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発明の名称 ロータリカバー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−256502
公開日 平成8年(1996)10月8日
出願番号 特願平7−66488
出願日 平成7年(1995)3月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 平田 光喜 / 藤本 駿児 / 松田 卓也
要約 目的


構成
ロータリ耕耘機2の耕耘部3を覆うべく前後中途部が耕耘部3に略沿う方向に湾曲したカバーの耕耘部3側の面に前後係止具11を設け、この前後係止具11にカバーよりも大きい曲率で湾曲させることによりその前後端が前後係止具11に挿脱自在に係合して復元力で抜け止めされる弾性板9を設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 ロータリ耕耘機(2)の耕耘部(3)を覆う弾性板(9)を、その前後中途部が耕耘部(3)に略沿う方向に湾曲させ、その前後端をロータリ機枠(10)側に設けた前後係止具(11)に挿脱自在に係合して復元力で抜け止めしていることを特徴とするロータリカバー。
【請求項2】 ロータリ耕耘機(2)の耕耘部(3)を覆うべく前後中途部が耕耘部(3)に略沿う方向に湾曲したカバーの耕耘部(3)側の面に前後係止具(11)を設け、この前後係止具(11)にカバーよりも大きい曲率で湾曲させることによりその前後端が前後係止具(11)に挿脱自在に係合して復元力で抜け止めされる弾性板(9)を設けていることを特徴とするロータリカバー。
【請求項3】 前記弾性板(9)は平板又はカバーよりも大きい曲率で湾曲した円弧板であることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリカバー。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリ耕耘機のロータリカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロータリカバーには泥土の付着を防止しかつ付着しても簡単に離脱するように、耕耘部に面した側に弾性板を設けたものがあり、この種の従来技術としては、実開昭62−4904号公報に開示されたものがある。この従来技術は、ロータリ機枠に固定の上部カバーの内面側に、耕耘部の上方を覆うように、弾性変形可能な鋼板を配置し、この鋼板が耕耘部の外周に略沿うように上方突出の円弧状にし、その前後部を上部カバーの前後に固着して構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術では、上部カバーは下方の鋼板によって保護され、鋼板は土石が衝突すると円弧の曲率が変更されるように弾性変形し、又は湾曲が局部的に起こるように変形して、付着土を脱落し、衝撃も緩和できるが、鋼板はその前後部が固着されているため、付着土の脱落及び衝撃の緩和は中途部のみで行われ、固着部付近ではその機能は低く、前後両端部では引っ張り力等が加わって、固着部分で破損することがある。また、上部カバーに対する鋼板の着脱作業が非常に煩雑である。
【0004】本発明は、弾性板を耕耘部に略沿う方向に湾曲させて、その前後端をロータリ機枠側に設けた前後係止具に挿脱自在に係合して復元力で抜け止めすることにより、弾性板の全長で付着土の脱落及び衝撃の緩和ができ、前後両端部に引っ張り力等が加わっても破損することがなく、着脱作業が非常に簡単にできるロータリカバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、ロータリ耕耘機2の耕耘部3を覆う弾性板9を、その前後中途部が耕耘部3に略沿う方向に湾曲させ、その前後端をロータリ機枠10側に設けた前後係止具11に挿脱自在に係合して復元力で抜け止めしていることである。
【0006】本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、ロータリ耕耘機2の耕耘部3を覆うべく前後中途部が耕耘部3に略沿う方向に湾曲したカバーの耕耘部3側の面に前後係止具11を設け、この前後係止具11にカバーよりも大きい曲率で湾曲させることによりその前後端が前後係止具11に挿脱自在に係合して復元力で抜け止めされる弾性板9を設けていることである。
【0007】本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に加えて、弾性板9は平板又はカバーよりも大きい曲率で湾曲した円弧板であることである。
【0008】
【作用】ロータリカバーは耕耘部3側の面に前後係止具11を設けており、弾性板9を上部カバーよりも大きい曲率で湾曲させて、その前後端を前記前後係止具11に挿脱自在に係合する。弾性板9は湾曲による復元力で、係止具11に係合してその抜け止めがなされる。
【0009】弾性板9に泥土、石が衝突すると、前後中途部が弾性変形するだけでなくその前後端部も変形又は前後移動し、泥土の付着を防止し、付着している土を脱落させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜4において、ロータリ耕耘機2は入力軸20を有する中央のギヤケース21から左右にサポートアーム22を突出し、左右サポートアーム22の外端に伝動ケース23とサイドフレーム24とを固定し、ロータリ機枠10を構成している。
【0011】伝動ケース23の下部とサイドフレーム24の下部との間には爪軸25が回転自在に支持され、この爪軸25にはブラケット26を介して複数本の耕耘爪27が取り付けられており、耕耘部3を形成している。前記爪軸25には入力軸20から左サポートアーム22内の伝動軸28、伝動ケース23内のチェーン伝動手段29を介して動力が伝達可能になっている。
【0012】前記耕耘部3からの石、土の飛散を防止し、土の粉砕、耕耘土の均しのためにロータリカバー4が設けられている。このロータリカバー4は耕耘部3の上方を覆う上部カバー31と、この上部カバー31の後部に横軸32を介して枢支連結されていて耕耘部3の後方を覆う後部カバー33と、上部カバー31の前部に固定されていて前方の土石飛散を規制する前部カバー34とを有しており、伝動ケース23とサイドフレーム24の前後に左右一対の前側部カバーと後側部カバーとが設けられるが、図示していない。
【0013】前記上部カバー31はロータリ機枠10に固定されており、円弧状の下板31Aと前後が上方に膨出した上板31Bとを前後及び中途で張り合わせ、かつそれらの後部膨出部分内に補強板31Cを配置して本体6を構成し、その本体6の左右端面に側板7を固着して構成されている。上部カバー31は、耕耘部3側の面が耕耘部3に略沿うように上方突出の円弧状になっており、その前後部には上板31Bの膨出によって大きい空間部5が形成され、中途部にも小さい空間部5が形成されていて、カバーを二重構造の立体構造物にして強度を大きくできるようにしている。
【0014】上部カバー31の空間部5には発泡体8が充填されている。この発泡体8は、ポリスチレン発泡体、ポリウレタン発泡体、その他等が使用でき、上部カバー31を形成した後に、液体、粉末又は固体の発泡体原料をボルト孔から注入するか、又は上部カバー31形成時に予め挿入しておくかし、この発泡体原料を上部カバー31の表面を塗装する際の塗装熱、又はその他の加熱手段で加熱して発泡させている。
【0015】11は板片をS字状に折曲して形成した係止具であり、上部カバー31の耕耘部3側の面(内面)に前後一対、左右方向には複数組設けられており、弾性板9の前後端を係止している。前係止具11は上部カバー31の前面にボルト35を介して固定された前部カバー34に固着されているが、後係止具11と同様に下板31Aに固着してもよい。
【0016】前記弾性板9は上部カバー31を略全面にわたって覆う形状であり、ポリプロピレン等の合成樹脂板、鋼板、鉄板等で形成されており、薄板であるので弾性変形可能になっている。この弾性板9は、図1に2点鎖線で示すように、上部カバー31に対向させてその中途部を上部カバー31側に押し付けると、湾曲されながら上部カバー31の内面に添接する。その状態から押し付けを緩めていくと、上部カバー31の曲率より大きい曲率の湾曲になるとき、その前後端が前後係止具11に挿脱自在に入って係合し、湾曲変形の復元力で係止具11との係合が確保され、抜け止めがなされる。
【0017】前記弾性板9は、予め上部カバー31の曲率より大きい曲率の湾曲にしておいて、上部カバー31に対向させたときにその中途部を更に湾曲させて、上部カバー31側に押し付けて内面に添接するようにしてもよく、その場合でも前後端は前後係止具11に挿脱自在に入って係合し、湾曲変形の復元力で係止具11との係合が確保され、抜け止めがなされる。
【0018】後部カバー33は上下(前後)に2分割されており、横軸32に連結された第1後部カバー33Aの下端に枢支軸36を介して第2後部カバー33Bが連結されている。ロータリ機枠10と第1後部カバー33Aとの間及び第1後部カバー33Aと第2後部カバー33Bとの間には、それぞれ弾力的に角度を設定する弾下手段37A、37Bが設けられている。
【0019】前記第1後部カバー33Aは耕耘部3から逃げる方向にくの字状に折曲されており、その耕耘部3側の面の上下(前後)端部に係止具11が設けられていて、弾性板9の上下端部が挿脱自在に係合されている。弾性板9は第1後部カバー33Aの略全面を覆って、泥土の付着を防止する。上部係止具11は第1後部カバー33Aの上端又は上部補強板39をUの字状に屈曲することにより形成しているが、他のものと同様に、別途形成したS字状板片を固着して形成してもよい。
【0020】また、後部カバー33は2分割されていないくの字状の1枚板で形成してもよく、その場合も係止具11を介して弾性板9を配置し、後部カバー33における泥土の付着を防止するようにできる。前記上部カバー31及び後部カバー33は、耕耘部3側に弾性板9を取り付ける場合、耕耘部3からの土石の飛散を弾性板9で実質的に行うので、耕耘部3を覆うというカバーとしての機能がなくてもよく、枠体に形成しておいて、その前後に係止具11を設けておくだけでもよい。この場合、上部用弾性板9の前記係止具11は、上枠体を介してロータリ機枠10側に設けられ、後部用弾性板9の係止具11は、上枠体及び後枠体を介してロータリ機枠10側に設けられることになる。
【0021】また、前後係止具11は、カバー又は枠体の前後部を切り起こすことにより形成てもよい。図4〜6は伝動ケース23における軸受部材の取り付け構造の第1例を示しており、伝動ケース23は内外ケース部材23A、23Bを最中状に合わせていて、その内部にスプロケット29A、チェーン29B等を有するチェーン伝動手段29を収納しており、伝動軸28は内ケース部材23Aに固定の軸受部材40に軸受41を介して支持されている。
【0022】この軸受部材40を内ケース部材23Aに固定するボルト42は、頭部42Aの低いボルトを内ケース部材23A内側からに両者に貫通して、ネジ部42Bにナット43を螺合して締結している。ボルト42と内ケース部材23Aとの間にはOリング等のシール材44が設けられている。このボルト42は図6に示すように、頭部42Aの外周にネジ部42B側へ突出した環状又は部分的な突起42Cを有しており、この突起42Cを内ケース部材23A内面に押しつけながら溶接したものであり、頭部42Aの高さはナット43の高さより十分低くなっており、内ケース部材23A内面側への突出量が極めて少なく、その少ない分だけ伝動ケース23の幅が狭くできるようになっている。
【0023】すなわち、従来においては、軸受部材40を内ケース部材23Aに固定するのに、内ケース部材23A内面にナットを溶着しておいて、外側からボルトを軸受部材40及び内ケース部材23Aに貫通してナットに螺合するようになっており、ナット43の背が高いため、チェーン29Bとの干渉を避けるには伝動ケース23の幅を広くしなければならなかった。
【0024】ロータリ耕耘では伝動ケース23の幅が広いと土抵抗が大きくなり、深く入り難くなり、深耕作業が困難になることがあり、伝動ケース23の幅を狭くすることが要求されている。前述のような頭部42Aの薄いボルト42を使用すると、伝動ケース23の幅を狭くできる上に、伝動ケース23の材料費及びプレス加工費等のコストを低下でき、シールも良好になる。
【0025】図7は軸受部材40の取り付け構造の第2例を示しており、軸受部材40のボルト孔の周囲に面取りを施してシール44を配置し、伝動ケース23との間のシールをするようにした点で第1例と異なり、その他の構成及び機能は第1例と同一である。図8は軸受部材40の取り付け構造の第3例を示しており、伝動ケース23の外面にナット43を溶着し、軸受部材40にこのナット43に嵌合する径の孔45を形成し、軸受部材40の外側から従来のボルト46を挿入してナット43に螺合するようにしており、内ケース部材23Aにはボルト46は貫通しないので、伝動ケース23の幅を狭くできる上に、シールも不要になっている。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、弾性板9は土石が衝突したときにその全面で弾性変形し、泥土の付着及び付着土の脱落を行うことができ、前後両端部が自由端になっていて引っ張り力等が加わっても破損することがなく、係止具11に対する着脱作業も非常に簡単にできる。




 

 


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