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発明の名称 ロータリの耕耘カバー装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−256504
公開日 平成8年(1996)10月8日
出願番号 特願平7−61095
出願日 平成7年(1995)3月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 坂根 弘史 / 藤本 駿児 / 安宮 久勝
要約 目的
上部カバーに対する後部カバーの枢支連結部分の部品交換ができ、しかも、取付け用ボルトの本数の削減を企図したロータリの耕耘カバー装置を提供する。

構成
上部カバー11の後部上面側に、上壁部14aと、上壁部14aの後端から下方に延設した後壁部14bとを備えてなる取付板14を固定し、この取付板14の上壁部14a上にボルト固定した横板部15aと、この横板部15aの後端から下方に延設されて取付板14の後壁部14bに重合する縦板部15bとを備えてなる支持板15を備え、この支持板15の縦板部15bの後面側に前記支軸19を挿脱自在に挿通し得る軸受部18を設け、縦板部15bの下端側に、上部カバー11の後端側を上方側に折曲してなる押さえ部20を係合し、後部カバー12の上端側にボルト固定される取付部材21に支軸19を固定する。
特許請求の範囲
【請求項1】 ロータリ耕耘部(9)の上方を覆う上部カバー(11)と、ロータリ耕耘部(9)の後方を覆う後部カバー(12)とを備えると共に、後部カバー(12)の上端側を上部カバー(11)の後端側に左右方向の支軸(19)を介して揺動自在に連結したロータリの耕耘カバー装置において、前記上部カバー(11)の後部上面側に、上壁部(14a)と、この上壁部(14a)の後端から下方に延設された後壁部(14b)とを備えてなる取付板(14)を固定し、この取付板(14)の上壁部(14a)上にボルト固定される横板部(15a)と、この横板部(15a)の後端から下方に延設されて取付板(14)の後壁部(14b)に重合される縦板部(15b)とを備えてなる支持板(15)を備え、この支持板(15)の縦板部(15b)の後面側に前記支軸(19)を挿脱自在に挿通し得る軸受部(18)を設けると共に、縦板部(15b)の下端側に、上部カバー(11)の後端側を上方側に折曲してなる押さえ部(20)を係合し、後部カバー(12)の上端側にボルト固定される取付部材(21)に前記支軸(19)を固定したことを特徴とするロータリの耕耘カバー装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリの耕耘カバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圃場を耕耘するものとして、トラクタの後部に三点リンクを介して装着されるロータリがある。このロータリには、通常耕耘部を覆うロータリカバーが設けられ、該ロータリカバーは耕耘部の上方を覆う上部カバーと、耕耘部の後方を覆う後部カバーとを備えており、後部カバーは、その上端側が上部カバーの後端側に左右方向の軸心廻りに揺動自在に連結されている。
【0003】そして、後部カバーの上端側には左右方向に亘る支軸が溶接固定され、その支軸の左右両端部および中間部を上部カバーの後端側に固定した受部に挿通状として支持することで、後部カバーが上部カバーに揺動自在に連結される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっては、耕耘時において、後部カバーは圃場の凹凸に追従して頻繁に上下揺動するため、枢支部分が摩耗し易く、支軸および受部が溶接固定されていると、交換できないことから、支軸および受部等の摩耗し易い部品の交換ができるようにしたものとして、上部カバーの後部上面側に、上壁部と、この上壁部の後端から下方に延設された後壁部とを備えてなる取付板を固定し、この取付板の上壁部上に重合される横板部と、この横板部の後端から下方に延設されて取付板の後壁部に重合される縦板部とを備えてなる支持板を取付板にボルト固定し、この支持板に左右方向の支軸を挿通支持可能な軸受部を設け、後部カバーの上端側にボルト固定される取付部材に前記支軸を固定することが考えられている。
【0005】しかしながら、支持板を固定するには、横板部および縦板部を固定しなければならず、このためボルトの本数が多くなるという新たな問題が生じる。そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、上部カバーに対する後部カバーの枢支連結部分の部品交換ができ、しかも、取付け用ボルトの本数の削減を企図したロータリの耕耘カバー装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、ロータリ耕耘部9の上方を覆う上部カバー11と、ロータリ耕耘部9の後方を覆う後部カバー12とを備えると共に、後部カバー12の上端側を上部カバー11の後端側に左右方向の支軸19を介して揺動自在に連結したロータリの耕耘カバー装置において、前記上部カバー11の後部上面側に、上壁部14aと、この上壁部14aの後端から下方に延設された後壁部14bとを備えてなる取付板14を固定し、この取付板14の上壁部14a上にボルト固定される横板部15aと、この横板部15aの後端から下方に延設されて取付板14の後壁部14bに重合される縦板部15bとを備えてなる支持板15を備え、この支持板15の縦板部15bの後面側に前記支軸19を挿脱自在に挿通し得る軸受部18を設けると共に、縦板部15bの下端側に、上部カバー11の後端側を上方側に折曲してなる押さえ部20を係合し、後部カバー12の上端側にボルト固定される取付部材21に前記支軸19を固定した点にある。
【0007】
【作用】支軸19を交換するには、支軸19が固定された取付板21を固定するボルトを取外し、該取付板21を左右方向に移動させて、支軸19を、軸受部18から抜脱することによってなされる。また、支持板15を交換するには、支持板15を固定するボルトを取外せばよい。
【0008】上部カバー11の後端側を上方側に折曲してなる押さえ部20を、支持板15の縦板部15bの下端側に係合させることによって、縦板部15bが固定され、縦板部15bを固定するボルトが削減できると共に、上部カバー11自身の強度もアップする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図2および図3において、1はトラクタの後部に三点リンクを介して装着されるサイドドライブ型ロータリで、中央のギヤケース2から左右にサポートアーム3を突設すると共に、左側サポートアーム3の外端にチェーンケース4を、右側のサポートアーム3の外端にサイドフレーム5を固定することによって、ロータリ機枠6が門型状に形成されている。
【0010】チェーンケース4とサイドフレーム5との下部間には爪軸7が左右方向の軸心廻りに回転自在に架設され、この爪軸7上に多数の耕耘爪8が取付けられてロータリ耕耘部9が構成され、このロータリ耕耘部9は耕耘カバー10によって覆われている。耕耘カバー10は、ロータリ耕耘部9の上方を覆う上部カバー11と、ロータリ耕耘部9の後方を覆う後部カバー12とを備えている。
【0011】上部カバー11は、ロータリ耕耘部9の左右方向に亘って形成された板材を、耕耘爪8の外周軌跡に沿うように湾曲形成して成ると共に、ロータリ機枠6に取付固定されている。この上部カバー11の左右両側には側板13が溶接固定され、また、上部カバー11の上面側後部には補強板としての機能も備えた取付板14が溶接固定されている。
【0012】図1および図3乃至図5にも示すように、取付板14は、上部カバー11の左右方向に亘って形成されると共に、上壁部14aと、この上壁部14aの後端部から下方に延設された後壁部14bとを備えてなる。また、この取付板14には、左右方向複数箇所(図例では4か所)に支持板15が取付けられている。各支持板15は取付板14の後部の角部に合致するようにL字形に折曲形成されていて、取付板14の上壁部14aに重合される横板部15aと、この横板部材15aの後端から下方に延設されて取付板14の後壁部14bに重合する縦板部15bとから構成され、取付板14の後部外面に重ね合わされて横板部15aが取付板14の上壁部14aに左右一対のボルト16・ナット17によって着脱自在に取付固定されている。
【0013】各支持板15の縦板部15bの後面には、左右方向に支軸19を挿通し得るように板材をU字形に折曲形成してなる軸受部18が溶接固定されている。また、前記上部カバー11の後端側は上方に向けて折曲されていて、この折曲部分が支持部材15の縦板部15bの下端部に係合する押さえ部20とされ、この押さえ部20と取付板14の後壁部14bとで縦板部15bが挟持されることによって、縦板部15bの固定がなされ、この縦板部15bを固定するボルト・ナットの省略が図られている。
【0014】なお、支持板15を取外すには、ボルト16・ナット17による締結を解除し、支持板15を上方移動させて、縦板部15bの下端部を押さえ部20と取付板14の後壁部14bとの間から抜脱すればよい。また、前記押さえ部20によって上部カバー11自身の強度アップが図れると共に、上部カバー11にロータリ耕耘部9から放てきされる土が衝当することによって、押さえ部20は縦板部15bに対する係合が強まるように変形する。
【0015】後部カバー12は、その上端側が上部カバー11の後端側に、支持板15の軸受部18に挿通された支軸19を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に取付けられている。すなわち、後部カバー12の上端側には、各支持板15の左右両側に位置される左右一対の取付部材21,22が設けられ、この取付部材21,22は支軸19を挿通し得る筒部21a,22aを形成するように板材を折曲して形成されると共に、端部側を相互に重合してなり、この重合部分が後部カバー12の上端側下面にボルト23・ナット24によって着脱自在に取付固定されている。また、支軸19は一方の取付板21に溶接固定されている。
【0016】前記構成において、後部カバー12を上部カバー11から取外すには、先ず、支軸19が固定された一方の取付板21を固定するボルト23・ナット24を取外す。次いで、該一方の取付板21を左右方向に移動させて、支軸19を、他方の取付板22の筒部22aおよび軸受部18から抜脱することによって後部カバー12の取外しがなされる。
【0017】前記チェーンケース4内には、トラクタのPTO軸からの動力を爪軸7に伝達して該爪軸7を回転駆動するチェーン巻掛伝動機構が収納されている。このチェーンケース4の内壁4a下端側には、図6に示すように、該ケース内壁4aを貫通する軸受ホルダ25が取付けられ、この軸受ホルダ25にはベアリング26が内嵌され、ベアリング26には駆動軸27が挿通支持されている。この駆動軸27の右端側にはフランジ28が形成され、このフランジ28に爪軸7がボルト固定されている。
【0018】駆動軸27の左端側はチェーンケース4内に挿入状とされてこれにチェーン巻掛伝動機構のスプロケット29がスプライン嵌合され、このスプロケット29は抜止部材30によって抜止めされ、この抜止部材30は、該抜止部材30を貫通すると共に、駆動軸27に形成されたネジ孔31に螺合されるボルト32によって駆動軸27に固定される。
【0019】軸受ホルダ25と駆動軸27のフランジ28との間の内周側には、メカニカルシール33が設けられて、ベアリング26へのごみの侵入防止が図られている。このメカニカルシール33の固定環34の弾性リング34aは軸受ホルダ25に弾性的に接当し、回転環35の弾性リング34aはフランジ28に弾性的に接当して、固定環34と回転環35とが相互に押付け合ってこれらの合わせ目が相互に密接状とされている。
【0020】メカニカルシール33の外周側には軸受ホルダ25と駆動軸27のフランジ28とでラビリンス構造36が形成され、このラビリンス構造36の外周にはダストカバー37が設けられている。なお、チェーンケース4の外壁4bの下部には抜止部材30およびボルト32取付け用の開口38が形成され、この開口38はキャップ39によって閉塞されている。また、チェーンケース4の外壁4bの下部には保護カバー40が設けられている。
【0021】前記構成の爪軸7の軸受構造において、駆動軸27を取付けるには、図7に示すように、組付用治具41が用いられ、この治具41は、ベアリング42と六角ナット部43とを備えた本体44と、取付け用ボルト45とから構成されている。駆動軸27を取付けるには、駆動軸27を先端がベアリング26から若干突出するようにチェーンケース4内に挿入し、この突出した部分にスプロケット29をスプライン嵌合すると共に、治具本体44のベアリング42をスプロケット29に接当させる。
【0022】次いで、六角ナット部43および治具本体44にボルト45をねじ込むと共に、該ボルト34を駆動軸27のネジ孔31にねじ込む。そして、ボルト34の頭部を相対回転しないように工具等にて把持すると共に、六角ナット部43を時計方向(ねじ込み方向)に回転させる。すると、ボルト34が左方に移動して駆動軸27が左方に移動し、駆動軸27がベアリング26およびスプロケット29に挿通されると共に、メカニカルシール33の固定環34と回転環35とが相互に密接状とされる。
【0023】図2に示すように、ロータリカバー10の上方側には、上部カバー11と後部カバー12とに跨がる弾下装置46が左右一対設けられている。この弾下装置46は、弾下ロッド47を有し、この弾下ロッド47の前端部はサポートアーム3に左右軸まわり回動自在に枢着され、後部は受部材48に軸心方向移動自在に挿通され、止め輪によって抜止めされる。また、弾下ロッド47には圧縮コイルバネ49が套嵌され、このコイルバネ49の後端は受け部材に接当し、前端はストッパ50に接当している。
【0024】受部材48は、図8にも示すように、後部カバー12の背面に立設されたブラケット51に左右軸廻りに回動自在に支持され、受部材48の上部には上方突出状の突出部52が形成されると共に、弾下ロッド47に直交する収納凹部53が下方から形成されている。この収納凹部53の弾下ロッド47より上方側には、ロックピン54と、このロックピン54を弾下ロッド47に向けて付勢するバネ55とが組込まれている。
【0025】ロックピン54は下部の頭部54aと、上部の軸部54bとからなり、頭部54aは下部前面側に傾斜状のガイド面56を有する円柱状に形成されており、弾下ロッド47の上部に軸心方向の適宜間隔をおいて形成された係合孔57に対して挿脱自在である。軸部54bは突出部52から上方に突出しており、この突出部分に操作レバー58がピン59を介して左右軸廻りに回動自在に取付けられている。この操作レバー58は左右の側壁58aと連結壁58bとから断面U字形に形成され、左右の側壁58aで受部材48の突出部52を挟込むことで軸部54b廻りの回動が規制されている。
【0026】そして、図8に実線で示すように、操作レバー58が起立状とされた状態では、ロックピン54の頭部54aが係合孔57に挿入状とされ、図8に仮想線で示すように、操作レバー58がピン59廻りに回動されて倒伏された状態では、ロックピン54が引上げられて、頭部54aが係合孔57から離脱する。また、操作レバー58を倒伏した状態では、耕耘時において、コイルバネ49の付勢力によって後部カバー12に均平圧が付与される。また、操作レバー58を起立させた状態では、耕耘爪8の交換あるいはメンテナンスまたは圃場の荒起こしの際等において、後部カバー12の下降を規制できる。この際において、後部カバー12の上昇動作では、ガイド面56の案内作用によって、ロックピン54の頭部54aは係合孔57から離脱して弾下ロッド47上に乗上げ、適宜高さの位置でロックピン54の頭部54aを係合孔57に挿入させることで、後部カバー12を適当な上昇位置にロックして保持させることができる。
【0027】さらに、後部カバー12の上昇動作をも規制したい場合には、図9に仮想線で示すように、操作レバー58を突出部52から離反するように引上げてロックピン54の軸部54b廻りに90°回転させ、その後図9に実線で示すように、操作レバー58を左右側壁58aで突出部52を挟込むように下ろせばよい。ストッパ50は、図10に示すように、弾下ロッド47に軸心方向摺動自在に外嵌された筒状ホルダ60を有し、このホルダ60には収容孔61が貫通形成され、収容孔61には、弾下ロッド47に軸心方向適宜間隔をおいて形成された断面円弧状の周溝62に係合するボール63が収容されている。
【0028】ホルダ60の両端にはバネ受体64が設けられ、バネ受体64間には、操作体65が設けられ、操作体65は、該操作体65とバネ受体64との間に設けられたバネ66によって中間位置に保持されており、この位置でボール63を押さえ、ボール63の周溝63からの離脱を阻止している。そして、操作体65をバネ66の付勢力に抗して移動させることによって、ボール63の周溝63からの離脱が許容され、ストッパ50の位置が変更できるようになっている。
【0029】また、前記周溝62の深さは、振動によってボール63が容易に離脱しないように、ボール63の半径以下の最大限に形成されている。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、上部カバー11の後部上面側に、上壁部14aと、この上壁部14aの後端から下方に延設された後壁部14bとを備えてなる取付板14を固定し、この取付板14の上壁部14a上にボルト固定される横板部15aと、この横板部15aの後端から下方に延設されて取付板14の後壁部14bに重合される縦板部15bとを備えてなる支持板15を備え、この支持板15の縦板部15bの後面側に前記支軸19を挿脱自在に挿通し得る軸受部18を設けると共に、縦板部15bの下端側に、上部カバー11の後端側を上方側に折曲してなる押さえ部20を係合し、後部カバー12の上端側にボルト固定される取付部材21に前記支軸19を固定したので、上部カバーに対する後部カバーの枢支連結部分の摩耗し易い部品の交換が可能であって、しかも、上部カバー11の後端側を上方側に折曲してなる押さえ部20を支持板15の縦板部15bの下端側に係合したことによって、縦板部15bの取付け用ボルトを削減できると同時に、上部カバー11自身の強度もアップできる。




 

 


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