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発明の名称 乗用型田植機の苗のせ台構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−238009
公開日 平成8年(1996)9月17日
出願番号 特願平7−43683
出願日 平成7年(1995)3月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 田中 政一 / 山下 眞
要約 目的
多数の植付条分の苗のせ部を備えた苗のせ台を、機体左右方向に往復横送り駆動自在に支持した多数条植えの乗用型田植機の苗のせ台構造において、苗植付装置を連結した状態でこの乗用型田植機をトラックの荷台に乗せることができるように構成する。

構成
苗のせ台における右端部及び左端部の少数の植付条分の苗のせ部12bを、各植付条の仕切り部12dで左右中央側の苗のせ部12cから分離及び連結可能に構成し、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12bを左右中央側の苗のせ部12cの上方に所定の上下間隔を置いて、且つ上向きに支持可能に構成する。苗の縦送り用の第1及び第2駆動軸17b,17cの咬合部、第1及び第2回転部材43,54の咬合部51b,51cを2重構造にして、互いの咬合位置をずらした構造とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 多数の植付条分の苗のせ部(12a),(12b),(12c)を備えた苗のせ台(12)を、機体左右方向に往復横送り駆動自在に支持した多数条植えの乗用型田植機の苗のせ台構造であって、前記苗のせ台(12)における右端部及び左端部の少数の植付条分の苗のせ部(12a),(12b)を、各植付条の仕切り部(12d)で左右中央側の苗のせ部(12c)から分離及び連結可能に構成し、前記分離された右端部及び左端部の苗のせ部(12a),(12b)を前記左右中央側の苗のせ部(12c)の上方に所定の上下間隔を置いて、且つ前記左右中央側の苗のせ部(12c)と同じ上向きに支持する支持部(24),(25)を備えると共に、前記右端部及び左端部の苗のせ部(12a),(12b)に第1駆動軸(17a),(17b)を横向きに回転自在に支持し、前記右端部及び左端部の苗のせ部(12a),(12b)に載置される苗を下側の苗取り出し口(11a)側に送る第1回転部材(43)を、前記第1駆動軸(17a),(17b)に相対回転自在に外嵌して、前記第1駆動軸(17a),(17b)と第1回転部材(43)とを連結及び連結解除自在な縦送りクラッチ(46)を、前記右端部及び左端部の苗のせ部(12a),(12b)に備え、前記苗のせ台(12)が横送りのストロークエンドに達すると所定角度だけ回転駆動される第2駆動軸(17c)を、前記左右中央側の苗のせ部(12c)に横向きに支持し、前記左右中央側の苗のせ部(12c)に載置される苗を下側の苗取り出し口(11a)側に送る第2回転部材(54)を、前記第2駆動軸(17c)に相対回転自在に外嵌して、前記第1及び第2駆動軸(17a),(17b),(17c)の分離部分側の端部、並びに前記第1及び第2回転部材(43),(54)の分離部分側の端部の各々に咬合部(51a),(51b),(51c),(56)を備え、前記右端部及び左端部の苗のせ部(12a),(12b)を前記左右中央側の苗のせ部(12c)に連結した状態で、前記第1及び第2駆動軸(17a),(17b),(17c)の咬合部(56)どうし、並びに前記第1及び第2回転部材(43),(54)の咬合部(51a),(51b),(51c)どうしが咬合して、前記第1及び第2駆動軸(17a),(17b),(17c)が連結状態となり、前記第1及び第2回転部材(43),(54)が連結状態となるように構成し、且つ前記第1及び第2駆動軸(17a),(17b),(17c)の咬合部(56)の咬合位置と前記第1及び第2回転部材(43),(54)の咬合部(51a),(51b),(51c)の咬合位置とを、前記第1及び第2駆動軸(17a),(17b),(17c)に沿ってずらしてある乗用型田植機の苗のせ台構造。
【請求項2】 前記第1又は第2駆動軸(17a),(17b),(17c)の咬合部(56)を前記第1又は第2駆動軸(17a),(17b),(17c)に沿ってスライド自在に支持し、前記第1又は第2駆動軸(17a),(17b),(17c)の咬合部(56)を他方の咬合部側にスライドするように付勢するバネ(57)を備えると共に、前記第1又は第2回転部材(43),(54)の咬合部(51a),(51b)を前記第1又は第2回転部材(43),(54)に沿ってスライド自在に支持し、前記第1又は第2回転部材(43),(54)の咬合部(51a),(51b)を他方の咬合部側にスライドするように付勢するバネ(53)を備えてある請求項1記載の乗用型田植機の苗のせ台構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、8条植えや10条植え等のように多数の植付条分の苗のせ部を備えた苗のせ台を、機体左右方向に往復横送り駆動自在に支持した多数条植えの乗用型田植機の苗のせ台構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では区画整理された大規模な水田用として、8条植えや10条植え等のように多数条植えの乗用型田植機が現れてきている。多数条植えの乗用型田植機は苗のせ台の横幅が広いものとなるので、この乗用型田植機をトラックで運搬する際にトラックの荷台に乗せると、苗のせ台の左右両端が荷台から横外方に出てしまう。従って、このような場合には機体から苗植付装置(苗のせ台を装備)を取り外し、機体と苗植付装置とを別々のトラックで運搬したりすることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように機体から苗植付装置を取り外して、機体と苗植付装置とを別々に運搬するとなれば、機体と苗植付装置とを同時に運搬するには2台のトラックが必要になる。又、機体と苗植付装置とを1台のトラックで運搬するとなれば、運搬のためにトラックを2往復させなければならず、改善の余地がある。本発明は多数条植えの乗用型田植機において、機体に苗植付装置を連結した状態で、乗用型田植機をトラックの荷台に乗せることができるようにすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のような乗用型田植機の苗のせ台構造において、次のように構成することにある。
〔1〕苗のせ台における右端部及び左端部の少数の植付条分の苗のせ部を、各植付条の仕切り部で左右中央側の苗のせ部から分離及び連結可能に構成し、分離された右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方に所定の上下間隔を置いて、且つ左右中央側の苗のせ部と同じ上向きに支持する支持部を備えると共に、右端部及び左端部の苗のせ部に第1駆動軸を横向きに回転自在に支持し、右端部及び左端部の苗のせ部に載置される苗を下側の苗取り出し口側に送る第1回転部材を、第1駆動軸に相対回転自在に外嵌して、第1駆動軸と第1回転部材とを連結及び連結解除自在な縦送りクラッチを、右端部及び左端部の苗のせ部に備え、苗のせ台が横送りのストロークエンドに達すると所定角度だけ回転駆動される第2駆動軸を、左右中央側の苗のせ部に横向きに支持し、左右中央側の苗のせ部に載置される苗を下側の苗取り出し口側に送る第2回転部材を、第2駆動軸に相対回転自在に外嵌して、第1及び第2駆動軸の分離部分側の端部、並びに第1及び第2回転部材の分離部分側の端部の各々に咬合部を備え、右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に連結した状態で、第1及び第2駆動軸の咬合部どうし、並びに第1及び第2回転部材の咬合部どうしが咬合して、第1及び第2駆動軸が連結状態となり、第1及び第2回転部材が連結状態となるように構成し、且つ第1及び第2駆動軸の咬合部の咬合位置と第1及び第2回転部材の咬合部の咬合位置とを、第1及び第2駆動軸に沿ってずらしてある。
【0005】〔2〕前項〔1〕の構成において、第1又は第2駆動軸の咬合部を第1又は第2駆動軸に沿ってスライド自在に支持し、第1又は第2駆動軸の咬合部を他方の咬合部側にスライドするように付勢するバネを備えると共に、第1又は第2回転部材の咬合部を第1又は第2回転部材に沿ってスライド自在に支持し、第1又は第2回転部材の咬合部を他方の咬合部側にスライドするように付勢するバネを備えてある。
【0006】
【作用】
〔I〕前項〔1〕のように構成すると、多数条植えの乗用型田植機をトラックの荷台に乗せる場合に、例えば図2から図5及び図6に示すように苗のせ台12において、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを、左右中央側の苗のせ部12cから分離して、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを支持部24,25に支持させればよい。以上のように右端部及び左端部の苗のせ部を分離して左右中央側の苗のせ部の上方に支持させれば、右端部及び左端部の苗のせ部を分離しない状態の苗のせ台よりも、苗のせ台の全体の横幅を狭いものに設定することができる。これによって、苗植付装置を連結した状態で乗用型田植機をトラックの荷台に乗せても、苗のせ台の左右両端が荷台から横外方に出てしまうようなことがない。
【0007】前項〔1〕の構成では例えば図5及び図6に示すように、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ部12cの上方に支持させる場合、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bが左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向きで、所定の上下間隔を置いて支持される。これにより、まだ植え付けていない苗が右端部及び左端部の苗のせ部に残っていてもこの苗を下ろす必要はなく、苗を載置した状態で右端部及び左端部の苗のせ部を、左右中央側の苗のせ部の上方に支持させることができるのであり、右端部及び左端部の苗のせ部から苗が落ちるようなこともない。まだ植え付けていない苗が左右中央側の苗のせ部に残っていてもこの苗を下ろす必要はなく、苗を左右中央側の苗のせ部に載置した状態で、分離した右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方に支障なく支持させることができる。
【0008】〔II〕乗用型田植機では、苗のせ台が横送りのストロークエンドに達すると、苗のせ部に載置される苗を所定量だけ下側の苗取り出し口に送る縦送りの構造を、各苗のせ部に備えている。この場合、例えば図12に示すように、左端部の苗のせ部12bと一つ左右中央側の苗のせ部12cとに亘って、共通の駆動軸(17b,17b)を横向きに支持し、苗を苗取り出し口に送る苗のせ部12b,12cの回転部材(43,54)を、互いに連結して駆動軸(17b,17c)に相対回転自在に外嵌し、駆動軸(17b,17b)と回転部材(43)とを連結及び連結解除自在な縦送りクラッチ46を左端部の苗のせ部12bに備えて、縦送りの構造を構成しているものがある。
【0009】これにより、縦送りクラッチ46を連結側に操作している状態において苗のせ台が横送りのストロークエンドに達すると、左右中央側の苗のせ部12cにおいて、駆動軸(17c)が所定角度だけ回転駆動され、左端部の苗のせ部12bと一つ左右中央側の苗のせ部12cの回転部材(43,54)が回転駆動されて、両苗のせ部12b,12cの苗が苗取り出し口側に送られる。逆に、縦送りクラッチ46を連結解除側に操作している状態において、苗のせ台が横送りのストロークエンドに達し、駆動軸(17b,17b)が回転駆動されても、駆動軸(17b,17b)が空転するだけで、両苗のせ部12b,12cの回転部材(43,54)は停止している。
【0010】以上のような縦送りの構造において前項〔1〕のように構成すると、例えば図13に示すように、左端部の苗のせ部12bと一つ左右中央側の苗のせ部12cとの仕切り部12dにおいて分割されるのであり、仕切り部12dにおいて左端部の苗のせ部12bの第1駆動軸17b及び第1回転部材43と、左右中央側の苗のせ部12cの第2駆動軸17c及び第2回転部材54とに分割される。
【0011】これにより、前項〔1〕の構成において例えば図12に示すように、左端部の苗のせ部12bを左右中央側の苗のせ部12cに連結していると、第1及び第2駆動軸17b,17cの咬合部56どうしが咬合して第1及び第2駆動軸17b,17cが連結され、第1及び第2回転部材43,54の咬合部51b,51cどうしが咬合して第1及び第2回転部材43,54が連結される。従って、縦送りクラッチ46の連結及び連結解除操作により、第1及び第2回転部材43,54の回転及び停止操作が行える。そして、左右中央側の苗のせ部12cから左端部の苗のせ部12bを分離すると、咬合部56の位置において第1及び第2駆動軸17a,17cが分離し、咬合部51b,51cの位置において第1及び第2回転部材43,54が分離する。
【0012】第1及び第2駆動軸17b,17cの咬合部56の咬合位置と、第1及び第2回転部材43,54の咬合部51b,51cの咬合位置とが、第1及び第2駆動軸17b,17cに沿ってずれているので、左端部の苗のせ部12bを分離すると例えば図13に示すように、第1駆動軸17bの咬合部56と第1回転部材43の咬合部51bにおいて一方が突出し他方が内に入り込んだ状態となる(第2駆動軸17cの咬合部と第2回転部材54の咬合部51cにおいても同様)。
【0013】これにより、分離した右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に連結する場合、第1又は第2駆動軸のうちの突出する咬合部を、第1又は第2回転部材のうちの突出する咬合部内に挿入していくことにより、第1及び第2駆動軸の咬合部どうし、並びに第1及び第2回転部材の咬合部どうしを容易に咬合させることができる。そして、右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に連結している状態において、第1及び第2駆動軸の咬合部の咬合位置と第1及び第2回転部材の咬合部の咬合位置とがずれていると、第1及び第2駆動軸の咬合部が半径方向にずれようとしても、第1及び第2回転部材の咬合部によってこれが阻止され、第1及び第2回転部材の咬合部が半径方向にずれようとしても、第1及び第2駆動軸の咬合部によってこれが阻止されるので、第1及び第2駆動軸の同芯度並びに第1及び第2回転部材の同芯度が良い状態に維持される。
【0014】〔III〕前項〔2〕のように構成すると、前項〔1〕の構成の場合と同様に前項〔I〕〔II〕に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。分離した右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に連結する場合に、第1及び第2駆動軸の咬合部の位相、第1及び第2回転部材の咬合部の位相が合致しなければ、各咬合部どうしがうまく咬合せず、右端部及び左端部の苗のせ部の仕切り部を左右中央側の苗のせ部の仕切り部に連結できない。
【0015】そこで前項〔2〕のように構成すると、分離した右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に連結する場合、第1及び第2駆動軸の咬合部の位相、第1及び第2回転部材の咬合部の位相が合致しなければ、第1及び第2駆動軸のうちの一方の咬合部、第1及び第2回転部材のうちの一方の咬合部が後退するので、右端部及び左端部の苗のせ部の仕切り部を左右中央側の苗のせ部の仕切り部に連結することができる。この後に、第1及び第2駆動軸、第1及び第2回転部材を少し回転させてやれば、第1及び第2駆動軸の咬合部の位相、第1及び第2回転部材の咬合部の位相が合致して、バネの付勢力により第1及び第2駆動軸の咬合部どうし、第1及び第2回転部材の咬合部どうしが咬合する。
【0016】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、右端部及び左端部の苗のせ部を分離して左右中央側の苗のせ部の上方に支持することにより、多数条植えの乗用型田植機でも苗植付装置を連結した状態でトラックの荷台に乗せることができるようになって、多数条植えの乗用型田植機の運搬性を向上させることができた。分離した右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方に、所定の上下間隔を置いて上向きに支持するので、分離した右端部及び左端部の苗のせ部や左右中央側の苗のせ部に苗が残っていても、苗を残した状態で分離した右端部及び左端部の苗のせ部を、左右中央側の苗のせ部の上方に支持することができる。これにより、苗のせ部に残った苗を下ろす必要がなくなるので、作業性の良いものとなる。そして、右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に連結する場合に、右端部及び左端部の苗のせ部の第1駆動軸及び第1回転部材と、左右中央側の苗のせ部の第2駆動軸及び第2回転部材とを容易に咬合させることができるので、作業性の良いものとなる。連結した状態での第1及び第2駆動軸の同芯度、並びに第1及び第2回転部材の同芯度も良い状態に維持されるので、苗取り出し口への苗の送りも的確に行われるようになる。
【0017】請求項2のように構成すると、請求項1のように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えている。請求項2のように構成すると、分離した右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に連結する場合、第1及び第2駆動軸の咬合部の位相、第1及び第2回転部材の咬合部の位相が合致しなくても、分離した右端部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部に支障なく連結することができるので、さらに作業性の良いものとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(1)図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の後部に、油圧シリンダ3によりリンク機構4が昇降自在に支持され、リンク機構4の後端に8条植えの苗植付装置5が連結されて、乗用型田植機が構成されている。図1及び図2に示すように、苗植付装置5の左右方向に沿って4個の支持ケース8が配置され、一対の植付爪6を備えた8個の回転ケース7が各支持ケース8の後部両側に回転駆動自在に支持されており、左右中央にセンターフロート9、左右両側に一対のサイドフロート10が配置されている。図1,2,3に示すように各支持ケース8に亘り1本のガイドレール11が支持され、苗のせ台12の下端がガイドレール11に沿って左右に往復横送り駆動自在に支持されている。これにより、回転ケース7の回転に伴って一対の植付爪6が、ガイドレール11に形成された苗取り出し口11aを交互に通過し、苗のせ台12から苗を取り出して田面Gに植え付けて行く。
【0019】(2)苗のせ台12は8つの植付条分の苗のせ部12a,12b,12cを備えて構成され、左右中央側の6つの植付条分の苗のせ部12cに対して、右端部及び左端部の1つの植付条分の苗のせ部12a,12b(右端部及び左端部の少数の植付条分の苗のせ部に相当)を分離及び連結可能に構成しており、次に右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの連結構造について説明する。
【0020】図3,8,9に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bと左右中央側の苗のせ部12cとは、仕切り部12dにおいて分割されている。苗のせ台12の上部及び中間部において苗のせ台12の左右両端に亘って架設されるフレーム13,14、苗のせ台12の上部及び下部を左右方向にスライド自在に支持するレール15,18、各苗のせ部12a,12b,12cに備えられる縦送りベルト16の第1及び第2駆動軸17a,17b,17c(図12参照)、従動軸42a,42b,42cが、前述の仕切り部12dにおいて分割されている。
【0021】図14,15,16,18,19,20に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b側と左右中央側の苗のせ部12c側とに分割されるフレーム13及びレール15,18において、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b側にリングを持つ連結用のバックル27が備えられている。レール15,18の突き合わせ部分には、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b側に位置決め部材29,30が固定されている。
【0022】図4,2,12に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの上部及び下部の両端に合計4個の支持板19が固定され、左右中央部の苗のせ部12cにも上部6個下部6個の12個の支持板20が固定されている。右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの両端の支持板19に亘り上下一対の支持棒21が架設され、左右中央部の苗のせ部12cの支持板20に亘り上下一対の支持棒22が架設されており、上下の支持棒21,22に亘り苗ステー23が架設されている。
【0023】図5及び図13に示すように左端部の苗のせ部12bと左右中央側の苗のせ部12cとの間において、左右中央側の苗のせ部12cの上下の支持板20及び仕切り部12dに、断面コ字状の固定部材31が上下揺動自在に支持されており、左端部の苗のせ部12bの仕切り部12dに連結板32が固定されている。右端部の苗のせ部12aと左右中央側の苗のせ部12cとの間において、右端部の苗のせ部12aの上下の支持板19及び仕切り部12dに、断面コ字状の固定部材31が上下揺動自在に支持されており、左右中央側の苗のせ部12cの仕切り部12dに連結板32が固定されている。
【0024】以上の構造により、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bと左右中央側の苗のせ部12cとの下側において、位置決め部材29,30を挿入してレール15,18を突き合わせ、フレーム13を突き合わせて、3個のバックル27によりレール15,18及びフレーム13を連結する。苗のせ部12a,12b,12cの上側において、3個の固定部材31を支持板19,20及び連結板32に嵌め込むことによって、仕切り部12dどうしを連結するのであり、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bは、下側3箇所上側3箇所の合計6箇所で左右中央側の苗のせ部12cに連結される。図12及び図13に示すように、固定部材31が備えられている支持板19,20に凸部20aが形成されており、固定部材31を支持板19,20に嵌め込んだ際に支持板19,20の間隔が維持されるように、固定部材31の嵌め込みが確実なものとなるようにしている。
【0025】図3及び図17に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b側のレール18の下面に、断面コ字状の案内部材33がビスで連結されており、この案内部材33によりレール18(右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b)がガイドレール11にスライド自在に支持される。左右中央側の苗のせ部12cのレール18の下面にも、同様な案内部材33がビスで連結されている。
【0026】(3)次に、左右中央側の苗のせ部12cから右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分離させる場合について説明する。図2及び図4に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから一つ左右中央側の苗のせ部12cにおいて、上の支持棒22に一対の上向きの支持フック24(支持部に相当)が固定されている。右及び左側の各々の一対の支持ケース8に亘りアーチ状の支持フレーム25(支持部に相当)が架設連結されている。
【0027】前項(2)で説明したように連結されている右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bにおいて、フレーム13及びレール15,18のバックル27を外して、支持板19,20及び仕切り部12dの固定部材31を外し、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b側のレール18と案内部材33(図3及び図17参照)とを連結するビスを外して、案内部材33をガイドレール11に残す。これにより、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bが、左右中央側の苗のせ部12cから分離される。
【0028】次に図5及び図6に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから一つ左右中央側の苗のせ部12cの支持フック24に、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bのレール15を掛け、支持フレーム25に分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bのレール18を掛ける。これにより、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bが、左右中央側の苗のせ部12cの上方に所定の上下間隔を置いて、左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向きに支持されるのであり、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b及び左右中央側の苗のせ部12cの両外側端が、図6及び図7に示すようにサイドフロート10の両外側端よりも左右中央側に位置することになる。
【0029】図6,19,20に示すように支持フレーム25にノブ付きボルト34が備えられ、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bのレール18の位置決め部材30に切欠き部30aが形成されており、支持フレーム25に分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bのレール18を掛ける場合、位置決め部材30の切欠き部30aにノブ付きボルト34を入れて、このノブ付きボルト34を締め付けてレール18(右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b)を支持フレーム25に固定する。
【0030】図6,7,8,9に示すように、ガイドレール11の右端部11b及び左端部11cは、バックル27により延ばした状態で固定、及びヒンジ構造により上方に折り畳んで固定できるように構成されている。図23に示すように、ガイドレール11の右端部11b及び左端部11cを保護する保護フレーム35が備えられ、固定の基部35aに対して保護フレーム35が紙面左右方向にスライド自在に支持されている。図4及び図6に示すように先端にマーカー36aを備えた支持アーム36が、基部35aに上下揺動自在に支持されている。
【0031】以上の構造により、図6及び図7に示すように右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分離した際に、ガイドレール11の右端部11b及び左端部11cを上方に折り畳んで固定し、左右の保護フレーム35を左右中央側にスライドさせ、支持アーム36を上方に持ち上げ操作して、先端のマーカー36aを左右中央側に向ける。これによって、サイドフロート10の両外側端よりも左右中央側に支持アーム36及びマーカー36aが位置し、サイドフロート10の両外側端と略同じ位置に、ガイドレール11の右端部11b及び左端部11c、左右の保護フレーム35が位置することになる。そして、ガイドレール11の右端部11b及び左端部11cを上方に折り畳んで固定することにより、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから分離されてガイドレール11に残される案内部材33が、ガイドレール11に沿って移動して外側に落ちるようなことがない。
【0032】(4)この乗用型田植機では、苗のせ台12に載置される苗が所定量以下に減少したことを検出する構成を備えており、次にこの構成について説明する。図2,8,9に示すように各苗のせ部12a,12b,12cにおいて、左側の仕切り部12dに接触体37が、図2の紙面右方(図8及び図9の紙面左方)に突出するように付勢されて配置されており、各苗のせ部12a,12b,12cに載置される苗の左横側部が、接触体37に接触してこれを仕切り部12d内に押し込んでいる。そして、苗が消費されて接触体37の位置よりも少なくなると、接触体37が突出しこれがリミットスイッチ38で検出されて、ブザー(図示せず)が鳴り、警告ランプ(図示せず)が点灯する。
【0033】図8及び図9に示すように左右中央側の苗のせ部12cにおいては、苗のせ部12cの左側(図8及び図9の紙面右側)の仕切り部12dの裏面に位置するように、支持板39がフレーム14の端部に固定されている。支持板39は外形が長方形状で長方形状の開孔が設けられており、軸芯P1周りに揺動自在に接触体37が支持板39に支持され、リミットスイッチ38が支持板39に固定されている。苗のせ部12cの仕切り部12dの開孔から接触体37が図2に示すように突出して、リミットスイッチ38の作用で接触体37が突出側に付勢されており、リミットスイッチ38と機体側のブザー及び警告ランプとがハーネス40を介して接続されている。
【0034】図8及び図10(イ)に示すように右端部の苗のせ部12aにおいては、右端部の苗のせ部12aの左側(図8の紙面右側)の仕切り部12dに、支持板39(接触体37及びリミットスイッチ38)が配置されているが、支持板39は右端部の苗のせ部12aから一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ部12cのフレーム14に固定されており、右端部の苗のせ部12aの左側(図8の紙面右側)の仕切り部12dの開孔から接触体37が、図2に示すように突出している。これにより、右端部の苗のせ部12aから一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ部12cは、左側の仕切り部12dに自身用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ38)を備え、右側の仕切り部12dに右端部の苗のせ部12a用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ38)を備えることになる。
【0035】従って、図10(ロ)に示すように右端部の苗のせ部12aを分離した場合、右端部の苗のせ部12a用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ38)は、一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ部12cに残ることになり、右端部の苗のせ部12aの分離によって、ハーネス40が振り回されることがない。図10(ロ)に示すように右端部の苗のせ部12aを分離した場合、一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ部12cの右側(図8の紙面左側)の仕切り部12dから接触体37が露出することになるが、接触体37の下側の支持板39が接触体37の先端にまで延びているので(図10(ロ)の紙面左方)、支持板39により接触体37が保護される。
【0036】(5)次に、左端部の苗のせ部12bにおける支持板39、接触体37及びリミットスイッチ38等の構成について説明する。図9及び図11(イ)に示すように左端部の苗のせ部12bにおいては、左端部の苗のせ部12bの左側(図9の紙面右側)の仕切り部12dに位置するように、支持板39(接触体37及びリミットスイッチ38)がフレーム14に固定されており、左端部の苗のせ部12bの左側(図9の紙面右側)の仕切り部12dの開孔から接触体37が図2に示すように突出している。
【0037】従って、図11(ロ)に示すように左端部の苗のせ部12bを分離した場合、左端部の苗のせ部12b用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ38)も一緒に移動することになる。この場合、図5及び図6に示すように左端部の苗のせ部12bを分離して支持フック24及び支持フレーム25に掛ける際、左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向きに左端部の苗のせ部12bを掛けているので、左端部の苗のせ部12bの左側(図9の紙面右側)の仕切り部12dのリミットスイッチ38は、一つ左右中央側の苗のせ部12cの左側(図9の紙面右側)の仕切り部12dに接近していくことになる。
【0038】これにより、図9及び図11(イ)に示すように左端部の苗のせ部12bのリミットスイッチ38に接続されるハーネス41は、左端部の苗のせ部12bを連結した状態において必要な長さに設定しておくだけでよいのであり、図11(ロ)に示すように左端部の苗のせ部12bを分離して支持フック24及び支持フレーム25に掛ける際に、ハーネス41が引き延ばされるようなことはなく、ハーネス41をリミットスイッチ38から取り外す必要がない。
【0039】図11(ロ)に示すように左端部の苗のせ部12bを分離した場合、一つ左右中央側(紙面左側)の苗のせ部12cの左側(紙面右側)の仕切り部12dから接触体37及びリミットスイッチ38が露出することになるが、接触体37の下側の支持板39がリミットスイッチ38の先端にまで延びているので(紙面右方)、支持板39により接触体37及びリミットスイッチ38が保護される。
【0040】(6)次に、苗のせ台12の各苗のせ部12a,12b,12cに備えられる縦送りベルト16の駆動構造について説明する。図12,8,9に示すように、8つの植付条分の苗のせ部12a,12b,12cにおいて、左右中央側の6つの植付条分の苗のせ部12cに亘り、一本の第2駆動軸17c及び従動軸42cが架設され、右端部及び左端部の1つの植付条分の苗のせ部12a,12bに、一本の第1駆動軸17a,17b及び従動軸42a,42bが、左右中央側の苗のせ部12cの第2駆動軸17c及び従動軸42cと同芯状に配置されている。左右中央側の苗のせ部12cと右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bとの間の仕切り部12dにおいて、従動軸42a,42b,42cは連結されておらず、第1及び第2駆動軸17a,17b,17cは後述するように分離及び連結自在に構成されている。
【0041】図8及び図9に示すように、幅広の第1駆動輪43(第1回転部材に相当)及び第2駆動輪54(第1回転部材に相当)が第1及び第2駆動軸17a,17b,17cに相対回転自在に外嵌され、幅広の従動輪44が従動軸42a,42b,42cに相対回転自在に外嵌されている。各苗のせ部12a,12b,12cにおいて、一対の縦送りベルト16が第1及び第2駆動輪43,54、従動輪44に亘って巻回されており、各従動軸42a,42b,42に縦送りベルト16の張力を維持する引っ張りバネ45が掛けられている。
【0042】図12に示すように、第1及び第2駆動輪43,54は2つの植付条分の苗のせ部12a,12b,12cどうしで連結されており、縦送りクラッチ46が第1及び第2駆動軸17a,17b,17cに4組配置されている。縦送りクラッチ46は第1及び第2駆動軸17a,17b,17cに対して、第1及び第2駆動輪43,54を連結及び分離操作するものであり、縦送りクラッチ46を連結操作すると、縦送りクラッチ46の隣の2つの植付条分の苗のせ部12b,12cの第1及び第2駆動輪43,54が、第1及び第2駆動軸17b,17cに連結操作される。
【0043】次に、縦送りクラッチ46の構成について右端部の苗のせ部12aの縦送りクラッチ46により説明する。図8及び図12に示すように、第1駆動輪43の端部に咬合部43a(第1駆動軸17aに対して相対回転自在)が固定され、一体回転及びスライド自在に咬合部47が第1駆動軸17aに外嵌されている。咬合部47を第1駆動輪43の咬合部43a側に付勢するバネ48、及び軸芯P2周りに揺動自在で咬合部47に係合する操作アーム49が備えられており、各条クラッチ(図示せず)(縦送りクラッチ46が連結及び連結解除操作する苗のせ部12a,12b,12cに対応する回転ケース7の駆動及び停止操作を行うもの)の各クラッチレバー55(図3参照)と、各縦送りクラッチ46の操作アーム49とがワイヤ50を介して接続されている。
【0044】これにより、通常の植付状態では各縦送りクラッチ46の咬合部47が、バネ48の付勢力で咬合部43aに咬合しており、苗のせ台12が横送りのストロークエンドに達すると第1及び第2駆動軸17a,17b,17cが所定角度だけ回転駆動されて、第1及び第2駆動輪43,54、縦送りベルト16により苗のせ部12a,12b,12cに載置される苗が、ガイドレール11の苗取り出し口11a側に送られる。次に、例えば右端部の2つの植付条分に対応する各条クラッチのクラッチレバー55を停止側に操作すると、各条クラッチが停止操作されて右端部の2つの植付条分の回転ケース7が停止すると同時に、ワイヤ50が引き操作されて操作アーム49により咬合部47が咬合部43aから離され連結解除操作されて、右端部の2つの植付条分の第1及び第2駆動輪43,54、縦送りベルト16が停止する。
【0045】(7)次に、左右中央側の苗のせ部12cと右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bとの間の仕切り部12dにおいて、第1及び第2駆動軸17a,17b,17cの分離及び連結の構造について説明する。図8,9,12に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの両外側部に縦送りクラッチ46が配置されており、3つのブラケット52により第1駆動輪43の咬合部43a及び後述するボス部51a,51b(咬合部に相当)を介して又は直接に、第1駆動軸17a,17bが右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bに回転自在に支持されている。
【0046】図12に示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから一つ左右中央側の苗のせ部12cの第2駆動輪54の端部にボス部51c(咬合部に相当)が固定され、ブラケット52によりこの苗のせ部12cの第2駆動軸17cが回転自在に支持されている。図12,21,22に示すように、縦送りクラッチ46とは反対側の第1駆動軸17b及び第1駆動輪43の端部に、咬合部56及びボス部51bが第1駆動軸17b及び第1駆動輪43と一体回転及びスライド自在に取り付けられ、バネ53,57で咬合部56及びボス部51bが、第2駆動軸17c及びボス部51c側に突出するように付勢されており、ボス部51b,51cの互いに接当する端面が凹凸状に形成されている。
【0047】この場合、咬合部56及び第2両駆動軸17cの端面の位置をボス部51b,51cの端面の位置からずらしており、図13,21,22に示すように左端部の苗のせ部12bを左右中央側の苗のせ部12cから分離すると、左端部の苗のせ部12bにおいてボス部51bの端面から内方に第1駆動軸17bの咬合部56の端面が位置し、左右中央側の苗のせ部12cにおいてボス部51cの端面から第2駆動軸17cの端面が突出するように構成している。右端部の苗のせ部12aと左右中央側の苗のせ部12cとでは、第1駆動軸17aの咬合部56及び第2駆動軸17cの端面、ボス部51b,51cの端面の関係が逆になる。
【0048】以上の構造により、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ部12cに連結した状態において、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bのボス部51a,51b、第1駆動軸17a,17bと、一つ左右中央側の苗のせ部12cのボス部51c及び第2駆動軸17cとが咬合して、第1及び第2駆動輪43,54、第1及び第2駆動軸17a,17b,17cが連結状態となっている。これにより、各苗のせ部12a,12b,12cの第1及び第2駆動軸17a,17b,17c、第1及び第2駆動輪43,54が一体で回転駆動される。
【0049】次に、図13に示すように右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分離すれば、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bのボス部51a,51b、第1駆動軸17a,17bと、一つ左右中央側の苗のせ部12cのボス部51c及び第2駆動軸17cとが分離する。この場合、左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向きに右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを掛けているので、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの両外側部の縦送りクラッチ46は、一つ左右中央側の苗のせ部12cの仕切り部12dに接近していくことになる。従って、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの縦送りクラッチ46に接続されるワイヤ50は、図10(ロ)及び図11(ロ)に示すように右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを連結した状態において必要な長さに設定しておくだけでよいのであり、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分離して支持フック24及び支持フレーム25に掛ける際に、ワイヤ50が引き延ばされるようなことはなく、ワイヤ50を縦送りクラッチ46から取り外す必要がない。
【0050】逆に、例えば分離した左端部の苗のせ部12bを左右中央側の苗のせ部12cに連結する場合は、図12,21,22に示すように左右中央側の苗のせ部12cにおいてボス部51cの端面から突出する第2駆動軸17cの端面を、左端部の苗のせ部12bのボス部51bに挿入しながら、左端部の苗のせ部12bのボス部51b、第1駆動軸17bの咬合部56と、左右中央側の苗のせ部12cのボス部51c及び第2駆動軸17cとを咬合させて、両ボス部51b,51c、第1及び第2駆動軸17b,17cを互いに連結する。右端部の苗のせ部12aと左右中央側の苗のせ部12cとでは、第1駆動軸17aの咬合部56及び第2駆動軸17cの端面、ボス部51a,51cの端面の関係が逆になっているので、前述とは逆の状態で両ボス部51a,51c、第1及び第2駆動軸17a,17cが連結される。
【0051】この場合、ボス部51a,51bとボス部51cとの端面の位相、第1駆動軸17a,17bの咬合部56と第2駆動軸17cとの端面の位相が合致していなければ、図13において左端部の苗のせ部12bの咬合部56及びボス部51bが、バネ53,57に抗して紙面左方に移動する(右端部の苗のせ部12aの咬合部56及びボス部51aは図8の紙面左方に移動する)。これにより、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ部12cに連結した後、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの第1駆動軸17a,17b、第1駆動輪43を手で少し回転させてやると、端面の位相が合致してバネ53,57の付勢力により、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの咬合部56及びボス部51a,51bが移動して、左右中央側の苗のせ部12cの第2駆動軸17c及びボス部51cに咬合する。
【0052】〔別実施例〕前述の実施例では8条植えの乗用型田植機において、右端部及び左端部の1つの植付条分の苗のせ部12a,12bを分離及び連結可能に構成しているが、10条植えの乗用型田植機において、右端部及び左端部の2つの植付条分の苗のせ部12a,12bを分離及び連結可能に構成し、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ部12cの上側に支持できるように構成してもよい。
【0053】図6において分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを、左右中央側の苗のせ部12cの上方に支持させた場合、左右中央側の苗のせ部12cの両外側部の仕切り部12dよりも少し横外側に、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの両外側部の仕切り部12dが出るように設定してもよい。図5及び図6に示す支持フレーム25を廃止し、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの下側のレール18を、左右中央側の苗のせ部12cの下側の支持板20に支持させるように構成してもよい。
【0054】図13に示す構成では、第1駆動軸17bにスライドする咬合部56を備えているが、第2駆動軸17cの端部にスライド自在でバネで咬合側に付勢された咬合部56を備えてもよい。又、図13に示すボス部51b及びバネ53の構造、第1駆動軸17bの咬合部56及びバネ57の構造の両方を、左右中央側の苗のせ部12cの第2駆動軸17c及び第2駆動輪54に備えてもよい。
【0055】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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