米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 栗田工業株式会社

発明の名称 噴水装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−103709
公開日 平成8年(1996)4月23日
出願番号 特願平6−266097
出願日 平成6年(1994)10月6日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】福田 武通 (外2名)
発明者 河野 元
要約 目的
噴水装置において、落ち葉やゴミ,砂や降灰などの夾雑物が床下の噴水池に流入することを防止し、これら夾雑物の回収を容易にする。

構成
噴水池1の上方に床2を設け、この床面とほぼ同じ高さで噴水ノズル3の噴水口6を位置させ、水回収溝10を設けて集水溝14に連絡し、集水溝に大型スクリーン15を設けると共に沈砂ピット16を連設し、沈砂ピットの上澄み部分と噴水池との間を送水管18で接続した。
特許請求の範囲
【請求項1】 噴水池と、噴水池の上方に設けられた床と、噴水口を、床の開口部内に、床面とほぼ同じ高さで臨ませ、かつ噴水ポンプと接続された噴水ノズルと、床の開口部と噴水ノズルとの間を封止する封止手段と、床面に落下した水を回収する水回収溝と、水回収溝に連絡された固液分離手段と、からなることを特徴とする噴水装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駅前や公園に設けられる噴水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の噴水装置は、噴水池内に噴水ノズル及びポンプを設置し、噴水ノズルから噴き上げた水が直接噴水池内に落下して回収される構造であった。ところが、近年、美観を高めると共に、安全性の観点からこの噴水池の上部に石張り等のカバーを施し、噴水ノズルの噴水口が床面のレベルとほゞ同じ高さに設置されるケースが増えて来た。このケースでは、一度床面の上方に噴き出した水は、ノズルと石の隙間、石と石の隙間などを通って、再び下部の噴水池内に戻るため、床上のゴミや砂等も、そのまま、池内に落下していた。又、そのゴミや砂等が噴水ノズル内に入り、詰りや、故障の原因になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】噴水池内には、水中ポンプ、ノズルヘッダー管、床面を支えるサポート、水中ランプなど種々の機器が設置されていることが多く、ゴミや砂が噴水池に流入すると、ポンプスクリーンがつまり易く、砂等も堆積するので、噴水機能の低下、噴水池の水質悪化などの不都合が生じる。また、各機器か噴水池内に設置されているため、噴水池の水を抜いて清掃しなければならないことや、人が入って清掃するスペースがとれないなどの問題がある。特に、降灰などを伴う地域では、池の規模によっては、一ヶ月でトン単位の砂が堆積するため、現状のシステムでは対応できない。
【0004】そこで、本発明は、落ち葉やゴミ,砂や降灰などの夾雑物が床下の噴水池に流入することを防ぎ、これらの夾雑物を容易に回収できるる噴水装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、噴水池と、噴水池の上方に設けられた床と、噴水口を、床の開口部内に、床面とほぼ同じ高さで臨ませ、かつ噴水ポンプと接続された噴水ノズルと、床の開口部と噴水ノズルとの間を封止する封止手段と、床面に落下した水を回収する水回収溝と、水回収溝に連絡された固液分離手段と、からなることを特徴とする。
【0006】
【作用】噴水ノズルから噴出した水は、床上に落下すると、床面上を夾雑物や砂などを巻き込んで流れ、水回収溝に回収される。即ち、噴水の水は、床面上の落ち葉やゴミ,砂や降灰が床下の噴水池に流入することを防ぎつつ回収される。そして、この水回収溝により回収された水は固液分離手段に集められ、この固液分離手段により夾雑物や砂などが除去される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は噴水装置全体の断面図、図2は図1に示す噴水装置の平面図、図3は噴水ノズルを設けた部分の断面図であり、1は噴水池、2は床、3は噴水ノズルである。
【0008】床2は、噴水池1の上方のほぼ全面を覆うようにして、コンクリート板あるいは石板等の床材を張ることにより構成されており、噴水池1内から立設した架台4によって支えられている。噴水池1は、この床2により覆われているので、外からは全く池が見えない状態となっている。但し、この実施例では床2の一部にマンホール蓋5を設け、このマンホール蓋5を取り外すことによって、必要に応じ噴水池1内を目視点検できるようになっている。なお、上記した床2を構成するコンクリート板や石板等の床材は、必要に応じて取り外し可能な状態で敷設されている。
【0009】上記した噴水池1内には、床2の開口部内に噴水口6を臨ませ、且つ床2の表面(床面)2aとほぼ同じ高さに噴水口6が位置するように、1又は2以上の噴水ノズル3を設置する。噴水ノズル3の噴水口6は、図3に示すように、床2を構成する敷石等の床材の上部仕上げレベルと同じになるように上向きに設置され、設置誤差を考えてノズルより一回り大きな開口部としての穴2bの中に収められている。そして、最終的な位置調整の後、封止手段であるコーキング材7でノズル3との間の隙間を埋め、ゴミ、水の侵入を防ぐ。敷石などの隙間も同様にコーキング材7′を充填して塞ぐ。なお、穴2bの内周にゴムパッキンを設けてノズル3との隙間を封止してもよい。要するに、ノズル3の周囲を含めて床2から噴水池2に漏水しない液密封止構造に施工すればよい。
【0010】噴水池1内には、上記各噴水ノズル3を共通に接続したヘッダー管8及びこれに接続した噴水ポンプ9が設置されており、噴水ポンプ9から圧送された水は、ヘッダー管8を通って各噴水ノズル3の噴水口6から床面の上方に向かって噴出される。なお、噴水ポンプ9は噴水池1の底面に設置した基台や、架台4に設けた台板などに取り付けられている。
【0011】床2の周囲、つまり床2の高さで見た噴水池1の周囲には、水回収溝10が設けてあり、該水回収溝10の上開口部は金属製のグレーチング11で覆われている。グレーチング11はステンレス等の耐候性のある材料製であり、噴出された水量を飲み込むだけの開口率を持ち、上面に小さな凹凸を無数に形成するなど、滑り止めがなされている。なお、噴水ノズル3の周囲の水はけを良くする目的で、図3に示すように、噴水ノズル3の近傍の床2自体に補助水回収溝12を設け、この補助水回収溝12を連通路13を介して上記水回収溝10と連続させてもよい。また、この補助水回収溝12は、図2に示すように、複数の噴水ノズル3…をグループ化して、そのグループの周囲に形成するようにしてもよい。
【0012】上記水回収溝10の下部を集水溝14とし、この集水溝14には、タバコの吸殻、葉、紙屑などを回収するための大型スクリーン15を設ける。更にこの集水溝14は、スクリーン15を通過した細かい砂、灰などを沈降除去するための沈砂ピット16が連絡されている。この沈砂ピット16は、細かい砂、灰などを十分に沈降させるだけの滞留時間をかけ夾雑物を分離する水槽であり、上部にはマンホール蓋17が設けられている。この様に、本実施例では、上記大型スクリーン15及び沈砂ピット16が固液分離手段を構成している。なお、大型スクリーン15は、ネット、篭などにより構成されている。
【0013】この沈砂ピット16の上澄み部分は、送水管18により噴水池1の底部と接続されており、該送水管18は途中に設けたバルブ19で遮断・連通できるようになっている。なお、沈砂ピット16に沈殿した砂は、水中ポンプ(図示略)にて回収できるようになっている。
【0014】一方、噴水池1の水そのものは、その下部の水がポンプ20により吸引され、濾過器21、高度滅菌器22を経由して噴水池1の底部に戻される。したがって、常に浄化された清浄な水が噴水ノズル3に供給される。なお、噴水池1の底面には、清掃用溝23が設けてあり、万一、噴水池1に砂が入り込んだ場合でも、容易に清掃作業が行なえるように構成されている。
【0015】噴水装置は、上記のように構成されているため、噴水ノズル3により一度床2より上方に噴出された水は、そのまま床面2a上を流れ、噴水池1に落ちることなく、床面2a上のゴミ、砂、灰などを巻き込んで、周囲に設置されている水回収溝10へ流れ込む。
【0016】そして、水回収溝10に流れ込んだ水は、集水溝14に集まって固液分離手段を構成する大型スクリーン15を通り、更に下部の沈砂ピット16に流れ込む。大型スクリーン15では、タバコの吸殻、葉、紙屑などの夾雑物が回収される。沈砂ピット16には、大型スクリーン15で除去できなかった細かい砂、灰などが沈降し、下部に堆積して除去される。
【0017】この様にして、十分にゴミ等の夾雑物が取り除かれた水、即ち沈砂ピット16の上澄みの水は、噴水池1とのレベル差により、送水管18を経由して噴水池1に戻されて行く。
【0018】噴水池1の水そのものは、濾過器21、高度滅菌器22により、常に浄化されており、噴水ノズル3から噴き上げられた水は大型スクリーン15及び沈砂ピット16を経由して浄化されてから噴水池1に戻されるので、常に清浄な水が噴水ノズル3に供給される。したがって、噴水池1内には直接砂等が流れ込むことがない。そして、万一、噴水池1に砂が入り込んだ場合でも、清掃用溝23に集積されるため、容易に清掃を行うことができる。尚、集積した砂はポンプ24で適宜排出する。また、大型スクリーン15には比較的大きな夾雑物が滞留し、沈砂ピット16には砂が沈殿するので、ある程度の期間が経過したならば大型スクリーン15を清掃したり、ピット16に堆積した砂を除去することが望ましい。
【0019】なお、上記した実施例においては、床材に穴2bを開設し、この穴2b内に噴水ノズル3の噴水口6を臨ませたが、噴水口6を臨ませる開口部は床材に穿設した穴2bに限定されるものではない。例えば、床材の側縁に切欠きを形成し、この切欠き同士が対向する状態で床材を敷設して両切欠きによって開口部を形成し、この開口部内に噴水ノズル3の噴水口6を臨ませてもよいし、一方の床材の側縁に形成した切欠きを開口部とし、この切欠き内に噴水口6を臨ませてもよい。また、噴水ノズル3に水を圧送するポンプ9は、噴水池1内に設置したものに限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、噴水ノズルから床の上方に噴出された水は、床面上に落下して夾雑物や砂などを巻き込んで流れても、噴水池内に直接流入することなく、水回収溝に回収され、固液分離手段に集められて夾雑物や砂などが除去される。このため、床下の噴水池に、落ち葉やゴミ,砂や降灰が流入することを防止できる。したがって、噴水池内の夾雑物によりポンプスクリーンがつまったり、噴水機能が低下したり、或は噴水池の水質が悪化するなどの不都合を解消することができる。また、噴水池内に夾雑物が入り込まないので、各機器か噴水池内に設置されていて清掃作業が面倒な場合でも、清掃作業の頻度を少なくすることができ、管理の容易化を図ることができる。特に、落葉樹の多い公園や、降灰がある火山地域に設置すると上記効果が顕著である。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013