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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−24418
公開日 平成8年(1996)1月30日
出願番号 特願平6−185386
出願日 平成6年(1994)7月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】今崎 一司
発明者 鵜川 詔八
要約 目的
弾球遊技機の構成要素を減少することができると共に市場に出しても十分に対応することができる弾球遊技機を提供する。

構成
枠基体3と遊技盤5の収納固定部とを合成樹脂で一体成形すると共に、枠基体3の少なくとも下辺を除く左右上辺の周縁前面に凹溝44を一体形成し、透明板保持枠4の裏面周縁に凹溝44に侵入する防犯用フランジ85を形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】 外枠に対して開閉自在であり且つ遊技盤を固定する遊技盤固定部が設けられた枠基体と、該枠基体に対して開閉自在であり且つ前記遊技盤の前方を覆う透明板を保持する透明板保持枠と、を有する弾球遊技機において、前記枠基体と前記遊技盤固定部とを合成樹脂で一体成形すると共に枠基体の少なくとも左右上辺の周縁の内側前面と前記透明板保持枠の周縁の内側裏面とのいずれか一方に凹溝を形成し、他方に前記凹溝に侵入する凸条を形成したことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】 前記枠基体には、前記透明板保持枠の下方にその表面に上皿が固着される上皿取付板を開閉自在に設け、前記上皿取付板の上辺は、その後端縁で少なくとも立設した立壁を有し、前記透明板保持枠の下辺には、前記立壁に対向する凸条を設けたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
【請求項3】 前記枠基体には、その表面一側に前記透明板保持枠及び上皿取付板を開閉自在に軸支するためのヒンジ部材を取り付ける取付凹部を一体的に形成すると共に、該取付凹部内に少なくとも前記ヒンジ部材をビスで止着するための取付穴を一体的に穿設形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】 前記枠基体には、前記透明板保持枠の開閉を検出する検出器を取り付けるための検出器取付部を一体的に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外枠に対して開閉自在であり且つ遊技盤を固定する遊技盤固定部がその裏面に設けられた枠基体と、該枠基体に対して開閉自在であり且つ前記遊技盤の前方を覆う透明板を保持する透明板保持枠と、を有する弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機は、遊技機設置島に固定される外枠と、該外枠に対して開閉自在であり且つ遊技盤を固定する遊技盤固定部がその裏面に設けられた前面枠と、該前面枠の長方形状の開口に周設固定される金枠に開閉自在に設けられ且つ前記遊技盤の前方を覆うガラス板を保持するガラス扉枠と、前記金枠に開閉自在に設けられ且つ景品玉を貯留する上皿(打球供給皿とも言われる)が固着される上皿前面扉板と、前記前面枠の裏面に開閉自在に設けられ且つ前記遊技盤において発生した入賞玉に基づいて景品玉を払い出すための各種の機構がセット化される機構板と、から構成されている。そして、上記した弾球遊技機の構成要素のうち、外枠と前面枠と遊技盤は、合板や板材等の木によって構成され、金枠とガラス扉枠と上皿前面扉板とは、鉄板等の金属によって構成され、遊技盤固定部と機構板とは、合成樹脂によって構成されるのが一般的であった。
【0003】しかしながら、近年、環境保護の観点からリサイクル可能な材料で弾球遊技機の各構成要素を製作しようとする傾向にあり、そのような中で弾球遊技機の構成要素の中で最も大きな前面枠を合成樹脂によって構成したものが僅かではあるが提案されつつある。例えば、実公平6−3659号(以下、先行技術という)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この先行技術は、従来の木製の前面枠を単に合成樹脂で置換したに過ぎず、構成要素の減少を提案するものではない。即ち、防犯上重要な金枠は、そのまま使用して前面枠の開口に周設する構造であり、その金枠にガラス扉枠や上皿前面扉板を取り付けるものであり、未だ十分にリサイクルを考慮したものとなっていない。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、弾球遊技機の構成要素を減少することができると共に市場に出しても十分に対応することができる弾球遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために、本発明においては、外枠に対して開閉自在であり且つ遊技盤を固定する遊技盤固定部が設けられた枠基体と、該枠基体に対して開閉自在であり且つ前記遊技盤の前方を覆う透明板を保持する透明板保持枠と、を有する弾球遊技機において、前記枠基体と前記遊技盤固定部とを合成樹脂で一体成形すると共に枠基体の少なくとも左右上辺の周縁の内側前面と前記透明板保持枠の周縁の内側裏面とのいずれか一方に凹溝を形成し、他方に前記凹溝に侵入する凸条を形成したことを特徴とするものである。
【0006】前記枠基体には、前記透明板保持枠の下方にその表面に上皿が固着される上皿取付板を開閉自在に設け、前記上皿取付板の上辺は、その後端縁で少なくとも立設した立壁を有し、前記透明板保持枠の下辺には、前記立壁に対向する凸条を設けたることにより、透明板保持枠と上皿取付板との隙間から挿入される不正具を防止できる点で有利である。
【0007】前記枠基体には、その表面一側に前記透明板保持枠及び上皿取付板を開閉自在に軸支するためのヒンジ部材を取り付ける取付凹部を一体的に形成すると共に、該取付凹部内に少なくとも前記ヒンジ部材をビスで止着するための取付穴を一体的に穿設形成することにより、枠基体への透明板保持枠及び上皿取付板の取付が正確に行われると共に、取付作業の手間を簡略化できる点で有利である。
【0008】前記枠基体には、前記透明板保持枠の開閉を検出する検出器を取り付けるための検出器取付部を一体的に形成することにより、防犯上必要とされる検出器の取付を容易に行うことができる点で有利である。
【0009】
【作用】従来の前面枠に対応する枠基体に対して従来のガラス板保持枠に対応する透明板保持枠が直接開閉自在に設けられているので、従来の金枠に対応する構成要素が不必要であると共に、枠基体の少なくとも左右上辺の周縁の内側前面と透明板保持枠の周縁の内側裏面とのいずれか一方に形成された凹溝と他方に形成された凹溝に侵入する凸条とによって十分な防犯機能を有するので、市場に提供しても十分にその使用に耐えることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。まず、弾球遊技機1の構成について図1を参照して説明する。図1は、弾球遊技機1の正面図である。本実施例における弾球遊技機1としては、弾発された打玉が遊技盤5に形成された入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す形式のパチンコ遊技機を図示したものであるが、弾発された打玉が遊技盤に設けられる複数の入球口に入球して、その入球口の組合せによって得点が与えられ、その得点に応じた景品玉が払い出される形式の弾球遊技機(属にアレンジ遊技機と称される)であってもよい。しかして、弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる枠基体3と、該枠基体3の前面上部に開閉自在に設けられ且つ遊技盤5の前方を覆う透明板(一般的にガラス板が多いが、透明な合成樹脂でも良い)を保持する透明板保持枠4と、枠基体3の前面下部に開閉自在に設けられ且つ上皿7が固着される上皿取付板6と、から構成されている。
【0011】外枠2は、木製の板材を枠組み構成することにより形成され、その一側上下に固着される開閉支持金具13,14(13は図1参照、14は図9参照)を介して枠基体3が開閉自在に軸支される。また、外枠2の下部前面には、閉じたときに枠基体3の下辺部を載置する当て板12が固定されている。更に、外枠2の開放側の内側上下には、後に詳述する錠装置95と係脱して枠基体3を閉じたり開放したりするための係止金具(図示しない)が固着されている。なお、当て板12を含む外枠2を木製の板材ではなく、合成樹脂によって一体成型又は別体に成型して組み立てて構成しても良い。
【0012】枠基体3は、後に詳述するように合成樹脂によって一体成型されるものであるが、長方形状の開口部20を有するように額縁状に成型され、該開口部20の開口周縁に沿った形状で裏面側に一体的に成型される遊技盤収納部21に遊技盤5が着脱自在に装着固定し得るようになっている。また、枠基体3の下方部は、板状に形成され、その板状部に下皿9、操作ハンドル10、及び灰皿11が取り付けられている。これらの取付態様については、後に説明する。更に、枠基体3の前面上部に開閉自在に設けられる透明板保持枠4も主要部品は、合成樹脂によって成型され、同様に枠基体3の前面下部に開閉自在に設けられる上皿7を含む上皿取付板6もほとんど合成樹脂によって成型されている。なお、上皿取付板6には、上皿7に貯留された景品玉を前記下皿9に移動せしめるための玉抜きレバー8が設けられている。
【0013】次に上記した枠基体3の詳細な構成について図2及び図3を参照して説明する。図2は、枠基体3の正面図であり、図3は、枠基体3の背面図である。図において、枠基体3は、合成樹脂によって一体成型されるものであり、図2に示すように、その上部にほぼ長方形状の開口部3が形成され、その下部が板状となっている。つまり、枠基体3は、従来の合板によって形成された前面枠とほぼ同等のものであるが、従来の前面枠と相違する点は、枠基体3の裏面であって遊技盤5を収納固定する遊技盤固定部としての遊技盤収納部21が枠基体3と一体的に形成されている点である。即ち、従来の前面枠と遊技盤収納部との関係においては、木製の前面枠の裏面に合成樹脂製の遊技盤収納部を固着しているのに対し、本実施例における枠基体3は、前面枠に相当する部分も合成樹脂で形成されているので、遊技盤収納部4を含む全体を合成樹脂によって一体成型したものであり、これによって工場における組み付け作業の簡略化を達成することができるものである。
【0014】ところで、上記遊技盤収納部4の下方部分も板状の支持板部22として形成されており、その支持板部22の一側上部に上皿連通口23が形成され、該上皿連通口23の下部前方に溢れ玉誘導部材106(図8参照)が取着される。上皿連通口23の内部一側面には、景品玉の誘導をスムーズに行う櫛状の玉誘導リブ24が一体的に設けられ、また、上皿連通口23の前端面の上部及ぶ側部に沿って立壁25が立設され、該立壁25の上端から前方に防犯水平リブ26が立設される。この立壁25及び防犯水平リブ26によって形成される空間には、上皿取付板6が閉じた状態で上皿取付板6の景品玉払出口7aの裏面に止着される景品玉誘導樋109の後端部が侵入し得るようになっており、景品玉誘導樋109の後端と上皿連通口23との間からピアノ線等の不正具を挿入させないようにしている。これについては、後に詳述する。なお、本実施例においては、透明板保持枠4と上皿取付板6との境界線がその中央部分で円弧状となっているため、その境界線から挿入される不正具の侵入を阻止するために、立壁25の図示右側上部に防犯用張り出し部27が突設され、その防犯用張り出し部27の上端にも前方に向かって突設される防犯水平リブ28が形成されている。なお、防犯用張り出し部27の一部は、後述するセットガラス取付部材90の後端部が当ってしまうので、対応する部分に取付部材回避穴29が穿設されている。
【0015】一方、上皿連通口23の反対側の支持板部22の上部にも突出片部30が立設され、該突出片部30の上部にも防犯水平リブ32が前方に向かって延設されている。この防犯水平リブ32も透明板保持枠4と上皿取付板6の開放側上部及び側部からの不正具の侵入を阻止するためのものである。なお、この点については、後に詳述する。また、突出片部30の裏面には、遊技盤5を載置したときに遊技盤5に形成される位置決め穴と係合する位置決め突起33が突設されている。
【0016】上記した支持板部22の上端は、遊技盤5を載置し得るように遊技盤5とほぼ同じ幅を有するように形成されるが、そのほぼ中央には、図3に示すように、凹部34が形成されている。凹部34には、遊技盤5に形成されるアウト口から導かれるアウト玉を後述する機構板110のアウト玉誘導通路114(図9参照)にスムーズに導くためのアウト玉誘導リブ35が形成されると共に、遊技盤5の裏面下部を遊技盤収納部21に収納した際に押圧固定するための固定レバー部材36a(図9参照)を取り付ける固定レバー取付用ボス36が突設形成されている。
【0017】一方、支持板部22の前面には、溢れ玉誘導部材106及び発射点レール107(図8参照)を取り付けるための取付穴37やそれらを位置決めするための位置決めボス38が多数形成されている。このうち取付穴37に対応する支持板部22の裏面側には、ボス40が突設され、該ボス40に取付穴37が所定の厚みをもって形成されている。また、上皿取付板6の開放側に対応する位置には、上皿取付板6の開放端裏面に止着される係止金具(図示しない)と係脱する錠止め装置(図示しない)を止着するための上皿取付板用錠取付部39も突設形成されている。更に、支持板部22には、その開放側に連結穴41が開設され、前記溢れ玉誘導部材106の下流側前方に対応する位置に抜き玉連通口42が開設され、軸支側に配線通し穴43が開設されている。連結穴41は、機構板110に設けられる景品玉タンクの貯留玉量が不足したときに動作する玉欠乏検知レバーと打玉を1個ずつ発射位置に供給する打球供給装置の玉送りレバーとを連結するための連結杆を貫通させるものである。また、抜き玉連通口42は、前記溢れ玉誘導部材106に流入された玉(上皿連通口23からこぼれ落ちた玉、上皿7から玉抜きレバー8によって玉抜きされた玉、及び後述するファール口108から導かれた玉)を裏面側に導くためのものであり、その抜き玉連通口42の裏面には、合流樋121(図9参照)が取り付けられ、この合流樋121によって抜き玉連通口42からの玉を前記下皿9に導くものである。また、配線通し穴43は、前記上皿7に電気的部品(例えば、スイッチや表示器やスピーカ等)が設けられている場合に、これらの電気的部品からの配線を枠基体3の裏面側に導くものである。
【0018】一方、図2に示すように、枠基体3の前面枠部分において、開口部20に対応する枠部の外周縁には、透明板保持枠4の下辺を除く3辺から後方に突出するように設けられる凸条としての防犯用フランジ85が突入係合する凹溝としての防犯用凹溝44,50が形成されている。正面から見て上部及び右側方の防犯用凹溝44の一部には、深さの浅いビス用回避凹部45も連続して形成されている。このビス用回避凹部45は、透明板保持枠4の裏面に止着される後述する補強金属板87を止めるためのビスの頭部を受け入れるようになっている。また、正面から見て左周縁に形成される防犯用凹溝50は、防犯用フランジ85が突入係合するだけでなく防犯用フランジ85が軸回転するために、他の防犯用凹溝44よりも幅広に形成されており、その断面形状は、図5に示すように底面が円弧状となっている。
【0019】更に、枠基体3の前面枠部分の開口部3に対応する部分には、開放側上下にフック連通穴46、軸支側の中程上中下にヒンジ取付凹部47,48,49、軸支側上部に配線通し穴51、軸支側上部寄りに玉抜きピン挿入穴53と玉抜きレバー取付穴54、左右中程に干渉回避凹部55、軸支側の一か所と開放側の上下二か所に固定レバー取付用穴56、軸支側の上部から下部にかけてフック用開口59、開放側の中程よりやや下方に錠穴70がそれぞれ形成されている。フック連通穴46は、透明板保持枠4の開放側に設けられる防犯用フランジ85と一体的に設けられるフック部86を後方に貫通させて錠装置95の係合穴97aと係合させるものである。また、配線通し穴51は、透明板保持枠4に設けられる後述する電装部品から延びる配線88を枠基体3の裏面側に通すものである。なお、配線通し穴51の周囲がやや凹状に成型され、開閉に伴う配線88の弛みが生じても断線しないような配線防止凹部52となっている。玉抜きピン挿入穴53は、営業終了時等に前方からピンを挿入して枠基体3の裏面側に取り付けられる玉抜きレバー(図示しない)を作用させて機構板110の景品玉タンク等に貯留されていた景品玉を弾球遊技機1の外部に排出するためのものであり、玉抜きレバー取付穴54は、上記した図示しない玉抜きレバーを枠基体3の裏面側に取り付けるための穴である。なお、玉抜きピン挿入穴53に対するピン挿入穴が透明板保持枠4にも形成されている。干渉回避凹部55は、透明板保持枠4を閉じたときに蛍光管91aを被覆する円弧状の蛍光管カバー91の一部との当接状態を回避するためのものであり、このため、干渉回避凹部55は、円弧状に刻設されている。また、固定レバー取付用穴56には、遊技盤収納部21に収納された遊技盤5の裏面を押圧固定するための固定レバー部材56a(図4参照)を取り付けるためのものである。また、フック用開口59は、裏面に一体的に成型される配線止めフック60を形成するために形成される(金型の設計上必要とされる)ものであり、その配線止めフック60は、前記配線通し穴51を通って枠基体3の裏面に導かれた配線88を掛け止めるものである。更に、錠穴70には、錠装置95のシリンダー錠99が挿入されるものである。
【0020】また、枠基体3の中程左右に検出器取付穴57,58が貫通形成されている。この検出器取付穴57,58は、その前面から検出器を取り付けるものであり、図示の実施例では、軸支側に形成される検出器取付穴57には、図1に示すように検出器100のアクチュエータが前面側に突出しており、透明板保持枠4を開放したときに検出器100がOFFとなるようになっている。この検出器100は、高電圧が供給される蛍光管91a(後述する蛍光管カバー91に収納されて窓枠装飾部材89に取り付けられている)の回路途中に挿入されるものであり、透明板保持枠100を開放したときに蛍光管への電流の供給が停止されて開放時の安全を確保している。また、開放側に形成される検出器取付穴58には、透明板保持枠4を僅かに開放してセル板やピアノ線等の不正具を挿入する不正行為を検出するための不正開放検出器101が取り付けられている。
【0021】また、ヒンジ取付凹部47,48,49は、それぞれ金属製のヒンジ部材81,82,105を止着する領域である。ヒンジ取付凹部48(以下、中ヒンジ取付凹部48という)に止着されるヒンジ部材82(以下、中ヒンジ部材82という)は、L字型に形成され、その水平面にヒンジピン82aが上下に貫通するように固着されている。ヒンジ取付凹部49(以下、下ヒンジ取付凹部49という)に止着されるヒンジ部材105(以下、下ヒンジ部材105という)は、L字型に形成され、その水平面に係合穴105aが形成されている。また、ヒンジ取付凹部47に止着されるヒンジ部材81(以下、上ヒンジ部材81という)が止着されるが、この上ヒンジ部材81は、枠基体3の裏面側から止着されるようになっている。また、上ヒンジ部材81には、枠基体3の前面に当接し且つ係合穴を有するヒンジ支持部81aと、枠基体3に対して垂直方向に突設される水平面の下方に向かって突設されるヒンジピン81aと、を備えて構成されるものである。なお、上ヒンジ取付凹部47には、上ヒンジ部材81と支持部81とを取り付けるための取付穴47aが形成され、中ヒンジ取付凹部48には、中ヒンジ部材82を取り付けるための取付穴48aと位置決めするための位置決め突起48bとが形成され、下部ヒンジ取付凹部49には、下ヒンジ部材105を取り付けるための取付穴49aと位置決めするための位置決め突起49bとが形成されている。
【0022】上記したヒンジ部材81,82,105には、透明板保持枠4と上皿7が取着される上皿取付板6とが開閉自在且つ着脱自在に取り付けられるものである。具体的には、まず、透明板保持枠4の着脱構造について説明すると、透明板保持枠4の軸支側上端には、ヒンジピン83が図示しないスプリングの付勢力により上方に付勢されており、また、軸支側下端裏面には、係合穴を有する軸支部材84がビスで止着されている。しかして、下部の軸支部材84の係合穴に中ヒンジ部材82のヒンジピン82aの上部突設側に差し込んだ状態で上端のヒンジピン83を付勢力に抗して押し下げてヒンジ支持部81の係合穴に差し込むことにより、透明板保持枠4が枠基体3に開閉自在に軸支される。逆に、透明板保持枠4を取り外す場合には、ヒンジピン83を押し下げて係合穴からヒンジピン83を抜き出した後に全体を持ち上げて係合穴をヒンジピン82aから外すことにより簡単に行うことができる。次に、上皿7の上皿取付板6の着脱構造について説明すると、上皿取付板6の軸支側上端には、支点穴(図示しない)が形成され、また、軸支側下端には、支点ピン(図示しない)がスプリングにより常に下方に向けて付勢されている。しかして、上端の支点穴を中ヒンジ部材82のヒンジピン82aの下部突設側に差し込み、その状態で下部の支点ピンを付勢力に抗して持ち上げて下ヒンジ部材105の係合穴105aに差し込むことにより、上皿7の上皿取付板6が枠基体3に開閉自在に軸支される。逆に、上皿取付板6を取り外す場合には、スプリングの付勢力に抗して支点ピンを持ち上げて係合穴105aから外し、その後、全体を下方に引き下げてヒンジピン82aから支点穴を引き抜くことにより簡単に行うことができる。
【0023】このように、透明板保持枠4や上皿7の上皿取付板6を枠基体3に対して開閉自在であり且つ着脱自在に設けたので、弾球遊技機1の工場における組み付け作業や遊技場における点検作業時を簡単に行うことができる。特に、本実施例のように、透明板保持枠4に電装部品を備えたものにあっては、電装部品等の故障に基づく修理・交換が必要となることが予想され、そのように予想される場合において、従来の透明板保持枠(ガラス板保持枠)が着脱できない構造のものに比べて、透明板保持枠4を取り外すことができるので、修理・交換を簡単に行うことができる。
【0024】枠基体3の正面構造において、上記した構成以外に、遊技盤収納部21の前面ほぼ中央の左右に防犯用水平リブ61が一体的に突設されている。この防犯用水平リブ61は、透明板保持枠4を閉じたときに蛍光管カバー91の防犯用水平リブ92の上端が当接するものであり、ピアノ線等の不正具の侵入を防止するものである。また、開放側の防犯用水平リブ61の下方にも、その上部に水平リブ62aを有する防犯用板62が一体的に取り付けられている。この防犯用板62の形成位置は、図1に示すように、透明板保持枠4と上皿取付板6との境界部分であり、その境界部分からの不正具の侵入を防止するためである。
【0025】一方、枠基体3の裏面構造においては、図3に示すように、遊技盤収納部4が合成樹脂によって一体的に成型されている。しかして、遊技盤収納部4は、遊技盤5を支持し且つ固定するものであるため、遊技盤5を支持する構造及び遊技盤5を正確に固定するための部品を有する。また、遊技盤収納部4は、遊技盤5の裏面に設けられて所定個数の景品玉を払い出すための各種の機構が設けられる機構板110を正確に取り付けるための部品も有する。具体的には、遊技盤5を収納支持する構造として遊技盤5の左右を規制する遊技盤収納案内リブ63と、複数(2個)の位置決め突起33,66と、位置決めリブ65とがある。2つの位置決め突起33,66のうち、一方の位置決め突起33は、前記したように防犯用立壁31の裏面側に突設されるが、他方は、枠基体3の上部中央に突設される。また、位置決めリブ65は、位置決め突起66の側方に突設され、該位置決めリブ65に対応する部分の遊技盤5が切り欠けられており、その切欠部が位置決めリブ65と係合するようになっている。また、図3の左側上部には、遊技盤収納案内リブ63が形成されているので、この部分の遊技盤5も切り欠けられている。
【0026】上記のような遊技盤収納構造においては、遊技盤5の下部は、前記支持板部22の上面に載置されると共に位置決め突起33によって位置決めされ、左右を遊技盤収納案内リブ63によって記載され、更に、上部を位置決め突起66と位置決めリブ65とによって位置決めすることにより遊技盤5を正確な位置に収納されるようになっている。なお、位置決めリブ65の隣接する位置には、上動防止部材67が突設されているが、この上動防止部材67は、図11に示すように、外枠2と枠基体3の内側との間隔を狭くして、枠基体3の上動範囲を小さくするものである。これについては、後に詳述する。
【0027】また、遊技盤5を固定するための部品として複数(4個)の固定レバー部材36a,56aとがある。固定レバー部材36a,56aは、遊技盤5を遊技盤収納部4に正確に装着した状態で回動することにより遊技盤5の裏面から押圧して遊技盤5を遊技盤収納部4に堅固に固定するものである。しかして、固定レバー36aは、前記支持板部22の凹部34に突設される固定レバー取付用ボス36に固着されるものであり、固定レバー56aは、前記固定レバー取付用穴56に固着されるものである。
【0028】また、機構板110を取り付けるための部品として複数(3個)の止着部材68a(図9参照)がある。しかして、1つの止着部材68aは、前記支持板部22の裏面を被覆する支持板部カバー22aの表面に取り付けられるものであり、この止着部材68aを止着するために支持板部22の裏面には、止着部材用取付穴68が形成されるボスが突設されている。また、他の2つの止着部材68aは、開放側の上部と軸支側の上辺とに設けられ、このため、枠基体3には、対応する位置の前記遊技盤収納案内リブ63に止着部材用取付穴68が形成されている。なお、機構板110は、枠基体3に対して開閉自在に設けられるが、このためのヒンジ金具も軸支側の上下に取り付けられるようになっている。
【0029】枠基体3の裏面構造において、上記した以外の構成は、開放側に錠装置95を止着するための錠装置取付穴69が形成され、また、その錠装置95のシリンダー錠99が貫通する錠穴70が穿設されている。
【0030】枠基体3の透明板保持枠4及び上皿取付板6に対応する部分の構成は、以上の通りであるが、枠基体3の前面枠部分の下方部分は、板状の平板部71を構成しており、図2に示すように、その前面のほぼ全域に取付凹部72が刻設されている。この取付凹部72は、下皿9や操作ハンドル装置10及び灰皿11を組み付け固定する際に一応の位置決めを行うものであり、組み付け作業の容易化を図ることができるものである。また、取付凹部72には、そのほぼ中央に下皿連通口73が、その開放側よりの側部にハンドル作動開口74がそれぞれ開設形成されている。下皿連通口73に対応して下皿9が取り付けられるが、その下皿9は、詳細に図示しないが複数の部材を組み立てた状態でセット化されて枠基体3の下部中央に止着固定されているものであり、枠基体3への止着構造は、セット化された下皿9の裏面に取付ネジ(図示しない)を後方に向けて複数本設け、その取付ネジを枠基体3に穿設された下皿取付係合穴76に貫通させて枠基体3の裏面から図示しないナットを螺着することにより固定する。なお、下皿9の裏面には、位置決め片(図示しない)が突設されており、この位置決め片を枠基体3に形成された位置決め穴77に差し込むことにより、下皿連通口73と下皿9の貯留部との接続状態を確実に確保することができると共に下皿9の取付作業の容易化を図ることができる。
【0031】上記した下皿9の隣接した位置であって前記取付凹部72の端部よりには、灰皿11が設けられるが、この灰皿11は、枠基体3の下部前面に固着され且つ灰皿11を収納する凹部が形成された灰皿取付枠11aに回転自在に取り付けられるものである。即ち、灰皿取付枠11aは、その裏面に複数の取付ネジ(図示しない)が後方に向かって突設され、枠基体3に穿設された灰皿取付用係合穴75に取付ネジを貫通させた後に、裏面から図示しないナットで締着することにより灰皿取付枠11aを枠基体3に固着する。
【0032】また、前記ハンドル作動開口74に対応して操作ハンドル10が装着される。操作ハンドル10は、前記上皿7の側壁から装飾的に連続する取付基板10aに所謂ハンドルが突設されて構成されるものである。また、取付基板10aの裏面には、複数の取付ネジと位置決め突起(共に図示しない)とが後方に向かって突設されており、取付ネジをハンドル作動開口74の周囲に穿設されるハンドル取付穴78に差し込んで裏面から打球発射装置123(図9参照)の取付基板と共締めするようにナットで締着することにより、取付基板10aが枠基体3に固定される。また、ハンドル作動開口74の側方には、配線貫通穴79が形成されているが、これは、操作ハンドル10内に設けられるスイッチ(メインスイッチやタッチセンサ)の配線を枠基体3の裏面側に導くものである。
【0033】また、平板部71の裏面構造においては、図3に示すように、枠基体3を開閉自在に軸支するための下方の下部開閉部材120(図9参照)を止着するための開閉金具取付部80が形成されている。
【0034】以上、枠基体3の概の構成について説明してきたが、次に上記した枠基体3に取り付けられる各構成部材について説明すると共に、その作用についても説明する。まず、最初に透明板保持枠4について説明する。透明板保持枠4は、図1に示すように、合成樹脂によって内部に円形の開口を有するようにほぼ正方形状に形成されており、その円形開口に沿って窓枠装飾部材89が固着されている。しかして、透明板保持枠4の下辺を除く左右上辺に枠基体3の前記防犯用凹溝44,50に侵入し得る金属製の防犯フランジ85が後方に向かって突設されている。開放側の防犯フランジ85には、その上下に前記フック連通穴46に挿入されるフック部86が一体的に形成されている。また、透明板保持枠4の上部には、扇形状の補強金属板87が止着されており、一方の補強金属板87から透明板保持枠4に設けられる電装部品(蛍光管、スピーカ、LED等)からの配線88が引き出されて前記配線通し穴51に引き渡されている。
【0035】また、窓枠装飾部材89の裏面には、その上下左右に透明板としてのガラス板が所定間隔を置いて2枚セット化されたセットガラスを止着するためのセットガラス取付部材90が固着され、更に、左右に蛍光管91a(図4参照)を被覆する絶縁性の合成樹脂によって形成される円弧形状の蛍光管カバー91が取り付けられている。蛍光管カバー91には、その下部に防犯用水平リブ92が一体的に突設されている。更に、窓枠装飾部材89の下部には、金属補強板93が差し渡されている。
【0036】上記のように構成される透明板保持枠4は、前述したように、ヒンジピン83と軸支部材84とを上ヒンジ部材81の支持部81aと中ヒンジ部材82のヒンジピン82aとに係合させることにより、枠基体3の前面側に開閉自在に設けられるものであり、その透明板保持枠4と枠基体3との間でピアノ線等の不正具の侵入を阻止する構造を採用している。このような不正防止構造は、枠基体3と透明板保持枠4との間だけでなく、透明板保持枠4と上皿取付板6との間、枠基体3と外枠2との間、枠基体3と機構板110との間でも行われているので、これらについて後にまとめて説明し、先に上皿取付板6及び機構板110の構成について説明する。
【0037】まず、透明板保持枠4及び枠基体3を開閉する錠装置95について図4及び図6を参照して簡単に説明する。図4は、透明板保持枠4の開放側の断面図であり、図6は、透明板保持枠4と錠装置95との関係を示す断面図である。錠装置95は、前記錠装置取付穴69に取り付けられるものであり、断面L字錠の基体96の取付面の内側にガラス用スライド杆97が上下動可能の設けられ、側面に枠基体用スライド杆99が上下動可能に設けられている。このガラス用スライド杆97と枠基体用スライド杆99とは、前記錠穴70に挿入されるシリンダー錠99(図7参照)によって上下動せしめられるものであり、一方向に回動したときにガラス用スライド杆97が上下動し、他方向に回動したときに枠基体用スライド杆99が上下動する。また、ガラス用スライド杆97には、係合穴97aが形成され、透明板保持枠4の前記フック部86が基体96の貫通穴96aを貫通して係合穴97aと係合することにより、透明板保持枠4を枠基体3に対して閉止した状態とし、シリンダー錠99を一方向に回動操作することによりガラス用スライド杆97を移動させて係合穴97aとフック部86との係合状態を解除することにより、透明板保持枠4を枠基体3に対して開放せしめることができる。なお、外枠2の内側には、係合状態においてフック部86の先端が侵入し得るようにフック逃げ凹部2aが形成されている。一方、枠基体用スライド杆98の上下には、図示しない係合フック部が一体的に形成され、該係合フック部を外枠2の上下に固着された係止金具に係止させることにより、枠基体3を外枠2に対して閉止した状態とし、シリンダー錠99を他方向に回動操作することにより枠基体用スライド杆98を移動させて係合フック部と係止金具との係合状態を解除することにより、枠基体3を外枠2に対して開放せしめることができる。
【0038】次に、上皿7が取着固定される上皿取付板6の構成、特に透明板保持枠4と境界を接する上辺の構成について図1を参照して簡単に説明すると、上皿取付板6の上辺は、透明板保持枠4の下方部分が侵入し得るように円弧状の凹部となっており、その凹部の前面に前記窓枠装飾部材89の下部と装飾的に連続する連続装飾部材102が固着され、その凹部の後端縁が若干後方に延設されて上方に向かって立設する防犯立壁103,104となっている。ただし、中央の防犯立壁104は、前方に向かって曲折された水平リブ104aを有しているが、左右の防犯立壁103は、中央の防犯立壁104と若干離れて形成されると共に水平リブを有していない。中央の防犯立壁104と左右の防犯立壁103との間には、前記枠基体3に形成される防犯張り出し部27と防犯用立壁31とが位置するようになっている。なお、上皿取付板6によって覆われる枠基体3の前記支持板部22には、図8に示し且つ前述したように前記溢れ玉誘導部材106が固着されると共に発射点レール107が固着されている。この発射点レール107は、上皿7から1個宛供給される打玉を下流端に形成される発射点で受け止めて後述する打球発射装置123の打球杆125で弾発するために設けられるものである。そして、発射点レール107の上流端と遊技盤5に設けられる誘導レールの下流端との間にファール口108が形成され、遊技盤5の遊技領域に到達することなく戻ってきた打玉がファール口108から前記溢れ玉誘導部材106に受け入れられて最終的に下皿9に導かれるものである。
【0039】一方、上記した遊技盤5の裏面を覆う機構板110は、図9に示すように、遊技盤5の裏面に沿って流下した入賞玉を集合せしめる入賞玉集合樋111が形成され、該入賞玉集合樋111の流下端に入賞玉誘導通路112が接続されて図示しない入賞玉処理装置に導かれる。また、入賞玉集合樋111の前面壁を構成する部材には、遊技盤5のアウト口5aから取り込まれたアウト玉が衝突する衝突板113が固着されており、この衝突板113に衝突したアウト玉は、前記アウト玉誘導リブ35から入賞玉集合樋109の下方に形成されるアウト玉誘導通路114に導かれて弾球遊技機1の外部に排出されるものである。また、機構板110には、その後面側に入賞玉の発生に基づいて所定個数の景品玉を払い出すための各種の機構が設けられているが、最終的に払い出された景品玉は、入賞玉集合樋111の側方に設けられる景品玉排出口115から前記上皿連通口23に向かって流出せしめられるものである。また、景品玉排出口115のやや上流側には、分岐通路が形成され、該分岐通路の流下端が図9に示す余剰玉排出口117に連通しており、この余剰玉排出口117が機構板110を閉じたときに下皿連通口73の裏面に取着される合流樋121の余剰景品玉入口122と接続されるようになっている。なお、機構板110は、上下に取り付けられる開閉金具116によって枠基体3に対して開閉自在に軸支されるものである。
【0040】枠基体3のその他の裏面構成としては、図9に示すように、枠基体3の裏面下部一側に打球発射装置123が取り付けられている。この打球発射装置123は、取付基板に打玉を弾発する打球杆125と、該打球杆125に往復回動動作を付与する打球モータ124等を集約して設けることにより構成されており、前記操作ハンドル10と関連づけられている。
【0041】次に、図4乃至図14を参照して、透明板保持枠4と枠基体3との間の不正防止構造、透明板保持枠4と上皿取付板6との間の不正防止構造、枠基体3と外枠2との間の不正防止構造、及び枠基体3と機構板110との間の不正防止構造について説明する。図4は、透明板保持枠4及び枠基体3の開放側の断面図であり、図5は、透明板保持枠4及び枠基体3の軸支側の断面図であり、図6は、透明板保持枠4の閉止時における断面図であり、図7は、透明板保持枠4と上皿取付板6との境界部分における関係を示す一部破断正面図であり、図8は、枠基体3の支持板部22部分の正面図であり、図9は、枠基体3の裏面下部と機構板110との関係を示す部分斜視図であり、図10は、枠基体3の下部と機構板110との関係を示す一部破断正面図であり、図11は、枠基体3と外枠2の上方部分の関係を示す断面図であり、図12は、枠基体3と機構板110との上皿連通口23部分における関係を示す断面図であり、図13は、上皿連通口23の防犯水平リブ26が無い場合の欠点を示す断面図であり、図14は、上皿連通口23の突出片部30が無い場合の欠点を示す断面図である。
【0042】まず、透明板保持枠4と枠基体3との間の防犯構造について図4乃至図6、図11を参照して説明する。前記したように、透明板保持枠4の背面裏側には、下辺を除く左右上辺に防犯用フランジ85が突出して設けられ、一方、枠基体3の外周縁にも防犯用凹溝44,50が設けられているので、透明板保持枠4を閉じた状態では、防犯用フランジ85が防犯用凹溝44,50内に侵入しているので、透明板保持枠4と枠基体3との間の隙間からピアノ線等の不正具を侵入させても、防犯用フランジ85と防犯用凹溝44,50とによって不正具の先端の侵入が阻止されるので、確実に不正行為を防止することができ、市場に提供しても十分にその使用に耐えることができる。また、この場合には、透明板保持枠4が枠基体3に直接開閉自在に設けられているので、従来の透明板保持枠に相当するガラス扉枠を取り付けるための金枠が不必要になり、その分弾球遊技機1の構成要素を少なくすることができて省資源という意味で効果がある。特に、本実施例のように透明板保持枠4も枠基体3と同じように合成樹脂で成型しているので、リサイクルし易い構成要素によって弾球遊技機1が構成されている点に鑑みれば、環境に優しい弾球遊技機を提供できるという点でも著しい効果がある。
【0043】次に、透明板保持枠4と上皿取付板6との間の防犯構造について、図4、図5、図7を参照して説明する。特に図7を中心にして説明すると、上皿取付板6の上端辺には、前記したように防犯立壁103,104が形成され、一方、透明板保持枠4の下方には、金属補強板93及び防犯用水平リブ92が設けられている。このため、上皿取付板6を閉じた状態でさらに透明板保持枠4を閉じると、金属補強板93と左右の防犯立壁103とが直交するような位置関係となり、金属補強板93と防犯立壁104の水平リブ104aとが上下重複する位置関係となり、更に、左右の防犯立壁103の上部に防犯用水平リブ92が位置し、その上端部が防犯用水平リブ61に当接している。このため、ピアノ線等の不正具を透明板保持枠4と上皿取付板6との間の中央部分から侵入(即ち、連続装飾部材102の上端部)させた場合には、不正具の先端は、防犯立壁104に当接して上方向に向きを変えられ、水平リブ104aによって手前側に誘導され、その後は、金属補強板93に囲まれた範囲から外に出すことはできないので、不正具の先端が遊技盤5の盤面まで到達することはない。なお、防犯立壁104と金属補強板93との端部においては、重複していないので、隙間が開くが、その部分には、図7に示すように防犯用張り出し部27及び防犯用立壁31が位置するので、その部分からの不正具の侵入も確実に防止される。
【0044】また、不正具を透明板保持枠4と上皿取付板6との間の左右部分から侵入させた場合には、不正具の先端は、防犯立壁103に当接して上方向に向きを変えられ、防犯用水平リブ92に当接する。防犯用水平リブ92に当接した不正具の先端は、防犯用水平リブ92に沿って上昇し、遂には防犯用水平リブ61に到達してそれ以上の侵入ができず、不正具の先端が遊技盤5の盤面まで到達することはない。したがって、透明板保持枠4と上皿取付板6との間から不正具を挿入してもいずれも遊技盤5の表面に到達させることができず、確実に不正行為を防止することができ、市場に提供しても十分にその使用に耐えることができる。
【0045】次に、枠基体3と外枠2との間の不正防止構造について図11を参照して説明する。枠基体3と外枠2との間における不正行為は、あまり行われないが、時として枠基体3全体を持ち上げて当て板12と枠基体3との間に隙間を作り、その隙間から不正具を差し込んで機構板110に到達させ、機構板110に対して不正を行う場合がある。このような不正に対して、本実施例においては、枠基体3の裏面であって遊技盤収納部21の上部に上動防止部材67を突設したので、枠基体3を閉じた状態においては、外枠2の内側との間隔が極めて小さいL1しかない。このため、枠基体3を持ち上げても僅かな距離L1しか持ち上がらないので、当て板12と枠基体3との隙間をほとんど作ることができず、自由に不正具を操作させて機構板40に到達させるのは、至難の技となる。これに対し、仮に上動防止部材67がない場合には、比較的大きな距離L2だけ枠基体3を上動させることができるため、当て板12と枠基体3との間の隙間を大きくすることができるため、不正具を操作して機構板40に到達させることが比較的容易となる。このように、本実施例においては、上動防止部材67を設けることにより、確実に枠基体3と外枠2との間における不正行為を防止することができる。
【0046】更に、枠基体3と機構板110との間の不正防止構造について図9、図12乃至図14を参照して説明する。枠基体3と機構板110との間の不正行為は、多くの場合、上皿7の景品玉払出口7aからピアノ線やセルロイドの薄板(以下、セル板という)等の不正具を差し込んで、図13に示すように上皿連通口23の前端縁から不正具130の先端を遊技盤5の表面に到達させる不正行為と、図14に示すように上皿連通口23の後端縁から不正具130の先端を機構板110の前面側に到達させる不正行為とがある。しかしながら、本実施例においては、図12に示すように、上皿連通口23の前端縁の上辺から側辺にかけて防犯水平リブ26を突設しているので、上皿取付板6を閉止した状態で景品玉払出口7aの裏面に固着される景品玉誘導樋109が防犯水平リブ26の下方に位置するので、景品玉誘導樋109と上皿連通口23の前端縁上部又は側部から不正具を差し込んでも不正具の先端は、防犯水平リブ26に衝突してそれ以上侵入させることができない。
【0047】また、本実施例においては、図12及び図9に示すように、上皿連通口23の後端縁の上部に突出片部30を突出しているので、機構板110を閉じたときには、突出片部30が機構板110の景品玉排出口115内に侵入するので、上皿連通口23の後端縁と景品玉排出口115との間の上部に隙間が生じることはなく、不正具の先端を侵入させることができない。このように、本実施例においては、上皿連通口23近傍からの不正具による不正行為も確実に防止することができる。なお、不正行為とは、直接関係ないが、図10に示すように、上皿連通口23の後端縁の開口の大きさよりも景品玉排出口115の開口の大きさの方が小さく形成されているので、景品玉排出口115から放出される景品玉が上皿連通口23部分で引っかかることがなくスムーズな景品玉の払出動作が行われる。同様に、アウト玉の放出過程においても、アウト玉誘導リブ35の間隔がアウト玉誘導通路114の上端間隔よりも小さく形成されているので、アウト玉のスムーズな放出動作が実現される。同様な技術思想で設計されているものとして、本実施例では、図8に示す溢れ玉誘導部材106がある。即ち、溢れ玉誘導部材106の抜き玉連通口42を流れ出る玉としては、上皿連通口23から溢れた玉と、ファール口108から転動する玉と、上皿7から玉抜きされる玉とがあるが、それらの玉が同時に抜き玉連通口42に到達すると玉詰まりが生ずるので、それぞれの玉の落下位置が異なるように段差状に落下地点が設計されている。
【0048】以上、実施例に係る弾球遊技機1の構成及び作用について説明してきたが、本実施例によれば、透明板保持枠4の背面裏側に、下辺を除く左右上辺に防犯用フランジ85が突出して設けられ、枠基体3の外周縁にも防犯用凹溝44,50が設けられているので、透明板保持枠4を閉じた状態では、防犯用フランジ85が防犯用凹溝44,50内に侵入し、透明板保持枠4と枠基体3との間の隙間からピアノ線等の不正具を侵入させても、防犯用フランジ85と防犯用凹溝44,50とによって不正具の先端の侵入が阻止されるので、確実に不正行為を防止することができ、市場に提供しても十分にその使用に耐えることができる。また、この場合には、透明板保持枠4が枠基体3に直接開閉自在に設けられているので、従来の透明板保持枠に相当するガラス扉枠を取り付けるための金枠が不必要になり、その分弾球遊技機1の構成要素を少なくすることができて省資源という意味で効果がある。特に、本実施例のように透明板保持枠4も枠基体3と同じように合成樹脂で成型しているので、リサイクルし易い構成要素によって弾球遊技機1が構成されている点に鑑みれば、環境に優しい弾球遊技機を提供できるという点でも著しい効果がある。
【0049】なお、上記した実施例では、透明板保持枠4の下部中央が正方形よりも下方に突出した円弧状部を有するものを示したが、円弧状部が突出することなく正方形に納まるように構成した透明板保持枠であっても良い。この場合には、透明板保持枠の下辺にも防犯用フランジ85を突設させ、この防犯用フランジ85が挿入される防犯用凹溝を上皿取付板6の上辺に形成すれば良い。また、本実施例においては、遊技盤5及び外枠2を除く弾球遊技機1の構成要素が合成樹脂によって成型されているので、材料のリサイクルという点で極めて優れた弾球遊技機とすることができる。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、従来の前面枠に対応する枠基体に対して従来のガラス板保持枠に対応する透明板保持枠が直接開閉自在に設けられているので、従来の金枠に対応する構成要素が不必要であると共に、枠基体の少なくとも左右上辺の周縁の内側前面と透明板保持枠の周縁の内側裏面とのいずれか一方に形成された凹溝と他方に形成された凹溝に侵入する凸条とによって十分な防犯機能を有するので、市場に提供しても十分にその使用に耐えることができる。




 

 


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