| 発明の名称 |
電磁給湯炉を用いた給湯および排湯方法とその装置 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平8−150457 |
| 公開日 |
平成8年(1996)6月11日 |
| 出願番号 |
特願平6−313977 |
| 出願日 |
平成6年(1994)11月24日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
志賀 紀雄 / 山田 貞好 / 本村 則行 |
| 要約 |
目的 電磁給湯炉に特別な装置を装着することなく、また電磁給湯炉内の溶湯を容易に排出することができる電磁給湯炉を用いた給湯および排湯方法とその装置を提供する。
構成 1は床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉で、2は軌道3上を移動自在に搭載され、溶湯を電磁ポンプ11を介してダイカストマシンの縦射出部12に給湯する電磁給湯炉である。電磁給湯炉2の基台4と給湯炉2aをヒンジ4aを介して回動自在とし、給湯炉2aを傾動自在に作動する油圧シリンダ6を設けている。油圧シリンダ6のシリンダ側を基台4のピン5に支持され、ロッド側を給湯炉2aのピポット7に支持されている。ラドル給湯装置9は溶解炉1と電磁給湯炉2の間にあって、溶解炉1の溶湯を電磁給湯炉2に給湯する。ラドル給湯装置9は平行リンク10と平行リンク10を駆動する駆動装置によって作動するラドル8を操作され、溶解炉1から電磁給湯炉2の樋13に定量給湯する。縦射出部12は射出シリンダ13と射出ロッド14からなる。 |
特許請求の範囲
【請求項1】 床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在に搭載され、電磁ポンプを介してダイカストマシンに溶湯を給湯する電磁給湯炉とを備え、ラドルを介して前記溶解炉から前記電磁給湯炉に定量給湯し、前記電磁給湯炉から電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯することを特徴とする電磁給湯炉を用いた給湯方法。 【請求項2】 床上に搭載され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在に設置され、溶湯を電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉を備え、前記電磁給湯炉の基台に前記給湯炉を傾動自在に支持し、アクチュエ−タの作動により前記給湯炉を傾動し、前記給湯炉内の溶湯を前記溶解炉に排湯することを特徴とする電磁給湯炉を用いた排湯方法。 【請求項3】 床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在な基台と、基台上に傾動自在に支持搭載された給湯炉と、給湯炉内の溶湯を電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉と、前記給湯炉を傾動するアクチュエ−タと、前記溶解炉と前記電磁給湯炉の間にあってラドルを介して前記溶解炉から前記電磁給湯炉に給湯するラドル給湯装置を備えたことを特徴とする電磁給湯炉を用いた給湯および排湯装置。
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発明の詳細な説明
【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電磁給湯炉内の溶湯を前記溶解炉にを用いた給湯および排湯方法とその装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術によれば、以下に述べる技術的課題があった。 【0003】従来、溶湯などの溶湯を電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉は特公平2−30787に示されるように、軌道上を移動自在に搭載され、溶解炉中の溶湯に浸漬体を昇降せしめ、電磁ポンプの吐出量を一定に保つように構成されている。 【0004】また、特公平2−30788には、ダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉は給湯炉を加圧することにより、電磁ポンプの吐出量を一定に保つように構成され、排湯時には、給湯炉内の圧力を解放してダイカストマシン側の供給路内の溶湯を排湯するように構成されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば、溶湯を電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉に特別な装置を装着しなければならず、電磁給湯炉の構造が複雑になるばかりでなく、湯面を一定水準に保持しなければならないため、給湯量を正確に供給することが困難な場合があった。 【0006】また、ダイカストマシン側の作業が終了して供給路内の溶湯を排湯する場合、電磁給湯炉内の溶湯を排出するのに困難であった。 【0007】本発明は従来の技術に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、電磁給湯炉に特別な装置を装着することなく、また電磁給湯炉内の溶湯を容易に排出することができる電磁給湯炉を用いた給湯および排湯方法とその装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の電磁給湯炉内の溶湯を給湯する給湯方法および給湯装置は下記の手段を有する。 【0009】本発明の給湯方法は床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在に搭載され、電磁ポンプを介してダイカストマシンに溶湯を給湯する電磁給湯炉とを備え、ラドルを介して前記溶解炉から前記電磁給湯炉に定量給湯し、前記電磁給湯炉から電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯するように構成した。 【0010】本発明の排湯方法は床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在に搭載され、溶湯を電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉を備え、前記電磁給湯炉の基台に給湯炉を傾動自在に支持し、アクチュエ−タの作動により前記給湯炉を傾動し、前記電磁給湯炉内の溶湯を前記溶解炉に排湯するように構成した。 【0011】本発明の電磁給湯炉を用いた給湯および排湯装置は、床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在な基台と、基台上に傾動自在に支持搭載された給湯炉を備え、給湯炉内の溶湯を電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉と、前記給湯炉を傾動するアクチュエ−タと、前記溶解炉と前記電磁給湯炉の間にあってラドルを介して前記溶解炉から前記電磁給湯炉に給湯するラドル給湯装置を備えた。 【0012】 【作用】上記のように構成した本発明の作用について、以下説明する。 【0013】本発明の給湯動作は床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在に搭載され、電磁ポンプを介してダイカストマシンに溶湯を給湯する電磁給湯炉とを備えた給湯動作において、ラドルを介して前記溶解炉から前記電磁給湯炉に定量給湯し、前記電磁給湯炉から電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯するように構成した。 【0014】本発明の排湯動作は、床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉と、軌道上を移動自在に搭載され、溶湯を電磁ポンプを介してダイカストマシンに給湯する電磁給湯炉を備えた電磁給湯炉において、前記電磁給湯炉の基台に前記給湯炉を傾動自在に支持し、アクチュエ−タの作動により前記給湯炉を傾動し、前記給湯炉内の溶湯を前記溶解炉に排湯するようにした。 【0015】 【実施例】以下、本発明の1実施例について図面を基に説明する。 【0016】本実施例において、ダイカストマシンは横型縦射出ダイカストマシンを使用する。ただし、ダイカストマシンは縦射出部を除いて、本発明と直接関係がないので図面は省略する。 【0017】図1は、本実施例の電磁給湯炉の給湯状態を示す概略側面図で、図2は、本実施例の電磁給湯炉の排湯状態を示す概略側面図である。 【0018】同図において、1は床上に設置され、溶湯を溶融する溶解炉で、2は軌道3上を移動自在に搭載され、電磁ポンプ11により溶湯をダクト15を介してダイカストマシンの縦射出部12に給湯する電磁給湯炉である。電磁給湯炉2の基台4と給湯炉2aをヒンジ4aを介して回動自在とし、給湯炉2aを傾動自在に作動する油圧シリンダ6を設けている。油圧シリンダ6のシリンダ側を基台4のピン5に支持され、ロッド側を給湯炉2aのピポット7に支持されている。給湯炉2aの内部は溶解炉1に比べて比較的浅く、溶解炉1側に向けて緩やかなテ−パ形になっている。 【0019】ラドル給湯装置9は溶解炉1と電磁給湯炉2の間にあって、溶解炉1の溶湯を電磁給湯炉2に給湯する。ラドル給湯装置9は平行リンク10と平行リンク10を駆動する駆動装置によって作動するラドル8を操作され、溶解炉1から電磁給湯炉2の樋13に定量給湯する。縦射出部12は射出シリンダ13と射出ロッド14からなる。射出シリンダ13とダクト15端はマウスピ−ス16を介して、接続されている。 【0020】本実施例の作用について説明する。 【0021】ダイカストマシンの金型に給湯する場合には、図1に示すように、まず溶解炉1の溶湯をラドル8を介して溶解炉1から電磁給湯炉2の給湯炉2aに定量給湯し、続いて給湯炉2aの溶湯を電磁ポンプ11を介してダクト15からマウスピ−ス16を介してダイカストマシンの縦射出部12に溶湯を給湯する。給湯炉2aの湯面は射出サイクルごとに、ラドル8を介して溶解炉1から給湯炉2aに定量給湯されるため、ほぼ一定に維持される。 【0022】ダイカストマシンの作業が終了または中断したときの給湯炉2aの排湯動作は、まず、電磁給湯炉2を溶解炉1側に若干移動し、ダクト15端とマウスピ−ス16を分離する。 【0023】その後、図2に示すように、油圧シリンダ6の作動により給湯炉2aを傾動し、給湯炉2a内の溶湯を溶解炉1に排湯する。 【0024】以上述べたように、本実施例の電磁給湯炉を用いた給湯および排湯方法とその装置によれば、電磁給湯炉に特別な装置を装着することなく定量給湯ができ、また油圧シリンダ6の動作により電磁給湯炉2内の溶湯を容易に排出することができる。 【0025】なお、アクチュエ−タとして、油圧シリンダを利用したが、電動モ−タによって駆動されるボ−ルネジとナットの組合わせ、またはリンクとの組合わせ等の公知の技術を用いて容易に達成できる。 【0026】 【発明の効果】本発明の電磁給湯炉を用いた給湯および排湯方法とその装置によれば、電磁給湯炉に特別な装置を装着することなく、また電磁給湯炉内の溶湯を容易に排出することができる。
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