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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−131634
公開日 平成8年(1996)5月28日
出願番号 特願平6−293916
出願日 平成6年(1994)11月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】今崎 一司
発明者 鵜川 詔八
要約 目的
正面から見た印象に強いインパクトを与えることができる弾球遊技機を提供する。

構成
透明板保持枠130の遊技開口133を遊技盤220の遊技領域229の外周形状に沿った形状にすると共に、該透明板保持枠130の遊技開口133の下部左右の両方に証明用シールを透視し得る窓140a,140bを形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有すると共に該遊技開口に対応して透明板を装着可能とする透明板保持枠を枠基体に対して開閉自在に設けた弾球遊技機において、前記透明板保持枠の前記遊技開口を前記遊技領域の外周形状に沿った形状として構成すると共に、該遊技開口の下部左右の一方又は両方に前記遊技盤の下部に配置される証明手段を透視し得る窓を形成したことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】 前記窓は、透明板保持枠に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有すると共に該遊技開口に対応して透明板を装着可能とする透明板保持枠を枠基体に対して開閉自在に設けた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有し、該遊技開口に対応して透明板(例えば、ガラス板)を装着することが可能な透明板保持枠としては、額縁状に形成された木製の前面枠の開口周縁に固定されるほぼ正方形状の金属製の扉保持枠(俗に「金枠」と称されている)に開閉自在に取付けられる金属製のガラス扉保持枠が唯一市場に提供されていた。このガラス扉保持枠は、正面から見てクロムメッキを施した正方形状の枠組みが視認され得るのみで、その形状及び態様は、過去40年以上に亘って変化していなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、弾球遊技機にとって最も遊技者の注目を集める遊技盤正面部分の形状が正方形であり、他の正面部品に工夫を凝らして装飾効果を高めようとしても、弾球遊技機の正面から見た印象度に大きなインパクトを与えることができず、装飾効果の向上を図るという点でいまひとつ物足りないという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、弾球遊技機の正面から見た印象に強いインパクトを与えることができる弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために、本発明においては、遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有すると共に該遊技開口に対応して透明板を装着可能とする透明板保持枠を枠基体に対して開閉自在に設けた弾球遊技機において、前記透明板保持枠の前記遊技開口を前記遊技領域の外周形状に沿った形状として構成すると共に、該遊技開口の下部左右の一方又は両方に前記遊技盤の下部に配置される証明手段を透視し得る窓を形成したことを特徴とするものである。
【0005】前記窓は、遊技盤の下部左右前方が透明板保持枠に対応するときには、透明板保持枠に前記窓を形成し、遊技盤の下部左右前方が透明板保持枠の下部に設けられる上皿取付板に対応するときには、上皿取付板に前記窓を形成すれば良い。
【0006】
【作用】透明板保持枠の遊技開口を遊技盤の遊技領域の外周形状に沿った形状として構成したので、従来の画一した正方形状の正面形状と大幅に異なる印象を遊技者に与えることができる。また、遊技盤の下方には、一般的に証明用手段が配置されているが、その証明用手段は、弾球遊技機の正面から視認し得るようにする必要があり、上記のように透明板保持枠を遊技領域の外周形状に沿った形状とした場合に、証明手段が正面から視認できなくなるが、本発明においては、遊技開口の下部左右の一方又は両方に証明手段を透視し得る窓が形成されているので、上記のような証明手段が視認できないということはない。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。本実施例の要部を構成する弾球遊技機1の構成について図1乃至図19を参照して説明する。図1は、弾球遊技機1の正面図であり、図2は、弾球遊技機1の主要構成部材である枠基体10の分解斜視図であり、図3は、透明板保持枠130を枠基体10に取付けた状態での透明板保持枠130を開放した状態を示す弾球遊技機1の斜視図であり、図4は、上皿40の分解斜視図であり、図5は、上皿40を構成する皿部材60の分解斜視図であり、図6は、下皿100及び灰皿114の分解斜視図であり、図7は、灰皿114部分であって図1のA−A線矢視断面図であり、図8(A)(B)は、各々、灰皿114の回転動作を示す説明図であり、図9は、透明板保持枠130の正面から見た分解斜視図であり、図10は、透明板保持枠130の正面図であり、図11は、透明板保持枠130の背面図であり、図12は、遊技盤220及び機構板180を取付けた状態での枠基体10の背面図であり、図13は、図1のB−B線矢視断面図であり、図14は、図1のC−C線矢視断面図であり、図15は、図1のD−D線矢視断面図であり、図16は、遊技盤220の正面図であり、図17は、遊技盤220に設けられる可変入賞球装置240の正面から見た斜視図であり、図18は、可変入賞球装置240の正面図であり、図19は、可変入賞球装置240の中央部分での断面図である。
【0008】(イ)弾球遊技機の全体構造本実施例における弾球遊技機1としては、弾発された打玉が遊技盤220に形成された入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す形式のパチンコ遊技機を図示したものであるが、弾発された打玉が遊技盤に設けられる複数の入球口に入球して、その入球口の組合せによって得点が与えられ、その得点に応じた景品玉が払い出される形式の弾球遊技機(属にアレンジ遊技機と称される)であってもよい。しかして、弾球遊技機1は、図3に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる枠基体10と、該枠基体10の前面上部に開閉自在に設けられ且つ本実施例の要部を構成する透明板保持枠130とから構成されている。また、枠基体1に設けられる主要構成部としては、上皿40、灰皿114を含む下皿100、ハンドル装置120、機構板180、打球発射装置200、錠装置210、遊技盤220がある。また、図示の実施例では、弾球遊技機1の側方にカードユニット280が付設されている。以下、各構成毎に順次説明する。
【0009】(ロ)外枠外枠2は、木製の板材を枠組み構成することにより形成され、その一側上下に固着される軸支用金具3a,3bに枠基体10が開閉自在に軸支される。なお、下部の軸支用金具3bは、次に説明する当て板4の上部に固着される。また、外枠2の下部前面には、閉じたときに枠基体10の下辺部を載置する当て板4が固定されている。この当て板4は、図2に示すように、その中央部に前方突出面4aが形成されており、左右の各凹面4b,4cには、それぞれカバー部材5a,5bがビス止め固定されるようになっている。更に、外枠2の開放側の内側上下には、後に詳述する錠装置210と係脱して枠基体10を閉じたり開放したりするための係止金具6a,6b(図3参照)が固着されている。この係止金具6a,6bと錠装置210との関係については、後に詳述する。なお、当て板4を含む外枠2を木製の板材ではなく、合成樹脂によって一体成形又は別体に成形して組み立てて構成しても良い。
【0010】(ハ)枠基体上記した外枠2に開閉自在に取付けられる枠基体10は、合成樹脂によって一体成形されるものであり、図2に示すように、その上部にほぼ正方形状の開口部11が形成され、その下部が板状となっている。つまり、枠基体10は、従来の合板によって形成された前面枠とほぼ同等のものであるが、従来の前面枠と相違する点は、枠基体10の裏面であって遊技盤220を収納固定する遊技盤収納枠12(図2及び図14参照)が枠基体10と一体的に形成されている点である。即ち、従来の前面枠と遊技盤収納枠との関係においては、木製の前面枠の裏面に合成樹脂製の遊技盤収納枠を固着しているのに対し、本実施例における枠基体10は、前面枠に相当する部分も合成樹脂で形成されているので、遊技盤収納枠12を含む全体を合成樹脂によって一体成形したものであり、これによって工場における組付け作業の簡略化を達成することができるものである。
【0011】ところで、上記遊技盤収納枠12の下方部分も、図2に示すように、板状に形成されており、その一側上部に上皿連通口13が形成され、該上皿連通口13の下部前方に溢れ玉誘導部材14が取着される。溢れ玉誘導部材14の下流側前方には、抜き玉連通口15が形成されている。この抜き玉連通口15は、後述する上皿40に貯留されていた玉であって玉抜きされた玉が溢れ玉誘導部材14の内部に流入するための流入口である。また、溢れ玉誘導部材14は、上皿40を開放したときに前記上皿連通口13から溢れた玉や抜き玉連通口15から流入した玉を遊技盤収納枠12の下方の板状部分のほぼ中央に形成された下皿誘導口(図示しない)から裏面側に導いて後述する接続樋191(図12参照)を介して後述する下皿100に導くものである。
【0012】また、遊技盤収納枠12の下方の板状部分の前面であって前記溢れ玉誘導部材14の側方には、発射点レール16が固着されている。この発射点レール16は、上皿40から1個宛供給される打玉を下流端に形成される発射点で受け止めて後述する打球発射装置200の打球槌202で弾発するために設けられるものである。そして、発射点レール16の上流端と遊技盤220に設けられる誘導レール228の下流端との間にファール口が形成され、遊技盤220の遊技領域229に到達することなく戻ってきた打玉がファール口から前記溢れ玉誘導部材14に受け入れられて最終的に下皿100に導かれるものである。
【0013】一方、図2に示すように、枠基体10の左右の両端側には、それぞれ検出器取付穴17,18が貫通形成されている。この検出器取付穴17,18は、その裏面から検出器を取付けるものであり、図示の実施例では、軸支側に形成される検出器取付穴17には、図2に示すように検出器19のアクチュエータが前面側に突出しており、透明板保持枠130を開放したときに検出器19が開放状態を検出し、遊技機本体もしくはホールコンピュータに検出信号を出力するようになっている。また、開放側に形成される検出器取付穴18には、図示の実施例では検出器が設けられていないが、設けるとすれば、例えば、透明板保持枠130を僅かに開放してセル板やピアノ線等の不正具を挿入する不正行為を検出するための不正開放検出器等が考えられる。
【0014】更に、枠基体10の前面枠部分の開口部11に対応する部分には、軸支側下部に配線通し穴20(図2参照)、開放側上下にフック連通穴21a,21b、軸支側中程に干渉回避凹部22、軸支側の中程上下にヒンジ取付凹部23,24(図2参照)、開放側の中程よりやや下方に錠穴25(図2参照)がそれぞれ形成されている。配線通し穴20は、透明板保持枠130に設けられる後述する電装部品から延びる配線を枠基体10の裏面側に通すものである。また、フック連通穴21a,21bは、透明板保持枠130の開放側に設けられる補強金具149の錠フック149a(後に詳述する)を後方に貫通させて錠装置210の係合開口と係合させるものである。干渉回避凹部22は、透明板保持枠130を閉じたときにランプ基板160を裏面側から被覆する円弧状の基板カバー169の一部との当接状態を回避するためのものであり、このため、干渉回避凹部22は、円弧状に刻設されている。また、錠穴25には、錠装置210のシリンダー錠212が挿入されるものである。
【0015】(ニ)枠基体への透明板保持枠及び上皿の取付構造また、前記ヒンジ取付凹部23,24は、それぞれ金属製のヒンジ部材26,27を止着する領域である。ヒンジ取付凹部23(以下、中ヒンジ取付凹部23という)に止着されるヒンジ部材26(以下、中ヒンジ部材26という)は、L字型に形成され、その水平面にヒンジピン28が上下に貫通するように固着されている。ヒンジ取付凹部24(以下、下ヒンジ取付凹部24という)に止着されるヒンジ部材27(以下、下ヒンジ部材27という)は、L字型に形成され、その水平面に係合穴27a(図2参照)が形成されている。また、枠基体10の軸支側上部にもヒンジ部材29(以下、上ヒンジ部材29という)が止着されるが、この上ヒンジ部材29は、枠基体10の裏面側から止着されるようになっている。また、上ヒンジ部材29は、枠基体10の前面に当接し且つ係合穴30aを有するヒンジ支持部30と、枠基体10に対して垂直方向に突設される水平面の下方に向かって突設されるヒンジピン31と、を備えて構成されるものである。
【0016】上記したヒンジ部材26,27,29には、透明板保持枠130と上皿40が取着される上皿取付板41とが開閉自在且つ着脱自在に取付けられるものである。具体的には、まず、透明板保持枠130の着脱構造について説明すると、図2に示すように、透明板保持枠130の軸支側上端には、ヒンジピン146が後述するスプリング147の付勢力により上方に付勢されており、また、軸支側下端裏面には、係合穴148aを有するヒンジ金具148がビスで止着されている。しかして、下部のヒンジ金具148の係合穴148aに中ヒンジ部材26のヒンジピン28の上部突設側に差し込んだ状態で上端のヒンジピン146を付勢力に抗して押し下げてヒンジ支持部30の係合穴30aに差し込むことにより、透明板保持枠130が枠基体10に開閉自在に軸支される。逆に、透明板保持枠130を取り外す場合には、ヒンジピン146を押し下げて係合穴30aからヒンジピン146を抜き出した後に全体を持ち上げて係合穴148aをヒンジピン28から外すことにより簡単に行うことができる。なお、透明板保持枠130の開閉動作については、後に詳述する。
【0017】次に、上皿40の上皿取付板41の着脱構造について説明すると、図2に示すように、上皿取付板41は、その軸支側上端に支点穴42が設けられる一方、軸支側下端には、後述するカバー部材50の支点穴51が設けられている。しかして、上端の支点穴42を中ヒンジ部材26のヒンジピン28の下部突設側に差し込み、その状態で下部の支点穴51と下ヒンジ部材27の係合穴27aとに図示しないスプリングで付勢されるヒンジピンを差し込むことで、上皿40の上皿取付板41が枠基体10に開閉自在に軸支される。逆に、上皿取付板41を取り外す場合には、支点穴51と下ヒンジ部材27の係合穴27aとに差し込まれたヒンジピンを抜き取り、その後、全体を下方に引き下げてヒンジピン28から支点穴42を引き抜くことにより簡単に行うことができる。
【0018】このように、透明板保持枠130や上皿40の上皿取付板41を枠基体10に対して開閉自在であり且つ着脱自在に設けたので、弾球遊技機1の工場における組付け作業や遊技場における点検作業時を簡単に行うことができる。特に、本実施例のように、透明板保持枠130に電装部品を備えたものにあっては、電装部品等の故障に基づく修理,交換が必要となることが予想され、そのように予想される場合において、従来の透明板保持枠(ガラス板保持枠)が着脱できない構造のものに比べて、透明板保持枠130を取り外すことができるので、修理,交換を簡単に行うことができる。
【0019】(ホ)上皿ここで、枠基体10の下部で開閉自在に取り付けられる上皿40の構成について図4及び図5を参照して説明すると、上皿40は、合成樹脂製の上皿取付板41の表面に合成樹脂製の皿部材60と各カバー部材50,53とを固着することにより構成されている。上皿取付板41には、軸支側上端の前記支点穴42に加えて、各種構成部材60,50,53の取付穴43と、皿部材60の配線98,75を弾球遊技機1側に接続するための配線挿通穴44と、軸支側に形成されて皿部材60の貯留部62に景品玉又は購入した遊技玉を排出させる景品玉排出口45と、玉抜きされた景品玉を前記抜き玉連通口15に導く玉抜き穴49と、図示しない打球供給装置が取り付けられる打球供給装置取付穴47と、が穿設されると共に、開放側の上端に玉抜き操作レバー46が設けられ、更に、皿部材60を止着するための取付ボス48が突設されている。前記玉抜き操作レバー46は、左右方向に移動可能に設けられ、図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移動させることにより、前記貯留部62から連続する整列路63の下流端に設けられる玉抜き弁65(図5参照)を開放して貯留部62に貯留されていた玉を上皿取付板41の裏面に形成される玉抜き路66(図5参照)を流下させて前記抜き玉連通口15に導き、最終的に下皿100に誘導するものである。なお、景品玉排出口45は、上皿取付板41を閉じたときに前記上皿連通口13と連通するようになっている。
【0020】一方、皿部材60は、図5に示すように、貯留部62が形成される皿主体61と、該皿主体61の前方を覆う前方カバー部材82と、該前方カバー部材82の下部から後方に向かって前記皿主体61との間に空間を構成する底カバー部材79と、前記皿主体61の下流側上面と前方カバー部材82とに挾持される操作透視板87と、からなる複数の部材を組み立てた状態で上皿取付板41の表面に一体として取着固定されているものである。より詳細には、前記皿主体61は、その上流側が多数の景品玉を貯留し得る貯留部62となっており、その下流側は、貯留部62に連続して景品玉を一列に整列しながら図示しない打球供給装置に送る整列路63となっている。整列路63の下流端直前には、玉抜き口64が形成され、通常の状態では、該玉抜き口64が玉抜き弁65によって閉塞されており、前記玉抜き操作レバー46を操作したときに玉抜き弁65が前記整列路63の下方に隠れるようにスライドして玉抜き口64が開放される。すると、貯留部62に貯留されていた景品玉は、玉抜き口64から整列路63の下方に形成される玉抜き路66を通って前記玉抜き穴49から抜き玉連通口15に誘導され、最終的に下皿100に誘導される。
【0021】また、皿主体61には、貯留部62の裏面にフラット玉検出器67を着脱自在に取り付ける取付部68が形成されると共に、前記玉抜き路66の下方に圧電ブザー70が装着されるブザー取付基板69を止着するための取付突起71と取付穴72とが形成されている。まず、前記フラット玉検出器67は、貯留部62に貯留される景品玉の残留量を検出するためにものであり、後述する自動玉貸選択スイッチ94が操作されている状態でフラット玉検出器67が景品玉を検出しなくなったときに、後述するカードユニット280に投入されているカードに残額情報が記録されていることを条件として、その残額の範囲内で所定数の遊技玉を自動的に貯留部62に貸し出すために設けられているものである。また、ブザー取付基板69に形成される挿入穴73に前記取付突起71を挿入し、同じくブザー取付基板69に形成される取付穴74を前記取付穴72に対応させた状態でビス76を螺着することにより、簡単に圧電ブザー70を皿主体61に取り付けることができるが、その取り付けた状態では、圧電ブザー70は、皿主体61と底カバー部材79とによって形成される空間内に位置することとなり、底カバー部材79に形成される後述する音声透過穴80を介して圧電ブザー70から発せられる音を遊技者に明確に知らせることができる。なお、この圧電ブザー70の音は、遊技玉の貸出異常が生じたとき(例えば、ピッ、ピッ、ピッという連続音)、あるいは遊技玉の貸出時(例えば、100円相当の遊技玉が払い出される毎にピーという音)に、その旨を報知する報知音が発生されるものである。また、ブザー取付基板69の裏面からは、配線75が引き出されている。
【0022】更に、皿主体61には、前記玉抜き口64よりも下流側に供給口77が形成され、該供給口77が前記打球供給装置取付穴47に臨んで図示しない打球供給装置に連通するものである。また、皿主体61の左右両端には、前方カバー部材82に組み付けるための組付穴78が形成されている。
【0023】上記した皿主体61の下方を覆う底カバー部材79は、楕円形の皿状に形成され、そのほぼ中央に前述した音声透過穴80が形成されている。また、底カバー部材79の前方は起立しており、その起立部分に後方に向かって複数の取付ボス81が突設されている。この取付ボス81は、前方カバー部材82の下部に突設される組付ボス84に前方から嵌入されてビスで止着することにより、底カバー部材79と前方カバー部材82とを組付け固定するものである。
【0024】上記した皿主体61及び底カバー部材79によって形成される空間の前方部分を覆う前方カバー部材82は、その上面端縁が前記皿主体61の上端縁形状にほぼ沿って形成され、その下面端縁が底カバー部材79の前方形状に沿うように形成されている。しかして、前方カバー部材82の下端には、前述した底カバー部材79の取付ボス81と嵌合組付けられる複数の組付ボス84が突設され、その左右端部には、前記皿主体61の組付穴78に対応してビスで止着される組付ボス85が突設され、更に、皿部材60全体を上皿取付板41の取付穴43に止着するための取着ボス86が突設されている。また、前方カバー部材82の下流側には、操作透視板87を係止装着するための係止片83が形成されている。
【0025】皿主体61の下流側上面と前方カバー部材82とに挾持される操作透視板87は、後述するカードユニット280に関連する操作手段が設けられるものである。具体的には、操作透視板87は、発光源(具体的には残高表示器97)を視認し得る程度の半透明状の合成樹脂によって形成され、その上面に自動玉貸選択ボタン88と玉貸ボタン89と返却ボタン90とが設けられ、その裏面に突設される取付ボス91にスイッチ基板93がビス99によって止着されている。スイッチ基板93には、自動玉貸選択ボタン88に対応する位置に自動玉貸選択スイッチ94が実装され、玉貸ボタン89に対応する位置に玉貸スイッチ95が実装され、返却ボタン90に対応する位置に返却スイッチ96が実装され、また、自動玉貸選択スイッチ94と玉貸スイッチ95との間に複数の7セグメントLEDからなる残高表示器97が実装され、その裏面に上記各電気部品の配線98が接続されている。そして、上記したスイッチ基板93が取り付けられた状態で操作透視板87の上端一側に形成される係合溝92aを皿主体61の下流側に形成される係合突起(図示しない)に挿入した後、操作透視板87の上端他側に形成される係合片92を前記係合片83に係合することにより、操作透視板87を皿主体61と前方カバー部材82との間に挾持固定することができる。
【0026】上記した操作透視板87に設けられる電気部品の動作について説明すると、遊技者が自動玉貸選択ボタン88を操作して自動玉貸選択スイッチ94をONしたとき(このとき該ボタン88が点灯するように構成することが望ましい)、前述したように前記フラット玉検出器67が景品玉を検出しなくなったときに、カードユニット280に投入されているカードに残額情報が記録されていることを条件として、その残額の範囲内で所定数毎の遊技玉を自動的に貯留部62に貸し出すように制御されるため、貯留部62に残留している玉数を気にすることなく遊技に集中することができる。また、遊技者が玉貸ボタン89を操作して玉貸スイッチ95をONしたとき、カードユニット280に投入されているカードに残額情報が記録されていることを条件として、その残額の範囲内で所定数の遊技玉(例えば、300円分に対応する玉数;ただし、この貸出額を任意に変更設定できるようにしても良い)を貯留部62に貸し出すように制御される。更に、遊技者が返却ボタン90を操作して返却スイッチ96をONしたとき、カードユニット280に投入されているカードが返却されるように制御される。また、残高表示器97には、カードユニット280にカードを投入している状態においてカードに記録されている残高が表示されるようになっている。
【0027】上記のように操作透視板87において遊技玉の貸出操作を行うことができるが、カードユニット280からの貸出指令があったにも拘らず遊技玉の貸出動作が行われなかったときや遊技玉の貸出動作が行われたときには、前記圧電ブザー70からそれぞれの状態に応じた報知音が発生される。そして、本実施例においては、その報知音が上皿40の皿部材60内に収納される圧電ブザー70から発生され、それ以外の遊技の進行に関係する効果音は、圧電ブザー70から離れた位置となっている後述する透明板保持枠130の上部両端に設けられるスピーカ155から発生されるので、圧電ブザー70から報知される報知音とスピーカ155から効果音とを明確に聞き分けることができ、報知音が効果音によってかき消されることがなく、遊技玉の貸出に対する正確な状態を把握することができる。なお、圧電ブザー70から発せられる音(報知音)は、遊技者に注意を喚起するためのものであるため、楽音ではない音が発せられるが、これをスピーカで構成して楽音又は音声で報知するようにしても良い。
【0028】図4に戻って、上皿取付板41の左右に取り付けられるカバー部材50,53は、各々、裏面に突設された取付ボス52,54が上皿取付板41の取付穴43に係合して裏面からビスで止着されることで、皿部材60の左右両側に取付け固定されるようになっている。なお、カバー部材53の開放側端部には、前記錠穴25と連通する錠穴56が穿設されたカバー部材55がその裏面に突設された取付ボス57によって前記枠基体10に直接取り付け固定されている。
【0029】また、皿部材60の左右両側に取付けられる各カバー部材50,53,55は、上皿取付板41の前面に配されて遊技客の不正行為を防止すると共に、弾球遊技機1を正面から見たときに透明板保持枠130と上皿取付板41とを明瞭に区別させない意匠にて形成されることで、装飾的に弾球遊技機1の全体が統一化された印象を与えるようになっている。
【0030】また、上皿取付板41の開放側裏面には、枠基体10に対して上皿取付板41を施錠する錠装置58が設けられている。この錠装置58は、上皿取付板41に止着される錠基体58e(図15参照)と、該錠基体58eに対して上下動可能に取付けられた可動部材59aと、該可動部材58aを常時上方に付勢するスプリング58d(図15参照)と、を備えており、可動部材58aには、その上端に施錠解除用の押圧操作部58b(図4参照)が形成される一方、下端には枠基体10側に設けられた係止片59(図15参照)と係合する係合爪58c(図12参照)が形成されている。なお、錠装置58の前面側は、前述のように上皿取付板41とカバー部材53との二重基板の構造をなしており、タバコやライター等の発熱具による穴空けを防止して、錠装置58に対する不正操作を防止し得るようになっている。
【0031】(ヘ)下皿枠基体10の前面枠部分の下方部分は、図2に示すように、板状に形成されており、その前面のほぼ全域に係合凹部32が刻設されている。この係合凹部32は、後に詳述する下皿100やハンドル装置120を組付け固定する際に一応の位置決めを行うものであり、組付け作業の容易化を図ることができるものである。また、係合凹部32には、そのほぼ中央に下皿連通口33が、その開放側よりの側部にハンドル作動開口34がそれぞれ開設形成されている。下皿連通口33には、これに対応して開口部35aを備えたカバー部材35と下皿100とが取付けられるが、その下皿100は、複数の部材を組み立てた状態でセット化されて枠基体10の下部中央に止着固定されているものである。以下、下皿100の構成について説明する。
【0032】下皿100は、図6に示すように、下皿基体101と、該下皿基体101に取付けられて前記下皿連通口33から流下する玉を貯留する玉受部材106と、該玉受部材106から貯留玉を抜き取る玉抜き装置109と、を備えている。下皿基体101には、その裏面側に取付ネジ102が後方に向けて複数本設けられており、その取付ネジ102を枠基体10側の取付穴36(図2参照)にナット止めすることで下皿100が枠基体10に取付け固定されるようになっている。なお、下皿基体101の下端面には、後方に向けて位置決め凸部103が突設されており、この位置決め凸部103を枠基体10側の位置決め穴37(図2参照)に差し込むことで、下皿連通口33と玉受部材106との接続状態を確実に確保すると共に下皿100の取付作業の容易化を招来している。
【0033】また、下皿基体101の前面壁には、レバー操作穴104が穿設されると共にその裏面側の上下2箇所にレバーガイド105が設けられて、玉抜き装置109を構成する玉抜き操作レバー110がスライド可能に取付けられるようになっている。一方、玉受部材106には、該玉受部材106を下皿基体101にビス止めするための取付穴107が穿設されると共に、下面に玉抜き穴108が開設されており、この玉抜き穴108には、玉抜き装置109が臨設されている。玉抜き装置109は、前記玉抜き穴108を開閉する開閉蓋111と、該開閉蓋111を摺動自在に収納し且つ前記玉抜き穴108に対応する玉抜き穴113aが形成されたカバー部材113と、から構成され、開閉蓋111は、カバー部材113内に収納支持されるスプリング112によって常に玉抜き穴113aとの間に挿入された状態に付勢されている。開閉蓋111は、その前面側に突設される係合凸部111aが前記玉抜き操作レバー110の下部中央に突設される係合凸部110aに係合され、スプリング112の付勢力に抗して玉抜き操作レバー110が一方向に移動されることで、一連の玉抜き穴108,113aを連通して、玉受部材106に貯留される打玉を下方(通常、玉箱が設置される)に落下せしめるようになっている。なお、玉抜き装置109は、玉受部材106の下面から突設される取付ボス106bにビスで止着されることにより取付けられている。このように、図示の実施例においては、玉抜き操作レバー110を下皿100の前面壁の中央に内蔵して設けたので、従来のように操作レバーを下皿の底面に沿って設けたものに比較して外部からのイタズラによって故障せしめられることが少なくなるという利点がある。
【0034】(ト)灰皿また、上記下皿100の下皿基体101には、図6に示すように、前記玉受部材106の隣接位置に灰皿取付部101aが切欠形成されており、該灰皿取付部101aには、熱硬化性樹脂からなる灰皿114がカバー部材116を介して取付けられるようになっている。カバー部材116は、灰皿114側のビス止めボス115を介して灰皿114と一体的に取付け固定されており、その前面形状は、下皿基体101の前面形状と連続的な意匠をなしている。また、カバー部材116の左右両端には、後方に向かって取付突片117が形成されており、該取付突片117には、縦長形状の係合穴118が穿設されている。そして、この係合穴118が下皿基体101及び玉受部材106に突設された係合凸部101b,106aに係合されることで、図7に示す状態で灰皿114が下皿基体101に取付けられる。なお、このような係合穴118と係合凸部101b,106aとの係合は、灰皿114を下皿基体101から引き上げた状態でのみ灰皿114の完全回動を可能にするものである。
【0035】即ち、図7に示すように、灰皿114が下皿基体101にセットされた状態で灰皿114を回転させた場合では、カバー部材116の下面後端部116aと下皿基体101の下面前端部101cとの間隔L1分しか回転しないのに対して、図8(A)に示すように、灰皿114を下皿基体101から引き上げた状態では、カバー部材116の下面後端部116aは下皿基体101の下面前端部101cに当接することがないので、図8(B)に示すように、灰皿114を完全に回転させることができる。このように、本実施例では、灰皿114を下皿基体101から引き上げた状態でのみ灰皿114の完全回動を可能にすることで、誤って灰皿114を回転せしめることがなく、吸い殻等のゴミGが遊技者の不注意により灰皿114から落ちることを回避している。また、灰皿114を取付けた下皿基体101の左側方には、図2に示すように、カバー部材119が前記枠基体10に取付け固定されている。
【0036】(チ)ハンドル装置また、前記ハンドル作動開口34に対応してハンドル装置120が装着される。ハンドル装置120は、前記上皿40の側壁から装飾的に連続する取付基板121に所謂ハンドルが突設されて構成されるものであり、その突設されるハンドルは、図2に示すように、取付基板121に直接的に固定される外固定部122と、該外固定部122の前面側に固定される内固定部123と、外固定部122と内固定部123との間で回動自在に設けられる可動部124と、から構成されている。また、取付基板121の裏面には、複数の取付ネジ125が後方に向かって突設されており、取付ネジ125をハンドル作動開口34の周囲に穿設される取付穴38に差し込んで裏面から打球発射装置200の取付基板201(図12参照)と共締めするようにナットで締着することにより、取付基板201が枠基体10に固定される。また、ハンドル作動開口34の側方には、配線通し穴39が形成されているが、これは、ハンドル装置120内に設けられるスイッチ(メインスイッチやタッチセンサ)の配線126を枠基体10の裏面側に導くものである。
【0037】上記のように構成されるハンドル装置120においては、可動部124を回動せしめることにより、その回動操作が打球発射装置200側に伝達されて打球発射装置200の打球槌202の発射勢を変化させることができる。このため、可動部124を所望の位置まで回動させた状態を手で保持することにより、打玉を一定の速度で弾発することが可能となる。なお、図示の実施例におけるハンドル装置120は、取付基板121(又は枠基体10)に対して垂直方向に突設されているわけではなく、やや外側に傾斜した状態で突設されている。これは、遊技者がハンドルを操作する際に手首を不自然に折り曲げた状態ではなく自然な状態にしたままでハンドルを握ることができるように配慮した設計であり、長時間の遊技を行っても疲れないようにしたものである。
【0038】(リ)透明板保持枠透明板保持枠130は、前記遊技盤220の遊技領域229を透視し得るガラス131を装着し得るものであると共に、本実施例においては、特に装飾効果及び強度を高め得るように構成されたものである。しかして、本実施例における透明板保持枠130は、主枠構成部材132と、該主枠構成部材132の前面側に装着されて遊技状態等に応じて照明装飾する各種の照明装飾部材と、主枠構成部材132の前面側に装着される各補強枠部材171,176と、を備えている。なお、主枠構成部材132には、前記ガラス131、遊技時の効果音等を発生する左右一対のスピーカ155、及び該スピーカ155の前面を被覆する金網状のスピーカカバー156も取付け固定されるものである。そこで、以下、透明板保持枠130を構成する構成部材毎に順次説明する。
【0039】(リ−1)主枠構成部材まず、主枠構成部材132について説明する。主枠構成部材132は、図9及び図10に示すように、ほぼ正方形状の合成樹脂板からなり、その中央部には後述する遊技盤220の遊技領域229の外周形状に沿った円形状の遊技開口133が形成されている。なお、主枠構成部材132の左側上端には、前記上ヒンジ部材29のヒンジ支持部30との干渉を回避するための切欠部132aが形成されている。主枠構成部材132の前面側の上辺部には、照明装飾部材としてのLED基板157、LEDカバー158、ランプ基板159、及びランプカバー162の組付け位置を一義的に決める取付凹部134が刻設されている。これにより、LED基板157、LEDカバー158、ランプ基板159、及びランプカバー162の組付けの容易化を図ることができる。なお、取付凹部134内には、LED基板157の電気配線を主枠構成部材132の裏面側に引き出すための引出口134aが左右2箇所に開設されている。また、取付凹部134の左右側方には、それぞれスピーカ155設置用のスピーカ効果穴135が開設されると共にスピーカカバー156取付け用の取付凹部136が刻設されている。また、左側(軸支側)のスピーカ効果穴135と取付凹部134との間には、照明装飾部材としての各LED基板165,167を取付けるための取付穴137a,137bが開設されている。また、主枠構成部材132の左右の各側辺部には、照明装飾部材としての各ランプ基板160,161を取付けるための取付穴138a,138b,139a,139bが前記遊技開口133に沿った円弧状にて開設されている。更に、主枠構成部材132の下辺部の左右2箇所には、半円形状の窓140a,140bが開設されており、該窓140a,140bには、後述する遊技盤220の各シール261,263が視認できるように、透明材料からなる窓カバー部材141a,141bが主枠構成部材132の裏面からビス止め固定されている。
【0040】一方、主枠構成部材132の裏面側の構造においては、図11に示すように、前記取付凹部134の裏面側に配線収納金具142がビス止め固定されると共に、軸支側裏面の上部及び下部に補強金属板143,144が、また開放側裏面の上部に補強金属板145がそれぞれビス止め固定されるようになっている。なお、配線収納金具142は、電気配線の収納機能に加えて透明板保持枠130の補強機能をも合せ持つものである。補強金属板143,145には、それぞれスピーカ155取付け用の取付穴143a,145aが穿設されており、補強金属板144には、配線挿通用の挿通穴144aが穿設されている。また、補強金属板143には、前記上ヒンジ部材29と係合するヒンジピン146がスプリング147(図9参照)により上下動可能に設けられる一方、補強金属板144の下端に位置する主枠構成部材132の裏面には、前記下ヒンジ部材27と係合するヒンジ金具148がビス止め固定されている。また、主枠構成部材132の裏面における開放側辺部及び下辺部には、各々、細長形状の補強金具149,150がビス止め固定されており、補強金具149の長手方向における上下2箇所には、前記枠基体10に形成された上下一対のフック連通穴21a,21bに挿通される錠フック149aが設けられている。なお、主枠構成部材132の裏面には、前記検出器取付穴17,18の各検出器19に対応するスイッチ押圧部132b,132cが突設されており、該スイッチ押圧部132b,132cに対応する補強金属板144,145の各部位には、後方に突出した各スイッチ押圧部132b,132cを貫通せしめるスイッチ挿通穴144b,145bが穿設されている。また、主枠構成部材132の取付凹部134の下部裏面側には、前記LED基板157及びランプ基板159の熱抜き開口132dが4箇所に開設されている。
【0041】ところで、前記補強金属板143,144及び補強金具149,150には、それぞれ防犯用フランジ辺部143b,144c,149b,150aが後方に向かって突設形成されている。この防犯用フランジ辺部143b,144c,149b,150aは、透明板保持枠130を枠基体10に対して閉じた状態で、枠基体10の前面に当接した状態となり透明板保持枠130と枠基体10との隙間からピアノ線等の不正具が挿入するのを防止するようになっている。なお、配線収納金具142、補強金属板143〜145、及び補強金具149,150は、各々、接続状態にて主枠構成部材132に取付けられているため、いずれか任意の位置でアース線と接続しておけば、透明板保持枠130のいずれの場所で漏電又は静電気が生じていてもそれらをアースして高電圧による障害を防止することも可能である。
【0042】(リ−2)ガラスの取付構造また、主枠構成部材132の裏面には、図3に示すように、斜め対角線状に複数(4つ)の金属製のガラス取付支持部材151が成形時に一体的に設けられている。ガラス取付支持部材151は、その先端部に係合溝が周設されている。このように設けられるガラス取付支持部材151に対して、遊技開口133よりも若干大きな直径で形成されるガラス収納部材152に2枚のガラス131を前後面より貼り合わせて構成したセットガラスが装着されるものであるが、その脱着は、極めて簡単に行うことができるようになっている。即ち、ガラス収納部材152には、その前面側に前記ガラス取付支持部材151を貫通する貫通穴153aを有する取付片部153が一体的に形成され、該取付片部153の基部に止め金具154がビス止めされている。しかして、ガラス131を装着するには、ガラス取付支持部材151に取付片部153の貫通穴153aを貫通させ、その状態で止め金具154を回動して係合溝に係止させることによりガラス131を主枠構成部材132、即ち透明板保持枠130に装着することができる。一方、ガラス131を取り外す場合には、止め金具154を回動させて係合溝との係合を解除した後に、ガラス収納部材152全体をガラス取付支持部材151から引き抜くことによりガラス131を主枠構成部材132、即ち透明板保持枠130から取り外すことができる。なお、ガラス131の脱着は、組付け完成した透明板保持枠130を枠基体10に対して開放した状態で行えることは言うまでもない。また、透明板としてガラスではなく透明な合成樹脂板等を使用したものでも良い。
【0043】(リ−3)照明装飾部材主枠構成部材132に取付けられる各種の照明装飾部材は、円弧状の基板本体を有するLED基板157と、該LED基板157の前面を被覆するLEDカバー158と、円弧状の基板本体を有する各ランプ基板159,160,161と、該ランプ基板159,160,161の前面を個々に被覆する各ランプカバー162,163a,163b,164a,164bと、LED基板165と、該LED基板165に植設された複数のLEDを個々に被覆するレンズ部166aを有するレンズカバー体166と、LED基板167と、該LED基板167に植設された複数のLEDを個々に被覆するレンズ部168aを有するレンズカバー体168と、から構成されている。LED基板157及びランプ基板159は、それぞれ前記取付凹部134に上下2段にて主枠構成部材132の前方からビス止め固定され、LED及びランプの各カバー158,162は、それぞれ両端部に形成された係合爪158a,162aが取付凹部134側の係止穴(図示しない)に係止されるようになっている。
【0044】また、ランプ基板160,161は、それぞれ主枠構成部材132の裏面側から前記取付穴138a,138b,139a,139bにビス止め固定される一方、各ランプカバー163a,163b,164a,164bは、それぞれ後述の補強枠部材171,176にビス止め固定されるようになっている。LED基板165,167は、個々に各レンズカバー体166,168に取付け固定され、レンズカバー体166,168は、それぞれ補強枠部材171にビス止め固定されるようになっている。なお、LED基板157及び各ランプ基板159,160,161の基板表面(LEDあるいはランプの配設面)には、それぞれ白色塗料が塗られ、発光を前方(遊技者側)に反射し得るようになっている。また、各ランプ基板160,161の裏面側には、それぞれ基板カバー169,170が一体的にビス止め固定され、各基板160,161を裏面側から保護するようになっている。なお、LED基板165に設けられるLEDは、例えば、入賞玉が発生したことに基づいて払出される景品玉の払出し時に表示駆動され、また、LED基板167に設けられるLEDは、後述する貯留タンク186に貯留される景品玉量が不足したときに表示駆動される等のように、各種照明装飾部材は、それぞれ遊技内容に応じて後述する電飾制御回路基板198の制御に基づいて照明装飾されるものである。
【0045】(リ−4)補強枠部材(カバー部材)
次に、上記した主枠構成部材132に取付けられるカバー部材としての補強枠部材171,176について説明する。補強枠部材171,176は、相互にほぼ左右対称形状の合成樹脂板からなり、外周面にはメッキ処理が施されている。補強枠部材171は、図9に示すように、右側端部が前記主枠構成部材132の開口133に沿った円弧状に形成され、その近傍には前記ランプカバー163a,163bを取付けるための各取付穴172a,172bが円弧状にて穿設されている。また、補強枠部材171の上側には、前記スピーカカバー159を取付けるための取付穴173と、レンズカバー体166,168の各レンズ部166a,168aを貫通するための複数の貫通穴174と、が穿設されている。なお、補強枠部材171の左側上端には、主枠構成部材132と同様に、前記上ヒンジ部材29との干渉回避用の切欠部175が形成されている。
【0046】一方、補強枠部材176は、左側端部が前記主枠構成部材132の開口133に沿った円弧状に形成され、その近傍には前記ランプカバー164a,164bを取付けるための各取付穴177a,177bが円弧状にて穿設されている。また、補強枠部材176の上側には、前記スピーカカバー159を取付けるための取付穴178が穿設されている。そして、上記のような補強枠部材171,176は、それぞれ裏面側に突設されたビス止めボス171a,176aを介して主枠構成部材132に取付け固定されるようになっている。
【0047】(リ−5)透明板保持枠の開閉構造以上、説明した主枠構成部材132に補強枠部材171,176等を組合せて構成される透明板保持枠130は、図1及び図2に示すように、枠基体10の横幅寸法とほぼ同じ寸法を有し、このため、遊技者の正面からの視野においては、枠基体10の上方部で枠基体10を視認することはできず透明板保持枠130が視認されることとなる。そして、透明板保持枠130は、枠基体10に対して開閉自在に設けられることは、前述した通りであり、透明板保持枠130は、上端部をヒンジピン146とヒンジ支持部30の係合穴30aとの軸受状態で、下端部をヒンジ金具148の係合穴148aと中ヒンジ部材26のヒンジピン28との軸受状態でそれぞれ開閉自在に設けられるものであるが、下端部のヒンジ金具148の係合穴148aの外側には、図示しない係合突部が突設され、一方、中ヒンジ部材26の垂直辺部の外側にも図示しない係合部が立設形成されている。しかして、透明板保持枠130を開放したときには、ヒンジ金具148の係合突部が中ヒンジ部材26の係合部に当接してそれ以上開放できないようになっており、これにより透明板保持枠130を勢いよく開放してもガラス131が破損したり、あるいは透明板保持枠130の表面に設けられる各種構成部材が破損したりすることはない。
【0048】(リ−6)透明板保持枠の施錠構造透明板保持枠130は、上記したように枠基体10に対して開閉自在に設けられるが、通常の使用時においては、これを閉じておかなければならないので、当然のことながら開放側を施錠する必要がある。このため、図2に示すように、枠基体10の開放側裏面に錠装置210が取付けられている。なお、錠装置210は、透明板保持枠130の施錠ばかりでなく、枠基体10の外枠2に対する施錠をも行うことができる、いわゆるW錠となっている。そこで、この錠装置210について図2及び図15を参照して説明する。錠装置210は、断面L字型に形成される取付基板211に集約して形成され、取付基板211の一方辺が枠基体10への取付面211aをなしている。該取付面211aの下方寄りには、シリンダー錠212が取付けられている。
【0049】取付基板211の他方辺には、取付基板211に対して上下動可能なように可動部材(図示しない)が取付けられており、該可動部材の上端部及び下端部には、それぞれ錠フック213が設けられている。錠フック213の先端は、錠フック213に向けて傾斜する誘導傾斜部214となっているが、これは、枠基体10を押して閉じるときに外枠2の内側上下に固定される係止金具6a,6bに当接案内されながら最終的に錠フック213と係止金具6a,6bとを係合させるためのものである。なお、下方の誘導傾斜部214には、側方に突出する操作部215が突設されており、手の操作で可動部材を上昇せしめるときに使用するものである。また、可動部材は、取付基板211との間に張架されたスプリング(図示しない)により常時下方に付勢されている。
【0050】一方、取付基板211の一方辺(取付面211a)にも、前記可動部材と同様の作動部材(図示しない)が上下動可能に取付けられている。該作動部材は、スプリング(図示しない)により常時上方に付勢されており、その中央部には、手動操作用の操作杆216が突設されている。また、取付面211aには、その上端部と中央よりやや下方に長方形状の連通口217が開設されており、該連通口217に対応する作動部材の部位には、図示しない係合開口が開設されている。なお、連通口217及びこれに対応する係合開口には、透明板保持枠130の開放側に設けられる錠フック149aが貫通するものである。
【0051】上記のように構成される錠装置210の作用について簡単に説明する。まず、外枠2に対する枠基体10の解錠及び施錠について説明すると、遊技場の店員がシリンダー錠212に図示しない所定の鍵を差し込んで時計回転方向に回すと、スプリングの付勢力に抗して可動部材が上昇され、これに伴って錠フック213も上昇される。このため、錠フック213と外枠2の係止金具6a,6bとが係合位置関係となっていないので、その状態でシリンダー錠212に差し込んだままの鍵を引っ張ることにより枠基体10全体を回動させて開放することができる。一方、開放した枠基体10を閉じるときには、そのまま枠基体10を押し込むことにより錠フック213の誘導傾斜部214と係止金具6a,6bとの当接により可動部材がスプリングの付勢力に抗して上昇し、遂には、錠フック213が係止金具6a,6bと係合する位置でスプリングの付勢力により可動部材が下降して錠フック213と係止金具6a,6bとが完全に施錠された状態となる。
【0052】次に、枠基体10に対する透明板保持枠130の解錠及び施錠について説明すると、遊技場の店員がシリンダー錠212に図示しない所定の鍵を差し込んで反時計回転方向に回すと、スプリングの付勢力に抗して作動部材が下降する。このため、作動部材の係合開口と錠フック149aとの係合が解除されて透明板保持枠130が開放される。一方、開放した透明板保持枠130を閉じるときには、そのまま透明板保持枠130を押し込むことにより錠フック149aが枠基体10に形成されたフック連通穴21a,21bを貫通して錠装置210の連通口117に侵入し、上昇している作動部材の係合開口の一部に侵入する。その状態でさらに押し込むことにより錠フック149aの先端下辺の傾斜部と係合開口との当接により作動部材がスプリングの付勢力に抗して上昇し、遂には、係合開口が錠フック149aと係合する位置でスプリングの付勢力により作動部材が上昇して錠フック部149aと係合開口とが完全に施錠された状態となる。なお、透明板保持枠130を解錠する場合には、枠基体10を開放した状態で操作杆216を押し下げることによっても行うことができる。
【0053】以上、透明板保持枠130を構成する部材の詳細な説明をしてきたが、これらの構成部材を組付けて完成される透明板保持枠130は、前述したように枠基体10の横幅寸法と同じ横幅寸法を有し且つ透明板保持枠130の遊技開口133を遊技盤220の遊技領域229の外周形状に沿った形状として構成したので、図1に示すように、弾球遊技機1の正面上部は、透明板保持枠130と該透明板保持枠130のガラス131を介して視認し得る遊技盤100の遊技領域102だけであり、従来の画一した正方形状の正面形状と大幅に異なる印象を遊技者に与えることができる。また、遊技盤220の下方には、後述するように一般的に証明用シール261,263が貼付されているが、その証明用シール261,263は、弾球遊技機1の正面から視認し得るようにする必要があり、上記のように透明板保持枠130を遊技領域229の外周形状に沿った形状とした場合に、証明用シール261,263が正面から視認できなくなるが、本実施例においては、遊技開口133の下部左右の両方に証明用シール261,263を透視し得る窓140a,140bが形成されているので、上記のような証明用シール261,263が視認できないということはない。
【0054】また、透明板保持枠130の遊技開口133の形状を遊技領域229の形状と同一として遊技開口133に沿って照明装飾部材162,163a,163b,164a,164bを透明板保持枠130に設けることにより、従来多くの遊技盤で誘導レールの外周に沿って設けられるレール飾りランプを遊技盤に設ける必要がなくなり、遊技盤の交換毎にそれらも同時に交換しなければならないという不経済をなくすことができる。
【0055】なお、本実施例の場合、透明板保持枠130における正面構造において主枠構成部材132の左右前面にカバー部材である補強枠部材171,176が装着されているので、透明板保持枠130は、基本的に二重基板の構造を持つことになる。このため、透明板保持枠130の強度が向上でき、タバコやライター等の発熱具による不正の穴空け行為を防止することができる。また、本実施例では、枠基体10に開閉自在に設けた上皿40の左右両側には各カバー部材51,54,56が、枠基体10に固設した下皿60の側方にはカバー部材79が、また外枠2の左右両側にはカバー部材5a,5bが、それぞれ装着されているので、透明板保持枠130と同様に弾球遊技機1の前面側に配置される構成部材の強度が向上でき、ひいては弾球遊技機1全体における穴空けの不正行為を防止することができる。また、穴空けの不正行為を防止するカバー部材の装着部位は、本実施例記載の部位に限定するものではなく、弾球遊技機の構成に応じて適宜変更することも可能である。なお、以上のように穴空けの不正行為を防止する各カバー部材は、それぞれ弾球遊技機1の左右の前面側に装着されることで、最終的には枠基体10、上皿40、あるいは透明板保持枠130の開閉機構(ヒンジや錠装置等)に対する不正を防止するようになっている。また、カバー部材は、各々、合成樹脂によって所望の形状に形成されると共に、外周面にはメッキ処理が施されているため、弾球遊技機1の前面は、上端部から下端部にかけて統一的且つ近未来的な意匠をなし、弾球遊技機1全体の視覚的な興趣の向上を可能にしている。
【0056】(ヌ)枠基体の裏面構造枠基体10の前面側構造及び前面側に取付けられる各部品の構造は、概ね上記した通りであるが、枠基体10の裏面構造について図12乃至図14を参照して説明する。前述したように、枠基体10の裏面側には、遊技盤収納枠12が合成樹脂によって一体的に成形されている。しかして、遊技盤収納枠12は、遊技盤220を支持し且つ固定するものであるため、遊技盤220を正確に固定するための部品を有する。また、遊技盤収納枠12は、遊技盤220の裏面に設けられて所定個数の景品玉を払い出すための各種の機構が設けられる機構板180を正確に取付けるための部品も有する。具体的には、遊技盤220を収納固定する部品として複数の遊技盤基準ピン12a(図13参照)と複数の固定手段222(図14参照)とがある。遊技盤基準ピン12aは、遊技盤220を遊技盤収納枠12に装着する際に遊技盤220の特定の位置に形成された基準穴221に係合させるものであり、これにより遊技盤220を遊技盤収納枠12の正確な位置に装着することができるものである。なお、枠基体10における遊技盤収納枠12の成形部位には、図13に示すように、空洞12bが設けられている。この空洞12bは、遊技盤収納枠12の一体成形において枠基体10の表面側にヒケ(成形時の変形)が発生するのを防止するためのものであり、枠基体10の成形時にガスを注入するガスインジェクション成形法により形成されるものである。また、固定手段222は、一端側が遊技盤収納枠12に取付け固定され且つ他端側に螺合溝が形成されたボルトピン223と、該ボルトピン223に挿通されたワッシャ224、固定腕225、及びスプリング226と、ボルトピン223に螺着されたナット227と、から構成されている。そして、遊技盤220を遊技盤収納枠12に正確に装着した状態で、固定手段222の固定腕225を回動することにより、遊技盤220の裏面から押圧して遊技盤220を遊技盤収納枠12に堅固に固定するようになっている。
【0057】一方、機構板180を取付けるための部品としては、固定ピン181と上下一対のヒンジ部材182,183とがある。ヒンジ部材182,183は、枠基体10の軸支側の裏面に対応する遊技盤収納枠12の上下に固着される金属製のものであり、このヒンジ部材182,183に機構板180の端部上下に設けられる軸支部(図示しない)を係合させることにより機構板180を開閉自在に且つ着脱自在に設けることができる。また、機構板180を閉じた状態で固定ピン181が機構板180に形成された係合穴を通過して先端部が機構板180の裏面に突出し、その突出した部分を機構板180に回動自在に軸支される係止部材184で係止することにより、機構板180を遊技盤220の裏面に密着した状態で係止することができる。
【0058】(ル)機構板一方、上記した遊技盤220の裏面を覆う機構板180は、図12に示すように、遊技盤220の後面に取り付けられる後述する入賞玉集合カバー体270と対応する部分に方形状の開口185が形成され、機構板180が閉じられたときに、遊技盤220に設けられる可変表示装置230の後方突出部を覆う表示装置収納ボックス271が後方に貫通し得るようになっている。また、機構板180の前面側には、主として前記入賞玉集合カバー体270に形成された誘導径路に沿って流下した入賞玉を集合せしめる入賞玉集合樋(図示しない)が形成されるが、機構板180の後面側には、その最上部に景品玉として供される多量の玉を貯留する貯留タンク186が取着され、該貯留タンク186の下方に貯留タンク186から流出する玉を複数列(例えば、2列)に整列しながら流下せしめる誘導通路187が傾斜状に設けられ、該誘導通路187の末端に前記開口185の側方に配置され且つ前記誘導通路187からの整列された玉を受け入れて入賞玉信号に基づいて所定個数の景品玉を払い出す景品玉払出装置188が接続されている。なお、誘導通路187の上流側には、玉切れ検出器187aが設けられ、該玉切れ検出器187aがONしたときに前記LED基板167に設けられるLEDが点灯するようになっている。
【0059】前記景品玉払出装置188から払い出された景品玉は、景品玉払出通路189の下流側に設けられる景品玉流出口(図示しない)から前記上皿連通口13及び景品玉排出口45を介して上皿40の貯留部62に導かれる。上皿40が景品玉で満杯となったときには、景品玉流出口の側方から下方部にかけて形成される余剰玉通路190に溢れて下方に流下し、その余剰玉通路190の末端に接続される接続樋191から前記下皿100の玉受部材106に導かれる。なお、前記景品玉払出装置188は、前記入賞玉集合樋に集められた入賞玉を1個ずつ処理する入賞玉処理装置(図示しない)に含まれる入賞玉検出器197が入賞玉を検出することにより駆動されるものである。また、この入賞玉検出器197がONすると前記LED基板165に設けられるLEDが所定時間点灯されるものである。更に、前記余剰玉通路190の下部一側には、満タン検出器192が設けられ、該満タン検出器192がONすると、打球発射装置200の打球モータ203の駆動が停止されるようになっている。
【0060】機構板180の概の構成は、上記した通りであるが、図示の実施例では、機構板180の裏面上部にターミナル基板ボックス193が設けられ、更に、開口185の下部に遊技制御回路基板195が着脱自在に取付けられ、前記景品玉払出通路189の後面にカードユニット中継基板194が取り付けら、前記遊技制御回路基板195の下方に払出制御回路基板196が取り付けられている。ターミナル基板ボックス193は、弾球遊技機1に電源を供給する電源線や弾球遊技機1と遊技場の管理コンピュータ(図示しない)との情報信号をやり取りするための端子等が設けられるものであり、遊技制御回路基板195は、遊技盤220に設けられる可変表示装置230や可変入賞球装置240等の動作を制御するものである。このため、遊技制御回路基板195には、前記入賞玉集合カバー体270の裏面に取り付けられる第1中継基板272や第2中継基板273からの配線や、可変表示装置230からの配線が接続されるようになっている。なお、機構板180を開閉する際には、これらの配線の接続を取り外すことが必要となる。また、カードユニット中継基板194は、後述するカードユニット280と前記上皿40の操作透視板87に設けられる操作具や払出制御回路基板196とを中継するものであり、払出制御回路基板196は、入賞信号又は貸出信号を受けて前記景品玉払出装置188を制御して景品玉又は遊技玉を払い出すものである。
【0061】(ヲ)枠基体のその他の裏面構成枠基体10のその他の裏面構成としては、図12に示すように、枠基体10の裏面下部一側に打球発射装置200が取付けられている。この打球発射装置200は、取付基板201に打玉を弾発する打球槌202と、該打球槌202に往復回動動作を付与する打球モータ203と、打球槌202の往復動作に連動して上下動し且つ図示しない打球供給装置を駆動する玉送り昇降杆204等を集約して設けることにより構成されており、前記ハンドル装置120と関連づけられている。また、打球発射装置200の設置位置と反対側には、透明板保持枠130に設けられる電装部品の動作を制御し且つスピーカ155の音量を段階的に調整する音量調整スイッチ179を含む電飾制御回路基板198が取付けられている。そして、この電飾制御回路基板198と透明板保持枠130に設けられる電装部品とを接続する配線が乱雑にならないように枠基体10の軸支側裏面一側には、配線処理部材が設けられている。この配線処理部材は、枠基体10と一体的に成形しても良いし、あるいは別体の処理部材を止着しても良い。また、配線処理部材の形状は、配線をまとめることができるものであればどのような形状,構造のものであっても良い。更に、枠基体10の開放側裏面には、外枠2に対する枠基体10の施錠、及び枠基体10に対する透明板保持枠130の施錠を行う錠装置210が取付けられるが、この錠装置210については、前述したとおりである。
【0062】(ワ)遊技盤以上、説明した弾球遊技機1の各構成部材は、いわゆる弾球遊技機1の本体側を構成するものであり、この弾球遊技機本体に着脱交換自在に取り付けられる遊技盤220の構成について図16乃至図19を参照して説明する。遊技盤220は、前記遊技盤収納枠12に収納固定されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レール228が形成され、該誘導レール228の内側が遊技領域229とされて発射された打玉が落下するものである。遊技領域229には、図示の場合、可変表示装置230や可変入賞球装置240が設けられると共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域229の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口239が設けられている。
【0063】より詳細に説明すると、可変表示装置230は、複数の回転ドラム231a〜231cを有し、該回転ドラム231a〜231cの外周には、複数の図柄が描かれている。しかして、遊技領域229を落下する打玉が可変表示装置230の下方に配置される始動入賞口234に入賞して始動入賞玉検出器234a(図18に示すように可変入賞球装置240が設けられる位置の遊技盤220の裏面側に設けられる)をONせしめると、回転ドラム231a〜231cが変動を開始し、所定時間(例えば、5秒)が経過すると左、右、中の順で停止し、その停止時に表示される図柄の組合せが予め定められた大当り図柄の組合せと一致したときに大当り遊技状態となって次に説明する可変入賞球装置240の開閉板243を一定時間(例えば、25秒〜29秒)が経過するまで、あるいはその一定時間が経過する前に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が開放する開放サイクルを後述する特定玉検出器244がONすることを条件として所定回数(例えば、16回)繰り返すようになっている。なお、可変表示装置230には、その上部に入賞口232が形成され、その下部に回転ドラム231a〜231cを回転せしめる権利を留保した旨を報知する始動記憶表示器233が一体的に設けられている。
【0064】次に可変入賞球装置240について説明するが、可変入賞球装置240を説明する前に、遊技領域229に設けられる他の構成部材について説明する。まず、上記した可変表示装置230は、遊技領域229のほぼ中央に配置され、可変入賞球装置240は、遊技領域229の下部であって前記アウト口239の上方に配置される。そして、可変表示装置230と可変入賞球装置240との間には、前記始動入賞口234が配置され、可変表示装置230の左右上部側方にランプ付風車235が配置され、更に、遊技領域229の左右上部に前記した大当り遊技状態となったときに点灯又は点滅してその旨を報知するサイドランプ236が配置されている。また、誘導レール228の先端であって遊技領域229への入口部分には、一旦遊技領域229に到達した打玉を誘導レール228内に逆流しないようにするための逆流防止装置237が設けられ、その反対側上部には、当該遊技において得られる景品玉数を表示する賞品数表示シール238が設けられている。
【0065】本実施例における可変入賞球装置240は、その主要部分は、従来の可変入賞球装置とあまり変わらないが、全体の印象が大きく異なる形状を有している。即ち、可変入賞球装置240は、円形状の遊技領域229の下半分の形状に対応するように円弧状の取付基板241を有し、該取付基板241のほぼ中央に長方形状の入賞領域242が開設され、その入賞領域242を開閉板243で開閉するようになっている。開閉板243は、図示しないソレノイドによって開閉制御されるものであり、その具体的な動作は、前記した大当り遊技状態における動作である。このため、開閉板243内の入賞領域は、明瞭に図示しないが、2つに区分され、一方の区分に打玉が入賞したときには、特定玉検出器244によって検出されて前記開放サイクルの継続を保証することとなり、他方の区分に打玉が入賞したときには、入賞玉検出器245によって検出されて開放サイクルにおける開閉板243の開放長さを規制することとなる。また、開閉板243の下方には、突出障害部材258が突設されているが、この突出障害部材258の前面には、大当り遊技状態における開放サイクルの回数を表示する回数表示器246と、1回の開放サイクルにおける開閉板243内への入賞玉数を表示する個数表示器247とが臨むようになっている。なお、入賞領域242を開閉する部材として図示のような1枚の板からなる開閉板243だけでなく、一対の羽根状の開閉部材であっても良い。
【0066】上記した構成だけからなる可変入賞球装置は、従来から数多く知られているが、本実施例においては、上記した構成に加えて取付基板241の左右に円弧状に延設された部分には、その円弧状上端部に第1の入賞口としての入賞口248a,248bが形成され、また、円弧状基部にも第2の入賞口としての入賞口249a,249bが形成され、入賞口248a,248bと入賞口249a,249bとの間は、打玉の通過し得る通過間隔250a,250bとなっている。そして、上記入賞口248a,248bと入賞口249a,249bとの間の前面に亘って、透過飾り板251a,251bが円弧状に装着され、その透過飾り板251a,251bの下方の取付基板241には、複数の飾りLED253が設けられている。このため、飾りLED253が点灯又は点滅作動されたときには、開閉板243の両端部から円弧状の上端、即ち、誘導レール228の下半分に沿った状態で光学的な装飾効果を高めることができる。このような遊技領域229の下方であって誘導レール228に沿った透過飾り板251a,251bによる装飾及び飾りLED253による光学的装飾は、従来において全くなく、遊技者に与える印象度は、大幅に異なるものである。また、第1の入賞口248a,248bと通過間隔250a,250bとの間の内側側面は、打玉を誘導する玉誘導面252a,252bとなっており、その玉誘導面252a,252bに沿って落下する打玉の多くを可変入賞球装置240の中心に形成される開閉板243に向けて誘導するものであり、一部の打玉を通過間隔250a,250bの間から下方に導くものである。なお、取付基板241には、前記透過飾り板251a,251bの外側に密着する状態であって、通過間隔250a,250bを除く位置に光を透過する材料で構成される飾りレンズ部材254a,254b、256a,256bが設けられ、該飾りレンズ部材254a,254b、256a,256b内にもそれぞれ飾りLED255,257が設けられている。なお、上記実施例では、第2の入賞口249a,249bを入賞領域242に臨設するものを示したが、必ずしも第2の入賞口249a,249bはなくてもよく、入賞領域242の両端部と第1の入賞口248a,248bとの間を通過間隔250a,250bとしても良い。
【0067】また、遊技盤220の表面下方であって誘導レール228の外側左右に、ビス止め固定された各種のシール貼付台座260,262を介してアミューズメントシール261、及び証紙シール263が取付けられている。このアミューズメントシール261及び証紙シール263は、いわゆる証明用シールといわれるもので、弾球遊技機1が遊技場に設置されたときにそれらが関係機関によって正規に認められたものであるということを証明するためのものであるため、通常の状態で前方から容易に視認される必要があるが、本実施例においては、その貼付位置に対応する前記透明板保持枠130の下部左右に窓140a,140bが形成されているので、その窓140a,140bを介してアミューズメントシール261、証紙シール263を容易に視認することができるようになっている。なお、それらの証明シールを台座260,262を介することなく、遊技盤220の表面に直接貼付しても良いが、台座260,262に貼付する場合には、当然のことながら、台座260,262の遊技盤220への取付位置が規定されることとなり、結果的に窓140a,140bの位置に正確に対応して証明シール261,263を貼付し得るという利点がある。また、証明用シール261,263は、必ずしもシールでなくても良く、遊技盤220又は台座260,262に直接印刷したもの、あるいは金属や合成樹脂で成形したものでも良く、要は、関係機関によって正規に認められたものであれば、どのようなものでも良い。
【0068】一方、遊技盤220の裏面には、図12に示すように、前記可変表示装置230の後面構造物である表示装置収納ボックス271が遊技盤220の裏面に直接的に止着され、該表示装置収納ボックス271の周囲を囲むように入賞玉集合カバー体270が取付けられている。入賞玉集合カバー体270は、各種の入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の流路にしたがって誘導する誘導径路が形成されるものである。また、入賞玉集合カバー体270の裏面には、遊技盤220に配置される入賞口や入賞球装置等に付設されるスイッチや装飾用発光源の電装部品の配線が接続される第1中継基板272と第2中継基板273(これらを1つの中継基板にまとめたものでも良い)とが取付けられている。第1中継基板272と第2中継基板273は、遊技盤220に設けられる各種の電装部品と前記遊技制御回路基板195とを中継するために設けられるものである。更に、遊技盤220の裏面には、前記アウト口239に対応する位置の下流側にアウト玉通路(図示しない)が刻設され、このアウト玉通路に沿ってアウト玉が下方に導かれる。アウト玉通路から下方に導かれたアウト玉は、前記遊技盤収納枠12の下辺ほぼ中央に形成される玉誘導通路(図示しない)から機構板180に形成されるアウト玉排出通路(図示しない)に導かれるようになっている。
【0069】(カ)カードユニット次に、上記した弾球遊技機1に隣接されるカードユニット280の構成について図1を参照して説明する。前述したように、前記上皿40には、その上面にカードユニット280を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作部が設けられている。しかして、カードユニット280は、使用可能状態であるか否かを表示する稼働表示器281と、カード内に記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を前記残高表示器97に表示させるための端数表示スイッチ282と、当該カードユニット280がいずれの側の弾球遊技機1に対応しているか否かを表示する連結台方向表示器283と、カードがカードユニット280内に投入中であることを表示するカード挿入中表示器284と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入・排出口285とが設けられている。そして、このように構成されるカードユニット280は、独自の制御回路によって制御されるものであるが、上皿40に設けられる前記選択スイッチ94,玉貸スイッチ95、返却スイッチ96、及び残高表示器97や、前記払出制御回路基板196とを接続する必要があるため弾球遊技機1の裏面に設けられる機構板180には、カードユニット中継基板194(図12参照)が設けられており、該カードユニット中継基板194にカードユニット280のコネクタから延設される配線が接続されている(図12参照)。なお、カードユニット280を弾球遊技機1に内蔵しても良い。
【0070】以上、実施例に係る弾球遊技機1の構成について詳細に説明してきたが、本実施例によれば、透明板保持枠130の遊技開口133を遊技盤220の遊技領域229の外周形状に沿った形状として構成したので、弾球遊技機1の正面上部は、透明板保持枠130と該透明板保持枠130のガラス131を介して視認し得る遊技盤100の遊技領域102だけであり、従来の画一した正方形状の正面形状と大幅に異なる印象を遊技者に与えることができる。また、遊技盤220の下方には、証明用シール261,263が貼付されているが、その証明用シール261,263は、弾球遊技機1の正面から視認し得るようにする必要があり、上記のように透明板保持枠130を遊技領域229の外周形状に沿った形状とした場合に、証明用シール261,263が正面から視認できなくなるが、本実施例においては、遊技開口133の下部左右の両方に証明用シール261,263を透視し得る窓140a,140bが形成されているので、上記のような証明用シール261,263が視認できないということはない。
【0071】また、本実施例においては、カードユニット280からの貸出指令があったにも拘らず遊技玉の貸出動作が行われなかったときや遊技玉の貸出動作が行われたときには、圧電ブザー70からそれぞれの状態に応じた報知音が発生されるが、その報知音が上皿40の皿部材60内に収納される圧電ブザー70から発生され、それ以外の遊技の進行に関係する効果音は、圧電ブザー70から離れた位置となっている透明板保持枠130の上部両端に設けられるスピーカ155から発生されるので、圧電ブザー70から報知される報知音とスピーカ155から効果音とを明確に聞き分けることができ、報知音が効果音によってかき消されることがなく、遊技玉の貸出に対する正確な状態を把握することができる。
【0072】更に、本実施例においては、可変入賞球装置240の取付基板241のほぼ中央に長方形状の入賞領域242を形成した従来の構成と同じ構成に加えて取付基板241の左右に円弧状に延設された部分には、その円弧状上端部に第1の入賞口としての入賞口248a,248bが形成され、また、円弧状基部にも第2の入賞口としての入賞口249a,249bが形成され、入賞口248a,248bと入賞口249a,249bとの間は、打玉の通過し得る通過間隔250a,250bとし、上記入賞口248a,248bと入賞口249a,249bとの間の前面に亘って、透過飾り板251a,251bが円弧状に装着され、その透過飾り板251a,251bの下方の取付基板241には、複数の飾りLED253が設けられている。このため、飾りLED253が点灯又は点滅作動されたときには、開閉板243の両端部から円弧状の上端、即ち、誘導レール228の下半分に沿った状態で光学的な装飾効果を高めることができる。このような遊技領域229の下方であって誘導レール228に沿った透過飾り板251a,251bによる装飾及び飾りLED253による光学的装飾は、従来において全くなく、遊技者に与える印象度は、大幅に異なるものである。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、透明板保持枠の遊技開口を遊技盤の遊技領域の外周形状に沿った形状として構成したので、従来の画一した正方形状の正面形状と大幅に異なる印象を遊技者に与えることができる。また、遊技盤の下方には、一般的に証明用シールが貼付されているが、その証明用シールは、弾球遊技機の正面から視認し得るようにする必要があり、上記のように透明板保持枠を遊技領域の外周形状に沿った形状とした場合に、証明用シールが正面から視認できなくなるが、本発明においては、遊技開口の下部左右の一方又は両方に証明用シールを透視し得る窓が形成されているので、上記のような証明用シールが視認できないということはない。




 

 


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