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発明の名称 脱穀装置のチャフシーブ構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−242674
公開日 平成8年(1996)9月24日
出願番号 特願平7−49827
出願日 平成7年(1995)3月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 仲谷 章一 / 田中 祐二 / 柏野 信三
要約 目的
揺動選別ケースの左右側壁間に左右に延びる多数のチャフプレートを前後に並設してチャフシーブを形成し、扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態でチャフシーブを設けた脱穀装置において、チャフプレートと左右側壁のコーナーにおける処理物の塊の有無にかかわらず穀粒を効率良く回収する。

構成
チャフプレート15aを左右側壁16の間隔より短く形成して、左右側壁16の一方に対して接近した位置と離れた位置とに左右位置変更操作自在に取付ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 揺動選別ケース(9)の左右側壁(16)間に左右に延びる多数のチャフプレート(15a)を前後に並設してチャフシーブ(15)を形成し、扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態で前記チャフシーブ(15)を設けた脱穀装置において、前記チャフプレート(15a)を前記左右側壁(16)の間隔より短く形成して、前記左右側壁(16)の一方に対して接近した位置と離れた位置とに左右位置変更操作自在に取付けてある脱穀装置のチャフシーブ構造。
【請求項2】 揺動選別ケース(9)の左右側壁(16)間に左右に延びる多数のチャフプレート(24)を前後に並設してチャフシーブ(15)を形成し、扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態で前記チャフシーブ(15)を設けた脱穀装置において、前記チャフプレート(24)を少なくともその一端が前記左右側壁(16)に対して接近した位置と離れた位置とに変更される状態に左右伸縮操作自在に形成してある脱穀装置のチャフシーブ構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揺動選別ケースの左右側壁間に左右に延びる多数のチャフプレートを前後に並設してチャフシーブを形成し、扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態でチャフシーブを設けた脱穀装置のチャフシーブ構造、詳しくはチャフプレートの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チャフプレートは揺動選別ケースの左右幅全幅にわたる長さに構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チャフシーブを扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態で設けてあるために扱室の受網から漏下した処理物量が扱胴の回転等による影響でチャフシーブの横方向の一端部あるいは両端部で多くなる傾向になり、チャフシーブの横端部で選別処理物量が多くなると、チャフプレートと揺動選別ケース側壁のコーナーに処理物の塊が発生し、その塊が比較的小間隔のチャフプレートどうしの隙間から落下しないでチャフシーブの後端から外部排出され、塊に混入した穀粒の回収ができなくなり、穀粒回収効率向上の面から改良の余地があった。本発明の目的は、チャフプレートと揺動選別ケース側壁のコーナーにおける処理物の塊の有無にかかわらず穀粒を効率良く回収できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の特徴構成は、揺動選別ケースの左右側壁間に左右に延びる多数のチャフプレートを前後に並設してチャフシーブを形成し、扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態でチャフシーブを設けた脱穀装置において、チャフプレートを左右側壁の間隔より短く形成して、左右側壁の一方に対して接近した位置と離れた位置とに左右位置変更操作自在に取付けたことにある。
【0005】請求項2に係る発明の特徴構成は、揺動選別ケースの左右側壁間に左右に延びる多数のチャフプレートを前後に並設してチャフシーブを形成し、扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態でチャフシーブを設けた脱穀装置において、チャフプレートを少なくともその一端が左右側壁に対して接近した位置と離れた位置とに変更される状態に左右伸縮操作自在に形成したことにある。
【0006】
【作用】請求項1の構成によると、チャフプレートの左右位置変更操作によりチャフプレートの一端が左右側壁の一方に対して接近した状態と離れた状態とに切り換えることができるから、チャフシーブの左右における処理物落下用開口の大きさを処理物の状況に応じて調節して、チャフプレートと左右側壁のコーナーにおける処理物の塊の有無にかかわらず穀粒を効率良く回収できる。
【0007】さらに詳述すると、チャフプレートと左右側壁のコーナーに処理物の塊が発生しない時には、例えばチャフプレートを交互に反対側の側壁に接近させる等によって、チャフシーブの左右における処理物落下用開口を小さくし、処理物をチャフシーブ上で十分にほぐして落下させて穀粒を効率良く回収できる。
【0008】また、チャフプレートと左右側壁のコーナーに処理物の塊が発生する時には、例えばチャフプレートの両端を左右側壁から離間させる等によって、チャフシーブの左右における処理物落下用開口を大きくし、塊をチャフシーブから落下させて外部排出されないようにして、塊に混入する穀粒を効率良く回収できる。
【0009】請求項2の構成によると、チャフプレートの左右伸縮操作によりチャフプレートの少なくとも一端が左右側壁に対して接近した状態と離れた状態とに切り換えることができるから、チャフシーブの左右における処理物落下用開口の大きさを処理物の状況に応じて調節して、チャフプレートと左右側壁のコーナーにおける処理物の塊の有無にかかわらず穀粒を効率良く回収できる。
【0010】さらに詳述すると、チャフプレートと左右側壁のコーナーに処理物の塊が発生しない時には、チャフプレートの両端を左右側壁に接近させて、チャフシーブの漏下目合いをケース全幅にわたって小さく、かつ、漏下面全域で同一にし、処理物をチャフシーブ上で十分にほぐして、藁屑の落下を抑制した状態で穀粒を効率良く漏下回収できる。
【0011】また、チャフプレートと左右側壁のコーナーに処理物の塊が発生する時には、例えばチャフプレートの両端を左右側壁から離間させる等によって、チャフシーブの左右における処理物落下用開口を大きくし、塊をチャフシーブから落下させて外部排出されないようにして、塊に混入する穀粒を効率良く回収できる。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、チャフプレートと左右側壁のコーナーにおける処理物の塊の有無にかかわらず穀粒を効率良く回収できる、穀粒回収機能において優れた脱穀装置を提供できるようになった。
【0013】請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様に、チャフプレートと左右側壁のコーナーにおける処理物の塊の有無にかかわらず穀粒を効率良く回収できる、穀粒回収機能において優れた脱穀装置を提供できるとともに、チャフプレートを伸長させた状態では、従来と同様に揺動選別ケース全幅にわたって漏下目合いを同一にして、藁屑の不当な落下を抑制して、選別精度の面でも優れた脱穀装置を提供できるようになった。
【0014】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、全稈投入式コンバインに搭載される軸流型の脱穀装置1を構成するに、図外左方の刈取部から穀稈供給するフィードコンベアに連通した扱室2内に扱胴5を前後水平に軸支し、扱室2の下方に選別部3を配置し、扱室2から選別部3に穀粒を落下供給する受網(コンケーブ)4を設けてある。
【0015】扱胴5の外周面に螺旋状扱歯6aを全長にわたって取付けるとともに、螺旋状扱歯6に周方向適当ピッチで独立扱歯6bを取付け、扱胴5の回転に伴って扱胴周方向に流動する処理物を扱胴軸芯方向に案内するために、扱室2の天板に多数の送塵弁11を扱胴軸芯方向に並べた状態で取付け、扱胴5の駆動回転に伴って穀稈を脱穀処理して扱胴軸芯方向に移送するように構成してある。
【0016】選別部3に揺動選別ケース9、風選用唐箕12、1番物回収用スクリューコンベア7、2番物回収用スクリューコンベア8を設け、受網4から漏下供給される処理物を揺動選別ケース9により後方に揺動移送しながら篩い選別および風選別し、穀粒を1番物回収用スクリューコンベア7から図外のグレンタンクに送るように構成し、選別不十分な2番物を2番物回収用スクリューコンベア8から還元用スクリューコンベア8aを介して揺動選別ケース9の前部に戻すように構成してある。
【0017】揺動選別ケース9の上部に前部グレンパン13、メインチャフシーブ14、リアチャフシーブ15を、その順に扱胴軸芯方向に選別処理物が搬送される状態で、かつ、扱室2の下方に配置した状態で設け、左右に延びる多数の金属帯板製チャフプレート14a,15aを前後に並設した状態でメイン及びリアのチャフシーブ14,15に設け、チャフプレート14a,15aの傾斜角を変更して漏下目合いを調節操作できるよう構成してある。
【0018】図2及び図3に示すように、リアチャフシーブ15において揺動選別ケース9の左右側壁16間に左右に延びるチャフプレート15aを左右側壁16の間隔より短く形成し、左右側壁16の長孔に前後平行移動自在に取付けたロッド17にチャフプレート15aを摺動及び回転自在に取付け、左右側壁16に回転自在に取付けたネジ軸18にチャフプレート15aの雌ネジ部材19を螺合させ、人為操作部や自動操作部によるロッド17の前後位置変更でチャフプレート15aの傾斜角を変更できるように、かつ、ネジ軸18の回転でチャフプレート15aを左右位置変更できるように構成してある。
【0019】前後に並列されたネジ軸18を交互に逆ネジに形成し、ネジ軸18に付設した受動スプロケット20を交互に左右反対側に配置し、揺動選別ケース9に付設した正逆転操作自在なモータ21で駆動される左右の駆動スプロケット22に対して同じ側に位置する受動スプロケット20をチェーン23で連動連結し、モータ21の正逆転操作によって、図2(イ)に示すようにチャフプレート15aが交互に反対側の側壁16に接近した状態と、図2(ロ)に示すようにチャフプレート15aが左右側壁16から離れた状態とに切換え自在に構成し、また、チャフプレート15aの左右固定位置を適宜変更できるように構成してある。
【0020】つまり、チャフプレート15aと左右側壁16のコーナーに処理物の塊が発生しない時に、チャフプレート15aを交互に反対側の側壁16に接近させて、リアチャフシーブ15の左右における処理物落下用開口を小さくし、処理物をリアチャフシーブ15上で十分にほぐして落下させて穀粒を効率良く回収し、また、チャフプレート15aと左右側壁16のコーナーに処理物の塊が発生する時に、チャフプレート15aの両端を左右側壁16から離間させて、リアチャフシーブ15の左右における処理物落下用開口を大きくし、塊をリアチャフシーブ15から落下させて2番物回収用スクリューコンベア8に送り、塊に混入する穀粒を効率良く回収するように構成してある。さらに、チャフプレート15aの左右固定位置選定によってリアチャフシーブ15の左右における処理物落下用開口の大きさを塊の寸法に見合って適宜調節できるように構成してある。
【0021】(実施例2)図5に示すように、実施例1と同様の脱穀装置1においてリアチャフシーブ15を形成するに、揺動選別ケース9の左右側壁16間に左右に延びるチャフプレート24を左右一対の分割プレート24a,24bの左右相対移動で左右伸縮自在に形成し、左右側壁16の長孔に前後平行移動自在に取付けたロッド25に左右分割プレート24a,24bを摺動及び回転自在に取付け、左右側壁16に回転自在に横架したネジ軸26に互いに逆向きの左右ネジ部分26a,26bを形成し、左右分割プレート24a,24bの雌ネジ部材27を互いに逆向きの左右ネジ部分26a,26bに各別に螺合させ、ネジ軸26の回転でチャフプレート24を伸縮できるように構成してある。
【0022】ネジ軸26に付設した受動スプロケット28を揺動選別ケース9に付設した正逆転操作自在なモータ29にチェーン30で連動連結し、モータ29の正逆転操作によって、図5(イ)に示すようにチャフプレート24が左右側壁16に接近した状態と、図5(ロ)に示すようにチャフプレート24が左右側壁16から離れた状態とに切換え自在に構成し、また、チャフプレート24と左右側壁16との離間距離を適宜変更できるように構成してある。
【0023】つまり、チャフプレート24と左右側壁16のコーナーに処理物の塊が発生しない時に、チャフプレート24を左右側壁16に接近させて、リアチャフシーブ15の左右における処理物落下用開口を小さくし、処理物をリアチャフシーブ15上で十分にほぐして落下させて穀粒を効率良く回収し、また、チャフプレート24と左右側壁16のコーナーに処理物の塊が発生する時に、チャフプレート24を左右側壁16から離間させて、リアチャフシーブ15の左右における処理物落下用開口を大きくし、塊をリアチャフシーブ15から落下させて2番物還元用スクリューコンベア8に送り、塊に混入する穀粒を効率良く回収するように構成してある。さらに、チャフプレート24と左右側壁16との離間距離選定によってリアチャフシーブ15の左右における処理物落下用開口の大きさを塊の寸法に見合って適宜調節できるように構成してある。要するに、リアチャフシーブ15の左右における処理物落下用開口の大きさを処理物の状況に応じて調節して、チャフプレート24と左右側壁16のコーナーにおける処理物の塊の有無にかかわらず穀粒を効率良く回収できるようにしてある。
【0024】〔別実施例〕
■ 本発明を適用するチャフシーブ15の配置や個数は適当に設計変更でき、例えばメイン及びリアチャフシーブの全体あるいは一部に適用してもよい。
■ 請求項1に係る発明において、左右側壁16の間隔より短くて左右位置変更操作自在なチャフプレート15aの配置や個数は適当に変更でき、例えば左右側壁16にわたる長いチャフプレートと短くて左右位置変更操作自在なチャフプレート15aを混在させてもよい。また、短いチャフプレート15aを左右位置変更操作するための操作手段を人為式に構成したり、処理物量検出に基づいて自動的に行う形態に構成することができる。
■ 請求項2に係る発明において、伸縮自在なチャフプレート24の構造、配置、個数は適当に変更でき、例えばチャフプレート24の一端のみが左右移動するように構成したり、左右側壁16にわたる長いチャフプレートと伸縮自在なチャフプレート24を混在させてもよい。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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