、・・・が形成されている。
【0026】しかして、上記ギヤシャフト15はランプハウジング1の背面壁2の前面側からその主部17がギヤシャフト支持壁10、シャフト挿通孔8、シャフト保持壁9の順に挿通され、その係合凹溝22がシャフト保持壁9の後端の直ぐ後側に位置される。
【0027】そこで、ファスナー23をギヤシャフト15にその後端から外嵌して係合凹溝22に係合させる。この時、ファスナー23の内縁には4本のスリット26、26、・・・が形成されているので、その内径より太い箇所を通過する時は外側が前方へ変位するように撓んで実質的に内径が拡大して係合凹溝22に係合させることができる。
【0028】そして、このようにファスナー23がギヤシャフト15の係合凹溝22に係合すると、ファスナー23の弾接片27、27、・・・がランプハウジング1のシャフト保持壁9の後面に弾接することになる。
【0029】このようにして、ギヤシャフト15はランプハウジング1の背面壁2に回転可能に支持される。そして、その支持は単にシャフト挿通孔8だけでなく、シャフト保持壁9及びギヤシャフト支持壁10によっても為され、極めて安定した状態となる。
【0030】また、ファスナー23の弾接片27、27、・・・がシャフト保持壁9の後面に弾接することによってギヤシャフト15が後方への移動力を受け、クラウンギヤ部18の後面に形成された突条21、21、・・・がギヤシャフト支持壁10の前端面に形成された凹条11、11、・・・と噛み合ってギヤシャフト15をその回転方向において所定の位置にクリックストップさせることになる。
【0031】28はエーミングスクリューであり、その大部分を成す螺軸部29と該螺軸部29の前端に形成された球状部30と上記螺軸部29の後端に連設され横断面形状で偏平な矩形をした摺動軸部31とが一体に形成されて成る。
【0032】そして、このようなエーミングスクリュー28はその螺軸部29が上記ギヤシャフト15の主部17の螺孔16に螺合される。
【0033】32は上記ヘッドランプユニット3のランプボデイ4に支持された合成樹脂製の受体であり、後面に開口した球状の凹部33を有している。
【0034】しかして、上記したエーミングスクリュー28の球状部30は受体32の球状凹部33に嵌合される。そして、この状態で、エーミングスクリュー28は受体32に対して、即ち、ヘッドランプユニット3に対して傾動及び回転可能である。
【0035】34はレベリング駆動部であり、所謂旋回式と称されるタイプのものであり、上記エーミングスクリュー28を回転させてその軸方向に移動させるタイプのものである。
【0036】35はレベリング駆動部34のケーシングであり、該ケーシング35がランプハウジング1の背面壁2の後方の車体に固定される。
【0037】36はその前端面がケーシング35の前面から前方に臨まされた駆動軸であり、該駆動軸36はケーシング35内に収納されたモータ37によってギヤ連係機構を介して回転されるが、その最終段は駆動軸36に一体的なウォームホィール38とウォーム39とによって連係されている。
【0038】そして、該駆動軸36にはその前端面に開口し横断面形状が偏平な矩形をした連結穴40が形成されている。
【0039】そして、上記ギヤシャフト15に螺合したエーミングスクリュー28の後端部の摺動軸部31がレベリング駆動部34の駆動軸36の連結穴40に摺動自在にかつ回転不能な状態で嵌合される。
【0040】しかして、上記自動車用前照灯において初期エイミング調整は、以下のようにして行う。
【0041】41はプラスドライバーであり、該プラスドライバー41の先端部42を上方から挿入して該先端部42をギヤシャフト15のクラウンギヤ部18のギヤ歯20と噛合させる。
【0042】この時、プラスドライバー41の先端部42はランプハウジング1の背面壁2に一体に形成されたドライバー案内壁14、14に案内されてドライバー支持壁13、13間に導かれる。そして、プラスドライバー41の先端はギヤシャフト支持壁10の上面に形成された凹部12内に位置し、かつ、先端部42のやや上の部分がドライバー支持壁13、13によってその位置を規制されるため、その姿勢が安定に保たれる。
【0043】そこで、プラスドライバー41を回転させると、先ず、ギヤシャフト15のクラウンギヤ部18にこれを前方へ移動させようとする力が加わるので、ファスナー23の弾接片27、27、・・・が撓んでギヤシャフト15が僅かに前方へ移動して、その突条21、21、・・・とギヤシャフト支持壁10の凹条11、11、・・・との噛み合いが解かれる。
【0044】そして、更にプラスドライバー41を回転させると、その先端部42によってクラウンギヤ部18のギヤ歯20、20、・・・が送られてギヤシャフト15が回転される。そして、ギヤシャフト15が回転されても、エーミングスクリュー28はその摺動軸部31がレベリング駆動部34の駆動軸36の連結穴40と係合されてその回転が不能とされているので、ギヤシャフト15の螺孔16と噛合している螺軸部29が送られて、従って、エーミングスクリュー28がギヤシャフト15の回転方向に応じて前方へ又は後方へ移動される。これによって、当該間隔調整部7におけるヘッドランプユニット3とランプハウジング1の背面壁2との間の間隔が変化され、図示しない回動支点部ともう一つの間隔調整部とを結ぶ線を回動軸としてヘッドランプユニット3が回動されることになる。これによって、エーミング調整、即ち、自動車用ヘッドランプの照射軸の調整が為される。
【0045】レベリング調整、即ち、積載荷重の変化及び/又は積載荷重の位置の変化に伴う照射軸の狂いを調整するための操作は、以下のようにして為される。
【0046】遠隔操作、例えば、運転席からのスイッチ操作により、レベリング駆動部34のモータ37を駆動して駆動軸36を回転させる。
【0047】駆動軸36が回転すると、その連結穴40に摺動軸部31が摺動自在にかつ回転不能に嵌合されているエーミングスクリュー28が回転される。そして、ギヤシャフト15はその突条21、21、・・・がギヤシャフト支持壁10の凹条11、11、・・・と係合していてその回転が阻止されているので、エーミングスクリュー28はその回転の方向に応じてギヤシャフト15の螺孔16に捩じ込まれ又は捩じ戻されることになるので、軸方向に移動することになり、これによって、当該間隔調整部7におけるヘッドランプユニット3とランプハウジング1の背面壁2との間の間隔が変化され、図示しない回動支点部ともう一つの間隔調整部とを結ぶ線を回動軸としてヘッドランプユニット3が回動されることになる。これによって、レベリング調整が為される。
【0048】上記した自動車用前照灯にあっては、エーミングスクリュー28はヘッドランプユニット3に対しては回転可能に連結され、レベリング駆動部34の駆動軸36の非円形を為す連結穴40に同じく非円形を為す摺動軸部31が摺動自在に嵌合することによってエーミング調整時の回転止としているので、組付時には、エーミングスクリュー28後端部の摺動軸部31及びレベリング駆動部34の駆動軸36の連結穴40を見ながら両者を結合することができ、組付時の作業性が良好である。
【0049】また、エーミングスクリュー28はヘッドランプユニット3に対して回転可能であるので、エーミングスクリュー28を回転させることによって、エーミングスクリュー28がギヤシャフト15に対して捩じ込まれ又は捩じ戻されることによってエーミングスクリュー28をその軸方向に移動させ、それによってヘッドランプユニット3を傾動させることができるので、上記に示すように、初期エイミング機構とレベリング機構との併設が容易である。
【0050】尚、レベリング機構を併設しない間隔調整部にも同じ構造のエーミングスクリュー28を使用することができる。
【0051】即ち、図6に示すように、ランプハウジング1にエーミングスクリュー28の摺動軸部31を挿通する非円形の挿通孔43を有するストッパ44を設け、該ストッパ44の挿通孔43に摺動軸部31を摺動自在にかつ回転不能に挿通する。これによって、エーミングスクリュー28は回転不能とされ、プラスドライバーによってギヤシャフト15を回転させてエーミング調整を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明自動車用前照灯は、ランプハウジングの支持壁に形成されたシャフト挿通孔の開口縁から突設されると共にその端面に凹条又は突条が形成された円筒状のギヤシャフト支持壁と、ギヤシャフト支持壁の端面に対向した面に上記凹条又は突条と係合する突条又は凹条を有し、一端部に上記支持壁に対向した面にギヤ歯が形成されたギヤ部を有すると共に他端寄りの部分の外周面に係合凹溝を有するギヤシャフトと、該ギヤシャフトが上記ギヤシャフト支持壁及びシャフト挿通孔に挿通された状態で上記係合凹溝に係合されてギヤシャフトの抜け止めを為すファスナーとを備え、該ファスナーはその外周縁から外方に向かって突設されかつ上記支持壁側へ向かって傾斜した弾接片を有し、該弾接片が上記支持壁に弾接され、操作時においては弾接片が撓んでギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の凹条又は突条との係合が解除されるようにしたギヤ装置を備えることを特徴とする。
【0053】従って、本発明自動車用前照灯にあっては、ギヤシャフトの非回転時においては、ファスナーに設けられた弾接片の支持壁への弾接によりギヤシャフトに形成された突条又は凹条にギヤシャフト支持壁の端面方向への移動力が付与され、ギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の端面に形成された凹条又は突条とが係合しギヤシャフトの回転を抑制する力が働くためギヤシャフト支持壁に対してギヤシャフトが回転しにくい状態で支持され、逆にギヤシャフトの回転時においては、弾接片が撓むようにされているためギヤシャフトに形成された突条又は凹条をギヤシャフト支持壁の反端面方向へ移動させることが出来、これによりギヤシャフトの突条又は凹条とギヤシャフト支持壁の凹条又は突条との係合が容易に解除されギヤシャフトの回転がスムーズに為される。
【0054】しかして、ギヤシャフト等に、例えば、外部からの振動が伝わったとしてもギヤシャフトが回転してしまうようなことがほとんどなく、逆にギヤシャフトを回転させる必要がある場合には比較的容易に回転させることが出来る。
【0055】尚、ファスナーの内径よりギヤシャフトの軸の径が稍大きくされているが、ギヤシャフトの係合凹溝にファスナーを係合させる場合においては、請求項4の発明によればファスナーの内周面に開口した放射方向に延びるスリットが形成されているためファスナーの内径が実質的に拡大して係合が容易に為され、係合された状態においては内径が元の状態に復帰するため安定した係合状態が得られる。
【0056】これにより、ファスナーのギヤシャフトへの組付性が良好になる。
【0057】また、請求項5の発明によればファスナーのスリットが形成された部位に対応する外周面にその外方に向かって突設された突片によりスリットの外端とファスナーの外縁との間の間隔を十分に確保することができ、これによりファスナーの強度が保たれることになり、ファスナーが簡単に破損してしまうというようなことがない。
【0058】尚、上記実施例に示した各部の具体的形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。




 

 


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