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発明の名称 薬剤散布装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−252049
公開日 平成8年(1996)10月1日
出願番号 特願平7−342290
出願日 昭和63年(1988)7月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 中尾 康也 / 富田 幸蔵 / 門出 剛
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ホッパー(17)に貯留された薬剤を所定量ずつ繰出す繰出し機構(18)と、この繰出し機構(18)で繰出された薬剤を縦軸芯周りでの回転力で飛散させる回転体(19)とを備えると共に、前記繰出し機構(18)を縦軸芯周りで回転する円盤状部材(18b)に対して薬剤を受ける多数の貫通孔(18a)を備えて構成し、平面視で前記ホッパー(17)上部空間の断面積と比較して該ホッパー(17)から円盤状部材(18b)に薬剤を送り込む空間部位の断面積を小さく設定してある薬剤散布装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は田植機等の農用作業機に備えられる薬剤散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圃場に薬剤を散布する装置としては、実公昭54-33852号公報、実公昭55-6248 号公報に示されるもの等が存在し、夫々の引例では薬剤を圃場に供給するための経路を、圃場の近傍側ほど拡大するよう扇状に形成すると共に、この経路中に薬剤を分散させる壁体が配置され、粉状、粒状の薬剤はこの経路を落下する途中において、壁体との衝突、あるいは、壁体の案内作用によって均一な分散が図られるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記引例の散布装置では、薬剤の自重による落下運動を利用して水平方向への分散を図る構造であるため、薬剤の分散する角度を大きくすることが困難になり、幅広く薬剤の散布を行おうとすると、散布装置の上下寸法が大きくなることから改善の余地がある。そこで、回転体に薬剤を供給し、この回転体によって薬剤を跳ね飛ばして薬剤の拡散を図ることも考えられるが、このように回転体のみによって薬剤の拡散を行う構造では回転体の近傍ほど薬剤が多く送り出されるため、均一な拡散が困難となるばかりで無く、薬剤の散布される領域が円形に形成されるため散布に方向性を持たせることも困難となり、田植機に備える散布装置としては改善の余地がある。又、田植機に備える薬剤散布装置について考えるに、このように田植機に備えられる薬剤散布装置では、苗植付け作業時においてのみ、即ち、機体を走行させ、かつ、苗植付装置を駆動している状態においてのみ薬剤の散布を行うことになるため、例えば、薬剤散布装置の作動停止を行う専用のスイッチ等を設けた場合には苗植付け作業の開始、中断を行う都度スイッチの操作を必要とすることになるばかりで無く操作を忘れてしまうこともあり改善の余地がある。又、薬剤散布装置を駆動するために、苗植付装置からの動力を用いることが考えられる。しかし、苗植付装置が複数条用に構成されているものにおいて、比較的動力の取出しやすい植付アーム等、植付条の1つを駆動する伝動系からの動力を用いる場合には、各条クラッチと称する植付条数変更用の機構によって、その植付系の駆動を行わずに苗植付作業を行う際には薬剤散布装置の駆動を行えないこともあり改善の余地がある。又、薬剤散布装置は散布量の調節を行う必要があり、この調節を行うため、例えば、薬剤分散系に薬剤を送る繰出し部材の取替によって送り出し量の変更を行えるよう構成することも考えられるが、この構成では調節に手間が掛かり過ぎ改善の余地がある。本発明の目的は、第1に薬剤をできるだけ幅広く、できるだけ均一に分散させると共に、田植機に無理なく備えることの可能な散布装置を構成し、第2に苗植付作業時に無理なく作動する散布装置を構成し、第3に苗植付装置からの動力で作動すると共に、各条クラッチがどのように操作されても作動する散布装置を構成し、第4にできるだけ簡単な操作で散布量の調節行う散布装置を合理的に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、第1に繰出し機構から供給される薬剤を、その回転力で飛散させる回転体と、この回転体で飛散された薬剤を所定の方向に案内する案内部材と、この案内部材の案内方向位置において飛散薬剤を略苗植付幅に拡散させ、圃場面に送る拡散部材とを有して成る点にあり、第2に前記繰出し機構を苗植付装置の駆動に連係して作動させ、前記回転体を駆動するアクチュエータを苗植付装置の駆動と非連係で作動させる操作系を有して成る点にあり、第3に苗植付装置を複数条用に構成し、かつ、苗植付装置に対する伝動系を少なくとも2系統形成して、左右両側の植付条の駆動、停止を独立して行うためのクラッチを設けると共に、前記繰出し機構の駆動を、苗植付装置の左右両側の植付条の駆動系夫々からの動力で行う、2つの独立した伝動機構を有して成る点にあり、第4に前記繰出し機構を作動ストローク変更で供給量を増減させる可変容量型に構成し、この繰出し機構に苗植付装置からの往復作動力を伝える伝動機構を設けると共に、伝動機構に往復作動ストロークの変更を行う調節手段が介装されて成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0005】〔作用〕上記特徴を例えば図2及び図4に示すように構成すると、繰出し機構18から送り出された薬剤は回転体19によって跳ね飛ばされた後、案内部材19によって所定の方向に案内されると共に、拡散部材21によって均一化が図られた状態で圃場面に送られる。つまり、回転体19によって強制的に薬剤を飛散させるので、分散角の拡大を容易に図れ、しかも、比較的高速で運動する薬剤を案内し、かつ、拡散することになるので散布に方向性を持たせると共に、回転体19から離間した位置でも所望の散布量を確保できるのである。又、苗植付装置Aの駆動に繰出し機構18が連係し、回転体19が非連係なので、図3に示す如く、回転体19の作動の後に繰出し機構18を作動させることも可能であり、このように作動に順序を設定することによって、苗植付作業時には確実に作動し、しかも、この設定では回転する状態の回転体19に薬剤を供給することになるので作動の初期においても必要とする拡散を行えることになる。又、図3に示すように左右両側の植付条の駆動系夫々と薬剤散布装置との間に2つの伝動機構25,25が設けられるので、各条クラッチEのいずれが切り操作されても、薬剤散布装置Cに動力を伝えることが可能となる。又、図5に示す如く調節手段Dが設けられているので同図に示す如くワイヤ25の弛み量を調節する程度の操作によって散布量の調節を行えるのである。
【0006】〔効果〕従って、薬剤を幅広く、均一に分散させると共に、田植機に無理なく備えることが可能で、苗植付作業時には確実に、無理なく作動し、各条クラッチが切り操作されても苗植付装置からの動力で作動し、比較的簡単な操作で散布量の調節を行える散布装置が合理的に構成されたのである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図7に示すように、前後車輪1,1を有する乗用型の機体2の後輪に油圧シリンダ3の駆動で昇降するリンク機構4を介して苗植付装置Aを連結し、この苗植付装置Aに対して施肥装置B及び薬剤散布装置Cを取付けて、施肥、薬剤散布の可能な田植機が構成されている。図1及び図2に示すように、苗植付装置Aは機体から動力が伝えられる伝動ケース5と、この伝動ケース5からの動力が各条クラッチE,E,Eを介して伝えられる3つのチェーンケース6,6,6と、チェーンケース6,6,6からの動力で駆動される5つの植付アーム7・・と、マット状苗Wを載置する苗のせ台8と、3つの整地フロート9,9,9とを有して5条用に構成されると共に、各条クラッチE,E,Eを選択して切り操作することで、側部から2条、あるいは、3条の植付アーム7・・のみの駆動を行えるよう構成されている。又、施肥装置Bは粒状の肥料を貯留するホッパー10と、ホッパー10からの肥料を送り出す繰出しケース11と、繰出しケース11からの肥料を案内するホース12と、ホース12からの肥料を圃場面下に送り込む作溝器13とを5条分有して構成されて、更に、繰出しケース11には揺動軸19に支持される状態で繰出しロール11aが収められ、この揺動軸14に設けたアーム15と、植付アーム7の揺動リンク7aを押し引きロッド16によって連結することで、植付作動と同期して施肥を行えるよう構成されている。因みに、前記各条クラッチE,E,Eが切り操作された場合に、非駆動状態の植付系の施肥作動も停止するよう施肥装置Bに対する伝動系も3系統形成されている。図1乃至図6に示すように、薬剤散布装置Cは、粉状あるいは粒状の除草剤等の薬剤を貯留するホッパー17と、ホッパー17からの薬剤を送り出す繰出し機構18と、繰出し機構18から落下供給される薬剤を、その回転力で水平方向に飛散させるよう縦向き軸芯周りで駆動回転する回転体19と、回転体19で飛散された薬剤を機体後方に向けて案内する円弧状の案内部材20と、案内部材20の案内方向位置、つまり、回転体19の後方位置において飛散薬剤を略苗植付幅に拡散させ、かつ、圃場に落下させるよう横長の壁体21aに3つの壁体21b,21b,21bを適切に配置して成る拡散部材21とを有して構成されている。又、図3及び図5に示すように、前記繰出し機構18は多数の貫通孔18a・・を有する円盤状部材18bの支軸22に、2つのラチェット機構23,23、操作アーム24,24を設けて構成され、夫々の操作アーム24,24には苗植付装置Aの左右両側の植付駆動力が操作ワイヤ25,25を介して伝えられる。尚、この操作ワイヤ25,25は伝動機構の一例であり、前記各条クラッチ6,6,6のいずれかが切り操作されても、苗植付作動と同期して繰出し作動を行うよう構成されている。更に、この繰出し機構18は、操作アーム24,24をより大きく揺動させるほど、多量の薬剤を送り出す可変容量型に構成され、この繰出し系では繰出し機構18からの供給量の変更を行うために、操作ワイヤ25,25に図5に示す調節手段Dが介装されている。因みに、この調節手段Dはノブ26の操作で回動する操作軸27に螺合させたシフト部材28に張力調節用の輪体29を設けて構成され、操作ワイヤ25のインナワイヤ25aの弛み量の調節で操作アーム24の作動ストロークの変更を行えるよう構成されている。図3及び図4に示すように、回転体19には翼体19a,19aが設けられると共に直流モータ30(アクチュエータの一例)からの動力が伝えられるよう構成され、この直流モータ30が苗植付装置Aの作動前に作動するよう、植付クラッチレバー31を入り位置(ON)に操作する際には、植付クラッチレバー31が入り位置(ON)に達する以前のタイミングで((OFF) の域で) 直流モータ30と電源32との間のスイッチ33をON操作するように操作タイミングが設定されている。因みに、植付クラッチレバー31は苗植付装置Aの昇降制御用にも兼用され図1に示す如くUP位置で苗植付装置Aを上限まで上昇させ、N位置で苗植付装置Aの、そのレベルを維持し、DOWN位置で苗植付装置Aを圃場に接地させるよう構成されている。
【0008】〔別実施形態〕本発明は上記実施例以外に例えば、繰出し機構18をロールの外面に凹状部を形成して構成して良く、回転体19を水平軸芯周りで回転させても良く、案内部材20、拡散部材21の形状も様々に設定できる。又、本発明は、繰出し機構18を電動モータで駆動して良く、回転体19を機体からの動力で駆動しても良い。又、本発明は伝動機構25にロッド、あるいはチェーンを用いることも可能であり、調節手段Dも伝動機構の形態に応じて様々に実施可能である。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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