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発明の名称 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−112437
公開日 平成8年(1996)5月7日
出願番号 特願平6−249551
出願日 平成6年(1994)10月14日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】柏原 健次
発明者 武本 孝俊
要約 目的
構成が簡易でありコストを大幅に低減することができ、遊技機島内のスペースを極力有効に使用することができ、しかもコストを大幅に低減することができる遊技媒体研磨装置を提供すること。また、島の占有スペースを削減できて、遊技店内における省スペース化の要請に応じることができる遊技機島を提供すること。

構成
遊技媒体研磨装置30は、互いに長手方向に連なるように配設された複数の研磨ユニット30A〜30Cを具備して成り、各研磨ユニット30A〜30C間に設けたガイド部材38,39の開閉により、各遊技機21から排出される未研磨遊技媒体の増加に応じて、各研磨ユニット30A〜30Cを連ねた研磨スパンの長さを調整できる。また、島中段20Bは、背中合わせに複数の遊技機21を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設し成る。
特許請求の範囲
【請求項1】複数の遊技機を並設した遊技機島内の下段に設置され、前記遊技機で使用された遊技媒体を研磨しつつ搬送する遊技媒体研磨装置であって、島下段内にて島長手方向に沿い、互いに長手方向に連なるように配設された複数の研磨ユニットを具備し、各研磨ユニットは、一対のコンベヤを、それらの搬送ベルト間に遊技媒体を挟めるだけの間隔を取って上下平行に併設して成り、前記一対のコンベヤのうち少なくとも一方の搬送ベルトを研磨材から形成し、一の研磨ユニットの終端側と、該一の研磨ユニットに続く次の研磨ユニットの始端側との間に、開閉可能であって、閉じた際に一の終端側から次の始端側へ遊技媒体を導く一方、開いた際に一の終端側と次の始端側との隙間から遊技媒体を落下させるガイド部材を設けたことを特徴とする遊技媒体研磨装置。
【請求項2】複数の遊技機を並設した遊技機島内の下段に設置され、前記遊技機で使用された遊技媒体を研磨しつつ搬送する遊技媒体研磨装置であって、島下段内にて島長手方向に沿い、互いに長手方向に連なるように配設された複数の研磨ユニットを具備し、各研磨ユニットは、一対のコンベヤを、それらの搬送ベルト間に遊技媒体を挟めるだけの間隔を取って上下平行に併設して成り、前記一対のコンベヤのうち少なくとも一方の搬送ベルトの表側に研磨材からなる研磨層を設け、一の研磨ユニットの終端側と、該一の研磨ユニットに続く次の研磨ユニットの始端側との間に、開閉可能であって、閉じた際に一の終端側から次の始端側へ遊技媒体を導く一方、開いた際に一の終端側と次の始端側との隙間から遊技媒体を落下させるガイド部材を設けたことを特徴とする遊技媒体研磨装置。
【請求項3】各遊技機から排出される未研磨遊技媒体の増加に応じて、前記各研磨ユニットを連ねた研磨スパンの長さを調整する制御手段であって、未研磨遊技媒体が所定量増える毎に、未研磨遊技媒体が最初に導入される上流側から順に、各研磨ユニット間のガイド部材を通常の開状態から閉状態に変位させる制御手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体研磨装置。
【請求項4】各遊技機から排出される未研磨遊技媒体の増加に応じて、前記各研磨ユニットを連ねた研磨スパンの長さを調整する制御手段であって、未研磨遊技媒体が所定量増える毎に、未研磨遊技媒体が最初に導入される上流側から順に、各研磨ユニットのコンベヤ動作を開始させる制御手段を有し、前記各研磨ユニット間のガイド部材を、一定量の遊技媒体の重みにより開状態から閉状態に変位するよう構成すると共に、各研磨ユニット間のガイド部材上に、上流側のコンベヤが停止している際、下流側の動作中のコンベヤから送られた遊技媒体を前記一定量だけ滞留させ得る溜り部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体研磨装置。
【請求項5】前記各研磨ユニットを、それらの搬送ベルトの始端側を略同一の高さ位置に揃えると共に、それぞれ搬送ベルトが始端側より終端側へ上方向に傾斜するように配設したことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の遊技媒体研磨装置。
【請求項6】前記各研磨ユニットを、一の研磨ユニットより該一の研磨ユニットに続く次の研磨ユニットの高さ位置が順次低くなると共に、それぞれの搬送ベルトが略水平方向に延びるように配設したことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の遊技媒体研磨装置。
【請求項7】島中段をなすよう構築され、背中合わせに複数の遊技機を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設し、背中合わせに対接させた遊技機2台分に相当する奥行幅に構成した遊技機設置部と、前記遊技機設置部の下側にて島下段をなすよう構築され、各遊技機から排出される遊技媒体をそのまま貯留する箱状枠形に形成され、かつその内部に請求項1,2,3,4,5または6に記載した遊技媒体研磨装置を配設した遊技媒体研磨溜り部とを具備することを特徴とする遊技機島。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の遊技機を並設した遊技機島内の下段に設置され、前記遊技機で使用された遊技媒体を研磨しつつ搬送する遊技媒体研磨装置に関する。ここで、遊技機とは主としてパチンコ台を指すものであり、遊技媒体はパチンコ球である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、例えば、図10に示すような遊技媒体研磨装置1があった。すなわち、モータ2で回転駆動されるコイル体3が内装された攪ハン筒4と、該攪ハン筒4の吐出口4aに続く研磨材Cの分離部5と、該分離部5と攪ハン筒4の受入口4bとをつなぐ戻し筒6とを有するものである。
【0003】パチンコ球Pは搬入路7から受入口4bに入り、戻し筒6の吐出口6aから攪ハン筒4の受入口4bに入った研磨材Cと共に攪ハン筒4内でコイル体3により混合攪ハンされて吐出口4aから吐出され、分離部5で研磨材Cが分離されて、パチンコ球Pのみが樋8から送り出される。分離部5で分離された研磨材Cはホッパ6bに落ち、戻し筒内6を通って吐出口6aに戻り循環するものである。研磨材Cの目減り分等は補給タンク9から補給される。
【0004】このような研磨装置1は、例えば、図11に示したように遊技機島10と一体的に設置される。遊技機島10の上部には、前記遊技媒体研磨装置1によって研磨されたパチンコ球の貯留タンク11が配設されている。また、貯留タンク11にはバイパス12を介して、予備のパチンコ球を貯留する下部タンク13が連通されている。貯留タンク11内のパチンコ球の量が減ったときは、遊技媒体研磨装置1によって下部タンク13に貯留されているパチンコ球が貯留タンク11へ補給される。
【0005】図12及び図13に示すように、遊技機島10は、パチンコ台14を背中合せにした状態で横方向に複数並設して構成されており、島前面側と島後面側とでそれぞれ一列に並ぶパチンコ台列の各背面間は離隔するよう配置されている。島中段をなす各パチンコ台列の背面間スペースには、球貸し機15から送り出された紙幣を島横方向に搬送すべく紙片搬送装置16が配設されている。
【0006】このように、各パチンコ台列間には、紙片搬送装置16を配設するスペースをある程度広く確保する必要があるため、島全体の奥行幅は、少なくともパチンコ台14の2台分に相当する奥行幅に紙片搬送装置16を加味した大きさに設定する必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述した従来の遊技媒体研磨装置1では、パチンコ球を研磨するための攪ハン筒4のような研磨部と、研磨材を分離回収するための分離部5、及び戻し筒6のような回収部を必要とし、更に、研磨済のパチンコ球を貯留するためのタンクを島の上部に設け、或いは下部にも設ける必要がある。従って、部品点数が多くなり、全体の構成が複雑化しがちであり、コストを低減する際に大きな支障になると共に、大変大きな設置スペースを必要とするという問題点があった。しかも、パチンコ球と研磨材Cとを分離するための構成が別途必要となり、また、研磨材Cの一部がパチンコ球と共に運ばれてしまい、パチンコ台14の盤面に入って故障を招く虞れもあった。
【0008】更に、前記遊技媒体研磨装置1を装備した従来の遊技機島10では、その奥行幅がパチンコ台14の2台分に紙片搬送装置16を加味した大きさにほぼ規格化されている。従って、遊技店のフロア面積を拡張せずにパチンコ台数を増やしたくても、島幅との関係上、フロア上に設置できる島数が限定されてしまうという不都合を呈していた。このような事情に鑑み、島の奥行方向の占有スペースを減らして、その分、フロア上に設置できる島数を増やせるような省スペース型遊技機島の開発が切望されていた。
【0009】本発明は、このような従来技術の有する問題点に着目してなされたもので、構成が簡易でありコストを大幅に低減することができ、遊技機島内のスペースを極力有効に使用することができる遊技媒体研磨装置を提供することを目的としている。また、前記遊技媒体研磨装置を装備すると共に、島の占有スペースを削減できて、遊技店内における省スペース化の要請に応じることができる遊技機島を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項に存する。
【0011】1 複数の遊技機(21)を並設した遊技機島(20)内の下段(20A)に設置され、前記遊技機(21)で使用された遊技媒体を研磨しつつ搬送する遊技媒体研磨装置(30)であって、島下段(20A)内にて島長手方向に沿い、互いに長手方向に連なるように配設された複数の研磨ユニット(30A〜30C)を具備し、各研磨ユニット(30A〜30C)は、一対のコンベヤ(31a,31b)を、それらの搬送ベルト(32)間に遊技媒体を挟めるだけの間隔を取って上下平行に併設して成り、前記一対のコンベヤ(31a,31b)のうち少なくとも一方の搬送ベルト(32)を研磨材から形成し、一の研磨ユニット(30A/30B)の終端側と、該一の研磨ユニット(30A/30B)に続く次の研磨ユニット(30B/30C)の始端側との間に、開閉可能であって、閉じた際に一の終端側から次の始端側へ遊技媒体を導く一方、開いた際に一の終端側と次の始端側との隙間から遊技媒体を落下させるガイド部材(38,39)を設けたことを特徴とする遊技媒体研磨装置(30)。
【0012】2 複数の遊技機(21)を並設した遊技機島(20)内の下段(20A)に設置され、前記遊技機(21)で使用された遊技媒体を研磨しつつ搬送する遊技媒体研磨装置(30)であって、島下段内にて島長手方向に沿い、互いに長手方向に連なるように配設された複数の研磨ユニット(30A〜30C)を具備し、各研磨ユニット(30A〜30C)は、一対のコンベヤ(31a,31b)を、それらの搬送ベルト(32)間に遊技媒体を挟めるだけの間隔を取って上下平行に併設して成り、前記一対のコンベヤ(31a,31b)のうち少なくとも一方の搬送ベルト(32)の表側に研磨材からなる研磨層を設け、一の研磨ユニット(30A/30B)の終端側と、該一の研磨ユニット(30A/30B)に続く次の研磨ユニット(30B/30C)の始端側との間に、開閉可能であって、閉じた際に一の終端側から次の始端側へ遊技媒体を導く一方、開いた際に一の終端側と次の始端側との隙間から遊技媒体を落下させるガイド部材(38,39)を設けたことを特徴とする遊技媒体研磨装置(30)。
【0013】3 各遊技機(21)から排出される未研磨遊技媒体の増加に応じて、前記各研磨ユニット(30A〜30C)を連ねた研磨スパンの長さを調整する制御手段(100)であって、未研磨遊技媒体が所定量増える毎に、未研磨遊技媒体が最初に導入される上流側から順に、各研磨ユニット(30A〜30C)間のガイド部材(38,39)を通常の開状態から閉状態に変位させる制御手段(100)を有することを特徴とする1項または2項記載の遊技媒体研磨装置(30)。
【0014】4 各遊技機(21)から排出される未研磨遊技媒体の増加に応じて、前記各研磨ユニット(30A〜30C)を連ねた研磨スパンの長さを調整する制御手段(110)であって、未研磨遊技媒体が所定量増える毎に、未研磨遊技媒体が最初に導入される上流側から順に、各研磨ユニット(30A〜30C)のコンベヤ(31a,31b)動作を開始させる制御手段(110)を有し、前記各研磨ユニット(30A〜30C)間のガイド部材(38,39)を、一定量の遊技媒体の重みにより開状態から閉状態に変位するよう構成すると共に、各研磨ユニット(30A〜30C)間のガイド部材(38,39)上に、上流側のコンベヤ(31a,31b)が停止している際、下流側の動作中のコンベヤ(31a,31b)から送られた遊技媒体を前記一定量だけ滞留させ得る溜り部(36)を設けたことを特徴とする1項または2項記載の遊技媒体研磨装置(30)。
【0015】5 前記各研磨ユニット(30A〜30C)を、一の研磨ユニット(30A/30B)より該一の研磨ユニット(30A/30B)に続く次の研磨ユニット(30B/30C)の高さ位置が順次低くなると共に、それぞれの搬送ベルト(32)が略水平方向に延びるように配設したことを特徴とする1項,2項,3項または4項記載の遊技媒体研磨装置(30)。
【0016】6 前記各研磨ユニット(30A〜30C)を、それらの搬送ベルト(32)の始端側を略同一の高さ位置に揃えると共に、それぞれ搬送ベルト(32)が始端側より終端側へ上方向に傾斜するように配設したことを特徴とする1項,2項,3項または4項記載の遊技媒体研磨装置(30a)。
【0017】7 島中段(20B)をなすよう構築され、背中合わせに複数の遊技機(21)を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設し、背中合わせに対接させた遊技機(21)2台分に相当する奥行幅に構成した遊技機設置部と、前記遊技機設置部の下側にて島下段(20A)をなすよう構築され、各遊技機(21)から排出される遊技媒体をそのまま貯留する箱状枠形に形成され、かつその内部に1項,2項,3項,4項,5項または6項に記載した遊技媒体研磨装置(30)を配設した遊技媒体研磨溜り部とを具備することを特徴とする遊技機島(20)。
【0018】
【作用】遊技媒体研磨装置(30)を構成する複数の研磨ユニット(30A〜30C)は、それぞれ一対のコンベヤ(31a,31b)を、それらの搬送ベルト(32)間に遊技媒体を挟めるだけの間隔を取って上下平行に併設して形成する。各研磨ユニット(30A〜30C)の一対のコンベヤ(31a,31b)のうち、少なくとも一方の搬送ベルト(32)は研磨材から形成する。或は、少なくとも一方の搬送ベルト(32)の表側に研磨材からなる研磨層を設けてもよい。ここで研磨材は、例えば6ナイロンを主成分とし、他に静電気除去材、研磨増強材を混入したり、他の合成樹脂、繊維物質等により合成する。
【0019】各研磨ユニット(30A〜30C)は、複数の遊技機(21)を並設した遊技機島(20)内の下段(20A)内に、島長手方向に沿って互いに連なるように配設すればよい。一の研磨ユニット(30A/30B)の終端側と、これに続く次の研磨ユニット(30B/30C)の始端側との間には、開閉可能なガイド部材(38,39)を設ける。かかるガイド部材(38,39)が閉じた際には、各研磨ユニット(30A〜30C)間における遊技媒体の受け渡しを円滑に行なうことができる。一方、ガイド部材(38,39)が開いた際には、各研磨ユニット(30A〜30C)間の隙間から遊技媒体を下方に落下させることができる。
【0020】遊技媒体が、各研磨ユニット(30A〜30C)の最上流側に位置する一の研磨ユニット(30A)における一対のコンベヤ(31a,31b)間の始端側に導入されると、上下の搬送ベルト(32)に挟まれながら終端側へ移動する間に搬送ベルト(32)により研磨される。そして、ガイド部材(38,39)が開いている場合、遊技媒体は、一の研磨ユニット(30A/30B)の終端側から次に続く研磨ユニット(30A〜30C)の始端側へと順次受け渡されつつ、繰り返し研磨された後、最下流側に位置する研磨ユニット(30A〜30C)から排出される。
【0021】前記ガイド部材(38,39)の開閉により、各遊技機(21)から排出される未研磨遊技媒体の増加に応じて、前記各研磨ユニット(30A〜30C)を連ねた研磨スパンの長さを調整することもできる。例えば、制御手段(100)によって、未研磨遊技媒体が所定量増える毎に、未研磨遊技媒体が最初に導入される上流側から順に、各研磨ユニット(30A〜30C)間のガイド部材(38,39)を通常の開状態から閉状態に変位させればよい。
【0022】それにより、未研磨遊技媒体が所定量増える、すなわち遊技客が多くなるに応じて、遊技媒体研磨装置(30)の研磨能力を高めることができ、逆に遊技客が少ないときには、遊技媒体研磨装置(30)による不必要な研磨を防止することができる。
【0023】また、別の制御手段(110)によって、未研磨遊技媒体が所定量増える毎に、未研磨遊技媒体が最初に導入される上流側から順に、各研磨ユニット(30A〜30C)のコンベヤ(31a,31b)の動作を開始させるように設定してもよい。この場合、各研磨ユニット(30A〜30C)間のガイド部材(38,39)上に設けた溜り部(36)に、そのすぐ上流側のコンベヤ(31a,31b)が停止している際、下流側の動作中のコンベヤ(31a,31b)から送られた遊技媒体が滞留する。
【0024】前記溜り部(36)に遊技媒体が一定量溜るとその重みで、ガイド部材(38,39)が開状態から閉状態に変位するため、遊技媒体は下方に落下する。それにより、前記別の制御手段(110)によれば、遊技客が少ないときには、遊技媒体研磨装置(30)の不必要な稼動をなくして、その分、コストの無駄を省くことができる。
【0025】前記遊技媒体研磨装置(30)は、各研磨ユニット(30A〜30C)に分割されているため、組み付け前の搬送や組み付け作業が容易であり、しかも、一部のユニットのみを簡単に他と交換することができる。また、各研磨ユニット(30A〜30C)の構成は比較的簡易であると共に、大きな設置スペースを必要としない。
【0026】各研磨ユニット(30A〜30C)の長さは、必要に応じて異なるように設定することもできる。例えば、最上流側に位置させる研磨ユニット(30A)は、一番汚れ易いため、その全長を予め短く設定しておき、新しいものとの交換を考慮したり、最下流側に位置させる研磨ユニット(30C)は、島の長さに適宜対応できるように、幾つか全長の異なるものを調整用として用意してもよい。
【0027】また、長手方向に連なる前記各研磨ユニット(30A〜30C)を、それらの搬送ベルト(32)の始端側を略同一の高さ位置に揃えると共に、それぞれ搬送ベルト(32)が始端側より終端側へ上方向に傾斜するように配設すれば、遊技媒体研磨装置(30)の上下幅を極力抑えることができる。或は、長手方向に連なる前記各研磨ユニット(30A〜30C)を、一の研磨ユニット(30A/30B)より該一の研磨ユニット(30A/30B)に続く次の研磨ユニット(30B/30C)の高さ位置が順次低くなると共に、それぞれの搬送ベルト(32)が略水平方向に延びるように配設すれば、遊技媒体を円滑に研磨・移動させることができる。
【0028】以上の遊技媒体研磨装置(30)を装備した遊技機島(20)において、背中合わせに複数の遊技機(21)をそれらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず、互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設すれば、島中段(20B)をなす遊技機設置部は、背中合わせに対接させた遊技機(21)の2台分に相当する奥行幅に抑えられる。
【0029】このように、島全体の奥行幅をほぼ決定する島中段(20B)を薄型化することにより、島(20)の占有スペースを大幅に削減することができる。それにより、所定のフロア面積当たり、より多くの島(20)を設置することができ、延ては省スペース化の要請に応じることができるため、例えば、狭い店内でも奥行方向により多くの遊技機(21)を装備できる等、営業上極めて有利となる。
【0030】前記遊技媒体研磨装置(30)によって研磨された遊技媒体は排出された後、遊技機島(20)の島下段(20A)である遊技媒体研磨溜り部に貯留される。島下段(20A)内はそのまま遊技媒体の貯留タンクの役目を果たす。このように、本発明の遊技媒体研磨装置(30)は遊技機島(20)下段のスペースを有効に利用して遊技媒体の研磨をすることができるものである。
【0031】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説明する。図1〜図6は本発明に係る遊技媒体研磨装置の第1実施例と、該装置を装備した遊技機島を示している。
【0032】図1に示すように遊技媒体研磨装置30は、複数のパチンコ台(遊技機)21を並設した遊技機島20の島下段20A内に設置され、前記パチンコ台21で使用されたパチンコ球(遊技媒体)を研磨しつつ搬送する装置である。ここで遊技機島20は、横方向に並設される複数のパチンコ台21と、各パチンコ台21で使うパチンコ球や該パチンコ球の貸出しと引き換えに取り込まれる紙幣を処理する遊技関連設備(球貸機27,紙幣搬送装置70等)とから構築されている。
【0033】遊技媒体研磨装置30は、島下段20A内にて島長手方向に沿い、互いに長手方向に連なるように配設された複数の研磨ユニット30A〜30Cを具備して成る。更に詳しく言えば、各研磨ユニット30A〜30Cは、上流側の一の研磨ユニット30A/30Bより次に続く研磨ユニット30B/30Cの高さ位置が順次低くなると共に、それぞれ略水平方向に延びるように配設されている。
【0034】最上流側の研磨ユニット30Aの終端側と、次に続く研磨ユニット30Bの始端側との間には、第1ガイド部材38が開閉可能に設けられている。かかる第1ガイド部材38は、閉じた際(図1に示した状態)に、研磨ユニット30Aの終端側から研磨ユニット30Bの始端側へとパチンコ球を導く一方、開いた際に、研磨ユニット30Aの終端側と研磨ユニット30Bの始端側との隙間からパチンコ球を下方へ落下させるものである。
【0035】また、真ん中側の研磨ユニット30Bの終端側と、次に続く最下流側の研磨ユニット30Cの始端側との間にも、同様な第2ガイド部材39が開閉可能に設けられている。各研磨ユニット30A〜30Cの間における各ガイド部材38,39上は、パチンコ球を一定量だけ貯留できる球溜り部36となっている。図6に示すように、各ガイド部材38,39は、制御手段100に信号線を介して接続されており、これら各ガイド部材38,39は、制御手段100の指令に基づいて、通常の開状態から閉状態へと変位するように設定されている。
【0036】制御手段100は、島20に付く遊技客の多少を表す各パチンコ台21から排出される未研磨パチンコ球の増加に応じて、前記各研磨ユニット30A〜30Cを連ねた研磨スパンの長さを調整するものである。すなわち、制御手段100は、未研磨パチンコ球が所定量増える毎に、未研磨パチンコ球が最初に導入される上流側から順に、ガイド部材38,39を通常の開状態から閉状態に変位させる指令を出力する。
【0037】更に詳しく言えば、制御手段100は、後述する第1検知手段91からの信号を入力すると、第1ガイド部材38を閉状態に変位させる指令を出力し、その後、未研磨パチンコ球の増加により第2検知手段92からの信号を入力すると、第2ガイド部材39を閉状態に変位させる指令を出力するものである。なお、制御手段100は、遊技機島20内の各種遊技関連設備を集中管理するものであり、通常はインターフェース,CPU,RAM,ROM等から構成されたマイクロコンピユータから成る。
【0038】個々の研磨ユニット30A〜30Cは、それぞれ一対のコンベヤ31a,31bを有している。何れのコンベヤ31a,31bも、モータ(図示せず)により回転駆動する駆動プーリー33と、従動プーリー34と、各プーリー33,34に巻き掛けられた搬送ベルト32と、それらの支持体35(図2参照)からなる。一対のコンベヤ31a,31bは、それらの搬送ベルト32,32が互いに対向すべく上下平行に併設されており、その間隔は上下の搬送ベルト32,32間にパチンコ球を挟められるように設定されている。
【0039】搬送ベルト32は、弾発力を有する材料を帯状に成形したものであり、搬送ベルト32の厚み次第では上下のコンベヤ31a,31bの搬送ベルト32が接触するように配置してもよい。それは、搬送ベルト32の厚みによっては、搬送ベルト32が接していてもパチンコ球がプーリー33,34部分を通るとき、搬送ベルト32にめり込むようにして通過することができるからである。なお、各研磨ユニット30A〜30Cは、例えば、支持体35に設けてある係脱構造等により、後述する島下段を囲う腰板40内側の所定位置に容易に着脱できるように構成されている。
【0040】上下のコンベヤ31a,31bのうち、少なくとも一方の搬送ベルト32は研磨材を帯状にして作られている。研磨材としては、例えば、6ナイロンまたは66ナイロンを使用する。これら研磨材を主成分とし、他に静電気除去材、研磨増強材を混入したり、他の合成樹脂、繊維物質等より合成されている。研磨力をより高めるために、一対のコンベヤ31a,31bの搬送ベルト32の双方を研磨材等で作ることも可能である。
【0041】パチンコ球は異なる速度で駆動する上下の搬送ベルト32の弾発力によって挟持されつつ搬送されながら、回転し或いはスライドすることで研磨されるが、その回転或いはスライドをより大きく、かつ、頻繁に行わせるために搬送ベルト32の表面に図3に示すような突起部32aを形成してもよい。或いは逆に、凹状の陥没部分を形成してもよい。また、前述したように搬送ベルト32自体を全体的に研磨材から形成するのではなく、図示省略したが通常のコンベアベルトの表側に、研磨材からなる研磨層を設けたものとしてもよい。
【0042】また、上下の搬送ベルト32の回転方向や回転数は、パチンコ球の研磨・搬送に支障を来さない範囲で任意に設定することができる。例えば、下側の搬送ベルト32の回転方向を、パチンコ球の搬送方向と一致させて、その回転数を14rpmとした場合、上側の搬送ベルト32の回転方向を下側のベルトとは逆向きにして、その回転数を7rpm程度に抑えれば、研磨効率を一段と高めることができる。
【0043】その他、パチンコ球を搬送・研磨中に上下の搬送ベルト32の間からこぼれ落ちるのを防止するために、下側の搬送ベルト32をその全周にわたってその両縁部に隆起部(図示せず)を形成し、その隆起部が外側から上側の搬送ベルト32に達するようにしてもよい。また、逆に上側の搬送ベルト32の全周にわたってその両縁部に隆起部を形成し、その隆起部が外側から下側の搬送ベルト32に達するようにしてもよい。或は、搬送ベルト32の間からパチンコ球がこぼれ落ちるのを防ぐために、搬送ベルト32の両縁部に沿って板状のガイド板(図示せず)等を設けてもよい。
【0044】以上の遊技媒体研磨装置30が配設される島下段20Aは、各パチンコ台21から排出されたパチンコ球を研磨後に貯留する箱状枠形に形成されされている。更に詳しく言えば、島下段20Aは、腰板40と底板41と天板42に囲まれた箱状枠形に形成され、島下段20Aそのものが、パチンコ球をそのまま貯留するパチンコ球研磨貯留部として構成されている。従って、従来技術の如く島下段に別途、貯留タンクを配設する必要はない。
【0045】パチンコ球研磨貯留部内において、前記遊技媒体研磨装置30の上方には球受樋43が設けられている。球受樋43は、各パチンコ台21から排出されるパチンコ球を、最上流側の研磨ユニット30Aの始端側にある球溜り部36aまで誘導するための部材である。球受樋43は島20の一端側から緩やかに下方に傾斜するように配設されている。なお、球受樋43の終端出口が臨む球溜り部36aの傍らには、パチンコ球が下方コンベヤ30bの始端側からこぼれ落ちるのを防止するガイド部材44が設けられている。
【0046】球受樋43の終端と中程との途中には、それぞれ球受樋43内のパチンコ球量を検出する第1検知手段91、第2検知手段92が設けられている。各検知手段91,92は、例えば、被検知物たるパチンコ球との距離に応じて動作する非接触型の近接スイッチ等により構成すればよい。具体的には検知手段91,92は、それぞれ当該位置における球受樋43内をパチンコ球が流動している際には、断続的にONとなる一方、球受樋43内がパチンコ球でいっぱいとなり、球受樋43内にパチンコ球が滞留したり、ゆっくりと流動している場合に継続してONとなり、このON状態が2秒以上継続すると、前述の制御手段100へ信号を出力するものである。
【0047】各パチンコ台21から排出されたパチンコ球は、球受樋43を流下して先ず球溜り部36aに溜り、排出される未研磨のパチンコ球が増加すると球受樋43の下流側の第1検知手段91がある付近に溜り、更に未研磨のパチンコ球が増加すると球受樋43の中程の第2検知手段92がある付近に溜る。従って、各検知手段91,92は、先ず第1検知手段91、次に第2検知手段92が、未研磨のパチンコ球が増加に伴い前記制御手段100へ信号を出力する。
【0048】また、パチンコ球研磨貯留部の底板41上には、一方向にパチンコ球を移送する回転可能な螺旋状体50が配設されている。螺旋状体50の一端部は駆動モータ51の出力軸に連結されている。図4に示すように、腰板40の内側には、螺旋状体50に向って斜めに下降するガイド内壁40aが設けれている。かかるガイド内壁40aは、螺旋状体50にパチンコ球を集める役割を果している。また、螺旋状体50の他端部側には、パチンコ球を島上段20C側に揚送する揚送機構60が配設されている。
【0049】図4及び図5に示すように、島中段20Bである遊技機設置部は、背中合わせに複数のパチンコ台21を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設してなる。従って、その幅は背中合わせに対接させた遊技機2台分に相当する奥行幅に構成されている。また、横方向に並ぶ各パチンコ台21の間には、球貸機27が介装されている。
【0050】遊技機は、本実施例ではパチンコ台21である。すなわち、パチンコ台21はパチンコ球をハンドル22の操作によって盤面上に打ち出し、パチンコ球の入賞を狙うものであり、正面側にはパチンコ球を機内に導入する前皿23や、パチンコ球貯留用の予備皿24が設けられている。また、球貸機27は、紙幣判断手段からの信号を受けた際に、相当数の球を計数しつつ払い出すものである。
【0051】図5に示すように、パチンコ台21の背面側には、役物に使われるCRT等のかさばる特定部品25が出っ張っているが、背中合わせの2台のパチンコ台21は、これらの特定部品25が互いに回避する状態でうまく対接すべく配されている。2台のパチンコ台21の背面側は互いにぴったりと当ててもよく、また、多少の間隙を開けて対接させてもよい。何れにせよ、前後2列のパチンコ台21の背面間には、他の遊技関連設備を介装する余地はなく、従来この背面間に介装されていた紙幣搬送装置70は、島上段20C側に配設されている。
【0052】図1及び図4に示すように、島上段20Cには、パチンコ球との引き換えに取り込んだ紙幣を横方向に搬送する紙幣搬送装置70と、各パチンコ台21にパチンコ球を供給する補給樋71とがそれぞれ横方向に延びるように配設されている。なお、紙幣搬送装置70や補給樋71は、島上段20Cの外壁をなすドーム状のカバー部材72で覆われている。
【0053】次に作用を説明する。遊技媒体研磨装置30を装備した遊技機島20において、図5に示すように島中段20Bは、背中合わせに複数のパチンコ台21をそれらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず、互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設して遊技機設置部として構築する。前後2列のパチンコ台21の背面間には、他の遊技関連設備を介装する余地はなく、島中段20Bをなす遊技機設置部は、背中合せに対接させたパチンコ台21の2台分に相当する奥行幅L1 となる。この幅L1に合わせて、島下段20Aや島上段20Cも薄型化される。
【0054】このように、島全体の奥行幅をほぼ決定する島中段20Bを薄型化することにより、島20の占有スペースを大幅に削減することができる。それにより、所定のフロア面積当たり、より多くの島20を設置することができ、延ては省スペース化の要請に応じることができるため、例えば、狭い店内でも奥行方向により多くのパチンコ台21を装備できる等、営業上極めて有利となる。
【0055】遊技媒体研磨装置30は前記島下段20A内に配設するが、かかる遊技媒体研磨装置30は、次に述べるように遊技機島20の島下段20Aのスペースを有効に利用してパチンコ球を研磨することができる。遊技媒体研磨装置30を構成する複数の研磨ユニット30A〜30Cは、それぞれ一対のコンベヤ31a,31bを、それらの搬送ベルト32間にパチンコ球を挟めるだけの間隔を取って上下平行に併設して形成する。
【0056】各研磨ユニット30A〜30Cの一対のコンベヤ31a,31bのうち、少なくとも一方の搬送ベルト32は研磨材から形成する。或は、少なくとも一方の搬送ベルト32の表側に研磨材からなる研磨層を設けてもよい。ここで研磨材は、例えば6ナイロンまたは66ナイロンを主成分とし、他に静電気除去材、研磨増強材を混入したり、他の合成樹脂、繊維物質等により合成する。一対のコンベヤ31a,31bの搬送ベルト32のうち、一方のみを研磨材で作ってもよいが、双方の搬送ベルト32を研磨材で作ることにより、いっそう効果的な研磨をすることができる。
【0057】図1に示すように、各研磨ユニット30A〜30Cは、島下段20A内に、島長手方向に沿って互いに多少間隔を空け連なるように配設する。本実施例では、パチンコ球の流れはスムーズにするために、上流側の研磨ユニット30Aから下流側の研磨ユニット30Cへと高さ位置が順次低くなるよう配する。また、研磨ユニット30Aと研磨ユニット30Bとの間に、第1ガイド部材38を設けると共に、研磨ユニット30Bと研磨ユニット30Cとの間にも、第2ガイド部材39を設ける。
【0058】各ガイド部材38,39が、図1に示す通常の閉状態の際には、各研磨ユニット30A〜30C間におけるパチンコ球の受け渡しを円滑に行なうことができる。一方、各ガイド部材38,39が開いた際には、各研磨ユニット30A〜30C間の隙間からパチンコ球を下方に落下させることができ、それにより、以下に述べるように研磨スパンの長さを調整することができる。
【0059】遊技客が少ないとき、すなわち遊技店における午前中等には、パチンコ台21から排出されたパチンコ球は、球受樋43内を速やかに流下して、先ず最上流側の研磨ユニット30Aにおける一対のコンベヤ31a,31b間の始端側に導入される。この場合、球受樋43内のパチンコ球は少ないために、第1検知手段91はON状態が2秒以上継続することはなく、第1ガイド部材38は通常の開状態のまま維持される。
【0060】従って、研磨ユニット30Aの始端側に導入されたパチンコ球は、上下の搬送ベルト32に挟まれながら終端側へ移動する間に研磨された後、開状態にある第1ガイド部材38から下方へ落下する。このように、少ないパチンコ球は、最上流の研磨ユニット30Aの搬送ベルト32に挟持されながらも回転等しつつ進むために満遍なく研磨される。
【0061】遊技客が増えて、パチンコ台21から排出されるパチンコ球が所定量増加すると、球受樋43内を流下したパチンコ球は、球溜り部36aに溜り、次第に球受樋43内の下流側にも溜り出す。すると、第1検知手段91はON状態が2秒以上継続し、制御手段100へ信号を出力する。制御手段100が第1検知手段91から信号を受けると、前記第1ガイド部材38は通常の開状から閉状態に変位する。この場合、パチンコ球は増えた分に応じて、研磨ユニット30Aの終端側から閉状態の第1ガイド部材38の上を通り、次に続く研磨ユニット30Bの始端側へ受け渡されて十分に研磨された後、開状態にある第2ガイド部材39から下方へ落下する。
【0062】夕方頃から更に遊技客が増え、パチンコ台21から排出されるパチンコ球がピークを向えると、かかる未研磨のパチンコ球は、球受樋43内の中程にまで滞留し始める。すると、第1検知手段91のみならず第2検知手段92のはON状態も2秒以上継続し、制御手段100へ信号を出力する。制御手段100が第2検知手段92から信号を受けると、前記第2ガイド部材39も通常の開状から閉状態に変位する。
【0063】それにより、パチンコ球は、研磨ユニット30Aの終端側から次に続く研磨ユニット30Bの始端側へ、更に第2ガイド部材39を介して研磨ユニット30Bの終端側から最後の研磨ユニット30Cへと順次受け渡されつつ、繰り返し研磨された後、島下段20A内へ排出される。以上のように、未研磨パチンコ球が所定量増える、すなわち遊技客が多くなるに応じて、遊技媒体研磨装置30の研磨能力を高めることができ、逆に遊技客が少ないときには、遊技媒体研磨装置30による不必要な研磨を防止することができる。
【0064】また、遊技媒体研磨装置30は、各研磨ユニット30A〜30Cに分割されているため、組み付け前の搬送や組み付け作業が容易であり、しかも、一部のユニットのみを簡単に他と交換することができる。更に、各研磨ユニット30A〜30Cの構成は比較的簡易であり、大きな設置スペースも不要である。なお、各研磨ユニット30A〜30Cの長さは、必要に応じて異なるように設定することもできる。例えば、最上流側に位置させる研磨ユニット30Aは、一番汚れ易いため、その全長を予め短く設定しておき、新しいものとの交換を前提に考えることができ、最下流側に位置させる研磨ユニット30Cは、島の長さに適宜対応できるように、幾つか全長の異なるタイプを長さ調整用として用意してもよい。
【0065】遊技媒体研磨装置30によって研磨されたパチンコ球は排出された後、島下段20Aであるパチンコ球研磨貯留部に貯留される。パチンコ球研磨貯留部はそのままパチンコ球の貯留タンクの役目を果たす。このように、本発明の遊技媒体研磨装置30は島下段20Aのスペースを有効に利用してパチンコ球の研磨をすることができるものである。
【0066】パチンコ球研磨貯留部内のパチンコ球は、螺旋状体50の回転により揚送機構60の下端部に移送される。続いてパチンコ球は、揚送機構60によりすくい上げられて島上段20Cに揚送され、補給樋71を流下つつ島中段20Bの各パチンコ台21や球貸機27に還元される。
【0067】図7及び図8は本発明に係る遊技媒体研磨装置の第2実施例を示している。本実施例に係る遊技媒体研磨装置は、各種部位については図1〜図3に示す第1実施例と共通するが、未研磨パチンコ球の増加に応じて各研磨ユニット30A〜30Cを連ねた研磨スパンの長さを調整する手段が前記第1実施例とは異なる。すなわち、本実施例は、未研磨パチンコ球が所定量増える毎に、未研磨パチンコ球が最初に導入される上流側から順に、各研磨ユニット30A〜30Cのコンベヤ31a,31b動作を開始させる制御手段110を有している。
【0068】更に詳しく言えば、図7に示す制御手段110は、前述した第1検知手段91からの信号を入力すると、研磨ユニット30Bのコンベヤ31a,31b動作を開始させる指令を出力し、その後、未研磨パチンコ球の増加により第2検知手段92からの信号を入力すると、研磨ユニット30Cのコンベヤ31a,31b動作を開始させる指令を出力するものである。なお、最上流の研磨ユニット30Aは通常、稼動状態にある。
【0069】また、図8に示すように、各ガイド部材38,39は押圧ばね38aの弾撥力により、一定量のパチンコ球の重みにより開状態から閉状態に変位するよう構成されている。なお、図1に示すように、各研磨ユニット30A〜30C間のガイド部材38,39上は、上流側のコンベヤ31a,31bが停止している際、下流側の動作中のコンベヤ31a,31bから送られたパチンコ球を前記一定量だけ滞留させ得る溜り部36となっている。
【0070】この場合、各研磨ユニット30A〜30C間のガイド部材38上に設けた溜り部36に、そのすぐ上流側のコンベヤ31a,31bが停止している際、下流側の動作中のコンベヤ31a,31bから送られたパチンコ球が滞留する。前記溜り部36にパチンコ球が一定量溜るとその重みで、ガイド部材38が開状態から閉状態に変位するため、パチンコ球は下方に落下する。それにより、本実施例の制御手段110によれば、遊技客が少ないときには、遊技媒体研磨装置30の不必要な稼動をなくして、その分、コストの無駄を省くことができる。
【0071】図9は本発明に係る遊技媒体研磨装置の第3実施例を示している。本実施例の遊技媒体研磨装置30aは、長手方向に連なる各研磨ユニット30A〜30Cを、それらの搬送ベルト32の始端側を略同一の高さ位置に揃えると共に、それぞれ搬送ベルト32が始端側より終端側へ上方向に傾斜するように配設されている。それにより、遊技媒体研磨装置30の上下幅を極力抑えることができ、より一層と島下段20A内のスペースを有効に利用することができる。なお、第1,第2実施例と同種の部位については同一符号を付し、重複した説明を省略する。また、遊技媒体研磨装置30aは一の制御手段100または別の制御手段110を有している。
【0072】なお、本発明に係る遊技媒体研磨装置、及び遊技機島は、前記実施例に限定されるものではない。例えば、遊技媒体研磨装置を構成する研磨ユニットの数は、前記実施例では3つだが、島の全長に応じて適宜その数は選択することができる。例えば、遊技機はパチンコ台に限定されるものではなく、パチンコ球としてメダルを用いるスロットマシン等でもかまわない。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る遊技媒体研磨装置によれば、互いに長手方向に連なるように配設された複数の研磨ユニットを具備し、各研磨ユニットは一対のコンベヤを上下平行に併設して成り、一対のコンベヤのうち少なくとも一方の搬送ベルトを研磨材から形成したから、構成が簡易でありコストを大幅に低減することができ、かつ大きな設置スペースを必要としないから、遊技機島内のスペースを極力有効に使用することができる。
【0074】また、各研磨ユニット間に設けたガイド部材の開閉により、各遊技機から排出される未研磨遊技媒体の増加に応じて、前記各研磨ユニットを連ねた研磨スパンの長さを適宜調整できるから、未研磨遊技媒体が所定量増える、すなわち遊技客が多くなるに応じて、遊技媒体の研磨能力を高めたり、逆に遊技客が少ないときには、遊技媒体の不必要な研磨を防止したり、或は装置の不必要な稼動をなくして、その分、コストの無駄を省くことができる。
【0075】更に、前記遊技媒体研磨装置を装備した遊技機島において、背中合わせに複数の遊技機を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設して、島全体の奥行幅をほぼ決定する島中段を薄型化すれば、島の占有スペースを大幅に削減することが可能であり、省スペース化の要請に応じることができ、所定のフロア面積当たりより多くの島を設置することができ、営業上極めて有利となる。




 

 


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