米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> 株式会社東海技研

発明の名称 瓦用固定具及び瓦止め工法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−302915
公開日 平成8年(1996)11月19日
出願番号 特願平7−113202
出願日 平成7年(1995)5月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇 (外1名)
発明者 池原 一
要約 目的
瓦の固定を簡単且つ確実に行え、しかも、瓦止め作業を迅速且つ安全に行うことができるようにする。

構成
屋根1周縁部に敷設された瓦7a,7bに外嵌される保持部12,27と、該保持部12,27と一体に設けられ屋根1側に取付けられる取付け部11,22とを備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】 屋根(1)周縁部に敷設された瓦(7a),(7b)に外嵌される保持部(12)、(27)と、該保持部(12),(27)と一体に設けられ屋根(1)側に取付けられる取付け部(11),(22)とを備えてなることを特徴とする瓦用固定具。
【請求項2】 屋根(1)周縁部に敷設された瓦(7a),(7b)を保持するための保持部(12),(27)と、該保持部(12),(27)と一体に設けられ屋根(1)側に取付けられる取付け部(11),(22)とを備え、前記保持部(12),(27)は前記取付け部(11),(22)から屈曲部(15)を介して外側に屈曲された外向片(13),(23)と、該外向片(13),(23)から上方に延設された連結片(16),(24)と、前記瓦(7a),(7b)上面に当接すべく該連結片(16),(24)から内側に延設された内向片(17),(25)とからなることを特徴とする瓦用固定具。
【請求項3】 前記保持部(12),(27)及び取付け部(11),(22)は金属製の帯板を屈曲することより形成されている請求項1又は2に記載の瓦用固定具。
【請求項4】 屋根(1)に瓦(7)を敷設する際に、互いに重合する所定の瓦(7)を接着剤(31)で接着した後に、屋根(1)の周縁部に位置する瓦(7a),(7b)に前記請求項1に記載の瓦用固定具の保持部(12),(27)を外側から嵌合させると共に、取付け部(11)を屋根(1)側に固定することを特徴とする瓦止め工法。
【請求項5】 前記瓦(7)同士の重合部分のうち一部に接着剤を設ける請求項4に記載の瓦止め工法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根に敷設される瓦を固定させる瓦用固定具及び該瓦用固定具を使用した瓦止め工法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋根瓦は軒先等から吹き上げる風や強風に対してずれてめくり上がったり、剥離して落下したりするおそれがあり、このような事態は望ましいものではない。そこで、その対策として従来では、各瓦を釘や針金で屋根側に固定させる手段が採用される場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の手段は、各瓦に釘又は針金が挿通される穴を別途加工し、その穴に針金等を挿通しているため、瓦の固定作業が面倒で煩雑となる問題がある。特に、瓦止めの作業は高所で行うと共に瓦が移動し易いため、作業を迅速に行えないばかりか、作業の安全性においても問題がある。
【0004】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑みてなされたもので、瓦の固定を簡単且つ確実に行え、しかも、瓦止め作業を迅速且つ安全に行うことができるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために瓦用固定具及び瓦止め工法としてなされたので、瓦用固定具としての特徴は、屋根1周縁部に敷設された瓦7a,7bに外嵌される保持部12,27と、該保持部12,27と一体に設けられ屋根1側に取付けられる取付け部11,22とを備えてなることにある。
【0006】更に、屋根1周縁部に敷設された瓦7a,7bを保持するための保持部12,27と、該保持部12,27と一体に設けられ屋根1側に取付けられる取付け部11,22とを備え、前記保持部12,27は前記取付け部11,22から屈曲部15を介して外側に屈曲された外向片13,23と、該外向片13,23から上方に延設された連結片16,24と、前記瓦7a,7b上面に当接すべく該連結片16,24から内側に延設された内向片17,25とからなることにある。
【0007】また、瓦止め工法としての特徴は、屋根1に瓦7を敷設する際に、互いに重合する両瓦7を接着剤31で接着した後に、屋根1の周縁に位置する瓦7a,7bに前記請求項1に記載の瓦用固定具の保持部12,27を外側から外嵌させると共に、取付け部11を屋根1側に固定することにある。
【0008】
【作用】本発明の瓦用固定具は、取付け部11,22が屋根1側に固定され、しかも、保持部12,27が瓦7a,7bに外嵌されるので、該瓦用固定具は瓦7a,7bを確実に固定させることができる。また、該瓦用固定具は瓦7a,7bに対して外側から外嵌させるるだけで、瓦にはなんら取付け用の穴加工を施す必要がなく、保持部12,27の瓦7a,7bへの係合はワンタッチで行うことができる。
【0009】本発明の瓦止め工法は、互いの瓦7の重合する部分を、接着剤31で仮止めするので、接着剤で移動することなく固定され状態の瓦7a,7bに上記瓦用固定具を係合でき、その作業を容易且つ迅速に行うことが可能となる。しかも、瓦止め作業後は、それぞれの瓦7,7a,7bは接着剤31により固定され、従って、瓦用固定具と接着剤31との相乗効果により瓦7,7a,7bのずれ及び剥離を防止することが可能となる。
【0010】また、前記瓦7同士の重合部分のうち一部に接着剤31を設ける場合には、瓦7の間の接着剤31の設けられていない部分を介して屋根1の内外の空気の流通が可能となり、通気性も良好である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従って説明する。図1〜図5において、1は建造物の屋根を示し、2は野路板でその先端には鼻隠し材4が取付けられ、野路板2の側面にはたるき3が取付けられている。しかも、野路板2の上面には、瓦桟5が所定間隔をおいて平行に設けられ、野路板2の上面には、各瓦桟5に係止された状態で多数の瓦7が敷設されている。
【0012】10は屋根1の周縁部である軒先の先端に設けられた軒瓦7aを着脱自在に固定させるための軒瓦用固定具である。該軒瓦用固定具10は、図1及び図2に示す如く被保持部材としての鼻隠し材4に固定される取付け部11と、軒瓦7aに着脱自在に外嵌される略コの字状の保持部12とが金属性の帯板を屈曲することにより形成されている。
【0013】取付け部11には、例えば2個の取付け穴13が形成され、各穴13に挿通されるねじ15又は釘により、取付け部11を鼻隠し材4に固定させることができる。
【0014】保持部12の外向片13は屈曲部15を介して前記取付け部11から軒先方向(外側)に延設され、その長さは、鼻隠し材4の表面4aから軒瓦7aの先端面14との距離により適宜設定される。また、保持部12には上下方向の連結片16が外向片13から延設され、該連結片16の長さは、軒瓦7aの幅よりも若干長く設定されている。
【0015】連結片16からは軒瓦7aの上面に当接する内向片17が、内側方向に延設されている。内向片17の先端側17aは基部側17b に比し、外向片13に接近するようになっており、内向片17と外向片13とで軒瓦7aを挟持するようになっている。また、内向片17の先端には上方に湾曲された湾曲部19が形成され、保持部12を軒瓦7aに押し込むことにより、内向片17と外向片13との間隔を拡げながら軒瓦7aに容易に外嵌させることが可能である。
【0016】21は屋根1の両端部に設けられた袖瓦7bを固定させるための袖瓦用固定具である。袖瓦用固定具21も前記軒瓦用固定具10と同様に金属製の帯板を屈曲させて構成したもので、取付け穴13aを有する取付け部22と保持部27とからなり、保持部27は外向片23、連結片24及び内向片25とから構成されている。
【0017】本実施例の軒瓦用固定具10及び袖瓦用固定具21は上記構成からなり、次にそれぞれの使用方法について説明する。先ず、瓦ふき作業においては、瓦桟5に各瓦7を引っかけて野路板2の上面に順次敷設していくのであるが、この際に各瓦7は、図4(イ),(ロ)に示す如く軒先方向同士及び両側同士において重合部分30a,30b がそれぞれ形成される。これら重合部分の一部30c(図4(ロ)での斜線部分)には、接着剤31を塗布する。接着剤31は例えばシリコン系のものが好ましいが、特に限定されるものではない。
【0018】更に、各瓦7には、その縁の角部にも下方の瓦7の上面との間で接着剤31を塗布する。この場合にも瓦7の縁全長にわたって接着剤31を設けないようにする。このように各瓦7の間に接着剤31を部分的に設けることにより、瓦7が剥離し難くなると共に、瓦7間の接着剤31が設けられていない部分を介して屋根1の内部と外部との良好な通気性を維持することができる。
【0019】瓦ふき作業が終了すると、次に、接着材31により剥離し難くなった状態の任意の軒瓦7a及び袖瓦7bを、前記軒瓦用固定具10及び袖瓦用固定具21で固定させるのである。即ち、任意の軒瓦7aの先端部に軒瓦用固定具10の保持部12を瓦7a側に押し込むと、軒瓦用固定具10は金属製の帯板から構成されているため、軒瓦用固定具10は板バネの作用を有し、内向片17は弾性力に抗して多少開き、軒瓦7aの上面を押圧する。
【0020】更に、取付け部11を鼻隠し材4に当接し、ねじ15を締結して固定し、軒瓦用固定具10の取付けが終了する。軒瓦用固定具10は、各軒瓦7a全てに設けても、あるいは、図5に示す如く一個おき又は所定個数おきに設けることも可能である。軒瓦用の瓦用固定具10の取付け作業時には、軒瓦7a等は接着材31で仮止めされているので、保持部12を押し込んでも瓦がずれることなく、軒瓦用固定具10の取付けが容易となる。尚、軒瓦用固定具10を軒瓦7aに取り付ける際には、先ず保持部12を軒瓦7aに外嵌し、次に、取付け部11を鼻隠し材4に固定するようにしても、あるいは、反対に、先に取付け部11を鼻隠し材4に固定してから保持部12を軒瓦7aに外嵌するようにしても良い。
【0021】一方、前記袖瓦用固定具21も同様に、その保持部27を裾瓦7bに外嵌することにより、保持するのであるが、その位置は上下の互いの瓦7の重合部分で、その部分に袖瓦用固定具21の保持部21を外嵌し、2枚の袖瓦7bを内向片25と外向片23とで挟持する状態とする。しかも、取付け部22をたるき3にねじ13で固定する。尚、このとき、袖瓦用固定具21の連結片24は図3に仮想線で示す如く、その全体が裾瓦7bに当接させることも可能である。
【0022】以上のように、本実施例では、各瓦を接着剤31で接着していることと、軒瓦7aを軒瓦用固定具10で固定し、且つ、袖瓦7bを袖瓦用固定具21で固定しているので、軒下からの風のあおりや強風により、瓦7,7a,7bがずれたり、剥離したりするのを防止するたとができる。
【0023】しかも、接着剤は瓦7の重合部の一部に設けているだけなので、各瓦7間の空気の流通が可能となり、通気性が良好となる。尚、接着剤31は各瓦の全てに設けて任意の瓦に設けて良い。
【0024】本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、上記軒瓦用固定具10及び袖瓦用固定具21は一枚の金属製の帯板から構成したが、別体の保持部と取付け部とを溶着により一体に構成したものでも良い。
【0025】また、上記実施例では、軒瓦用固定具10及び袖瓦用固定具21のそれぞれの保持部12,24は瓦を内向片17と外向片13とで挟持する構成であったが、図2(イ)及び図3に仮想線で示す如く各瓦の幅が小さい場合には、内向片17のみで瓦を押圧させて固定することも可能である。更に、軒瓦用固定具10及び袖瓦用固定具21の材質も、金属以外に硬質の合成樹脂から一体構成することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の瓦用固定具は、屋根周縁部に敷設された瓦に外嵌される保持部と、該保持部と一体に設けられ屋根側に取付けられる取付け部とを備えているので、簡単且つ容易に屋根に取付けることが可能となり、作業の迅速化を図ることが可能となると共に、軒瓦及び袖瓦を確実に固定させることでき、軒先での風の吹き上げや強風であっても瓦がずれたり、剥離したりするのを効果的に防止することが可能となる。
【0027】また、本発明の瓦止め工法においては、互いに重合する両瓦を接着剤で接着した後に、屋根の周縁に位置する瓦に前記請求項1に記載の瓦用固定具の保持部を外側から外嵌させると共に、取付け部を屋根側に固定するので、瓦を接着剤で仮止めした状態で瓦用固定具を取付けることができ、瓦止めを含む瓦ふき一連の作業を容易且つ迅速に行え、作業能率の向上と作業の安全性の向上を図ることが可能となり、その実用的価値は著大である。
【0028】しかも、前記瓦同士の重合部分のうち一部に接着剤を設けることにより、屋根内部と外部通気性を良好に維持することが可能となる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013