| 発明の名称 |
マンホール蓋構造 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平8−301389 |
| 公開日 |
平成8年(1996)11月19日 |
| 出願番号 |
特願平7−105971 |
| 出願日 |
平成7年(1995)4月28日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
尾上 英司 |
| 要約 |
目的 マンホール蓋に取り付けられるロックピンを衝撃による破損から確実に保護する。
構成 マンホール蓋3の裏面に、ロックピン4の内周側に位置して防護壁5を設ける。 |
特許請求の範囲
【請求項1】 マンホールに着脱自在に嵌合され、マンホールの周縁フランジに係合可能なロックピンを備えたマンホール蓋であって、このマンホール蓋の裏面にロックピンの内周側に位置する防護壁を設けたことを特徴とするマンホール蓋構造。
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発明の詳細な説明
【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、浄化槽などのマンホール蓋構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、汚水を処理する浄化槽は、その上面側に掃除口となるマンホールが形成され、そのマンホールには、マンホール蓋が着脱自在に嵌合されており、マンホール蓋が地上に露出する状態で地中に埋設されている。具体的には、図3に示すように、浄化槽本体1のマンホール1aの周囲には、円筒状のマンホール枠2が取り付けられており、このマンホール枠2には、マンホール蓋3がロックピン4を有して着脱自在に嵌合されている。 【0003】マンホール枠2は、浄化槽本体1に取り付けるためのフランジ21と、その内周面の略中央に一体に形成された断面フック状の支持部22からなり、その上部内周面は、その上端から支持部22にかけて徐々に内径が小さくなるテーパー状に形成されている。 【0004】一方、マンホール蓋3は、前述したマンホール枠2の上部内周面形状に対応する外周面形状を有し、その下面外周縁には周壁31が形成されてマンホール枠2の支持部22に載置できるようになっている。また、マンホール蓋3の外周縁近傍における周方向に180度隔たった2ケ所には、ロックピン4を嵌合する取付穴3aが形成されている他、この取付穴3aから周方向に90度隔たった2ケ所には、凹状の把手部(図示せず)が形成されている。 【0005】さらに、ロックピン4は、プラスチックによって一体に成形されたもので、マンホール蓋3の取付穴3aに嵌合可能な頭部41と、この頭部41に連続するL字状のロック片42と、このロック片42に設けられた抜け出し防止片43からなり、全体として断面略J字状に形成されている。そして、ロックピン4は、マンホール蓋3の取付穴3aに斜め上方から強制的に嵌入することにより、抜け出し防止片43が拡開し、その先端がマンホール蓋3の裏面に係合して抜け出しが防止される他、ロックピン4をマンホール蓋3の取付穴3a回りに回動させると、そのロック片42は、浄化槽本体1におけるマンホール1aの周縁フランジ11に係合する位置から周縁フランジ11から離脱する位置とに移動することができる。 【0006】したがって、浄化槽本体1の内部を点検する場合には、ロックピン4を回動させて浄化槽本体1におけるマンホール1aの周縁フランジ11からロック片42を離脱させた後、図示しない把手部を把持して持ち上げることにより、マンホール蓋3を外すことができる。また、点検作業が終了すれば、マンホール蓋3をマンホール枠2に落とし込んでその支持部22に載置した後、ロックピン4を回動させてそのロック片42を浄化槽本体1におけるマンホール1aの周縁フランジ11に係合させ、予期せぬマンホール蓋3の離脱を防止するようにしている(例えば、実公昭62−31467号公報参照)。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このようなマンホール蓋においては、その裏面から下方に向けてプラスチック製ロックピンのロック片が突出していることから、点検作業時などにおいて、マンホール蓋を取り外してその周囲に載置した際、その衝撃によって破損することがあった。すなわち、プラスチックは比較的衝撃荷重に弱い性状を有していることから、粗雑な取扱いなどによっては破損する問題があった。 【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、マンホール蓋のロックピンを衝撃による破損から確実に保護することのできるマンホール蓋構造を提供するものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、マンホールに着脱自在に嵌合され、マンホールの周縁フランジに係合可能なロックピンを備えたマンホール蓋であって、このマンホール蓋の裏面にロックピンの内周側に位置する防護壁を設けたことを特徴とするものである。 【0010】 【作用】マンホール蓋の裏面には、ロックピンの内周側に位置して防護壁が設けられていることから、マンホール蓋を取り外して周囲においた場合、防護壁が地面と当接してロックピンが地面と当接するのを防止することができ、ロックピンを落下時の衝撃による破損から確実に保護することができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 【0012】なお、説明の便宜上、図3に示した従来例の部材と同一の部材には同一の符号を用いる他、それらの詳細な説明は重複するため省略する。 【0013】図1には、本発明のマンホール蓋3が示されており、このマンホール蓋3においては、その裏面にロックピン4を保護する防護壁5が設けられている。この防護壁5は、鋼板を湾曲して形成したもので、ロックピン4の内周側において、ロック片42の回動範囲外に位置するとともに、ロック片42の下端を越える高さを有している。 【0014】したがって、マンホール蓋3を取り外して周囲においた場合、防護壁5が地面と当接してロックピン4は地面と当接することが防止されることから、落下時の衝撃を受けることがなく、したがって、衝撃に伴う破損を確実に防止することができる。また、マンホール1aを閉鎖するため、マンホール蓋3をマンホール枠2に嵌合させ、意図しない離脱を防止するため、ロックピン4を回動させてロックする場合、防護壁5にロックピン4のロック片42が干渉することはない。 【0015】ところで、前述した実施例においては、マンホール蓋1の裏面にロックピン4を保護する防護壁5を新たに設けて例示したが、図2に示すように、マンホール蓋3に形成された把手部3bを利用することもできる。すなわち、マンホール蓋3の取付穴3aの内周側に位置してその表面側に凹状の把手部3bを形成し、この把手部3bに対応するマンホール蓋3の裏面に防護壁5をロック片42の下端を越えて突出するように設けてもよい。この防護壁5は、マンホール蓋3の成形時に一体に形成してもよい他、この防護壁5をマンホール蓋3と別体に形成し、接着などで一体に連結してもよい。 【0016】この実施例においても、防護壁5が地面と当接してロックピン4の地面との当接が防止されることから、落下時の衝撃に伴う破損を確実に防止することができる。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、マンホール蓋の裏面にロックピンの内周側に位置する防護壁を設けたことにより、マンホール蓋を取り外して周囲においた場合、防護壁によってロックピンが地面と当接するのを防止することができ、ロックピンを落下時の衝撃による破損から確実に保護することができる。
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