米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 株式会社クボタ

発明の名称 田植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−228540
公開日 平成8年(1996)9月10日
出願番号 特願平7−41523
出願日 平成7年(1995)3月1日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 河瀬 宗之
要約 目的
苗植付装置を分割し姿勢変更で格納する際に、苗載せ台前面側の操作レバーを外方に突出させない。

構成
苗植付装置の分割物の縦向き軸芯周りでの回動と、この軸芯位置の変位とによって分割物の横方向の外端部を走行機体3の前方側に向かわせると共に、分割物を走行機体3の左右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台13L,13Rの上端縁同士が近接する格納姿勢へ切換え自在に構成し、又、苗載せ台13の反苗載せ面の側に配置され、横向き軸芯周りで操作される操作レバー23,30の先端側が苗載せ台13の横方向の外端部に向かうよう突出方向を設定。
特許請求の範囲
【請求項1】 苗載せ台(13)に載置された苗(W)を植付機構で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗植付装置(A)を走行機体(3)の後端に連結してある田植機であって、前記苗植付装置(A)を左右方向の中間位置で分割自在に構成すると共に、苗植付装置(A)の分割物(AL),(AR)の縦向き軸芯周りでの回動、及び、この軸芯位置の変位によって該分割物(AL),(AR)の横方向の外端部を走行機体(3)の前方側に向かわせ、該分割物(AL),(AR)を走行機体(3)の左右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台(13L),(13R)の上端縁同士が近接する格納姿勢へ切換え可能に構成し、又、前記苗載せ台(13)の反苗載せ面の側に配置され、横向き軸芯周りで操作される操作レバー(23),(30)の先端側を苗載せ台(13)の前記外端部の方向に向かうよう突出方向を設定してある田植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗載せ台に載置された苗を植付機構で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗植付装置を走行機体の後端に連結してある田植機に関し、詳しくは、苗植付装置の横方向への寸法を小さくする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、苗植付装置の横方向への寸法を小さくする技術としては実開平4‐113523号公報に示されるものが存在し、この従来例では、苗載せ台の両端部の折り畳み操作で苗載せ台の横方向への寸法を小さくできるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】8条植用以上の乗用型田植機では苗植付装置の横方向への寸法が大きいため、路上走行時に障害物との接触を回避する目的、あるいは、トラックに田植機を積載して運搬する際に荷台の横幅内に収める目的から、従来例のようなものも考えれられていた。しかし、この従来例の構成では苗載せ台の両側部だけを折り畳む構成であるので、例えば、10条植以上の多条植用の苗植付装置を格納する際には横方向への寸法をあまり小さくできず改善の余地があった。
【0004】この不都合を解消する目的から苗植付装置を左右方向での中間位置で分割し、この分割物の横方向を前後方向に切換え、かつ、この分割物を左右方向への中央位置に変位させることで分割された苗載せ台同士が近接する格納姿勢への切換えを可能に構成することも考えられる。しかし、苗載せ台は前面側(反苗載置面の側)に植付深さ調節用、苗取り量調節用等の操作レバーを機体前方に向けて突出する状態に備えており、前述のように苗植付装置を2分割して格納姿勢に切換えるものでは格納操作の際に、他方の苗載せ台前面に付設された部材等に操作レバーが接触して格納操作の支障になることも考えられる。
【0005】本発明の目的は、苗植付装置の左右方向での寸法を小さくする格納姿勢への切換えを円滑に行いうる田植機を合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は冒頭に記したように、苗載せ台の苗を植付機構で圃場に植付ける苗植付装置を走行機体の後端に連結してある田植機において、苗植付装置を左右方向の中間位置で分割自在に構成すると共に、苗植付装置の分割物の縦向き軸芯周りでの回動、及び、この軸芯位置の変位によって該分割物の横方向の外端部を走行機体の前方側に向かわせ、該分割物を走行機体の左右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台の上端縁同士が近接する格納姿勢へ切換え可能に構成し、又、前記苗載せ台の反苗載せ面の側に配置され、横向き軸芯周りで操作される操作レバーの先端側を苗載せ台の前記外端部の方向に向かうよう突出方向を設定してある点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】
【作用】上記特徴によると、分割物の縦向き軸芯周りでの回動と、この軸芯位置の変位とによって該分割物の横方向の外端部を走行機体の前方側に向け、該分割物を走行機体の左右方向での中央位置側へ移動させる格納姿勢へ切換えが可能となり、又、本発明では操作レバーの反苗載せ面の側への突出量を小さくでき格納時における苗植付装置の姿勢変更の際に、操作レバーと他方の分割苗載せ台の反苗載せ面に付設された部材等との接触を回避でき、しかも、格納姿勢では操作レバーの先端側が走行機体の前方側に向かうものとなって格納姿勢の苗植付装置の後端から突出することもない。
【0008】つまり、操作レバーの突出方向の設定によって該操作レバーの長さを短縮しなくとも反苗載せ面側への突出量を小さくして、格納操作時の不都合を低減すると共に、格納後においては操作レバーの端部を苗植付装置の内部に収めうるものとなる。
【0009】
【発明の効果】従って、苗植付装置の左右方向での寸法を小さくする格納姿勢への切換えを苗載せ台に備えた操作レバーに妨げられずに円滑に行い、しかも、格納姿勢では操作レバーを誤操作することもない田植機が合理的に構成された。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝えられる静油圧式の無段変速装置5、及び、伝動ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座席7を配置し、走行機体3の後端部に対し油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を介して苗植付装置Aを連結して乗用型の田植機を構成する。
【0011】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの昇降制御と植付クラッチ(図示せず)の入り切り操作とを行う昇降レバー10を備え、又、運転座席7の左側部には前記無段変速装置5を操作する変速レバー11を備えている。尚、前記植付クラッチは、前記伝動ケース6に内蔵され、この伝動ケース6から苗植付装置Aに対して動力を伝える伝動軸12が決まった回転位相にある場合にのみ切り操作を許容して苗植付装置Aの植付アーム(後述する)が圃場との接触を回避した姿勢で停止するよう構成されている。
【0012】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、かつ、その上端側が走行機体3の前方側に向かう姿勢の苗載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる左右一対の伝動ケース14,14、この伝動ケース14からチェーンケース15を介して伝えられる動力で回転するロータリケース16、このロータリケース16に一対ずつ備えられた植付アーム17、複数の整地フロート18夫々を備えて8条植用に構成されると共に、ホッパー、繰出し機構、作溝器等を有した施肥装置19を備え、作業時には苗載せ台13に載置されたマット状苗Wの下端から苗を植付アーム17が1株ずつ切出して圃場面に植え付けると同時に、植付けた苗の近傍の圃場面下に施肥装置19で肥料を供給する。尚、ロータリケース16、植付アーム17、及び、これらを駆動する系で植付機構が構成されている。
【0013】図2及び図3に示すように、チェーンケース15の下面に対して屈伸リンク20を介して前記整地フロート18の前部を支持すると共に、該チェーンケース15の下面に横向き姿勢の軸芯周りで回動自在に備えた植付深さ調節軸21に連結したアーム22の揺動端に整地フロート18の後部を揺動自在に連結支持してあり、植付深さ調節軸21に連結した操作レバー23をレバーガイド24の所定位置に係止固定することで整地フロート18、即ち、圃場面Sと、植付アーム17、即ち、植付アーム17の植付爪の作動軌跡Tとの相対的な位置関係を変更して植付深さを調節できるよう構成してある。
【0014】また、苗載せ台13を左右方向の往復移動自在に支持する摺動レール25を、苗載せ台13の載置面に沿う上下方向に位置変更できるよう、該摺動レール25に連結された軸部材26をチェーンケース15にスライド自在に支持してあり、また、チェーンケース15の上面に横向き姿勢で軸芯周りに回動揺動自在に支持した苗取量調節軸27に形成したアーム部材28の揺動端を摺動レール25の下面の係合部材29に係合させ、該苗取量調節軸27に連結した操作レバー30をレバーガイド31の所定位置に係止固定することで、摺動レール25のレベルを設定して、苗載せ台13に載置したマット状苗Wと、植付アーム17の植付爪の作動軌跡Tとの相対的な位置関係を変更して苗取量を調節できるよう構成してある。尚、操作レバー23,30は苗載せ台13の前面側の上部位置に揺動自在に支持され、植付深さ調節用の操作レバー23と植付深さ調節軸21との間には中間軸23Bが介装され、苗取り量調節用の操作レバー30と苗取量調節軸27との間には中間軸30Bが介装されている。
【0015】図2に示すように、植付深さ調節用の操作レバー23、及び、苗取量調節用の操作レバー30夫々を苗植付装置Aの左右方向での中央位置近傍に配置し、その先端23A,30Aを苗植付装置Aの横方向外方に向かうよう屈曲成型することにより、運転座席7の位置の作業者が振り返った姿勢でも、苗植付装置Aの側部位置からでも操作レバー23,30の操作を行えるよう構成してあり、又、摺動レール25、及び、植付深さ調節軸21、苗取量調節軸27夫々は後述するように苗植付装置Aを分割して格納姿勢に切換える動作を妨げないよう、この分割部位の近傍位置で分離自在に構成してある。摺動レール25については単純な連結と分離を可能にする構造が採用されるものの、植付深さ調節軸21、苗取量調節軸27は左右のものが互いに外方に移動すると自然に分割状態になり、左右のものが互いに内方に移動すると嵌合によって連結状態に達し、左右のものが一体回動する構造が採用されている(連結部の構造は詳述せず)。
【0016】図4、図5及び図7に示すように、この田植機では苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ずつに2分割自在に構成してあり、夫々の分割物AL,ARを、その分割物AL,ARを構成するフレーム部材35に対して縦向き姿勢の第1軸芯X1周りで回動自在に支持し、更に、前記リンク機構9の後端に備えた主フレーム36に対して、このフレーム部材35を縦向き姿勢の第2軸芯X2周りで回動自在に支持してあり、又、図8に示すように、苗植付装置Aを作業姿勢に設定した状態において、鉛直方向を基準に前記第1軸芯X1、第2軸芯X2夫々の上端側を走行機体3の前方側に向かう方向に傾斜させてある。
【0017】リンク機構9は上部に配置されるトップリンク9Tと下部に配置されるロアーリンク9Lとで成り、夫々の後端を支持する縦フレーム9Aの下端部に連結するローリングボス37に対して前後向き姿勢のローリング軸芯Y周りでローリング自在に連結プレート38を支持し、この連結プレート38に対して上部プレート36Aと下部パイプ36Bとで成る前記主フレーム36を固設すると共に、この主フレーム36の左右両端部に前記第2軸芯X2と同軸芯に配置した第2軸39に回動自在に外嵌するボス部材35Aに対して丸パイプ状の前記フレーム部材35を固設して該フレーム部材35を第2軸芯X2周りで回動自在に支持し、又、夫々のフレーム部材35,35の外端部に前記第1軸芯X1と同軸芯に配置した第1軸40に対してチャンネル状のブラケット41を介して角パイプ状の支持フレーム42を該第1軸芯X1周りで回動自在に支持し、この支持フレーム42に対して前記左右の伝動ケース14、及び、前記チェーンケース15を固設してある。
【0018】左側の伝動ケース14の動力で回転駆動される螺軸43を、該伝動ケース14と、この側の支持フレーム42の端部の軸受部材44との間に亘って備えてあり、この螺軸43の螺旋溝に係入するコマ(図示せず)の移動力を左側の分割苗載せ台13Lに伝える移動部材45を備えて、苗載せ台13の横送り機構を構成してある。尚、苗載せ台13は左右の分割苗載せ台13L,13R夫々が連結部材D(図9、図10を参照)で連結されることで、この横送り機構からの動力で摺動レール25,25上を一体的に横方向に往復移動する。
【0019】前記ローリングボス37に対して、前記伝動軸12からの動力が伝えられる軸体(図示せず)を前記ローリング軸芯Yと同軸芯に遊転支承してあり、この軸体の動力をベベルケース46、ベベルケース46に備えた一対の出力軸47,47、クラッチ部材48、中間軸49夫々を介して左右の伝動ケース14,14に伝える伝動系を形成してある。又、クラッチ部材48は出力軸47と中間軸49とにスプライン嵌合するよう構成され内方への移動によって図5に示す如く、出力軸47と中間軸49とを分離するよう構成されている。
【0020】このクラッチ部材48は入り操作で出力軸47と中間軸49とが特定の回転位相にある場合にのみ嵌合するよう構成され、又、ベベルケース46は走行機体側からの動力を2つの出力軸47,47に分岐して出力するようベベルギヤ(図示せず)を有した伝動系を内装し、中間軸49はフレーム部材35の系に対して横向き姿勢を維持するよう支承されると共にユニバーサルジョイントを備えて構成されている。
【0021】図6(イ),(ロ)、図7に示すように、第2軸39を主フレーム36に対して回転不能に設け、第1軸40をフレーム部材35に回転不能に設けてある。第2軸39の上部位置に第2軸芯X2と同軸芯に主スプロケット50を固設すると共に、この第2軸39の上端位置に第2軸芯X2周りで回動自在にプレート状の回動部材51を備えている。又、第1軸40に対して回動自在に前記ブラケット41を支持すると共に、このブラケット41と一体回転し、かつ、前記主スプロケット50の歯数の1/2の歯数の従動スプロケット52を第1軸芯X1と同軸芯に配置し、主スプロケット50と従動スプロケット52とに亘ってチェーン53を巻回してある。
【0022】左右の回動部材51,51夫々を左右のフレーム部材35,35より高レベルに配置すると共に、このフレーム部材35,35の下面側位置に補強フレーム54を第2軸39に回動自在に外嵌するボス部材35Aとフレーム部材35とに亘って連結固定してあり、又、フレーム部材35,35の回動に連動して回動し、又、フレーム部材35の強度の向上を図るよう吊り下げ姿勢に保持ワイヤ55,55を回動部材51,51と補強フレーム54,54との間に備えている。又、補強フレーム54の上面のリブ54Aの上縁をフレーム部材35の下面に溶接固定してあり、又、一対の下端を前記補強フレーム54の前後側部位に連結固定してある。
【0023】又、左右の回動部材51,51を互いに逆方向に回転させるよう、夫々の間に交差姿勢で一対のワイヤ56,56を張設してある。尚、ワイヤ56の中間部にはネジ式に長さを調節する長さ調節部56Aを備えている。又、左側の第2軸芯X2と同軸芯に配置したセクタギヤ57をフレーム部材35の側に固設し、このセクタギヤ57に咬合するピニオンギヤ58を主フレーム36の側に備えると共に、このピニオンギヤ58を駆動する電動モータ59を備えている。
【0024】このような構成から、苗植付装置Aを格納する場合には、地面から離間するレベルまで苗植付装置Aを上昇させた状態で、図9に示す如く、先ず横送り機構の駆動力によって苗載せ台13を左側の端部位置に送って停止し、次に、連結部材Dの連結を解除して右側の分割苗載せ台13Rを人為的に右側の移動端まで移動させて該分割苗載せ台13Rの摺動レール28上での移動をロック手段(図示せず)で阻止する(この状態で図10の姿勢に達し、左右の分割苗載せ台13R,13L夫々の間隔は約30センチメートルに達する)。
【0025】次に、前記クラッチ部材48を人為的に分離し、所定の操作で電動モータ59を駆動することで、左右の回動部材51,51、一対のワイヤ56,56、保持ワイヤ55,55からの力によって夫々のフレーム部材35,35が連動して第2軸芯X2,X2周りで、その外端側が後方側に向かう側に回動すると共に、この回動と同時に第1軸芯X1,X1周りでブラケット41,41に支持された系が主スプロケット50、従動スプロケット52、チェーン53からの力によってフレーム部材35,35の回動速度の2倍の速度でフレーム部材35,35の回動方向と逆方向、即ち、その左右外端部が走行機体3の前方に向かう側に回動する。
【0026】尚、この格納姿勢への回動時には図11に示す如く、左右の分割苗載せ台13L,13Rの内端上部の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で分割苗載せ台13L,13Rが互いに離間する位置で回動するので、夫々の角部13E,13Eの接触を回避した回動が可能となっている。
【0027】そして、分割物AL,ARが格納姿勢に達すると電動モータ59の駆動を停止して(制御動作は詳述せず)格納が完了する。この状態では図12に示す如く、左右夫々の分割苗載せ台13L,13Rが摺動レール25,25上で走行機体3の側に近接する位置で、その上端縁同士が近接状態で平行する姿勢に達するので苗植付装置A全体の重量を走行機体3の側に寄せて田植機全体の重量バランスを向上させると共に、苗植付装置Aの横方向への寸法を縮小するものとなる。
【0028】更に、この格納姿勢では前述のように傾斜姿勢の第1軸芯X1周りでの回動によって分割苗載せ台13L,13Rが図13に示す如く、起立姿勢に向かう姿勢に切換えられて苗植付装置Aの横方向の寸法を更に縮小し、又、前述のように傾斜姿勢の第2軸芯X2周りでのフレーム部材35の回動によって図14に示す如く、分割物AL,ARの走行機体3の後方側を上方に持ち上げる結果、平面視において前後方向での寸法の縮小を可能にし、しかも、田植機全体の重心を更に前方に移動させて重量バランスを向上させると同時に、走行時に格納姿勢の苗植付装置Aの後端を地面に接触させないものになっている。
【0029】又、このように苗植付装置Aを格納姿勢に切換える際においては左側の分割物ALに苗取量調節用の操作レバー30が備えられ、右側の分割物ARに植付深さ調節用の操作レバー23が備えられるものの、夫々の先端が苗植付装置Aの外側方に向かう姿勢に成型して前方への突出量を小さくしているので、夫々の操作レバーが他方の分割苗載せ台の反苗載せ面に付設された部材等と接触することを回避して円滑な格納動作を可能にすると共に、格納姿勢では分割苗載せ台13L,13Rの分割面が後方側に露出するものの、図12に示す如く、植付深さ調節用の操作レバー23、及び、苗取量調節用の操作レバー30夫々の先端が前方に向かうので、夫々の操作レバー23,30の先端が苗植付装置Aの後端から後方に突出しないものとなっている。
【0030】そして、この格納姿勢の苗植付装置Aを作業姿勢に復元する際には電動モータ59を逆回転させることで分割物AL,ARが前述と逆方向に回動する結果、前述とは逆の動作によって格納姿勢の苗植付装置Aが作業姿勢に向かう姿勢変更が行われ、この姿勢変更で苗植付装置Aが図10に示す姿勢に達すると電動モータ59の駆動を停止し(制御動作は詳述せず)、クラッチ部材48を連結し、右側の分割苗載せ台13Rを左側の分割苗載せ台13Lの側に寄せて夫々13L,13Rを連結部材Dで連結することで作業可能な状態に達する。
【0031】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、例えば、左右の分割苗載せ台同士を連結するロック部材を操作するため等の操作レバーの先端を屈曲成型することで本発明を構成することが可能であり、又、手動で苗植付装置の格納操作を行うよう構成することが可能であり、10条植え以上の苗植付装置に適用することも可能である。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013