| 発明の名称 |
数値制御装置 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平8−1482 |
| 公開日 |
平成8年(1996)1月9日 |
| 出願番号 |
特願平6−141464 |
| 出願日 |
平成6年(1994)6月23日 |
| 代理人 |
【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外3名)
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| 発明者 |
覚張 勝治 / 野田 豊 |
| 要約 |
目的 手動運転のための既存の手動パルス発生器を有効に利用して、加工プログラムのチェック作業などが操作性よく行われるようにすること。
構成 手動パルス発生器1が発生するパルス信号より手動パルスハンドル3が回転中であることを検出し、ハンドル回転中信号を発生するハンドル回転中検出回路9と、ハンドル回転中検出手段9が発生するハンドル回転中信号の立ち上がりタイミングをもってハンドル回転開始信号を発生し、ハンドル回転中信号の立ち下がりタイミングをもってハンドル回転停止信号を発生する回転開始・停止信号作成回路15とを設け、自動運転開始・休止モードが選択されている場合には、ハンドル回転開始信号を自動運転開始信号入力部19に出力し、ハンドル回転停止信号を自動運転休止信号入力部21に出力する。 |
特許請求の範囲
【請求項1】 手動パルスハンドルの回転に応じて軸移動を指令するパルス信号を発生する手動パルス発生器を有する数値制御装置において、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルが回転中であることを検出し、ハンドル回転中信号を発生するハンドル回転中検出手段と、前記ハンドル回転中検出手段が発生するハンドル回転中信号の立ち上がりタイミングをもってハンドル回転開始信号を発生し、前記ハンドル回転中信号の立ち下がりタイミングをもってハンドル回転停止信号を発生する回転開始・停止信号作成手段と、自動運転開始・休止モードが選択されている場合には、数値制御装置に設けられている自動運転開始・休止信号入力部と前記回転開始・停止信号作成手段とを接続し、前記ハンドル回転開始信号を自動運転開始信号入力部に出力し、前記ハンドル回転停止信号を自動運転休止信号入力部に出力するモード選択手段とを有し、自動運転開始・休止モード時には、前記手動パルスハンドルの回転開始により自動運転を開始し、前記手動パルスハンドルの回転停止により自動運転を休止することを特徴とする数値制御装置。 【請求項2】 手動パルスハンドルの回転に応じて軸移動を指令するパルス信号を発生する手動パルス発生器を有する数値制御装置において、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルの回転方向を判別し、前記手動パルスハンドルの回転方向が正回転方向である場合には正転信号を発生し、前記手動パルスハンドルの回転方向が逆回転方向である場合には逆転信号を発生する正転・逆転信号作成手段と、主軸手動運転モードが選択されている場合には、主軸運転制御装置に設けられている正転・逆転信号入力部と前記正転・逆転信号作成手段とを接続し、前記正転信号を正転信号入力部に出力し、前記逆転信号を逆転信号入力部に出力するモード選択手段とを有し、主軸手動運転モード時には、前記手動パルスハンドルの正回転操作により主軸を正回転駆動し、前記手動パルスハンドルの逆回転操作により主軸を逆回転駆動し、前記手動パルスハンドルの回転停止により主軸の回転駆動を停止することを特徴とする数値制御装置。 【請求項3】 手動パルスハンドルの回転に応じて軸移動を指令するパルス信号を発生する手動パルス発生器を有する数値制御装置において、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルが回転中であることを検出し、ハンドル回転中信号を発生するハンドル回転中検出手段と、前記ハンドル回転中検出手段が発生するハンドル回転中信号の立ち上がりタイミングをもってハンドル回転開始信号を発生し、前記ハンドル回転中信号の立ち下がりタイミングをもってハンドル回転停止信号を発生する回転開始・停止信号作成手段と、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号の周波数に応じたオーバライド値によるオーバライド値信号を発生するオーバライド値信号作成手段と、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルの回転方向を判別し、前記手動パルスハンドルの回転方向が正回転方向である場合には正転信号を発生し、前記手動パルスハンドルの回転方向が逆回転方向である場合には逆転信号を発生する正転・逆転信号作成手段と、自動運転開始・休止モードが選択されている場合には、数値制御装置に設けられている自動運転開始・休止信号入力部と前記回転開始・停止信号作成手段とを接続して前記ハンドル回転開始信号を自動運転開始信号入力部に出力し、前記ハンドル回転停止信号を自動運転休止信号入力部に出力し、送りオーバライドモードが選択されている場合には、数値制御装置に設けられているオーバライド値入力部と前記オーバライド値信号作成手段とを接続し、オーバライド値信号をオーバライド値入力部に出力し、主軸手動運転モードが選択されている場合には、主軸運転制御装置に設けられている正転・逆転信号入力部と前記正転・逆転信号作成手段とを接続し、前記正転信号を正転信号入力部に出力し、前記逆転信号を逆転信号入力部に出力するモード選択手段とを有し、自動運転開始・休止モード時には、前記手動パルスハンドルの回転開始により自動運転を開始し、前記手動パルスハンドルの回転停止により自動運転を休止し、送りオーバライドモード時には前記手動パルスハンドルの回転速度に応じたオーバライド値にて送りオーバライドを行い、主軸手動運転モード時には、前記手動パルスハンドルの正回転操作により主軸を正回転駆動し、前記手動パルスハンドルの逆回転操作により主軸を逆回転駆動し、前記手動パルスハンドルの回転停止により主軸の回転駆動を停止することを特徴とする数値制御装置。
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発明の詳細な説明
【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、工作機械用の数値制御装置に関し、特に手動運転のための手動パルス発生器を備えた数値制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】数値制御工作機械の運転操作盤には自動運転の開始押しボタンと休止押しボタンとが設けられており、これら押しボタンの押釦操作により工作機械の自動運転の開始と休止が行われる。 【0003】また運転操作盤には送りオーバライドのオーバライド値を可変設定するロータリ選択スイッチが設けられており、ロータリ選択スイッチによって選択されたオーバライド値をもって送りオーバライドが行われる。通常、ロータリ選択スイッチにより選択されるオーバライド値は0〜200%であり、0%が選択されている場合には軸送りは停止する。 【0004】また運転操作盤には主軸手動運転用の正転押ボタンと逆転押ボタンとが設けられており、これら押しボタンの押釦操作により主軸の正回転駆動と逆回転駆動とが行われる。 【0005】なお、本発明による数値制御装置と関連がある従来技術としては、特開昭58−171243号公報、特開昭61−193205号公報、実開平5−9844号公報などに示されているものがある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】加工プログラムのチェックなどにおいては、特に機械と加工物との干渉をチェックする場合においては、自動運転の開始と休止とを繰り返し行って寸動運転状態にするが、この場合にはオペレータは、機械と加工物とが干渉しないことを目視しながら、開始押しボタンと休止押しボタンとを交互に押釦しなければならず、その操作には熟練が必要であり、ミス操作により機械と加工物との干渉する事故をおこし易い。 【0007】また機械と加工物との干渉を送りオーバライドによってチェックする場合には、寸動運転が必要であるために、オペレータは、機械と加工物とが干渉しないことを目視しながら、オーバライド値が0%とその他の%とに交互になるようにロータリ選択スイッチを選択切換操作しなければならず、やはりその操作には熟練が必要で、ミス操作により機械と加工物との干渉する事故をおこし易いまた加工点心出し作業などにおいては、主軸端に設定したダイヤルインジケータの指示値を見ながら、寸動運転のために、手動パルス発生器の手動パルスハンドルの回転操作による軸移動と、主軸手動運転用の正転押ボタンあるいは逆転押ボタンの押釦操作による主軸の正回転駆動あるいは逆回転駆動とを交互に行わなければならず、その操作には熟練が必要で、操作性、作業効率が悪い。 【0008】本発明は、上述の如き問題点に着目してなされたものであり、手動運転のための既存の手動パルス発生器を有効に利用して、加工プログラムのチェック作業や加工点心出しなどの段取り作業が操作性よく、作業効率よく行われるよう改良された数値制御装置を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成するため、本発明の請求項1による数値制御装置は、手動パルスハンドルの回転に応じて軸移動を指令するパルス信号を発生する手動パルス発生器を有する数値制御装置において、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルが回転中であることを検出し、ハンドル回転中信号を発生するハンドル回転中検出手段と、前記ハンドル回転中検出手段が発生するハンドル回転中信号の立ち上がりタイミングをもってハンドル回転開始信号を発生し、前記ハンドル回転中信号の立ち下がりタイミングをもってハンドル回転停止信号を発生する回転開始・停止信号作成手段と、自動運転開始・休止モードが選択されている場合には、数値制御装置に設けられている自動運転開始・休止信号入力部と前記回転開始・停止信号作成手段とを接続し、前記ハンドル回転開始信号を自動運転開始信号入力部に出力し、前記ハンドル回転停止信号を自動運転休止信号入力部に出力するモード選択手段とを有し、自動運転開始・休止モード時には、前記手動パルスハンドルの回転開始により自動運転を開始し、前記手動パルスハンドルの回転停止により自動運転を休止することを特徴としている。 【0010】また上述の如き目的を達成するため、本発明の請求項2による数値制御装置は、手動パルスハンドルの回転に応じて軸移動を指令するパルス信号を発生する手動パルス発生器を有する数値制御装置において、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルの回転方向を判別し、前記手動パルスハンドルの回転方向が正回転方向である場合には正転信号を発生し、前記手動パルスハンドルの回転方向が逆回転方向である場合には逆転信号を発生する正転・逆転信号作成手段と、主軸手動運転モードが選択されている場合には、主軸運転制御装置に設けられている正転・逆転信号入力部と前記正転・逆転信号作成手段とを接続し、前記正転信号を正転信号入力部に出力し、前記逆転信号を逆転信号入力部に出力するモード選択手段とを有し、主軸手動運転モード時には、前記手動パルスハンドルの正回転操作により主軸を正回転駆動し、前記手動パルスハンドルの逆回転操作により主軸を逆回転駆動し、前記手動パルスハンドルの回転停止により主軸の回転駆動を停止することを特徴としている。 【0011】また上述の如き目的を達成するため、本発明の請求項3による数値制御装置は、手動パルスハンドルの回転に応じて軸移動を指令するパルス信号を発生する手動パルス発生器を有する数値制御装置において、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルが回転中であることを検出し、ハンドル回転中信号を発生するハンドル回転中検出手段と、前記ハンドル回転中検出手段が発生するハンドル回転中信号の立ち上がりタイミングをもってハンドル回転開始信号を発生し、前記ハンドル回転中信号の立ち下がりタイミングをもってハンドル回転停止信号を発生する回転開始・停止信号作成手段と、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号の周波数に応じたオーバライド値によるオーバライド値信号を発生するオーバライド値信号作成手段と、前記手動パルス発生器が発生するパルス信号より前記手動パルスハンドルの回転方向を判別し、前記手動パルスハンドルの回転方向が正回転方向である場合には正転信号を発生し、前記手動パルスハンドルの回転方向が逆回転方向である場合には逆転信号を発生する正転・逆転信号作成手段と、自動運転開始・休止モードが選択されている場合には、数値制御装置に設けられている自動運転開始・休止信号入力部と前記回転開始・停止信号作成手段とを接続し、前記ハンドル回転開始信号を自動運転開始信号入力部に出力し、前記ハンドル回転停止信号を自動運転休止信号入力部に出力し、送りオーバライドモードが選択されている場合には、数値制御装置に設けられているオーバライド値入力部と前記オーバライド値信号作成手段とを接続し、オーバライド値信号をオーバライド値入力部に出力し、主軸手動運転モードが選択されている場合には、主軸運転制御装置に設けられている正転・逆転信号入力部と前記正転・逆転信号作成手段とを接続し、前記正転信号を正転信号入力部に出力し、前記逆転信号を逆転信号入力部に出力するモード選択手段とを有し、自動運転開始・休止モード時には、前記手動パルスハンドルの回転開始により自動運転を開始し、前記手動パルスハンドルの回転停止により自動運転を休止し、送りオーバライドモード時には前記手動パルスハンドルの回転速度に応じたオーバライド値にて送りオーバライドを行い、主軸手動運転モード時には、前記手動パルスハンドルの正回転操作により主軸を正回転駆動し、前記手動パルスハンドルの逆回転操作により主軸を逆回転駆動し、前記手動パルスハンドルの回転停止により主軸の回転駆動を停止することを特徴としている。 【0012】 【作用】請求項1による数値制御装置では、自動運転開始・休止モード時には、回転開始・停止信号作成手段が手動パルスハンドルの回転の有無に応じて発生する回転開始信号、回転停止信号が自動運転開始信号入力部、自動運転休止信号入力部に与えられ、手動パルスハンドルが回転されれば、自動運転が開始され、手動パルスハンドルの回転が停止(中断)されれば、自動運転が休止される。 【0013】請求項2による数値制御装置では、主軸手動運転モード時には、正転・逆転信号作成手段が手動パルスハンドルの回転方向に応じて発生する正転信号、逆転信号が正転信号入力部、逆転信号入力部に与えられ、手動パルスハンドルが正転方向へ回転されれば、主軸が正回転し、手動パルスハンドルが逆転方向へ回転されれば、主軸が逆回転し、手動パルスハンドルの回転が停止されれば、主軸の回転が停止する。 【0014】請求項3による数値制御装置では、上述の請求項1および2による数値制御装置の作用に加えて、送りオーバライドモード時には、オーバライド値信号作成手段が手動パルスハンドルの回転速度に応じて発生するオーバライド値がオーバライド値入力部に与えられ、手動パルスハンドルの回転速度に応じたオーバライド値にて送りオーバライドが行われる。 【0015】 【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。 【0016】図1は本発明による数値制御装置での一実施例を示している。 【0017】数値制御装置は手動パルス発生器1を具備している。手動パルス発生器1は、手動パルスハンドル3を有し、従来と同様に手動パルスハンドル3の回転に応じて軸移動を指令するパルス信号を数値制御装置本体5のパルス信号入力部7に入力する。 【0018】手動パルス発生器1には、ハンドル回転中検出手段であるハンドル回転中検出回路9と、オーバライド値信号作成手段であるオーバライド値算出回路11と、正転・逆転信号作成手段である正転・逆転信号作成回路13とが各々接続されており、手動パルス発生器1が発生するパルス信号はその各回路9、11、13に入力される。 【0019】ハンドル回転中検出回路9は、図2に示されているように、手動パルス発生器1が発生するパルス信号より手動パルスハンドル3が回転中であることを検出してハンドル回転中信号を発生し、ハンドル回転中信号を回転開始・停止信号作成である回転開始・停止信号作成回路15へ出力する。 【0020】回転開始・停止信号作成回路15は、図3に示されているように、ハンドル回転中信号の立ち上がりタイミングをもってハンドル回転開始信号を発生し、またハンドル回転中信号の立ち下がりタイミングをもってハンドル回転停止信号を発生する。 【0021】ハンドル回転開始信号、ハンドル回転停止信号は各々開閉器17の開閉に応じて数値制御装置本体5の自動運転開始信号入力部19、自動運転休止信号入力部21に選択的に入力される。 【0022】なお、自動運転開始信号入力部19、自動運転休止信号入力部21には、各々従来と同様に、手動操作の自動運転開始スイッチ23、自動運転休止スイッチ25が接続され、これらより自動運転開始信号、自動運転休止信号が与えられる。 【0023】オーバライド値算出回路11は手動パルス発生器1が発生するパルス信号の周波数に応じたオーバライド値によるオーバライド値信号を発生する。パルス信号の周波数をfとすれば、オーバライド値Owは下式に従って演算算出されればよい。 【0024】Ow=k・f但しkは定数オーバライド値算出回路11が発生するオーバライド値信号は開閉器27の開閉に応じて数値制御装置本体5のオーバライド値入力部29に選択的に入力される。 【0025】なお、オーバライド値入力部29には開閉器31の開閉に応じて従来と同様のオーバライドロータリ選択スイッチ33よりオーバライド値信号が与えられる。この場合、オーバライド値入力部29にはオーバライド値算出回路11とオーバライドロータリ選択スイッチ33の何れか一方より択一的にオーバライド値信号が与えられるべく、開閉器27と31とは互いに相反する関係にて開閉する。 【0026】正転・逆転信号作成回路13は、手動パルス発生器1が発生するパルス信号より手動パルスハンドル3の回転方向を判別し、手動パルスハンドル3の回転方向が正回転方向である場合には正転信号を発生し、手動パルスハンドル3の回転方向が逆回転方向である場合には逆転信号を発生する。 【0027】正転信号、逆転信号は各々開閉器35の開閉に応じて主軸運転制御装置37のの正転信号入力部39、逆転信号入力部41に選択的に入力される。 【0028】なお、正転信号入力部39、逆転信号入力部41には、各々従来と同様に、手動操作の正転スイッチ43、逆転スイッチ45が接続され、これらより正転信号、逆転信号が与えられる。 【0029】開閉器17、27、31、35の開閉はモード選択スイッチ47により行われる。モード選択スイッチ47は、自動運転開始・休止モード時には開閉器17、31を閉じて開閉器27、35を開き、送りオーバライドモード時には開閉器27を閉じて開閉器17、31、35を開き、主軸手動運転モード時には開閉器31、35を閉じて開閉器27、31を開く。 【0030】上述の如き構成によれば、モード選択スイッチ47により自動運転開始・休止モードが選択されている場合には、開閉器17が閉じられることによって回転開始・停止信号作成回路15が発生する回転開始信号、回転停止信号が自動運転開始信号入力部19、自動運転休止信号入力部21に与えられ、手動パルスハンドル3が回転されれば、自動運転が開始され、手動パルスハンドル3の回転が停止されれば、自動運転が休止される。 【0031】モード選択スイッチ47により送りオーバライドモードが選択されている場合には、開閉器31が閉じられることによってオーバライド値信号算出回路11が手動パルス発生器1のパルス信号の周波数に応じて、即ち手動パルスハンドル3の回転速度に応じて発生するオーバライド値がオーバライド値入力部29に与えられ、手動パルスハンドル3の回転速度に応じたオーバライド値にて送りオーバライドが行われる。 【0032】この送りオーバライドモード時において、手動パルスハンドル3の回転が停止されれば、手動パルス発生器1のパルス信号の周波数が零になって軸送りが停止されるから、オペレータが手動パルスハンドル3を廻したり、止めたりすることにより、送りオーバライドモードにて手動パルスハンドル3を廻す速さに応じた軸送り速度をもって寸動運転が行われる。 【0033】モード選択スイッチ47により主軸手動運転モードが選択されている場合には、開閉器35が閉じられることによって正転・逆転信号作成回路13が発生する正転信号、逆転信号が正転信号入力部39、逆転信号入力部41に与えられ、手動パルスハンドル3が正転方向へ回転されれば、主軸が正回転し、手動パルスハンドル3が逆転方向へ回転されれば、主軸が逆回転し、手動パルスハンドル3の回転が停止されれば、主軸の回転が停止する。 【0034】以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。 【0035】 【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明による数値制御装置によれば、自動運転開始・休止モード時には、手動パルスハンドルが回転されれば、自動運転が開始され、手動パルスハンドルの回転が停止(中断)されれば、自動運転が休止されて手動パルスハンドルの操作だけで寸動運転が操作性よく行われるようになり、また送りオーバライドモード時には、手動パルスハンドルの回転速度に応じたオーバライド値にて送りオーバライドが行われ、この場合も手動パルスハンドルの操作だけで軸移動の寸動運転が操作性よく行われるようになり、何れの場合も機械と加工物との干渉チェックなどのための加工プログラムのチェック作業が熟練を必要とすることなく能率よく行われるようになる。 【0036】また主軸手動運転モード時には、手動パルスハンドルが正転方向へ回転されれば、主軸が正回転し、手動パルスハンドルが逆転方向へ回転されれば、主軸が逆回転し、手動パルスハンドルの回転が停止されれば、主軸の回転が停止し、手動パルスハンドルの操作だけで主軸の寸動運転が操作性よく行われるようになり、加工点心出しなどの段取り作業が熟練を必要とすることなく作業効率よく行われるようになる。
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