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発明の名称 床ずれ防止用等のマット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−33684
公開日 平成8年(1996)2月6日
出願番号 特願平6−171145
出願日 平成6年(1994)7月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】亀井 弘勝 (外1名)
発明者 大家 健司
要約 目的


構成
編成または織成されたベース部1と、ベース部1に編成または織成されたスライバーまたは糸をハイパイル状に形成したパイル部2とからなる床ずれ防止用等のマットであって、パイル部2の構成繊維中には少なくとも20%以上の低融点繊維が含まれていて、編成または織成後の熱加工処理にてパイル部2のハイパイルをピリング形成させてある。
特許請求の範囲
【請求項1】編成または織成されたベース部と、ベース部に編成または織成されたスライバーまたは糸をハイパイル状に形成したパイル部とからなるマットであって、パイル部の構成繊維中には少なくとも20%以上の低融点繊維が含まれていて、編成または織成後の熱加工処理にてパイル部のハイパイルをピリング形成させてあることを特徴とする床ずれ防止用等のマット。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床ずれ防止用等のマットに関し、圧縮に対する弾性に優れたものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来より各種の敷物マット、例えば床ずれ防止用マットとしては、ムートンを用いていたが、非常に高価なため小さめに形成して身体の局部に相当する小さな部分マットとして用いているのが現状であった。また、上記従来の床ずれ防止用マットは言うに及ばず、その他の一般的な敷物マットの場合にも洗濯等がし難く洗濯後に毛足がへたったりし易く、改良が望まれていた。
【0003】上記従来における問題点を解決して安価で大形化でき、且つ洗濯性が良好であり、パイルにへたりの生じ難い弾性に優れた床ずれ防止用等のマットを提供するのが本発明の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するための本発明による床ずれ防止用等のマットとしては、編成または織成されたベース部と、ベース部に編成または織成されたスライバーまたは糸をハイパイル状に形成したパイル部とからなるマットであって、パイル部の構成繊維中には少なくとも20%以上の低融点繊維が含まれていて、編成または織成後の熱加工処理にてパイル部のハイパイルをピリング形成させてあることを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明による上記構成の床ずれ防止用等のマットは、編成または織成後の熱加工処理にてパイル部のハイパイルをピリング形成しているので、低融点繊維どうしの接合や非低融点繊維との接合によって、ハイパイルどうしの絡み合い状態が良好になる。そのため圧縮に対してハイパイルどうしが補完し合って非常に強力な反発力を発揮し、弾性に優れたものとなる。
【0006】また洗濯性も良好で、洗濯後にはなお一層絡み合いが強化され、強力な弾性を保有してハイパイルのへたりを防止できる。
【0007】
【実施例】次いで、本発明についての実施例を床ずれ防止用マットの場合について、図を参照しながら以下に例示する。Mは床ずれ防止用マットの全体を示し、1は編成によって形成されたベース部であり、ハイパイル編機にて編まれ、地糸を緻密なベース編成によって所定厚みに形成している。
【0008】2は、ハイパイル状に形成したパイル部であって、ベース部1に編み込まれているスライバーを編成後にブラッシングさせて形成したものである。このハイパイルは上記ブラッシングによるほか、起毛や植毛による形成も可能である。上記したパイル部2の構成繊維中には、少なくとも20%以上の低融点繊維が配合されている。そして上記編成後のマットMは、タンブラー(図示せず)により、約100℃にて数十分間熱加工処理することによって、パイル部2のハイパイルを互いに絡み合わせてピリング形成させている。このピリング形成とともに低融点繊維は溶融して、互いに接合するほか、非低融点繊維に対しても接合することになる。
【0009】なお、実施上、低融点繊維としては、ハイパイル全体の約30%を含み、約100℃〜130℃で融着できるポリエチレンテレフタレートを主成分とするスライバーでパイル長さは目付1100〜1200g/m2、20〜40mm程度が好適であり、非低融点繊維としてはハイパイル全体の約70%を含み、ポリエステルのスライバー(綿)、糸、その他高融点繊維となる合成繊維のスライバー(綿)、糸が好ましい。
【0010】なお、上記低融点繊維の配合率を60%程度まで引上げて、実施してもよい。上記本発明による床ずれ防止用マットについては、例えば、縦×横が70cm×100cmの大きさで、ハイパイル長さを40mmとしたものを試料A、ハイパイル長さを30mmとしたものを試料Bとし、さらに試料Aを10回洗濯したものを試料A′、試料Bを10回洗濯したものを試料B′として、以下のように圧縮率と圧縮弾性率を実測してみた。
【0011】先ず、圧縮率については、4cm2 で重量80gの加圧材をのせて、加圧材に所定の重量1Kgをかけて5分後、1時間後、2時間後および3時間後のハイパイルの圧縮度合(へこみ具合)を80gの加圧材がのせた丈の当初を100%として比較して実測したものを図3に示し、その数値を表1にまとめた。
【0012】
【表1】

【0013】また圧縮弾性率については、上記と同じ加圧材をのせて所定の重量1Kgをかけて5分後、1時間後、2時間後および3時間後に重量負荷を取り除いたあと、5分間放置後、再度同じ加圧材をのせて、加圧材をのせただけの当初と条件を同じにして、当初を100%としてどれ位ハイパイルが回復するかを比較して実測したものを図4に示し、表2にまとめた。
【0014】
【表2】

【0015】このデータをみると、試料AおよびBの何れについても、10回洗濯したあとの試料A′およびB′の方が未洗濯の試料AおよびBより好結果を出していることが分かる。この理由として想定できるのは、度重なる洗濯によって、ピリング状態のハイパイルが一層絡み合ってピリング状態が強化され、ハイパイル相互の絡み合い強化によるパイル部2のこしの強さが加わったことによるものと判断できる。
【0016】なお、上記実施例は、編成による場合を示したが、織成によっても実施できる。また、本発明によるマットは床ずれ防止用のほか、一般の敷物マットとしても構成でき、抗菌、防臭、防虫、その他の機能をスライバー(綿)の状態で加工処理することができ、処理し易くなり、機能性が良好となり、ハイパイルのへたりが少ない点とも相まって広い用途に適する。
【0017】
【発明の効果】本発明による床ずれ防止用等のマットによると、非常にハイパイルどうしの絡み合いがよい。即ち、低溶融繊維を含んでいるので熱処理時には低融点繊維どうしの接合や非低融点繊維との接合によってハイパイルどうしの絡みがよくなり、しかもピリング形成によって一層絡み合いが強化され、ハイパイルのへたりが防止される。従って、洗濯性が良く、しかも洗濯することによってより一層ピリング形成によるハイパイルの絡み合いが強化される効果がある。
【0018】さらに、全体としてはピリング形成部分間からの通気性が良く、むれることなく快適に使用できる。そしてムートンの半分以下のコストで提供でき、従来品より大きめのマットが提供でき、経済上も実用性を高めることができ、種々用途の広いマットとなる。




 

 


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