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発明の名称 脱穀装置の選別部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−228574
公開日 平成8年(1996)9月10日
出願番号 特願平7−39532
出願日 平成7年(1995)2月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 藤光 敬介 / 中島 伸六 / 川畑 豊和 / 濱谷 功二 / 森本 勇
要約 目的
脱穀処理物量が多い場合や濡れ脱穀処理を行う場合でも処理物の選別処理が円滑かつ良好に行え、かつ選別装置の小型化を図ることのできる脱穀装置の選別部構造を提供する。

構成
扱室3の受網4からの漏下処理物を粗選別するチャフシーブ6より所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシーブ13を配設するとともに、チャフシーブ13からの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレンパン14と、該グレンパン14の後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線15を左右に複数並設される状態で配設し、該篩い線15の後端を、前記グレンシーブ13の前後方向での中間上に位置させてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 扱室(3)の受網(4)からの漏下処理物を粗選別するチャフシーブ(6)より所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシーブ(13)を配設するとともに、前記チャフシーブ(6)と前記グレンシーブ(13)との上下方向での中間に、前記チャフシーブ(6)からの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレンパン(14)と、該グレンパン(14)の後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線(15)を左右に複数並設される状態で配設し、該篩い線(15)の後端を、前記グレンシーブ(13)の前後方向での中間に位置させてある脱穀装置の選別部構造。
【請求項2】 扱室(3)の受網(4)からの漏下処理物を粗選別するチャフシーブ(6)より所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシーブ(13)を配設するとともに、前記チャフシーブ(6)と前記グレンシーブ(13)との上下方向での中間に、前記チャフシーブ(6)からの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレンパン(14)と、該グレンパン(14)の後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線(15)を左右に複数並設される状態で配設し、前記グレンシーブ(13)の前後方向上での中間に前記篩い線(15)の後端を位置させ、かつ、前記扱室(3)後端部の送塵口(7)からの排出物を比重選別しながら後方に移動させる第2グレンパン(8)の前端部下方箇所に、前記篩い線(15)の後端をほぼ位置させてある脱穀装置の選別部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室の受網からの漏下処理物を粗選別するチャフシーブより所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシーブを配設してある脱穀装置の選別部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の脱穀装置の選別部構造にあっては、例えば特開平7‐8103号公報に開示されているように、扱室の受網前部がわから漏下した処理物は揺動選別装置の前端部のグレンパンで比重選別され、その比重選別された処理物や受網後部がわから漏下した処理物は、そのグレンパンの後方に配設されるチャフシーブで漏下選別され、チャフシーブ下方のグレンシーブで精選別されるように構成されているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来構造のものにあっては、比較的乾燥した脱穀処理物でその量が少ないときには良好な選別処理を行えるものの、多量の脱穀処理がなされる場合や濡れ穀稈の脱穀処理を行う場合には、チャフシーブ上に処理物が滞留しないよう、チャフシーブ開度を大きくしてチャフシーブからの漏下量を増大させることになるから、選別性能が低下することになるとともに、チャフシーブから漏下した処理物がグレンシーブ選別面のほぼ全面に付着して漏下選別用の漏下孔を塞いでしまうという問題があった。又、このような問題を解決するために、選別装置の全体構造を大型することも考えられるが、よりコンパクトな脱穀装置が望ましいものであり、選別装置だけを大型化することは困難であった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、脱穀処理物量が多い場合や濡れ脱穀処理を行う場合でも処理物の選別処理が円滑かつ良好に行え、かつ選別装置の小型化を図ることのできる脱穀装置の選別部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかかる脱穀装置の選別部構造は、上記目的を達成するために、扱室の受網からの漏下処理物を粗選別するチャフシーブより所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシーブを配設するとともに、前記チャフシーブと前記グレンシーブとの上下方向での中間に、前記チャフシーブからの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレンパンと、該グレンパンの後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設される状態で配設し、該篩い線の後端を、前記グレンシーブの前後方向での中間に位置させてあることを特徴構成とする。本発明の請求項2にかかる脱穀装置の選別部構造は、上記目的を達成するために、扱室の受網からの漏下処理物を粗選別するチャフシーブより所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシーブを配設するとともに、前記チャフシーブと前記グレンシーブとの上下方向での中間に、前記チャフシーブからの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレンパンと、該グレンパンの後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設される状態で配設し、前記グレンシーブの前後方向での中間上に前記篩い線の後端を位置させ、かつ、前記扱室後端部の送塵口からの排出物を比重選別しながら後方に移動させる第2グレンパンの前端部下方箇所に、前記篩い線の後端をほぼ位置させてあることを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、本発明の請求項1の構成によれば、チャフシーブとグレンシーブとの上下方向での中間に、チャフシーブからの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレンパンと、該グレンパンの後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設される状態で配設してあるから、例えば濡れ脱穀処理を行っている場合にはチャフシーブへの処理物の付着を抑制するようチャフシーブの漏下開度を高めてグレンシーブがわへの漏下量を増大させた場合でも、第2グレンパンによる比重選別作用や篩い線による処理物のほぐし作用がグレンシーブに至る途中でなされることになって、穀粒と藁屑等との分離が十分なされた状態でグレンシーブ上に処理物が供給されて、このグレンシーブにより精選別処理がなされる。例え処理物がグレンシーブに付着するようなことがあっても、篩い線の後端を、グレンシーブの前後方向での中間に位置させてあるから、処理物が篩い線の間からグレンシーブに漏下する範囲よりさらに後方のグレンシーブの作用面には精選別可能な作用面が存在することになって、そこでの精選別処理できる余地があることで、精選別処理がほとんど不能になることもない。又、本発明の請求項2に構成によれば、上記請求項1の作用に加えて、扱室後端部の送塵口からの排出物を比重選別しながら後方に移動させる第2グレンパンの前端部下方箇所に、前記篩い線の後端をほぼ位置させてあるから、送塵口からの排出物の量が多くて第2グレンパンの前端から下方にこぼれ落ちる処理物はチャフシーブを介して大多数が篩い線上に供給されることになり、篩い線の後端よりさらに後方のグレンシーブの作用面に直接処理物が落ちることはなく、例えばその送塵口からの排出物が濡れ状態であっても、グレンシーブの作用面の後半がわに付着することが抑制され、グレンシーブが不当に目詰まりしないようにできる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明の請求項1の構成によれば、チャフシーブから漏下した処理物がグレンシーブに至る途中で選別処理やほぐし処理等がなされることで、グレンシーブでの精選別機能を処理物の目詰まりを抑制した状態で高めることができるので、処理物量が多い場合や濡れ脱穀処理を行うような場合でも、選別機能の低下を招くことなく、かつ、選別装置自体をコンパクトに構成できるものとなるに至った。又、本発明の請求項2の構成によれば、上記請求項1の効果に加えて、送塵口から排出された処理物量が多い場合でも、その処理物が直接グレンシーブに供給されることがないようにできるから、より一層選別機能を高めることができるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に、本発明にかかる脱穀装置の一例としてコンバインに備えられる脱穀装置を示している。この脱穀装置は、脱穀部A、選別部B、回収部Cを備えて構成されている。脱穀部Aは、フィードチェーン1で挾持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する扱胴2が前後軸芯周りで回転駆動される状態で扱室3に支持されるとともに、脱穀処理物を漏下処理する受網4を扱室3の下方に張設して構成している。選別部Bは、受網4の下方に位置するとともに処理物を後方に移送する比重選別用の第1グレンパン5と、第1グレンパン5とほぼ同じ移送面を有する粗選別経路部としての開度調節可能なチャフシーブ6と、前記扱室3の後端部の送塵口7より排出される主に藁屑から成る処理物を受け止めて比重選別する第2グレンパン8及び第1ストローラック9と、チャフシーブ6の後方に配設した第2ストローラック10と、第1グレンパン5の後端から後方下方に処理物を流下させる流下面11の下端部より後方へ延出するように設けられる第3グレンパン12と、この第3グレンパン12の後方に配設したグレンシーブ13と、前記流下面11の途中箇所で前記第3グレンパン12より前方に位置し、かつチャフシーブ6とグレンシーブ13との間に位置する状態で設置されたグレンパンとしての第4グレンパン14と、この第4グレンパン14の後端よりさらに後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線15とを、揺動駆動される揺動ケース16に架設するとともに、グレンシーブ13、チャフシーブ6、第1,第2ストローラック9,10等に選別風を供給する唐箕ファン17を第1グレンパン5の下方に配設して構成している。回収部Cは、グレンシーブ13で精選別された一番物を回収して脱穀装置の横外側方の穀粒貯留装置(図示せず)に移送するスクリュー式回収装置18と、グレンシーブ13後端やチャフシーブ6、第2ストローラック10から落下してきた処理物を第1グレンパン5或いはチャフシーブ6の前端側に還元するためのスクリュー式回収装置19とで構成している。
【0008】前記篩い線15は、左右方向、つまり揺動ケース16の幅方向に複数本をそれぞれ所定間隔おきに並設して構成している。又、図1乃至図3に示すように、前記第2グレンパン8は、その選別を行う作用面がチャフシーブ6の選別作用面に対して前側ほど上位に位置する前上がり傾斜面に設定している。そして、この第2グレンパン8の前端位置と、前記篩い線15の後端位置とは、前後方向でほぼ一致する状態に配置構成されている。又、篩い線15の後端位置は、グレンシーブ13の前後長さ範囲でのほぼ中央となる箇所に位置するように設定している。
【0009】この構成により、例えば濡れ脱穀処理がなされている場合で、チャフシーブ6の各帯板間の間隔を広くして漏下を促進する状態にして、グレンシーブ13への供給量を高めても、少なくともチャフシーブ6の前半がわから漏下していく処理物は、第4グレンパン14で比重選別処理され、かつ篩い線15でほぐし処理等がなされる状態でグレンシーブ13へ供給されることになるから、グレンシーブ13の精選別機能が良好に発揮できるとともに、グレンシーブ13の漏下用孔への処理物の付着も抑制される。そして、主としてその篩い線15箇所から処理物はグレンシーブ13上に落下供給されるから、篩い線15より後方のグレンシーブ13の作用面には処理物の付着のあまりない作用面が存在することになって、グレンシーブ13の前半がわでの選別機能が低下しても後半がわでの作用面で十分精選別を行うことができるから、全体としての選別機能は大きく低下することはない。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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