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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−84832
公開日 平成8年(1996)4月2日
出願番号 特願平6−253093
出願日 平成6年(1994)9月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】今崎 一司
発明者 鵜川 詔八
要約 目的
可変表示装置の表示状態に応じて作動する可動部材が、他の条件においても作動し得る弾球遊技機を提供する。

構成
モータ51の駆動力をギヤ52・53等の伝達部材を介して装飾板48に伝達して、該装飾板48を開閉作動(回動)する回動装置50を設けると共に、可変表示装置30の表示状態及び可変表示装置30の表示に関わらない他の条件に基づいて装飾板48を回動制御する。
特許請求の範囲
【請求項1】 表示結果が特定の表示結果となったときに所定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置が所定の表示状態となることを条件として作動すると共に可変表示装置の表示が停止していることを必要とする条件においても作動する可動部材を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】 前記可変表示装置は、複数の識別情報を可変表示する可変表示部を複数列有すると共に、該複数列の可変表示部の表示結果が特定の識別情報の組合せとなったときに所定の遊技価値を付与し、全列の可変表示部が停止する前の段階で特定の識別情報の組合せとなる可能性があるときを、前記可動部材の作動条件である所定の表示状態としたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示結果が特定の表示結果となったときに所定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、複数の識別情報を可変表示する可変表示装置を備えたパチンコ遊技機は、始動入賞口への打玉の入賞に伴って可変表示装置の変動を許容し、該可変表示装置に表示される識別情報の組合せが予め定めた特定識別情報の組合せとなったときに特定遊技状態(大当り遊技状態ともいう)となって、例えば、可変入賞球装置を一定時間(例えば、29秒)が経過するまで、又は所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放(このような開放を以下開放サイクルという)し、この開放サイクル中に継続権が発生することを条件として所定回数(例えば、16回)の開放サイクルを繰り返すように制御されていた。また、上記のようなパチンコ遊技機には、特開平6−105952号公報に開示されているように、可変表示装置でリーチとなったとき、可動部材を作動することにより遊技の興趣を向上するものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のような可動部材を備えたパチンコ遊技機では、可動部材に対して比較的広いスペースを遊技領域内に設けるにも関わらず、その作動は可変表示装置のリーチ時のみにしか実行されていなかったため、可動部材の作動を充分に活用しているとは言えなかった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、可変表示装置の表示状態に応じて作動する可動部材が、他の条件においても作動し得る弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために、本発明においては、表示結果が特定の表示結果となったときに所定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置が所定の表示状態となることを条件として作動すると共に可変表示装置の表示が停止していることを必要とする条件においても作動する可動部材を備えたことを特徴としている。
【0005】また、前記可変表示装置は、複数の識別情報を可変表示する可変表示部を複数列有すると共に、該複数列の可変表示部の表示結果が特定の識別情報の組合せとなったときに所定の遊技価値を付与し、全列の可変表示部が停止する前の段階で特定の識別情報の組合せとなる可能性があるときを、前記可動部材の作動条件である所定の表示状態とすることにより、可変表示装置のリーチ状態における興趣を向上することができる点で有利である。
【0006】
【作用】可変表示装置が所定の表示状態となることを条件として作動すると共に可変表示装置の表示が停止していることを必要とする条件においても作動する可動部材を備えたので、可動部材の作動を充分に活用することができ、ひいては遊技に対する興趣をより一層向上することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。まず、図1及び図2を参照して、実施例に係る遊技装置としての可変表示装置30が適用される弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1の拡大正面図であり、図2は、遊技盤1の拡大背面図である。図において、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央部には、複数の識別情報を可変表示する液晶表示器43を有する可変表示装置30が配置されており、該可変表示装置30の下方には、可変入賞球装置20が配置されている。なお、可変表示装置30の構成については、後に詳述するものである。
【0008】可変入賞球装置20は、前記遊技盤1に取り付けられる取付基板21を有し、該取付基板21の中央上端部には、前記液晶表示器43の可変表示を許容する始動入賞口22が設けられている。この始動入賞口22に入賞した入賞玉は、遊技盤1の裏面に導かれて始動玉検出器23によって検出される。なお、始動入賞口22への入賞に基づく可変表示装置30の可変表示は、所定回数(例えば、4回)記憶され、その旨が可変表示装置30に設けられる後述の始動記憶表示器37によって表示されるようになっている。また、始動入賞口22の下方には、ソレノイド24によって開閉制御される長方形状の開閉板25が設けられている。開閉板25の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左側が特定領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領域には、特定玉検出器26が設けられている。また、開放中の開閉板25に受け入れられた入賞玉を検出するために入賞玉検出器27も設けられている。更に、開閉板25の内部には、上記特定玉検出器26のON動作に伴い点灯するV表示LED28が設けられている。また、可変入賞球装置20の左右の両側方には、各入賞口29a・29bが設けられている。
【0009】しかして、上記のように構成される可変入賞球装置20は、以下のように作動する。即ち、打玉が始動入賞口22に入賞して始動玉検出器23をONさせると、可変表示装置30の液晶表示器43が可変表示を開始し、一定時間が経過すると、表示される識別情報が左・右・中の順で順次停止され、全ての図柄の変動が停止したときの図柄の組み合せが所定の表示態様(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊技状態となる。そして、この特定遊技状態においては、可変入賞球装置20の開閉板25が所定期間開放するように設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受止めるようになっている。そして、受け止められた打玉が特定領域に入賞して特定玉検出器26で検出されると、再度上記した開放状態を繰り返し、特定領域に入賞玉が発生する毎に開放状態を予め定められた所定回数繰り返すことができるようになっている。
【0010】更に、遊技盤1の表面には、前記可変表示装置30の上部左右側方に風車ランプ4a・4bが設けられ、可変表示装置30の左右側方に風車5a・5bが設けられ、更に、可変入賞球装置20の上部左右側方に入賞口6a・6bが設けられている。なお、入賞口6a・6bには、袖ランプ7a・7bが付設され、入賞口29a・29bには、飾りLED8a・8bが付設されている。また、前記風車ランプ4a・4b、袖ランプ7a・7b、及び飾りLED8a・8bは、前記特定遊技状態時や始動入賞時等に点灯又は点滅してその旨を報知するものであり、同様な機能を有するものとして、遊技領域3の左右にサイドランプ9a・9bが設けられ、誘導レール2の外周に沿ってレール飾りランプ11が設けられている。なお、サイドランプ9a・9bには、「0〜9」までの数字が付与された飾りLED10(以下、これを飾りLED−Dという場合がある)が付設されている。この飾りLED10は、特定遊技状態の発生に関連していずれか1つがランダムに点灯表示されるもので、遊技内容に直接関係しないが、遊技場が所定のサービス(例えば、特定遊技状態で獲得した多量の景品玉を使用して継続して遊技を行うことを許可するサービス)を提供する場合に使用できる。また、遊技盤1の表面の最下方には、上記したいずれの入賞領域にも入賞しなかった打玉が遊技盤1の後方に導かれるアウト口12が設けられている。更には、遊技状態の進行に応じて効果音を発生するスピーカ13(符号のみ図16参照)や遊技状態の進行に応じて照明装飾する遊技効果ランプ19(符号のみ図16参照)もパチンコ遊技機に設けられている。
【0011】一方、遊技盤1の裏面には、図2に示すように、入賞玉集合カバー14が取り付けられている。この入賞玉集合カバー14は、前記した各種の入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉を誘導する複数の誘導通路が前面側に区画形成されている。具体的には、図示するように、各入賞口6a・6bに入賞した入賞玉は、誘導通路15a・15bに導かれてそれぞれ下流側に誘導される。また、前記始動入賞口22及び可変入賞球装置20の左側の入賞口29aに入賞した入賞玉は、誘導通路16aに導かれ、可変入賞球装置20の右側の入賞口29bに入賞した入賞玉は、誘導通路16bに導かれる。更に、可変入賞球装置20の開閉板25に受け止められて入賞領域に入賞した入賞玉は、誘導通路17に導かれる。なお、誘導通路15a・15bの末端は、誘導通路16a・16bに接続され、また、誘導通路16a・16bの末端は、入賞玉放出口18a・18bに接続されている。
【0012】次に、本実施例の要部をなす可変表示装置30の詳細な構造について図3乃至図14を参照して説明する。図3において、可変表示装置30は、遊技盤1の表面に取り付けられる表飾り部材31を有し、その表飾り部材31の上部中央にはワープ入口32が形成されている。このワープ入口32に受け入れられた打玉は、表飾り部材31の裏面一側に形成されるワープ上段通路33を通って後述する表示器ユニット40の遊技空間42内に導かれ、最終的に第1ワープ出口34又は第2ワープ出口35の何れかから遊技領域3に再度放出されるようになっている。また、表飾り部材31には、ワープ入口32の左右側方に天ランプ36a・36bが設けられ、第2ワープ出口35の周囲に前記始動入賞口22への始動入賞を記憶する始動記憶表示器37が設けられている。なお、ワープ入口32の下方及び始動記憶表示器37の左右側方には、各々、誘導部材38a〜38cが突設されており、該誘導部材38aは、受け止めた打玉を左右に振り分けて誘導して遊技領域3に放出するようになっている一方、誘導部材38b・38cは、受け止めた打玉を中央よりに誘導して遊技領域3に放出するようになっている。また、誘導部材38aの下方には、「Pinball」と記された装飾部材39が設けられ、該装飾部材39には、飾りLED39aが内蔵されている。
【0013】また、上記表飾り部材31の後面には、表示器ユニット40が取り付けられている。表示器ユニット40は、各種構成部材を収納する収納筐体41を有し、該収納筐体41によって遊技空間42が形成されている。しかして、この遊技空間42の前方上部には、液晶表示器43が固定設置されており、前記したように複数(3列)の識別情報を可変表示し得るようになっている。なお、表飾り部材31に対する表示器ユニット40の取り付けは、表飾り部材31側の位置決め突起31aと収納筐体41側の位置決め穴41aとの係合により位置決めが行われるものである。
【0014】上記液晶表示器43は、図4に示すように、3枚の偏光板44a〜44cの間に2つの液晶セル45a・45bを積層したもので構成され、バックライトとしての蛍光管46を点灯したときに、例えば、図4に示すような色彩で識別情報やバックグランドを視認するようになっている。具体的には、図5に示すように、識別情報としての図柄を表すセグメント部分43aがピンク色で表示され、そのセグメント部分43aに重複して立体感を表す影部分43bがパープル色で表示され、3つの識別情報の周囲を装飾する装飾部分43cが青色で表示され、それ以外の部分43dが透明となっている(以下、これを透明部分43dという)。なお、液晶表示器43は、左・中・右の3列の図柄表示部47a〜47cが形成されており、これらの各図柄表示部47a〜47cには、図6に示すように、「0〜9(数字)」及び「J・F・L・P・A(英文字)」からなる複数の図柄が識別情報として可変表示されるものである。
【0015】また、本実施例においては、液晶表示器43が可変表示されるとき及び特定遊技状態が継続しているとき以外は、液晶表示器43を透視して後面を視認できるようにしているため、前記収納筐体41の後方に装飾板48が開閉自在に設けられている。即ち、装飾板48は、図7に示すように、その後端辺が収納筐体41の後端上部に差し渡される回動軸49に固着されており、該回動軸49の収納筐体41から突出している一方端には、回動軸49を回動する回動装置50が連結して設けられている。この回動装置50は、回動軸49の回動源となるモータ51と、該モータ51の駆動力を回動軸49に伝達するギヤ52・53及びリンク54・55と、各種構成部材を収納する収納ボックス56・57と、を有している。モータ51の駆動軸51aには、ギヤ52が軸着されており、該ギヤ52には、ギヤ53が噛合されている。ギヤ53は、その一側面の軸心に回転軸部53aが突設される一方、他側面の軸心から外れた部位には、係合ピン部53bが突設されている。なお、ギヤ53の回転軸部53aは、収納ボックス56に対して回動自在に取り付けられると共に、その末端部には、遮蔽部材58が一体的に設けられている。一方、ギヤ53の係合ピン部53bには、リンク54の一側面に形成される係合凹部54aが係合されている。リンク54は、その一端側が収納ボックス57に対して回動自在に取り付けられ、また、その他側面には、係合凹部54bが形成されている。そして、リンク54の係合凹部54bには、リンク55の一側面に突設される係合ピン部55aが係合され、リンク55は、その一端側が回動軸49に固着されている。
【0016】そして、上記回動装置50は、図8(A)(B)及び図9に示すように、モータ51の駆動力により各ギヤ52・53を回転し、該ギヤ53の係合ピン部53bとリンク54の係合凹部54aとの係合、及びリンク54の係合凹部54bとリンク55の係合ピン部55aとの係合により、ギヤ53の回転即ちモータ51の駆動を回動軸49の回動に変換し、最終的に装飾板48を開閉作動するようになっている。なお、回動装置50では、モータ51の駆動軸51aの一方向のみの回転を、上記のようなギヤ53、リンク54、及びリンク55の各係合構造により、リンク55の可逆的な往復動作に変換し、これを装飾板48の開閉動作としている。これにより、本実施例では、モータを正逆回転で制御せずに一方向回転で制御を行っているため、後述する位置検出器59の誤動作によりモータがロック状態となる故障の発生を回避している。
【0017】また、上記収納ボックス56の側壁外面には、位置検出器59が固設されると共に、該位置検出器59への外来光の照射を防止する遮光カバー60(図3参照)を取り付けるための取付ボス56aが突設されている。なお、位置検出器59は、前記遮蔽部材58の回動動作によりON・OFFされ、これに伴って前記装飾板48の開閉位置を検出して前記モータ51の駆動を制御するようになっている。更に、装飾板48の後方であって収納筐体41の後面壁には、前記蛍光管46を装着するための蛍光管取付部61が形成されている。
【0018】しかして、上記回動装置50は、可変表示装置30が所定の表示状態となること、及び可変表示装置30の表示に関わらない他の条件に基づいて装飾板48を開閉作動(回動)するようになっている。なお、装飾板48の前方に位置する液晶表示器43の透明部分43dからは、常時、遊技空間42の内部が透視でき、後述する遊技空間42内におけるフリッパーゲームの様子を見ることができるようになっているが、装飾板48の開閉作動において、装飾板48が収納筐体41の後面壁の前方に位置するときには、遊技者は、図10に示すように装飾板48の表面に描かれた装飾をも見ることができるようになっている。また、本実施例における可変表示装置30での所定の表示状態とは、リーチ状態のことであり、可変表示装置30の表示に関わらない他の条件とは、パチンコ遊技機への電源投入動作及び前記特定玉検出器26の入賞玉の検出動作であるが、装飾板48の作動条件としては、特にこれに限定するものではない。
【0019】このように、本実施例においては、可変表示装置30の表示状態に応じて作動する装飾板48を設けると共に、該装飾板48を可変表示装置30の表示に関わらない他の条件においても作動し得るようにしたため、装飾板48の作動を充分に活用して、遊技に対する興趣を向上している。
【0020】ところで、収納筐体41によって構成される遊技空間42内には、前記ワープ入口32から誘導された打玉を複数の通路に振り分ける機構が構成されている。この点について詳細に説明すると、まず、収納筐体41の一側側方には、図11に示すように、前記ワープ上段通路33と連通するワープ下段通路62が後方に向かって傾斜状に形成されている。したがって、ワープ入口32から侵入した打玉は、ワープ上段通路33及びワープ下段通路62を介して遊技空間42に到達し、該空間42内の底板63の上流端に形成される半円弧状のガイド部材64に載置した後、底板63に落下する。なお、底板63は、前方に向かって緩く傾斜している。
【0021】遊技空間42の底板63上には、後述のモータ75によって常時回転せしめられる回転盤65が設けられ、該回転盤65の下流側両側に一対の三角形状のガイド部材66a・66bが突設され、更に、ガイド部材66a・66bの下端に後述のソレノイド80・81によって回動される左右一対の打上部材67・68が設けられている。この打上部材67・68の先端相互の間隔は、打玉が通過し得るようになっている。また、打上部材67・68の下流側であって底板63の前端縁にも、一対の三角形状の第1ワープ通路形成ガイド69a・69bが突設されている。また、回転盤65には、3個の振分突起70が突設されていると共に、その中央に連通口71が開設され、該連通口71に連通するように底板63の裏面に1個の打玉が流下する第2ワープ通路72が形成され、該第2ワープ通路72の流下端が前記遊技盤1の表面と同一平面となる第2ワープ出口73となっている。一方、前記ガイド部材66a・66bの外側には、打玉が通過する間隔が形成され、該間隔を流下した打玉は、前記第1ワープ通路形成ガイド69a・69bによって底板63の中央部に向かって誘導されるが、第1ワープ通路形成ガイド69a・69bの間隔が打玉の直径の複数倍(図示の場合には、3倍)ある第1ワープ出口74を形成しているので、打玉の流下勢により遊技領域3に放出される位置が異なる。
【0022】一方、底板63の裏面側には、図12(A)(B)に示すように、前記回転盤65及び振分突起70の回転源となるモータ75と、該モータ75の駆動力を回転盤65及び振分突起70に伝達する複数のギヤ76〜79と、前記打上部材67・68の回動源となる左右一対のソレノイド80・81と、該ソレノイド80・81の駆動力を打上部材67・68に伝達する連動アーム82と、が設けられている。モータ75の駆動軸75aには、ギヤ76が軸着されており、該ギヤ76には、回転盤65と一体的に取り付けられた大径のギヤ77が噛合されている。また、回転盤65には、小径のギヤ78も一体的に取り付けられており、該ギヤ78には、各振分突起70と一体的に取り付けられた3個のギヤ79が噛合されている。これにより、モータ75は、その駆動力を各ギヤ76〜79を介して回転盤65と振分突起70とに伝達することで、ギヤ77による回転盤65の回転、及びギヤ79による振分突起70の回転を行うようになっている。なお、振分突起70は、ギヤ79を中心とした自転に加えて、ギヤ78を中心とした公転をも行うものである。
【0023】一方、ソレノイド80・81の各駆動軸80a・81aには、それぞれ連動アーム82の左右両端部が一体的に取り付けられている。また、連動アーム82の中央部近辺の左右2箇所には、係合穴部82a・82bが穿設されており、該係合穴部82a・82bには、前記打上部材67・68の回動軸67a・68aに一体的に設けられた各係合ピン部67b・68bが係合されている。これにより、ソレノイド80・81は、その駆動力を連動アーム82を介して各打上部材67・68に伝達することで、各回動軸67a・68aを中心とした打上部材67・68の回動を行うようになっている。
【0024】ところで、前記ガイド部材66a・66bの内側を流下する打玉は、底板63の中心部分を流下するもの(この打玉は、打上部材67・68の先端間隔を通過して下流側に流下する)を除いて最終的に前記打上部材67・68に到達するが、打上部材67・68先端部直前の底板63の裏面には、打玉の存在を検出する通過玉検出器83a・83bが設けられ、該通過玉検出器83a・83bが打玉を検出してONすると前記ソレノイド80・81がONとなって打上部材67・68を回動させるので、打上部材67・68に到達した打玉は、再度底板63を逆流して上昇し、前記回転盤65によって前記連通口71に入ったり、あるいはガイド部材66a・66bの外側間隔に導かれたり、更には再度下流側に流下して打ち上げられ又は打上部材67・68の先端間隔を通過したりして振り分けられる。
【0025】つまり、底板63上に形成されるガイド部材66a・66bや打上部材67・68等は、所謂フリッパーゲーム(ピンボールゲームとも言う)を構成するもので、前記ワープ下段通路62から侵入した打玉を連通口71を狙って打ち上げるゲームを行うもので、偶然に連通口71に入れば、その打玉は、第2ワープ通路72を通って第2ワープ出口73から遊技領域3に放出され、打上部材67・68による打上動作にも拘らず、最終的に底板63を流下して第1ワープ出口74から遊技領域3に放出される。なお、ガイド部材66a・66bの外側通路及び打上部材67・68の先端中央間隔部分の通路は、打玉を第1ワープ出口74に導く第1ワープ通路を構成している。また、上記した説明では、打上部材67・68の回動動作を通過玉検出器83a・83bの検出信号に基づいて行うものを示したが、パチンコ遊技機の前面に設けられる手押スイッチ110(図示しない;ただし図39のタイムチャートに符号のみ表示)を遊技者が操作することにより、駆動するようにしても良い。
【0026】このように、本実施例においては、ワープ入口32から取り込まれた打玉は、遊技空間42内の第1及び第2の各通路のいずれかに振り分けられて流下し、各通路に対応するワープ出口34・35から遊技領域3に再度放出されるので、再放出された打玉が必ずしも一定の流路をとることはない。したがって、可変表示装置30の下流側の遊技領域3における遊技盤1の設計の自由度が増すことになる。また、図示の実施例では、図1に示すように、第2ワープ出口35が始動入賞口22の真上に位置するため、第2ワープ出口35から再放出された打玉が始動入賞口22に入賞する確率が極めて高いのに対し、第1ワープ出口34も始動入賞口22の上方に位置するものの、放出範囲が前記したように広いので、始動入賞口22への入賞率は、余り高くない。つまり、図示の実施例では、振り分けられる通路の種類により、その後の遊技の価値が異なるようになっているので、どの通路に振り分けられるかに遊技者の興味が引き付けられ、より興趣のある遊技を提供することができる。なお、前記底板63の裏面側には、複数の飾りLED84aを備えたLED基板84と複数の飾りランプ85とが設けられ、底板63上を照明装飾するようになっている。
【0027】更に、可変表示装置30には、上記した構成以外に図3に示すように、表示器ユニット40の各種構成部材を収納した収納筐体41を包囲する保護カバー86が設けられている。該保護カバー86は、その左右前端面に形成された係合突起部86aが収納筐体41側の係合穴部41bに係合した状態で、ビス止め固定されるようになっている。また、このような保護カバー86の一側壁面及び収納筐体41の下端面には、それぞれ中継基板87・88(図9参照)がビス止め固定して設けられる一方、表示器ユニット40の上端部には、液晶表示器43の表示制御を行う表示制御基板89が設けられている。表示制御基板89は、図13に示すように、インバータ基板89aを備えると共に、複数のコネクタ89b〜89eを備えており、コネクタ89bには液晶表示器43が、コネクタ89cには中継基板87が、また、各コネクタ89d・89eには前記蛍光管46がそれぞれ接続されている。一方、中継基板87は、図14に示すように、複数のコネクタ87a〜87mを備えており、コネクタ87aには表示制御基板89が、コネクタ87bには後述の遊技制御基板が、各コネクタ87c・87dには前記レール飾りランプ11が、コネクタ87eには図示しない枠ランプが、各コネクタ87f・87gには前記風車ランプ4a・4bが、コネクタ87hには前記天ランプ36a・36b、始動記憶表示器37、及び各飾りLED8a・8b・10・39a・84aが、コネクタ87iには前記袖ランプ7a・7bが、コネクタ87jには前記V表示LED28を備えたLED基板90が、それぞれ接続されている。該LED基板90は、コネクタ90a〜90cを備えており、コネクタ90aには前記ソレノイド24が、コネクタ90bには前記特定玉及び入賞玉の各検出器26・27が、コネクタ90cには前記始動玉検出器23が、それぞれ接続されると共に、前記飾りLED8a・8bを個々に備える各LED基板91a・91bが接続されている。また、中継基板87の各コネクタ87l・87mからは、各々、大当り情報と有効始動情報とが出力されるものである。
【0028】なお、上記表示制御基板89には、メッキが施された基板カバー92が取り付けられている。このため、静電気や不正電波等のノイズが発生した場合でも、このノイズは、メッキされた基板カバー92に滞電するようになっており、表示制御基板89へのノイズの侵入を防止している。
【0029】以上、可変表示装置30を含むパチンコ遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それらの遊技装置は、図15及び図16に示す遊技制御回路によって制御される。図15及び図16は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路図であり、MPU93a、ROM93b、RAM93c、入出力回路93dを含む基本回路93によって制御されている。しかして、基本回路93は、スイッチ回路94を介して始動玉検出器23、入賞玉検出器27、特定玉検出器26、通過玉検出器83a・83b、及び位置検出器59からの検出信号が入力され、アドレスデコード回路95から基本回路93及びスイッチ回路94にチップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時に初期リセット回路96から基本回路93にリセット信号が与えられ、定期リセット回路97から基本回路93に定期リセット信号が与えられる。
【0030】一方、基本回路93からは、以下の装置及び回路に制御信号が与えられる。即ち、LED回路98を介して各飾りLED8a・8b・10・39a・84a、始動記憶表示器37、及びV表示LED28に表示制御信号が与えられ、ソレノイド回路99を介して各ソレノイド24・80・81に駆動制御信号が与えられ、LCD回路100を介して表示制御基板89及び液晶表示器43(図16中には、LCD表示器と記載)に表示制御信号が与えられ、ランプ回路101を介して遊技効果ランプ19、レール飾りランプ11、サイドランプ9a・9b、天ランプ36a・36b、風車ランプ4a・4b、袖ランプ7a・7b、及び飾りランプ85に制御信号が与えられ、モータ回路102を介して各モータ51・75に駆動制御信号が与えられ、音量増幅回路103を介してにスピーカ13に音信号が与えられる。なお、情報出力回路104からは、大当り情報や有効始動情報等の情報が外部に出力される。また、上記した装置や回路には、電源回路105から各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0031】以上、説明した遊技制御回路によって奏される可変表示装置30の具体的な動作の一例を図17乃至図39に示すタイムチャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、可変表示装置30の変動動作に用いられるランダム数について説明する。可変表示装置30では、図17に示すような5種類のランダム数が使用されており、これらのランダム数は、大当り判定用のWC RND1と、左図柄表示用のWC RND2Lと、中図柄表示用のWC RND2Cと、右図柄表示用のWC RND2Rと、リーチ動作決定用のWC RND4と、から構成されている。WC RND1は、0.002秒毎に1ずつ加算されて変動するランダム数である。WC RND2Lは、その変動が0.002秒毎に7ずつ加算され、且つ割り込み処理の余り時間に実行されるものである。WC RND2Cは、WC RND2Lの桁上げの時1ずつ加算されるものである。WC RND2Rは、WC RND2Cの桁上げの時1ずつ加算されるものである。また、WC RND4は、その変動が0.002秒毎に3ずつ加算され、且つ割り込み処理の余り時間に実行されるものである。
【0032】そして、図18に示すように、WC RND1から抽出された値が「3」であり大当りと判定した場合には、WC RND2C(0〜14)で抽出した値に基づいて大当り図柄を決定し(図19参照)、この大当り図柄が可変表示装置30の各図柄表示部47a〜47cに表示される。一方、WC RND1から抽出された値が「3」以外であり外れと判定した場合には、WC RND2L・2C・2R(左・中・右)で抽出した各値を停止図柄として使用し、この図柄が外れ図柄として可変表示装置30の各図柄表示部47a〜47cに表示される。また、WC RND2L・2C・2Rで抽出された値が、偶然にも大当り図柄と一致した場合には、中図柄列に1を加算して外れ図柄にして表示するものである。
【0033】次に、可変表示装置30の変動動作を図20乃至図23のタイムチャートに基づいて以下に説明する。なお、左・中・右の各図柄列の変動は、図24の一覧表に示すパターンに基づいて行われる。変動パターンAは、一定の変動(1図柄当り0.200秒)であり、変動パターンBは、一定の変動(1図柄当り0.060秒)であり、変動パターンCは、一定の変動(1図柄当り0.300秒)であり、変動パターンDは、一定の変動(1図柄当り0.100秒)であり、変動パターンEは、一定の変動(1図柄当り0.260秒)であり、変動パターンFは、大当りとなる対象の図柄が0.304秒であり、その他の図柄が0.264秒の変動であり、変動パターンGは、大当りとなる対象の図柄が2図柄前から1図柄後まで0.480秒であり、その他の図柄が0.060秒の変動であり、変動パターンHは、120ms→100ms→80ms→60ms→50ms→40ms→36ms→32ms→28msと除々に加速する変動である。
【0034】先ず、可変表示装置30の変動動作において、外れとなる図柄列の変動を図20及び図21のタイムチャートに基づいて説明する。図20において、始動入賞口22(図20中には、始動口と記載)に打玉が入賞して始動玉検出器23がONされ始動信号S0を導出すると、その始動信号S0の立ち上がり時にWC RND1から任意の値を抽出してこれらを格納する。そして、始動信号S0の導出時乃至微少時間(0.002秒)後に、格納したWC RND1の値を読み出して外れを判定する。また、始動信号S0の導出から微少時間(0.004〜0.006秒)後には、格納したWC RND2L・2C・2Rの各値を抽出する。なお、リーチがある場合は、始動信号S0の導出から0.012〜0.014秒後には、WC RND4の値を抽出する。その後、始動信号S0の導出から0.016〜0.018秒が経過すると、変動パターンAにて左・中・右の全図柄列の変動を開始させる。
【0035】そして、上記のような変動開始から0.600秒が経過すると、左図柄列に対しては、4.860秒間変動パターンBにて変動させた後、停止図柄の1図柄手前をセットして0.300秒間変動パターンCにて変動させ、その後WC RND2Lで抽出した値の図柄を停止表示させる。これと同様に、右図柄列に対しては、変動開始から0.600秒が経過すると、5.160秒間変動パターンBにて変動させた後、停止図柄の3図柄手前をセットして0.900秒間変動パターンCにて変動させ、その後WC RND2Rで抽出した値の図柄を停止表示させる。また、中図柄列に対しては、リーチ以外(リーチしない)の場合では、図21に示すように、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、停止図柄の3図柄手前をセットして0.900秒間変動パターンCにて変動させ、その後WC RND2Cで抽出した値の図柄を停止表示させる。これにより、左・中・右の各図柄列には、WC RND2L・2C・2Rで決定した外れ図柄が表示される。
【0036】また、前記WC RND4で「5・11・17・23」以外の値が抽出されて中図柄列に対してリーチ■(ノーマルリーチ)を行う場合には、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、リーチ図柄の3図柄手前をセットして1.600秒間変動パターンDにて変動させる。その後、WC RND4の抽出値が「4・9・14・19・20・22・25・27・30・32・35・37」のときは1.040〜4.680秒間、またWC RND4の抽出値が「0・1・2・3・6・7・8・10・12・13・15・16・18・21・24・26・28・29・31・33・34・36・38・39」のときは4.940〜8.580秒間変動パターンEにて変動させ、最終的にWC RND2Cで抽出した値の図柄を停止表示させる。
【0037】また、WC RND4で「23」の値が抽出されて中図柄列に対してリーチ■(サイレントリーチ)を行う場合には、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、リーチ図柄の3図柄手前をセットして1.600秒間変動パターンDにて変動させ、その後、12.740〜16.380秒間変動パターンEにて変動させ、最終的にWC RND2Cで抽出した値の図柄を停止表示させる。
【0038】また、WC RND4で「17」の値が抽出されて中図柄列に対してリーチ■(スクリーンリーチ)を行う場合には、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、リーチ図柄の3図柄手前をセットして1.600秒間変動パターンDにて変動させ、その後、13.096〜16.832秒間変動パターンFにて変動させ、最終的にWC RND2Cで抽出した値の図柄を停止表示させる。
【0039】また、WC RND4で「11」の値が抽出されて中図柄列に対してリーチ■(可変速リーチ)を行う場合には、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、リーチ図柄の3図柄手前をセットして1.600秒間変動パターンDにて変動させ、その後、8.580秒間変動パターンEにて変動させた後、5.160〜7.260秒間変動パターンGにて変動させ、最終的にWC RND2Cで抽出した値の図柄を停止表示させる。
【0040】また、WC RND4で「5」の値が抽出された場合には、図20に示すように、左・中・右の全図柄列を同時に変動制御するリーチ■(ハイパーリーチ)を行う。即ち、変動開始から0.600秒が経過すると、全図柄列に対して、4.860秒間変動パターンBにて変動させた後、0.060秒間変動パターンBにて1図柄変動させ、その後、11.010〜11.794秒間変動パターンHにて変動させた後、最終的にWC RND2L・2C・2Rで抽出した値の図柄を停止表示させる。
【0041】次に、可変表示装置30の変動動作において、大当りとなる図柄列の変動を図22及び図23のタイムチャートに基づいて説明する。図22において、始動入賞口22(図22中には、始動口と記載)に打玉が入賞して始動玉検出器23がONされ始動信号S0を導出すると、その始動信号S0の立ち上がり時にWCRND1から任意の値を抽出してこれらを格納する。そして、始動信号S0の導出時乃至微少時間(0.002秒)後に、格納したWC RND1の値を読み出して大当りを判定する。また、始動信号S0の導出から微少時間(0.004〜0.006秒)後には、格納したWC RND2L・2C・2Rの各値を抽出すると共に、始動信号S0の導出から0.008〜0.010秒後には、大当り図柄決定用に格納したWC RND2Cの値を抽出する。また、始動信号S0の導出から0.012〜0.014秒後には、WC RND4の値を抽出する。その後、始動信号S0の導出から0.016〜0.018秒が経過すると、変動パターンAにて左・中・右の全図柄列の変動を開始させる。
【0042】その後、上記のような変動開始から0.600秒が経過すると、左図柄列に対しては、4.860秒間変動パターンBにて変動させた後、停止図柄の1図柄手前をセットして0.300秒間変動パターンCにて変動させ、その後WC RND2Lで抽出した値の図柄を停止表示させる。これと同様に、右図柄列に対しては、変動開始から0.600秒が経過すると、5.160秒間変動パターンBにて変動させた後、停止図柄の3図柄手前をセットして0.900秒間変動パターンCにて変動させ、その後WC RND2Rで抽出した値の図柄を停止表示させる。
【0043】そして、前記WC RND4で「3・8・13・18・19・23・28・33・38・39」の値が抽出されて中図柄列に対してリーチ■を行う場合には、図23に示すように、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、リーチ図柄の3図柄手前をセットして1.600秒間変動パターンDにて変動させ、その後、16.120秒間変動パターンEにて変動させ、最終的に大当り図柄を停止表示させる。
【0044】また、WC RND4で「2・7・12・14・17・22・27・32・34・37」の値が抽出されて中図柄列に対してリーチ■を行う場合には、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、リーチ図柄の3図柄手前をセットして1.600秒間変動パターンDにて変動させ、その後、16.528秒間変動パターンFにて変動させ、最終的に大当り図柄を停止表示させる。
【0045】また、WC RND4で「1・6・9・11・16・21・26・29・31・36」の値が抽出されて中図柄列に対してリーチ■を行う場合には、変動開始から0.600秒が経過すると、6.060秒間変動パターンBにて変動させた後、リーチ図柄の3図柄手前をセットして1.600秒間変動パターンDにて変動させ、その後、8.580秒間変動パターンEにて変動させた後、6.780秒間変動パターンGにて変動させ、最終的に大当り図柄を停止表示させる。
【0046】また、WC RND4で「0・4・5・10・15・20・24・25・30・35」の値が抽出された場合には、図22に示すように、左・中・右の全図柄列を同時に変動制御するリーチ■を行う。即ち、変動開始から0.600秒が経過すると、全図柄列に対して、4.860秒間変動パターンBにて変動させた後、0.060秒間変動パターンBにて1図柄変動させ、その後、11.374〜11.766秒間変動パターンHにて変動させた後、最終的に大当り図柄を停止表示させる。
【0047】ところで、上記可変表示装置30における各リーチ■〜■動作は、前記基本回路93内のROM93bに記憶されたコマンドデータに基づいて行われる。リーチ■(ノーマルリーチの変動パターンE)の動作は、図25に示すコマンドデータに基づき、リーチ■(サイレントリーチの変動パターンE)の動作は、図27に示すコマンドデータに基づき、リーチ■(スクリーンリーチの変動パターンF)の動作は、図26に示すコマンドデータに基づき、リーチ■(可変速リーチの変動パターンG)の動作は、図28及び図29に示すコマンドデータに基づき、また、リーチ■(ハイパーリーチの変動パターンH)の動作は、図30に示すコマンドデータに基づき、それぞれ実行制御される。なお、各種のコマンドデータは、それぞれ各図柄位置に対応したDB(ディファインバイト)即ち1バイト単位毎のデータからなり、そのデータ内容としては、表示時間用、飾りLCD(液晶表示器43)制御用、飾りLED制御用、及び効果音制御用の各種データを備えている。また、飾りLCD制御用のデータは、図31に示すように、XF CID OFF(全図柄消灯)やXF CID STP L(左図柄消灯)等の全13種類からなり、各々、LCD飾り点滅フラグ、表示時間[ms]、LCD飾り表示データ、及びLCD図柄点滅フラグを有している。また、図26に示すリーチ■(スクリーンリーチ)用のコマンドデータ内における効果音制御データのうち、XS UPは、スクリーン(装飾板48)の上昇音を指示する一方、XSDOWNは、装飾板48の下降音を指示することで、装飾板48の開閉動作に応じた効果音の発生を可能にしてリーチ■の興趣を向上している。
【0048】このように、本実施例においては、可変表示装置30の各図柄表示部47a〜47cでの変動動作が、基本回路93内のROM93bに記憶されたコマンドデータに基づいて行われると共に、該コマンドデータ内には、各図柄(識別情報)毎の表示時間データが設けられている。これにより、可変表示装置30の変動動作は、同一の変動態様内においても減速あるいは加速し得るようになっているため、セグメントタイプの可変表示装置30においてもその変動動作を多様化することができ、視覚的な興趣を向上している。
【0049】次に、可変表示装置30の変動終了後の動作について図32乃至図34を参照して説明する。先ず、変動の結果、大当り図柄の組合せとなった場合では、図32に示すように、中図柄表示部47b(図32中には、中図柄と記載)の変動が停止した後0.900秒が経過すると、大当り図柄であることを判定し、その後6.000秒が経過すると、可変入賞球装置20の開閉板25(図32中には、大入賞口と記載)を29.500秒間開放し、開閉板25の開放終了から2.000秒が経過すると、再度開閉板25の開放動作を繰り返す。そして、このような開閉板25の所定回数(例えば、16回)の開放動作を終了する時点で始動記憶がある場合には、図33に示すように、開閉板25の閉鎖から12.016秒後に全図柄表示部47a〜47c(図33中には、左図柄のみを記載)の変動が開始される。なお、この場合、開閉板25の閉鎖から12.000秒後に、格納したWC RND1の値を読み出して当りあるいは外れを判定し、その0.004秒〜0.006秒後に格納したWC RND2L・2C・2Rの各値を抽出する。一方、変動の結果、外れ図柄の組合せとなり且つ始動記憶がある場合では、図34に示すように、中図柄表示部47b(図34中には、中図柄と記載)の変動が停止した後0.916秒が経過すると、全図柄表示部47a〜47c(図34中には、中図柄及び右図柄のみを記載)の変動が開始される。なお、この場合、中図柄の変動停止から0.900秒後に、格納したWC RND1の値を読み出して当りあるいは外れを判定し、その0.004秒〜0.006秒後に格納したWC RND2L・2C・2Rの各値を抽出する。
【0050】次に、前記飾りLED−Dの動作について説明する。この飾りLED−Dは、前述したように「0〜9」までの数字が付与された合計10個の飾りLEDから構成されており、各々、図36に示すように、WC RND3の各値が2個ずつ対応して設けられている。なお、WC RND3は、図35に示すように、「0〜19」の20通りの数値が前記WC RND1の桁上げ毎に1ずつ加算されることで刻々と変化するものである。そして、図37において、始動玉検出器23での入賞玉の検出に伴って図柄変動が開始され、所定時間後に中図柄表示部47b(図37中には、中図柄と記載)の変動が停止されると、その0.900秒後にWC RND3の抽出が行われ、それから0.004秒後に飾りLED−Dの変動(点灯移動)が開始される。そして、所定時間(4.000+0〜0.720秒)の変動後、WC RND3で抽出された値に対応する飾りLED−Dが点灯停止される。
【0051】次に、前記打上部材67・68の動作について図38及び図39を参照して説明する。図38は、実施例に係る打上部材67・68の動作を示すタイムチャートであり、図39は、手押スイッチ110を設けた場合の打上部材67・68の動作を示すタイムチャートである。まず、図38において、遊技空間42内の底板63に打玉が流下して通過玉検出器83a・83bをONして検出信号P1・P3が導出されたときには、打上部材67・68のソレノイド80・81が微少時間T1だけONされる。これにより底板63を流下して通過玉検出器83a・83bをONさせた打玉は、上流側に打ち上げられる。なお、微少時間T1内に導出される通過玉検出器83a・83bの検出信号P2は、無効として処理される。また、図39において、遊技空間42内の底板63に打玉が流下して打上部材67・68に近づいたとき、遊技者が手押スイッチ110を操作して検出信号P4・P5が導出されると、打上部材67・68のソレノイド80・81が微少時間T1だけONされる。これにより底板63を流下して打上部材67・68に近づいた打玉は、上流側に打ち上げられる。なお、手押スイッチ110をT1時間より長く連続的に押圧してもソレノイド80・81は、1回しかONされないように制御される。
【0052】次に、可変表示装置30等に備えられる各種ランプ類(LEDを含む)及びスピーカ等の構成部材のより具体的な動作について図40乃至図42を参照して説明する。図40乃至図42は、各遊技状態に応じて表示あるいは駆動されるランプ、LED、及びスピーカの動作を示す一覧表図である。なお、図中、丸印は、点灯状態を示し、丸印の中にバツがある表示は、点滅状態を示し、二重丸は、点灯移動状態を示す。
【0053】まず、電源の投入時には、左・中・右の各図柄表示部47a〜47cに「000」を表示する。なお、このとき、飾りLED10は、「0」を点灯表示し、また、スピーカ13は、フリッパー作動音を効果音として発生する。そして、各図柄表示部47a〜47cでの図柄の回転(変動)中には、サイドランプ9a・9b及び天ランプ36a・36bが192msの周期で交互に点滅作動し、スピーカ13は、図柄回転音及び図柄停止音を効果音として発生する。なお、始動記憶表示器37(図41中には、記憶表示LEDと記載)は、記憶数に合せて左側から点灯表示を行う。
【0054】また、図柄の変動中にリーチ■・■となったときには、サイドランプ9a・9b、天ランプ36a・36b、及び飾りランプ85(図41中には、役物ランプと記載)が96msの周期で同時又は相互に点滅作動し、飾りLED10が384msの周期で点灯移動する。また、図柄の変動中にリーチ■となったときには、天ランプ36a・36b及び飾りランプ85が120msの周期で同時に点滅作動し、飾りLED10が240msの周期で点灯移動する。また、図柄の変動中にリーチ■となったときには、レール飾りランプ11、サイドランプ9a・9b、天ランプ36a・36b、及び飾りランプ85が48msの周期で同時又は相互に点滅作動し、飾りLED10が192msの周期で点灯移動する。なお、図柄の変動中にリーチ■となったときには、各種ランプ類の点灯点滅制御は、行わないものである。そして、図柄停止から判定までの所定時間内には、風車ランプ4a・4b及び袖ランプ7a・7bがON400ms/OFF620msの周期で点滅作動する。
【0055】次に、可変表示装置30の各図柄が大当り図柄の組合せとなったときには、開閉板25(図40乃至図42中には、大入賞口と記載)の開放前、開閉板25の開放中、特定領域入賞時、次回開放までの間、及び開閉板25の開放後、の5段階に分けられる。そこで、これらを順次説明すると、先ず、開閉板25の開放前には、レール飾りランプ11がOFF240ms/ON120ms/OFF120msの周期で点滅作動し、サイドランプ9a・9bがOFF120ms/ON120ms/OFF240msの周期で点滅作動し、天ランプ36a・36bがON60ms/OFF60msの周期で点滅作動し、風車ランプ4a・4b及び袖ランプ7a・7bがON120ms/OFF360msの周期で点滅作動し、飾りランプ85がOFF120ms/ON120msの周期で点滅作動し、飾りLED10が480msの周期で点灯移動する。なお、このとき、左・中・右の各図柄表示部47a〜47cは、大当り図柄を表示し、始動記憶表示器37は、記憶数に合せて左側から点灯表示を行い、スピーカ13は、ファンファーレ、1〜15R毎の各開放中音、特定領域入賞音、大入賞口開放最終回音等を効果音として発生する。
【0056】また、開閉板25の開放中には、レール飾りランプ11がOFF360ms/ON120ms/OFF120msの周期で点滅作動し、サイドランプ9a・9bがOFF180ms/ON180ms/OFF360msの周期で点滅作動し、天ランプ36a・36bがON90ms/OFF90msの周期で点滅作動し、風車ランプ4a・4b、袖ランプ7a・7b、及び飾りランプ85が180msの周期で同時に又は交互に点滅作動し、飾りLED10が「0〜9」の何れかを点灯表示する。なお、このとき、左・右の各図柄表示部47a・47cは、大当り図柄を表示する一方、中図柄表示部47bは、入賞個数を表示する。
【0057】また、特定領域入賞時には、レール飾りランプ11及び飾りランプ85が96msの周期で交互に点滅作動し、サイドランプ9a・9b、天ランプ36a・36b、風車ランプ4a・4b、袖ランプ7a・7b、及びV表示LED28が48msの周期で同時に又は交互に点滅作動する。なお、特定領域入賞済となると、V表示LED28は、80msの周期で点滅作動する。
【0058】また、次回開放までの間には、レール飾りランプ11、サイドランプ9a・9b、風車ランプ4a・4b、及び袖ランプ7a・7bが160msの周期で同時に又は交互に点滅作動し、天ランプ36a・36b及び飾りランプ85が80msの周期で交互に点滅作動する。なお、このとき、左・中・右の各図柄表示部47a〜47cは、開放回数を表示する。
【0059】また、開閉板25の開放後には、レール飾りランプ11、サイドランプ9a・9b、風車ランプ4a・4b、及び袖ランプ7a・7bが240msの周期で同時に又は交互に点滅作動し、天ランプ36a・36b及び飾りランプ85が120msの周期で交互に点滅作動する。なお、このとき、左・中・右の各図柄表示部47a〜47cは、大当り図柄を表示する。
【0060】また、特定遊技状態において異常が発生したときには、サイドランプ9a・9bが点灯作動する。また、左・中・右の各図柄表示部47a〜47cは、「E−1・2・3・4・E」の何れかを表示し、スピーカ13は、異常に応じたエラー音声を発生する。
【0061】なお、上記実施例は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、本発明のセグメント式表示器として可変表示装置30を液晶表示器43にて構成しているが、特にこれに限定するものではなく、LED、EL、プラズマ、蛍光表示管、あるいはランプで構成することも可能である。また、上記した実施例では、可変表示装置30の遊技空間42内に構成されるゲームとしてフリッパーゲームを示したが、他のゲーム内容を有するように構成したものでも良い。例えば、図43に示すように、可変表示部201で特定の識別情報を表示すると、これに伴って可動翼202を傾動することで入賞空間203を開放し、該入賞空間203内に入賞した打玉Bを左右一対の可動部材204a・204bにて一旦停留した後、可動部材204a・204bを作動して打玉Bの停留を解除して特定領域205に導く可変表示装置200では、可変表示部201の表示がリーチ等の所定の表示状態となったとき及び可変表示部201の表示状態に関わらない他の条件が成立したときに、可動部材204a・204bを作動させて遊技の興趣を向上することも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、前記可変表示装置が所定の表示状態となることを条件として作動すると共に可変表示装置の表示が停止していることを必要とする条件においても作動する可動部材を備えたので、可動部材の作動を充分に活用することができ、ひいては遊技に対する興趣をより一層向上することができる。




 

 


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