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発明の名称 コンバインの脱穀装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−242668
公開日 平成8年(1996)9月24日
出願番号 特願平7−53861
出願日 平成7年(1995)3月14日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 近藤 博幸 / 永崎 正章 / 吉野 彰 / 土井 久
要約 目的


構成
フィードチェーン9を構成する突起付きチェーン19の始端側部分を覆うためのチェーン覆い板23を、互いに屈折自在な上側チェーン覆い板23aと下側チェーン覆い板23bとから構成し、屈折軸芯Xを前後方向に沿わせた状態で、前記フィードチェーン9の横外側に上下移動自在に配設して、側面視で前記突起付きチェーン19の始端側部分が露出するまで下降した下降位置と、前記上側チェーン覆い板23aが前記突起付きチェーン19の始端側部分を上方から覆う状態に屈折可能に、前記屈折軸芯Xが前記突起付きチェーン19の始端側部分よりも上方に位置した上昇位置とに切換え自在に構成してある。
特許請求の範囲
【請求項1】 フィードチェーン(9)を構成する突起付きチェーン(19)の始端側部分を覆うためのチェーン覆い板(23)を、互いに屈折自在な上側チェーン覆い板(23a)と下側チェーン覆い板(23b)とから構成し、屈折軸芯(X)を前後方向に沿わせた状態で、前記フィードチェーン(9)の横外側に上下移動自在に配設して、側面視で前記突起付きチェーン(19)の始端側部分が露出するまで下降した下降位置と、前記上側チェーン覆い板(23a)が前記突起付きチェーン(19)の始端側部分を上方から覆う状態に屈折可能に、前記屈折軸芯(X)が前記突起付きチェーン(19)の始端側部分よりも上方に位置した上昇位置とに切換え自在に構成してあるコンバインの脱穀装置。
【請求項2】 前記下側チェーン覆い板(23b)に対し前記上側チェーン覆い板(23a)を所定の屈折姿勢に姿勢保持する姿勢保持機構(26)を設けてある請求項1記載のコンバインの脱穀装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンバインの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインにおける脱穀装置では、脱穀フィードチェーンを構成する突起付きチェーンの始端側部分が露出していた〔例えば特開平6‐141657号公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圃場のコーナー部(枕地)の穀稈をコンバインで刈取ることは困難なことから、コーナー部の穀稈については作業者が手で刈り取り、コンバインの脱穀装置のみを駆動させながら前記突起付きチェーンの始端部に供給して脱穀している。
【0004】ところが上記従来の構成ではフィードチェーンを構成する突起付きチェーンの始端側部分が露出していたために、この露出部分に作業者が一度に多量の刈取穀稈を供給してしまって、フィードチェーンの搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせることがあった。
【0005】本発明の目的は、手刈りした刈取穀稈を突起付きチェーンの始端部に供給して脱穀する枕扱ぎの際に、フィードチェーンの搬送経路中で刈取穀稈が詰まるのを防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の特徴構成は、フィードチェーンを構成する突起付きチェーンの始端側部分を覆うためのチェーン覆い板を、互いに屈折自在な上側チェーン覆い板と下側チェーン覆い板とから構成し、屈折軸芯を前後方向に沿わせた状態で、前記フィードチェーンの横外側に上下移動自在に配設して、側面視で前記突起付きチェーンの始端側部分が露出するまで下降した下降位置と、前記上側チェーン覆い板が前記突起付きチェーンの始端側部分を上方から覆う状態に屈折可能に、前記屈折軸芯が前記突起付きチェーンの始端側部分よりも上方に位置した上昇位置とに切換え自在に構成してあることにある。
【0007】請求項2の特徴構成は、前記下側チェーン覆い板に対し前記上側チェーン覆い板を所定の屈折姿勢に姿勢保持する姿勢保持機構を設けてあることにある。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、圃場のコーナー部の穀稈を刈取脱穀する場合には、チェーン覆い板を前記上昇位置まで上昇させて、前記屈折軸芯を突起付きチェーンの始端側部分よりも上方に位置させ、上側チェーン覆い板を機体内方側に屈折させて、前記突起付きチェーンの始端側部分を上方から覆い、脱穀装置のみを駆動させながら、刈取穀稈を作業者が前記突起付きチェーンの始端側部分に後続する部分に供給して脱穀することができる。
【0009】この場合、屈折した上側チェーン覆い板を刈取穀稈の載置台として利用でき、作業者が抱えた刈取穀稈が多量であっても、その刈取穀稈を上側チェーン覆い板に一旦載置し、突起付きチェーンの搬送能力に合った量づつ突起付きチェーンに供給することができ、その結果、フィードチェーンで刈取穀稈を円滑に搬送することができて、例えば一度に多量の刈取穀稈を突起付きチェーンの始端側部分に供給したときのようなフィードチェーンの搬送経路中での刈取穀稈の詰まりを防止できる。
【0010】さらに、例えば表裏両面を機体の左右方向に向けた一枚の板材で突起付きチェーンの始端側部分を左右外方側からだけ覆い、その板材の上端部を刈取穀稈の載置台として利用するとすれば、刈取穀稈が突起付きチェーンに不用意にかみこまれないように、一枚の板材の上端部を突起付きチェーンよりもある程度離して高い位置に設定しなければならず、刈取穀稈の持ち上げに手間がかかることも考えられるが、上記構成では、前述のように屈折して横向きになった上側チェーン覆い板に刈取穀稈を載置するから、上側チェーン覆い板を突起付きチェーンに近づけて、載置箇所が高くなるのを回避でき、刈取穀稈の持ち上げに手間がかかるのを防止できる。
【0011】そして、前記コーナー部以外の穀稈を刈取脱穀する場合には、屈折姿勢をなおして上側チェーン覆い板を下側チェーン覆い板に沿わせ、前記下降位置まで下降させて、前記突起付きチェーンの始端側部分を側面視で露出させることで、コンバインを走行させながら刈取脱穀することができる。
【0012】請求項2の構成によれば、請求項1の構成と同様の作用を奏するのに加え、姿勢保持機構により上側チェーン覆い板を所定の屈折姿勢に姿勢保持することで、上側チェーン覆い板が突起付きチェーンに干渉するのを確実に防止できる。
【0013】
【発明の効果】従って、請求項1の構成によれば、圃場のコーナー部の刈取穀稈を枕扱ぎする場合、フィードチェーンの搬送経路中での刈取穀稈の詰まりを防止できるから、円滑な枕扱ぎ作業を行うことができて、作業性を向上させることができた。
【0014】また請求項2の構成によれば、上側チェーン覆い板が突起付きチェーンに干渉するのを確実に防止できるから、作業性をさらに向上させることができた。
【0015】
【実施例】図1に示すように、クローラ式走行装置1を備えた走行車体の前部に、刈取部2を油圧シリンダ3による支軸4周りでの揺動で昇降操作自在に設け、刈取部2に植立穀稈引起こし装置5、刈刃6、刈取穀稈を脱穀装置7に送る搬送装置8を設け、刈取部2からの穀稈を後方に挟持搬送しながら脱穀装置7内に供給するフィードチェーン9を設け、脱穀装置7で脱穀選別された1番物(穀粒)を回収する袋詰め用ホッパー11を脱穀装置7の横側に配置し、ホッパー11の前に搭乗運転部12を配置して、自脱型コンバインを構成してある。
【0016】前記フィードチェーン9の周りの構造について説明すると、図2(イ),(ロ)に示すように、突起付きチェーン19をスプロケット13a,13bに駆動回動自在に巻回してフィードチェーン9を構成し、他方、多数のレール部材15aをピン15bで腰折れ自在に連結して挾持レール15を構成し、挾持レール15に連結した多数のロッド16をレール支持部材17に上下摺動自在に取付け、ロッド16夫々に下降付勢用バネ18を付設し、前記突起付きチェーン19に対して挾持レール15を遠近方向に移動自在にかつ接近方向に付勢した状態で配置し、突起付きチェーン19と挾持レール15で刈取穀稈を挾持搬送するように構成してある。
【0017】前記挟持レール15の前方には、突起付きチェーンの始端側部分に使用する穀稈案内用のフィードチェーンガイド10を、突起付きチェーン19の始端側部分に沿う作用位置と、上方に退避した非作用位置とにわたって後ろ支点周りに揺動切換え自在に設けてある。このフィードチェーンガイド10は、レール支持部材17の前端部から上下揺動自在に前方に延出したチェーンガイド支持部材20に、前記レール支持部材17に対する挾持レール15の連結手段とほぼ同じ手段によって連結してある。つまり、フィードチェーンガイド10に連結した複数のロッド16をチェーンガイド支持部材20に上下摺動自在に取付け、ロッド16夫々に下降付勢用バネ18を付設し、前記突起付きチェーン19に対してフィードチェーンガイド10を遠近方向に移動自在にかつ接近方向に付勢した状態で配置し、突起付きチェーン19とフィードチェーンガイド10とで刈取穀稈を挾持搬送するように構成してある。
【0018】さらに、チェーンガイド支持部材20がレール支持部材17に対して僅かに上方に揺動して傾斜した傾斜姿勢を境にして、この傾斜姿勢よりもチェーンガイド支持部材20が上方側に傾斜するとチェーンガイド支持部材20を上方に引き付勢し、前記傾斜姿勢よりも下方側に傾斜すると、下方に引き付勢するスプリング21を、チェーンガイド支持部材20とレール支持部材17との間に設けてある。チェーンガイド支持部材20の枢支連結部側の端部と、レール支持部材17との間には、スプリング21による下方への引き付勢力が加わった状態のチェーンガイド支持部材20を、レール支持部材17とほぼ沿った姿勢に保持するためのストッパー22を設けてある。
【0019】前記突起付きチェーン19は、搬送穀稈係止用突起14aを有する多数のリンクプレート14を二列に並べ、隣接するリンクプレート14同士を相対揺動自在にピン連結して構成してある。
【0020】図3(イ),(ロ)にも示すように、前記フィードチェーン9の横外側で、フィードチェーン9とフィードチェーンカバー24との間には、突起付きチェーン19の始端側部分を覆うためのチェーン覆い板23を設けてある。このチェーン覆い板23は、ヒンジを介して互いに屈折自在に連結した上側チェーン覆い板23aと下側チェーン覆い板23bとから成り、屈折軸芯Xを前後方向に沿わせた状態で後ろ支点P周りに上下揺動自在にフィードチェーンカバー24に連結して、側面視で突起付きチェーン19の始端側部分が露出するまで揺動下降した下降位置と、上側チェーン覆い板23aが突起付きチェーン19の始端側部分を上方から覆う状態に屈折可能に、前記屈折軸芯Xが突起付きチェーン19の始端側部分よりも上方に位置した上昇位置とに切換え自在に構成してある。前記上側チェーン覆い板23aは、先端のレール部材15aよりも前側に数個のリンクプレート14が露出する状態に、突起付きチェーン19の始端側部分を覆う。
【0021】前記下側チェーン覆い板23bの遊端部には段付き雄ねじ部材25を設けて、前記フィードチェーンカバー24に形成した弓形孔24aから左右外方側に突出させ、雄ねじ部材25を握って下側チェーン覆い板23bを上側チェーン覆い板23aとともに揺動操作可能に構成してある。そして、前記下降位置と上昇位置とで下側チェーン覆い板23bをフィードチェーンカバー24に固定する蝶ナット29を雄ねじ部材25に螺合してある。
【0022】また前記下側チェーン覆い板23bに対し上側チェーン覆い板23aを所定の屈折姿勢に姿勢保持する姿勢保持機構26を設けてある。この姿勢保持機構26は、上側チェーン覆い板23aの下端部にL字形の係止用段付ピン27を設け、上側チェーン覆い板23aが屈折するに伴って、前記係止用ピン27の先端部を挿入係止させる係止孔28を、下側チェーン覆い板23bの上端部に設けて構成したもので、上側チェーン覆い板23aと下側チェーン覆い板23bがほぼ直角に屈折した状態で、係止用段付きピン27が係止孔28に係止して、上側チェーン覆い板23aを姿勢保持するよう構成してある。
【0023】上記構成により、圃場のコーナー部の穀稈を刈取脱穀する場合には、図2(イ),図3(イ)に示すように、チェーン覆い板23を前記上昇位置まで上昇させて、前記屈折軸芯Xを突起付きチェーン19の始端側部分よりも上方に位置させ、上側チェーン覆い板23aを機体内方側に屈折させて、前記突起付きチェーン19の始端側部分を上方から覆い、脱穀装置7のみを駆動させながら、刈取穀稈を作業者が突起付きチェーン19の始端側部分に後続する部分に供給して脱穀する。
【0024】この場合、屈折した上側チェーン覆い板23aを刈取穀稈の載置台として利用でき、作業者が抱えた刈取穀稈が多量であっても、その刈取穀稈を上側チェーン覆い板23aに一旦載置し、突起付きチェーン19の搬送能力に合った量づつ突起付きチェーン19に供給することができる。その結果、フィードチェーン9で刈取穀稈を円滑に搬送することができて、例えば一度に多量の刈取穀稈を突起付きチェーン19の始端側部分に供給したときのようなフィードチェーン9の搬送経路中での刈取穀稈の詰まりを防止できる。なお、上側チェーン覆い板23aと下側チェーン覆い板23bとが突起付きチェーン19の始端側部分を覆うので安全性が高くなる。
【0025】前記コーナー部以外の穀稈を刈取脱穀する場合には、図2(ロ),図3(ロ)に示すように、上側チェーン覆い板23aを屈折方向とは逆方向に回転させて下側チェーン覆い板23bに沿わせ(図示はしないが、上側チェーン覆い板23aが下側チェーン覆い板23bに沿った状態で、両者を位置固定する固定手段を、固定解除自在に設けてある。)、下側チェーン覆い板23bを上側チェーン覆い板23aとともに前記下降位置まで下降させて、前記突起付きチェーン19の始端側部分を側面視で露出させることで、コンバインを走行させながら刈取脱穀することができる。
【0026】〔別実施例〕上記の実施例では前記チェーン覆い板23を、後ろ支点周りに上下揺動自在に構成したが、チェーン覆い板23全体を地面に対して平行に昇降自在に構成してもよい。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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