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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−10416
公開日 平成8年(1996)1月16日
出願番号 特願平6−149394
出願日 平成6年(1994)6月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎 (外2名)
発明者 鵜川 詔八
要約 目的
玉払出手段の誤検出による誤作動を防止する。

構成
玉払出条件の成立に応じて払出モータ189の駆動によりスクリュー188が正転することにより玉払出装置から玉が払出され、その玉払出装置の玉の払出を玉払出検出器187により検出し、前記玉払出条件の成立により玉払出装置による払出が開始されてから玉払出検出器187を払出検出可能状態にするまでの間に所定の待ち時間であるセンサマスク時間T6を設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技者が操作可能な遊技機であって、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源により玉を払出す玉払出手段と、該玉払出手段による玉の払出を検出する玉払出検出手段とを含み、前記玉払出条件の成立により前記玉払出手段による払出が開始されてから前記玉払出検出手段を払出検出可能状態にするまでの間に所定の待ち時間を設けたことを特徴とする、遊技機。
【請求項2】 遊技者が操作可能な遊技機であって、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源により駆動される回転体が正転することにより玉の払出が行なわれる玉払出手段と、該玉払出手段による玉の払出を検出する玉払出検出手段と、玉払出中であるにもかかわらず前記玉払出検出手段による玉の払出が検出されない場合に、前記回転体を一旦停止させた後所定期間逆転させ、さらに一旦停止させた後再度前記回転体を正転させる正逆転制御手段とを含み、前記回転体の逆転中は前記玉払出検出手段による払出検出を行なわないようにしたことを特徴とする、遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等の玉が払出される遊技機に関し、詳しくは、遊技者が操作可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般的に知られているものに、たとえば、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源により玉が払出される玉払出手段が設けられており、その玉払出手段による玉の払出が玉払出検出手段により検出されるように構成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の遊技機においては、玉払出条件が成立して電気的駆動源が作動して玉払出手段が玉の払出動作を開始した直後においては、玉払出手段が停止状態から玉払出動作に移行する過渡期であるために、玉払出動作が不安定となる場合があり、そのような動作の不安定な時期に前記玉払出検出手段により玉の払出の検出を行なった場合には、玉払出手段の不安定な払出動作に起因して玉の払出を誤検出してしまい前記玉払出手段による玉の払出の過不足が生じてしまうおそれがあるという欠点があった。
【0004】また、従来の遊技機においては、前記電気的駆動源により駆動される回転体が正転することにより玉払出手段により玉が払出されるように構成されていた。そして、玉払出中であるにもかかわらず前記玉払出検出手段による玉の払出が検出されない場合には、玉詰まり等が発生していることが考えられる。そこで、玉払出中であるにもかかわらず玉の払出が検出されない場合に、前記回転体を一旦停止させた後所定期間逆転させ、さらに一旦停止させた後再度回転体を正転させるように制御し、玉詰まりを自動解消できるように構成することが考えられる。
【0005】しかし、このように構成した場合において、前記回転体が逆転中においても前記玉払出検出手段が能動化されているためにその玉払出検出手段が玉の払出を誤検出してしまう場合があり、その誤検出に基づいて玉の払出数が不足してしまうおそれがあるという欠点が生じる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、玉払出手段による玉の払出の誤検出に起因した誤作動を防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明は、遊技者が操作可能な遊技機であって、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源により玉を払出す玉払出手段と、該玉払出手段による玉の払出を検出する玉払出検出手段とを含み、前記玉払出条件の成立により前記玉払出手段による払出が開始されてから前記玉払出検出手段を払出検出可能状態にするまでの間に所定の待ち時間を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、遊技者が操作可能な遊技機であって、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源により駆動される回転体が正転することにより玉の払出が行なわれる玉払出手段と、該玉払出手段による玉の払出を検出する玉払出検出手段と、玉払出中であるにもかかわらず前記玉払出検出手段による玉の払出が検出されない場合に、前記回転体を一旦停止させた後所定期間逆転させ、さらに一旦停止させた後再度前記回転体を正転させる正逆転制御手段とを含み、前記回転体の逆転中は前記玉払出検出手段による払出検出を行なわないようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、玉払出手段の働きにより、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源より玉が払出される。また、玉払出検出手段の働きにより、前記玉払出手段による玉の払出が検出される。そして、前記玉払出条件の成立により前記玉払出手段による払出が開始されてから前記玉払出検出手段を払出検出可能状態にするまでの間に所定の待ち時間が設けられている。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば、玉払出手段の働きにより、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源により駆動される回転体が正転されて玉が払出される。玉払出検出手段の働きにより、前記玉払出手段による玉の払出が検出される。さらに、正逆転制御手段の働きにより、玉払出中であるにもかかわらず前記玉払出検出手段による玉の払出が検出されない場合に、前記回転体を一旦停止させた後所定期間逆転させ、さらに一旦停止させた後再度前記回転体を正転させる制御が行なわれる。そして、前記回転体の逆転中には前記玉払出検出手段による玉の払出検出を行なわないように制御される。
【0011】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例においては、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機等であってもよい。
【0012】まず、図1ないし図4を参照し、実施例に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1の正面図であり、図2は、パチンコ遊技機1の一部内部構造を示す全体背面図であり、図3はパチンコ遊技機1の遊技盤30の背面図である。
【0013】図1において、パチンコ遊技機1は、周知のように額縁状に形成された前面枠2を有し、該前面枠2の額縁状の開口には、扉保持枠3が周設され、その扉保持枠3の上部にガラス板を有するガラス扉枠4が、その下部に打球供給皿6を有する前面扉板5がそれぞれ開閉自在に設けられている。また、前面枠2の下部の表面には、前記打球供給皿6からあふれた余剰の景品玉を貯留する余剰玉受皿20が設けられているとともに、打球を発射する操作ハンドル21も設けられている。さらに、前面枠2には、その上部に遊技状態が予め定められた特定遊技状態となったときに点灯または点滅する遊技効果ランプ22が設けられているとともに、その開放側側部には、図示しない施錠装置の錠の周囲を装飾する錠飾りが設けられ、その錠飾りの内部に打球の発射動作が行なわれてパチンコ遊技機1が稼働中であることを表示する稼働ランプ23が内蔵されている。
【0014】前述した打球供給皿6について、さらに詳細に説明すると、打球供給皿6は、その上流側に形成される景品玉払出口7aとその下流側に形成される供給口7bとを連絡するように貯留整列路8が形成されており、その貯留整列路8の中ほど底面裏面に玉検出器9が設けられている。この玉検出器9は、打球供給皿6に残留する打玉を検出するものである。なお、打球供給皿6の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ19が内蔵されている。また、前記玉検出器9のやや上流側にもう1つの同じ構造の玉検出器9aを設け、前記玉検出器9が打玉の存在の検出をしなくなっても上流側の玉検出器9aが打玉の存在を検出している場合には、玉詰まり等のトラブルが発生していると判定して、前記玉検出器9の打玉不存在の検出出力を無効処理するように構成してもよい。
【0015】また、打球供給皿6には、パチンコ遊技機1に隣接して設けられるカードユニット50を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作部が設けられている。操作部として玉貸スイッチ15と返却スイッチ17とモード切換スイッチ18とが設けられ、また、その玉貸スイッチ15と返却スイッチ17の間に度数表示LED16が設けられている。玉貸スイッチ15は、カードユニット50によって遊技玉を借り受ける際に操作するものであり、返却スイッチ17は、遊技終了の際にカードユニット50のカード挿入口55に差し込まれたカードを返却するためのものである。なお、カードがカード挿入口55に差し込まれていることは、カードユニット50に設けられるカード投入表示ランプ54が点灯していることによりわかる。また、度数表示LED16は、カードユニット50のカード挿入口55に差し込まれたカードの残額が表示されるものである。また、モード切換スイッチ18は、借り受けるべき遊技玉を前記玉貸スイッチ15を操作して行なうマニュアルモードと、打球供給皿6の打玉の残量が前記玉検出器9によって検出されなくなったときに自動的に遊技玉を払出す自動モードと、のいずれかのモードに設定するものである。また、11は自動モードを表示する自動玉貸表示器、12は玉貸が可能な旨を表示する玉貸可表示器である。
【0016】ところで、前記ガラス扉枠5の後方であって前面枠2の裏面には、遊技盤30が着脱自在に取付けられている。この遊技盤30には、打玉を誘導する誘導レール31がほぼ円状に設けられ、その誘導レール31に囲まれる中側範囲が遊技領域32を構成し、その遊技領域32に可変表示装置や可変入賞球装置および入賞口等の遊技装置が配置されるものである。より詳細に説明すると、遊技領域32のほぼ中央には、複数の回転ドラム機構を内蔵する可変表示装置33が配置され、該可変表示装置33の下部に始動入賞口34と可変入賞球装置35とが配置されている。始動入賞口34は、可変表示装置33の回転ドラム機構を回転せしめるためのものであり、このため、始動入賞口34に入賞した入賞玉は、遊技盤30の裏面に導かれて図3に示すように、入賞玉集合カバー体45に設けられる始動入賞玉検出器46によって検出されるようになっている。また、可変入賞球装置35は、ソレノイド37によって開閉駆動される開閉板36を有し、該開閉板36の内部が3つに区画され、そのうちの中央が特定入賞領域として設定され、その特定入賞領域に特定入賞玉検出器38が臨み、左右に入賞玉検出器39a,39bが臨設されている。また、遊技盤30には、前記した構成以外にアウト口40が遊技領域32の最下方に設けられ、遊技領域32の中央部左右に入賞口42a,42bが設けられ、遊技領域32の上部外側に払出ランプ43と玉切れランプ44とが設けられている。なお、アウト口40の裏面には、図3に示すように、アウト口40に入った玉が遊技盤30の下縁に向かって導かれるように流下凹路41が凹設されている。
【0017】上記のように構成される遊技盤30の遊技内容は、打玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検出器46をONさせると、可変表示装置33の回転ドラム機構が回転を開始し、一定時間(たとえば5秒)が経過したときにその回転を停止する。そして、停止時の可変表示装置33に表示される図柄の組合せが予め定められた大当り図柄の組合せであるときに特定遊技状態(大当り遊技状態とも言う)となって可変入賞球装置35の開閉板36を一定時間(たとえば2.5秒間)が経過するまで、または所定個数(たとえば10個)の入賞玉が発生するまで開放する。そして、開閉板36の開放中に打玉が特定入賞領域に入賞して特定入賞玉検出器38をONすると、継続権が発生し、再度開閉板36の上記した開放動作を繰返す。この継続権の発生は、所定回数(たとえば16回)許容される。したがって、大当り遊技状態になると、短い間に多量の入賞玉を獲得するチャンスがある。このように大当り遊技状態という遊技者にとって極めて大きなチャンスは、可変表示装置33と1回の可変表示結果に基づいて発生するため、打球供給皿6の残留玉がほとんどなくなった時点で発生する場合もあり、このような場合、続けて打玉を発射させて打玉を可変入賞球装置35の特定入賞領域に入賞させる必要があるにもかかわらず、打玉が打球供給皿6に残存していないので、あわてて玉貸スイッチ15を操作して遊技玉を借受けなければならない。しかし、玉貸スイッチ15を操作してから遊技玉が払出され、しかもその玉が発射されて可変入賞球装置35の特定入賞領域に到達するまでに多少の時間がかかるため、その時間の間に有利なチャンス(継続権の成立)を逃してしまうという不都合があるが、本実施例においては、モード切換スイッチ18を自動モードに設定しておれば、玉検出器9が打玉の不存在を検出した時点で自動的に遊技玉を打球供給皿6に払出すので、上記したような不都合は生じない。一方、上記したような自動モードに設定してあっても単位時間当たりの景品玉払出度数が高い状態となったとき、たとえば、上記した大当り遊技状態となったときには、その後すぐに景品玉が払出されるので、遊技玉を自動的に払出す必要がなく、磁気カードにおける残余玉貸情報を無駄に消費することがない。
【0018】ところで、遊技盤30の裏面には、図3に示すように、遊技盤30の表面に設けられる前記の各種の入賞口または入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の入賞径路に沿って導く入賞玉集合カバー体45が設けられているが、その入賞玉集合カバー体45に導かれる入賞玉のうち、前記開閉板36に入賞した入賞玉は、相対的に多い景品玉数(たとえば15個)を払出すように制御され、開閉板36以外の入賞口に入賞した入賞玉は、相対的に少ない景品玉数(たとえば5個)を払出すように制御される。そして、このような入賞玉の区別をするために、前記入賞玉検出器38,39a,39bからの信号が後述する払出制御回路基板152に送られるか、または遊技制御回路基板199(図2参照)から払出制御回路基板152に払出数信号が送られるようになっている。また、入賞玉集合カバー体45の裏面には、遊技盤30に設けられるスイッチ類、ランプ類、駆動源類等から延びる配線を中継する遊技中継基板47が取付けられている。
【0019】上記のように構成されるパチンコ遊技機1の側方に設けられるカードユニット50は、図1に示されるように、使用可能状態であるか否かを表示する使用可表示ランプ51と、カード内に記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を前記度数表示LED16に表示させるための端数表示スイッチ52と、当該カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技機1に対応しているか否かを表示する連結台方向表示器53と、カードがカードユニット50内に投入中であることを表示するカード投入表示ランプ54と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入口55と、該カード挿入口55の裏面に設けられるカードリーダ機構を点検する場合に開放するためのカードユニット錠56と、が設けられている。そして、このように構成されるカードユニット50は、独自の制御回路によって制御されるものであるが、パチンコ遊技機1側に設けられる前記スイッチ15、17、18、表示LED16や、払出制御回路基板152とを接続する必要があるためパチンコ遊技機1の裏面に設けられる後述する機構板60には、インタフェース基板138が設けられている。なお、カードユニット50をパチンコ遊技機1に内蔵してもよい。
【0020】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造について、図2に基づいて説明する。パチンコ遊技機の機構板60には、その上部に玉タンク65が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上方からパチンコ玉がこの玉タンク65内に供給される。67は玉欠乏検出器である。この玉タンク65内に貯留されているパチンコ玉が玉払出装置97に供給され、この玉払出装置97が作動することにより玉が打球供給皿6内に払出される。
【0021】機構板60には、さらに、払出制御回路基板用の基板ボックス149と、遊技制御を行なうための遊技制御基板199を収納する遊技制御基板ボックス198とが設けられている。図中33は可変表示装置であり、47は遊技中継基板である。遊技領域に打込まれて入賞領域あるいは可変入賞球装置内に入賞した入賞玉は、入賞玉処理装置115により処理され、その入賞玉1個につき所定個数の景品玉が玉払出装置97から払出される。
【0022】196は打球発射装置であり、モータ197の回転力を利用して打玉が1つずつ遊技領域に発射される。図2において、パチンコ遊技機1の上方隅部分に、ターミナル基板78が設けられている。このターミナル基板は、外部電源と接続するための電源コネクタ80および電源スイッチ81が設けられている。さらに、ターミナル基板78は、玉切れ情報出力端子79a、発射制御信号入力端子79b、玉貸情報出力端子79c、補給情報出力端子79dが設けられている。
【0023】前記遊技制御基板ボックス198には、前記可変表示装置33が予め定められた特定の表示態様となり前記特定遊技状態が発生する確率を入力設定するためのキースイッチ200が設けられており、遊技場の係員が所定のキーをこのキースイッチ200に挿入した状態で操作することにより、前記確率を、たとえば高確率,中確率,低確率の3段階に設定することができる。そして、その確率の設定状態が設定確率表示LED201により表示される。
【0024】パチンコ遊技機1の側部に設けられているカードユニット50には、玉貸額設定スイッチ213が設けられており、遊技場の係員がこの玉貸額設定スイッチ213を操作することにより、1回の玉貸動作に伴って貸し出される玉貸額が設定される。
【0025】次に、パチンコ遊技機1の背面に設けられる機構板60の構成について、図4ないし図11を参照して説明する。図4は機構板60の背面図であり、図5は機構板60に設けられる玉払出装置97部分の背面から見た正面図であり、図6はその側方断面図であり、図7は、機構板60に設けられる入賞玉処理装置115の背面から見た正面図であり、図8は、機構板60の下部背面を覆う通路カバー体132の分解斜視図であり、図9は、機構板60に取付けられる払出制御回路基板ボックス149の取付構造を示す分解斜視図であり、図10は玉払出装置97の分解図であり、図11(A)は、玉払出装置97の側面から見た断面図であり、図11(B)は、玉払出装置97の前方から見た断面図である。
【0026】また、図において、機構板60は、主として景品玉を貯留する玉タンク65とその玉タンク65に貯留された景品玉を下流側に整列しながら誘導する玉整列レール69とが設けられる上部ベースユニット61と、主として入賞に基づく景品玉を払出す玉払出装置97が設けられる中間ベースユニット62と、主として遊技盤30に打込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理機構が設けられる下部ベースユニット63と、に分割形成したものを組付けて構成される。上記したように3つのベースユニット61〜63を組付けて構成した本実施例の機構板60においては、図4に示されるように、背面から見て全体として「コ」字状となっており、機構板60を閉じた状態において遊技盤30の1側辺部が開放された状態となる。このため、遊技盤30の裏面構造が複雑(遊技盤にあっては、入賞装置の後方突出面積および突出量の多いものがあり、また配線の複雑なものもある)なものであっても、機構板60の開閉動作をスムーズに行なうことができる。なお、図示の実施例では、中間ベースユニット62の反対側に上部ベースユニット61と下部ベースユニット63とを連結する連結仮部材64が設けられているが、この連結仮部材64は、必ずしも必要ではなく、前記入賞玉集合カバー体45の構造によっては、必要とされないものもある。
【0027】そこで、以下、機構板60の構成について、各ベースユニット毎に説明する。まず、上部ベースユニット61には、図4に示すように、多量の景品玉を貯留する玉タンク65と、該玉タンク65から供給される景品玉を複数列(本実施例の場合2列)に整列して流下させる玉整列レール69と、該玉整列レール69によって誘導された景品玉を後述する玉払出装置97に向けて方向転換するカーブ樋74と、そのカーブ樋74の上方に設けられたターミナル基板78がそれぞれ所定の位置に設けられている。
【0028】玉タンク65は、その左右両側に突設された取付片によって上部ベースユニット61の所定の位置(この位置には、玉タンク65の側面形状に沿った凹部が形成されている)にビスで取付けられるようになっている。また、玉タンク65は、上面が開放したボックス状に形成されるとともに、その底面下流側に玉整列レール69と連通する落下口68が開設され、その落下口68に向かって傾斜する複数の傾斜底面によって底面が形成されている。また、落下口68の上部の傾斜底面には、揺動自在に軸支される玉欠乏検知レバー66が設けられ、その玉欠乏検知レバー66の下方に、玉欠乏検出器67が固定されている。この玉欠乏検出器67は、玉タンク65内に景品玉が不足したときに遊技場に設けられる管理コンピュータ(図示せず)に景品玉補給要求信号を導出するとともに、遊技盤30に設けられる玉切れランプ44を点灯するようになっている。なお、玉欠乏検知レバー66は、玉タンク65内の景品玉が載置しているときに玉欠乏検出器67をOFFとし、玉タンク65内の景品玉が不足して載置しなくなったときに玉欠乏検出器67をONして上記信号を出力するようになっている。また、玉欠乏検出器67から延びる配線は、一旦ターミナル基板78に中継接続された後、ターミナル基板78からホール用管理コンピュータに出力線が接続されるようになっている。
【0029】上記した玉タンク65の下流側に配置される玉整列レール69は、上部ベースユニット61の一端から他端に向けて傾斜状に取付けられ、その内部中央に仕切壁69aが立設されている。この仕切壁69aは、玉タンク65の落下口68から流出した景品玉を下流に向かうに従って確実に左右2列に整列させるために徐々に高く形成されている。また、玉整列レール69の下流側上部には、玉ならし部材70が垂下され、玉整列レール69上を上下2段となって流下する景品玉を1段とするようになっている。さらに、玉ならし部材70の下流側に玉止め金具71と玉ならし金具72とが設けられている。玉止め金具71は、故障や点検時に玉整列レール69に貯留された玉を一時的に止めておくためのものであり、玉ならし金具72は、最終的に玉を1段に整列するものである。また、玉整列レール69を機構板60に止着する際に、玉整列レール69の上流端側方に形成される調節長穴73の止着位置を調節することにより、玉整列レール69の傾斜角度を調節することができる。
【0030】さらに、整列レール69の下流側には、逆「く」字状の通路が形成されるカーブ樋74が接続されている。このカーブ樋74は、玉整列レール69によって前後方向(機構板60の背面から見て)2列に流下される景品玉を左右方向(同じく機構板60の背面から見て)2列に流下するように方向転換するとともに、その屈曲部に玉抜き口が形成され、その玉抜き口を玉抜き弁75で開閉自在に閉塞するように構成されている。玉抜き弁75は、パチンコ遊技機1の前面から玉抜きピンを差し込む操作により玉抜き口を閉塞したり開放したりするものである。また、玉抜き口の下部には、玉抜き上部通路76が形成されている。
【0031】上部ベースユニット61には、上記した構成以外にターミナル基板78が設けられるが、このターミナル基板78は、外部電源供給線が接続される電源コネクタ80、電源スイッチ81、外部(たとえばホール用管理コンピュータ)とパチンコ遊技機1との間の信号線を接続する玉切れ情報出力端子79aと発射制御信号入力端子79bと玉貸情報出力端子79cと補給情報出力端子79d等が設けられたプリント配線基板によって構成されるものである。
【0032】また、上部ベースユニット61には、前記カーブ樋74の下部左右に連結突部77が突接されている。この連結突部77は、中間ベースユニット62の上端に形成される連結凹突部82が嵌入されるものであり、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62とを組付けるものである。具体的には、連結凹突部82には、連結突部77を嵌入する凹部が形成され、該凹部を連結突部77に嵌合させた後、連結凹突部82の上方からビスで一体的に螺着することにより、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62とを強固に連結するものである。
【0033】次に、中間ベースユニット62の構成について、図5および図6を参照して説明する。図5において、中間ベースユニット62の上下には、連結凹突部82が形成されるとともに、その側方に玉抜き中間通路83が形成されている。連結凹突部82は、上部ベースユニット61および下部ベースユニット63と中間ベースユニット62を連結固定するものであり、前記したように上部ベースユニット61の連結突部77に上部の連結凹突部82を連結固定させるとともに、後述する下部ベースユニット63の連結突部102に下部の連結凹突部82を連結固定させることにより、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62と下部ベースユニット63とを一体的に連結するものである。なお、下部ベースユニット63の連結突部102と下部の連結凹突部82との連結固定の仕方は、上部ベースユニット61の連結突部77と上部の連結凹突部82の連結固定の仕方と同じである。また、玉抜き中間通路83は、前記玉抜き上部通路76と連通するものであって上記玉抜き弁75によって玉抜きされた景品玉を流下させるものである。
【0034】ところで、中間ベースユニット62には、その上部に通路体84が止着され、該通路体84の下方に玉払出装置97が固着される。より詳細に説明すると、通路体84は、前記カーブ樋74によって流下方向を左右に変換された2列の景品玉を流下させる景品玉通路86a,86bを有し、その景品玉通路86a,86bの上流側に玉検出センサ87a,87bが臨むようになっている。この玉検出センサ87a,87bは、景品玉通路86a,86b内の景品玉の有無を検出するもので、いずれか一方の玉検出センサ87a,87bが景品玉を検出しなくなったときには、景品玉払出装置97の図示していないステッピングモータの回転を停止して景品玉の払出を不能動化させるようになっている。なお、玉検出センサ87a,87bは、景品玉払出装置97から2列の景品玉通路86a,86b内に27〜28個の景品玉を検出する位置に係止片88によって係止されるようになっている。
【0035】また、通路体84は、その中央部で左右に湾曲状となって内部を流下する景品玉の玉圧を弱めるように形成されるとともに、その湾曲部の中央に止め穴89が形成されている。止め穴89の裏面には、中間ベースユニット62に突設される取付ボス(図示せず)が嵌入されるようになっており、止め穴89を取付ボスに嵌入した後に止めネジを螺着して通路体84を中間ベースユニット62に固定するようになっている。なお、止めネジを螺着する前に、中間ベースユニット62に突設される係止突片85によって通路体84を所定の位置に装着することができるようになっており、このような装着を終えてから、止めネジを螺着することにより、最終的に通路体84を中間ベースユニット62に固定するものである。
【0036】さらに、通路体84の下方には、玉止め装置90が設けられている。この玉止め装置90は、図6に示すように、支軸93によって揺動自在に軸支されかつその先端のストッパ部91aが穴92を介して景品玉通路86a,86bに出没するストッパ片91と、そのストッパ片91の上部後方に形成される係合部94と係合する作動ピン95と、その作動ピン95に周設されスプリング96とから構成され、作動ピン95が上下方向にスライド自在に支持されている。そして、玉払出装置97が正常な状態で装着された通常の使用状態においては、図6(A)に示すように、作動ピン95の下端が玉払出装置97のケース98に当接してスプリング96の付勢力に抗して押上げられた作動ピン95の中程と係合部94とが係合してストッパ片91を景品玉通路86a,86bから退避させる方向に回動させているので、景品玉通路86a,86bを流下する景品玉は、下流側の玉払出装置97に供給される。一方、玉払出装置97が逆方向に装着された状態では、図6(B)に示すように、作動ピン97の下端がケース98に形成される穴99に落ち込むので、作動ピン95がスプリング96の付勢力により下方に移動するので、作動ピン95の中程と係合部94との係合状態が解除されるため、ストッパ片91のストッパ部91aが穴92から景品玉通路86a,86bに突出するようになり、これがため、景品玉通路86a,86bを流下する景品玉は、下流側の玉払出装置97に供給されることはない。このように、玉止め装置90は、玉払出装置97に景品玉を供給したり、あるいはその供給を停止したりするものであるが、たとえば、玉払出装置97が故障したときに、玉払出装置97を取り外すことにより自動的に景品玉の流下を停止し、従来のように、すべての景品玉の玉抜き操作を終了してからでないと玉払出装置97を取り外すことができないものに比較して、極めて簡単かつ迅速に玉払出装置97を取り外すことができる。また、図示の玉払出装置97は、直方体状のケース98に収納されているため、その上下方向に正常な方向がわかりずらく、上下逆方向に取付ける場合があるが、このような場合にも、前述したように誤って逆方向に装着した場合には、景品玉の流下を停止するようになっている。
【0037】中間ベースユニット62の下方に装着される玉払出装置97は、直方体状のケース98の内部に収納されて構成されるが、ケース98の左右4箇所の係合突部180(図10参照)を中間ベースユニット62に形成される位置決め突片100に当接させ、その状態で中間ベースユニット62の下部に形成される弾性係合片101によってケース98の下端を係合することにより装着される。また、ケース98内に構成される玉払出装置97の具体的な構成は、次に詳細に説明するが、ステッピングモータ189によってスクリュー188を回転せしめて、玉を1個ずつ計数しながら払出す形式のものである。そして、この玉払出装置97によって払出される玉は、入賞に基づく景品玉だけではなく、貸し出すべき遊技玉も玉払出装置97によって払出されるようになっている。
【0038】そこで、玉払出装置97の構成について図10ないし図11を参照して説明すると、玉払出装置97のケース98は、図10に示すように、左右2つに分割形成され、それぞれの分割ケース98a,98bに玉供給路181a,181bが形成されている。玉供給路181a,181bは、その内部で湾曲面182a,182bとなって後方に向かって湾曲しており、その湾曲面182a,182bの終端の下方に玉送り水平路184a,184bが形成され、さらに玉送り水平路184a,184bの終端に玉排出路183a,183bが形成されている。これらの玉供給路181a,181b、玉送り水平路184a,184b、および玉排出路183a,183bは、分割ケース98a,98bを前後に区画する区画壁195a,195bの前方に形成されている。また、分割ケース98a,98bの前方には、玉圧緩衝部材185が挾持されるようになっている。この玉圧緩衝部材185は、前記通路体84の景品玉通路86a,86bから供給される景品玉を、図11(B)に示すように、左右側方に振り分けて玉供給路181a,181bに誘導するとともに、その下方部に発光素子186(LED)と受光素子187とが設けられている。発光素子186と受光素子187とは、所定の間隔をあけて設けられ、この間隔内に次に説明する回転体の一例のスクリュー188の先端が挿入されるようになっている。なお、玉圧緩衝部材185は、分割ケース98a,98bを張り合わせたときに、完全に内部に収納固定されるようになっている。
【0039】また、前記玉送り水平路184a,184bの間には、ステッピングモータ189によって回転せしめられるスクリュー188が配置されている。すなわち、区画壁195a,195bの後方に形成される固定溝191a,191bにステッピングモータ189を固定するモータ固定板190を嵌合固定し、ステッピングモータ189のモータ軸を区画壁195a,195bの前方に突出させて、その突出前方にスクリュー188が固定されるものである。スクリュー188の外周には、ステッピングモータ189の回転により玉送り水平路184a,184bに載置された景品玉を前方に移動せしめるような螺旋突起188aが突設されるとともに、スクリュー188の先端には、前記発光素子186を被覆する凹部が形成され、その凹部に2つの切欠部192が形成されている。この切欠部192は、180度の対称位置に形成されているので、スクリュー188が1回転する間に、発光素子186からの光が切欠部192を介して2回受光素子187によって検出されるようになっている。なお、前記発光素子186、受光素子187、およびステッピングモータ189からの配線193は、まとめられてケース98の後部下方に形成された引出穴から外部に引出されてコネクタ194に結線される。
【0040】上記のように構成される玉払出装置97においては、玉供給路181a,181bから供給される景品玉が玉送り水平路184a,184bの後端部に供給された位置で停止された状態において、ステッピングモータ189の回転を開始すると、スクリュー188の螺旋突起188aにより景品玉が玉送り水平路184a,184b上を前方に向かって移動し、遂には、玉送り水平路184a,184bの終端から玉排出路183a,183bに向けて落下する。このとき、左右の玉送り水平路184aと184bからの景品玉の落下は、交互に行なわれるが、この交互の落下は、スクリュー188が半回転する毎に一方から1個の景品玉が落下するので、結局1個の景品玉が落下する毎に発光素子186からの光が受光素子187によって検出されることになる。このため、受光素子187によって検出された信号数が予め定められた景品玉数(1個の入賞に対応する)に到達したときにステッピングモータ189の駆動を停止するように制御することにより、正確に入賞に対応する景品玉を払出すことができる。なお、回転体としては、スクリュー188の他に、回転することにより玉を下方に流下させるスプロケット等でもよい。
【0041】次に、下部ベースユニット63の構成について説明する。図4において、下部ベースユニット63の前面側(遊技盤5に当接する側)には、そのほぼ中程に入賞玉集合樋103が傾斜状に設けられている。この入賞玉集合樋103は、遊技盤30の可変入賞球装置35等に入賞した入賞玉を受け止めて後述する入賞玉処理装置115に誘導するものであり、その下流側が入賞玉を1個ずつ流下させる入賞玉誘導通路105となっている。なお、入賞玉集合樋103の傾斜に沿ってゴミ排出穴104が形成されている。また、入賞玉集合樋103の下方には、遊技盤32に設けられるアウト口40からのアウト玉を導くアウト玉誘導通路106も形成されている。アウト玉誘導通路106の末端は、後述する玉抜き下部通路107に合流するようになっている。
【0042】一方、下部ベースユニット63の後面側には、その1側上部に景品玉払出通路108が形成され、その景品玉払出通路108の下端に上皿連通口110が形成されている。この上皿連通口110は、パチンコ遊技機1の前面に設けられる打球供給皿6に景品玉を導くものである。また、景品玉払出通路108の側方には、前記玉抜き中間通路83と連通する玉抜き下部通路107が形成される。この玉抜き下部通路107は、下部ベースユニット63の1側から中央にかけて形成されるとともに、その途中において、前記景品玉払出通路108と後述する入賞玉出口121と連通し、最終的に前記アウト玉誘導通路106と合流するようになっている。
【0043】前述した景品玉払出通路108と玉抜き下部通路107との間には、切換レバー109が配置されている。切換レバー109は、その下端部を支軸で軸支されることにより回動自在となっており、図4の実線で示すように、右側に傾動されているときには、玉払出装置97から排出された景品玉を上皿連通口110に導き、図4の一点鎖線で示すように、左側に傾動されているときには、玉払出装置97から排出された景品玉を玉抜き下部通路107に導いてパチンコ遊技機1の外部に排出するようになっている。なお、切換レバー109の切換操作は、切換レバー109の上部に突設される操作ピン(図示せず)を手動操作することにより行なうことができる。また、切換レバー109は、左右いずれに傾動されたときにもその状態を保持するように付勢されるバネ製の部材を設けることが望ましい。なお、切換レバー109をソレノイド等の電気的駆動源により切換操作できるようにしてもよい。
【0044】前記上皿連通口110の他の側方には、連絡通路111が接続され、その連絡通路111の末端に余剰玉通路112が接続されている。しかして、入賞に基づく景品玉が多数払出されて打球供給皿6が景品玉で満杯となり、ついには上皿連通口110に到達してさらに景品玉が払出し続けられたときには、景品玉は連絡通路111を介して余剰玉通路112に導かれ、その後、図示しない接続樋を介して前記余剰玉受皿20に排出される。そして、さらに景品玉が払出し続けられたときには、余剰玉受皿20も満杯になるが、余剰玉通路112の1側側壁に設けられた満タン検知板113部分に到達すると、満タン検知板113が景品玉に押圧されて上端の支軸を中心にして外側に向かって揺動し、これによって満タン検出器114がONされて、玉払出装置97のステッピングモータの駆動を停止して景品玉の払出動作を不能動化するとともに、必要に応じて打球発射装置の駆動も停止される。
【0045】前記した景品玉払出通路108、玉抜き下部通路107、連絡通路111、および余剰玉通路112の後面は、図8に示すような、ビスによって止着される通路カバー体132によって覆われるが、次に説明する入賞玉処理装置115部分に対応する位置には、取付開口113が形成され、その取付開口113を支軸135を中心にして開閉する開閉蓋134で開閉自在に覆われる。この開閉蓋134は、凹状に形成され、その凹状部に前記カードユニット50とパチンコ遊技機1側の部品とを電気的に接続するインタフェース基板138が収納されるようになっている。さらに、下部ベースユニット63の下部1側には、入賞玉処理装置115および前記玉払出装置97の動作を制御する景品玉払出制御基板152を収納する基板ボックス149を収納する収納部148が形成されている。
【0046】そこでまず、入賞玉処理装置115の構成について、図7を参照して説明する。図7に示すように、入賞玉処理装置115は、取付ベース116に集約して形成され、このため、取付ベース116の周囲に形成される取付部118を下部ベースユニット63に突接される取付ボスに嵌入してビスで螺着することにより、簡単に下部ベースユニット63に装着することができる。なお、取付ベース116の周囲は、補強リブ117が形成され、全体の剛性を強化している。また、取付ベース116を下部ベースユニット63に装着したときには、下部ベースユニット63に形成された入賞玉入口119と取付ベース116に形成される入賞玉流下路120の始端部とが合致するようになっており、これにより入賞玉が入賞玉処理装置115に導かれるようになっている。また、入賞玉処理装置115で処理された後の入賞玉は、下部ベースユニット63の玉抜き下部通路107に連通する位置に形成された入賞玉出口121に排出されるようになっている。
【0047】ところで、取付ベース116の下部側方から中央にかけて直角状の入賞玉流下路120が形成され、その入賞玉流下路120の屈曲部よりやや下方に入賞玉検出器122が係止爪123により固定されている。この入賞玉検出器122は、近接型のスイッチであり、その前方部に入賞玉が通過する通過穴が形成されている。また、この入賞玉検出器122の通過穴を挟むように第1玉係止部材124と第2玉係止部材130とがそれぞれ支軸125、131を中心にして揺動自在に軸支されている。第1玉係止部材124の後端は、リンク杆126を介してソレノイド127のプランジャ128に連結されている。ソレノイド127は、取付ベース116に突設される係止爪によって着脱自在に装着されるとともに、そのプランジャ128にスプリング129が周設され、常にプランジャ128を下方に向けて付勢している。一方、第1玉係止部材124の先端側には、その上部に玉止部124aが形成され、その下部に第2玉止部130と係合する係合片124bが形成され、第2玉止部130には、その前方上部に玉止部130aが形成され、その中程に前記係合片124bと係合する係合凹部130bが形成されている。
【0048】上記した入賞玉処理装置115の作用について参照して説明すると、まず、ソレノイド127がOFFである通常の状態においては、図7(A)に示すように、第1玉係止部124の玉止部124aは、入賞玉流下路120内に突出していないか、第2玉止部材130の玉止部130aは、入賞玉検出器122の下方の入賞玉流下路120に突出した状態となっている。そのような状態で入賞玉が発生して入賞玉が流下路120に流下してきたときには、先頭の入賞玉P1が入賞玉検出器122の通過穴に入った状態で玉止部130aによって停留される。このため、入賞玉検出器122から検出信号が払出制御回路基板152の制御回路に送られ、これにより玉払出装置97が駆動制御されて所定個数の景品玉の払出が行なわれる。なお、先頭の入賞玉P1が玉止部130aで停留している状態において、後続の入賞玉を含めたすべての入賞玉の玉圧が第2玉止部材130の玉止部130aにかかるか、その荷重は、玉止部130aのほぼ真下に位置する支軸131で受止められるため、係合凹部130bと係合片124bとの係合による第1玉止部材124への負荷が減少することとなり、これによってプランジャ128がスプリング129の付勢力に抗して上昇することがない。すなわち、多数の入賞玉の荷重によって第1および第2玉止部材124、130が盲動することがなく、確実に入賞玉を1個ずつ処理するものである。
【0049】そして、所定個数の景品玉の払出しが終了したときには、払出制御回路基板152からソレノイド127に駆動信号が送られてソレノイド127を所定時間ONする。ソレノイド127がONすると、図7(B)に示すように、玉止部124aが入賞玉流下路120内に進入して次の入賞玉P2の入賞玉検出器122の通過穴への進入を阻止するとともに、玉止部130aが入賞玉流下路120から退避するので、先頭の入賞玉P1が開放されて下方に向かって流下する。そして、一定時間が経過してソレノイド127がOFFになると、再度図7(A)に示す状態に戻って次の入賞玉による景品玉の払出動作が行なわれる。なお、本実施例においては、入賞玉検出器122が入賞玉を検出してから玉払出装置97を駆動するまでの時間をWAIT時間(待ち時間とも言う)と言い、そのWAIT時間は、変動制御されるようになっている。
【0050】このように、本実施例における入賞玉処理装置115は、発生した入賞玉を一端停留し、所定の景品玉が払出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するようにしたので、停電時等においては、発生した入賞玉が証拠玉として残留するので、遊技者との間でトラブルが生じることがない。なお、バックアップ機能がある場合には、このような入賞玉処理装置115を使用することなく、発生した入賞玉をすべて記憶して、記憶が終わった入賞玉を弾球遊技機1の外部に排出するようにしてもよい。
【0051】次に、図8を参照して通路カバー体132の構成について説明する。通路カバー体132は、前述したように、景品玉払出通路108、玉抜き下部通路107、連絡通路111、および余剰玉通路112の後面を覆うものであるが、前記入賞玉処理装置115部分に対応する位置には、取付開口133が形成され、その取付開口133が支軸135を中心にして開閉する開閉蓋134によって開閉自在に覆われる。また、開閉蓋134の開放側には、係止部134aが形成され、その係止部134aに通路カバー体132が突設される係止爪136を係合することにより係止される。また、開閉蓋134には、基板収納凹部137が形成され、その基板収納凹部137にインタフェース基板138が収納支持される。具体的には、インタフェース基板138の上端が基板収納凹部137内に形成される係止部139に係止され、基板収納凹部137内の下部1側に突設される取付ボス140にビス141でインタフェース基板138の下部を螺着して固定される。そして、インタフェース基板138が基板収納凹部137に収納支持された状態で蓋カバー142によって保護される。蓋カバー142には、インタフェース基板138のコネクタ端子と接続するための接続用開口143(図示の位置以外にも下部に接続用開口が設けられている)が形成されているとともに、スピーカ19のコネクタと接続する端子が臨む開口142aが形成されている。また、蓋カバー142は、その1側に形成される係合突片144を開閉蓋134に形成される係合溝145に係合させ、その他側に形成される係止爪146を開閉蓋134に形成される係止部147に係合させることにより、開閉蓋134に対し着脱自在に取付けられるようになっている。142aは、スピーカ19のコネクタと接続される端子が臨む開口である。
【0052】次に、下部ベースユニット63の1側下部に形成される払出制御回路基板収納部148に取付けられる基板ボックス149の構成について説明する。まず、基板ボックス149は、支持カバー150と蓋カバー151とから構成され、その内部に払出制御回路基板152が収納されている。払出制御回路基板152には、玉払出装置97や入賞玉処理装置115、あるいはカードユニット50からの配線を接続するためのコネクタ端子153、たとえば玉欠乏検出器67の作動時に打球の発射動作を停止させるか否かを選択するセレクトスイッチ154、故障の種類を数値で表示する表示器155、制御動作のプログラム暴走時等にリセットするリセットスイッチ156が設けられ、それらが外部に臨むように蓋カバー151が左右両側で段差状に形成されるとともに開口部となっている。そして、その蓋カバー151の段差状部が係止部157となっている。このように形成された基板ボックス149は、その下辺部を払出制御回路基板収納部148から突設される当接片159に当接させ、その上辺部の前記係止部157を払出制御回路基板収納部148から突設される係止爪158に係合することにより、下部ベースユニット63に装着される。
【0053】また、上記のように装着された基板ボックス149は、蓋カバー体160によって覆われる。すなわち、蓋カバー体160の上部に突設される係止爪161を下部ベースユニット63に形成される係止部162に係合させ、また、下部ベースユニット63に突設される係止爪164を蓋カバー体160の下部に形成される係止部163に係合させることにより、蓋カバー体160を下部ベースユニット63に装着し、さらに簡単にはずれないように、蓋カバー体160の1側側方に形成された止め穴165を下部ベースユニット63に突設される止め部166に対応させてビス167で螺着する。なお、蓋カバー体160には、接続される配線を引出すための配線引出開口168が形成されている。
【0054】前記基板ボックス149に収納される払出制御回路基板152には、前記入賞玉検出器122からの入賞玉信号を受けて玉払出装置97のステッピングモータ189に駆動開始信号を導出し、玉払出装置97内に設けられる計数検出手段からの信号を計数してその計数値が予め定められた払出景品玉数となったときにステッピングモータ189に駆動停止信号を導出して景品玉の払出動作を停止させるとともに、入賞玉処理装置115のソレノイド127に駆動信号を与える。また、前記玉検出センサ87a,87bや満タン検出器114からの信号があったときには、その入賞に対する払出動作が終了した時点または直ちにステッピングモータ189に停止信号を導出するようになっている。また、本実施例のように払出景品玉数が2種類ある場合には、払出景品玉数の少ない方の入賞玉数を記憶しておき、その記憶値の分に相当する払出動作を優先的に実行するようにすればよい。このようにすれば、仮に停電等で記憶値が消去されても、遊技者に相対的に多い払出景品玉数で払出すことができるからである。このことを考慮しなければ、いずれを記憶するように設計してもよい。また、同様にカードユニット50からの遊技玉の玉貸要求信号があったときにも上記と同様の動作により所定個数(25個/100円)の遊技玉を玉払出装置97によって払出す。
【0055】機構板60には、前述した遊技制御基板199を収納した遊技制御基板ボックス198が設けられる。図4に示すように、下部ベースユニット63の上部裏面に形成されるリブ部の適宜箇所に形成されるベース取付部169にボックス用取付ベース170を止着し、そのボックス用取付ベース170に前記遊技制御基板ボックス198を着脱自在に取付ける。なお、遊技制御基板199用の遊技制御基板ボックス198を遊技盤30の裏面に直接取付けてもよく、その場合には、機構板60のコ字型空間から外部に飛び出させるようにすればよい。また、上記のように構成される機構板60をパチンコ遊技機1の背面に設ける際には、1側を開閉自在に軸支し、他側を機構板60の上下に設けられる機構板止着部材171で係止することにより行なう。
【0056】図12は、払出制御回路基板152とカードユニット50に設けられているカードユニット制御基板210aと遊技制御基板199とに設けられている制御回路を示すブロック図である。
【0057】カードユニット制御基板210aには、RAM,ROM,CPU,I/Oポート等を含むカードユニット制御用マイクロコンピュータ210と、スイッチからの検出信号をカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に入力するためのスイッチ回路211と、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210からの表示制御信号を各種表示器に出力するための表示回路212と、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制御回路基板152の払出制御用マイクロコンピュータ220との間で信号のやり取りを行なうためのフォトカプラで構成される信号回路214と、電源回路215とが設けられている。このように両マイクロコンピュータ210,220間での信号のやり取りをフォトカプラを介して一旦光信号に変換して行なっているために、両マイクロコンピュータ210,220間が電気的に遮断された状態となり、一方の故障等に起因した異常高電圧等が他方のマイクロコンピュータにまで伝送されないために、一方の故障が他方にまで悪影響を及ぼすことを防止できる。さらに、このカードユニット制御基板210aには、前記スイッチ回路211に接続された端数表示スイッチ52と玉貸額設定スイッチ213とが設けられ、さらに、前記表示回路212に接続された、ユニット使用可表示器51とカード挿入表示器54と連結方向表示器53とが設けられている。また、図2の57は、インターフェイス基板138のコネクタ138aと接続されるコネクタである。
【0058】さらに、前記スイッチ回路211には、玉貸スイッチ15と返却スイッチ17とが接続されており、前記表示回路212には、カード残額表示器16が接続されている。
【0059】払出制御回路基板152には、フォトカプラで構成される信号回路216が設けられており、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制御用マイクロコンピュータ220との間で、前記信号回路214,216を介して、ユニット接続信号(VL),ユニット動作信号(B RDY),玉貸要求信号(BRQ),玉貸完了信号(EXS),P機動作信号(P RDY)の各信号が送受信される。すなわち、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制御用マイクロコンピュータ220とが接続されている場合には、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220に対しユニット接続信号(VL)が伝送される。このユニット接続信号(VL)の入力があることを条件として、パチンコ遊技機が打球発射可能な状態となるとともに、入賞玉に基づいた景品玉の払出制御が可能な状態となる。
【0060】パチンコ遊技機の電源が投入された段階で払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作信号(P RDY)が出力される。次に、カードユニット50側においてカードが受付けられて玉貸スイッチ15が操作されてその検出信号が入力された段階で、ユニット動作信号(B RDY)が払出制御用マイクロコンピュータ220に出力される。この時点から所定の遅延時間だけ経過した時点で、玉貸要求信号(BRQ)がカードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220に出力される。この所定の遅延時間を設けた理由は、ユニット動作信号(B RDY)が入力されたことをパチンコ遊技機側で判定するのに十分な時間を設けて、ノイズによる誤動作を防止するためである。
【0061】前記遅延時間が経過した時点から、さらに所定時間が経過した時点で、玉貸準備信号が払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に出力される。この時点から所定時間が経過した段階で、前記玉貸要求信号(BRQ)がOFFになりこれをもって玉貸指令信号がカードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220に出力されたものとされる。この時点から所定時間が経過した段階で、払出制御用マイクロコンピュータ220が前記玉貸指令信号に従って行なった玉貸制御動作が完了したことに基づいて玉貸完了信号(EXS)が払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に出力される。
【0062】遊技制御基板199には、ワンチップ化された遊技制御用マイクロコンピュータ202が設けられている。この遊技制御用マイクロコンピュータ202には、CPU203,RAM205,I/Oポート206,セキュリティ回路204等が設けられている。そして、ワンチップ化された遊技制御用マイクロコンピュータ202の外部にROM207と、アドレスデコード回路208とが設けられている。アドレスデコード回路208は、遊技制御用マイクロコンピュータ202からのアドレスデータをデコードし、遊技制御用マイクロコンピュータ202内のRAM205,I/Oポート206、あるいは前記ROM207にそれぞれチップセレクト信号を与える。
【0063】セキュリティ回路204は、前記ROM207に記憶されているプログラムの不正改造を監視する機能を有するものである。セキュリティ回路204には、ROM207の記憶プログラムに対応するセキュリティデータが記憶されており、電源投入時において、ROM207に記憶されているプログラムを読出してそのプログラムと前記記憶されているセキュリティデータとを比較して両者が整合性を有するか否か判別し、整合性がとれている場合にのみCPU203を正常に動作可能な状態にする。また、パチンコ遊技機の稼動中においては、ROM207に記憶されているプログラムデータに従ってCPU203が動作するのであるが、このROM207に記憶されているプログラムデータのアドレスが正常なアドレス範囲内を超えたものとなっているか否かをセキュリティ回路204が判別し、正常なアドレス範囲を超えているとセキュリティ回路204が判別した場合には、CPU203が正常に制御動作できない状態にする。
【0064】前記ROM207には、打玉がどの入賞領域に入賞したかに応じて払出すべき景品玉の数である賞球個数データが記憶されている。そして、入賞玉が検出されて入賞信号が払出制御用マイクロコンピュータ220から信号回路217,209(ともにフォトカプラで構成されている)を介して遊技制御用マイクロコンピュータ202に入力されてくれば、遊技制御用マイクロコンピュータ202は、打玉が入賞した入賞領域に対応する賞球個数データをROM207から読出して、信号回路209,217を介して払出制御用マイクロコンピュータ220に返信する。本実施例では、賞球個数信号は、図示するように4本の信号線からなる4ビットデータ(D0〜D3)の形で払出制御用マイクロコンピュータ220に伝送される。
【0065】払出制御回路基板152には、さらにスイッチ回路218が設けられており、入賞玉検出器122からの検出信号,上皿玉検出器9からの検出信号,玉切れスイッチ87a,87bからの検出信号,満タンスイッチ114からの検出信号,自動玉貸スイッチ118からの検出信号,玉払出検出器187からの検出信号が、それぞれスイッチ回路218を介して払出制御用マイクロコンピュータ220に入力される。払出制御回路基板152には、打止モードスイッチ154(図4参照)が設けられている。この打止モードスイッチ154がスイッチ回路218に接続されており、打止モードスイッチ154による前述した打止モード入力操作が行なわれれば、その打止モードデータがスイッチ回路218を介して払出制御用マイクロコンピュータ220に入力される。払出制御回路基板152には、さらにリセットスイッチ156(図4参照)が設けられており、このリセットスイッチ156がリセット回路221を介して払出制御用マイクロコンピュータ220のリセット端子に接続されている。そして、遊技場の係員がリセットスイッチ156を操作してリセット操作を行なえば、そのリセット操作信号がリセット回路221を介して払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されて電源投入時の状態になる。
【0066】払出制御回路基板152には、さらに電源回路219が設けられており、外部電源AC24Vからの電力がこの電源回路219に供給され、所定の直流電流に変換された状態で各種制御回路や電子機器にこの直流電流が供給される。また、AC24Vの電力が払出制御回路基板152を介してカードユニット制御基板210aに設けられている電源回路215にも供給され、この電源回路215からカードユニット50に設けられている各種制御回路や電子機器に電力が供給される。
【0067】図13は、払出制御用マイクロコンピュータ220によって制御される各種制御機器を含む制御回路を示すブロック図である。払出制御回路基板152には、前述した回路以外に、LED回路222,モータ回路223,リレー回路224,ソレノイド回路225,情報出力回路226,ブザー・LED回路227,ランプ回路228が設けられている。払出制御回路基板152には、さらにエラー表示器155が設けられており、このエラー表示器155が前記LED回路222に接続されている。そして、払出制御用マイクロコンピュータ220からのエラーコード表示制御信号がLED回路222を介してエラー表示器155に与えられる。払出制御用マイクロコンピュータ220から、モータ制御信号がモータ回路223を介して払出モータ189に与えられるとともに、リレー回路224を介して発射モータ197に与えられる。さらに、ソレノイド回路225を介してソレノイド励磁用制御信号が入賞玉排出ソレノイド127に与えられる。払出制御用マイクロコンピュータ220は、情報出力回路226を介して、補給情報,玉貸情報,玉貸条件成立情報を出力する。補給情報とは、景品玉を所定個数(たとえば10個)払出す毎にその旨を表わす出力パルスのことであり、補給情報出力端子79d(図2参照)を介してホール用管理コンピュータに出力される。玉貸情報とは、玉貸動作が行なわれたことを表わす情報であり、玉貸情報出力端子79c(図2参照)を介してホール用管理コンピュータに出力される。玉貸条件成立情報とは、打球供給皿6に貸玉を払出すための玉貸条件が成立したことを表わす情報であり、カードユニット50に出力される。
【0068】払出制御用マイクロコンピュータ220は、さらに、ブザー・LED回路227を介して、ブザー制御信号をブザー10に与え、自動玉貸表示信号を自動玉貸表示器11に与える。また、ランプ回路228を介して、賞球ランプ点灯用制御信号を賞球ランプ43に与え、玉切れランプ点灯用制御信号を玉切れランプ44に与える。
【0069】図14は、ターミナル基板と払出制御回路基板とインタフェース基板と周辺機器との接続状態を示す結線図である。
【0070】ターミナル基板78には、電源コネクタ80が設けられており、外部電源に接続されたプラグ80aを電源コネクタ80に差込めば、外部電源からの電力がターミナル基板78に入力される。そして、電源スイッチ81をONに操作すれば、ターミナル基板78から、各制御基板や周辺機器に電力が供給される。ターミナル基板78には、玉切れ情報出力端子79a,発射制御信号入力端子79b,玉貸情報出力端子79c,補給情報出力端子79dが設けられている。そして、タンクレールに設けられた玉欠乏検出器67(図2参照)が玉切れ状態を検出すれば、玉切れ情報出力端子79aから玉切れ状態になったことを表わす信号が外部(たとえばホール用管理コンピュータ)に出力される。
【0071】パチンコ遊技機1が打止となり外部(たとえばホール用管理コンピュータ)から発射制御信号入力端子79bに信号が入力されれば、電磁ソレノイド80bが作動してコネクタ153aから払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152に供給される電力が遮断され、払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152のコネクタ153cを介して発射装置モータ197への電力の供給が停止され、打玉が遊技領域に発射できない状態となる。払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152のコネクタ153eを介して払出モータ(賞球モータ)198に制御信号が与えられて所定個数の貸玉が払出されれば、玉貸が行なわれた旨の情報がコネクタ153a,玉貸情報出力端子79cを介して外部(たとえばホール用管理コンピュータ)に出力される。払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152の制御に従って払出モータ(賞球モータ)189が動作して所定個数(たとえば10個)の景品玉が払出されれば、パルス信号からなる補給情報がコネクタ153a,補給情報出力端子79dを介して外部(たとえばホール用管理コンピュータ)に出力される。
【0072】払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152には、コネクタ153eを介して、入賞玉排出ソレノイド127,入賞玉検出器122,玉払出検出器(賞球センサ)187,玉切れスイッチ87a,87bがさらに接続されている。そして、払出モータ(賞球モータ)189の回転に伴って玉払出検出器(賞球センサ)187が切欠部192を検出すれば、その検出信号が払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152に入力される。また、入賞玉検出器122による検出信号,玉切れスイッチ87a,87bの検出信号がコネクタ153eを介して払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152に入力される。払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152は、コネクタ153eを介して入賞玉排出ソレノイド127を励磁制御し、入賞玉を下方に通過させて落下させる制御を行なう。
【0073】払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152は、前記玉払出検出器(賞球センサ)187からの検出信号に基づいて、コネクタ153b,199bを介して遊技制御基板199に入賞信号を出力し、遊技制御基板199は、その入賞信号に基づいて前述した賞球個数信号をコネクタ199b,153bを介して払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152に返信する。また、払出制御回路基板(賞球玉貸制御基板)152には、前述したセレクトスイッチ154,エラー表示器155,リセットスイッチ156が設けられている。さらにこの払出制御回路基板152は、コネクタ153d,138bを介してインタフェース基板138に接続されており、このインタフェース基板138がコネクタ138a,電気配線58,コネクタ57を介してカードユニット50に接続されている。そして、払出制御回路基板152とカードユニット50とが図12に基づいて説明した各種信号のやり取りを行なう。また、満タンスイッチ114がコネクタ153fを介して払出制御回路基板152に接続されており、満タンスイッチ114の検出信号が入力される。
【0074】前記インタフェース基板138は、コネクタ138cを介して打球供給皿6のコネクタ6aに接続されており、カードユニット50と打球供給皿6との間でインタフェース基板138を介して信号の送受信が行なわれる。そして、この打球供給皿6には、前述した返却スイッチ17,玉検出器9,度数表示LED16,玉貸スイッチ15,モード切換スイッチ18,自動玉貸表示器11,玉貸可表示器12が設けられている。
【0075】遊技制御基板199は、コネクタ199cを介してターミナル基板78に接続されており、ターミナル基板78からの電力が入力される。またコネクタ199aを介してスピーカ19が接続されており、遊技制御基板199から音発生制御信号がスピーカ19に与えられる。図中10はブザーであり、コネクタ138bを介してインタフェース基板138に接続されており、払出エラー発生時等に払出制御回路基板152からの制御信号がインタフェース138を介してこのブザー10に与えられ、ブザー10から音が発せられる。
【0076】図15は、電源投入時における入賞信号と賞球個数信号とのやり取りを示すタイミングチャートである。
【0077】図15の(A)において、電源が投入されて電源回路219がONに切換わった瞬間、入賞玉が存在する場合には、入賞玉検出器122(図7参照)がONになる。一方、電源の投入に応じて、払出制御用マイクロコンピュータ220からなる払出制御手段が、RAMデータをクリアして初期化動作を行なう。その初期化時間がt1である。そして、初期化動作が終了した段階で、(A)に示すように、初期化動作終了後さらに待ち時間t3を経過させ、その後入賞玉検出器122のON,OFF状態の検出を開始する。そして、この段階で入賞玉検出器122がONになっていると払出制御手段(220)が判定すれば、入賞信号を遊技制御手段(202)に出力する処理が行なわれる。
【0078】遊技制御手段(202)では、電源の投入に応じて、RAM205のデータをクリアして初期化する動作を行なうとともに、前述したように、ROM207に記憶されている制御用プログラムデータとセキュリティデータとの整合性がとれているか否かという制御内容適否判定処理を行なうのである。その初期化動作と制御内容適宜判定動作とを行なうのに要する時間が(A)に示すようにt2となっている。そして、図14(A)では、t2<(t1+t3)となっている。ゆえに、払出制御手段(220)から入賞信号が遊技制御手段(202)に入力されてくる段階では、既に遊技制御手段(202)において初期化動作と制御内容適否判定動作とが終了して入賞信号の入力に伴なう賞球個数信号出力制御動作を行なうことが可能な状態となっている。ゆえに、遊技制御手段(202)では、前記入賞信号の入力に応答してすぐにその入賞信号に対応する賞球個数信号を払出制御手段(220)に出力する。払出制御手段(220)では、その出力されてきた賞球個数信号に相当する個数の景品玉を払出すとともに前記入賞玉検出器122により検出されている入賞玉を排出する制御を行なう。そして、入賞玉が排出されることにより入賞玉検出器122がOFF状態になる。
【0079】次に、図15(B)において、まず電源(219)がONになり、既に入賞玉が存在する場合には入賞玉検出器122がONとなる。一方、電源(129)のONに伴なって払出制御手段(220)が前述した初期化動作を行ない、t1経過後にその初期化動作が完了する。この図14(B)の場合には、その初期化動作が完了した後すぐに払出制御手段(220)は、入賞玉検出器122のON,OFF状態の検出を開始する。そして、入賞玉検出器122がONになっていることが検出されれば、すぐに払出制御手段(220)は入賞信号を遊技制御手段(202)に出力する。
【0080】一方、遊技制御手段(202)は、前述したように、電源(219)がONになることに伴なって初期化動作と制御内容適否判定動作を行ない、それらの動作が完了するまでにt2の時間が必要となる。ところが、この(B)に示すように、払出制御手段(220)から遊技制御手段(202)に入賞信号が出力された時点では、未だt2の時間が経過していない段階であるために、遊技制御手段(202)では、前記入賞信号の入力に基づいた賞球個数信号制御動作を行なえる状態には達していない段階である。そこで、可変入賞球装置(220)では、電源投入時の場合に限り、前記入賞信号を遊技制御手段(202)に継続して出力し続け、遊技制御手段(202)が前記t2の時間を経過した後その入賞信号を入力し、その入力された信号に基づいて賞球個数信号を出力してくるまで払出制御手段(220)が待機する。そして、払出制御手段(220)は、賞球個数信号の入力があれば、その入力信号に相当する個数の景品玉を払出すとともに入賞玉を排出する制御動作を行なう。
【0081】一方、(B)に示すように、電源投入時以外の通常状態の場合に入賞玉検出器122が入賞玉を検出すれば、その入賞玉が安定して検出状態が安定するのを待って払出制御手段(220)は、入賞判定を行ない、入賞信号を遊技制御手段(202)に出力する。遊技制御手段(202)では、既に初期化動作と制御内容適否判定動作とが終了しているために、その入賞信号の入力に応答してすぐに賞球個数信号を払出制御手段(220)に出力する。払出制御手段(220)では、その入力されてきた賞球個数信号に応じて、景品玉の払出しと入賞玉の排出動作を行なう。
【0082】なお、図15の(B)の場合に、電源投入時において払出制御手段(220)が入賞信号を出力してから遊技制御手段(202)から賞球個数信号が入力されてくるまでの個数信号入力待ち時間t4が設定されており、この個数信号入力待ち時間t4が経過したにもかかわらず、遊技制御手段(202)から払出制御手段(220)に賞球個数信号が入力されて来なかった場合(たとえば遊技制御手段において、制御内容が不適である旨の判定が下された場合)には、払出制御手段(220)では、異常が発生したものと判定してエラー制御を行なう。また、電源投入時以外の通常状態の場合には、払出制御手段(220)が入賞信号を出力した後すぐに遊技制御手段(202)から賞球個数信号が払出制御手段(220)に返信されて来るのであり、その通常の返信に要する所定期間を経過したにもかかわらず賞球個数信号が返信されて来ない場合には、払出制御手段(220)は、エラーが発生したものと判定してエラー制御を行なう。
【0083】図16は、入賞玉検出器122による入賞玉の検出状態とそれに応じた排出ソレノイド127の励磁制御状態とを示すタイミングチャートである。
【0084】図16(A)において、入賞領域から入賞した入賞玉が流下して第2の玉係止部材130(図7参照)により係止されてその流下が停止する際には、流下して来た入賞玉が第2玉係止部材130に衝突して複数回(たとえば3回)バウンドした後その入賞玉が安定して係止される状態となる。その入賞玉のバウントに伴なって入賞玉検出器122が(A)に示すようにON,OFF状態を複数回(たとえば3回)繰返すことになる。そして、(A)では、たとえば3回目のON状態で払出制御手段(220)が入賞玉の発生した旨の判定を行ない、その入賞判定から所定の待ち時間T1経過した後に排出ソレノイド127をONして入賞玉の排出を行なう。この排出ソレノイド127のON動作時においては、(A)に示すように、入賞玉が安定して係止された状態となり、入賞玉検出器122が継続してON状態となっている。その入賞玉の安定した係止状態となった後に排出ソレノイド127が励磁されて入賞玉の排出が行なわれるために、誤動作することなく入賞玉の排出が行なえる。すなわち、未だ入賞玉がバウンドしている状態において入賞判定に基づく排出ソレノイド127のON制御を行なえば、たとえば入賞玉が上方に向かって跳ね返っている最中に排出ソレノイド127が励磁される状態となる場合があり、そのような場合においては、排出ソレノイド127が励磁されたとしてもすぐには入賞玉が下方に落下して来ない状態となり、排出ソレノイド127が励磁されたにもかかわらずなかなか入賞玉が下方に落下して来ないためにそれをもってエラーが発生したと誤判定するおそれがある。しかし、図16(A)に示すようなタイミング制御を行なうことにより、排出ソレノイド127が励磁されると正常な場合にはすぐに入賞玉が下方に落下される状態となり、前述した誤判定を防止できる。
【0085】図16(B)は、他の例を示すタイミングチャートである。(B)に示す他の実施例の場合には入賞玉検出器122がONになってから入賞判定基準時間T2だけそのON状態が継続して初めて払出制御手段が入賞玉が発生した旨の判定を行なう。そして、このT2は、入賞玉のバウンドに伴なう入賞玉検出器122のON,OFFによる入賞玉の検出パルス幅よりも長い時間に設定されている。ゆえに、この入賞判定基準時間T2が経過した段階で依然入賞玉検出器122がONになっているということは、発生した入賞玉のバウンドが収まり安定して係止された状態となっているということになる。その安定状態になってから入賞判定が行なわれ、その入賞判定に基づいた排出ソレノイド127のON制御が行なわれる。この入賞判定基準時間T2を設けることにより、前述したエラーの誤判定を防止することができる。
【0086】図16(C)は、さらに他の例を示すタイミングチャートである。この(C)に示すタイミングチャートは、入賞玉が連続して発生している場合を示すものである。前回の入賞玉の発生に伴なうソレノイド127のONに伴なって、前回の入賞玉が排出されて入賞玉検出器122が一旦ONからOFFに切換わる。すると、後続する次の入賞玉が第2玉係止部材130のところまで流下して来るのであり、その流下した来た入賞玉が第2玉係止部材130に衝突してバウンドする。その入賞玉のバウンドに伴なって、入賞玉検出器122がON,OFFを繰返す。そして、入賞玉のバウンドに伴なう入賞玉検出器122のON,OFFが複数回繰返された時点(図面では3回目のON)で払出制御手段(220)が入賞判定を行なう。一方、前回の入賞玉を排出するために排出ソレノイド127がONされた後OFFに制御され、そのOFFに制御された時点から予め定められた入賞玉連続発生時の待ち時間T3が経過するまで、払出制御手段220は、前記入賞判定に伴なう排出ソレノイド127のON制御を行なわないように構成されている。そして、前記T3の時間が経過した時点で前記入賞判定に伴なう排出ソレノイド127のON制御が行なわれ、そのON制御に伴なって入賞玉が排出される。このように、前回の玉排出動作が終了してから次回の玉排出動作が開始するまでにT3の待ち時間を設けているために、次回の入賞玉の排出が行なわれる時点では既にその排出されんとする入賞玉のバウンドが終了して安定して係止された状態となっており、その結果、前述したエラーの誤判定を防止することができる。
【0087】図16(D)は、さらに他の例を示すタイミングチャートである。この(D)の場合も、入賞玉が連続して発生している場合を示している。まず、前回の入賞玉を排出するべく排出ソレノイド127がONに制御され、それに伴なって前回の入賞玉が排出されて入賞玉検出器122がONからOFFに切換わり、その後排出ソレノイド127がONからOFFに切換わる。そして、後続する次の入賞玉が第2玉係止部材130のところまで流下して来るのであり、その流下して来た入賞玉が第2玉係止部材130に衝突してバウンドする。そして、この(D)の他の例の場合には、払出制御手段(220)が、前回の入賞玉の排出の終了に伴なう排出ソレノイド127のOFFへの切換わり時点から、予め定められた入賞玉排出後の検出待ち時間T4を経過した段階で、入賞玉検出器122の出力状態の検出開始を行なう。そして、入賞玉検出器122の検出出力状態に伴なって入賞判定を行ない、入賞玉があったと判定された場合に再度排出ソレノイド127をONに制御して入賞玉の排出を行なう。このように、前回の入賞玉排出動作が終了してから次回の入賞玉の検出開始までに前記T4を設けたために、次回の入賞玉の入賞判定に伴なう排出動作の時点では既にその排出されんとする入賞玉のバウンドが終了して安定して係止された状態となっているために、前述したエラーの誤判定を防止することができる。
【0088】図17(A),(B)は、入賞玉の検出信号と排出ソレノイドの励磁制御とのタイミングを示すタイミングチャートであり、図17(C),(D)は、玉払出検出器の検出信号と払出モータの駆動制御とのタイミングを示すタイミングチャートである。
【0089】入賞玉検出器122が入賞玉を検出してON状態となったことに伴って、排出ソレノイド127が励磁されてONとなる。排出ソレノイド127が励磁された場合は正常であれば入賞玉が下方に通過して落下するために、入賞玉検出器122がOFFに切換わるはずであるが、玉詰まりや排出ソレノイド127の故障等のエラーが発生している場合は、(A)に示すように入賞玉検出器122がONになったままの状態となる。その場合には、排出ソレノイド127が一旦OFFに切換わった後再トライ待ち時間T5だけ待って、再度排出ソレノイド127を励磁してON状態にする。その段階で、入賞玉が正常に通過して下方に落下すれば、入賞玉検出器122が(A)に示すようにOFFに切換わり、それを払出制御用マイクロコンピュータ220が確認して排出ソレノイド127をOFF状態に切換える。
【0090】(B)の場合も、入賞玉検出器122のON状態に基づいて排出ソレノイド127がONになった後一旦OFFになり、再トライ待ち時間T5が経過した段階で再度排出ソレノイド127をONにする状態が示されており、この再トライを行なったにもかかわず入賞玉検出器122がON状態のままでOFF状態に切換わらなかった場合には、(B)に示すように、排出ソレノイド127の再トライが終了した後払出制御用マイクロコンピュータ220が入賞玉排出異常が発生したことを判定する。
【0091】(C),(D)は、景品玉あるいは貸玉を払出制御している最中に玉詰まり等のエラーが発生して玉払出検出器187の検出信号が導出されない状態となった場合に行なわれる払出モータ189の逆転制御を示している。まず(C)において、払出モータ189がOFFから正転ONに切換わり払出モータ189が正転すれば、正常に動作している限り玉払出検出器187が切欠部192(図11参照)を検出してONになるはずである。ところが、玉詰まり等によりスクリュー188(図11参照)が回転不能となった場合には、(C)に示すように、払出モータ189が正転ONに切換わってモータON時間T7経過したとしても、玉払出検出器187がOFF状態のままONには切換わらなくなり、このような場合には、払出モータ189が一旦OFF状態に切換わって休止時間T8経過した後、払出モータ189を逆転ONに制御して払出モータ189を逆転制御する。この払出モータ189の逆転制御中に玉払出検出器187が切欠部192を検出して(C)に示すようにON信号パルスが出力されたとしても、払出モータ189が逆転しているモータ逆転時間T9の時間はその検出を無効とするように制御される。この検出無効期間T9は、本実施例においては、275.40msecである。次に払出モータ189が休止時間T8だけOFF状態となり、次に再度正転ON状態に制御される。そして、正転ON状態に制御された後玉払出検出器187が切欠部192を検出してONになれば、正常に払出検出が行なわれたと払出制御用マイクロコンピュータ220が判断して、払出モータ189を正転ON状態に維持して玉の払出制御を続行する。なお、図示T6は、センサマスク時間であり、払出モータ189が正転ONに切換わった後わずかな時間だけは、玉払出検出器187の検出を行なわないように制御される。これは、払出モータ189が正転ONに切換わった直後の段階においては、スクリュー188(図11参照)が不安定な動きをする場合があり、その不安定な動きに伴って玉払出検出器187が不測に切欠部192を検出する場合があるため、そのような不測の検出に基づいた誤動作を防止するために、センサマスク時間T6が設けられている。また、玉払出検出器187による切欠部192の検出が行なわれたとの判断は、玉払出検出器187がOFFからONに立上がるその立上がり部分により判断する。
【0092】(D)は、(C)と同様に、払出モータ189を、正転ON,休止,逆転ONに繰返し制御している状態が示されている。そして、2回目の逆転制御が行なわれて休止時間T8が経過した後払出モータ189が正転ONに切換わったとしても、玉払出検出器187がONにならなかった場合には、モータON時間T7が経過して払出モータ189がOFFに切換わった後、払出制御用マイクロコンピュータ220が払出異常が発生したことを判定する。
【0093】図18ないし図70は、払出制御用マイクロコンピュータ220の制御動作を示すフローチャートである。図18(A)は、リセット割込時に実行されるものであり、電源投入時等においてRAMデータを初期化するためのものである。まずS100により、データをレジスタ等に移すためのローダプログラムが実行される。次にS10Eに進み、メモリバンク1がセットされる。メモリバンクとは、記憶装置をハードウエア的に分割して同時に働くことを可能にしたものである。次に、S112に進み、RAMデータのクリア処理が行なわれる。次にS11Cに進み、ポートの初期化および各ペリフェラル(周辺機器)の初期化処理が行なわれる。次にS121に進み、ベースレベルコントロール処理が行なわれる。このベースレベルコントロール処理は、リセット割込後の第1回目のタイマ/イベントカウンタからの割込発生待ちの実行のことであり、割込が発生するまでCPUをHALT(停止)状態にする処理である。
【0094】図18(B)は、メインプログラムのフローチャートである。このメインプログラムは、タイマ/イベント割込ごとに実行され、本実施例においては、0.765mmsec毎に1回ずつ実行される。そして、図示するようにタスク0〜タスク7の8個のタスクにプログラムが分岐されており、すべてのタスクが一通り実行されるには、0.765×8=6.120mmsecかかる。まずS126により、スタックポインタがセットされる。次にS12Eに進み、ベーシックインターバルタイマからの割込を可能にする処理が行なわれる。このS12Eの処理は、ウォッチドッグタイマのタイムアウト時に実行される。ウォッチドッグタイマとは、計算機システムの異常検出のために設定されたタイマであり、与えられた一定監視時間(タイムアウト)毎にプログラムに割込をかけるものである。正常な状態では、常にプログラムによってリセットされるために、ウォッチドッグタイマのタイムアウトが起こらないが、プログラムが無限ループに入り込む等してリセットされなくなった場合には、タイムアウトしてプログラムに割込がかけられる。本実施例でのタイムアウト時間はたとえば7.82mmsecに定められている。このS12Eから後述するS194までの実行処理中においては、タイマ/イベントカウンタの割込が行なわれない状態になる。正常に動作している限りにおいては、このS12EからS194までの処理の期間中においてタイマ/イベントカウンタの割込はかからないが、万一タイマ/イベントカウンタの割込がかかるような状態になったとしても、その割込不可の状態に制御されているために、S12EからS194までの処理の途中の中途半端な段階でタイマ/イベントカウンタの割込がかかる不都合が防止できる。
【0095】次にS13Cに進み、RAMデータが初期化済か否かの判断がなされる。このS13Cの具体的制御内容が図22(C)のRAM CHKのサブルーチンプログラムに示されている。そして、RAMデータが初期化済でない場合には前述した図18(A)に示すPINITIALの処理へ移行する。一方、RAMデータが初期化済の場合にはS144に進み、ポートデータを出力する処理が行なわれ、S147に進み、賞球モータ制御が行なわれた後に、タスクカウンタの値に応じてタスク0〜タスク7が選択的に実行される。次にS194に進み、賞球数NGチェック処理が行われる。この賞球数NGチェック処理の具体的内容は、図23(A)に示すPBALCHKのサブルーチンプログラムに示されている。次にS197に進み、タイマ/イベントカウンタ割込可能状態に制御してHALT(停止)となる。
【0096】図19は、S18Aに示したタスク0実行のサブルーチンプログラムとS14Aに示したタスク1実行のサブルーチンプログラムとS156に示したタスク2実行のサブルーチンプログラムとを示したフローチャートである。
【0097】まず(A)のタスク0実行のサブルーチンプログラムを説明する。S19Dにより賞球数読込処理が行なわれる。次にS1A0に進み、プロセス制御が行なわれる。このプロセス制御の具体的内容は図24のPPROCLサブルーチンプログラムに示されている。次にS1A3に進み、当り玉排出ソレノイドの制御が行なわれる。次にS1A6に進み、カードリーダエラー制御が行なわれる。これは、カードユニット50にエラーが発生した場合の制御である。次にS1A9に進み、賞球動作プロセスタイマを減算する処理が行なわれる。この賞球動作プロセスタイマとは、払出モータ198を制御して景品玉の払出制御を所定の時間ずつ順序正しく行なうための制御動作時間を計数するためのタイマである。次にS1ACに進み、連続賞球動作チェック処理が行なわれる。
【0098】次にタスク1実行処理のサブルーチンプログラムを図19(B)に基づいて説明する。まずS1B0により、賞球センサの計数処理が行なわれる。この賞球センサとは前述した玉払出検出器187のことであり、この玉払出検出器187からの検出信号を計数する処理がこのS1B0により行なわれる。次にS1B3に進み、カードリーダライト信号読込処理が行なわれる。この処理は、図23(B)にその具体的な制御内容が示されている。次にS1B6に進み、CR検出処理が行なわれる。この処理は、カードユニット50との接続状態の検出を行なう処理である。次に、S1B9に進み、補給情報制御が行なわれる。この補給情報制御は、図13に示した情報出力回路226からの補給情報を出力するための制御である。次にS1BCに進み、当たり玉検出スイッチチェック処理が行なわれる。これは、入賞玉検出器122の出力状態をチェックする処理である。次にS1BFに進み、打止モードスイッチチェック処理が行なわれる。これは、打止モードスイッチ154による打止モード入力状態をチェックする処理である。次にS1C2に進み、エラー表示処理が行なわれる。これにより、エラー表示器155によるエラー表示制御が行なわれる。次にS1C5に進み、P台RDY信号制御処理が行なわれる。これは、払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作信号(P RDY)を出力するための制御である。
【0099】次に、図19(C)に示したタスク2実行のサブルーチンプログラムを説明する。S1C9により、賞球数読込処理が行なわれる。次にS1CCに進み、プロセス制御処理が行なわれる。このプロセス制御処理は、図24に示したPPROCLサブルーチンプログラムのことである。次にS1CFに進み、当たり玉排出ソレノイド制御処理が行なわれる。これにより、入賞玉排出ソレノイド127の励磁制御が行なわれる。次にS1D2に進み、カードリーダエラー制御が行なわれる。これは、カードユニット50にエラーが発生した場合の制御である。次にS1D5に進み、賞球動作プロセスタイマを減算する処理が行なわれる。次にS1D8に進み、連続賞球動作チェック処理が行なわれる。
【0100】図20は、タスク3実行処理のサブルーチンプログラムとタスク4実行処理のサブルーチンプログラムとタスク5実行処理のサブルーチンプログラムとを示すフローチャートである。まず(A)のタスク3実行処理のサブルーチンプログラムを説明する。S1DCにより、賞球センサ計数処理が行なわれ、S1DFにより、カードリーダライト信号読込処理が行なわれ、S1E2により、ランプデータ制御が行なわれる。これにより、賞球ランプ43,玉切ランプ44が制御される。次にS1E5に進み、自動玉貸制御が行なわれる。この自動玉貸制御は、玉貸モードが自動モードになっている場合に、打球供給皿内の玉が少なくなったことに伴なう玉検出器9の出力に基づいて自動的に玉貸動作を行なうための制御ステップである。
【0101】次に(B)のタスク4実行処理のサブルーチンプログラムを説明する。S200により、賞球動作読込処理が行なわれ、S203によりプロセス制御(図24参照)が行なわれ、S206により当たり玉排出ソレノイドの制御が行なわれ、S209により、カードリーダエラー制御が行なわれ、S20Cにより、賞球動作プロセスタイマを減算する処理が行なわれ、S20Fにより、連続賞球動作チェック処理が行なわれる。
【0102】次に(C)に示されたタスク5実行処理のサブルーチンプログラムを説明する。S213により賞球センサ検出処理が行なわれ、S216によりカードリードライト信号読込処理が行なわれ、S219により玉貸情報制御が行なわれる。これにより、玉貸情報出力端子79cから玉貸情報の出力制御が行なわれる。次にS21Cに進み、玉切スイッチチェック処理が行なわれる。これは玉切スイッチ87a,87bの検出状態をチェックし、玉切状態であれば、玉切検出フラグをセットし、玉切状態でなければ玉切検出フラグをクリアする処理である。次にS21Fに進み、ブザーデータ制御が行なわれる。これは、ブザー10を動作させるための制御である。次にS222に進み、連続賞球動作履歴更新処理が行なわれる。これは、0.5秒経過毎に賞球動作履歴バッファアドレスを+1更新し、指定アドレス内のバッファデータをクリア(1分毎の履歴をクリア)する処理である。このとき、バッファデータが賞球ありであれば、賞球動作回数カウンタを「1」減算する。
【0103】図21は、タスク6実行処理のサブルーチンプログラムとタスク7実行処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まず(A)のタスク6実行サブルーチンプログラムを説明する。S226により、賞球数読込処理が行なわれ、S229により、プロセス制御(図24参照)が行なわれ、S22Cにより、当たり玉排出ソレノイドの制御が行なわれ、S22Fによりカードリーダエラー制御が行なわれ、S232により賞球動作プロセスタイマを減算する処理が行なわれ、S235により連続賞球動作チェック処理が行なわれる。
【0104】図21(B)のタスク7実行処理のサブルーチンプログラムにおいては、S239により賞球センサ計数処理が行なわれ、S23Cによりカードリードライト信号読込処理が行なわれ、S23FによりCR検出処理が行なわれ、S242により自動玉貸スイッチチェック処理が行なわれ、S245により上皿玉検出スイッチチェック処理が行なわれる。このS245の処理は上皿玉検出器9のON変化を検出し、ON変化があれば上皿玉検出玉無フラグをセットし、OFF状態であれば上皿玉検出玉無フラグをクリアする処理である。このS245のチェック処理の結果、たとえば自動玉貸モードの場合に自動玉貸制御が行なわれる。次にS248に進み、満タンスイッチチェック処理が行なわれる。この処理は、満タンスイッチ114の検出を行ない、ON状態であれば、満タンスイッチフラグをセットし、OFF状態であれば満タンスイッチフラグをクリアする処理である。このS248のチェック処理の結果、満タン状態であればハンドルモータ197を停止させたり、払出モータ189による次の入賞玉に基づく賞球払出動作を開始させないようにする制御が行なわれる。次にS24Bに進み、ハンドルモータ出力制御処理が行なわれる。これは、図12に示したユニット接続信号(VL)が払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されていない状態、または、満タンスイッチ114がONのとき、または、打止モードがONのときの玉切中の場合に、打球発射のハンドルモータ197(図2参照)への出力データをOFFにしてハンドルモータ197を停止させ、それ以外のときにハンドルモータ出力データをONにする制御である。
【0105】図22(A)は、S112に示されたRAM CLRサブルーチンプログラムを示すフローチャートであり、図22(B)は、S13Cのステップにおいて実行されるRAM CHKサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【0106】S24Fにより、メモリバンク0が指定される。このRAMは、メモリバンク0とメモリバンク1との2つに分割されており、まずメモリバンク0が指定されてS251により、そのメモリバンク0のアドレス10H〜9FHのデータがクリアされる。次にS25Cに進み、メモリバンク1が指定されてそのメモリバンク1のアドレス103H〜1FFHのデータがクリアされる。次にS266に進み、賞球センサカウンタのディフォルト値がセットされる。これによりディフォルトルールによって定められる賞球センサカウンタのディフォルト値(賞球センサONカウンタ,OFFカウンタの初期値)がセットされる。次にS26Bに進み、賞球動作履歴バッファアドレスの初期値のセットが行なわれる。次にS26Fに進み、ランプデータとブザーデータとを記憶しているそれぞれの先頭アドレスがセットされる。次にS27Bに進み、賞球数読込開始前タイマがセットされる。この賞球数読込開始前タイマは、図16(A)に示した待ち時間t3を計時するためのタイマであり、本実施例においてはたとえば3秒程度の時間を計時するタイマである。次にS283に進み、電源ON時通常動作開始前タイマがセットされる。本実施例ではt3の時間がセットされる。なお、これらのタイマのうちのいずれかのタイマの時間をt3より短く設定すれば、入賞信号の出力等に先立って他の箇所のエラーチェックを行なうこともできる。次にS28Bに進み、賞球モータON時間がセットされる。この賞球モータON時間は、景品玉が1個排出されるであろう時間のことであり、たとえば100msecである。次に、S293に進み、可変単位時間計数初期値をセットする処理が行なわれる。この可変単位時間計数初期値は、可変する賞球インターバル時間の電源投入時における初期値を定めるためのものである。
【0107】次にS296に進み、S293によりセットされた可変単位時間計数に対応する賞球インターバル時間をセットする処理が行なわれる。次にS29Cに進み、RAMチェック用データの初期値をセットする処理が行なわれる。
【0108】次に図22(B)に示すRAM CHKサブルーチンプログラムを説明する。S2ABにより、RAMデータ1が正しいか否かがチェックされ、正しい場合にはS2B1に進み、RAMデータ2が正しいか否かチェックされ、正しい場合にはS2B5に進み、RAMチェックステップが終了したか否かの判断がなされ、終了している場合にはS2B8に進み、CYフラグ(キャリイフラグ)をセットする処理がなされてRAMデータがOKとなる。それ以外の場合にはNGとなる。
【0109】図23(A)は、S194に示されたPBALCHKサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは、RAMデータの異常等に起因して賞球数データが異常になったか否かをチェックするためのものである。遊技制御用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロコンピュータ220に賞球個数データを送信するに際し、賞球数設定バッファと賞球数設定バックアップバッファとが設けられており、その両バッファが一致しているか否かがS2BAで判別される。そして一致していればそのままサブルーチンプログラムが終了するが、一致していなければS2D1に進み、賞球個数の少ない方のデータを賞球数として格納する処理が行なわれる。次にS2D7に進み、玉貸動作中であるか否かの判断がなされ、玉貸動作中でなければそのままサブルーチンプログラムが終了するが、玉貸動作中である場合にはS2DAに進み、賞球動作中(玉払出動作中)であるか否か判別され、賞球動作中でなければそのままサブルーチンプログラムが終了するが、賞球動作中である場合にはS2DFに進み、賞球モータ払出個数を最大値にセットする。その結果、賞球動作中賞球数異常が発生したときにはすぐに賞球の払出しが停止される。
【0110】図23(B)は、前記S1B3に示されたPBOXRDサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S2E4により、パワーON後状態であるか否か(パワーONフラグがセットされているか否か)の判断がなされ、NOの判断がなさればそのままサブルーチンプログラムが終了する。一方、電源投入してパワーON後状態の場合にはYESの判断がなされてS2E7に進み、ユニット動作信号(B RDY)信号の入力チェックが行なわれ、次にS2EAに進み、玉要求信号(BRQ)の入力チェックを行ない、次にS2EDに進み、カードリーダ制御が行なわれる。このカードリーダ制御は、前記S2E7はS2EAのチェック結果に従って、玉貸動作を行なって玉貸完了信号(EXS)をカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に出力する等の制御である。
【0111】図24は、前記S1CCに示されたPPROCLサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S300により、プロセスNOが「0」であるか否かの判断がなされ、「0」の場合にはS304に進み、プロセス通常時処理が行なわれる。このプロセス通常時処理については図25(A)に従って説明する。プロセスNOが「0」でない場合にはS307に進み、プロセスNOが「1」であるか否かの判断がなされる。そして「1」である場合にはS309に進み、賞球数設定処理が行なわれる。この賞球数設定処理は図26に基づいて後述する。プロセスNOが「2」の場合にはS30CによりYESの判断がなされてS30Eに進み、賞球ON時の処理が行なわれる。プロセスNOが「3」の場合にはS311によりYESの判断がなされS313に進み、賞球計数時処理が行なわれる。プロセスNOが「4」の場合にはS316によりYESの判断がなされS318に進み、当たり玉排出確認処理が行なわれる。プロセスNOが「5」の場合にはS31Dに進み、エラーパワーOFF待ち処理が行なわれる。S31BによりNOの判断がなされた場合には、プロセスNOのエラーの場合であり、S320に進み、プロセス通常時データセット処理がなされる。
【0112】図25は、S304に示されたPNRMサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS323によりプロセスタイマが終了したか否かの判断がなされる。このプロセスタイマは前記S283によりセットされた電源ON時通常動作開始前時間である。そして、電源投入時以外の場合にはS323によりNOの判断がなされてそのままサブルーチンプログラムが終了するが、電源投入時から電源ON時通常動作開始前時間(3秒間)が経過していない場合はS323によりYESの判断がなされてS329に進み、パワーONフラグがセットされて、以降の入賞玉の有無の判別処理や入賞信号を遊技制御手段(202)に出力する処理等が行われる。その結果、電源投入時においては、S283でセットされた電源ON時通常動作開始前時間が経過するまで待って、経過した後において入賞玉検出器122の検出出力に基づいた入賞玉の有無の判別や入賞信号の遊技制御手段(202)への出力処理が行なわれるのである。
【0113】次にS32Bに進み、プロセス通常時エラーが発生しているか否かの判断がなされる。そして、玉払出装置97が作動していないにもかかわらず景品玉が排出された場合にはS32BによりYESの判断がなされてサブルーチンプログラムが終了する。プロセス通常時エラーが発生していない場合にはS331に進み、カードリーダエラー中であるか否かの判断がなされる。カードユニット50が故障等によりエラーが発生している場合やカードユニット50とパチンコ遊技機1とが未接続の状態でユニット接続信号(VL)(図12参照)が払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されていない場合には、S331によりYESの判断がなされてサブルーチンプログラムが終了する。カードリーダエラー中でないと判断された場合はS337に進み、通常時賞球エラーが発生しているか否かの判断がなされる。そして、パチンコ玉が入賞していないにもかかわず賞球数データが「0」でない場合はS337によりYESの判断がなされてサブルーチンプログラムが終了する。通常時賞球エラーが発生していないと判断された場合にはS33Bに進み、玉切中であるか否かの判断がなされ、玉切スイッチ87a,87bの検出出力に基づいて玉切中であると判断された場合にはサブルーチンプログラムが終了するが、玉切中でないと判断された場合にはS33Fに進み、玉貸要求信号(BRQ)が入力されているか否かの判断がなされ、入力されていない場合にはS35Cに進むが、入力されている場合にはS343に進む。
【0114】S343では、玉貸個数がセットされ、S347に進み、賞球モータ起動処理が行なわれ、S34Cに進み、プロセスタイマに賞球ONタイマがセットされる。この賞球ONタイマは、パチンコ玉が1個排出されるであろう時間であり、たとえば100msecである。次にS358に進み、プロセスを賞球ON時すなわちプロセスNOを「2」にセットする処理がなされてサブルーチンプログラムが終了する。
【0115】一方、S35Cでは、ユニット動作信号(B RDY)のフラグがONになっているか否かの判断がなされ、なっていればそのままサブルーチンプログラムが終了する。これは、玉貸動作のほうを優先して制御するためである。S35CによりNOの判断がなされた場合にはS360に進み、当たり玉があるか否かの判断がなされ、ない場合にはサブルーチンプログラムが終了する。入賞玉検出器122により入賞玉の検出信号が払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されればS360によりYESの判断がなされS364に進み、賞球数バッファをクリアして遊技制御用マイクロコンピュータ202から賞球数データを受信する準備を調え、S36Aに進み、賞球インターバル時間がセットされる。この賞球インターバル時間は、賞球動作開始から次の賞球動作開始までのインターバル時間のことであり、入賞玉の発生状況により可変するものである。次にS37Aに進み、プロセスを賞球数設定時にセットすなわちプロセスNOを「1」にセットしてサブルーチンプログラムが終了する。
【0116】S37Aの処理の結果、前記S309の賞球数設定処理が行なわれることとなり、このS309の賞球数設定処理(PBALST)のサブルーチンプログラムが図26に示されている。まずS400により、プロセス通常時のエラーが発生しているか否かの判断がなされ、エラーが発生している場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。エラーが発生していない場合にはS405に進み、賞球数読込中エラーが発生しているか否かの判断がなされる。遊技制御用マイクロコンピュータ202から賞球個数信号が送信されてこなかった場合や送信されてきた賞球個数信号を払出制御用マイクロコンピュータ220が安定して読込めなかった場合にはS405によりYESの判断がなされてS458に進む。一方、一応安定して読込めた場合はS409に進み、賞球数読込後エラーが発生したか否かの判断がなされる。そして、S409により、読込んだ後の賞球数データを確認してその賞球個数が不確定の場合はYESの判断がなされS458に進む。S409によりNOの判断がなされた場合にはS40Dに進み、プロセスタイマが終了したか否かの判断がなされる。このプロセスタイマは、賞球数データの読込動作が終了するのに必要な時間を計時するためのものであり、正常に動作している限り、このプロセスタイマが終了するまでに賞球数データの読込動作が終了するはずである。このプロセスタイマが終了していない場合はS414に進み、賞球数読込動作が完了したか否かの判断がなされ、完了していない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。賞球数読込動作が完了する以前の段階で前記プロセスタイマが終了するという異常が発生した場合は、S453に進み、賞球数読込中エラーランプがセットされてエラー表示器155によりエラー表示が行なわれて、S458に進む。
【0117】プロセスタイマが終了する以前の段階で賞球数読込動作が完了した場合はS41Aに進み、その読込んだ賞球数に相当する個数だけの景品玉を払出すために賞球モータ払出個数がセットされる。次にS41Eに進み、前記S41Aによりセットされた賞球モータ払出個数が「10」未満であるか否かの判断がなされ、未満である場合はS42Dに進み、最小インターバル時間がセットされる。この最小インターバル時間は、賞球動作開始から次の賞球動作が開始されるまでのインターバル時間のことであり、S42Dにより一番短いインターバル時間がセットされるために、最高速での景品玉の払出しが行なわれる。一方、賞球モータ払出個数が「10」以上である場合はS424に進み、標準インターバル時間がセットされる。この標準インターバル時間は、賞球動作開始から次の賞球動作開始までのインターバル時間のことであり、現時点でのインターバル時間がS424によりセットされる。この標準インターバル時間は入賞玉の発生状況等により変化するものである。次にS435に進み、払出関連データおよびエラー関連カウンタをゼロクリアし、賞球モータ(払出モータ189)を起動させ、当たり玉排出タスクを起動させる処理がなされる。次S441に進み、プロセスタイマを賞球ON時にセットし、S449に進み、賞球ランプをセットして賞球ランプ43を点灯させ、S44Fに進み、プロセスを賞球ON時にセットすなわちプロセスNOを「2」にセットする処理がなされてサブルーチンプログラムが終了する。このS44Fの処理の結果制御が前記S30Eに進む。
【0118】図27は、前記S30Eで示された賞球ON時処理(PS1ON)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは、払出モータ189が正転タイミングのときに、玉払出検出器187のON回数をカウントしている賞球センサのON回数がプロセスタイマの終了未満で加算されていれば払出玉ありと判断し、賞球モータ払出個数を1加算し、プロセスタイマが終了した時点でも賞球センサON回数が加算されていなければ、出玉なしフラグをセットする。具体的にはS464により、払出モータ189が正転状態であるか否かを判断し、正転状態である場合にのみS46Bに進み、玉払出があるか否かの判断がなされる。この玉払出があるか否かの判断は、現在の賞球センサON回数から前回の賞球センサON回数を減算し、その減算値がプラスであれば玉払出ありと判断して「0」であれば玉払出なしと判断する。玉払出なしと判断された場合にはS477に進み、プロセスタイマが終了したか否かのチェックが行なわれる。このプロセスタイマの時間は、前記S441によりセットされた賞球ON時の時間であり、図17(C)(D)に示されたモータON時間T7のことである。プロセスタイマが終了していない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了し、次回の実行において再度S464,S46Bの判断がなされる。正常な場合には、プロセスタイマが終了する以前の段階でS46BによりYESの判断がなされる。その場合にはS47Fにより、賞球モータ払出個数を「1」加算する処理がなされてS487に進む。
【0119】一方、モータON時間T7だけ払出モータ189が正転ONに制御されたにもかかわらず玉払出検出器187の切欠部192を検出した旨の検出信号が導出されなかった場合には、S477によりYESの判断がなされてS47Cに進み、出玉が少ないNGフラグがセットされ、S487に進み、プロセスを賞球計数時にセットする処理がなされる。このS487の処理により以降、制御が前記S313より示された賞球計数時処理に移行する。
【0120】図28は、この賞球計数時処理(PS1OFF)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS500により、出玉が少ないNGフラグがセットされているか否かの判断が行なわれる。玉の払出が正常に行なわれてS447のプロセスタイマが終了するまでに玉が1個払出されれば、S47Cにより出玉が少ないNGフラグがセットされないために、S500によりNOの判断がなされてS539に進む。S539では、賞球モータの払出が完了したか否かの判断が行なわれる。この判断は、払出個数上限値(設定賞球数または貸出数)と玉払出検出器187が切欠部192を検出した回数である払出個数とが一致したか否かにより判断される。そして一致しておれば玉の払出が完了したことになりS62Aに進む。一方、一致していなければ未だ玉の払出途中であるためにS549に進み、賞球モータ払出個数と賞球センサON回数とが一致しているか否かの判断がなされる。賞球モータ払出個数と賞球センサON回数とはともに玉払出検出器187の切欠部192の検出信号が導出される度に累積加算されるものであるために、両者の値は正常であれば一致するはずである。そして、RAMエラー等が原因で一致しないと判断された場合にはS561に進む。S549によりYESの判断がなされた場合にはS556に進み、エラー回数カウンタをクリアする処理がなされる。このエラー回数カウンタは、出玉が少ないNGフラグがセットされている期間や後述する賞球エラー発生回数等の種々のエラーをカウントするカウンタである。次にS614に進み、賞球センサ計数処理が行なわれる。これは、賞球センサON回数を賞球センサON回数バックアップ用メモリ領域に記憶させる処理である。次にS618に進み、プロセスを賞球ON時にセットする処理がなされる。その結果、以降制御がS30Eの賞球ON時処理(PS1ON)に移行する。
【0121】前記S549によりNOの判断がなされた場合にはS561に進み、出玉が多いエラーカウンタがMAXに達したか否かの判断がなされ、達していない場合にはS600に進み、賞球センサON回数を払出個数とする制御がなされてS604に進み、払出個数が最大値になったか否かの判断がなされる。この払出個数最大値とは、S41Aでセットされた個数のことである。最大値になっていなければS614に進むが、最大値になっている場合にはS62Aに進み、玉貸動作時であるか否かの判断がなされる。玉貸動作時である場合にはS62Dに進み、玉貸情報動作回数セット処理がなされ、S630に進みプロセス通常時データセット処理が行なわれる。賞球動作時の場合にはS638に進み、プロセスを当たり玉排出確認時にセットする処理がなされてサブルーチンプログラムが終了する。その結果、以降制御がS318に示された当たり玉排出確認動作に移行する。
【0122】一方、S561によりYESと判断された場合にはS579に進み、出玉が多いエラーを表すランプステータスがセットされ、S57Bに進み、プロセスをエラー状態にセットする処理がなされてサブルーチンプログラムが終了する。
【0123】出玉が少ないNGフラグがセットされている場合にはS504に進み、出玉小NGカウンタを「1」加算する処理がなされ、次に、S50Cに進み、出玉が少ないNGカウンタがMAX(たとえば6)に達しているか否かの判断がなされ、達していない場合にはS535に進み、出玉が多いNGカウンタをクリアした後S614に進む。このPS1OFFのサブルーチンプログラムがたとえば6回実行されてその6回ともに連続してS500によりYESの判断がなされた場合には、S50CによりYESの判断がなされることになり、S517以降の払出モータ189の逆転制御動作が実行される。まず、S517により2回目の逆転動作が終了したか否かの判断がなされ、終了していない段階の場合にはS520に進み、モータ逆転動作開始状態であるか否かの判断がなされる。この判断は、モータ逆転フラグの値に基づいて判断され、モータ逆転フラグが「0」の場合にはNOと判断され、モータ逆転フラグの値が「0」以外の場合にはYESの判断がなされる。このモータ逆転フラグは、払出モータが図17(C)(D)に示すように逆転制御モードになっている場合において、払出モータ189が現時点で正転しているか休止しているか逆転しているかの状態を記憶しておくためのものであり、S527,S11D4により「1」加算され、S11A7,S123Bによりクリアされるものである。そして、このモータ逆転フラグの値が、「0」のとき払出モータ189が逆転動作を行なっていない状態であり、「1」のとき休止状態であり、「2」のとき逆転状態であり、「3」のとき休止状態であり、「4」のとき正転状態であり、「5」のとき休止状態であり、「6」のとき逆転状態であり、「7」のとき休止状態であり、「8」のとき正転状態となっている。S524では、正転終了時(逆転中)であるか否かの判断がなされ、モータ逆転フラグが「4」のときYESの判断がなされ、それ以外のときにはNOの判断がなされる。以上のことより、モータ逆転フラグが「0」で逆転モード制御中における初回のモータ正転状態のときあるいはモータ逆転フラグが「4」で2回目の正転状態のときに、S527に進み、モータ逆転フラグが「1」加算された後S52Cに進み、それ以外の場合にはモータ逆転フラグが加算されることなくS52Cに進む。S527による加算処理が行なわれた場合にはモータ逆転フラグの値が「1」または「5」となるために、図50,図54で後述するように、モータの休止状態を経た後制御がモータを逆転する段階に移行し、玉払出モータ189が逆転制御される。
【0124】次にS52Cでは、出玉が少ないNGカウンタがクリアされ、賞球センサマスクフラグがONにセットされる。賞球センサマスクフラグがONにセットされている期間中においては、後述するSB3C,SB65によりこのセンサマスクフラグがセットされていることが判定され、玉払出検出器187による切欠部192の検出を受付ないように制御される。その結果、図17(C)、(D)で説明したように、払出モータ189の正転ON開始直後の不安定状態に伴なう玉払出検出器187による誤検出に伴なうトラブルを防止できる。
【0125】このS52Cの処理が行なわれた後S618の処理が行なわれた結果、制御は再度賞球ON時処理(PS1ON)のサブルーチンプログラムに移行する。そして、この段階では、払出モータ189が逆転制御モードにおける休止状態になっているために、S464によりNOの判断がなされる。そして払出モータ189が次に逆転制御され、さらに休止状態となり、その後正転状態となるのであり、その正転状態となった段階でS464によりYESの判断がなされる。その段階でもなおかつプロセスタイマが終了するまで玉の払出がないと判断された場合には、再度S47Cにより玉が少ないNGフラグがセットされ、制御がS500のステップに進み、S504以降の逆転制御モードが再度実行される。そして、今回の逆転制御モードは2回目の実行であるため、モータ逆転フラグが「4」となっており、その状態でS527の処理によりモータ逆転フラグが「5」となり、2回目の逆転制御モードにおける払出モータ189の休止状態に入る。そして、2回目の逆転制御モードにおける逆転動作が行なわれて次に休止状態となり再度正転状態となった段階で、再度前記S46B,S477による玉払出有無のチェックが行なわれ、この段階でもなおかつ玉の払出がないと判断された場合には、前述と同様にS500によりYESの判断がなされる。そしてその場合には、2回目の逆転制御モードが終了している段階であるために、S517によりYESの判断がなされ、S51Cに進み、出玉無(少)エラーを表すランプステータスのセット処理がなされ、S57Bに進む。
【0126】前記S638の処理が行なわれた結果、以降制御がS318の当たり玉排出確認の処理に移行する。
【0127】図29は、当たり玉排出確認(PSOLCHK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは、賞球インターバル時間終了までに入賞玉処理装置115による入賞玉(当たり玉)の正常な排出動作が行なわれたか否かを確認するためのものである。まず642により、当たり玉排出ソレノイド127のエラーが生じているか否かの判断がなされ、生じていない場合にはS65Eに進み、当たり玉排出ソレノイド起動中であるか否かの判断がなされる。当たり玉排出ソレノイドがONになった後においてその当たり玉が未だ排出されていない場合にはS65EによりYESの判断がなされる。また、当たり玉が正常に排出された場合にはS65EによりNOの判断がなされてS661に進み、賞球インターバル時間が経過したか否かの判断がなされ、経過した段階でS66Dにより賞球動作回数更新処理が行なわれ、次に、S670によりプロセス通常時データセット処理が行なわれる。
【0128】当たり玉排出ソレノイドにエラーが生じている場合にはS646に進み、当たり玉排出ソレノイド起動中であるか否かの判断がなされる。当たり玉がなかった場合にはS646によりNOの判断がなされてS649に進み、玉排出時エラーを表すランプステータスのセット処理が行なわれ、S653に進み、プロセスをエラー状態にセットする処理が行なわれる。当たり玉はあるが2回当たり玉排出ソレノイドの励磁を試みてもその当たり玉が排出されなかった場合(たとえば玉詰まり等のエラーが考えられる)、S646によりYESの判断がなされてS657に進み、当たり玉が排出されずエラーを表すランプステータスのセット処理が行なわれる。次にS65Aに進み、ブザーをエラー状態にセットする処理が行なわれる。
【0129】図29(B)は、エラーパワーOFF待ち処理(PERR)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムが実行されるエラーの場合、再度電源をONしないと復帰できないエラーである。まずS674により、モータ制御フラグ,出力バッファをクリアし、S676に進み、当たり玉排出ソレノイドデータをクリアし、S67Dによる通常時のエラーチェック処理が行なわれる。
【0130】図30(A)は、前記S435に示された当たり玉排出ソレノイド制御(PSOLCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S720において排出ソレノイドタスクが起動中であるか否かの判断がなされ、起動中である場合にはタスクフラグ対応処理に分岐する。そのタスクフラグ対応処理は、PSOLCL00〜PSOLCL40にそれぞれ示されている。
【0131】まず、図30(C)の当たり玉排出ソレノイド動作開始時処理(PSOLCL00)のサブルーチンプログラムに分岐する。S734により、当たり玉排出ソレノイドデータがクリアされ、S736により、当たり玉バウンド防止時間(T1、たとえば100msec)をソレノイドタイマにセットする処理がなされる。この当たり玉バウンド防止時間は、入賞玉(当たり玉)が流下してきて第2玉止部材130に衝突した段階でその衝突力により当たり玉がバウンドするのであり、そのバウンドが収まるまで待つための時間である。次にS73Eに進み、次状態プロセスをセットする処理がなされる。その結果、以降制御が当たり玉バウンド防止処理(PSOLCL10)に移行する。
【0132】図30(D)は、当たり玉バウンド防止処理(PSOLCL10)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S741には、当たり玉排出ソレノイドデータをクリアする処理が行なわれ、S743に進み、ソレノイドタイマが終了したか否かの判別が行なわれる。このソレノイドタイマは、前記S736によりセットされた当たり玉バウンド防止時間を計時するものであり、終了していなければそのままサブルーチンプログラムが終了するが、終了した場合にはS748に進み、当たり玉の通過検出をスタートさせる処理が行なわれる。このように、当たり玉バウンド防止時間が経過して初めて当たり玉の通過制御動作がスタートするために、当たり玉のバウンド中に当たり玉の通過制御動作がスタートしたことに伴なう誤検出のエラーを防止することができる。次にS34Eに進み、ソレノイドタイマに排出ソレノイドON前時間(たとえば18msec)がセットされる。次にS756に進み次状態にプロセスがセットされる。その結果、以降制御は当たり玉排出ソレノイドON前処理(PSOLCL20)に進む。
【0133】この処理のサブルーチンプログラムは図30(E)に示されている。まずS759により、当たり玉排出ソレノイドデータをクリアし、S75Bに進み、ソレノイドタイマが終了したか否かの判断がなされる。このソレノイドタイマは、前記S74Eによりセットされた排出ソレノイドON前時間である。そして、終了した段階でS760に進み、ソレノイドタイマに排出ソレノイドON時間(たとえば200msec)をセットする処理がなされる。そして、S760の処理が行なわれた後においては、制御が当たり玉排出ソレノイドON時処理(PSOLCL30)に進む。
【0134】図31(A)は、この当たり玉排出ソレノイドON時処理(PSOLCL30)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S36Bにより、当たり玉排出ソレノイドデータをONにセットし、次にS76Dに進み、ソレノイドタイマが終了したか否かの判断がなされる。このソレノイドタイマは、前記S760でセットされた排出ソレノイドON時間のことである。そして、ソレノイドタイマが終了しない段階では、S76DによりNOの判断がなされるために、このサブルーチンプログラムが実行される度にS76Bにより当たり玉排出ソレノイドデータのONがセットされることになり、当たり玉排出ソレノイド127がONに制御され続けることとなる。そして、ソレノイドタイマが終了した段階でS772に進み、当たり玉排出ソレノイドをクリアしてOFFにする処理がなされる。この段階で、当たり玉排出ソレノイド127がOFFに制御される。そしてS774に進み、次状態にプロセスをセットする処理がなされる。その結果、以降制御は当たり玉排出ソレノイドOFF時処理(PSOLCL40)のサブルーチンプログラムに移行する。
【0135】このサブルーチンプログラムは、図31(B)に示されている。S777により、当たり玉排出ソレノイドデータをクリアする処理がなされ、S779により玉有検出があったか否かの判断がなされる。このS779の判断は、後述する当たり玉検出スイッチチェック処理のサブルーチンプログラムにおけるSA13のステップにより当たり玉通過有フラグがセットされているか否かに基づいて行なわれる。当たり玉通過有フラグがセットされている場合にはS77Dに進み、玉なし検出が行なわれた否かの判断がなされる。この判断は、後述する当たり玉検出スイッチチェック処理のサブルーチンプログラムにおけるSA21のステップにおいて、当たり玉なしフラグがONにセットされているか否かに基づいて行なわれる。当たり玉有フラグがセットされておりかつ当たり玉なしフラグがセットされているということは、第2玉止部材130により係止された当たり玉が現に存在しており、その当たり玉が排出ソレノイド127が励磁されることにより下方に通過してその当たり玉が検出されない状態となったことを意味しており、その場合には、S781に進み、玉通過チェックフラグをクリアする処理がなされる。そしてS788に進み、ソレノイドタスク異常終了クリア,ソレノイドタスク起動クリアの処理が行なわれる。
【0136】一方、SA13による当たり玉通過有フラグがセットされていない場合すなわち当たり玉がなかった場合にはS779によりNOの判断がなされてS78Dに進み、ソレノイドタスク異常セット,ソレノイドタスク起動クリアの処理がなされる。
【0137】また、SA13により当たり玉通過有フラグがセットされているがSA21による当たり玉なしフラグがONにセットされていない場合すなわち第2玉止部材130により実際に当たり玉が係止されていた状態で排出ソレノイド127が励磁されたにもかかわらず入賞玉検出器122がOFFに切換わらない場合には、S792に進み、排出NG1回目のチェック処理がなされる。そして、S794により、1回目であると判断された場合にはS797に進み再トライ待ち時間(T5、たとえば500msec)がセットされ、S79Fに進み、プロセスを次状態にセットする処理がなされる。その結果、以降制御が2回目の排出開始待ち処理(PSOLCL50)のサブルーチンプログラムに移行し、再度当たり玉の排出制御が試みられる。その再度の排出制御が行なわれたにもかかわらずS77DによりNOの判断がなされた場合には、排出NGが2回目であるためにS794によりNOの判断がなされ、S7A2に進み、ソレノイドタスク異常終了セットがなされ、異常状態で終わった状態となる。
【0138】図31(C)は、前記S79Fのセット処理が行なわれた場合に実行される2回目の排出開始待ち処理(PSOLCL50)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S7A5により、排出ソレノイドデータがクリアされ、S7A7によりソレノイドタイマが終了したか否かの判断がなされる。このソレノイドタイマは前記S797によりセットされた再トライ待ち時間のことである。そして、再トライ待ち時間が経過した段階でS7A7によりYESの判断がなされてS7ACに進み、ソレノイドタイマに排出ソレノイドON時間がセットされる。次に、S7B4に進み、プロセスを次状態にセットする処理が行なわれ、以降制御が再度当たり玉排出ソレノイドON時処理(PS0LCL30)のサブルーチンプログラムに移行する。その結果、再度排出ソレノイド127が励磁されて玉の排出制御が試みられる。
【0139】図30の(B)は、排出ソレノイドのプロセスデータが化けて異常な値となった場合に実行されるサブルーチンプログラムである。排出ソレノイドのプロセスデータは、正常な状態においては0〜7の範囲内にあるはずであるが、RAMのデータ異常等によりこの値が8以上となった場合には、このサブルーチンプログラムが実行される。まずS72Cにより当たり玉排出ソレノイドデータがクリアされ、S72Eによりソレノイドフラグがクリアされ、かつソレノイドタスクがクリアされる。
【0140】図32(A)は、前記S630,S670で示された、プロセス通常時のデータセット(PNRMST)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S800により、データ0クリアされ、S803により、ブザーNO.とプロセスNO.を通常時データにセットする処理が行なわれる。次に、S807に進み、玉貸状態であるか否かの判断がなされ、玉貸状態であった場合にはS80Aに進み、玉貸中終了フラグがクリアされ、BRQ信号フラグがクリアされる。これは、玉貸動作が終了したために玉貸動作中に必要となった各フラグをクリアするのである。次にS80Eに進み、プロセスタイマに通常時待ち時間(玉貸動作インターバル時間、たとえば150msec)をセットする処理がなされ、S819に進み、プロセス状態セット処理がなされる。このプロセス状態セット処理は後述する図33(C)に示されている。
【0141】一方、玉の払出が賞球払出モードであった場合にはS807によりNOの判断がなされてS813に進み、プロセスタイマをクリアし、賞球時を表すランプステータスをクリアする処理がなされた後S819に進む。
【0142】図32(B)は、前記S435,S800により示されたデータクリア(PDAT1CLR)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは、払出関連データおよびエラー関連カウンタをクリアするためのものである。S81DによりXAレジスタ保存処理が行なわれ、S81Eにより、賞球モータ払出個数のクリア,払出玉個数のクリア,各エラーカウンタのクリア処理が行なわれる。次にS82Cに進み、XAレジスタ復帰処理が行なわれる。
【0143】図32(C)は、前記S67Dにより示された通常時のエラーチェック,ワーニングチェック処理(PNNGCK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは、賞球センサエラーあるいは満タンスイッチがONのときにCY(キャリイ)をセットし、それ以外のときにはCYをクリアするものである。具体的には、S82Eにより、賞球センサエラーのチェックを行ない、エラーが発生している場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。その結果、CYの値は「1」となる。一方、エラーであると判断された場合にはS833に進み、満タンスイッチ114がONになっているか否かの判断がなされ、ONになっている場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。その結果、CYの値は「1」となる。一方、満タンスイッチがONになっている場合にはS835に進み、CYをクリアする処理がなされる。その結果、CYの値は「0」となる。
【0144】図33(A)は、S82Eで示された賞球センサエラー発生チェック処理(PNGTICK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S837により、エラー発生回数の最大値をチェックする処理が行なわれる。このチェック処理の具体的内容は、図33(B)のサブルーチンプログラムに示されている。次にS842に進み、エラーがあればエラー発生回数を加算する処理が行なわれる。これは、エラー回数カウンタを「1」加算する処理である。次にS848に進み、CYがONであるか否かの判断がなされる。前記図33(B)に示されたサブルーチンプログラムによりCYの値が「1」となっている場合にはS858に進み、CYの値を反転する処理が行なわれる。一方、CYの値が「0」となっている場合にはS84Aに進み、エラー時を表すランプステータスをセットし、S84Cに進み、エラープロセスをセットし、S857によりCYをセットする処理がなされてCYの値が「1」となり、次にS858の処理により、CYの値が「0」となる。前記S84Cの処理の結果、以降制御がS31Dに示されたエラーパワーOFF待ち処理に移行する。
【0145】図33(B)は、S837により示されたエラー発生チェック(PNGCMP)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは、エラー発生回数(すなわち通常時に賞球センサがONした回数)をチェックし、エラー発生回数が最大値をオーバしたならば、CYをセットし、最大値未満であればCYをクリアするものである。まずS85AによりXAレジスタ保存処理が行なわれる。S85Bにより、玉払出検出器(賞球センサ)187がONしていないと判断されればS85Fに進みCYをクリアして「0」にする処理が行われる。一方、玉払出検出器(賞球センサ)187がONになれば、S86Aに進み、エラー発生回数にその玉払出検出器187のONになった回数を加算する処理がなされ、その加算値がエラー最大値をオーバしたか否かの判断がS871により行なわれる。オーバしていなければS874に進み、XAレジスタ復帰処理が行なわれるが、オーバしている場合にはS871に進みCYをセットして「1」にする処理が行なわれた後S874に進む。そしてこのCYの値が前記S848により判別されるのである。
【0146】図33(C)は、前記S819により示されたプロセスデータセット(PPROCST)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S878によりHレジスタの値に従ってプロセスナンバーをセットし、S87Cにより、BCレジスタとDEレジスタの値に従ってプロセスタイマをセットし、S884により、Lレジスタの値をAレジスタに格納する処理がなされ、そのAレジスタの値に従ってブザーナンバーをセットする処理がS886により行なわれ、次にS88Bに進み、ブザーデータ先頭アドレスがセットされる。なお、前記S87CによるBCレジスタは、プロセスタイマの下位8ビットを記憶しており、DEレジスタは、プロセスタイマの上位8ビットを記憶しているものである。また前記S88Bの具体的内容は図47(B)に示すサブルーチンプログラムに示されている。
【0147】図34(A)は、前記S477に示されたプロセスタイマ終了チェック(PPINTCK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S93Fにより、賞球動作プロセスタイマの16ビット減算処理(図34(C)のP16DEC)が行なわれ、次にS94Eにより、CYの値を反転する処理が行なわれる。
【0148】図34(B)は、前記S76Dのソレノイドタイマ終了チェック(PSTIMCK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S950により、排出ソレノイドタイマの16ビット減算処理(P16DEC)が行なわれ、S95Fにより、CYの値を反転する処理が行なわれる。
【0149】図34(C)は、前記S93FおよびS950等による16ビット減算処理(P16DEC)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS961により、CYをセットして「1」にし、S962に進み、XAレジスタ−1=0であるか否かの判断がなされ、0でない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。その結果、S94EまたはS94Fにより反転されてCYの値は「0」となる。このCYの値が「0」の場合には処理中を意味し、CYの値が「1」の場合には終了した旨を表わす。
【0150】一方、S962によりYESの判断がなされた場合にはS966に進み、BCレジスタ−1=0であるか否かの判断がなされる。そして、NOの判断がなされた場合にはS970に進み、XAレジスタにFFHをセットする処理がなされる。一方、BCレジスタ−1=0の場合にはS96Aに進み、XAレジスタとBCレジスタとをクリアする処理がなされ、S96Eに進み、CYをクリアする処理がなされる。その結果、CYの値が「0」となり、前記S94EまたはS94Fにより反転されて最終的にCYの値が「1」となる。その結果、賞球プロセスタイマまたはソレノイドタイマが終了した状態になる。
【0151】図34(D)は、前記S1BCにより示された当たり玉検出スイッチチェック(PIATRA)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SA00により玉有りか否かの判断がなされる。この判断は、入力ポートの状態に基づいて行なわれる。玉有と判断された場合にはSA04に進み、玉ONしっぱなしか否かの判断がなされる。この判断は、SA00によりYESの判断が継続して行なわれてその判断が予め定められた最大値だけ継続したか否かを判断するものであり、その最大値だけ継続した場合にはSA04によりYESの判断がなされSA10に進む。一方、未だにその最大値に達していない場合にはSA0Bに進み、玉有り検出時間になったか否かの判断がなされる。このサブルーチンプログラムが複数回実行されてSA00により連続して複数回YESの判断がなされた場合には、SA0BによりYESの判断がなされ、SA0Eに進み、当たり玉有フラグがセットされる。この当たり玉有フラグは、後述するように、景品玉の払出制御に利用される。次にSA10に進み、玉通過をチェックしなければならないタイミングになったか否かの判断がなされ、未だにそのタイミングに達していない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、そのタイミングに達した段階でSA13に進み、当たり玉通過有フラグがセットされる。
【0152】そして、排出ソレノイド127が励磁されて当たり玉が通過して下方に落下すれば、SA00によりNOの判断がなされ、SA16に進み、当たり玉有フラグをOFFにセットし、SA18に進み、当たり玉検出ONカウンタをクリアし、SA1Bに進み、玉の通過チェックをしなければならないタイミングに達したか否かの判断がなされ、達した段階でSA1Eに進み、当たり玉通過有フラグがONになっているか否かの判断がなされる。そして、前記SA13により当たり玉通過有フラグがセットされている場合にはYESの判断がなされてSA21に進み、当たり玉なしフラグがONにセットされる。
【0153】図35は、前記S1BFにより示された打止モードスイッチチェック(PITM)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SA24により打止モードスイッチがONになっているか否かの判断がなされる。打止モードスイッチ154(図12参照)が操作されてONになっている場合には、SA24によりYESの判断がなされてSA28に進み、打止モードスイッチONカウンタを「1」加算する処理がなされる。次にSA2Bに進み、打止モードスイッチがONしっぱなしか否かの判断がなされる。打止モードスイッチが予め定められた時間継続してONになっている場合にはこのSA2BによりYESの判断がなされるが、未だに予め定められた時間に達していない場合にはSA2Eに進み、打止モードスイッチONカウンタセーブ処理を行ない、SA2Fに進み、ON検出時間に達したか否かの判断がなされ、達した段階でSA32に進み、打止モードフラグをONにし、SA34に進み、打止モードスイッチをOFFカウンタをクリアする処理がなされる。
【0154】一方、打止モードスイッチがONになっていない場合にはSA38に進み、打止モードスイッチOFFカウンタを「1」加算する処理が行なわれ、SA3Bに進み、OFFしっぱなしであるか否かの判断がなされる。打止モードスイッチが予め定められた時間OFFになっている場合にはSA42に進むが、未だに予め定められた時間OFFになっていない場合にはSA3Eに進み、打止モードスイッチOFFカウンタセーブ処理を行ない、SA3Fに進み、OFF検出時間になったか否かの判断がなされる。そしてOFF検出時間になった段階でSA42に進み、打止モードフラグをOFFにし、SA44に進み、打止モードスイッチONカウンタをクリアする処理が行なわれる。
【0155】図36(A)は、前記S21Cにより示された玉切れスイッチチェック(PIUMU)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SA48により、玉切れスイッチがONになっているか否かの判断がなされる。玉切れスイッチ87a,87bがONの場合すなわち玉切れ状態でない場合にはSA4Cに進み、玉切れスイッチOFFカウンタをクリアし、SA50に進み、玉切れスイッチONカウンタを「1」減算する処理がなされる。そして、SA60によりその減算値が「0」になったか否かの判断がなされ、なった段階でSA62に進み、玉切れ検出フラグをONにし、SA64により、玉切れランプをクリアする処理が行われる。
【0156】一方、玉切れスイッチ87a,87bがOFFとなり玉切れ状態が検出されれば、SA67に進み、玉切れスイッチOFFカウンタを「1」加算し、SA6Bに進み、OFFしっぱなしであるか否かの判断がなされる。玉切れスイッチ87a,87bが予め定められた時間継続してOFFになった場合にはSA6BによりYESの判断がなされるが、未だにその予め定められた時間継続してOFFになっていない場合にはSA76に進み玉なし判定値に達したか否かの判断がなされる。そして、このサブルーチンプログラムが複数回実行されてその度にSA67により加算動作が行なわれ、その加算値が玉なし判定値に達したとSA76により判断された時点で、SA78に進み、玉有状態から玉なし状態に変化したか否かの判断がなされる。たとえば電源投入時等からすでに玉なし状態であった場合には、玉有状態から玉なし状態に変化したわけではないために、SA78によりNOの判断がなされるが、元々玉有状態であったものが玉なし状態に変化した場合には、SA84に進み、可変単位時間係数に「1」加算する処理が行なわれる。この可変単位時間係数は、賞球インターバル時間を定めるための基準となる係数であり、玉有状態から玉なし状態になったために、この可変単位時間計数を「1」だけ加算して賞球インターバル時間を少し長い時間に変更するのである。
【0157】次にSA86に進み、可変単位時間対応賞球インターバル時間をセットする処理が行なわれる。この処理は図36(B)に示されている。次にSA89に進み、連続賞球回数をクリアする処理が行なわれる。この連続賞球回数は、入賞玉が比較的短い時間に連続的に発生し、連続的に賞球動作が行なわれている場合にその連続賞球動作回数をカウントしたカウント値であり、これについては後述する。そして、玉切れ状態になったために、連続賞球動作が行なわれなくなり、このSA89により連続賞球回数をクリアするのである。
【0158】次にSA8Dに進み、玉切れ復帰までのタイマをセットする処理が行なわれる。この玉切れ復帰までのタイマとは、玉切れ状態が復帰して玉切れスイッチ87a,87bがONとなり玉切れなし状態が検出された後においても、所定の時間だけ遅延させた後玉切れ検出フラグをONにして復帰状態にするためのものである。このSA8Dの処理は、前記SA50の玉切れスイッチONカウンタに玉切れ復帰までの時間をセットする処理であり、ここでセットされた時間が前記SA50より「1」ずつ減算されるのである。次にSA95に進み、玉切れ状態がセットされ、玉切れを表すランプステータスがセットされる。
【0159】図36(B)は、SA86に示された可変単位時間計数対応賞球インターバル時間セット処理(UNV TSET)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずSA9Aにより、可変単位時間計数×2を計算し、次にSAA4に進み、対応賞球インターバルテーブルデータをロードする処理が行なわれる。この処理は、、前記SA9Aの計算結果の値を添字として、ROMに記憶されている対応賞球インターバルテーブルをテーブルルックアップし、前記SA9Aの計算値に対応するところのテーブルデータである賞球インターバル時間をロードする処理である。そして、そのロードされた賞球インターバル時間がSAAEによりセットされる。これにより、新たな賞球インターバル時間がセットされ、賞球インターバル時間の変更制御が行われる。
【0160】図37は、前記S248に示された満タンスイッチチェック(PIFUL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SB00により、満タンスイッチ114がONになっているか否かの判断がなされ、ONになり満タン状態であることが検出されればSB04に進み、満タンスイッチONカウンタを「1」加算する処理が行なわれる。次にSB08に進み、ONしっぱなしか否かの判断がなされる。予め定められた時間満タンスイッチが継続してONになった場合にはSB08によりYESの判断がなされるが、その予め定められた時間にまでON状態が継続していない段階では、SB0Bに進み判定時間以上ON状態が継続したか否かの判断がなされる。そして、満タンスイッチONカウンタの値に基づいて判定時間以上ON状態が継続したと判断されればSB0BによりYESの判断がなされてSB14に進み、満タンスイッチOFFカウンタをクリアし、SB17に進み、満タンスイッチフラグをONにする処理が行なわれる。
【0161】一方、満タンスイッチ114がOFF状態で満タン状態になっていないことが検出されれば、SB1Aに進み、満タンスイッチOFFカウンタを「1」加算し、SB1Dに進み、OFFしっぱなしであるか否かの判断がなされる。予め定められた時間継続してOFF状態になっている場合にはSB1DによりYESの判断がなされるが、未だに予め定められた時間だけOFF状態が継続していない場合にはSB21に進み、判定時間以上になったか否かの判断がなされる。そして、満タンスイッチOFFカウンタの値に基づいて判定時間以上OFF状態が継続したと判断されればSB24に進み、満タンスイッチONカウンタをクリアし、SB28に進み、満タンスイッチフラグをOFFにする制御が行なわれる。
【0162】図38は、前記S1B0,S1DC,S213,S239に示された賞球センサ計数処理(PSENS)サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SB2Bにより、賞球センサがONになっているか否かの判断がなされる。玉払出検出器(賞球センサ)187がONになっていれば、SB2Fに進み、賞球センサONカウンタを「1」加算する処理が行なわれ、SB32に進み、ONしっぱなしであるか否かの判断がなされる。予め定められた時間継続してONになっている場合にはSB32によりYESの判断がなされてSB34により賞球センサONカウンタをクリアする処理がなされるが、未だに予め定められた時間継続してONになっていない場合にはSB39に進み、賞球センサONカウンタの値を判定し、その値に基づいてON判定時間になったか否かの判断がSB3Aにより行なわれる。そして、このサブルーチンプログラムが複数回実行されてSB2Fにより加算された結果賞球センサONカウンタがON判定時間に相当する値に達した段階で、SB3AによりYESの判断がなされSB3Cに進み、賞球センサマスクフラグがONになっているか否かの判断がなされる。この賞球センサマスクフラグは、前述したように、払出モータ189の正転ONになった直後の不安定な状態に伴なう払出検出器187による切欠部192の検出に基づいた誤判定を防止するためのものであり、この賞球センサマスクフラグがONの期間中はSB3CによりYESの判断がなされ、玉払出検出器(賞球センサ)187による切欠部192の検出を受付けないように制御される。そして、賞球センサマスクフラグがOFFになった段階でSB3Fに進み、賞球センサOFF時間のチェックが行なわれる。
【0163】このチェックは、今回の賞球センサのONへの切換わり以前の段階における賞球センサのOFFになっている時間をチェックするものであり、SB45により短すぎると判断された場合にはSB47によりセンサショートNGがセットされる。これは、スクリュー188が微動して切欠部192の微動を玉払出検出器(賞球センサ187)が検出するというチャタリング現象が発生した場合、センサショートNGをセットしてチャタリング異常が発生したことを記憶しておくのである。
【0164】次にSB49に進み、賞球センサOFFカウンタをクリアする処理が行なわれ、SB4Cに進み、払出モータ189が正転しているか否かをチェックする処理が行なわれる。そして逆転している場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、正転している場合にはSB51に進み、センサNGがセットされているか否かの判断が行なわれ、セットされている場合にはSB54に進み、センサショートNGをクリアしてサブルーチンプログラムが終了する。その結果、モータが逆転している場合のみセンサショートNGがセットされたままの状態となり、モータが正転している場合にはセンサショートNGがクリアされた状態となる。
【0165】SB51によりセンサNGがセットされてないと判断された場合にはSB57に進み、賞球センサON回数を「1」加算する処理が行なわれる。この賞球センサON回数は、前述したS549の判断に用いられる。次にSB5Fに進み、玉の払出が玉貸モードであるか否かの判断がなされ、玉貸モードである場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、賞球モードであった場合にはSB61に進み、補給情報データをセットする処理が行なわれる。これは、所定個数(たとえば10個)の景品玉の払出により1パルス補給情報を外部(たとえばホール用管理コンピュータ)に出力するための処理である。
【0166】一方、玉払出検出器(賞球センサ)187がOFFの場合にはSB2BによりNOの判断がなされSB65に進み、賞球センサマスクフラグがONになっているか否かの判断がなされ、ONになっている場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了し、OFFになった段階でSB68に進む。SB68では、賞球センサOFFカウンタを「1」加算する処理が行なわれ、SB6BによりOFFが予め定められた時間継続したか否かの判断がなされ、している場合にはSB83に進むが、未だにOFF状態が予め定められた時間継続していない場合にはSB70に進み、OFF判定値以上になったか否かの判断がなされる。そして、このサブルーチンプログラムが複数回実行されてその度に継続してSB2BによりNOの判断がなされてSB68により加算処理が行なわれ、その結果賞球センサOFFカウンタの値がOFF判定値以上になったとSB70により判断された段階で、SB73に進み、賞球センサON時間が短いか否かの判断がなされる。この判断も、前記SB45と同じ主旨であり、切欠部192の微動を賞球センサが検出することによる誤動作を防止するためのものである。そして、短すぎるとSB73が判断した場合にはSB81に進み、センサショートNGがセットされ、SB83に進み、賞球センサONカウンタをクリアする処理が行なわれる。
【0167】図39(A)は、SB61に示された補給情報データセット(PHKYSET)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SB87により、玉貸出カウンタを「1」加算する処理が行なわれる。これは、図38に示したサブルーチンプログラムにより景品玉が正常に1個払出されたと判断されたことに伴い、その払出数をSB87のカウンタに加算記憶しておくためのものである。そしてSB8Fにより、そのカウンタの値が賞球数10個以上に達したか否かの判断が行なわれ、達していない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、達した段階でSB9Eに進み、補給情報動作カウンタを「1」加算する処理が行なわれる。そして、補給情報が外部(たとえばホール管理用コンピュータ)に補給情報出力端子79d(図2参照)から出力される。
【0168】図39(D)は、前記S2EDに示されたカードリーダ制御(PCRCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SC22により、プロセスカウンタ(図22に示されたプロセスNO)がプロセスエラーであるか否かの判断がなされ、プロセスエラーのときにはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、プロセスエラー以外のときにはSC27に進み、カードリーダ制御フラグに対応する処理へ分岐する。この処理は、PCRCL00〜PCRCL70に示すサブルーチンプログラムである。まず、図39(C)に示されたB RDY信号チェック処理(PCRCL00)のサブルーチンプログラムが実行される。このサブルーチンプログラムは、カードリーダ(カードユニット50)がエラー状態でないときに(SC30によりNOの判断がされた場合)、EXS信号フラグをOFFにし(SC35)B RDY信号を検出し(SC37)、カードリーダ(カードユニット50)との接続が行なわれている場合(SC3AによりNOの判断がなされた場合)に、SC3Eにより、T0最終リミット時間がセットされ、SC42により、カードリーダ制御フラグを次状態にセットする処理が行なわれる。その結果、以降制御はT0最小チェック処理のサブルーチンプログラムに移行する。
【0169】図40(A)は、T0最小チェック処理(PCRCL10)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SC44によりB RDY信号フラグがONになっているか否かの判断がなされる。そしてカードユニット制御用マイクロコンピュータ210からユニット動作信号(B RDY)が払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されてB RDY信号フラグがONになっている場合にはSC48に進み、BRQ信号がONになっているか否かの判断がなされて、なっていない場合にはSC4Cに進み、T0タイマが終了したか否かの判断がなされる。T0タイマは、前記SC3Eによりセットされた最小リミット時間のことであり、B RDY信号がON変化してからこの最小リミット時間の間はBRQ信号がONに変化しないようになっている。ところが、エラーが発生して、前記最小リミット時間が経過する以前の段階でBRQ信号がONになれば、SC48によりYESの判断がなされてSC4Aに進み、T0エラーセットへ分岐する処理が行なわれる。
【0170】一方、最小リミット時間が経過するまでBRQ信号がONにならなかった場合にはSC4CによりYESの判断がなされてSC52に進み、T0タイマリミットチェックが行なわれてSC56によりカードリーダ制御フラグが次状態へ移行する。その結果、以降制御がPCRCL20のサブルーチンプログラムに移行する。
【0171】また、SC44によりNOの判断がされた場合には、SC46に進み、カードリーダ制御フラグがクリア(図39のPCRCLER)されて、以降制御が図39(C)に示したPCRCL00のサブルーチンプログラムに進む。
【0172】図40(b)は、T0最大チェック(PCRCL20)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずSC5Bにより、B RDY信号がONであるか否かの判断がなされ、ONでない場合にはSC5Dによりカードリーダ制御フラグがクリア(図39のPCRCLER)されて制御は前記PCRCL00のサブルーチンプログラムに移行する。一方、B RDY信号がONの場合にはSC5Fに進み、BRQ信号がONであるか否かの判断がなされ、ONでない場合にはSC62に進み、T0タイマが終了したか否かの判断がなされる。このT0タイマは、前記S52によりセットされたT0タイマリミットの時間であり、正常な動作をしている限りこのタイマリミットが経過するまでの間にBRQ信号がONになるはずである。
【0173】ところが、エラーが発生してT0タイマリミットが経過したにもかかわらずBRQ信号がONにならなかった場合にはSC62によりYESの判断がなされてSC68に進み、T0エラーセット,T0エラーを表すランプステータスセットがなされる。そしてSC6Cに進み、カードリーダ制御フラグがクリアされて以降制御はPCRCL00のサブルーチンプログラムに移行する。
【0174】一方、T0タイマリミットが経過する以前の段階でBRQ信号がONになればSC5FによりYESの判断がなされてSC71に進み、EXS信号出力待ちタイマがセットされ、SC75により、カードリーダ制御フラグが次状態にセットされる。その結果、以降制御がPCRCL30のサブルーチンプログラムに移行する。
【0175】図41は、EXS信号出力待ち処理(PCRCL30)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SC79により、B RDY信号がONになっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはSC7Bにより、カードリーダ制御フラグがクリア(図39のPCRCLER)され、制御がPCRCL00のサブルーチンプログラムに移行する。一方、B RDY信号がONになっている場合にはSC7Dに進み、EXS信号出力可能状態であるか否かをチェックする処理が行なわれる。そして、SC80に進み、玉貸可能であるか否かの判断が行なわれる。この判断は、図43(B)に示されたサブルーチンプログラムにおけるCYのセット状態に基づいて判断され、CYが「0」のときにはNOと判断されて「1」のときにはYESの判断がなされてSC82に進む。
【0176】SC82では、EXS信号出力待ちタイマが終了したか否かの判断がなされ、終了した段階でSC8Cに進み、図22〜図29において更新されるプロセスカウンタの値に基づいて通常プロセス状態であるか否かの判断がなされる。この判断は、プロセス処理カウンタが「0」であるか否かに基づいて行なわれ、「0」の場合にはSC91に進み、EXS信号フラグをONにし、T2に最小タイムリミットがセットされ、SC97により、カードリーダ次状態セット処理が行なわれる。その結果、BRQ信号がONになってからEXS信号出力待ち時間が経過した段階でEXS信号が払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用コンピュータ210に出力されることになる。そして、以降制御はPCRCL40のサブルーチンプログラムに移行する。
【0177】図41(B)は、T2最小チェック(PCRCL40)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SC99により、B RDY信号がONになっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはSC9Bにより、EXS信号をOFFにした後カードリーダフラグをクリア(図39のPCRCLER)してPCRCL00のサブルーチンプログラムへ移行する。一方、B RDY信号がONになっている場合にはSC9DによりBRQ信号がOFFになっているか否かの判断がなされる。そして、OFFになっていない場合にはSCA1に進み、T2にセットされている最小タイマが終了したか否かの判断がなされる。このタイマは、前記SC93によってセットされた最小タイムリミットの時間であり、正常に動作している限りこの最小タイムリミット時間が経過するまではBRQ信号がONの状態となっているはずである。ところが、エラーにより最小タイムリミットが経過する以前の段階でBRQ信号がOFFになってしまった場合にはSC9Fに進み、T2エラーセットへ分岐する。その結果、制御がSCBDに移行する。
【0178】最小タイムリミットが経過するまでBRQ信号がONの状態を維持した場合には、SCA1によりYESの判断がなされてSCA7に進み、T2にタイムリミットがセットされ、SCABにより、カードリーダ制御フラグ次状態に分岐する処理がなされる。その結果、以降制御がPCRCL50のサブルーチンプログラムに移行する。なお、前記SCA7でセットされたタイムリミットは、正常に動作している限りこのセットされたタイムリミット時間が経過するまでの間にBRQ信号がOFFに切換わるはずの時間である。
【0179】図42(A)は、BRQ信号OFFチェック(PCRCL50)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SCB0により、B RDY信号がONであるか否かの判断がなされてONでない場合にはSCB2に進み、EXS信号をOFFにした後カードリーダ制御フラグをクリア(図39のPCRCLER)してPCRCL00のサブルーチンプログラムに移行する。B RDY信号がONの場合には、SCB4に進み、BRQ信号がOFFになっているか否かの判断がなされ、ONの場合にはSCB7に進み、T2タイマが終了したか否かの判断がなされる。このタイマは、前記SCA7によりセットされたタイムリミットを計時するタイマである。そして、エラーによりタイムリミットが経過するまでBRQ信号がONのままであった場合には、SCB7によりYESの判断がなされてSCBDに進み、T2エラーセット,T2エラーを表すランプステータスセットが行なわれ、SCC1により、カードリーダ制御フラグがクリア(図39のPCRCLER)されてPCRCL00のサブルーチンプログラムへ分岐する。
【0180】一方、タイムリミットが経過する以前の段階でBRQ信号が正常にONに切換わった場合にはSCB4によりYESの判断がなされてSCC6に進み、BRQ信号フラグをONにし、SCC8により、カードリーダ制御フラグの次状態セットがなされてPCRCL60のサブルーチンプログラムに分岐する。
【0181】図42(B)は、玉貸完了チェック(PCRCL60)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SCC9により、BRQ信号フラグがOFFになっているか否かの判断がなされる。そして、前記SCC6によりBRQ信号フラグがONにセットされたままの状態の場合にはSCC9によりNOの判断がなされてSCD5に進み、B RDY信号フラグがONになっているか否かの判断がなされ、ONになっている場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。一方、BRQ信号がOFFの場合には、後述する図45のサブルーチンプログラムが複数回実行されることにより、SD51によりBRQ信号ONフラグがクリアされることになる。そして、クリアされた後においてはSCC9によりYESの判断がなされ、SCCCに進み、玉貸終了フラグをONにセットし、SCCEに進み、T4タイマがセットされ、SCD2に進み、カードリーダ制御フラグを次状態へセットする処理がなされて制御がPCRCL70のサブルーチンプログラムに移行する。
【0182】一方、前記SCD5により、B RDY信号フラグがONになっていないと判断された場合にはSCD8に進み、玉切れによる玉貸未完了であるか否かの判断がなされ、NOの判断がなされた場合にはSCDBに進み、満タンによる玉貸未完了であるか否かの判断がなされ、NOの判断がなされた場合にはSCDEに進み、玉貸終了フラグがONにセットされた後SCE0に進み、カードリーダ制御フラグをクリア(図39のPCRCLER)してPCRCL00のサブルーチンプログラムに移行する。
【0183】図43(A)は、T4,TEチェック(PCRCL70)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SCE2により、T4,TEタイマが終了したか否かの判断がなされる。このタイマはカードリーダタスクタイマであり、前記SCCEによりセットされた時間を計時する。正常に動作している限りは、このタイマがタイムアウトするまでに、B RDY信号がOFFになるかあるいはBRQ信号がONになる。つまり、正常に動作している場合には、SCE2によりNOの判断がなされている期間中において、SCF0によりYESの判断がなされるかあるいはSCF7によりNOの判断がなされる。SCF0によりYESの判断がなされた場合にはSCF3に進み、カードリーダ制御フラグがクリアされ、玉貸動作が完了する。また、前記SCF7によりYESの判断がなされた場合にSCFAに進み、EXS信号出力待ちすなわち前記PCRCL30のサブルーチンプログラムに分岐する。
【0184】B RDY信号がOFFすることなくかつBRQ信号がONすることなくT4,TEタイマが終了した場合には、SCE8に進み、T4,TEエラーがセットされT4,TEエラーを表すランプステータスがセットされ、SCECにより、カードリーダ制御フラグがクリア(図39のPCRCLER)されて前記PCRCL00のサブルーチンプログラムに移行する。
【0185】図43(B)は、前記SC7Dに示されたEXS信号出力可状態チェック(ENB CHK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SD00によりCYフラグがクリアされる。このCYフラグの値が前述したようにSC80の判断に用いられる。次にSD01に進み、満タンスイッチ114がONになっているか否かの判断がなされ、ONになっていない場合にはSD04に進み玉切れスイッチ87a,87bが玉切れ状態を検出しているか否かの判断がなされ、検出していない場合にはSD07に進み、通常時エラーが発生しているか否かの判断がなされ、発生していない場合にはSD0Aに進み、CYフラグがセットされてその値が「1」となる。
【0186】図39(B)は、前述したSC46,SC5D,SC6C等におけるクリアに加えて、カードリーダ制御フラグのデータ値が異常となった場合に実行されるPCRCLERのサブルーチンプログラムである。カードリーダ制御フラグは正常では0〜7の範囲内にあり、これが8以上の値になった場合には異常となり、このサブルーチンプログラムが実行される。そして、SC1Eによりカードリーダ制御フラグがクリアされ、その結果PCRCL00のサブルーチンプログラムに移行する。
【0187】図44は、前記S2E7に示されたB RDY信号チェック(PIBC ON)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SD0Cにより、BRDY信号がONになっているか否かの判断がなされ、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220にユニット動作信号(B RDY)が入力されていれば、SD0CによりYESの判断がなされSD10に進み、B RDY信号ONカウンタを「1」加算する処理が行なわれる。次にSD14に進み、ONが予め定められた時間継続しているか否かの判断がなされ、その継続状態が予め定められた時間までには至っていない場合にはSD17に進み、前記B RDY信号ONカウンタの値がON判定値以上になったか否かの判断がなされる。そして、このサブルーチンプログラムが複数回実行されてB RDY信号ONカウンタが加算されてその値がON判定値以上になった場合にはSD17によりYESの判断がなされてSD1Aに進み、BRDY信号OFFカウンタをクリアし、SD10に進み、B RDY信号フラグをONにセットする。
【0188】一方、SD0CによりB RDY信号がONになっていないと判断された場合にはSD20に進み、B RDY信号OFFカウンタを「1」加算する処理が行なわれ、OFF状態が予め定められた時間継続しているか否かがSD24により判断され、NOの判断がなされた場合にはSD26に進み、B RDY信号OFFカウンタの値が判定値以上になったか否かの判断がなされ、判定値以上になった段階でSD2Aに進み、B RDY信号ONカウンタをクリアし、SD2Dに進み、B RDY信号フラグをOFFにセットする処理が行なわれる。
【0189】図45は、前記S2EAに示されたBRQ信号チェック処理(PIBRQ)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムを、図44に示したサブルーチンプログラムと同様の方法により信号のチェックを行なっており、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220に玉貸要求信号(BRQ)が入力されているか否かがSD30により判断され、入力されている場合には前述と同様の方法により判別してBRQ信号ONフラグをセットし(SD41)、入力されていない場合にはBRQ信号ONフラグをクリアする(SD51)。
【0190】図46(A)は、前記S1B9に示された補給情報制御(PHOKYU)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SD54により補給情報タイマが0になっているか否かの判断がなされる。この補給情報タイマは後述するSD66によりセットされた時間を計時するものである。そして、0になっている場合にはSD5Cに進み、補給情報動作カウンタが「0」であるか否かの判断がなされる。この補給情報動作カウンタは前記SB9Eにより加算されるカウンタである。そして、「0」の場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、「0」以外の場合にはSD66に進み、補給情報ON−OFF時間がセットされる。次にSD6Aに進み、補給情報をONにセットする処理がなされる。これにより、補給情報が補給情報出力端子79d(図2参照)から外部(たとえばホール用管理コンピュータ)に出力される。
【0191】一方、SD54によりNOの判断がなされた場合にはSD6Fに進み、補給情報OFFチェックが行なわれ、補給情報ONセットが行なわれてから所定時間経過した段階でSD78に進み、補給情報をOFFにする処理が行なわれる。その結果、補給情報の外部(たとえばホール用管理コンピュータ)への出力が停止される。
【0192】図46(B)は、前記S219により示された玉貸情報制御(PRENRL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【0193】SD84により、玉貸情報タイマが「0」であるか否かの判断がなされる。この玉貸情報タイマは後述するSD96によりセットされる時間を計時するものである。玉貸情報タイマが「0」の場合にはSD8Cに進み、玉貸情報動作カウンタが「0」であるか否かの判断がなされる。この玉貸情報動作カウンタは、前記S62Dによりカウント動作されるものである。すなわち、玉貸動作が正常に行なわれるごとに「1」ずつ加算されるものである。そしてそのカウンタの値が「0」の場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、「0」でない場合にはSD96に進み、玉貸情報ON−OFF時間がセットされる。その結果、玉貸情報出力端子79c(図2参照)から玉貸情報が外部(たとえばホール用管理コンピュータ)に出力される。
【0194】一方、SD84によりNOの判断がなされた場合にはSD9Fに進み、玉貸情報OFFチェックがなされる。そして、前記SD9AによりONにセットされてから所定時間が経過した段階でSDA8に進み、玉貸情報をOFFにセットする処理がなされる。その結果、玉貸情報の外部(たとえばホール用管理コンピュータ)への出力が停止される。
【0195】図47(A)は、前記S21Fによるブザーデータ制御(PBUZCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SE00により、ブザータイマが「0」になったか否かの判断がなされる。このブザータイマは、後述するSE08によりセットされるものである。ブザータイマが「0」の場合にはSE08に進み、タイマデータがブザータイマにセットされ、SE15により、ブザーアドレス対応データが「終了」になったか否かの判断がなされる。ブザーアドレス対応データとは、前記ブザー10(図14参照)を制御するための制御用データが複数のアドレスに対応してそれぞれ記憶されたものである。ブザーアドレス対応データが「終了」になっている場合にはSE17に進み、ブザー先頭アドレスをブザーアドレスにセットする処理がなされてSE08に進む。そして、タイマデータがセットされて再度SE15の判断がなされる。この段階では、ブザーアドレスに先頭アドレスがセットされているためにNOの判断がなされてSE1Dに進み、そのアドレス(この場合には先頭アドレス)に記憶されているブザーデータがセットされ、SE25に進み、ブザーアドレスが更新される。そして、SE1Dによりセットされたブザーデータに従ってブザー10が制御される。
【0196】このサブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、SE08により既にタイマデータがセットされているためにSE00によりNOの判断がなされてSE2Aに進み、ブザータイマを「1」減算する処理がなされる。このサブルーチンプログラムが実行されるたびにこのSE2Aにより減算処理がなされ、それが繰返されることにより遂にはブザータイマが「0」に達する。その段階で再度SE08に進み、前述したアドレスに対応するブザーデータがセットされるとともに、アドレスの更新処理が繰返して行なわれる。
【0197】図47(B)は、ブザーデータアドレスセット処理(PBUZST)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SE2Dにより、新しく設定されたブザーナンバーを格納する処理が行なわれ、その格納されたブザーナンバーを判別する処理がSE2E〜SE38により行なわれ、それぞれのブザーナンバーの出力アドレスおよびブザー出力先頭アドレスをセットした後、ブザータイマをクリアする。
【0198】図48は、前記S1E2により示されたランプデータ制御(PLMPCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SF00により通常ランプ状態のチェックが行なわれる。この通常ランプ状態のチェックは、ランプステータス1〜ランプステータス4の各ビット順に調べてビットがONしているか否かをチェックする処理である。そしてONしていれば、そのビットに対応する設定ランプNOを格納する処理がSF36により行なわれる。ONしていなければSF1Bに進み、玉貸動作中であるか否かの判断がなされ、玉貸動作中でない場合にはブザーデータをOFFにする。そしてSF22により、通常ランプNOがセットされる。
【0199】次にSF3Eにより、出力中ランプNOと格納セットされた設定ランプNOとが一致するか否かの判断がなされ、一致しない場合にはSF3Fに進み、ランプデータセット処理が実行される。一致する場合には直接SF42に進み、ランプタイマが終了したか否かの判断がなされ、終了していなければSF44に進み、ランプタイマを「1」減算してサブルーチンプログラムが終了し、ランプタイマが終了した段階でSF4Aに進み、ランプタイマがプリセットされ、SF5Fに進み、ランプアドレスに対応するランプデータがセットされる。そしてSF66に進み、ランプデータが「終了」に達したか否かの判断がなされ、達していなければSF6Dに進み、ランプアドレス更新処理が行なわれる。SF4AによりプリセットされたランプタイマがSF42により終了したと判断されれば再度SF4A以降の処理が行なわれ、ランプアドレスに対応するランプデータがセットされる。このように、SF42によりYESの判断がなされるたびにランプアドレスに対応するランプデータがセットされて、そのセットされたランプデータに従ってランプが点灯または点滅制御されるとともにランプアドレスの更新処理が行なわれるのである。
【0200】図49は、前記SF3Fより示されたランプデータセット(PLMPST)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。SF78により新しく設定されたランプナンバーをセットする処理が行なわれ、SF79〜SF85により、賞球時か通常時か玉切れ時かの判断が行なわれ、賞球時の場合にはSF7Cにより賞球ランプ先頭アドレスがセットされ、賞球ランプ43が制御される。通常時であった場合にはSF82により通常ランプ先頭アドレスがセットされる。玉切れ時であった場合にはSF88により玉切れランプ先頭アドレスがセットされて玉切れランプ44が制御される。SF85によりNOが判断がなされた場合にはSF8Bに進み、エラーランプ先頭アドレスがセットされ、エラー表示器155が制御される。
【0201】次にSF8Dに進み、先頭アドレスをランプアドレスに格納する処理がなされ、SF93により、タイマがクリアされる。
【0202】図50(A)は、前記S147により示された賞球モータ制御(PMOTCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1110によりモータ正転タイミングチェック処理が行なわれる。このモータ正転タイミングチェックは図54(A)にその具体的な制御内容が示されている。そしてCYの値をチェックすることにより、S1113により払出モータ(賞球モータ)189が正転しているか否かチェックする。そして正転している場合にはS1116により、モータ制御フラグ対応処理へ分岐する。逆転している場合にはS1114により、モータ逆転プロセスへ分岐する処理が行なわれる。このモータ逆転プロセスは図53に示されたサブルーチンプログラムである。
【0203】また正転している場合に最初に分岐して実行されるプログラムは、図50(B)に示されている賞球モータ起動待ち処理(PMOTCL00)のサブルーチンプログラムである。
【0204】S1121により、モータ出力ポートをクリアし、S1124により、モータ起動中であるか否かの判断がなされる。この判断は、モータ起動フラグをチェックすることにより行なわれる。起動中であればS1127に進み、排出設定個数が4個以下か否かの判断がなされ、4個以下の場合にはS1133に進み、モータ制御フラグを減速状態にセットする処理が行なわれる。排出設定個数が5個以上の場合にはS1130に進み、モータ制御フラグを「1」加算する処理が行なわれる。その結果、以降制御は賞球モータ起動時のサブルーチンプログラムに移行する。払出モータ(賞球モータ)189は、通常は、停止状態から起動状態に制御された後加速制御され、そして一定の速度に達した段階で定速回転制御が行なわれ、次に減速制御が行なわれて最終的に停止制御が行なわれるように制御される。ところが、このような一連の回転制御を行なった場合には、どうしても払出される玉数が5個以上となってしまう。ゆえに、排出すべき玉数が4個以下の場合には、前述した一連の回転制御を行なうことなくいきなり減速状態にセットして制御するのである。
【0205】図50(C)は、賞球モータ起動時処理(PMOTCL10)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS1137によりモータ起動中であるか否かの判断がなされ、起動中でなければS1139によりモータをOFFにする制御に分岐する。このモータをOFFにする制御は、後述するS11A7で行なわれる。なお、このPMOTCL10ないし後述するPMOTCL40のサブルーチンプログラムが実行されている最中にモータが起動中でないと判断される場合は通常あり得ず、ノイズ等により制御データにエラーが発生した場合にモータ起動中でないと判断される。モータ起動中の場合にはS113Bに進み、モータ起動時間がセットされる。このモータ起動時間は、1,2層励磁タイプのステッピングモータからなる払出モータ(賞球モータ)189の励磁時間のことであり、本実施例では、3.060msecである。起動時においては、このモータ起動時間だけ払出モータ189が励磁された後次の励磁パターンに移行するように制御される。この励磁時間が長ければ長いほどゆっくりした回転速度となる。次にS113Eに進み、モータ駆動制御が行なわれる。このモータ駆動制御は図56にその具体的制御内容が示されている。
【0206】次にS1141に進み、玉が1個排出されたか否かの判断がなされ、1個排出されるまでモータ起動時における駆動制御が行なわれ、1個排出された段階でS114Dに進み、モータ制御フラグを加速状態にセットする処理が行なわれる。その結果、以降制御が賞球モータ加速時サブルーチンプログラムに移行する。
【0207】図51(A)は賞球モータ加速時(PMOTCL20)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1150により、モータ加速時間がセットされる。このモータ加速時間は、加速パターンに入った払出モータ(賞球モータ)189の励磁時間のことであり、本実施例では2.295msecに定められている。そして図56に示すモータ駆動制御が行なわれ、S1156に進み、排出個数が3個に達したか否かの判断がなされ、3個に達するまでモータ加速制御が続行される。そして3個に達した段階でS1162に進み、モータ制御フラグを定速状態にセットする処理が行なわれる。その結果、以降制御が賞球モータ定速時サブルーチンプログラムに移行する。
【0208】図51(B)は、賞球モータ定速時(PMOTCL30)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1165によりモータ起動中であるか否かの判断がなされ、起動中でなければモータOFF制御に分岐し、起動中である場合にS1169に進み、モータ高速時間がセットされる。このモータ高速時間は、払出モータ(賞球モータ)189が定速状態で制御されている場合における励磁時間のことであり、本実施例では1.530msecと定められている。次にS116Cに進み、図56に示すモータ駆動制御が行なわれ、S116Fに進み、現在払出された景品玉の個数が(総排出個数−2個)に達したか否かの判断がなされ、達するまでモータの定速制御が続行される。そして達した段階でS1181に進み、モータ制御フラグを減速状態にセットする処理が行なわれる。その結果、以降制御が賞球モータ減速時サブルーチンプログラムに移行する。
【0209】図52(A)は、賞球モータ減速時(PMOTCL40)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1184によりモータ起動中であるか否かの判断がなされ、起動中でない場合にはモータOFF制御へ分岐する。モータ起動中である場合にはS1188に進み、モータ減速時間がセットされる。このモータ減速時間は、払出モータ(賞球モータ)189の減速回転制御時における励磁時間のことであり、本実施例では2.295msecと定められている。次にS118Bに進み、図56に示されたモータ駆動制御が行なわれ、S118Eに進み、排出個数=賞球個数になったか否かの判断がなされる。そして現時点で排出された景品玉の個数が排出すべき賞球個数に達していない段階ではS118EによりNOの判断がなされてこの賞球モータの減速回転制御が続行される。そして払出された景品玉の個数が賞球個数に一致した段階でS119Aに進み、モータブレーキ出力時間がセットされる。その結果、排出個数が賞球数に達した時点における払出モータ(賞球モータ)189の励磁パターンを変化させることなくその最後の励磁パターンの状態でセットされたモータブレーキ時間だけモータが励磁され続ける。ゆえに、払出モータ(賞球モータ)は停止した状態となる。このモータブレーキ出力時間は本実施例では22.185msecと定められている。次にS119Eに進み、モータ制御フラグをブレーキにセットする処理がなされる。その結果、以降制御が賞球モータブレーキ時サブルーチンプログラムに移行する。
【0210】図52(B)は賞球モータブレーキ時(PMOTCL50)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S11A1により、前記S119Aによりセットされたモータブレーキ出力時間がタイムアウトしたか否かの判断がなされ、タイムアウトしていなければS11B2により、ブレーキ時間を「1」減算する処理がなされてサブルーチンプログラムが終了する。このサブルーチンプログラムを複数回実行するたびにS11B2により減算処理が繰返し行なわれ、その結果モータブレーキ時間が0となりタイムアウトしたと判断された場合にはS11A7に進み、モータ制御フラグをクリアし、モータ逆転フラグをクリアし、モータ逆転カウンタをクリアする処理がなされる。
【0211】図53は、前記S1114により分岐して実行されるモータ逆転プロセス(PMOTCL9)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S11B5により、モータフラグが異常であるか否か判別される。これは、モータ逆転フラグの値をチェックして正常値より大きい場合に異常と判別される。このモータ逆転フラグは前記S527,後述するS11D4で「1」ずつ加算され、S11A7,S123Bでクリアされるものである。そして正常な場合には0〜8の値を示しており、8を越えると異常な値となる。その場合には、S11BBによりモータ逆転フラグがクリアされる。
【0212】モータ逆転フラグの値が正常な場合にはS11BFに進み、モータ起動中であるか否かの判断がなされ、モータ起動中でない場合にはS11C1によりモータOFFの制御に分岐し、前記S11A7に進む。一方、モータ起動中である場合にはS11C3に進み、モータ休止中であるか否かの判断がなされる。モータ逆転フラグが1,3,5,7のときにはモータ休止中であるためにS11CCに進み、モータの励磁出力をOFFにする。そしてS11CFに進み、モータ休止時間が終了したか否かの判断がなされ、終了した段階でS11D4に進み、モータ逆転フラグを「1」加算する処理が行なわれる。
【0213】次にS11D6に進み、モータ正転タイミングであるか否かの判断がなされ、図54(A)で説明するように、モータ逆転フラグが0,4,8のときにモータ正転タイミングであり、そのときにCYがセットされており、そのCY値が「1」であるか否かを判定して「1」である場合にはS11D6によりYESの判断がなされる。そしてS11DBに進み、賞球センサマスクフラグをONにし、S11DDに進み、賞球センサマスク位相カウンタをクリアする処理が行なわれる。この賞球センサマスク位相カウンタはタスク時間を定めるためのカウンタである。
【0214】一方、モータ逆転フラグが2,6でありCYがセットされていない場合にはS11D6によりNOの判断がなされてS11E1に進み、モータ逆転励磁時間がセットされる。このモータ逆転励磁時間は、払出モータ(賞球モータ)189を逆転制御させる時間であり、本実施例では275.40msecだけ逆転制御する。次にS11E5に進み、モータ逆転時間がセットされる。このモータ逆転時間は、払出モータ189の逆転制御時における励磁時間のことであり、本実施例では11.475msecと定められている。
【0215】次に、S11C3によりモータ休止中でないと判断された場合にはS1200に進み、モータ逆転プロセス中のモータ逆転状態であるか否かのチェックが行なわれる。モータ逆転フラグが2または6の場合には図54(B)で後述するようにCYがセットされるのであり、CYがセットされているか否かをこのS1200により判断し、モータ逆転である場合にS1205に進み、図56に示すモータ駆動制御が行なわれる。次にS1208に進み、逆転動作が終了したか否かの判断がなされ、終了した段階でS120Eに進み、モータ休止状態にセットされ、S1210により、モータ休止時間がセットされる。
【0216】図54(A)は、前記S11D6により示されたモータ正転タイミングチェック(MCWCHK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1214によりCYをクリアして「0」にする処理がなされ、S1215に進み、モータ逆転フラグが「0」であるか否かの判断がなされ、「0」である場合にはモータが正転している状態であり、S121AによりCYがセットされて「1」となる。モータ逆転フラグが「4」である場合にはモータが正転状態であるためにS121CによりYESの判断がなされてS121Fに進み、CYがセットされる。モータ逆転フラグが「8」である場合にはモータが正転状態であるためにS1221によりYESの判断がなされてS1224に進み、CYがセットされる。その結果、モータ逆転フラグが0,4,8の場合にのみCYがセットされて「1」となり、それ以外の場合にはCYがクリアされて「0」となる。
【0217】図54(B)は前記S1200で示されたモータ逆転プロセス中のモータ逆転チェック(MCCWCHK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1226によりCYがクリアされて「0」となる。そして、モータ逆転フラグが「2」の場合すなわち逆転状態の場合にS122Cに進み、CYがセットされて「1」となる。またモータ逆転フラグが「6」すなわち逆転状態の場合にはS1231に進み、CYがセットされて「1」となる。
【0218】図55(A)は、前記S435に示されたモータ起動セット(MOTSTR)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1233によりモータ起動セットが行なわれ、S1236により賞球センサマスクフラグがONにセットされ、S1238によりセンサNGフラグがクリアされる。このセンサNGフラグは、前記SB47,SB81等の「センサショートNG」のことである。次にS123Bに進み、モータ逆転フラグがクリアされて、賞球センサマスク位相カウンタがクリアされる。
【0219】図55(B)は、前記S1210に示されたモータ休止時間セット(MSTPTIM)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1240によりモータ休止時間がセットされてサブルーチンプログラムが終了する。
【0220】図55(C)は、前記S11CFに示されたモータ休止時間チェック(PMTSTP)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1249により、モータ休止時間の16ビット減算処理が行なわれる。この16ビット減算処理は図34(C)に示されたサブルーチンプログラムの内容である。そして、モータ休止時間が「0」になった段階で16ビット減算処理によりCYがクリアされて「0」となり、次にS1258に進み、CYが反転されるために、CYの値が「1」となる。すなわち、モータ休止時間が0になる以前の段階ではCYの値が「0」となっており、0になった段階でCYの値が「1」となる。そして前記S11CFによりこのCYの値を判定し、「1」の場合にYESの判断がなされるのである。図56は、前記S113E,S1153,S116C,S118B,S1205により示されたモータ駆動制御(MOTDRV)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。払出モータ(賞球モータ)189は、前述したように1,2層励磁式のステッピングモータから構成されており、第1コイル,第2コイル,第3コイル,第4コイルの4つのコイルが回転子の周りに設けられている。そして、回転制御する場合には、第1コイルと第2コイルとを励磁させた後第2コイルのみを励磁させ、次に第3コイルと第2コイルとを励磁させ、次に第3コイルのみを励磁させ、次に第4コイルと第3コイルとを励磁させ、次に第4コイルのみを励磁させ、次に第4コイルと第1コイルとを励磁させ、次に第1コイルのみを励磁させ、次に第2コイルと第1コイルとを励磁させるというように、励磁させるコイルを順次回転方向に切換励磁させて回転子を回転させるように構成されている。そして、どのコイルを選択して励磁させるかという励磁出力データがROMにテーブルの形で記憶されている。このテーブルデータは、たとえば、テーブルデータの先頭アドレスに、第1コイルと第2コイルとを励磁させるための励磁出力データである0011が記憶されており、先頭+1アドレスに、第2コイルのみを励磁させるデータである0010が記憶されており、先頭+2アドレスに、第3コイルと第2コイルとを励磁するためのデータである0110が記憶されており、先頭+3アドレスに、第3コイルのみを励磁させるためのデータである0100が記憶されており、先頭+4アドレスに、第4コイルと第3コイルとを励磁させるための1100が記憶されており、その次のアドレスに1000が記憶され、さらにその次のアドレスに1001が記憶され、さらにその次のアドレスに0001が記憶されている。そしてテーブルデータを先頭アドレスから順次、次のアドレスに向かって記憶データを読出して出力することにより、払出モータ(賞球モータ)189が正転方向に回転するように構成されている。
【0221】まずS125Aにより、励磁基本時間−1が0となるか否かの判断が行なわれる。この励磁基本時間は後述のS1270でセットされた基本時間であり、この基本時間とは、前記S113B,S1150,S1169,S1188,S119Aによりセットされたモータの励磁時間のことである。そして、励磁基本時間−1が0にならないと判断された場合にはS1261に進み、その−1された基本励磁時間が保存される。そして、励磁基本時間−1が「0」になると判断された時点でS1264に進み、モータ逆転動作中の正転か否かの判断がなされる。モータ逆転動作中の正転である場合にはS126Dに進み、モータ回転速度に起動時間をセットする処理がなされる。次にS1270に進み、基本励磁時間に基本時間(励磁時間)をセットする処理がなされ、S1274に進み、モータ出力パターン対応テーブルアドレスをセットする処理がなされる。この処理は、前述した励磁出力データを記憶しているテーブルの先頭アドレスをセットする処理である。次にS127Dに進み、賞球センサマスク位相カウンタを「1」加算する処理が行なわれる。そしてS1283に進み、賞球センサマスク時間が経過したか否かの判断がなされる。この判断は、前記S127Dの処理の結果賞球センサマスク位相カウンタの値が「5」になっか否かに基づいて行なわれる。そして、カウンタ値が「5」になり賞球マスク時間が経過したと判断された場合にはS1286による賞球センサマスクフラグをOFFにセットする処理が行なわれる。
【0222】次にS1288では、モータ逆転中であるか否かの判断がなされ、正転中である場合にはS1296に進み、モータ出力パターンカウンタを「1」加算する処理が行なわれる。このモータ出力パターンカウンタは、前記励磁出力データを記憶しているテーブルの記憶データを選択して呼出す際の添字(アドレス)の特定に用いられる。すなわち、モータ出力パターンカウンタが「1」のときにはテーブルの先頭アドレスに記憶されている励磁出力データすなわち前述した0011が読出され、モータ出力パターンカウンタの値が「2」のときには先頭+1のアドレスに記憶されているデータすなわち0010が読出される。次にS129Cに進み、励磁出力データがセットされる。これは、S1296のモータ出力パターンカウンタの値に対応するテーブルアドレスに記憶されているテーブルデータ(励磁出力データ)を読出してセットする処理であり、このセットされた励磁出力データが出力されて払出モータ(賞球モータ)189が励磁制御される。このS129Cによりセットされた励磁パターンに従った励磁制御時間は、S125Aにより「0」となったと判断されるまで継続され、「0」となった時点で次のテーブルアドレスに記憶されているデータが新たに読出されてセットされて出力される。したがって、S129Cによりセットされた励磁出力データに従った励磁時間は、S1270によりセットされた基本時間となる。
【0223】モータが逆転中である場合にはS1288によりYESの判断がなされてS128Fに進み、逆転カウンタを「1」減算し、S1291に進み、モータ出力パターンカウンタを「1」減算する処理が行なわれる。その結果、前回S129Cに従ってセットされた励磁出力データが記憶されているテーブルアドレスよりも1つ前のテーブルアドレスに記憶されている励磁出力データが選択されてセットされて出力されることになる。その結果、払出モータ(賞球モータ)189が逆転する。
【0224】図57(A)は、前記S226に示された賞球個数読込処理(PREAD)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1320により賞球数読込可能状態であるか否かの判断がなされる。前記S323,S329で説明したように、電源投入時から所定期間は賞球数の読込は行なわないために、その所定期間が経過したか否かがこのS1320により判断されるのである。この時間の経過の計測がS1323により行なわれる。このS1323の賞球数読込開始タイマを「1」減算する処理は、図61(D)のPREDTCNTのサブルーチンプログラムで行なわれる。そして、賞球数読込開始タイマがタイムアップした段階でCYが1となりS1328に進み、賞球数読込可能フラグをセットし、S1330に進み、賞球数読込フラグ対応処理に分岐する。この賞球数読込フラグ対応処理は、PREAD00〜PREAD40のサブルーチンプログラムである。まず通常処理(PREAD00)のサブルーチンプログラムに分岐する。
【0225】図57(B)は、通常処理(PREAD00)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS1333により当り玉の信号をOFFにした状態でS1335により賞球数データの読込を行ない、S133Bにより、その賞球数読込データが「0」であるか否かの判断が行なわれる。正常な場合には、当り玉信号がOFFになっているために賞球数読込データは「0」となっているはずである。そして、S133Bの判断の結果「0」となっていると判断された場合にはS133Fに進み、通常時エラーを表すランプステータスをクリアし、S1345に進み、賞球数読込プロセスになっているか否かの判断がなされる。この賞球数読込プロセスになっているか否かの判断は、図24に示したプロセスNO(プロセスカウンタの値)の値で判断され、プロセスNOの値が「1」となっている場合にのみYESの判断がなされる。S1345によりYESの判断がなされた場合には、S134Aに進み、当り玉信号をONにする処理が行なわれる。次にS134Cに進み、賞球数読込前後エラーカウンタをセットする処理が行なわれる。このカウンタは後述するエラーの判定に利用される。次にS1350に進み、読込データバッファをクリアし、S1354に進み、次読み込み状態にセットする処理が行なわれる。その結果、以降制御は図58(A)に示すPREAD10のサブルーチンプログラムに移行する。
【0226】一方、S133Bにより賞球数読込データが「0」でないと判断された場合すなわち通常時の賞球エラーの場合には、S1357に進み、通常時エラー時間(100msec)が経過したか否かの判断がなされ、経過した段階でなお賞球数読込データが「0」でない場合にはS1368に進み、入賞個数関連フラグをクリアする処理が行なわれ、S136Bに進み、エラー時のブザーをセットし、S136Fにより通常時エラーを表すランプステータスをセットする処理が行なわれる。
【0227】図58(A)は、賞球個数読込開始時処理(PREAD10)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであり、賞球個数読込み動作開始時に行なわれるサブルーチンである。S1372により当り玉信号をONにし、S1374に進み、賞球数読込開始前タイマがタイムアウトしたか否かの判断がなされる。そしてタイムアウトしていない段階ではS137Fに進み、賞球個数読込が行なわれ、S1385により読込データが「0」であるか否かの判断がなされる。「0」である場合にはそのままサブルーチンプログラムは終了するが、「0」でない場合にはS1389に進み、読込んだ賞球個数データを記憶しているバッファの記憶データを参照して今回読込んだ賞球個数データと前回読込んでいる賞球個数データとが一致するか否かの判断がなされる。そして一致しない場合にはS1397に進み、今回読込んだ賞球個数データをバッファに記憶させる処理を行なってサブルーチンプログラムが終了する。
【0228】一方、S1389により、今回読込んだ賞球個数データと前回読込んでいる賞球個数データとが一致すると判断された場合にはS138Dに進み、データ読込完了時間がセットされ、S1394に進み、次読み込み状態にセットされる。その結果、以降制御が図58(B)に示すPREAD20のサブルーチンプログラムに移行する。
【0229】一方、賞球個数読込開始前タイマがタイムアウトするまで、賞球個数読込データが継続して「0」であった場合、または、S1389によりNOの判断がされ続けられた場合には、S1374によりYESの判断がなされてS137Aに進み、賞球数読込中エラーセット処理がなされる。
【0230】図58(B)は、賞球個数読込中処理(PREAD20)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであり、賞球個数読込み動作の途中に行なわれるサブルーチンである。このサブルーチンプログラムにおいて、S1399〜S13B0の処理は、図58(A)のS1372〜S1389とほぼ同じである。なお、S139BのタイマはS138Dによりセットされたデータ読み込み完了時間を計時するものである。そして、S13B0によりYESの判断がなされた場合にはS13B7に進み、ONの判定値になったか否かの判断がなされる。これは、S13B0によりYESの判断がなされるたびに一致カウンタを「1」加算処理し、そのカウンタの値が予め定められたONの判定値に達したか否かにより判断される。そして、ON判定値に達した段階でS13BCに進み、当り玉信号をOFFにセットし、S13BEに進み、次読込状態をセットする処理がなされ、S13C0により読込後時間がセットされる。S13BEの処理の結果、以降制御が図59(A)に示すPREAD30のサブルーチンプログラムに移行する。
【0231】S13B0によりNOの判断がなされた場合にはS13C5に進み、読込賞球数データをデータバッファにセットして格納する処理が行なわれ、S13C8に進み、一致カウンタをクリアする処理がなされる。
【0232】図59(A)は、賞球個数読込終了時処理(PREAD30)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS13CBにより当り玉信号をOFFにセットする処理がなされ、S13CDに進み、読込前後エラーカウンタがタイムアウトして「0」になったか否かの判断がなされる。この読込前後エラーカウンタは前記S134Cによりセットされたものである。そしてタイムアウトしていない段階ではS13DAに進み、賞球数読込処理が行なわれ、S13E0により、その読込賞球数データが「0」であるか否かの判断がなされる。「0」でない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、「0」になった段階で正常終了として賞球個数バッファに読込賞球数をセットして格納する処理がS13E3よりなされる。次にS13EBに進み、プロセスカウンタの値(図24参照)に基づいて賞球数読込状態であるか否かの判断がなされ、賞球数読込状態である場合にはS13F0に進み、読込前後エラーカウンタをプリセットする処理へ分岐する。一方、賞球数読込状態でない場合にはS13F2に進み、入賞関連個数フラグをクリアする処理すなわち図59(C)に示すREADCLRのサブルーチンプログラムに移行する。
【0233】読込前後エラーカウンタがタイムアウトするまでの間に、読込賞球数データが「0」にならなかった場合には、S13D3に進み、賞球数読込後エラーランプがセットされ、S13D5に進み、賞球数読込エラーがセットされる。このエラーセット処理は、図59(B)に示されたPREAD40のサブルーチンプログラムである。
【0234】図59(B)は、賞球個数読込エラー処理(PREAD40)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S13F5により当り玉信号をOFFにセットする処理がなされ、S13F9により賞球個数バッファに「0」をセットする処理がなされ、S13FBにより、賞球個数バックアップバッファに「0」をセットする処理がなされる。この(B)に示すサブルーチンプログラムは、賞球数読込中にその賞球数データが読込めなかった場合のエラー時に行なわれるものであり、リセット操作されない限り通常状態には復帰しない。
【0235】図59(C)は、賞球個数読込関連クリア処理(READCLR)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1400により、当り玉信号をOFFにセットする処理がなされ、S1402により、読込プロセスをOFFにセットする処理がなされる。その結果、以降制御がPREAD00のサブルーチンプログラムに移行する。
【0236】図59(D)は、前記S13A1に示された読込中エラーセット処理(INREADERR)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1409により賞球数読込中エラーを表すランプステータスをセットする処理がなされ、S140Bにより、賞球個数読込エラーをセットする処理がなされる。
【0237】図60(A)は、前記S1A6に示されたカードリーダエラー制御(PCDERR)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S142Fにより、エラーステータス対応処理へ分岐する。このエラーステータス対応処理は、PCDER00〜PCDER60のサブルーチンプログラムである。まずPCDER00のサブルーチンプログラムが実行される。
【0238】図60(C)は、通常プロセス(PCDER00)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S143Cにより、カードリーダエラーフラグが「0」になっているか否かの判断がなされる。カードリーダ(カードユニット50)にエラーが発生していない場合にはS143CによりYESの判断がなされてS1441に進み、エラーステータスがクリアされてサブルーチンプログラムが終了する。一方、カードリーダエラーフラグがセットされている場合にはS1445に進み、カードリーダ制御タイマをクリアし、S1449により、カードリーダ制御フラグがクリアされ、S144Bにより、カードリーダエラープロセスタイマがセットされ、S1453により、エラーステータス次状態セットが行なわれる。
【0239】図60(D)は、S1453の処理の結果行なわれるエラープロセス1(PCDER10)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1456により、P台RDY信号をONにする処理が行なわれる。その結果、払出制御用マイクロコンピュータ220からP機動作信号(P RDY)がカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に出力されることになる。次にS1458に進み、エラープロセスタイマが終了したか否かの判断がなされる。このエラープロセスタイマはS144Bによりセットされたものである。そして、終了した段階でS145Dに進み、カードリーダエラープロセスタイマがセットされ、S1465に進み、エラーステータス次状態セットがなされる。
【0240】図60(E)は、S1465の処理の結果行なわれるエラープロセス2(PCDER20)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1468により、P台RDY信号をOFFにする処理が行なわれる。その結果、P機動作信号(P RDY)の出力が停止される。次にS146Aに進み、エラー時EXS OFFタイミングになったか否かの判断がなされる。なっていなければS1477に進むが、OFFタイミングになればS1475に進み、EXS信号をクリアする処理がなされる。その結果、払出制御用マイクロコンピュータ220からの玉貸完了信号(EXS)の出力が停止されることになる。
【0241】次にS1477に進み、エラープロセスタイマが終了したか否かの判断がなされる。これは、前記S145Dによりセットされたタイマである。そして、終了した段階でS147Cに進み、カードリーダエラープロセスタイマがセットされ、S1484に進み、エラーステータス次状態セット処理がなされる。
【0242】図60(F)は、S1484の処理の結果行なわれるエラープロセス3(PCDER30)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1487により、EXS信号をクリアする処理がなされ、S1489により、P台RDY信号をONにする処理がなされる。その結果、P機動作信号(P RDY)が払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に出力されることになる。次にS148Bに進み、エラープロセス終了チェック処理がなされる。このエラープロセス終了チェック処理は、前記S1477〜S1484の処理である。その結果、S147Cによりセットされたカードリーダエラープロセスタイマが終了した段階で、図60(G)に示すエラープロセス4(PCDER40)のサブルーチンプログラムが実行されることになる。
【0243】S148Fにより、EXS信号がクリアされ、S1491により、P台RDY信号をOFFにする処理がなされる。その結果、払出制御用マイクロコンピュータ220からのP台RDY信号の出力が停止されることになる。次にS1493に進み、エラープロセス終了チェック処理がなされる。このエラープロセス終了チェック処理は、前記S1477〜S1484に示した処理である。その結果、S147Cによりセットされたカードリーダエラープロセスタイマがタイムアップした段階で、図61(A)に示すエラープロセス5(PCDER50)のサブルーチンプログラムが実行されることになる。
【0244】S1497により、EXS信号フラグをOFFにする制御が行なわれ、S1499により、P台RDY信号をONにする処理がなされる。その結果、払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210にP機動作信号(P RDY)が出力されることになる。次にS149Bに進み、カードリーダエラープロセスタイマが終了したか否かの判断がなされる。これは、前記S147Cによりセットされたタイマであり、タイムアップした段階でS14A0に進む。S14A0では、カードリーダエラープロセスタイマをセットする処理がなされ、S14A8に進み、エラーステータス次状態セット処理がなされる。
【0245】図61(B)は、S14A8の処理の結果行なわれるエラープロセス6(PCDER60)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S14ACにより、EXS信号フラグをOFFにする処理がなされ、S14AEにより、P台RDY信号をOFFにする処理がなされる。その結果、払出制御用マイクロコンピュータ220からのP機動作信号(P RDY)の出力が停止される。次にS14B0に進み、カードリーダエラープロセスタイマが終了したか否かの判断がなされる。このタイマは、前記S14A0によりセットされたタイマであり、タイムアップした段階でS14B5に進む。S14B5では、B RDY信号がOFFであるか否かの判断がなされる。そして、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220に出力されるユニット動作信号(B RDY)の出力が停止された段階でS14B5によりYESの判断がなされてS14B8に進む。S14B8では、BRQ信号がOFFになったか否かの判断がなされる。カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220への玉貸要求信号(BRQ)の出力が停止された段階で、S14B8によりYESの判断がなされてS14BBに進み、P台RDY信号をONにする処理が行なわれる。その結果、払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に対してP機動作信号(P RDY)が出力されることになる。次にS14BDに進み、カードリーダエラー関連フラグがクリアされる処理がなされる。その結果、カードリーダエラープロセスが終了することになる。
【0246】図61(C)は、前記S149B,S1477,S1458により示されたカードリーダプロセスタイマ終了チェック(PETMCHK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1500により、カードリーダエラープロセスタイマを16ビット減算処理する。この16ビット減算処理は、図34(C)に示すP16DECのサブルーチンプログラムで実行される。そして減算した結果プロセスタイマが0になればS1500によりCYがクリアされ、さらにS150FによりCYが反転されるために最終的にその値が「1」となる。つまり、カードリーダエラープロセスタイマが処理中の場合にはCYの値が「0」となり、終了すればCYの値が「1」となる。
【0247】図61(D)は、前記S1323に示された賞球数読込開始タイマ減算処理(PREDTCNT)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1511により、賞球数読込開始タイマを16ビット減算処理する。そして、減算した結果0になればS1511によりCYの値が「0」となり、S1520によりCYの値が反転されるために、CYの値が「1」となる。つまり、賞球数読込開始タイマが終了すればCYの値が「1」となり、処理中の場合にはCYの値が「0」となる。
【0248】図60(B)は、エラーステータスが異常な値(7以上の値)になった場合に実行されるサブルーチンプログラムであり、S1438によりエラーステータスがクリアされて「0」となる。
【0249】図62(A)は、前記S1C5に示されたP台RDY信号制御(PRDYCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1522により賞球読込可能状態であるか否かの判断がなされる。これは、賞球読込可能フラグがセットされているか否かに基づいて判断されるものであり、この賞球読込可能フラグは前記S1328によりセットされる。賞球読込可能フラグがセットされていない場合にはS1526に進み、P台RDY信号をOFFにする処理が行なわれる。一方、賞球読込可能フラグがセットされている場合にはS1528に進み、CRエラー出力中であるか否かの判断がなされる。カードリーダエラー出力中でない場合にはS152Dに進み、P台RDY信号をOFFにし、S152Fに進み、CR未接続であるか否かの判断がなされ、ユニット接続信号(VL)が払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されている場合にはS152FによりNOの判断がなされてS1532に進み、通常時賞球エラーが発生しているか否かの判断がなされ、発生していない場合にS1535に進み、プロセスカウンタの値に基づいてエラープロセス中であるか否かの判断がなされ、エラープロセス中でない場合にS153Bに進み、P台RDY信号をONにする処理がなされる。その結果、払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作信号(P RDY)が出力される。
【0250】図62(B)は、前記S1B6に示されたCR検出処理(PCRR)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは、パチンコ遊技機とカードユニット50とが接続されているか否かをチェックするためのものである。S153Eにより、CR未接続であるか否かの判断がなされる。これは、前述したようにユニット接続信号(VL)が払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されているか否かに基づいて行なわれる。そしてユニット接続信号(VL)が入力されている場合には接続状態であると判断してS1562に進み、エラー時を表すランプステータスをクリアする処理がなされる。一方、ユニット接続信号(VL)が入力されていない場合にはCR未接続状態と判断してS1542に進み、未接続判定時間が経過したか否かの判断がなされる。そして未接続判定時間が経過した段階でS1552に進み、通常プロセス状態であるか否かの判断がなされる。プロセスカウンタが「0」でありプロセス通常時処理が行なわれている場合にはS1552によりYESの判断がなされてS1557に進み、エラー時を表すランプステータスをセットする処理がなされ、S1559に進み、エラー時のブザーデータセット(未接続エラーセット)が行なわれる。
【0251】図63は、前記S24Bに示されたハンドルモータ出力制御(PHMTCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1600によりハンドルモータをONにセットし、打球発射可能状態にし、S1602により、CR未接続状態であるか否かの判断がなされる。そして未接続状態である場合(ユニット接続信号VLが入力されない場合)にはS1605に進み、ハンドルモータをOFFにして打球発射不可能な状態に制御する。一方、CR接続状態の場合にはS1608に進み、満タン検出器114により満タン状態が検出されているか否かの判断がなされ、検出されている場合にはS160Aに進み、ハンドルモータをOFFにして打球発射不可能な状態に制御する。一方、満タン状態が検出されていない場合にはS160Eに進み、打止モードがONになっているか否かの判断がなされる。そして打止モードがONになっている場合にはS1611に進み、玉切れ状態になっているか否かの判断がなされる。そして玉切れ状態になっている場合にはS1614に進み、ハンドルモータをOFFにして打球発射不可能な状態に制御する。
【0252】図64(C)は、前記S1E5に示された自動玉貸制御(PAUTOCL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S171Eにより、自動玉貸制御フラグ対応処理へ分岐する動作が行なわれる。自動玉貸制御フラグ対応処理は、PAUTO00〜PAUTO50の各サブルーチンプログラムである。
【0253】まず図64(A)の自動玉貸動作開始チェック(PAUTO00)のサブルーチンプログラムが実行される。S172Bにより、玉貸スイッチ出力をOFFにする処理がなされる。そして、自動玉貸モードになっているか否かの判断がなされ、自動玉貸モードフラグがONになっている場合にはS172DによりYESの判断がなされてS1730に進み、上皿玉検出器9の検出出力に基づいて上皿に玉がない状態すなわち上皿玉検出玉無しフラグがONになっている状態か否かの判断がなされ、ONになっている場合にはS1730によりYESの判断がなされてS1733に進み、玉貸動作可能状態か否かのチェックが行なわれる。このチェックは図67(C)に示すPAY ENBLのサブルーチンプログラムにより実行される。そのサブルーチンプログラムによりCYがセットされているか否かの判断がS1736により行なわれ、CYがセットされてその値が「1」となっている場合すなわち玉貸動作可能状態の場合にS1738に進み、玉貸スイッチ出力ON時間のセットが行なわれる。そしてS1740に進み、自動玉貸制御フラグを次処理にセットする処理が行なわれる。
【0254】その結果、以降制御は図65(A)に示す玉貸スイッチ出力(PAUTO10)のサブルーチンプログラムに移行する。S1744により、玉貸スイッチの出力をONにし、S1746によりタイムアウトしたか否かの判断が行なわれる。これは、前記S1738によりセットされた玉貸スイッチ出力ON時間がタイムアウトしたか否かの判断である。この判断は、後述する図67(A)に示すサブルーチンプログラムに基づいたCYの値に基づいて行なわれる。そして、タイムアウトした段階でS174Bに進み、玉貸スイッチの出力をOFFにし、S174Dにより、玉貸動作無し判定時間のセットが行なわれる。そしてS1755に進み、自動玉貸制御フラグを次処理にセットする処理が行なわれる。このサブルーチンプログラムにより、玉貸スイッチ出力ON時間だけ玉貸スイッチ出力がONになるために、その玉貸スイッチ出力に基づいて払出制御用マイクロコンピュータ220が自動的に玉貸動作を行なう。
【0255】S1755の処理により以降、制御は図64(D)に示す玉貸開始チェック(PAUTO20)のサブルーチンプログラムに移行する。S1759により、玉貸開始がないか否かの判断がなされる。これは、BRQ信号フラグがセットされているか否かに基づいて行なわれる。そしてBRQ信号フラグがセットされていない場合にはS175Cに進み、タイムアウトしたか否かの判断がなされる。この判断は前記S174Dによりセットされた玉貸動作無し判定時間が経過したか否かの判断である。そして、この時間が経過する以前の段階でBRQ信号フラグがセットされればS1759によりNOの判断がなされてS1769に進み、自動玉貸制御フラグが次処理へ分岐される。一方、玉貸動作無し判定時間が経過するまでにBRQ信号フラグがセットされなかった場合にはS1761に進み、自動玉貸モードをOFFにし、自動玉貸表示LEDをOFFにし、自動玉貸制御フラグをクリアする処理がなされる。
【0256】S1769の処理の結果以降制御が図65(B)の玉貸終了チェック(PAUTO30)のサブルーチンプログラムに移行する。S176Dにより玉貸動作が終了したか否かの判断がなされる。この判断は、BRQ信号フラグがセットされているか否かの判断に基づいて行なわれる。そして、BRQ信号がセットされていない場合にS176DによりYESの判断がなされてS1770に進み、自動玉貸制御フラグを次処理にセットする処理がなされる。
【0257】その結果、以降制御が図65(C)の玉貸終了後のディレイ(PAUTO40)のサブルーチンプログラムに移行する。S1774により、B RDY信号がOFFになっているか否かの判断がなされる。そしてOFFになっている場合にS1777に進み、玉貸終了後のディレイ時間がセットされる。そしてS177Fに進み、自動玉貸制御フラグを次処理へセットする処理が行なわれる。
【0258】その結果、以降制御が図65(D)に示す自動玉貸スイッチ押下げ受付待ち(PAUTO50)のサブルーチンプログラムに移行する。S1783によりタイムアウトしたか否かの判断がなされる。これは前記S1777によりセットされた玉貸終了後のディレイ時間が経過したか否かの判断であり、図67(A)のサブルーチンプログラムの処理の結果CYの値がどのようになっているかに基づいて判断される。そして、タイムアウトしたと判断された場合にはS1788に進み、上皿玉検出玉無しであるか否かの判断がなされる。これは、上皿玉検出玉無しフラグがONになっているか否かの判断であり、上皿玉検出玉無しフラグがセットされているときにはS1788によりNOの判断がなされてS178Bに進み、自動玉貸制御フラグがクリアされる。
【0259】図64(B)は、前記S144に示されたデータ出力処理(PORT OUT)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1617により各出力ポートデータを各々出力する処理が行なわれる。
【0260】図66(A)は、前記S242に示された自動玉貸スイッチチェック(PIAUTO)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S178Fにより、自動玉貸スイッチがONになっているか否かの判断がなされる。自動玉貸スイッチ118が操作されてONになっていればS178FによりYESの判断がなされてS1793に進み、そのON状態が予め定められた期間継続しているか否かの判断がなされ、その予め定められた期間までは達していない場合にはS179Bに進み、ON判定値になったか否かの判断がなされる。これは、このサブルーチンプログラムが複数回実行されてそのたびに自動玉貸スイッチがONであると継続して判断された場合に、その判断回数が所定回数に達したか否かに基づいて判断されるものであり、所定回数に達したと判断された場合にはS17A0に進み、自動玉貸スイッチOFFカウンタをクリアする処理がなされる。一方、前記S1793によりYESの判断がなされた場合には、S1797に進み、自動玉貸スイッチOFFカウンタをクリアしてサブルーチンプログラムが終了する。
【0261】S17A0の処理の後S17A3に進み、既に自動玉貸モードになっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS17A6に進み、自動玉貸モードをONにし、自動玉貸表示LEDをONして自動玉貸表示器11を点灯させる。一方、既に自動玉貸モードになっている場合にはS17ABに進み、自動玉貸モードをOFFにして手動モード(マニュアルモード)に切換えるとともに、自動玉貸表示LEDをOFFにして自動玉貸表示器11を消灯させる。
【0262】S178Fにより自動玉貸スイッチがONになっていないと判断された場合にS17B3に進み、OFF継続しているか否かの判断がなされ、予め定められた期間OFF継続していると判断された場合にはS17BDに進み、自動玉貸スイッチONカウンタをクリアする。一方、S17B3によりNOの判断がなされた場合にはS17B9に進み、OFF判定値以上になっているか否かの判断がなされる。そしてこのサブルーチンプログラムが所定回数実行されてそのたびに自動玉貸スイッチがONになっていないと判断された場合にS17B9によりYESの判断がなされてS17BDに進む。
【0263】図66(B)は、前記S245に示された上皿玉チェック(PIUPER)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1800により、パワーON状態であるか否かの判断がなされる。そしてパワーONフラグがONの場合にはS1800によりYESの判断がなされてS1803に進み、上皿玉検出があったか否かの判断がなされる。上皿玉検出器9が上皿玉無しを検出している場合にはS1807に進み、玉無し検出状態が予め定められた期間継続しているか否かの判断がなされ、未だに予め定められた期間継続していない場合にはS181Cに進み、ON判定値に達したか否かの判断がなされる。このサブルーチンプログラムが所定回数実行されてそのたびにS1803によりYESの判断が継続してなされた場合には、S181CによりYESの判断がなされてS182Eに進む。一方、前記予め定められた期間S1803によりYESの判断が継続してなされた場合にはS1807によりYESの判断がなされてS182Eに進む。S182Eでは、上皿玉検出玉無しフラグをONにしてサブルーチンプログラムが終了する。
【0264】一方、S1803により上皿玉無しを検出していないと判断された場合にはS1831に進み、上皿玉検出無しONカウンタをクリアし、S1837に進み、上皿玉検出玉無しフラグをOFFにする処理がなされる。
【0265】図67(A)は、前記S1746,S1783に示された自動玉貸動作タイマ減算処理(PAUTTIM)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S183Aにより、自動玉貸動作タイマを16ビット減算する処理がなされる。この16ビット減算は前記図34(E)に示したP16DECのサブルーチンプログラムで実行される。そして減算した結果0になった場合にはCYがクリアされて「0」となり、次にS1849により再度CYが反転されて「1」となる。ゆえに、減算処理中においてはCYの値が「0」であり、減算し終わって0になればCYの値が「1」となる。
【0266】図67(C)は、前記S1733に示された玉貸動作可能チェック(PAYENBL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS184BによりCYがクリアされて「0」となり、S184Cにより、B RDY信号がOFFであるか否かの判断がなされ、OFFである場合にはS184Fに進み、BRQ信号がOFFであるか否かの判断がなされ、OFFである場合にはS1852に進み、当り玉排出ソレノイドタスクがNGであるか否かの判断がなされ、NGでない場合にはS1855に進み、玉切れか否かの判断がなされる。そして、玉切れスイッチ87a,87bが玉切れ状態を検出していない場合にS1858に進み、満タンスイッチ114がONになっているか否かの判断がなされる。そして満タンスイッチがOFFの場合、すなわち満タン状態でない場合にはS185Bに進み、通常時エラーが生じているか否かの判断がなされる。これは、通常時に「0」以外の賞球個数が入力されている場合であり、前記S1357によりYESの判断がなされた場合である。通常時エラーが生じていない場合にはS185Eに進み、CRエラーが発生したか否かの判断がなされる。そしてカードユニット50の未接続状態でない場合にはS1863に進み、未復帰エラー中であるか否かの判断がなされる。これは、プロセス処理カウンタがエラー状態になっているか否かに基づいて判断されるものであり、エラー状態になっていない場合にはS1867に進み、CYがセットされて「1」となり、エラー中の場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。このように、S184C〜S1863に示すすべての条件をクリアした段階で初めてCYがセットされて「1」となり玉貸可能状態となるのであり、それ以外の場合にはCYがクリアされた状態で「0」となるために玉貸不能状態となる。
【0267】図67(D)は、前記S11Cに示されたタイマ/イベントカウンタモードレジスタ設定処理(INT ENBL)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムは電源がONされたときに実行される。このサブルーチンプログラムでは、タイマ/イベントカウンタの割込周期時間を設定し、ベーシックインターバルタイマがセットされ(S188E)、時計用タイマがスタートされ(S1891)、各割込許可フラグの禁止設定が行なわれ(S1897)、タイマ/イベントカウンタの割込を許可する処理がなされる(S18B5)。図68(A)は、前記S1C2に示したエラー表示処理(PSEGDSP)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。このサブルーチンプログラムはエラー表示器155を表示制御するためのものである。S1900により、ランプON対応表示データがセットされる。そして、S1907により満タンスイッチ114がONになっていないと判断された場合にはS190Eにより、前記セットされたランプNO.対応表示データを対応データ表示バッファにセットする処理がなされる。一方、満タンスイッチ114が満タン状態を検出している場合にはS190Aに進み、表示「8」をセットする処理がなされて、エラー表示器155に「8」が表示される。
【0268】図68(B)は、前記S222により示された賞球動作履歴更新処理(PPAYCNT)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS1928により、0.5秒経過したか否かの判断がなされる。これは前記S1891のタイマにより計時される。そして、0.5秒経過毎にS1931により、賞球動作履歴バッファアドレスを「1」更新し、バッファデータが賞球有りであるか否かの判定が行なわれる。そしてS194Aにより、バッファデータが賞球有りであると判断された場合にはS1952に進み、対応履歴バッファをクリアする処理がなされる。そしてS1958に進み、賞球動作回数カウンタを「1」減算する処理がなされる。すなわち、このサブルーチンプログラムは、現時点から1分間前の賞球動作履歴をクリアし、現時点から1分間における賞球動作履歴を保存しておき、その1分間の賞球動作回数を賞球動作回数カウンタに記憶させておくものである。そして、後述するように、この賞球動作回数カウンタのカウント値が「20」以上となった場合すなわち1分間に20回以上賞球動作すれば、自動玉貸モードをクリアする処理が行なわれる。
【0269】図69(A)は、前記S66Dに示された賞球動作回数更新処理(PAYCHK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS1962により、賞球動作履歴バッファアドレスで指定されているバッファに賞球有りをセットをする。これは、前記S66D以前のステップにより賞球動作が確実に1回行なわれたと判断されているために、それに基づいてS1962により、1分間の賞球動作履歴を記憶するための賞球動作履歴バッファに賞球有りをセットするのである。それに伴ってS1974により、賞球動作回数カウンタを「1」加算する処理が行なわれる。現時点から1分間を越える賞球動作履歴の記憶をクリアした際にそのクリアされんとするバッファデータが賞球有りの場合には前記S1958により賞球動作回数カウンタが「1」減算されるのであり、そしてS1974により、新たな賞球動作が行なわれた場合に賞球動作回数カウンタを「1」加算するのであり、結局賞球動作回数カウンタは、現時点から1分間に何回賞球動作が行なわれたかをカウントすることになる。
【0270】S197Dでは、賞球動作回数カウンタの値に基づいて1分間に20回以上賞球動作が行なわれたか否かの判断がなされ、20回以上行なわれたと判断された場合にはS1987に進み、自動玉貸モードをOFFにしてマニュアルモードに切換え、モードLEDをOFFにして自動玉貸表示器11を消灯させ、自動玉貸制御フラグをクリアする処理が行なわれる。
【0271】図69(B)は、前記S235に示された連続賞球動作チェック処理(CNTCHK)のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1A00により、連続賞球動作プロセスが「0」であるか否かの判断がなされる。この連続賞球動作プロセスは後述するS1A0Aにより「1」にセットされ、S1A2Bにより「2」にセットされ、S1A71,S1A1Fにより0クリアされるものである。そして、連続賞球動作プロセスが「0」の場合にS1A05に進み、プロセス賞球時であるか否かの判断がなされる。これはプロセス処理カウンタの値に基づいて判断され、賞球開始のタイミング時においてはS1A05によりYESの判断がなされてS1A0Aに進み、連続賞球動作プロセスに「1」がセットされる。
【0272】一方、連続賞球動作プロセスが「0」でない場合にはS1A00によりNOの判断がなされて図70のS1A0Dに進み、連続賞球動作プロセスが「1」であるか否かの判断がなされる。「1」である場合にS1A11に進み、賞球動作インターバル時間がタイムアウトしたか否かの判断がなされる。そしてタイムアウトしていない段階ではS1A1Cに進み、玉切れがあるか否かの判断がなされる。玉切れスイッチ87a,87bが玉切れを検出していない場合にはサブルーチンプログラムは終了するが、玉切れを検出している場合にはS1A1Fに進み、連続賞球動作プロセスを「0」にセットする処理が行なわれる。
【0273】一方、賞球動作インターバル時間がタイムアウトした場合にはS1A23に進み、P値加算時間がセットされる。そしてS1A2Bにより連続賞球動作プロセスが「2」にセットされる。
【0274】S1A2Bにより連続賞球動作プロセスが「2」にセットされた後においては、S1A0DによりNOの判断がなされてS1A2EによりYESの判断がなされる。そしてS1A32に進み、前記S1A23によりセットされたP機加算タイマがタイムアウトしたか否かの判断がなされる。そしてタイムアウトしていない段階ではS1A44によりプロセス処理カウンタが賞球設定時になっているか否かの判断がなされる。P機加算タイマがタイムアウトするまでの間に次の入賞玉が発生してプロセス処理カウンタが賞球設定時になった場合にはS1A4Cに進み、連続賞球回数に「1」を加算した値がMAX(たとえば16)になっているか否かの判断がなされる。そしてなっていない段階ではS1A71に進み、連続賞球動作プロセスがクリアされる。
【0275】そして、P機加算タイマがタイムアウトするまでの間に繰返し入賞玉が発生してS1A4Cにより、連続賞球回数+1の値がMAX(たとえば16)に達したと判断された場合には、S1A61に進み、可変単位時間を「1」減算する処理がなされ、図36(B)のサブルーチンプログラムにより、その減算された新たな可変単位時間に対応する賞球動作インターバル時間がセットされる。そしてS1A6Aに進み、連続賞球回数がクリアされてS1A71に進む。
【0276】S1A23のP値加算時間は、疎らな入賞であっても連続賞球動作とみなすために当り玉の検出待ち時間を定めたものであり、この賞球動作インターバル時間+P1加算時間の間に、賞球動作回数がMAX(たとえば16回)に達した場合には、賞球動作インターバル時間が短い時間に更新され、賞球動作を早めるように制御される。
【0277】図71は、エラーが発生した場合のそのエラー原因とエラー解除方法とエラー発生時におけるエラー表示器,賞球ランプ,玉切れランプ,ブザーの動作状態を示す表を表わす図である。まず、景品玉の払出エラーが生じた場合を説明する。これは、払出時に玉が検出されない、払出時に検出された玉が多すぎる場合、非払出時にもかかわらず玉が検出された場合の3種類がある。この3種類の払出エラーが生じた場合には、エラー表示器155が「0」を表示し、賞球ランプ43が0.2秒ON,0.2秒OFFする点滅状態となる。また玉切れランプ44が0.2秒OFFした後0.2秒ONする点滅状態となる。そしてブザー10から音が出力される。この払出エラーの場合には、玉詰まり等の原因を取除きリセットスイッチ156を操作することによりエラーが解除される。次に、当り玉が排出されない当り玉排出エラーが生じた場合には、エラー表示器155により「1」が表示され、賞球ランプ43が0.2秒ONになった後0.2秒OFFになる点滅状態となり、玉切れランプ44が0.2秒OFFになった後0.2秒ONになる点滅状態となり、ブザー10から音が出力される。この場合のエラー解除方法は、玉詰まり等の原因を取除くことにより解除される。
【0278】次に、打玉が入賞していない通常時にもかかわらず賞球個数データが「0」でない通常時賞球個数エラーが生じた場合には、エラー表示器155により「2」が表示され、賞球ランプ43により0.2秒ONになった後0.2秒OFFになる点滅状態が表示され、玉切れランプ44が0.2秒OFFになった後0.2秒ONになる点滅状態となり、ブザー10から音が出力される。そして、賞球個数信号線の未接続状態等を正常にすることによりエラーが解除される。ユニット接続信号(VL)を払出制御用マイクロコンピュータ220が検出しないユニット未接続エラーが生じた場合には、エラー表示器155により「3」が表示され、賞球ランプ43が0.2秒ONになった後0.2秒OFFになる点滅状態となり、玉切れランプ44が0.2秒OFFとなった後0.2秒ONになる点滅状態となり、ブザー10から音が出力される。この場合には、カードユニットの未接続状態等を正常にすることによりエラーが解除される。
【0279】払出制御用マイクロコンピュータ220とカードユニット50のカードユニット制御用マイクロコンピュータ210との間での通信エラーが生じた場合には、エラー表示器155により「4」が表示され、賞球ランプ43が0.2秒ONになった後0.2秒OFFになる点滅状態となり、玉切れランプ44が0.2秒OFFとなった後0.2秒ONになる点滅状態となる。この場合にはブザー10から音は出力されない。ユニット通信エラーが生じた場合には、カードユニット50の接続状態を正常にすることによりエラーが解除される。読込時賞球個数エラーすなわちカードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制御用マイクロコンピュータ220に送られてくる賞球データを払出制御用マイクロコンピュータが読込中にデータ内容が変化した場合あるいは読込後「0」に戻らなかった場合のエラーが生じた場合には、エラー表示器155により「5」が表示され、賞球ランプ43が0.2秒ONになった後0.2秒OFFになる点滅状態となり、玉切れランプ44が0.2秒OFFになった後0.2秒ONになる点滅状態となり、ブザー10から音が出力される。この場合には、賞球個数信号線の接続状態を正常にしかつリセットスイッチ156を操作することにより、エラーが解除される。
【0280】当り玉が検出されない当り玉排出エラーが生じた場合には、エラー表示器155に「6」が表示され、賞球ランプ43が0.2秒ONになった後0.2秒OFFになる点滅状態となり、玉切れランプ44が0.2秒OFFになった後0.2秒ONになる点滅状態となり、ブザー10から音が出力される。この場合には、当り玉検出装置を正常にしリセットスイッチ156を操作することにより、エラーが解除される。
【0281】払出玉が検出されない払出玉欠乏状態になれば、エラー表示器155により「7」が表示され、賞球ランプ43が消灯され、玉切れランプ44がONになって点灯状態となる。またこの場合にはブザー10から音は出力されない。このエラーが発生した場合には、賞球タンクに玉を補給することによりエラーが解除される。下皿が玉で満タン状態となった場合には、エラー表示器155により「8」が表示され、賞球ランプ43が消灯され、玉切れランプ44が消灯され、ブザー10からは音が出力されない。この場合には、下皿の玉を排除することによりエラーが解除される。
【0282】次に、以上説明した実施例の特徴点や変形例を以下に列挙する。
(1) 図7において、入賞玉処理装置115により、前記入賞領域に入賞した入賞玉に対応する価値を付与するために該入賞玉を処理する入賞玉処理装置が構成されている。そして、入賞玉検出器122により、前記入賞玉を検出する入賞玉検出手段が構成されている。この入賞玉処理装置は、入賞玉排出ソレノイド127からなる電気的駆動源を有し、その電気的駆動源の駆動力を利用して、前記入賞玉検出手段により検出された後の入賞玉を1個宛排出する。なお、電気的駆動源としては、モータあるいはロータリソレノイドでもよい。玉係止部130aを有する第2玉止部材130により、前記入賞玉を保持する入賞玉保持手段が構成されている。入賞玉排出ソレノイド127と第1玉係止部材124とにより、前記入賞玉保持手段により保持されている入賞玉を排出する入賞玉排出手段が構成されている。なお、入賞玉処理装置は、発生した入賞玉を検出してカウントして電気的に記憶しておき、その記憶値が価値付与制御に利用されるタイプのものでもよい。この場合には、前記入賞玉の記憶をバックアップするバックアップ電源を設ける。
【0283】(2) 図11において、玉払出装置97により、予め定められた玉払出条件の成立に応じて電気的駆動源(払出モータ189)により玉を払出す玉払出手段が構成されている。受光素子187により、前記玉払出手段による玉の払出を検出する玉払出検出手段が構成されている。この玉払出検出手段は、前記玉払出手段の上手側で払出すべき玉を検出してもよく、また、前記玉払出手段の下手側で払出された他を検出するものであってもよい。さらに、これらの玉自体の検出と併せて前記玉払出手段の払出動作を検出するようにしてもよい。
【0284】(3) 図12,図13において、払出制御用マイクロコンピュータ220は、前記入賞玉検出手段による入賞玉の検出に基づいて景品玉を払出すことにより所定の価値を遊技者に付与するものを説明したが、入賞玉に応じて前記景品玉の払出に代えてその払出すべき景品玉に相当する得点等の価値情報を加算記憶し、遊技終了時においてその累積的に加算記憶された価値情報に相当する景品玉を払出すようにしてもよい。このように、前記入賞玉検出手段による入賞玉の検出に基づいて、景品玉を払出す玉払出装置97あるいは価値情報を加算記憶する払出制御用マイクロコンピュータ220により、前記入賞玉検出手段による入賞玉の検出に基づいて所定の価値を遊技者に付与する価値付与手段が構成されている。
【0285】また遊技制御基板199により、弾球遊技機の遊技状態を制御するとともに、前記入賞玉に応じた価値付与情報(賞球個数情報)が記憶されている遊技状態制御手段が構成されている。払出制御回路基板152により、前記入賞玉検出手段の検出出力に応じて前記遊技状態制御手段に前記入賞信号を出力し、該入賞信号に応じて前記遊技状態制御手段から出力された前記価値付与情報が入力され、該入力された価値付与情報に相当する価値を付与する価値付与制御手段が構成されている。
【0286】前記遊技制御手段は、制御用プログラムデータを記憶しているプログラム記憶手段(ROM207)と、該プログラム記憶手段に記憶されているプログラムデータに従って制御動作を行なう制御動作手段(CPU203)と、前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムデータが適正なものであるか否かを判別するセキュリティ手段(セキュリティ回路204)とを含んでいる。このセキュリティ手段の働きにより、遊技制御内容が適正でない状態で遊技が行なわれる不都合を極力防止できる。払出制御用マイクロコンピュータ220とソレノイド回路225とにより、前記入賞玉排出手段を制御する入賞玉排出制御手段が構成されている。払出制御用マイクロコンピュータ220とモータ回路223とにより、前記玉払出手段を制御する玉払出制御手段が構成されている。
【0287】(4) 図15,図16および図17ないし図70のフローチャートにおいて、前記価値付与制御手段は、S360〜S37Aにも示したように、前記入賞玉検出手段からの入賞玉検出信号に応じて前記遊技状態制御手段に入賞信号を出力する。そして、S414,S41Aに示したように、前記価値付与制御手段は、前記遊技状態制御手段から入力される価値付与情報に相当する価値を付与制御する。そして、S283,S323,図15(A)に示したt1+t3>t2の関係より、前記弾球遊技機の電源が投入されてから前記遊技状態制御手段に前記入賞信号を出力可能な状態にするまでの間に、前記遊技状態制御手段が遊技動作可能状態になるのに要する時間以上の待ち時間が設けられている。
【0288】さらに前記S405,S458に示したように、前記価値付与制御手段は、前記遊技状態制御手段に入賞信号を出力したにもかかわらず、前記価値付与情報が入力されない場合に異常を判定する異常判定手段を含んでいる。
【0289】そして、S40Dならびに図15(B)に示したように、前記異常判定手段は、電源投入時以外の通常状態の場合には価値付与制御手段が遊技状態制御手段に入賞信号を出力してから比較的短い期間の間に遊技状態制御手段からの価値付与情報が入力されてこなかった場合は異常を判定し、電源投入時においては、価値付与制御手段が遊技状態制御手段に入賞信号を出力してから比較的長い期間(t4)経過しても遊技状態制御手段から価値付与情報が入力されてこなかった場合に、異常を判定するように構成されている。なお、それに代えて、電源投入後最初に前記入賞玉検出手段で検出された入賞玉に限り、異常判定を行なわないようにしてもよい。すなわち、前記弾球遊技機の電源投入後最初に前記入賞玉検出手段で検出された入賞玉については、前記異常判定手段による異常判定を行なわないまたは異常判定に関し前記遊技状態制御手段が遊技制御動作可能状態になるよりも長い猶予期間を設けるようにしている。
【0290】本実施例が以上のように構成されているために、遊技状態制御手段が出力されてきた入賞玉の検出信号に相当する価値付与情報を返信することができず価値付与制御が行なわれなかったり、価値付与制御手段において誤って異常判定を行なってしまう等の誤作動が極力防止できる。また、出力されてきた入賞信号に相当する価値付与情報を遊技状態制御手段が返信できないことに伴い誤って異常判定が行なわれる等の誤作動も極力防止できる。
【0291】前記S736によりソレノイドタイマに当り玉バウンド防止時間がセットされた結果、図16(A)に示すように、入賞玉検出器122が入賞判定した後待ち時間T1だけ経過して排出ソレノイド127がONに制御されるのである。このS736により、前記入賞玉検出手段が入賞玉を検出してから入賞玉排出手段を作動させるための間に所定の待ち時間が設けられる。
【0292】また、図16(B)に示すように、入賞玉検出器122がONになっている時間が入賞判定基準時間T2継続したことをもって入賞玉の発生を検出するようにしてもよい。すなわち、図16(B)に示すように、前記入賞玉検出手段は、前記入賞玉が入賞玉保持手段による保持位置で安定したとみなすことのできる時間入賞玉検出状態が継続したことをもって入賞玉の発生を検出するようにしてもよい。
【0293】また図16(C)に示すように、入賞玉が連続して発生している場合に、排出ソレノイド127が入賞玉を排出してから次の入賞玉を排出するための動作を行なうまでの間に入賞玉連続発生時の待ち時間T3を設けるようにしてもよい。すなわち、図16(C)に示すように、前記入賞玉排出手段が入賞玉を排出してから次の入賞玉を排出するまでの動作を行なうまでの間に所定の待ち時間を設けるようにしてもよい。
【0294】このようにした場合も、入賞玉が保持位置で安定してから入賞玉の排出を行なうようになるので、入賞玉の排出時に入賞玉がないものと誤検出してエラー状態になってしまう不都合が極力防止できる。
【0295】図16(D)に示すように、入賞玉が連続して発生している場合に、排出ソレノイド127がONになり入賞玉を排出してから入賞玉検出器122が次の入賞玉を検出するまでの処理を行なうまでの間に入賞玉排出後の検出待ち時間T4を設けるようにしてもよい。すなわち、図16(D)に示すように、入賞玉排出手段が入賞玉を排出してから入賞玉検出手段が次の入賞玉を検出するための処理を行なうまでの間に所定の待ち時間を設けるようにしてもよい。このようにすれば、入賞玉が保持位置で安定してから入賞玉の排出を行なうようになるので、入賞玉の排出時に入賞玉がないものと誤検出してエラー状態になってしまう不都合が極力防止できるとともに、入賞玉が保持位置で安定してから入賞玉の検出を行なうようになるので、入賞玉の検出を確実に行なうことができ、入賞玉の誤検出に伴う誤作動を極力防止できる。
【0296】S435に示したように、払出モータ189が起動されて玉の払出しが行なわれると同時に、当たり玉排出タスクが起動にセットされて入賞玉の排出動作が併行して行なわれる。このS435により、前記入賞玉排出手段は、前記入賞玉検出手段による入賞玉の検出に基づき前記価値付与手段が価値付与動作を行なっている間に入賞玉の排出を行なう。
【0297】前記S1236,S127D,S1283,S1286により、図17(C),(D)に示すように、玉払出条件の成立により払出モータ189による玉の払出が開始されてから玉払出検出器187を払出検出可能状態にするまでの間にセンサマスク時間T6が設けられる。すなわち、S1236,S127D,S1283,S1286により、前記払出条件の成立により前記玉払出手段による払出が開始されてから前記玉払出検出手段を払出検出可能状態にするまでの間に所定の待ち時間が設けられる。
【0298】また、玉払出手段は図11,S1288,S1296にも示されているように、払出モータ189からなる電気的駆動源が正転することにより玉が払出されるように構成されている。そして、S500〜S535,S614,S618のステップによる制御により、図17(C),(D)に示すように、玉払出中であるにもかかわらず玉の払出が検出されない場合に、払出モータ189を一旦停止させた後所定期間逆転させ、さらに一旦停止させた後再度払出モータ189を正転させることにより、玉詰まりを解消できるように構成されている。すなわち、S500〜S535,S614,S618により、玉払出中であるにもかかわらず玉の払出が検出されない場合に、電気的駆動源を一旦停止させた後所定期間逆転させ、さらに一旦停止させた後再度電気的駆動源を正転させる正逆転制御手段が構成されている。
【0299】また、前記S464,SB4Cにより、前記電気的駆動源の逆転中は前記玉払出検出手段による払出検出を行なわないように構成されている。
【0300】前記S77Dにより、前記玉係止部130aにより係止されている玉が排出されたか否かが判定される。このS77Dにより、前記入賞玉保持手段により保持されている入賞玉が排出されたか否かを判定する入賞玉排出判定手段が構成されている。そして、S77Dにより入賞玉が排出された旨の判定がなされなかった場合に、S794により1回目の排出NGであるか否かの判断がなされ、1回目の排出NGである場合にはS797,S79Fにより再トライ待ち時間がセットされて再度入賞玉の排出動作が試みられる。すなわち、S794,S797,S79Fにより、前記入賞玉排出制御手段は、前記入賞玉排出判定手段により入賞玉が排出された旨の判定がなされなかった場合に前記入賞玉排出手段に再度入賞玉排出動作を行なわせる機能を有する。
【0301】そして、S794により1回目でないすなわち排出NGが2回目の場合にはS7A2により、排出異常である旨判定されるのである。すなわち、S77D,S792,S794,S7A2により、前記入賞玉排出制御手段が前記入賞玉排出手段に入賞玉排出動作を複数回行なわせたにもかかわらず、前記入賞玉排出判定手段により入賞玉が排出された旨の判定がなされなかった場合に排出異常である旨を判定する入賞玉排出異常判定手段が構成されている。これにより、入賞玉検出手段や入賞玉排出手段の故障等、異常原因の自動解消ができない場合には、入賞玉排出異常であるとして係員に報知したり、遊技機の動作を停止したりすることができ、異常状態に対する対処を係員に極力早急に行なわせることができる。
【0302】前記S477,S47C,S500〜S535,S614,S618により、前記玉払出制御手段は、前記玉払出手段に玉払出動作を行なわせたにもかかわらず前記玉払出検出手段により玉の払出が検出されなかった場合に、前記玉払出手段による玉払出動作を一旦停止させた後前記玉払出手段に再度玉払出動作を行なわせる機能を有する。
【0303】また、前記S517,S51C,S57Bにより、前記玉払出制御手段が前記玉払出手段に玉払出動作を複数回行なわせたにもかかわらず、前記玉払出検出手段により玉の払出が検出されなかった場合に払出異常である旨を判定する玉払出異常判定手段が構成されている。これにより、前記玉払出検出手段や前記玉払出手段の故障等、異常原因の自動解消ができない場合には、玉払出異常であるとして係員に報知したり遊技機の動作を停止したりすることができ、異常状態に対する対処を係員に極力早急に行なわせることができる。
【0304】前記SA48,SA67〜SA86,SA9A〜SAAEにより、前記玉払出手段により払出される玉が欠乏した場合に、前記玉払出手段による玉の払出速度を遅い速度に変更する払出速度変更手段が構成されている。
【0305】前記SB3F〜SB47により、前記玉検出手段が検出出力を導出した場合に、該検出出力が導出される前の前記玉検出手段の未検出状態の期間が所定期間以下だった場合に異常を判定する異常判定手段が構成されている。また、SB51により、前記異常判定手段による異常判定が行なわれた場合に前記玉検出手段から導出された検出出力を無効にする検出無効手段が構成されている。
【0306】前記S1333〜S133B,S1357〜S136Fにより、前記価値付与手段(玉払出手段)による価値付与条件(玉払出条件)の未成立の状態で、前記価値付与手段(玉払出手段)により付与(払出)すべき価値付与データ(玉数データ)を前記遊技状態制御手段から入力し、その入力された価値付与データ(玉数データ)が0でなかった場合に、価値付与異常(払出異常)が発生した旨を判定する異常判定手段が構成されている。
【0307】前記S1372〜S1394または前記S1399〜S13BEにより、前記価値付与手段(玉払出手段)による価値付与条件(玉払出条件)が成立した場合に、前記価値付与手段(玉払出手段)により付与(払出)すべき価値付与データ(玉数データ)を前記遊技状態制御手段から入力するデータ入力動作を複数回行ない、その複数回入力された価値付与データ(玉数データ)が互いに一致しているか否かを判別し、一致している場合に入力された価値付与データ(玉数データ)が適正なデータであると判別して該適正な価値付与データ(玉数データ)を前記価値付与手段(玉払出手段)による価値の付与(玉の払出)に用いる入力価値(玉数)データ適否判定手段が構成されている。
【0308】図36(B)に示すUNV TSETのサブルーチンプログラムと図68(B)に示すPPAYCNTのサブルーチンプログラムと図69(A)に示すPAYCHKのサブルーチンプログラムと図69(B)に示すCNTCHKのサブルーチンプログラムにより、打玉の入賞に伴い前記玉払出手段による玉払出条件の成立頻度が予め定められた値以上になった場合に、前記玉払出手段による玉の払出動作が速くなるように変更する玉払出動作速度変更手段が構成されている。この玉払出動作速度変更手段は、所定期間内に何回玉の払出動作が行なわれたかを記憶しておく払出動作履歴記憶手段と、該払出動作履歴記憶手段に記憶されている払出動作回数が予め定められた値以上になったことを判別する判別手段とを含み、該判別手段の判別結果に基づいて前記玉払出手段による玉の払出動作速度を速めるように変更することを特徴とする。
【0309】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、玉払出条件の成立により玉払出手段による払出が開始されてから玉払出検出手段を払出検出可能状態にするまでの間に所定の待ち時間が設けられているために、払出動作開始直後の動作不安定な時期には払出の検出を行なわないので、玉払出の誤検出に起因した払出数の過不足が生ずる誤作動を極力防止できる。
【0310】請求項2に記載の本発明によれば、玉払出中であるにもかかわらず玉の払出が検出されない場合に、正逆転制御手段により回転体が正逆転されるために、玉詰まりが自動解消されやすくなるとともに、回転体の逆転中は玉払出検出手段による払出検出を行なわないようにしたために、回転体の逆転時に玉の払出を誤って検出するという玉払出の誤検出を極力防止でき、その誤検出に起因した玉の払出数が不足するという誤作動を極力防止できる。




 

 


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