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穀物処理設備 - 株式会社クボタ
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発明の名称 穀物処理設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−228584
公開日 平成8年(1996)9月10日
出願番号 特願平7−36396
出願日 平成7年(1995)2月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 岩下 正弘 / 団栗 彰男 / 黒木 保文 / 大井 澄男
要約 目的
穀物処理設備において、省エネルギーを図る。

構成
納入者が投入する穀物を受け入れる受入部H1,H2と、その受入部H1,H2にて受け入れた穀物を搬送する搬送部Nと、その搬送部Nにて搬送された穀物の処理を行う穀物処理部Kが設けられた穀物処理設備において、受入部H1,H2内の穀物の有無を検出する検出手段X1,X2が設けられ、その検出手段X1,X2が穀物の無い状態を検出する状態が設定時間にわたって継続したときは、搬送手段Nを停止する制御手段Cが設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】 納入者が投入する穀物を受け入れる受入部(H1),(H2)と、その受入部(H1),(H2)にて受け入れた穀物を搬送する搬送部(N)と、その搬送部(N)にて搬送された穀物の処理を行う穀物処理部(K)が設けられた穀物処理設備であって、前記受入部(H1),(H2)内の穀物の有無を検出する検出手段(X1),(X2)が設けられ、その検出手段(X1),(X2)が穀物の無い状態を検出する状態が設定時間にわたって継続したときは、前記搬送手段(N)を停止する制御手段(C)が設けられている穀物処理設備。
【請求項2】 前記設定時間を、前記搬送部(N)が穀物を前記受入部(H1),(H2)から前記穀物処理部(K)へ搬送するのに要する時間以上に設定してある請求項1記載の穀物処理設備。
【請求項3】 前記穀物処理部(K)が複数設けられ、前記受入部(H1),(H2)で受け入れた穀物を複数の前記穀物処理部(K)を順次経由して搬送するように、前記搬送手段(N)が複数設けられ、前記制御手段(C)は、前記検出手段(X1),(X2)が穀物の無い状態を検出する状態が前記設定時間にわたって継続したときは、複数の前記搬送手段(N)を、搬送方向の上手側から下手側に向けて順次停止するように構成されている請求項1又は2記載の穀物処理設備。
【請求項4】 前記制御手段(C)は、前記検出手段(X1),(X2)が穀物の有る状態を検出したときは、前記複数の搬送手段(N)を、前記搬送方向の下手側から上手側に向けて順次起動するように構成されている請求項3記載の穀物処理設備。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、納入者が投入する穀物を受け入れる受入部と、その受入部にて受け入れた穀物を搬送する搬送部と、その搬送部にて搬送された穀物の処理を行う穀物処理部が設けられた穀物処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる穀物処理設備は、複数の納入者が、順次、穀物を受入部に投入するように構成してあり、受入部に投入された穀物を、搬送部により穀物処理部に搬送し、穀物処理部にて処理を行うものである。従来は、穀物処理設備を稼働しているあいだは、搬送部は常に運転するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる穀物処理設備においては、各納入者が順次受入部に穀物を投入する間隔は、不規則であり、短い間隔で継続して順次投入される場合もあれば、前の納入者が投入してから次の納入者が投入するまで、長い間隔が開く場合もある。しかしながら、従来の設備では、搬送部は常に運転されているので、前の納入者が投入してから次の納入者が投入するまでに長い間隔が開くと、その間は、不必要に搬送部が運転されていることになり、省エネルギーを図る面で改善の余地があった。本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、穀物処理設備において、省エネルギーを図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による穀物処理設備の第1の特徴構成は、前記受入部内の穀物の有無を検出する検出手段が設けられ、その検出手段が穀物の無い状態を検出する状態が設定時間にわたって継続したときは、前記搬送手段を停止する制御手段が設けられている点にある。
【0005】第2の特徴構成は、前記設定時間を、前記搬送部が穀物を前記受入部から前記穀物処理部へ搬送するのに要する時間以上に設定してある点にある。
【0006】第3の特徴構成は、前記穀物処理部が複数設けられ、前記受入部で受け入れた穀物を複数の前記穀物処理部を順次経由して搬送するように、前記搬送手段が複数設けられ、前記制御手段は、前記検出手段が穀物の無い状態を検出する状態が前記設定時間にわたって継続したときは、複数の前記搬送手段を、搬送方向の上手側から下手側に向けて順次停止するように構成されている点にある。
【0007】第4の特徴構成は、前記制御手段は、前記検出手段が穀物の有る状態を検出したときは、前記複数の搬送手段を、前記搬送方向の下手側から上手側に向けて順次起動するように構成されている点にある。
【0008】
【作用】第1の特徴構成による作用は、以下の通りである。検出手段が穀物の有る状態を検出することに基づいて、穀物が受入部に投入されたことを検出する。従って、検出手段が穀物の無い状態を検出しているあいだは、穀物が受入部に投入されない状態が継続していることになる。そして、制御手段は、検出手段が穀物の無い状態を検出する状態、即ち、穀物が受入部に投入されない状態が設定時間にわたって継続すると、搬送手段を停止する。
【0009】第2の特徴構成によれば、搬送手段が停止される時点では、搬送手段には穀物は残っていないので、搬送手段が停止される前後に受入部に投入された穀物を混合させずに穀物処理部に搬送することができる。従って、搬送手段が停止される前後に、種類の異なる穀物や品質の異なる穀物が投入されても、それらの穀物が混合されるといった不具合を回避することができる。
【0010】第3の特徴構成によれば、制御手段は、検出手段が穀物の無い状態を検出する状態、即ち、穀物が受入部に投入されない状態が設定時間にわたって継続すると、複数の搬送手段を、搬送方向の上手側から下手側に向けて順次停止する。複数の搬送手段を停止する場合、搬送方向の上手側から下手側に向けて順次停止するので、複数の搬送手段にわたる搬送経路の途中に穀物が残っていたとしても、停止中の搬送手段に対して穀物が供給されることがない。つまり、停止中の搬送手段に対して穀物が供給されると、次に起動する際に穀物が詰まる等の不具合を起こす虞があるが、本第3の特徴構成であれば、停止中の搬送手段に対して穀物が供給されることがないので、このような穀物が詰まる等の不具合を防止することができる。
【0011】第4の特徴構成によれば、制御手段は、検出手段が穀物の有る状態を検出すると、即ち、穀物が受入部に投入されると、複数の搬送手段を、搬送方向の下手側から上手側に向けて順次起動する。複数の搬送手段を起動する場合、搬送方向の下手側から上手側に向けて順次起動するので、複数の搬送手段にわたる搬送経路の途中に穀物が残っていたとしても、停止中の搬送手段に対して穀物が供給されることがなく、上述のような穀物が詰まる等の不具合を防止することができる。
【0012】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、穀物が受入部に設定時間にわたって投入されないときは、自動的に搬送手段が停止されるので、省エネルギーを図ることができるようになった。
【0013】第2の特徴構成によれば、前後に供給された穀物が混合されるのを回避しながら、省エネルギーを図ることができるようになった。
【0014】第3の特徴構成によれば、受入部で受け入れた穀物を複数の穀物処理部を順次経由して搬送するように、複数の搬送手段が設けられた穀物処理設備において、搬送手段に穀物が詰まるといった不具合を防止しながら、省エネルギーを図ることができるようになった。
【0015】第4の特徴構成によれば、搬送手段が停止中のときに穀物が受入部に投入されると、搬送手段に穀物が詰まるといった不具合を防止しながら搬送手段が自動的に起動されるので、上記第3の特徴構成により得られる効果に加えて、穀物が受入部に投入される際の搬送手段の起動忘れを防止することができるようになった。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。図1示すように、穀物処理設備には、納入者が投入する穀物を受け入れる受入部としての2個のホッパH1,H2、そのホッパH1,H2にて受け入れた穀物を一旦貯留する2個の調整タンクT1,T2、その調整タンクT1,T2から供給される穀物から藁屑や穂切れ等の異物を除去する粗選機1、その粗選機1で異物除去処理を終えた穀物の計量を行う計量機2、その計量機2内の穀物の水分含有率を計測する水分計測装置3、計量機2で計量を終えた穀物を複数の水分含有率段階に分けて貯留できるように設けた7基の貯留ビンB1,B2,B3,B4,B5,B6,B7、それら貯留ビンB1〜B7に乾燥用空気を通風する送風機4及び排風機5、貯留ビンB1〜B7に通風する乾燥用空気を加熱する加熱機6、及び、穀物処理設備の各種制御を司る制御装置Cを備えてある。
【0017】以下、穀物処理設備を構成する各部分について説明を加える。ホッパH1にはその底部の排出口を開閉するホッパ用シャッタSh1を設けてあり、同様にホッパH2にはその底部の排出口を開閉するホッパ用シャッタSh2を設けてある。それらホッパ用シャッタSh1,Sh2の選択的開作動により、2個のホッパH1,H2のうちのいずれか一方から排出される穀物を受けて横搬送する荷受け用ベルトコンベアBC1、その荷受け用ベルトコンベアBC1にて横搬送されて排出される穀物を受けて揚上搬送する荷受け用バケットエレベータBE1、その荷受け用バケットエレベータBE1にて揚上搬送されて排出される穀物を2個の調整タンクT1,T2のいずれかに選択供給するための切り換え弁V1を設けてある。
【0018】調整タンクT1にはその排出口を開閉する調整タンク用シャッタSt1を設けてあり、同様に、調整タンクT2にはその排出口を開閉する調整タンク用シャッタSt2を設けてある。それら調整タンク用シャッタSt1,St2の選択的開作動により、2個の調整タンクT1,T2のいずれか一方から排出される穀物を粗選機1に供給して異物の除去を行い、粗選機1にて異物除去されて排出され穀物を計量機2に供給して、重量の計量を行う。
【0019】計量機2には、その排出口を開閉する計量機用シャッタSmを設けてある。水分計測装置3にて水分含有率が計測されるとともに、計量機2にて重量が計量された後、計量機用シャッタSmの開作動により計量機2から排出される穀物を受けて揚上搬送するタンク供給用バケットエレベータBE2、そのタンク供給用バケットエレベータBE2にて揚上搬送されて排出される穀物を受けて横搬送する中継用ベルトコンベアBC2、その中継用ベルトコンベアBC2にて横搬送されて排出される穀物を受けて、貯留ビンB1〜B7に供給する移動ベルトコンベアBC3を設けてある。その移動ベルトコンベアBC3は、穀物を供給すべき貯留ビンB1〜B7を変更自在に設けてある。
【0020】貯留ビンB1〜B7夫々には、その上部に穀物の供給口を設け、底部に排出口を設けるとともに、その排出口を開閉する貯留ビン用シャッタSb1〜Sb7夫々を各別に設けてある。そして、7基の貯留ビンB1〜B7を地面上に直線状に一列に並べて設けてある。貯留ビンB1〜B7の下方には、各貯留ビンの排出口から排出される穀物を受けて横搬送する取り出し用ベルトコンベアBC4を設けてあり、又、その取り出し用ベルトコンベアBC4にて横搬送されて排出される穀物を荷受け用バケットエレベータBE2の受入口に供給する状態と系外の装置(例えば、図示しない穀物乾燥機)に供給する状態とに切り換える切り換え弁V2を設けてある。尚、貯留ビンB1〜B7のいずれかに貯留されている穀物を循環させたり、他の貯留ビンB1〜B7に移したりする場合は、切り換え弁V2を荷受け用バケットエレベータBE2側に切り換える。
【0021】次に、計量機2について説明を加える。計量機2は、上方から順に、穀物を計量前に一旦貯留する貯留槽2aと、その貯留槽2aからの穀物をロードセル2cを用いて計量する計量槽2bとを配置して構成してある。水分計測装置3は、貯留槽2aに貯留されている穀物の水分含有率を計測するように構成してある。計量機2による穀物重量の計量は、具体的には、ロードセル2cを用いて設定重量ずつ計量するようになっている。つまり、ロードセル2cの計量値が前記設定値に達するまで、貯留槽2aから計量槽2bに穀物を流下させ、設定値に達すると計量機用シャッタSmを開作動して穀物を排出した後、閉作動することを繰り返すとともに、ロードセル2cの計量値が前記設定値未満の状態が第1設定時間t1継続すると、計量対象の穀物が終了したと判断して、計量機用シャッタSmを開作動してその端量と排出した後、閉作動する。そして、前記設定値に達した回数と前記端量の計量値に基づいて、穀物の重量を計量するように構成してある。
【0022】次に、移動ベルトコンベアBC3について説明を加える。移動ベルトコンベアBC3には、その上部に長手方向のほぼ全長にわたる受入口を設け、又、長手方向の両端部夫々に排出口を設けてある。又、穀物の搬送方向を各排出口に向かう方向に切り換えできるように構成してある。そして、移動ベルトコンベアBC3を、中継用ベルトコンベアBC2の排出口と貯留ビンB1〜B7の供給口との間に位置させた状態で、貯留ビンB1〜B7夫々の供給口の並設方向と並行に往復直線移動自在に設けてある。更に、貯留ビンB1〜B7夫々に対して、移動ベルトコンベアBC3の移動に伴って移動ベルトコンベアBC3が接触してオン信号を発するリミットスイッチL1〜L7夫々を各別に設けてある。各リミットスイッチは、対応する貯留ビンの供給口の上部に移動ベルトコンベアBC3の排出口が対向位置したときに、移動ベルトコンベアBC3が接触してオン信号を発する位置に設けてある。つまり、移動ベルトコンベアBC3を、その排出口が穀物を供給すべき貯留ビンの供給口の上部に対向位置する位置に移動させ、且つ、その排出口に向かう方向に搬送方向を切り換えて、中継用ベルトコンベアBC2の排出口から排出される穀物を上部の受入口で受けて、排出口から貯留ビンの供給口に供給するように構成してある。
【0023】尚、貯留ビンB1〜B3に対しては、中継用ベルトコンベアBC2の両側の排出口のうち、図1上の左側に位置する排出口を使用し、貯留ビンB5〜B7に対しては、図1上の右側に位置する排出口を使用する。又、貯留ビンB4に対しては、貯留ビンB4へ移動させる前の状態において、貯留ビンB4側に位置する排出口を使用する。図中の8は、移動ベルトコンベアBC3の排出口夫々の下方に位置させて設けた分散機である。
【0024】次に、各部に設けた穀物検出センサについて説明する。ホッパH1にはその内部の穀物の有無を検出する検出手段としての3個の受入穀物検出センサX1を底部に分散配置して設けてあり、同様に、ホッパH2にはその内部の穀物の有無を検出する検出手段としての3個の受入穀物検出センサX2を底部に分散配置して設けてある。調整タンクT1にはその内部の穀物の有無を検出する貯留穀物検出センサY1を設けてあり、同様に、調整タンクT2には、貯留穀物検出センサY2を設けてある。
【0025】更に、ホッパH1,H2夫々に対応させて、納入者に対して各ホッパH1,H2への穀物投入を許可する投入許可ランプ(図示せず)、及び、穀物投入を禁止する投入禁止ランプ(図示せず)を備えた表示盤D1,D2夫々を各別に設けてある。同じ表示盤に備えられた前記投入許可ランプと前記投入禁止ランプは、背反的に点灯するようになっている。又、制御装置Cに対して各種指令を与える操作盤9を設けてある。操作盤9には、自動モード及び手動モードのモード切り換えスイッチ9a、及び、表示ランプが付設した起動/停止スイッチ9bを設けてある。
【0026】次に、制御装置Cの制御構成について説明する。先ず、モード切り換えスイッチ9aが自動モードに切り換えられているときの自動モード制御について説明する。起動/停止スイッチ9bを一度押すとランプが点灯するとともに、制御装置Cは、以下のような自動起動制御を実行する。即ち、中継用ベルトコンベアBC2、タンク供給用バケットエレベータBE2、荷受け用バケットエレベータBE1、及び、荷受け用ベルトコンベアBC1を、記載順に、つまり、搬送方向の下手側から上手側に向かって順に、第2設定時間t2(例えば、3秒間)を隔てて起動する。更に、起動/停止スイッチ9bをもう一度押すと、ランプが消灯するとともに制御装置Cは、以下のような自動停止制御を実行する。即ち、荷受け用ベルトコンベアBC1、荷受け用バケットエレベータBE1、タンク供給用バケットエレベータBE2、及び、中継用ベルトコンベアBC2を、記載の順に、つまり、搬送方向の上手側から下手側に向かって順に、前記第2設定時間t2を隔てて停止する。又、上記の自動起動制御及び自動停止制御は、以下に説明する荷受け制御においても、実行される。尚、モード切り換えスイッチ9aが手動モードに切り換えられているときは、荷受け用ベルトコンベアBC1、荷受け用バケットエレベータBE1、タンク供給用バケットエレベータBE2、及び、中継用ベルトコンベアBC2の夫々に対して設けた起動/停止スイッチ(図示せず)の操作に基づいて、夫々を単独で起動あるいは停止することができる。
【0027】次に、穀物を荷受けロット毎に区分けして受け入れる荷受け制御について、説明する。2個のホッパH1,H2、及び、2個の調整タンクT1,T2の使用形態をそれらを順繰りに使用するように予め設定してある。例えば、最初に、ホッパH1と調整タンクT1を使用し、次に、ホッパH2と調整タンクT2を使用するように、組み合わせと使用順序を設定してある。そして、制御装置Cは、上記のように予め設定されたホッパと調整タンクの組み合わせ及び使用順序、並びに、受入穀物検出センサX1,X2の検出情報に基づいて、次に穀物を投入すべきホッパを選定するとともに、そのホッパに対応する表示盤の投入許可ランプを点灯して、投入許可状態にする。尚、説明を分かりやすくするために、現在使用しているホッパと調整タンクの組み合わせが、ホッパH2と調整タンクT2の組み合わせであり、次に使用するホッパと調整タンクの組み合わせが、ホッパH1と調整タンクT1の組み合わせである場合を例にして説明する。
【0028】表示盤D1の投入禁止ランプを消灯して投入許可ランプを点灯して、ホッパH1を投入許可状態にする。尚、この時点では、表示盤D2の投入禁止ランプは既に点灯されていて、ホッパH2は投入禁止状態である。既に、起動/停止スイッチ9bにより前記自動起動制御が実行されているときの、以降の制御作動は、以下の通りである。ホッパH1に穀物が投入されて、3個の受入穀物検出センサX1のいずれかが穀物の有る状態を検出すると、ホッパ用シャッタSh1を開作動するとともに、切り換え弁V1を調整タンクT1側に切り換える。並びに、表示盤D1の投入許可ランプを消灯し投入禁止ランプを点灯して、ホッパH1を投入禁止状態にする。続いて、3個の受入穀物検出センサX1の全てが穀物の無い状態を検出してから第3設定時間t3が経過すると、ホッパH1への穀物の投入が終了したと判断して、ホッパ用シャッタSh1を閉作動する。並びに、表示盤D2の投入禁止ランプを消灯して投入許可ランプを点灯し、ホッパH2を投入許可状態にする。尚、前記第3設定時間t3は、ホッパへの穀物投入が終了してから、穀物が荷受け用ベルトコンベアBC1及び荷受け用バケットエレベータBE1の搬送経路中に残らずに全て調整タンクに供給されるのに要する時間を考慮して設定してある。
【0029】又、表示盤D1の投入許可ランプを点灯して、ホッパH1を投入許可状態にした時点から、3個の受入穀物検出センサX1のいずれもが穀物の無い状態を検出する状態が第4設定時間t4(例えば、15分間)にわたって継続したときは、前記自動停止制御を実行して、待機する。待機中に、3個の受入穀物検出センサX1のいずれかが穀物の有る状態を検出すると、前記自動起動制御を実行し、ホッパ用シャッタSh1を開作動するとともに、切り換え弁V1を調整タンクT1側に切り換える。並びに、表示盤D1の投入許可ランプを消灯し投入禁止ランプを点灯して、ホッパH1を投入禁止状態にする。続いて、3個の受入穀物検出センサX1の全てが穀物の無い状態を検出してから第3設定時間t3が経過すると、ホッパH1への穀物の投入が終了したと判断して、ホッパ用シャッタSh1を閉作動する。並びに、表示盤D2の投入禁止ランプを消灯して投入許可ランプを点灯し、ホッパH2を投入許可状態にする。
【0030】一方、起動/停止スイッチ9bにより前記自動起動制御が実行されていないときの、以降の制御作動は、以下の通りである。3個の受入穀物検出センサX1のいずれかが穀物の有る状態を検出するまで待機し、3個の受入穀物検出センサX1のいずれかが穀物の有る状態を検出すると、前記自動起動制御を実行し、ホッパ用シャッタSh1を開作動するとともに、切り換え弁V1を調整タンクT1側に切り換える。尚、以降の制御は、上記の、起動/停止スイッチ9bにより前記自動起動制御が実行されているときの制御と同様である。
【0031】図2に、起動/停止スイッチ9bにより前記自動起動制御が実行されているときの荷受け制御のフローチャートを示す。ステップ#1で、第3設定時間t3計時タイマー用のタイマーフラグをゼロ(タイマーがスタートされていない状態)にするとともに、第3設定時間t3計時タイマー及び第4設定時間t4計時タイマーをリセットする。ステップ#2で、予め設定されたホッパと調整タンクの組み合わせ及び使用順序に基づいて、次順位のホッパと調整タンクの組み合わせを選定するとともに、次順位のホッパに対応する表示盤の投入許可ランプを点灯して、投入許可状態にする。
【0032】ステップ#3で、第4設定時間t4計時タイマーをスタートする。ステップ#4及び#5において、現順位のホッパの3個の受入穀物検出センサのいずれもが穀物の無い状態を検出する状態が第4設定時間t4にわたって継続したときは、前記自動停止制御を実行して、待機し、待機中に、現順位のホッパの3個の受入穀物検出センサのいずれかが穀物の有る状態を検出すると、前記自動起動制御を実行して(ステップ#6〜#8)、ステップ#9に進む。一方、ステップ#4及び#5において、第4設定時間t4が経過するまでに、現順位のホッパの3個の受入穀物検出センサのいずれかが穀物の有る状態を検出すると、ステップ#9に進む。
【0033】ステップ#9で、現順位のホッパのホッパ用シャッタを開作動するとともに、切り換え弁V1を現順位の調整タンク側に切り換え、ステップ#10で現順位のホッパの表示盤の投入許可ランプを消灯し投入禁止ランプを点灯して、投入禁止状態にする。
【0034】続いて、現順位のホッパの3個の受入穀物検出センサの全てが穀物の無い状態を検出する状態が、第3設定時間t3継続すると、現順位のホッパへの穀物の投入が終了したと判断して、現順位のホッパのホッパ用シャッタを閉作動して、リターンする(ステップ#11〜#18)。
【0035】次に、受入ロット毎に穀物の水分含有率を計測するとともに重量を計量し、並びに、受け入れた穀物を複数の水分含有率段階に分けて貯留ビンB1〜B7に貯留するための、水分別貯留制御について説明する。尚、予め、水分含有率段階を、例えば、22%以上23%未満、23%以上24%未満、・・・、26%以上27%未満の如く、複数段階に設定してある。
【0036】計量機2にて前回のロットの計量が終了して、計量機2からの排出が終了すると、次の使用順となっている調整タンク(説明を分かりやすくするために、調整タンクT1とする)の貯留穀物検出センサY1が、穀物の有る状態を検出すると、調整タンク用シャッタSt1を開作動して、調整タンクT1に貯留されているロットの穀物を計量機2の貯留槽2aに供給して、水分計測装置3にて今回のロットの水分含有率を計測し、続いて、上述の如く今回のロットの重量を計量する。そして、水分計測装置3の計測情報に基づいて、今回のロットの水分含有率段階を設定し、その水分含有率段階が前回のロットと異なるときは、前回のロットを排出後(即ち、計量機用シャッタSmを閉作動した後)、設定待ち時間tw経過してから、計量機用シャッタSmを開作動して、今回のロットを排出する。一方、今回のロットの水分含有率段階が前回のロットと同一のときは、前回のロットを排出後、前記設定待ち時間twを待たずに、計量機用シャッタSmを開作動して、今回のロットを排出する。
【0037】そして、今回のロットの水分含有率段階が前回のロットと異なるときは、前回のロットを供給した貯留ビン(例えば、貯留ビンB1とする)とは別の貯留ビンで、今回のロットと同じ水分含有率段階の穀物を貯留している貯留ビン(例えば、貯留ビンB2とする)に対応するリミットスイッチL2からオン信号が発信されるまで、移動ベルトコンベアBC3を移動させる。同時に、中継用ベルトコンベアBC2の搬送方向を、貯留ビンB2の供給口に対向位置している排出口に向かう方向に切り換える。一方、今回のロットの水分含有率段階が前回のロットと同一のときは、移動ベルトコンベアBC3は前回の状態に保持させる。前記設定待ち時間twは、タンク供給用バケットエレベータBE2、中継用ベルトコンベアBC2及び移動ベルトコンベアBC3の搬送経路中に残っている前回のロットの穀物の全てが貯留ビンB1〜B7に供給されるのに要する時間と、移動ベルトコンベアBC3が穀物を供給すべき貯留ビンB1〜B7を変更するのに要する時間とを考慮して設定する。
【0038】上述の計量機用シャッタSmの開閉制御は、計量機2の計量値に基づいて行うが、この計量機2の計量値に基づく計量機用シャッタSmの開閉制御のタイムチャートを、図3及び図4に示す。図3は、今回のロットの水分含有率段階が前回のロットと異なるときの状態を示す。前回のロットの計量において、ロードセル2cの計量値が前記設定値(例えば、200Kg)未満の状態が前記第1設定時間t1継続すると、前回のロットの計量が終了したと判断して、計量機用シャッタSmを開作動して前回のロットの端量を排出した後閉作動し、引き続いて、前記設定待ち時間twを計時するタイマーをスタートさせる。そして、前記設定待ち時間twが経過すると、計量機用シャッタSmを開作動して、今回のロットの排出を開始する。
【0039】一方、図4は、今回のロットの水分含有率段階が前回のロットと同一のときの状態を示す。前回のロットの端量を排出した後、前記設定待ち時間twを計時するタイマーをスタートさせるが、前記設定待ち時間twが経過するのを待つこと無く、計量機用シャッタSmを開作動して、今回のロットの排出を開始する。尚、図中のt5は、計量器2が重量を定量するための第5設定時間、t6は、計量機用シャッタSmを閉作動させる信号を発してから、計量機用シャッタSmが完全に閉じられるまで待機するための第6設定時間、t7は計量器2をゼロ調整するための第7設定時間である。
【0040】従って、荷受け用ベルトコンベアBC1、荷受け用バケットエレベータBE1、タンク供給用バケットエレベータBE2、及び、中継用ベルトコンベアBC2は、ホッパH1,H2で受け入れた穀物を搬送する搬送部Nに相当する。又、調整タンクT1,T2、粗選機1、計量機2、及び、貯留ビンB1〜B7は、搬送部Nにて搬送された穀物の処理を行う穀物処理部Kに相当し、穀物処理部Kを複数設けてある。又、ホッパH1,H2で受け入れた穀物を、調整タンクT1,T2、粗選機1、計量機2、及び、貯留ビンB1〜B7を順次経由して搬送するように、荷受け用ベルトコンベアBC1、荷受け用バケットエレベータBE1、タンク供給用バケットエレベータBE2、及び、中継用ベルトコンベアBC2を設けてある。又、制御装置Cを利用して、受入穀物検出センサX1,X2が穀物の無い状態を検出する状態が設定時間(即ち、第3設定時間t3と第4設定時間t4とを加算した時間)にわたって継続したときは、荷受け用ベルトコンベアBC1、荷受け用バケットエレベータBE1、タンク供給用バケットエレベータBE2、及び、中継用ベルトコンベアBC2を停止する制御手段を構成してある。
【0041】〔別実施例〕次に別実施例を説明する。
■ 前記第4設定時間t4は、当該の穀物処理設備において、各納入者が順次受入部に穀物を投入する状況に応じて、適宜設定することができる。
■ 前記第4設定時間t4を変更設定するための、時間設定部を設けてもよい。
■ 上記実施例では、2個のホッパH1,H2を設ける場合について例示したが、ホッパの設置個数は不問であり、1個でも3個以上でもよい。
■ 上記実施例では、各ホッパに3個の受入穀物検出センサを設ける場合について例示したが、各ホッパに設ける受入穀物検出センサの個数は不問であり、1個でもよい。但し、各ホッパへ投入された穀物を、投入場所に係わらず確実に検出するためには、各ホッパに複数の受入穀物検出センサを分散配置して設けるのが好ましい。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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