| 発明の名称 |
射出成形機の型締装置 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平8−150647 |
| 公開日 |
平成8年(1996)6月11日 |
| 出願番号 |
特願平6−321445 |
| 出願日 |
平成6年(1994)11月30日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
後藤 孝 |
| 要約 |
目的 成形運転途中に油圧ポンプを停止させても、型締シリンダ油室内に圧力が閉込め状態にならない油圧回路を設けた射出成形機の型締装置を提供する。
構成 型締シリンダの制御用油圧回路中の型締昇圧および圧抜き動作を切換える切換弁と型締シリンダを接続する管路に型締シリンダ内に圧力を閉込め状態に保持し続けるための開閉弁および同開閉弁の開閉制御するパイロット開閉弁を有してなる油圧回路を設けた型締装置において、前記開閉弁とパイロット開閉弁の間を接続する管路から分岐して油タンクへ連通し、型締力を発生させる油圧ポンプのON/OFFに連動して励磁/非励磁となり、非励磁のときその回路を開くシャットオフ弁を設けた分岐回路を設けた。 |
特許請求の範囲
【請求項1】 射出成形機の型締シリンダの制御用油圧回路中に型締昇圧および圧抜き動作を切換える切換弁を設けるとともに、同切換弁と型締シリンダを接続する管路中に型締シリンダ内に圧力を閉込め状態に保持し続けるための開閉弁および同開閉弁の開閉を制御する前記管路から分岐するパイロット回路と、同パイロット回路に連通するパイロット開閉弁を有してなる油圧回路設けた射出成形機の型締装置において、前記油圧回路の開閉弁とパイロット開閉弁の間を接続する管路から分岐する油タンクへ連通する分岐回路を設け、同分岐回路中に射出成形機の型締力を発生させるための油圧ポンプのON/OFFに連動して励磁/非励磁となり、非励磁のときその回路を開くシャットオフ弁を設けたことを特徴とする射出成形機の型締装置。
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発明の詳細な説明
【0001】 【産業上の利用分野】本発明は射出成形機の型締シリンダの制御用油圧回路に係わり、特に型締シリンダ内に圧力を閉込め状態にするための油圧回路を設けた射出成形機の型締装置の改良に関する。 【0002】 【従来技術】従来装置を図2により説明すると、1は型締装置で、型締シリンダ2には移動金型3を取付けた移動盤4を一端に固着した型締ラム5が進退自在に嵌着されている。前記型締シリンダ2の油室6と油タンク7の間にはプレフィルバルブ8が設けてあり、前記油室6と油タンク7の連通、遮断を図示してない油圧回路により制御するようになっている。 【0003】前記油室6には管路9が設けてあり、他端は電磁切換弁10を介して選択的に油圧源11および油タンク7に切換が可能となっている。前記管路9の型締シリンダ2と昇圧および圧抜き用電磁切換弁10の間には型締シリンダ内に圧力を閉込め状態に保持するための開閉弁であるロジック弁12が設けてあり、このロジック弁12の開閉は管路9から分岐するパイロット回路14および同パイロット回路14に連通するパイロットチェック弁13により制御されている。前記パイロットチェック弁13のパイロット回路15は前記ロジック弁12の上流から分岐している。16は油室6内の油圧を検出する圧力センサである。 【0004】以上のように構成されおり、次にその作用動作説明すると、型締に際し、電磁切換弁10をa位置とすると、油圧源11からの圧油はパイロット回路15を介してチェック弁13に作用し、チェック弁13は「開」き状態となるのでロジック弁12のパイロット回路14は「開」き状態のチェック弁13を介して油タンク7に接続し、油圧源11からの圧油はロジック弁12を押開いて管路9から前記油室6内に圧油が流入するとともに、移動盤4が図示してない固定盤に取付けられた型開閉シリンダにより図中右方向に前進する。前記移動盤4が前進すると、油室6内は負圧状態となり「開」状態のプレフィルバルブ8から大容量の圧油が同油室6内に導入される。 【0005】移動盤4が前進し、図示してない固定金型に当接すると図示してない型閉完了のリミットスイッチ等の信号により今迄開いていたプレフィルバルブ8が閉じ、油圧源11からの圧油は油室6内に作用し続けるので、油室6内の昇圧が開始される。圧力センサ16が油室6内の予め設定された圧力を検出すると電磁切換弁10が中立位置となり、管路9の他端は油タンク7に接続するのでチェック弁13のパイロット回路15に作用していた圧油がなくなり、チェック弁13は「閉」状態となるのでロジック弁12のパイロット回路14には管路9を介して油室6内の油圧が作用し、ロジック弁12は「閉」状態となり、油室6内への油圧源11からの圧油は油室6内に作用しなくなり、油室6内の圧力は閉込状態となる。 【0006】この型締昇圧に続く射出工程により金型内に溶融樹脂が注入され、同溶融樹脂が冷却硬化した後、金型内から製品として取出すに際しては前述の図示してないプレフィルバルブ8の制御用油圧回路によりプレフィルバルブ8を開き、油室6内に閉込状態の圧力を抜いた後、電磁切換弁10がb位置となり、図示してない型開閉用シリンダにより移動盤4は後退(図中左方向に移動する)し、型開きが行われるようになっている。 【0007】 【発明が解決しょうとする課題】前述のように昇圧後、圧抜、次いで型開を繰返すシーケンス動作では問題はないが、例へば、昼休等に機械の運転を止める場合は、運転者は金型を開き状態のまま停止すると何等かの事情により金型キャビテイ面に傷などがつくため、金型を閉じた後、電源を切る(従って油圧ポンプはOFFとなる)ようにしている。しかしこの場合型閉完了のリミットスイッチ等の信号が発信されているので、油室6内は昇圧状態のまま機械は停止されることになり、機械をそのまま長時間停止しておくと、金型或いは機械自身が常に強大な型締力を受け、その寿命を減少させるという欠点があった。 【0008】本発明の目的は前述の欠点を取除き、成形運転途中で電源を切って油圧ポンプを停止させても、型締シリンダの油室内に圧力が閉込め状態にならない油圧回路を設けた射出成形機の型締装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するため、射出成形機の型締シリンダの制御用油圧回路中に型締昇圧および圧抜き動作を切換える切換弁を設けるとともに、同切換弁と型締シリンダを接続する管路中に型締シリンダ内に圧力を閉込め状態に保持し続けるための開閉弁および同開閉弁の開閉を制御する前記管路から分岐するパイロット回路と、同パイロット回路に連通するパイロット開閉弁を有してなる油圧回路設けた射出成形機の型締装置において、前記油圧回路の開閉弁とパイロット開閉弁の間を接続する管路から分岐する油タンクへ連通する分岐回路を設け、同分岐回路中に射出成形機の型締力を発生させるための油圧ポンプのON/OFFに連動して励磁/非励磁となり、非励磁のときその回路を開くシャットオフ弁を設けたことを特徴とする射出成形機の型締装置とした。 【0010】 【作用】本発明によれば電源が切られたとき、即ち、油圧ポンプがOFFとなった時、シャットオフ弁は非励磁となっていて開閉弁とパイロット開閉弁の間を接続する管路から分岐する分岐回路は油タンクへ連通するので、型締シリンダ内の圧油は切換弁と型締シリンダを接続する管路から前記分岐回路を経て油タンクへ戻り、型締シリンダ油室内の圧力を抜くことができ、当初の欠点を取除くことができる。 【0011】 【実施例】次に本発明の1実施例を図1により説明する。説明に当たり、従来装置と変わらない部材は同一番号を付し、その説明を省き、新たに追加された部材のみ新番号を付して説明する。本発明の構成は図2の開閉弁12とパイロット開閉弁13を結ぶパイロット回路から油タンク7へ連結する分岐回路18を設け、同分岐回路18に油圧ポンプのON/OFFに連動して励磁/非励磁となり、非励磁のときにその回路を開くシャットオフ弁17を設けた油圧回路とした。 【0012】以上説明したような油圧回路を有する射出成形機の型締装置としたので、成形運転中に電源が切られたとき、即ち、油圧ポンプがOFFとなった時、シャットオフ弁17は非励磁となっていて開閉弁10とパイロット回路付き開閉弁13の間を接続するパイロット回路14から分岐する分岐回路18は油タンク7へ連通するので、型締シリンダ油室6内の圧油は電磁切換弁10と型締シリンダ2を接続する管路9から前記分岐回路18を経て油タンク7へ戻り、型締シリンダ油室6内の圧力を抜くことができる。 【0013】 【発明の効果】本発明は以上説明したように成形運転中に油圧ポンプがOFFとなった時でも、型締シリンダの油室内に圧力が閉込め状態にならない油圧回路を設けたので、当初に掲げた欠点が取除かれれる。
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