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発明の名称 ロータリカバー及びその製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−256501
公開日 平成8年(1996)10月8日
出願番号 特願平7−66487
出願日 平成7年(1995)3月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 平田 光喜
要約 目的


構成
ロータリ耕耘機2の耕耘部3を覆うロータリカバー4を、内部に空間部5を有する二重構造の本体6の左右側部を側板7で閉鎖して形成すると共に、その空間部5内に発泡体原料を入れ、この発泡体原料をロータリカバー4の表面を塗装する際の塗装熱で加熱して発泡させて空間部5を充填する。
特許請求の範囲
【請求項1】 ロータリ耕耘機(2)の耕耘部(3)を覆うロータリカバー(4)を、内部に空間部(5)を有する二重構造に形成し、前記空間部(5)にその内部で発泡させた発泡体(8)を充填していることを特徴とするロータリカバー。
【請求項2】 ロータリ耕耘機(2)の耕耘部(3)を覆うロータリカバー(4)を内部に空間部(5)を有する二重構造に形成すると共に、その空間部(5)内に発泡体原料を入れ、この発泡体原料を加熱して発泡させて空間部(5)を充填していることを特徴とするロータリカバーの製造方法。
【請求項3】 ロータリ耕耘機(2)の耕耘部(3)を覆うロータリカバー(4)を、内部に空間部(5)を有する二重構造の本体(6)の左右側部を側板(7)で閉鎖して形成すると共に、その空間部(5)内に発泡体原料を入れ、この発泡体原料をロータリカバー(4)の表面を塗装する際の塗装熱で加熱して発泡させて空間部(5)を充填していることを特徴とするロータリカバーの製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリ耕耘機のロータリカバー及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ロータリ耕耘機の耕耘部を上方から覆う上部カバーは、強度を確保するために、2枚の板金を張り合わせて内部に空間部を有する二重構造にしている(従来技術1)。または、上部カバーの下方に裏張りシートを張設して、両者の間の空間内部に空間と同一形状に形成した発泡体を装填している(従来技術2、実開昭62−45902号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術1では、空間部を備えた二重構造であるため、石、土の衝突による衝突音が空間部によって共振することがある。この共振を防止するには空間部内部に発泡体を装填することが有効であるが、この空間部は形状が複雑であり、密封されているために従来技術2のような装填方法を利用することは困難である。また、発泡体を空間部と同一形状に形成することは極めて困難であり、装填できても隙間ができ易く、共振防止効果の低いものとなる。
【0004】本発明は、内部に空間部を有する二重構造の本体に、その空間部にその内部で発泡させた発泡体を充填することにより、空間部内部にそれと同一形状の発泡体を簡単にかつ隙間なく充填できるようにしたロータリカバー及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決のための具体的手段は、ロータリ耕耘機2の耕耘部3を覆うロータリカバー4を、内部に空間部5を有する二重構造に形成し、前記空間部5にその内部で発泡させた発泡体8を充填していることである。本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、ロータリ耕耘機2の耕耘部3を覆うロータリカバー4を内部に空間部5を有する二重構造に形成すると共に、その空間部5内に発泡体原料を入れ、この発泡体原料を加熱して発泡させて空間部5を充填していることである。
【0006】本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、ロータリ耕耘機2の耕耘部3を覆うロータリカバー4を、内部に空間部5を有する二重構造の本体6の左右側部を側板7で閉鎖して形成すると共に、その空間部5内に発泡体原料を入れ、この発泡体原料をロータリカバー4の表面を塗装する際の塗装熱で加熱して発泡させて空間部5を充填していることである。
【0007】
【作用】ロータリカバー4の本体6を、内部に空間部5を有する二重構造に形成してその左右側部を側板7で閉鎖し、その空間部5内に発泡体原料を挿入し、この発泡体原料をロータリカバー4の表面を塗装する際の塗装熱で加熱して発泡させる。発泡した発泡体8は空間部5の隅々まで隙間なく充填される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜3において、ロータリ耕耘機2は入力軸20を有する中央のギヤケース21から左右にサポートアーム22を突出し、左右サポートアーム22の外端に伝動ケース23とサイドフレーム24とを固定し、ロータリ機枠10を構成している。
【0009】伝動ケース23の下部とサイドフレーム24の下部との間には爪軸25が回転自在に支持され、この爪軸25にはブラケット26を介して複数本の耕耘爪27が取り付けられており、耕耘部3を形成している。前記爪軸25には入力軸20から左サポートアーム22内の伝動軸、伝動ケース23内のチェーン伝動手段を介して動力が伝達可能になっている。
【0010】前記耕耘部3からの石、土の飛散を防止し、土の粉砕、耕耘土の均しのためにロータリカバー4が設けられている。このロータリカバー4は耕耘部3の上方を覆う上部カバー31と、この上部カバー31の後部に横軸32を介して枢支連結されていて耕耘部3の後方を覆う後部カバー33と、上部カバー31の前部に固定されていて前方の土石飛散を規制する前部カバー34とを有しており、伝動ケース23とサイドフレーム24の前後に左右一対の前側部カバーと後側部カバーとが設けられるが、図示していない。
【0011】前記上部カバー31はロータリ機枠10に固定されており、円弧状の下板31Aと前後が上方に膨出した上板31Bとを前後及び中途で張り合わせ、かつそれらの後部膨出部分内に補強板31Cを配置して本体6を構成し、その本体6の左右端面に側板7を固着して構成されている。上部カバー31は、耕耘部3側の面が耕耘部3に略沿うように上方突出の円弧状になっており、その前後部には上板31Bの膨出によって大きい空間部5が形成され、中途部にも小さい空間部5が形成されていて、カバーを二重構造の立体構造物にして強度を大きくできるようにしている。
【0012】上部カバー31の複数の空間部5は連通していても独立していてもよく、それらには発泡体8が充填されている。この発泡体8は、ポリスチレン発泡体、ポリウレタン発泡体、その他等が使用でき、上部カバー31を形成した後に、液体、粉末又は固体の発泡体原料をボルト孔から注入するか、又は上部カバー31形成時に予め挿入しておくかし、この発泡体原料を上部カバー31の表面を塗装する際の塗装熱で加熱して発泡させている。
【0013】なお、塗装熱は通常120度前後になり、発泡体原料を発泡させるに充分であるが、塗装前に上部カバー31を加熱手段で加熱して、発泡体8を充填させることも可能である。また、発泡体原料によっては加熱手段の代わりに特有の発泡処理が行われる。前部カバー34は上部カバー31の前面にボルト35を介して固定されており、上部カバー31にはこのボルト35用のネジ孔があるので、前記発泡体原料液は注入することができ、また、注入用の孔を別途形成してもよい。
【0014】11は板片をS字状に折曲して形成した係止具であり、上部カバー31の耕耘部3側の面(内面)に前後一対設けられており、弾性板9の前後端を係止している。前係止具11は前部カバー34に固着されているが、後係止具11と同様に下板31Aに固着してもよい。前記弾性板9はポリプロピレン等の合成樹脂板、鋼板、鉄板等で形成されており、薄板であるので弾性変形可能になっている。この弾性板9は、上部カバー31に対向させてその中途部を上部カバー31側に押し付けると、湾曲されながら上部カバー31の内面に添接する。その状態から押し付けを緩めていくと、上部カバー31の曲率より大きい曲率の湾曲になるとき、その前後端が前後係止具11に挿脱自在に入って係合し、湾曲変形の復元力で係止具11との係合が確保され、抜け止めがなされる。
【0015】後部カバー33は上下(前後)に2分割されており、横軸32に連結された第1後部カバー33Aの下端に枢支軸36を介して第2後部カバー33Bが連結されている。ロータリ機枠10と第1後部カバー33Aとの間及び第1後部カバー33Aと第2後部カバー33Bとの間には、それぞれ弾力的に角度を設定する弾下手段37A、37Bが設けられている。
【0016】前記第1後部カバー33A及び第2後部カバー33Bは、共に板金を折り曲げて二重構造に形成し、従来より薄い板でも充分な強度が得られるようにしている。この各第1後部カバー33A及び第2後部カバー33Bは、側部を接合又は側板を設けて閉鎖し、その内部に空間部5を形成しており、この空間部5には発泡体8が充填されている。
【0017】前記第1後部カバー33A及び第2後部カバー33Bへの発泡体8の充填は、前記上部カバー31の場合と同様な方法で行える。各カバーは空間部5の左右端面が開放されたものでもよく、その場合は、左右端面に当て板を当てて加熱して発泡体原料を発泡させればよい。また、第1後部カバー33A及び第2後部カバー33Bは、外側板を凹ませて内側板に溶着し、その凹み部に弾下手段37A、37B用のブラケット38A、38Bを取り付けている。
【0018】なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、前部カバー34の二重構造にして、その内部の空間部に発泡体8を充填するようにしたり、後部カバー33を従来通りの1枚板で形成してブラケット38を取り付ける部分のみ取り付け台を設けて二重構造にし、その部分のみに発泡体8を充填してもよい。また、後部カバー33は1枚の板金を折り曲げて横軸32から接地部に至る1枚ものにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ロータリカバー4の空間部5内部にそれと同一形状の発泡体8を隙間なく充填でき、ロータリカバー4の強度を確保できる二重構造にした上で、発泡体8で石、土の衝突音の共振を防止することができ、製造も簡単にできる。




 

 


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