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発明の名称 車輌用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−31210
公開日 平成8年(1996)2月2日
出願番号 特願平6−181924
出願日 平成6年(1994)7月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小松 祐治
発明者 岩瀬 淳 / 望月 利泰
要約 目的
灯具空間内と外気とを連通させる空気抜き機構を有する車輌用灯具に関し、水が入り難いと共に成形性が良好で低コストで形成できるようにする。

構成
ランプボデイ2に円筒状の筒状壁7を突設し、該筒状壁の内部を上下に仕切る隔壁10を形成し、上記筒状壁の内部の該隔壁の上側部分11を灯具空間4と連通させ、筒状壁の下部中央に後端に開口した切欠9を形成し、上記筒状壁に外嵌される筒部17と該筒部の後端を覆う閉塞壁18とから成るキャップ16を筒状壁に上記切欠の少なくとも一部は覆わないように外嵌し、これによって、筒状壁内部の上側部分、筒状壁の後端とキャップの閉塞壁との間の部分、筒状壁内部の下側部分、切欠と言う経路で上記灯具空間を外部と連通させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 ほぼ前方に開口したランプボデイと該ランプボデイに上記開口を覆うように取着されたレンズとによって画成された密封状の灯具空間に光源を配置した車輌用灯具において、ランプボデイに筒状壁を突設し、該筒状壁の内部を上下に仕切る隔壁を形成し、上記筒状壁の内部の該隔壁の上側部分を上記灯具空間と連通させ、筒状壁の下部中央に後端に開口した切欠を形成し、上記筒状壁に外嵌される筒部と該筒部の後端を覆う閉塞壁とから成るキャップを筒状壁に上記切欠の少なくとも一部は覆わないように外嵌し、これによって、筒状壁内部の上側部分、筒状壁の後端とキャップの閉塞壁との間の部分、筒状壁内部の下側部分、切欠と言う経路で上記灯具空間が外部と連通されたことを特徴とする車輌用灯具。
【請求項2】 キャップの筒部の外周面に全周に亘ってリブを突設したことを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な車輌用灯具に関する。詳しくは、灯具空間内と外気とを連通させる空気抜き機構を有する車輌用灯具に関し、水が入り難いと共に成形性が良好で低コストで形成できる新規な車輌用灯具を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具において、点灯時の灯室内の高温化による内圧の上昇と消灯時の内圧の低下との変化に対応するため、空気抜き機構が設けられる。
【0003】図6は従来の車輌用灯具における空気抜き機構を示すものである。
【0004】aはランプボデイであり、該ランプボデイaに後方へ突出した通気筒bが形成され、該通気筒bに側面形状でほぼU字型をしたゴム製の防水チューブcの一端部が外嵌されている。
【0005】しかして、通気筒b及び防水チューブcを介してランプボデイaの内外が連通される。そして、通気筒bに防水チューブcが外嵌されることによって、水の侵入が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従来の車輌用灯具の空気抜き機構にあっては、防水チューブcの通気筒bへの取付作業が人手によらなければならないという問題がある。
【0007】即ち、上記防水チューブcはゴムで形成されていて変形し易いために、機械による保持が困難であり、人手によらざるをえない。
【0008】また、ゴムで形成されている防水チューブcは変形し易く、人手によっても通気筒bへの取付は結構面倒である。更に、灯具によっては防水チューブcの取付箇所が数箇所あり、これらを全て人手によって行うことはやたらと時間がかかることになり、コストの増大を齎すことになる。
【0009】更に、ゴム製の防水チューブc自体高価であるという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用灯具は、上記した課題を解決するために、ランプボデイに筒状壁を突設し、該筒状壁の内部を上下に仕切る隔壁を形成し、上記筒状壁の内部の該隔壁の上側部分を上記灯具空間と連通させ、筒状壁の下部中央に後端に開口した切欠を形成し、上記筒状壁に外嵌される筒部と該筒部の後端を覆う閉塞壁とから成るキャップを筒状壁に上記切欠の少なくとも一部は覆わないように外嵌し、これによって、筒状壁内部の上側部分、筒状壁の後端とキャップの閉塞壁との間の部分、筒状壁内部の下側部分、切欠と言う経路で上記灯具空間を外部と連通させたものである。
【0011】
【作用】従って、本発明車輌用灯具にあっては、ランプボデイに一体に形成された筒状壁にキャップを外嵌するだけで空気抜き機構を形成することができ、極めて安価に製造することができる。
【0012】また、ランプボデイに一体に形成される筒状壁は筒状を為し、内部を上下に仕切る隔壁と後端に開口した切欠が設けられて構成されるので、該筒状壁の形成のためにランプボデイ用成形金型にスライドコアを使用する必要が無く、この点でもコストの低減を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明車輌用灯具の詳細を図示した実施例1に従って説明する。
【0014】2は合成樹脂、例えば、ABS樹脂製のランプボデイであり、前方に向かって開口した凹部を有し、該開口を塞ぐようにレンズ3が取着されてほぼ密閉された灯具空間4が形成される。そして、該灯具空間4内には電球5が配置されている。
【0015】ランプボデイ2の後面壁6には後方へ向けて突出された円筒状の筒状壁7が一体に形成されている。
【0016】該筒状壁7の外周面及び内周面共にその軸線に対して僅かな勾配(所謂型抜き用の抜き勾配)、即ち、外周面は後端に行くに従って軸線に近づくように、また、内周面は後端に行くに従って軸線から遠去かるように、を有している。
【0017】尚、筒状壁7の軸線方向がランプボデイ2の成形時における金型の型抜き方向と一致するようになっている。
【0018】筒状壁7の外周面の前後方向における中間より僅かに後端に寄った位置に後方を向いた段差面8が形成されている。また、筒状壁7の下端部中央には後端に開口した切欠9が形成され、該切欠7の前端は筒状壁7の基部近くにまで、即ち、上記段差面8を越えてそれより前方にまで達している。
【0019】10は上記筒状壁7の内部を上下の部分11、12に仕切る隔壁であり、ランプボデイ2の後面壁6から筒状壁7と一体に突設されている。また、該隔壁10の後端は筒状壁7の後端と同一の平面内に位置している。また、該隔壁10の上下両面には所謂抜け勾配が形成されているが、上面10aの勾配はやや大きめに形成されている。即ち、該上面10aはやや大きめに後ろ下がりに傾斜されている。
【0020】そして、ランプボデイ2の後面壁6のうち筒状壁7内の上側部分11の前端に相当する部分には連通口13が形成されている。
【0021】14は上記後面壁6から上記筒状壁7の上方及び左右を覆うように一体に突設された囲繞壁であり、後方から見てへ字状をした上面部14aと該上面部14aの両端から真直ぐ下方へ延びた側面部14b、14bとが一体に形成されて成る。
【0022】15は上記後面壁6から筒状壁7の下方を覆うように一体に突設された遮水壁であり、後方から見て略へ字状をしている。
【0023】そして、これら囲繞壁14及び遮水壁15の後面壁6からの突出量は上記筒状壁7のそれより大きめに、例えば、筒状壁7の突出量の約1.5倍になっている。
【0024】16は合成樹脂、例えば、ポリプロピレンで形成され、上記筒状壁7に外嵌されるキャップであり、筒状壁7に外嵌される短い円筒状をした筒部17と該筒部17の後端を閉塞する閉塞壁18とが一体に形成されて成る。
【0025】筒部17は短い円筒状を為しているが、その軸方向長さは、筒状壁7の段差面8から後端までの長さの約1.5倍になっている。
【0026】また、筒部17の後端寄りの外周面には全周に亘ってリブ19が突設されている。
【0027】しかして、該キャップ16の筒部17を上記筒状壁7に外嵌する。この外嵌は筒部17の先端が筒状壁7の段差面8に当接するまで為される。また、キャップ16が筒状壁7に外嵌された状態で、キャップ16の後端は上記囲繞壁14及び遮水壁15の後端よりやや前側に位置した状態となる。そして、このキャップ16の筒状壁7への外嵌によって筒状壁7の下端部に形成された切欠9は段差面8から後側の部分は覆われるが、段差面8から前側の部分は開放されている。
【0028】そして、上記したように、キャップ16が筒状壁7に外嵌されると、灯具空間4から連通口13、筒状壁7内部の上側部分11、筒状壁7の後端とキャップ16の閉塞壁18との間の部分、筒状壁7内部の下側部分12、切欠9の段差面8より前側の部分を経て外部に達する通気用の通路が形成される。
【0029】上記車輌用灯具1にあっては、灯具空間4の外部との通気が確保されると共に、その通気用の通路は蛇行しているため外部から水が入り難いという効果がある。
【0030】そして、囲繞壁14は上方や側方から来る水が筒状壁7やキャップ16にかかるのを防止し、また、遮水壁15は下方から来る水が筒状壁7やキャップ16にかかるのを防止する。
【0031】また、ランプボデイ2に一体に形成される筒状壁7にはランプボデイ2の成形時の型抜き方向に関して所謂アンダーカットとなる部分が無いため、スライドコアを使用する必要が無く、成形性が良好で、安価に提供することができるという利点を有する。
【0032】更に、筒状壁7の後端部に外嵌されるキャップ16は合成樹脂で形成されるので、従来のゴム製の防水チューブに比較して安価であると共に、剛性が高く、筒状壁7への外嵌を容易に行うことができる。
【0033】更にまた、キャップ16の筒部の後端部には全周に亘ってリブ19が形成されているので、筒状壁7に外嵌する際に保持し易く、作業性が良好となる。また、キャップ16に水がかかった場合、該水がリブ19を伝わって速やかに下端に集まって落ちるという利点も有する。
【0034】更に、隔壁10の後端は筒状壁7の後端と同一の平面内に位置するようにされているため、気密チェック、即ち、灯具空間4の気密度をチェックする際に、これら後端に密閉部材を当てがって封止するのが容易である。
【0035】また、隔壁10の上面10aは後ろ下がりに傾斜されているので、万が一筒状壁7内の上側部分11内に水が侵入した場合でも、該傾斜に沿って水が速やかに排出される。
【0036】更にまた、切欠9は下端部中央に形成されているので、筒状壁7内の下側部分12内に万が一水が入っても、該水が速やかに排出される。
【0037】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用灯具は、ほぼ前方に開口したランプボデイと該ランプボデイに上記開口を覆うように取着されたレンズとによって画成された密封状の灯具空間に光源を配置した車輌用灯具において、ランプボデイに筒状壁を突設し、該筒状壁の内部を上下に仕切る隔壁を形成し、上記筒状壁の内部の該隔壁の上側部分を上記灯具空間と連通させ、筒状壁の下部中央に後端に開口した切欠を形成し、上記筒状壁に外嵌される筒部と該筒部の後端を覆う閉塞壁とから成るキャップを筒状壁に上記切欠の少なくとも一部は覆わないように外嵌し、これによって、筒状壁内部の上側部分、筒状壁の後端とキャップの閉塞壁との間の部分、筒状壁内部の下側部分、切欠と言う経路で上記灯具空間が外部と連通されたことを特徴とする。
【0038】従って、本発明車輌用灯具にあっては、ランプボデイに一体に形成された筒状壁にキャップを外嵌するだけで空気抜き機構を形成することができ、極めて安価に製造することができる。
【0039】また、ランプボデイに一体に形成される筒状壁は筒状を為し、内部を上下に仕切る隔壁と後端に開口した切欠が設けられて構成されるので、該筒状壁の形成のためにランプボデイ用成形金型にスライドコアを使用する必要が無く、この点でもコストの低減を図ることができる。
【0040】尚、上記した実施例に示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。




 

 


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