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発明の名称 コーヒ沸し器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−89407
公開日 平成8年(1996)4月9日
出願番号 特願平6−227565
出願日 平成6年(1994)9月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】粟野 重孝
発明者 西口 行義
要約 目的
押上式貯湯型のコーヒ沸し器において、誤操作で使用したときに生じる熱湯によって生じる火傷を防止して、安全性を高くする。

構成
上ボディ11の前部の下方に着脱自在としたバスケット9の把手部9aに防水用壁部9bを立設した構成により、バスケット9内にコーヒ液が滞留した状態で、バスケット9を引き出しても防水用壁部9bによって、熱湯が把手部9aに及ぶのを防止でき、安全性を確保できる。
特許請求の範囲
【請求項1】 給水口を有する貯水タンクを保持する上ボディと、前記貯水タンクの下方に配置された発熱体を有する加熱容器と、前記貯水タンクと連通して前記加熱容器の下方に開口を有する給水パイプと、前記発熱体で加熱された前記加熱容器の湯を前記上ボディから供給する吐出パイプと、前記吐出パイプの下部に配置しコーヒ粉を収容して前記吐出パイプからの湯を受けてコーヒ液を抽出する把手部を有するバスケットと、前記バスケットから滴下するコーヒ液を受けるデカンタを備えたコーヒ沸し器であって、前記バスケットは、前記把手部を遮蔽するように立設した防水用壁部を有する構成であるコーヒ沸し器。
【請求項2】 バスケットは、その上端縁部に形設した切欠き口部を有する構成である請求項1記載のコーヒ沸し器。
【請求項3】 バスケットは、把手部に相対する位置の上端縁部に形設した切欠き口部と、前記切欠き口部に連通して前記バスケットの外側面に下方に向けて添設した流通用溝壁を有する構成である請求項1記載のコーヒ沸し器。
【請求項4】 バスケットは、把手部を遮蔽するように立設した防水用壁部を有する構成である請求項2記載のコーヒ沸し器。
【請求項5】 バスケットは、把手部を遮蔽するように立設した防水用壁部を有する構成である請求項3記載のコーヒ沸し器。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒ等の抽出液(以下、コーヒ液という)を作成するコーヒ沸し器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コーヒ沸し器、特に押上式貯湯型のコーヒ沸し器においては、単に所定量のコーヒ液を早く作成できるだけでなく、操作時の安全性も強く要求されるようになり、高温のコーヒ液による火傷を防止して、安全性を高めた工夫がなされている(例えば、実公平4−46705号公報参照)。
【0003】以下に従来のコーヒ沸し器について説明する。図7に示すように、加熱容器(以下、容器という)1の下方周部にはバンド状の発熱体2を配設し、その底面外部には温度調節器3を配設している。容器1の上方には、容器蓋4を容器1と密閉状態に設けている。容器蓋4の上方に配設した貯水タンク(以下、タンクという)5の底面に開口5aを設けるとともに、開口5aに一端を連通し、他端を容器1内の下方に開口をした給水パイプ6を容器蓋4の開口4aに貫通させて配設している。
【0004】また、容器蓋4の開口4bには、タンク5の上方で開口する空気筒7が貫通して配設されている。さらに、容器蓋4の開口4cには、吐出パイプ8が装着されている。吐出パイプ8は、略U字形状をなし、その一端を容器1内の上方に位置させた吸水口8aと、その他端の下方にコーヒ粉等を収納するバスケット9及びバスケット9の下方にコーヒ液等を溜めるデカンタ10が位置する構成とした吐出口8bを有して、タンク5を保持する上ボディ11に装着されている。
【0005】バスケット9は、略円錐台形状の容器で、上部周囲には縁部が設けられていて、この上端縁部で上ボディ11の前部に着脱自在に装着される構成としている。
【0006】また、バスケット9の操作側には上端縁部に連続して把手部9aが外方に形設されている。
【0007】タンク5の上方には水を入れる給水口12aを設けた蓋12を配している。デカンタ10は下ボディ13に設けた保温プレート14に載置されている。
【0008】デカンタ10のデカンタ蓋10aは、その中央部にコーヒ液の通過用の適個の小孔を形設するとともに、上方に凸とした滑らかな曲面を設けている。
【0009】バスケット9の底部中央に形設した開口15には弁装置16を付設している。この弁装置16は公知のものであるが、弁がばねを介在し、弁軸の上方にOリングを、下方に略円錐状の当接片を設けてデカンタ蓋10aに当接させ、開口15からのコーヒ液の漏出を防止している。デカンタ10の着脱時に弁が上下に摺動することによって、バスケット9の開口15を開閉し、コーヒ液の滴下可否の役割を果たす構成としている。なお、図中の17は、コーヒ粉等の被抽出粉(以下、コーヒ粉という)である。
【0010】以上のように構成されたコーヒ沸し器について、以下その動作を説明する。まず、給水口12aより水を入れると、タンク5の開口5aから給水パイプ6を介して容器1内に水が入る。容器1内の水位が上昇して吐出パイプ8の上方迄給水されると、容器1内の水は吐出パイプ8を通じて吐出口8bから排水される。排水されて容器1内の水位が下がり、吸水口8aと同水位になると容器1内へは空気筒7により、空気が同時に入ってきているので、吐出パイプ8内へも吸水口8aより空気が入り、吐出パイプ8内においてサイフォンの原理が働かなくなり、排水が停止する。この状態で発熱体2に通電して加熱すると、容器1内の水は加熱され、水温が上昇する。水温の上昇が温度調節器3の設定温度に達すると、温度調節器3が動作して発熱体2への通電を停止する。
【0011】この後、バスケット9にコーヒ粉17を入れてセットし、給水口12aより再び所定の水を供給すると、容器1内の加熱された湯が押し上げられ、吐出パイプ8を介して吐出口8bから投入水量に対応して湯が排出され、バスケット9内のコーヒ粉17上に注がれ、デカンタ10へコーヒ液が滴下する。デカンタ10を取り出すと、弁装置16が瞬時に作動して、バスケット9からコーヒ液が滴下するのを防止する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従来の構成では、コーヒ液を抽出しようとするとき、バスケット9の手入れの不十分および・または、コーヒ粉17をバスケット9内に入れるときの不注意により、弁装置16に異物やコーヒ粉17を詰まらせたときに、開口15は閉鎖状態もしくは開口15の開口面積が極小状態になり、この状態でコーヒ液を抽出すると、容器1より湯がバスケット9内に順次滴下するとともに滞留し、最終的にバスケット9の上端縁部より溢出するので、この段階で誤って手を出したり、把手部9aをもってバスケット9を引き出したときに、溢出した熱湯で火傷を負うことが生じて不安全であるという問題点を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、バスケットの上端縁部より溢出する熱湯によって生じる火傷を防止し、安全性を高くしたコーヒ沸し器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明のコーヒ沸し器は、発熱体で加熱した容器の湯を供給する吐出パイプの下部に配置され、収容したコーヒ粉に吐出パイプからの湯を受けて、コーヒ液を抽出する構成としたバスケットに、その把手部を遮蔽するように立設した防水用壁部を設けたものである。
【0015】
【作用】この構成において、バスケットの手入れの不十分やコーヒ粉をバスケット内に入れるときの不注意により、弁装置に異物やコーヒ粉を詰まらせた状態でコーヒ液を抽出して、バスケットを引き出したときに、バスケット内に滞留した熱湯が上端縁部から溢出しても、防水用壁部によって、熱湯は遮蔽されて、把手部に達しないこととなる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】本発明の一実施例において、前述の従来例について説明した構成部分と同じ部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0018】図1および図2に示すように、本実施例の特徴とするところは、前述従来の構成にバスケット9の上端縁部と把手部9aの境界部に立設した防水用壁部9bを付加したことにある。
【0019】この構成により、コーヒ液の抽出中、および、バスケット9が何らかの不注意で熱湯が満滞留した状態で、バスケット9を引き出したときに、熱湯が手前に移動しても防水用壁部9bが熱湯を遮蔽するので、把手部9aに熱湯が及ばないようにできる。
【0020】以上のように本実施例によれば、把手部9aを遮蔽するように、バスケット9の上端縁部と把手部9aの境界部に立設した防水用壁部9bを設けることにより、コーヒ液を抽出しようとするとき、バスケット9の手入れの不十分やコーヒ粉17をバスケット9内に入れるときの不注意により、弁装置16に異物やコーヒ粉17を詰まらせた状態でコーヒ液を抽出すると、容器1より熱湯がバスケット9内に順次滴下するとともに滞留し、バスケット9の上端縁部から溢出することが生じるが、この段階で誤って手を出したり、バスケット9を引き出したときに、熱湯が手前側にあふれて火傷を負う危険を防水用壁部9bによって防ぐことができ、安全性を向上できる。
【0021】(実施例2)以下本発明の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0022】図3に示すように、本実施例の特徴とするところは、前述従来の構成にバスケット9の後部の上端縁部に切欠き口部9cを付加したことにある。
【0023】この構成により、コーヒ液がバスケット9に一定量以上滞留したときに、この切欠き口部9cからコーヒ液がバスケット9外に導出されて、バスケット9外面に沿って下方に落下し、デカンタ10内に収容されるので、バスケット9に熱湯が満滞留しなくなり、誤操作時に、前述実施例1と同様に危険が防止でき、安全性を向上できる。
【0024】(実施例3)以下本発明の第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0025】図4に示すように、本実施例の特徴とするところは、前述実施例2の構成に切欠き口部9cからバスケット9の外側面に下方にむけて添設した流通用溝壁9dを付加したことにある。
【0026】この構成により、前述実施例2の効果に加えて、一定量以上滞留したコーヒ液をスムーズにデカンタ10内に導入収容することができる。
【0027】(実施例4)以下本発明の第4の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0028】図5に示すように、本実施例の特徴とするところは、前述実施例2の構成に前述実施例1の防水用壁部9bを付加したことにある。
【0029】この構成により、前述実施例1および2の効果を共に得ることができ、安全性をより高めることができる。
【0030】(実施例5)以下本発明の第5の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0031】図6に示すように、本実施例の特徴とするところは、前述実施例3の構成に前述実施例1の防水用壁部9bを付加したことにある。
【0032】この構成により、前述実施例1および3の効果を共に得ることができ、安全性をより高めることができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明は、発熱体で加熱した容器の湯を供給する吐出パイプの下部に配置され、収容したコーヒ粉に吐出パイプからの湯を受けて、コーヒ液を抽出する構成としたバスケットに、その把手部を遮蔽するように立設した防水用壁部を設けた構成により、バスケットの上端縁部より溢出する熱湯によって生じる火傷を防止し、安全性を高くした優れたコーヒ沸し器を実現できるものである。




 

 


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